JPS61167650A - Dl−フエニルアラニンの製造方法 - Google Patents
Dl−フエニルアラニンの製造方法Info
- Publication number
- JPS61167650A JPS61167650A JP742885A JP742885A JPS61167650A JP S61167650 A JPS61167650 A JP S61167650A JP 742885 A JP742885 A JP 742885A JP 742885 A JP742885 A JP 742885A JP S61167650 A JPS61167650 A JP S61167650A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phenylalanine
- hydrolysis
- benzylhydantoin
- alkali
- equivalent amount
- Prior art date
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- Pending
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
イ、産業上の利用分野
本発明は、DL−フェニルアラニンの製造方法に関する
ものである。
ものである。
DL−フェニルアラニンは栄養上重要なアミノ酸であり
、また光学分割することにより、医薬・食品に有用なL
−フェニルアラニンを得ることができる。貴重な物質で
ある。
、また光学分割することにより、医薬・食品に有用なL
−フェニルアラニンを得ることができる。貴重な物質で
ある。
口、従来の技術及び問題点
DL−フェニルアラニンの従来の合成方法としては、
(1)フェニルアセトアルデヒドからのストレッカー反
応、もしくはヒダントイン化反応を経て加水分解する方
法 (2)ベンズアルデヒドとヒダントインを脱水縮合させ
た後、還元して5−ベンジルヒダントインを得、それを
加水分解する方法(3)β−フェニルプロピオン酸をブ
ロム化し1次いでアミン化する方法 等、種々の方法が知られS(。
応、もしくはヒダントイン化反応を経て加水分解する方
法 (2)ベンズアルデヒドとヒダントインを脱水縮合させ
た後、還元して5−ベンジルヒダントインを得、それを
加水分解する方法(3)β−フェニルプロピオン酸をブ
ロム化し1次いでアミン化する方法 等、種々の方法が知られS(。
これらの中では、工業的に安価なヒダントイン、ベンズ
アルデヒドを原料とする(2)が有利な方法である。
アルデヒドを原料とする(2)が有利な方法である。
反応最終工程である5−ベンジルヒダントインの加水分
解には、従来、アルカリ土類金属の水酸化物を使用する
方法や、親水性の有機溶媒と水を混合した溶媒でアルカ
リ金属の水酸化物を使用する方法(特公昭5O−570
2)が知られているが、水溶媒でアルカリ金属の水酸化
物を使用する方法は知られていない。
解には、従来、アルカリ土類金属の水酸化物を使用する
方法や、親水性の有機溶媒と水を混合した溶媒でアルカ
リ金属の水酸化物を使用する方法(特公昭5O−570
2)が知られているが、水溶媒でアルカリ金属の水酸化
物を使用する方法は知られていない。
また、イミダゾールやバナジウム酸等の触媒を使用する
加水分解(特開昭49−1113008)も知られてい
るが、触媒が高価であり1工業的に満足のいくものでな
い。
加水分解(特開昭49−1113008)も知られてい
るが、触媒が高価であり1工業的に満足のいくものでな
い。
ハ、問題点を解決するための手段
本発明者らは、5−ベンジルヒダントインの加水分解速
度、及び機構を鋭意研究した結果、5−ベンジルヒダン
トインを2.5〜3.1当量のアルカリ金属水酸化物の
存在下、水溶媒にて130〜150°Cで2時間加水分
解すれば、はぼ定量的にDL−フェニルアラニンが得ら
れることを見い出し1本発明を完成するに至った。
度、及び機構を鋭意研究した結果、5−ベンジルヒダン
トインを2.5〜3.1当量のアルカリ金属水酸化物の
存在下、水溶媒にて130〜150°Cで2時間加水分
解すれば、はぼ定量的にDL−フェニルアラニンが得ら
れることを見い出し1本発明を完成するに至った。
本発明で使用されるアルカリとしては、ナトリウムφカ
リウム等のアルカリ金属水耐化物であり、溶媒は水であ
る。
リウム等のアルカリ金属水耐化物であり、溶媒は水であ
る。
アルカリ量は、5−ベンジルヒダントインに対し2.5
〜3.0倍当量がよく、2.5倍当量より少ない場合は
、反応が遅く、しかも選択率の低下を招くので好ましく
ない、逆に、3.0倍当量以上用いても特別な効果はな
く、酸やアルカリの原単位が大きくなるだけ、経済的に
不利である。
〜3.0倍当量がよく、2.5倍当量より少ない場合は
、反応が遅く、しかも選択率の低下を招くので好ましく
ない、逆に、3.0倍当量以上用いても特別な効果はな
く、酸やアルカリの原単位が大きくなるだけ、経済的に
不利である。
反応温度は120〜200℃、好ましくは130〜15
0°Cである0反応温度が低いと、十分な反応速度が得
られず、工業的に不利である。
0°Cである0反応温度が低いと、十分な反応速度が得
られず、工業的に不利である。
反応時間は1〜5時間、好ましくは2〜3時間である。
二、実施例
以下、実施例において本発明の方法について更に具体的
に説明する。但し、これらは単なる例示であり1本発明
はこれらに何ら制限されることはない。
に説明する。但し、これらは単なる例示であり1本発明
はこれらに何ら制限されることはない。
実」11」
5−ベンジルヒダ7 トイ715.2g (0,080
sol)、カセイソーダ8.0 g (0,200eq
) 、及び水80gを撹はん機を備えた200m1オー
トクレーヴ(SUS32)に仕込み、昇温した。130
℃にて2時間反応させたところ、DL−フェニルアラニ
ンが、12.7g(0,077腸o1)生成していた。
sol)、カセイソーダ8.0 g (0,200eq
) 、及び水80gを撹はん機を備えた200m1オー
トクレーヴ(SUS32)に仕込み、昇温した。130
℃にて2時間反応させたところ、DL−フェニルアラニ
ンが、12.7g(0,077腸o1)生成していた。
5−ベンジルヒダントイン基準の収率は86.2%であ
った。
った。
支凰1」
5−ベンジルヒダントイン15.2 g (0,080
腸01)。
腸01)。
水酸化カリウム13.4g (0,240s+q) 、
及び木80gを撹はん機を備えた200sl t−トク
レーヴ(SUS32)に仕込み、昇温した。140℃に
て2時間反応させたところ、DL−フェニルアラニンが
、13.1g(0,079sol)生成していた。5−
ベンジルヒダントイン基準の収率は88.3%であった
。
及び木80gを撹はん機を備えた200sl t−トク
レーヴ(SUS32)に仕込み、昇温した。140℃に
て2時間反応させたところ、DL−フェニルアラニンが
、13.1g(0,079sol)生成していた。5−
ベンジルヒダントイン基準の収率は88.3%であった
。
ル1男」
5−ペンジルヒダン) 4 y15.2g (0,08
0sol)。
0sol)。
カセイソーダ8.4 g (0,1lllOeq) 、
及び水80gを撹はん機を備えた2001オートクレー
ヴ(SUS32)に仕込み、昇温した。130℃にて2
時間反応させたところ、DL−フェニルアラニンが、
11.7g(0,071sol)生成していた。5−ベ
ンジルヒダントイン基準の収率は88.4%、選択率8
1.1%であった。
及び水80gを撹はん機を備えた2001オートクレー
ヴ(SUS32)に仕込み、昇温した。130℃にて2
時間反応させたところ、DL−フェニルアラニンが、
11.7g(0,071sol)生成していた。5−ベ
ンジルヒダントイン基準の収率は88.4%、選択率8
1.1%であった。
圧1口1名
5−ペンジルヒダントイy 15.2 g (0,08
0mo l)、カセイソーダ3.2 g (0,080
eq) 、及び水80gを撹ハン機を備工f、 200
m14−− ) りL/−ヴ(SUS32)に仕込み、
昇温した。 130℃にて2時間反応させたところ、
DL−フェニルアラニンが、4.1g(0,025s+
ol)生成していた。5−ベンジルヒダントイン基準の
収率は31.1%、選択率35.3%であった。
0mo l)、カセイソーダ3.2 g (0,080
eq) 、及び水80gを撹ハン機を備工f、 200
m14−− ) りL/−ヴ(SUS32)に仕込み、
昇温した。 130℃にて2時間反応させたところ、
DL−フェニルアラニンが、4.1g(0,025s+
ol)生成していた。5−ベンジルヒダントイン基準の
収率は31.1%、選択率35.3%であった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 5−ベンジルヒダントインを2.5〜3.0倍当量のア
ルカリ金属水酸化物の存在下、 水溶媒にて加水分解することを特徴とする DL−フェニルアラニンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP742885A JPS61167650A (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | Dl−フエニルアラニンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP742885A JPS61167650A (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | Dl−フエニルアラニンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61167650A true JPS61167650A (ja) | 1986-07-29 |
Family
ID=11665593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP742885A Pending JPS61167650A (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | Dl−フエニルアラニンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61167650A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4966650A (ja) * | 1972-05-19 | 1974-06-27 | ||
JPS505702A (ja) * | 1973-05-22 | 1975-01-21 |
-
1985
- 1985-01-21 JP JP742885A patent/JPS61167650A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4966650A (ja) * | 1972-05-19 | 1974-06-27 | ||
JPS505702A (ja) * | 1973-05-22 | 1975-01-21 |
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