JPS61167102A - タービン制御装置の制御方法 - Google Patents

タービン制御装置の制御方法

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JPS61167102A
JPS61167102A JP573885A JP573885A JPS61167102A JP S61167102 A JPS61167102 A JP S61167102A JP 573885 A JP573885 A JP 573885A JP 573885 A JP573885 A JP 573885A JP S61167102 A JPS61167102 A JP S61167102A
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忠彦 飯島
Takumi Kawai
河合 巧
Sadao Yanagida
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は蒸気タービンの調速方式切換装置に係り、特に
、切換時の負荷変動を最小にすることを要求される蒸気
タービンに使用するに好適な調速方式切換装置に関する
〔発明の背景〕
蒸気タービンの調速には、代表的には次の二方式が従来
から広く採用されている。即ち、複数個の蒸気加減弁(
流量制御弁)を同時に開いていく絞り調速方式と複数個
の蒸気加減弁を順次、開くノズル締切調速方式である。
周知のように、各々の調速方式は各々の弁開特性から与
えられる必然的な長所及び短所をもっている。即ち、絞
り調速方式は、各弁を負荷に応じて一斉に等開度で開い
ていくので、全体に蒸気が均等に与えられ、従って、タ
ービンに温度差が生じず、熱応力が発生しない。しかし
、徐々に弁を開くので、絞られている間に流量のロスが
生じるのは避けられず、部分負荷効率が低くなっている
。一方、ノズル締切調速方式は個々の弁を順に開いてい
くので、一つの達弁についてはすぐ全開され、絞りによ
るロスはなく効率が良い。しかし、まだ開がれてぃない
弁に係る箇所との温度差が激しく、熱応力の問題が発生
する。
実際の機器にそのいずれを適用するが、つまり、例えば
、発電用大型蒸気タービン等でこのような調速方式のい
ずれを採用するかの選択の根拠となるものは、主として
そのタービンに要求される運転特性である。一般に、ピ
ークロード(中間火力。
例えば、深夜は運転を止め、早朝に起動して日中にピー
クとするような起動停止の激しいもの、)用として運用
されるタービンでは頻繁な急速起動に耐えられるように
、熱応力的に有利な絞り調速方式が採用される。又、ベ
ースロード(基幹火力。
殆んど変化なく運転し、例えば−年に一度位停止・起動
するようなもの。)用としては、起動に関する問題は少
なく、むしろ、広い負荷範囲にわたって高い熱効率のノ
ズル締切調速方式の方が適している。
従来の調速方式の大部分は、これらの要求に応じたもの
となっている。
二つの調速方式を切換える例には、例えば、特公昭46
−71231号公報に示されるように、成る負荷以下(
例えば定格出力の50%)では絞り調速をとり、それ以
上の負荷ではノズル締切調速が得られるように設計され
たものがある。しかし、とのタービンでも、調速方式の
切換負荷は固定されているため、例えば、30%負荷で
はノズル締切調速が不可能であり、同様に、70%負荷
では絞り調速は不可能であるという問題がある。
しかし、ノズル締切調速方式を採用しているタービンで
は、熱応力が大きいという問題の他に、部分負荷で、一
部のノズルのみに蒸気を流すことによりそのノズルの二
ローションが他に比較して著しく大きいという問題が発
生していた。このノズルエロージョンは、主に、ボイラ
等の蒸気発生器側よりのスケール等の飛来物によるもの
であり、これらの飛来物は停止後の再起動時に著しく多
く     見られ、その後はほとんどない。従って、
停止後の再起動時のみを絞り調速としスケール等の飛来
物がなくなった時点で、その時の運転負荷によらずノズ
ル締切り調速方式に切換え、熱効率を向上させることが
要求されてきた。これを機械式制御装置を採用したター
ビンで可能にした発明は にある。この発明では、絞り
調速とノズル締切調速の両方式の切換えを形状の異なる
二種類の機械カムを設けて、一方のカムを使用する時は
、他方のカムが支点となる構成とすることにより、可能
としていた。第6図に蒸気加減弁を四弁設けたタービン
おける典形的なノズル締切調速と絞り調速方式の蒸気加
減弁の開度特性を示す。図は横軸に蒸気加減弁の開度要
求信号を、縦軸に各弁の開度を百分率で示している。今
、開度要求信号X%の点で前述の調速方式の切換えを実
施すると仮定する。
当初絞り調速で運転していたと仮定すると、各蒸気加減
弁の開度は図の破線の様になっており、X%の点での開
度はA点のようになっている。ここで切換えを行なうと
最終的に各々の弁は図中実線で示される開度となり、切
換えは終了する。即ち、第−弁はA点よりD点(全開位
置)へ、第二弁はA点よりB点へ、第三、第四弁はA点
より0点(全閉)の開度へ移動する。この切換装置では
、一方のカムを使用する時に他方のカムを支点として用
いるという構造上切換時の蒸気加減弁開度は、例えば、
第二弁等ではA点よりB点へスムーズに切換えるのでは
なく開度としては切換え途中でA点より小さい開度、或
いは、B点より大きい開度となる可能性があった。また
、全弁の切換えを同時に行なうため、各弁の開度のばら
つきが加算されることとなり、これによって全ての蒸気
加減弁を通過する合計の蒸気量が大きく変動し、その結
果、発電機出力が大きく変動するという問題があった。
また、もう一つの公知例として、(特公昭57−598
88号公報)電子油圧式ガバナを用いて、予め絞り調速
とノズル締切調速用の−っの流量−弁開度特性を用意し
ておき、バイアスと低値選択回路を用いて調速方式を切
替え、他の弁で、負荷相当信号を用いて、負荷補償を行
なう方法があるが、この方法では低値選択回路を用いる
ために、第7図のように調速方式により流量−弁開度特
性がクロスする場合には低値選択回路により一点鎖線に
示すようにいずれの特性ともならず適用不能であり、ま
た、切換のためのバイアスを各弁とも同一に変化させる
と、三井以上の蒸気加減弁を要するタービンでは、複数
弁が同時に切換動作を行なわず第8図のように、シーケ
ンス的に動作を開始し、目的の開度へ移動するため、切
換途中で、トータルの流量バランスがくずれやすく、負
荷補正による負荷一定制御が難しいという問題がある。
つまり、切換時の負荷変動を最少にし、負荷変動補正に
よる弁開度の修正動作を最少にするためには、切換時に
、全弁がトータル蒸気流量の変動を最少にするように効
率的な動作をする必要がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、ノズル締切調速と絞り調速の切換え時
に、切換え後の運転に支障を与えぬような加減弁開度補
正により、負荷を一定に保ち、能弁を切換えるような調
速切換装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、ノズル締切調速と絞り調速の切換え時に大き
な負荷変動が発生することを防止するため、各蒸気加減
弁の開度を、切換え後の流量−弁開度特性に合致する方
向を与えながら調整し、負荷一定のもとに調速方式を切
換えるようにしたものである。
〔発明の実施例〕
第1図に本発明の一実施例を示す。本実施例は蒸気加減
弁を四弁持つタービンのものである。
本装置は、通常運転時、蒸気加減弁の開度を制御する通
常制御機能1、通常制御機能よりの蒸気加減弁開度要求
信号を絞り調速時の各々の蒸気加減弁開度信号に変換す
る絞り調速変換機能28〜2d(1〜4弁に各−個付)
、通常制御機能よりの蒸気加減弁開度要求信号をノズル
締切調速時の各々の蒸気加減弁開度信号に変換するノズ
ル締切調速変換機能3a〜3d(−ないし四弁に各−個
付)、絞り調速特性をノズル締切調速特性に切換えるバ
イアス48〜4d(−〜四弁に各−個付)、ノズル締切
調速特性を絞り調速特性に切換えるバイアス58〜5d
(−〜四弁に各−個付)、各々の蒸気加減弁開度信号に
より弁の開度を調整する蒸気加減弁開度調整機能68〜
6d絞り調速特性信号(2a〜2d)、ノズル締切調速
特性信号(3a〜3d)を選択する低値選択回路78〜
7d及び、ノズル締切調速時閉する接点88〜8d、絞
り調速時閉する接点9a〜9d、−次遅れ要素10で構
成される。
次に、本発明の機能は下記となる。
通常制御時、即ち、ノズル締切調速あるいは絞り調速の
どちらかで運転されている時には蒸気加減弁は下記で制
御されている。
今、例として絞り調速で制御されている時を考えると、
通常制御機能1は、設定負荷及び被制御値(タービン速
度、油気圧力、排気圧力、タービン入口蒸気圧力等のう
ちの一つ以上のもの)との関数もしくは制限負荷に見合
った蒸気加減弁開度要求信号を出力する。この信号等は
、絞り調速変換機能28〜2dへと入力され、蒸気加減
弁開度信号に変換される。この時、ノズル締切調速特性
による蒸気加減弁開度信号(3a〜3d)は、バイアス
58〜5dにより、絞り調速変換機能2a〜2dによる
同開度信号より若干大きくなっているため低値選択回路
7a〜7dにより絞り調速変換機能28〜2dによる信
号が選択され、弁開度調整機能68〜6dに入力され、
蒸気加減弁は、絞り調速特性により制御される。
ここで、バイアス4a〜4d、5a〜5d及び接点8a
〜8d、9a〜9dは、絞り調速選択時はノズル締切調
速変換機能28〜2dによる蒸気加減弁開度信号を、絞
り調速変換機能38〜3dによる同開度信号より若干大
きくし、絞り調速選択時は、逆の関係を果している。こ
のバイアスの一例を第2図ないし第4図に示す。第2図
は、流量−関度特性の一例であり、第3図は、ノズル締
切調速時、絞り調速変換機能に与えるバイアスを示し、
第4図は、絞り調速時、ノズル締切変換機能に与えるバ
イアスを示す。第3図及び第4図の(lO) 点線は、調速方式による偏差を打ち消すバイアスであり
、実際には、開度信号を若干大きくするため、第3図、
第4図中のα分だけ上乗せした実線の特性をバイアスと
する。
次に、調速方式の切換えを行なう時の各機能の動きを説
明する。例として、ノズル締切調速方式から、絞り調速
方式に切換える時を説明すると、切換前は、接点98〜
9dは閉じており、バイアス5a〜5dが絞り調速変換
機能38〜3dに人、力されており、絞り調速変換機能
よりの蒸気加減弁開度信号は、ノズル締切調速変換機能
28〜2dよりの同信号より若干大きくなっている。こ
こで調速方式の切換えを行なうと、バイアス58〜5d
は徐々にOとなり、絞り調速機能38〜3dの出力であ
る蒸気加減弁開度信号は、徐々に本来の絞り調速方式時
の開度信号に近づいていく。
また、バイアス48〜4dは接点8a〜8dを通り、徐
々にノズル締切調速変換機能28〜2dに加えられ、同
出力開度信号は、徐々に絞り調速方式による開度信号に
近づく。この結果、低値選択回路78〜7dより選択さ
れ出方される信号は、徐々に、要求蒸気流量に対する絞
り調速方式時の開度信号に近づく。この状態が調速方式
の切換え時の動作である。
ここで、複数の蒸気加減弁を、蒸気流量−関度の特性に
乗って同じに特性移行させるため、トータルの流量を一
定に保ちながらの切換えが可能なため、切換時の負荷の
変動を押える事が期待できる。また、切換に伴う負荷の
変動を補償する際の検数弁の分担を各調速方式の特性に
合わせているため、負荷補償を行ないながら、全弁を各
調速方式の特性に切換える事ができる。
切換え完了は、バイアス58〜5dが。となり、バイア
ス48〜4dが完全にノズル締切調速変換機能28〜2
dに加えられ、絞り調速機能38〜3dよりの出力が本
来の絞り調速時の雰気加減弁開度信号となり、ノズル締
切調速変換機能2a〜2dによる同信号が前述の同信号
より若干大きくなることにより、低値選択回路78〜7
dが絞り調速機能38〜3dよりの信号を選択する事に
より完了する。
調速方式切換時の負荷変動を更に少なくした実施例を第
5図に示す。高圧車室第一段後圧カ、中間蒸気圧力、あ
るいは1発電機出方等の負荷相当信号13を精密負荷補
償回路11に入力し、切換え前の負荷と切換中を含む、
切換後の負荷を一定に保つよう、負荷補正信号を演算し
て出方する。
一方、蒸気加減弁の特性切換は、−弁ずつ選択して行な
い、この切換中、以外の弁に、この精密負荷補償回路の
出力を加える選択回路12を介して、各弁回路に加える
。この結果、切換時の負荷変動を切換中の弁を除く他の
弁で補正することができるため、更に、きめ細い負荷変
動補償を実現することができる。
〔発明の効果〕
の負荷変動で行なう事ができ、タービン運転中の調速方
式切換え時の系統の安定度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の切換方式の一実施例の説明図、第2図
ないし第4図は本発明の切換用バイアスを示す図、第5
図は本発明の変形例を示す図、第6図は蒸気加減弁開度
要求信号と蒸気加減弁開度の関係を示す図、第7図は蒸
気流量と蒸気加減弁開度の関係を示す図、第8図は絞り
調速とノズル締切調速とするときの態様を示す図である
。 1・・・通常制御機能、28〜2d・・・絞り調速変換
機能、38〜3d・・・ノズル締切調速変換機能、48
〜4d・・・絞り調速方式用バイアス、58〜5d・・
・ノズル締切調速用バイアス、68〜6d・・・蒸気加
減弁開度調整機能、7a〜7d・・・低値選択回路、8
8〜8d・・・バイアス切換用接点、98〜9d・・・
バイアス切換用接点、10・・・−次遅れ要素。 代理人 弁理士基、−橋明−夫0″ 小++i ;1.乙J

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、蒸気タービンの出力を調整する複数の蒸気加減弁、
    この蒸気加減弁の開度を制御する開度調整機能、前記蒸
    気加減弁による調速方式を切換える蒸気加減弁調速方式
    切換機能をもつ蒸気タービン制御装置において、 任意の負荷帯で、負荷を一定に保ちつつ調整方式を切換
    えることを可能とした切換装置を設けたことを特徴とす
    る調速方式切換装置。 2、特許請求の範囲第1項において、 切換時のトータル蒸気流量を常に一定に保つ切換バイア
    スを具備したことを特徴とする調速方式切換装置。 3、特許請求の範囲第2項において、 更に負荷相当信号を用いて切換中及び切換後の負荷変動
    補償回路を設けたことを特徴とする調速方式切換装置。
JP60005738A 1985-01-18 1985-01-18 タービン制御装置の制御方法 Expired - Lifetime JPH0751882B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191715A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Toshiba Corp タービン制御弁制御装置
JP2017110512A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 株式会社東芝 火力発電プラント、および、その運転方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57153906A (en) * 1981-03-17 1982-09-22 Toshiba Corp Controller for turbine

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