JPS6116631Y2 - - Google Patents

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JPS6116631Y2
JPS6116631Y2 JP15571781U JP15571781U JPS6116631Y2 JP S6116631 Y2 JPS6116631 Y2 JP S6116631Y2 JP 15571781 U JP15571781 U JP 15571781U JP 15571781 U JP15571781 U JP 15571781U JP S6116631 Y2 JPS6116631 Y2 JP S6116631Y2
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transistor
switching element
voltage
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diode
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電磁調理器等の高周波誘導加熱装置に
関し、ワークコイルに対する一般的に出力素子と
云われるGCS等より構成されるスイツチング素
子が破損したとき、それ以外の部分の回路素子が
受ける被害を最少限にくいとめるように考慮した
ものである。
本考案による装置を説明するに先だつて、従来
の装置を第1図について説明する。
1は装置の主回路、2a及び2bは商用交流電
流の入力端子、3は整流回路、4は平滑回路、5
はワークコイル、6はダンパダイオード、7は出
力素子即ちGCS等から構成されるスイツチング
素子である。8は全体としてスイツチング素子7
に対する制御回路を示すものであつて、これにつ
いて簡単に説明すると、9は変圧器、10はその
2次側に接続された整流回路、20a及び20b
は平滑用コンデンサである。尚、この正極側電圧
は例えば+9V、負極側のそれは−9Vに選ばれ
る。11はいわゆるプリドライブ回路であつて、
駆動用信号の入力端子12に接続されたトランジ
スタ13と、そのコレクタ及びエミツタに夫々接
続されたトランジスタ14a及び14bとより構
成されている。このプリドライブ回路11の次段
にはドライブ回路15が接続されており、これは
トランジスタ16a及び16bと、これらの次段
に接続された出力用トランジスタ17a及び17
bとから構成されており、トランジスタ16aと
17a、及び16bと17bとはいわゆるダーリ
ントン接続され、出力トランジスタ17aと17
bとは、いわゆるコンプリメンタリプツシユプル
に接続されてドライブ回路15が形成されてい
る。そしてこれらトランジスタ17a及び17b
の接続点が出力端子18となり、これがコイル1
9を通じてスイツチング素子7のゲートに接続さ
れている。24は抵抗器である。
よつて端子12に、第2図に示す如きスイツチ
ング信号Sが供給されることにより、これがプリ
ドライブ回路11により増幅され、更にドライブ
回路15において電力増幅されてスイツチング素
子7のゲートに供給され、これがスイツチング駆
動してワークコイル5に高周波電流が供給される
ものであること周知の如くである。
ところで、この種の装置において、何らかの原
因でスイツチング素子7が損傷すると、他の部分
迄影響を受けることが多い。即ち一般的に見てこ
のスイツチング素子7例えばGCSのアノード−
ゲート間がシヨートすることが多い為、この場
合、端子2a又は2b(これには一般的には商用
交流を供給する)より、GCS7のアノード−ゲ
ート−コイル19を通じてトランジスタ17bに
交流電流が流れ、熱破壊を生ずる。又出力トラン
ジスタ17aの耐圧が交流電圧のピーク値、即ち
140V以下であると、このトランジスタも瞬時に
耐圧がオーバーして破壊するおそれがある。更に
トランジスタ17a又は17bが破壊すると、こ
れらのトランジスタ17a及び17bを通じてそ
れらの前段のトランジスタ又はその他の回路部分
にも交流電流が流れるようになり、これらの部品
を破壊する等のおそれがある。尚通常はヒユーズ
を挿入して保護しているが、これらの破壊は一般
的にヒユーズが切断する以前に生ずることが多
い。
本考案はこれらの欠点を回避し、即ちGCS7
が何らかの原因で損傷しても、その被害が広範囲
に及ぶのを回避するようにしたものである。
第3図について本考案による装置を説明する
に、第1図との対応部分には、同一符号を附し
て、その説明を省略する。尚、本例ではプリドラ
イブ回路11及びドライブ回路15は、第1図の
場合と異なるが、この相違は、本考案の要旨には
関係はない。
本考案においては、ドライブ回路15の出力ト
ランジスタ17a及び17bのうち、スイツチン
グ素子7の不導通用(オフ用)トランジスタ17
bのオン用トランジスタ17aとは反対側の電極
と、スイツチング素子7の接地との間に、ダイオ
ード21を接続し、更に出力トランジスタ17a
の耐圧が低い場合に、トランジスタ17aと出力
端子18との間に、この電流方向に沿つて、交流
電源端子2a,2b間に印加される電圧のピーク
値よりも大なる耐圧値をもつダイオード22を挿
入するものである。
この構成によれば、ダイオード22は、オン用
トランジスタ17aのコレクタ−エミツタを通ず
る電流に対して順方向に挿入されているので、ト
ランジスタ17aの動作上何ら支障を生ずること
がない。又ダイオード21は、そのアノード側が
そのカソード側より常時低い電圧状態にあるの
で、このダイオード21も常時オフ状態にある。
従つて正常な動作状態では、上述したダイオード
21,22を設けたことによる影響はない。
次にスイツチング素子7即ちGCSのアノード
−カソードが短絡した場合には、ダイオード22
によつて出力トランジスタ17aへ電流が流れよ
うとするのを阻止することができる。又出力トラ
ンジスタ17bに流れようとする場合には、一般
的に主回路1側が、制御回路8側に比してインピ
ーダンスが低い為に、GCS7のアノード−ゲー
トを通じた交流電流はコイル19−トランジスタ
17bのコレクタ−エミツタ−ダイオード21を
通つて接地へ流れることになる。よつてこの場合
は出力トランジスタ17bが破壊するか、又は電
源のヒユーズが切断することによつて、交流電流
の流入は停止し、従つて他の部品が破壊するのを
回避することができる。尚、一般的には、出力ト
ランジスタ17a,17bとスイツチング素子7
とは近接して配置されるものであるから、上述し
たダイオード21のリード線の長さも極めて短か
くなり、そのインピーダンスが上昇することもな
い。
以上説明したように、本考案によれば、何らか
の原因でスイツチング素子7が損傷した場合にお
いても、トランジスタ17bのみを損傷する程度
で、その他の部品を保護することができる特徴を
有する。この場合、出力トランジスタ17aとし
て、高耐圧のものを使用することによつて、ダイ
オード22を省略することもできる。
尚、スイツチング素子7としてGCSを使用し
た場合にあつては、これをオン(導通)させるに
は1A程度の電流を供給すればよいが、これをオ
フさせるには15A程度の大きな電流を必要とする
ので、ドライブ回路15としては従来、第1図に
示すようなダーリントン接続をもつて大きなhFE
を得るようにしている。ところがこの場合は出力
トランジスタ17a及び17bのうち、特にオフ
用トランジスタ17bについては、これに流れる
電流が上述したように極めて大きいことから、そ
のストレーヂタイムが長くなつて、スイツチング
特性が劣化する欠点がある。更にこのトランジス
タ17bのコレクタ−エミツタ間のサチユレーシ
ヨン電圧も、このトランジスタ17bの前段にト
ランジスタ16bが接続されていることから、通
常1.4V以下になり得ず、高い電圧に保持され
る。
一方、スイツチング素子7を最良の状態でドラ
イブするには、負極性電圧−VB(本例では−
9V)を、スイツチング素子7のゲートの逆バイ
アスブレークダウン電圧より極く僅かに高い電圧
に設定するのが良い。しかし乍ら、端子2a,2
bに印加される電源電圧の変動等を考えると、こ
の電圧−VBを上述した値に設定することは危険
であり、電圧変動によつてスイツチング素子7を
破損させるおそれがある。このような状態で、上
述したサチユレーシヨン電圧が高いことは、電源
利用率が悪く、即ち、それだけ電源電圧−VB
より低く(大きく)設計しなければならない欠点
がある。
第3図に示す制御回路8は、このような点を回
避したものであつて、+VBラインと−VBライン
との間に抵抗器23と、プリドライブ回路を構成
するトランジスタ11のコレクタ−エミツタを通
ずる回路とを直列に接続したものであり、出力ト
ランジスタ17aと17bとのベースを、共にト
ランジスタ11のコレクタに接続している。
この構成によれば、トランジスタ11をプリド
ライブとして使用していることから、これには比
較的大きな電流を流すように設計され、これによ
つて抵抗器23を低い抵抗値に設定できる。そし
てこのトランジスタ11は出力トランジスタ17
bと共に、複合ダーリントンと類似した状態で動
作し、トランジスタ17bのhFEの不足を補つて
いる。即ちトランジスタ11のオン時に出力トラ
ンジスタ17bもオンし、よつてスイツチング素
子7に比較的大電流を流してこれをオフする。又
トランジスタ11のオフ時には出力トランジスタ
17aがオンし、スイツチング素子7をオンす
る。この場合は比較的小電流でよい。そして出力
トランジスタ17bがオフした後は、抵抗値の低
い(例えば180Ω)抵抗器23を通じて出力トラ
ンジスタ17bのキヤリアを引出すので、そのス
トレーヂタイムを極めて短かくでき、よつてドラ
イブ回路15のスイツチング特性を改善すること
ができる。尚抵抗器24の抵抗値は例えば(15
Ω)に選び得る。
又出力トランジスタ17bのコレクタ−エミツ
タ間のサチユレーシヨン電圧が約0.8Vになり、
よつて第1図の場合(この場合は約1.4V)に比
してそれ丈け電源利用率が向上し、トランジスタ
17bの発熱もそれ丈け抑えることができる特徴
がある。
尚、第4図に一部分を示すように、トランジス
タ11に対する−VB′を安定化電源より供給する
ことにより、端子2a及び2bに供給される電源
の電圧変動に関係なく、出力トランジスタ17b
を常に最良の状態即ちスイツチング素子(GCS
等)に最も深く逆バイアスをかけてこれをオフさ
せるようになし、且つそのゲートに対するブレー
クダウンの生ずるのを回避することができる。勿
論第3図に示す−VBの電圧全体を安定化させる
ことも考えられるが、トランジスタ11のみの電
源を安定化させる場合は、その費用が安価になる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を説明する為の誘導加熱装置の
一例を示す接続図、第2図はその説明の為の波形
図、第3図は本考案による保護装置の一例を示す
接続図、第4図は他の実施例を示す一部の接続図
である。 5はワークコイル、7はスイツチング素子、1
1はプリドライブ回路、15はドライブ回路、2
1はダイオードである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワークコイルに直列に接続されたスイツチング
    素子のゲート電極に対して、該スイツチング素子
    の導通用トランジスタと不導通用トランジスタと
    がプツシユプル接続されて構成されてなる出力回
    路の出力端よりスイツチング信号が与えられるよ
    うになされた誘導加熱装置において、上記不導通
    用トランジスタの上記導通用トランジスタとは反
    対側の電極と上記スイツチング素子の接地との間
    にダイオードを接続してなる誘導加熱装置の保護
    装置。
JP15571781U 1981-10-20 1981-10-20 誘導加熱装置の保護装置 Granted JPS5860893U (ja)

Priority Applications (1)

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JP15571781U JPS5860893U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 誘導加熱装置の保護装置

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JP15571781U JPS5860893U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 誘導加熱装置の保護装置

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JPS5860893U JPS5860893U (ja) 1983-04-23
JPS6116631Y2 true JPS6116631Y2 (ja) 1986-05-22

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JP15571781U Granted JPS5860893U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 誘導加熱装置の保護装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60160497U (ja) * 1984-04-03 1985-10-25 三洋電機株式会社 誘導加熱調理器
JPH0640509B2 (ja) * 1986-02-20 1994-05-25 シャープ株式会社 加熱器

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Publication number Publication date
JPS5860893U (ja) 1983-04-23

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