JPS61171733A - 線状ポリイミドの製造法 - Google Patents

線状ポリイミドの製造法

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JPS61171733A
JPS61171733A JP1224385A JP1224385A JPS61171733A JP S61171733 A JPS61171733 A JP S61171733A JP 1224385 A JP1224385 A JP 1224385A JP 1224385 A JP1224385 A JP 1224385A JP S61171733 A JPS61171733 A JP S61171733A
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JP
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polyimide
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linear polyimide
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Takuma Teshirogi
手代木 琢磨
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐熱性にすぐれ予備成形が可能な脂肪族線状ポ
リイミド及びその製法に関するものである。
〔従来の技術及び問題点〕
成型可能で且つ耐熱性、絶縁性、耐摩耗性、耐放射性に
すぐれた材料としてポリイミドが注目され、プリント基
板、積層板、構造部材などに使用され、その利用度は増
大しつつある。
例えばフランスのローン・ブーラン社によって開発され
たポリイミド樹脂であるポリアミノヒスマレイ)”(p
ABM)tti、コンコルドやエグゾセミサイルにも使
用されている機能材料である。pABMは無水マレイン
酸とジアミノジフェニルメタンを反応させて得るオリゴ
マーであって、200−260℃で成形後頁に250 
℃付近でアフターキュアーすることによシ重縮合が完成
し、ポリイミドの耐熱性成形体を得るものである。
pABMから得るポリイミドの構造は次式で与えられる
pABM は成形にあたっては、熱硬化性樹脂の成形法
に準じた射出成形、積層成形が適用されるが、フィルム
或はコーティングには不適当である。pABMからのポ
リイミドの赤外吸収スペクトル、熱的性質等はJ、Po
1y、Elci、、 polymerchemi日tr
7. rol 11.1185 (1973)に報告さ
れている0 〔問題点を解決するための手段〕 発明者は、耐熱性に優れ、フィルム或はコーティングに
応用可能なポリイミドの製法についテ研究シタ結果、p
−フェニレン−ビス(コハク酸無水物)と芳香族ジアミ
ンを溶媒中で反応させ、さらに加熱して得るポリイミド
が耐熱性に優れた樹脂であることを見出し本発明に到達
した。
本発明に使用するp−フェニレン−ビス(コハク酸無水
物)は、テレフタルアルデヒドとシアノ酢酸エチルから
合成することができる。まるO p−フェニレン−ビス(コハク酸無水物)トこれらのジ
アミンは適当な溶媒、例えばジメチルアセトアミド、ジ
メチルスルフオキシド、ジメチルホルムアミドに溶解し
、室温常圧下に攪拌することよシこれらの反応溶媒に可
溶のポリアミド酸を生成するのでポリアミド酸溶液の形
で流延し、フィルム成形又はコーティングすることがで
きる。生成フィルム又はコーティングはさらに減圧下扉
熱することKよシ分子内縮合し、ポリイミドを得る。
〔発明の効果〕
得られたポリイミドは淡黄色透明で、フィルムは可撓性
があシ、強靭である。ポリイミドは溶剤に不溶である。
耐熱性に極めて優れておシ、空気中10%重量減少を起
こす温度は約420 ’Cであfi、pABMから得ら
れるポリイミドが分子中に2級アミンを有しているのに
対し、本発明のポリ−イミドはイミドを窒素しか有しな
いことが特に空気中での耐熱性に有利であると考えられ
る。
ポリイミドの前駆体であるポリアミド酸の還元粘度を測
定すると0.5 dJ/を以上の値を得ることからポリ
イミドの重合度はかなシ高いものであり、生成フィルム
が強靭であることがこれKよシ説明できる。ポリアミド
酸が溶剤可溶性であシ、フィルムが可撓性であることか
ら湿式紡糸後加熱することによシ繊維状ポリイミドを得
ることも可能である。
〔実施例〕
以下は実施例をあげて本発明を説明する。
合成例 a、p−フェニレン−ビス(α−シアンアクリル酸エチ
ル)の合成 テレフタルアルデヒドとシアノ酢酸エチルをH,Kau
ffmannの方法(Ber、50525(1917)
 )によシ、エタノール中で反応させた。収率は98%
であった。生成物をジメチルアセトアミドカラ再結晶し
てp−フェニレン−ビス(α−シアノアクリル酸エチル
)を得た(融点211〜212℃、文献値201℃)。
反応は次式によるものであるO b、p−フェニレン−ビス(コノ\り酸)の合成上記で
合成したp−フェニレン−ビス(α−シアノアクリル酸
エチル) 64.8F (0,2%ル)をよく粉砕し、
800 dのエタノール中に分散して、マグネチツクス
ターラーで充分攪拌した。一方シアン化カリウム42f
を200dの水に溶解した溶液を作製し、上記エタノー
ル溶液に対し、2時間にわたって室温で滴下した。その
間反応液の色は青色から紫色に変わるのが認められた。
滴下終了後頁に10時間攪拌し、均一な溶液が得られた
。反応液に水1!を加え、濃塩酸を滴下してpH5〜4
に調整した。目的物は油状物として析出するのでこれを
炉別した。テ液はロータリーエバポレーターで処理し、
エタノールだけを留去すると、更に油状物が析出するの
で、これも炉別した。油状物を合わせ、濃塩酸2001
1jと一夜加熱還流すると均一溶液が得られた。放冷し
て析出する生成物を戸別した。生成物はp−フェニレン
−ビス(コハク酸) で6る。
収率は51%であった。とれを水/酢酸=1/9から再
結晶し、融点231〜233℃の粉末状結晶を得た。こ
のものの赤外吸収スペクトルを第1図に示す。また元素
分析値は下記の通シである。
実測値 c : sa、as%、 H: 4.45%計
算値 C: 54.19%、 H: 4.52%   
   を反応は次式で表わすことができる。
C1p−フェニレン−ビス(コハク酸無水物)の合成 上記で合成シfC,p−フェニレン−ビス(コハク酸)
 12.4F (0,04モル)を無水酢酸40罰に分
散し120〜140℃にて2時間攪拌加熱した。得られ
た均一溶液を放冷し、40dのエーテルを加えて放置し
、析出して来る生成物を戸別し、エーテル洗滌した。生
成物はp−フ二二しンービス(コノ・り酸無水物)テす
る。収率は85.8%であシ、融点195〜196℃の
粉末状結晶を得た。このものの赤外吸収スペクトルを第
2図に示す。また、元素分析値は下記の通りである。
実測値 c : 61.10%、 H: 3.49%計
算値 c : 61.51%、 H: 5.65%実施
例1 p−フェニレン−ビス(コノ□ /酸flA水物) 、
!: ジアミノジフェニルスルフィドからのポリイミド
p、 p’−ジアミノ−ジフェニルスルフィド1.08
f (o、005モル)をジメチルアセトアミド12・
5’ K fli 解L s p−フェニレン−ビス(
コハク酸無水物) 1.37F (0,005モル)を
常温攪拌下に少しずつ加えた。
反応溶液は時間の経過とともに粘性を増すのが観察され
た。酸無水物添加後頁に室温で24一時間攪拌し、得ら
れた反応液をガラス板上に流延した。流延後ガラス板と
とも¥c100℃で12時間加熱後、減圧下に120℃
で4時間、更に180℃で8時間加熱し、帯黄色透明フ
ィルムを得た。
得られたフィルムはポリイミドであシ、生成反応は次式
で表わされる。
ポリイミドは、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホ
キシド、ギ酸などの溶剤に不溶であるが、減圧加熱前の
ポリマー(ポリアミド酸)は溶剤に可溶であるので、還
元粘度を測定した。
ジメチルアセトアミドを溶媒とし、濃度0.2 f/a
A、30℃における還元粘度は0.53であった。
第3図にポリイミドの赤外吸収スペクトル、第4図にポ
リイミドの空気中及び窒素中における加熱減量曲線を示
す。
実施例2 p−フェニレン−ビス(コハク酸無水物)トジアミノジ
フェニルエーテルからのポリイミド実施例1のジアミノ
ジフェニルスルフィドの代りにp、p’−ジアミノジフ
ェニルエーテルを用いたほかは実施例1と同様にしてポ
リイミドを合成した。
ポリイミドの構造は次式で表わされる。
実施例1と同様にして測定したポリアミド酸の還元粘度
は1.0であった。第5図にポリイミドの赤外吸収スペ
クトル、第6図に窒素中及び空気中での加熱減量曲線を
示す。
実施例3 p−フェニレン−ビス(コハク酸無水物)とジアミノジ
フェニルメタンからのポリイミド実施例1のジアミノジ
フェニルスルフィドに代えて、p、p′−ジアミノジフ
ェニルメタンを用いたほかは、実施例1と同様にしてポ
リイミドを合成した。
ポリイミドの構造は次式で表わされる。
実施例1と同様にして測定したポリアミド酸の還元粘度
は0.76であった・第7図忙窒素中   イ及び空気
中での加熱減量曲線を示す。
実施例4 p−フ二二しンービス(コハク酸無水物)トシアミノジ
メトキシジフェニルからのポリイミド実施例1のジアミ
ノジフェニルスルフィドの代シKp、p’−ジアミノ−
m、 m’−ジメトキシージフェニルを用いたほかは実
施例1と同様にしてポリイミドを合成した。
ポリイミドの構造は次式で表わされる。
実施例1と同様にして測定したポリアミド酸の還元粘度
は0.75であった。
【図面の簡単な説明】
iI図Up−フェニレン−ビス(コハク酸)の赤外吸収
スペクトルを示す図、第2図はp−フェニレン−ビス(
コハク酸無水物)の赤外吸収スペクトルを示す図、第3
図は実施例1で得られたポリイミドの赤外吸収スペクト
ル、第4図はその空気中及び窒素中における加熱減量曲
線を示す図、第5図は実施例2で得られたポリイミドの
赤外吸収スペクトル、第6図はその空気中及び窒素中で
の加熱減量曲線を示す図、第7図は実施例3で得られた
ポリイミドの空気中及び窒素中での加熱減量曲線を示す
図である。 出願人代理人  古  谷     馨や 噸 冊 第  4  図 温  度  (℃) 唄  嘴  錯 第  6  図 温□度 (℃)ml

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の一般式で表わされる繰返し単位からなる脂肪
    族線状ポリイミド。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは芳香族対称2価残基である) 2 p−フエニレンビス(コハク酸無水物)と芳香族対
    称ジアミンを、溶媒中に共存させて加熱することにより
    重縮合させ、下記の一般式で表わされる反復構造単位か
    らなるポリイミドを得ることを特徴とする脂肪族線状ポ
    リイミドの製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは芳香族対称2価残基である。) 3 芳香族対称ジアミンが▲数式、化学式、表等があり
    ます▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼及び ▲数式、化学式、表等があります▼からなる群から選ば
    れたもので ある特許請求の範囲第2項記載の脂肪族線状ポリイミド
    の製造法。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4271288A (en) * 1979-07-02 1981-06-02 The Dow Chemical Company Novel polyamic acid polymers and polyimide derivatives thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4271288A (en) * 1979-07-02 1981-06-02 The Dow Chemical Company Novel polyamic acid polymers and polyimide derivatives thereof

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