JPS61170536A - 耐摩耗性高透磁率磁性合金 - Google Patents
耐摩耗性高透磁率磁性合金Info
- Publication number
- JPS61170536A JPS61170536A JP60010265A JP1026585A JPS61170536A JP S61170536 A JPS61170536 A JP S61170536A JP 60010265 A JP60010265 A JP 60010265A JP 1026585 A JP1026585 A JP 1026585A JP S61170536 A JPS61170536 A JP S61170536A
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- Japan
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- magnetic
- alloy
- wear resistance
- wear resistant
- wear
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
利用産業分野
この発明は、主として、高保磁カメタルテープ対応の磁
気へラドコア相離性材料に係り、飽和磁束密度にすぐれ
、耐摩耗性の高い高透磁率磁性合金に関する。
気へラドコア相離性材料に係り、飽和磁束密度にすぐれ
、耐摩耗性の高い高透磁率磁性合金に関する。
背景技術
最近のオーディオ用磁気テープにおいて、記録密度及び
感度を向上させるために、高保磁力、高残貿磁化を具備
する、いわゆるメタルテープが汎用されている。かかる
メタルテープは、高周波特性のよいことを特徴とするが
、それ故電磁変換特性がテープの摺動に共なう磁気ヘッ
ドの摩耗に対して敏感であり、また、今日のテープレコ
ーダーでは頭出し機構が標準装備されることが多く、約
1111/Secという高速度の頭出し時のテープ速度
が磁気ヘッドの耐摩耗性に苛酷となり、該コア材の耐摩
耗性を大きく向上させることが切望されている。
感度を向上させるために、高保磁力、高残貿磁化を具備
する、いわゆるメタルテープが汎用されている。かかる
メタルテープは、高周波特性のよいことを特徴とするが
、それ故電磁変換特性がテープの摺動に共なう磁気ヘッ
ドの摩耗に対して敏感であり、また、今日のテープレコ
ーダーでは頭出し機構が標準装備されることが多く、約
1111/Secという高速度の頭出し時のテープ速度
が磁気ヘッドの耐摩耗性に苛酷となり、該コア材の耐摩
耗性を大きく向上させることが切望されている。
一方、高飽和磁束密度、耐摩耗性を具備した高透磁率磁
性合金として、センダスト合金が再評価されて、その薄
板を液体超急冷法により製造する方法が研究されている
が、いまだ量産化が困難であり、鋳造品から切削研磨し
てコア片を削成するためコスト高となる問題があった。
性合金として、センダスト合金が再評価されて、その薄
板を液体超急冷法により製造する方法が研究されている
が、いまだ量産化が困難であり、鋳造品から切削研磨し
てコア片を削成するためコスト高となる問題があった。
また、製造が比較的容易なパーマロイについては、従来
より、HO−パーマロイやHo−Cu−パーマロイが使
用されているが、耐摩耗性に劣る問題があった。
より、HO−パーマロイやHo−Cu−パーマロイが使
用されているが、耐摩耗性に劣る問題があった。
発明の目的
この発明は、高保磁カメタルテープ対応の磁気へラドコ
ア相離性材料を目的とし、熱間圧延及び冷間圧延により
所要厚さの薄板にすることができ、その薄板を打法きあ
るいはフォトエツチングして、コア片に容易に加工する
ことができ、飽和磁束密度にすぐれ、耐摩耗性の高い高
透磁率磁性合金を目的としている。
ア相離性材料を目的とし、熱間圧延及び冷間圧延により
所要厚さの薄板にすることができ、その薄板を打法きあ
るいはフォトエツチングして、コア片に容易に加工する
ことができ、飽和磁束密度にすぐれ、耐摩耗性の高い高
透磁率磁性合金を目的としている。
発明の構成
この発明は、
N; 75wt%〜85wt%。
)10 o、iwt%〜5wt%。
Ti O,1wt%〜5wt%。
Hn O,1wt%〜5wt%と、さらに、W O,
1wt%〜3wt%。
1wt%〜3wt%。
V O,IWj%〜3wt%。
Zr O,1wt%〜3wt%のうち少なくとも1種を
選択元素の最大上限値を合計上限値として含有し、残部
Feと不可避的不純物とからなることを特徴とする耐摩
耗性高透磁率磁性合金である。
選択元素の最大上限値を合計上限値として含有し、残部
Feと不可避的不純物とからなることを特徴とする耐摩
耗性高透磁率磁性合金である。
この発明による磁性合金は、実施例に示す如く、磁気ヘ
ッド感度、バイアス電流及び帯磁ノイズに関する磁気特
性を表わす実効比透磁率μe並びに保磁力Hcを始めと
する磁気特性は、前記の従来パーマロイと同等以上であ
り、耐摩耗性が著しく向上し、また、機械的強度も高く
、磁気ヘッドに組立だ後のコア変形が少なくなり、磁気
ヘッド組立工程における磁気特性のばらつきが少なくな
る利点がある。
ッド感度、バイアス電流及び帯磁ノイズに関する磁気特
性を表わす実効比透磁率μe並びに保磁力Hcを始めと
する磁気特性は、前記の従来パーマロイと同等以上であ
り、耐摩耗性が著しく向上し、また、機械的強度も高く
、磁気ヘッドに組立だ後のコア変形が少なくなり、磁気
ヘッド組立工程における磁気特性のばらつきが少なくな
る利点がある。
発明の限定理由
この発明において、磁性合金の成分を限定した理由は以
下のとおりである。
下のとおりである。
旧は、本磁性合金の主成分であり、75wt%未満では
磁気ヘッド組立時のモールド後の磁気特性の劣化が大き
いため好ましくなく、また、85wt%を超える含有は
モールド前の磁気特性及びモールド後の実行比透磁率μ
eを劣化させるため、75wt%〜85wt%の含有と
する。
磁気ヘッド組立時のモールド後の磁気特性の劣化が大き
いため好ましくなく、また、85wt%を超える含有は
モールド前の磁気特性及びモールド後の実行比透磁率μ
eを劣化させるため、75wt%〜85wt%の含有と
する。
MOは、本磁性合金において、熱処理性の改善並びに磁
気特性の向上のために含有するが、o、 twt%未満
ではかかる効果が少なく、また、5wt%を超えると飽
和磁束密度を低下させるため、o、 iwt%〜5wt
%の含有とする。
気特性の向上のために含有するが、o、 twt%未満
ではかかる効果が少なく、また、5wt%を超えると飽
和磁束密度を低下させるため、o、 iwt%〜5wt
%の含有とする。
Tiは、硬度を上げるとともに、耐摩耗性を改善させる
ために含有するが、0.1wt%未満ではかかる効果が
期待できず、また、5wt%を超えるとかえって磁気特
性を劣化させるため、O,lvt%〜5wt%の含有と
する。
ために含有するが、0.1wt%未満ではかかる効果が
期待できず、また、5wt%を超えるとかえって磁気特
性を劣化させるため、O,lvt%〜5wt%の含有と
する。
)Inは、熱間加工性の改善のために含有するが、0、
1wt%未満ではかかる効果が少なく、また、5wt%
を超えると飽和磁束密度を低下させるため、0、1wt
%〜5wt%の含有とする。
1wt%未満ではかかる効果が少なく、また、5wt%
を超えると飽和磁束密度を低下させるため、0、1wt
%〜5wt%の含有とする。
−は、この磁性合金の電気抵抗を上げ、かつ耐摩耗性の
改善に有効であるため、添加するが、0、1wt%未満
ではその添加効果が少なく、また、3wt%を超える添
加はかえって磁気特性の劣化を招来するため、0.1w
t%〜3wt%の添加範囲とする。
改善に有効であるため、添加するが、0、1wt%未満
ではその添加効果が少なく、また、3wt%を超える添
加はかえって磁気特性の劣化を招来するため、0.1w
t%〜3wt%の添加範囲とする。
■は、この磁性合金の磁気特性と耐摩耗性の改善に有効
であるため、添加するが、0.1wt3未満ではその添
加効果が少なく、また、3wt%を超える添加はかえっ
て磁気特性の劣化を招来するため、0、1wt%〜3w
t%の添加範囲とする。
であるため、添加するが、0.1wt3未満ではその添
加効果が少なく、また、3wt%を超える添加はかえっ
て磁気特性の劣化を招来するため、0、1wt%〜3w
t%の添加範囲とする。
Zrは、この磁性合金の硬度を上げ、かつ耐摩耗性の改
善に有効であるため、添加するが、0.1wt3未満で
はその添加効果が少なく、また、3wt%を超える添加
はかえって磁気特性の劣化を招来するため、0.1wt
%〜3wt%の添加範囲とする。
善に有効であるため、添加するが、0.1wt3未満で
はその添加効果が少なく、また、3wt%を超える添加
はかえって磁気特性の劣化を招来するため、0.1wt
%〜3wt%の添加範囲とする。
また、上記のW 、V 、Zrはそれぞれ単独で含有す
るほか、複合して添加してもよく、その場合、選択元素
による添加効果を得るために0.1wt%以上の添加が
必要で、また、磁気特性を劣化させないため、選択元素
の最大上限値を複合添加の合計上限値として含有する必
要がある。
るほか、複合して添加してもよく、その場合、選択元素
による添加効果を得るために0.1wt%以上の添加が
必要で、また、磁気特性を劣化させないため、選択元素
の最大上限値を複合添加の合計上限値として含有する必
要がある。
Feは、Niとともに本磁性合金の主成分であり、上記
の各元素を含有し、その残部の範囲で含有するものとす
る。
の各元素を含有し、その残部の範囲で含有するものとす
る。
実施例
第1表に示す化学成分組成からなるこの発明による磁性
合金(試料No、1〜陽14)と、比較のための従来パ
ーマロイ合金(比較合金m15; )fo−Cu系、N
o、16; )fo系)とを、各々高周波真空溶解炉に
て溶製し、2−の鋳塊を得、それぞれ、熱間加工及び冷
間加工を施して、厚さ0.1mmの冷延薄板を得た。
合金(試料No、1〜陽14)と、比較のための従来パ
ーマロイ合金(比較合金m15; )fo−Cu系、N
o、16; )fo系)とを、各々高周波真空溶解炉に
て溶製し、2−の鋳塊を得、それぞれ、熱間加工及び冷
間加工を施して、厚さ0.1mmの冷延薄板を得た。
ついで、各冷延薄板より、外径10mmX内径6mmX
0.1の試験片を打法いた。そま後、各試験片に、水素
ガス雰囲気炉内、1100℃、3時間の加熱後、600
’Cまでの炉内冷却し、ざらに炉外で急冷する熱処理を
施した。
0.1の試験片を打法いた。そま後、各試験片に、水素
ガス雰囲気炉内、1100℃、3時間の加熱後、600
’Cまでの炉内冷却し、ざらに炉外で急冷する熱処理を
施した。
熱処理後の各試験片について磁気特性を測定し、さらに
、熱硬化型エポキシ樹脂でモールドした後の磁気特性を
測定した。測定結果は第2表に示すとおりである。なお
、磁気特性は、直流磁気特性として、磁化力100aに
おける磁束密度8と保磁力HCを、交流磁気特性として
、周波数が0.3 kH2及び100 kHzでの実効
比透磁率μeを掲げた。
、熱硬化型エポキシ樹脂でモールドした後の磁気特性を
測定した。測定結果は第2表に示すとおりである。なお
、磁気特性は、直流磁気特性として、磁化力100aに
おける磁束密度8と保磁力HCを、交流磁気特性として
、周波数が0.3 kH2及び100 kHzでの実効
比透磁率μeを掲げた。
また、本発明合金試験片(lkl、tm5.陽9. )
と比較合金試験片(No、15. I’1k11.16
>を用いて磁気ヘッドを組立、市販メタルテープを4.
8cmにの速度で当接摺動させた際の時間経過と摩耗量
を測定する摩耗試験を行ない、測定結果を第1図に示す
。
と比較合金試験片(No、15. I’1k11.16
>を用いて磁気ヘッドを組立、市販メタルテープを4.
8cmにの速度で当接摺動させた際の時間経過と摩耗量
を測定する摩耗試験を行ない、測定結果を第1図に示す
。
以下余白
第1表、第2表及び第1図の測定及び試験結果より明ら
かなように、この発明による磁性合金は、磁気ヘッド感
度、バイアス電流及び帯磁ノイズに関する磁気特性を表
わす実効比透磁率μe並びに保磁力Hcについ て、従
来パーマロイと同等以上であり、耐摩耗性が著しく向上
し、また、ごッカース硬度が150以上あり、機械的強
度も高く、磁気ヘッドに組立だ後のコア変形が少なくな
り、磁気ヘッド組立工程における磁気特性のばらつきが
少なくなることが分る。
かなように、この発明による磁性合金は、磁気ヘッド感
度、バイアス電流及び帯磁ノイズに関する磁気特性を表
わす実効比透磁率μe並びに保磁力Hcについ て、従
来パーマロイと同等以上であり、耐摩耗性が著しく向上
し、また、ごッカース硬度が150以上あり、機械的強
度も高く、磁気ヘッドに組立だ後のコア変形が少なくな
り、磁気ヘッド組立工程における磁気特性のばらつきが
少なくなることが分る。
第1図は実施例における摩耗試験結果を示す時間と摩耗
量との関係のグラフである。 出願人 住友特殊金属株式会社 代理人 押 1) 良 久胃卿 第1図 時間(Hr)
量との関係のグラフである。 出願人 住友特殊金属株式会社 代理人 押 1) 良 久胃卿 第1図 時間(Hr)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Ni75wt%〜85wt%、 Mo0.1wt%〜5wt%、 Ti0.1wt%〜5wt%、 Mn0.1wt%〜5wt%と、さらに、 W0.1wt%〜3wt%、 V0.1wt%〜3wt%、 Zr0.1wt%〜3wt%のうち少なくとも1種を選
択元素の最大上限値を合計上限値として含有し、残部F
eと不可避的不純物とからなることを特徴とする耐摩耗
性高透磁率磁性合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60010265A JPS61170536A (ja) | 1985-01-22 | 1985-01-22 | 耐摩耗性高透磁率磁性合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60010265A JPS61170536A (ja) | 1985-01-22 | 1985-01-22 | 耐摩耗性高透磁率磁性合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61170536A true JPS61170536A (ja) | 1986-08-01 |
Family
ID=11745480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60010265A Pending JPS61170536A (ja) | 1985-01-22 | 1985-01-22 | 耐摩耗性高透磁率磁性合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61170536A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0196903A (ja) * | 1987-10-09 | 1989-04-14 | Toshiba Corp | 磁気回路部品および熱電対利用磁気回路部品 |
-
1985
- 1985-01-22 JP JP60010265A patent/JPS61170536A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0196903A (ja) * | 1987-10-09 | 1989-04-14 | Toshiba Corp | 磁気回路部品および熱電対利用磁気回路部品 |
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