JPS61164816A - フッ素樹脂と他の合成樹脂との接合方法 - Google Patents
フッ素樹脂と他の合成樹脂との接合方法Info
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- JPS61164816A JPS61164816A JP60006791A JP679185A JPS61164816A JP S61164816 A JPS61164816 A JP S61164816A JP 60006791 A JP60006791 A JP 60006791A JP 679185 A JP679185 A JP 679185A JP S61164816 A JPS61164816 A JP S61164816A
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- resin
- coupling agent
- synthetic resin
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14311—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles using means for bonding the coating to the articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2081/00—Use of polymers having sulfur, with or without nitrogen, oxygen or carbon only, in the main chain, as moulding material
- B29K2081/04—Polysulfides, e.g. PPS, i.e. polyphenylene sulfide or derivatives thereof
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2105/00—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
- B29K2105/06—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped containing reinforcements, fillers or inserts
- B29K2105/12—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped containing reinforcements, fillers or inserts of short lengths, e.g. chopped filaments, staple fibres or bristles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2627/00—Use of polyvinylhalogenides or derivatives thereof for preformed parts, e.g. for inserts
- B29K2627/12—Use of polyvinylhalogenides or derivatives thereof for preformed parts, e.g. for inserts containing fluorine
- B29K2627/18—PTFE, i.e. polytetrafluorethene, e.g. ePTFE, i.e. expanded polytetrafluorethene
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
及更五亘力
この発明は、フッ素樹脂と他の合成樹脂、とくにガラス
繊維などの無機質充填材で強化した樹脂との接合方法の
改良に関する。 この発明は、フッ素樹脂のすぐれた非
粘着性、自己潤滑性を失わずに機械的強度の大きな複合
材料または製品を製造するのに有用である。
繊維などの無機質充填材で強化した樹脂との接合方法の
改良に関する。 この発明は、フッ素樹脂のすぐれた非
粘着性、自己潤滑性を失わずに機械的強度の大きな複合
材料または製品を製造するのに有用である。
【従来の技術]
従来、ポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと
略記する)などのフッ素樹脂の機械的強度改善のため、
これにポリフェニレンサルファイド(以下、PPSと略
記する。)のような、耐熱性、耐薬品および強度の大き
い他の合成樹脂を接合することが提案されている。 しかし、フッ素樹脂は接着性が乏しいので、たとえば特
開昭52−63976号明細書に記載されているように
、予め一定の割合で添加配合したフッ素樹脂とPPSと
の複合母材を基材とし、その片面または両面に溶融、焼
成などによりフッ素樹脂とPPSを別々に接合するとい
った対策をとらなければならず、フッ素樹脂と接合すべ
き相手方の樹脂材料に大きな制限を受ける。 また、フ
ッ素樹脂を金属ナトリウム溶解液に浸漬して表面処理し
たのち、接着剤を用いて他の合成樹脂を接合する方法が
あるが、十分に満足すべき接合強度を得るのは困難でお
る。 [解決しようとする問題点] この発明の目的は、上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、接合すべき相手方の樹脂材料にほとんど制
限を受けず、しかも高い接合強度が得られるフッ素樹脂
と他の合成樹脂との接合方法を提供することにある。 1虱0責メ 【問題点を解決するための手段】 この発明によるフッ素樹脂と他の合成樹脂との接合方法
は、フッ素樹脂の表面をナトリウム処理したのち、無機
物および有機物に対する親和性基をそれぞれ有するチタ
ン系、シラン系またはリン系のカップリング剤で処理し
、これにフッ素樹脂以外のガラス繊維、炭素繊維、金属
酸化物などの無機質充填材で強化した合成樹脂を溶融状
態で接触させて接合することを特徴とする。 他の合成樹脂は、前記したPPSおよびポリアミドが代
表的でおる。 [作 用] カップリング剤は、本来は他の合成樹脂と無機質充填材
との接合を助けるものとして使用されているが、フッ素
樹脂と他の合成樹脂との接合の強化に役立つ。 従って
、この発明によれば、フッ素樹脂を多種類の合成樹脂と
大きな接合強度で接合できる。 この理由は十分明らか
ではないが、金属ナトリウムの処理によって活性化され
たフッ素樹脂の表面にカップリング剤が何らかの形で結
合し、他の樹脂との間に橋わたしをするものと思われる
。 フッ素樹脂と接合する合成樹脂を強化するガラス繊
維、炭素繊維、金属酸化物などの無機質充填材°を適切
に選ぶことにより、引張強度、圧縮強度、曲げ強度など
の緒特性を用途に応じて変えることも可能となる。 [実施態様] この発明に従ってフッ素樹脂と接合可能な合成樹脂は、
PPSおよびポリアミドのほか、ポリプロピレンオキサ
イド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカー
ボネートなどの熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン
樹脂などの熱硬化性樹脂が挙げられ、その適用範囲はき
わめて広い。 無機質充填材としては、ガラス繊維、炭
素繊維などの無機質繊維、酸化チタン、酸化マグネシウ
ム、酸化亜鉛、アルミナ、シリカなどの金属酸化物のよ
うに一般に合成樹脂成形品の強化や増量に使用されてい
るものが好適に用いられる。 これらの無機質充填材の合成樹脂に対する配合量には特
に制限はないが、30〜40重量%が適当である。 1
0%より少ない範囲では十分な接合強度が得られず、5
0%を超えると成形に支障が出る。 カップリング剤は、有機物および無機物に対する親和性
基をそれぞれ有することが必要である。 このようなカップリング剤としては、イソプロピルトリ
(N−アミンエチル−アミノエチル)チタネート、イソ
プロピルトリクミルフェノールチタネート、イソプロピ
ルトリイソステアロイルチタネートなどのチタン系カッ
プリング剤、ビニルトリエトキシシラン、γ−アミノー
プロピルートリエトキシシラン、T−クロロプロピルト
リメトキシシランなどのシラン系カップリング剤、2−
メタクリロイロキシエチルアシッドホスフエート、ジフ
ェニル2−メタクリロイロキシエチルホスフ工−トなど
のリン系カップリング剤が挙げられる。 これらのカップリング剤は、いずれも無機物に対する親
和性基であるイソプロピルオキシ基、メトキシ基、フェ
ノキシ基や有機物に対する親和性基であるアミノ基、プ
ロピル基、メタアクリル基などを有している。 これらのカップリングWIGよ、n−ヘキサン、トルエ
ン、メチルエチルケトンその他の有機溶剤に0.5〜2
%の濃度となるように溶解して使用する。 フッ素樹脂は、まず常法により金属ナトリウム溶解液に
浸漬して表面処理を行なう。 続いて、アセトンなどの
有機溶剤中で超音波洗浄し、同時にフッ素樹脂表面に付
着している微小な気泡なども除去する。 次に、フッ素
樹脂を前記0.5〜2%濃度のカップリング剤に室温〜
50℃の温度で30分〜5時間程度浸漬してカップリン
グ剤処理を行なったのち、熱風乾燥機などで完全に乾燥
し、無機質充填材で強化した合成樹脂を接合する。 この接合は、接合する樹脂が熱可塑性であるか熱硬化性
であるかによっても異なるが、射出成形、圧縮成形、ト
ランスファー成形、他の樹脂を押出しながらこれにフッ
素樹脂のシートを圧着する押出しラミネートそのほか、
既知の技術によることができる。 PPSに関しては、
同じ出願人による特公昭59−23702号の圧入成形
を行なう方法が好適である。 [実施例1] サンプルとして複数のPTFEのシート(長さ70mm
×幅20mX厚さ1m>を用意し、これらを金属ナトリ
ウム溶解液(テトラヒドロフラン1gに金属ナトリウム
片23′gおよびナフタレン128gを添加し撹拌して
調製した)に室温で数秒間浸漬し、表面処理を行なった
のら、アセトン中で超音波洗浄した。 これを下記の三
種のカップリング剤の1%トルエン溶液に30’Cで2
.5時間浸漬したのち、ドライヤに入れ50℃で30分
間乾燥した。 乾燥後、上記のシートを金型にインサートし、ガラス繊
維40%を配合したPPSを射出成形して、(長さ70
mmX幅20sX厚ざ2 M)のシートを成形した。
比較のため表面処理だけのPTFEのシートを用いたイ
ンサート成形も行なった。 各サンプルについて剥離試験(JISK6744)を行
なって次表のような結果を得た。 カップリング剤 A剤(チタン系)・・・イソプロピルトリ(N−アミノ
エチル−アミンエチル)チタネ ート B剤(シラン系)・・・γ−アミノープロピルートリエ
トキシシラン C剤(リン系) ・・・2−メタクリロイロキシエチル
アシツドホスフエート 独、無処理A剤B剤C剤 1 4.25 4.75 4.50 4.752 4.
25 4.75 6.25 4.253 3.75 4
.25 5.50 4.504 4.75 4.50
6.00 B、255 3.75 4.75 4.7
5 4.75平均 4.15 4.60 5.40
4.90引張速度:50m/分 (単位:Ky/
cm)表から明らかなように、この発明の方法によりカ
ップリング剤で処理したものは、無処理のものと比べて
いずれも接合強度が著しく向上している。 [実施例2] 実施例1のカップリング剤Aを用いて処理したPTFE
のシートを金型にインサートし、PPSに代えてナイロ
ンMXD6を射出成形して、同様な試験片を得た。 剥
離試験の結果はつぎのとおりであった。 靭、 無処理 A 剤 13.00 3.75 2 4.50 4.00 3 2.50 4.00 4 3.50 3.75[実施例3
] 実施例1のカップリング剤Aを用いて処理したPTFE
のシートを、ナイロンMXD6を押し出してつくった溶
融状態のシートにロールで圧着させた。 剥離強度を測
定して、実施例2とほぼ同様な結果を得た。 発明の詳細 な説明したように、この発明によれば、フッ素樹脂に対
して多くの合成樹脂、とくに無機質充填材で強化したも
のを、十分大きな接合強度で接合することができる。
したがって、従来のように材料面での制限を受けず、所
望の合成樹脂との複合材料または製品を得ることができ
る。 このように、従来フッ素樹脂とは接合が困難とされてい
た合成樹脂も接合することができるので、機械部品や電
子部品の分野でより広い用途が考えられる。
略記する)などのフッ素樹脂の機械的強度改善のため、
これにポリフェニレンサルファイド(以下、PPSと略
記する。)のような、耐熱性、耐薬品および強度の大き
い他の合成樹脂を接合することが提案されている。 しかし、フッ素樹脂は接着性が乏しいので、たとえば特
開昭52−63976号明細書に記載されているように
、予め一定の割合で添加配合したフッ素樹脂とPPSと
の複合母材を基材とし、その片面または両面に溶融、焼
成などによりフッ素樹脂とPPSを別々に接合するとい
った対策をとらなければならず、フッ素樹脂と接合すべ
き相手方の樹脂材料に大きな制限を受ける。 また、フ
ッ素樹脂を金属ナトリウム溶解液に浸漬して表面処理し
たのち、接着剤を用いて他の合成樹脂を接合する方法が
あるが、十分に満足すべき接合強度を得るのは困難でお
る。 [解決しようとする問題点] この発明の目的は、上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、接合すべき相手方の樹脂材料にほとんど制
限を受けず、しかも高い接合強度が得られるフッ素樹脂
と他の合成樹脂との接合方法を提供することにある。 1虱0責メ 【問題点を解決するための手段】 この発明によるフッ素樹脂と他の合成樹脂との接合方法
は、フッ素樹脂の表面をナトリウム処理したのち、無機
物および有機物に対する親和性基をそれぞれ有するチタ
ン系、シラン系またはリン系のカップリング剤で処理し
、これにフッ素樹脂以外のガラス繊維、炭素繊維、金属
酸化物などの無機質充填材で強化した合成樹脂を溶融状
態で接触させて接合することを特徴とする。 他の合成樹脂は、前記したPPSおよびポリアミドが代
表的でおる。 [作 用] カップリング剤は、本来は他の合成樹脂と無機質充填材
との接合を助けるものとして使用されているが、フッ素
樹脂と他の合成樹脂との接合の強化に役立つ。 従って
、この発明によれば、フッ素樹脂を多種類の合成樹脂と
大きな接合強度で接合できる。 この理由は十分明らか
ではないが、金属ナトリウムの処理によって活性化され
たフッ素樹脂の表面にカップリング剤が何らかの形で結
合し、他の樹脂との間に橋わたしをするものと思われる
。 フッ素樹脂と接合する合成樹脂を強化するガラス繊
維、炭素繊維、金属酸化物などの無機質充填材°を適切
に選ぶことにより、引張強度、圧縮強度、曲げ強度など
の緒特性を用途に応じて変えることも可能となる。 [実施態様] この発明に従ってフッ素樹脂と接合可能な合成樹脂は、
PPSおよびポリアミドのほか、ポリプロピレンオキサ
イド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカー
ボネートなどの熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン
樹脂などの熱硬化性樹脂が挙げられ、その適用範囲はき
わめて広い。 無機質充填材としては、ガラス繊維、炭
素繊維などの無機質繊維、酸化チタン、酸化マグネシウ
ム、酸化亜鉛、アルミナ、シリカなどの金属酸化物のよ
うに一般に合成樹脂成形品の強化や増量に使用されてい
るものが好適に用いられる。 これらの無機質充填材の合成樹脂に対する配合量には特
に制限はないが、30〜40重量%が適当である。 1
0%より少ない範囲では十分な接合強度が得られず、5
0%を超えると成形に支障が出る。 カップリング剤は、有機物および無機物に対する親和性
基をそれぞれ有することが必要である。 このようなカップリング剤としては、イソプロピルトリ
(N−アミンエチル−アミノエチル)チタネート、イソ
プロピルトリクミルフェノールチタネート、イソプロピ
ルトリイソステアロイルチタネートなどのチタン系カッ
プリング剤、ビニルトリエトキシシラン、γ−アミノー
プロピルートリエトキシシラン、T−クロロプロピルト
リメトキシシランなどのシラン系カップリング剤、2−
メタクリロイロキシエチルアシッドホスフエート、ジフ
ェニル2−メタクリロイロキシエチルホスフ工−トなど
のリン系カップリング剤が挙げられる。 これらのカップリング剤は、いずれも無機物に対する親
和性基であるイソプロピルオキシ基、メトキシ基、フェ
ノキシ基や有機物に対する親和性基であるアミノ基、プ
ロピル基、メタアクリル基などを有している。 これらのカップリングWIGよ、n−ヘキサン、トルエ
ン、メチルエチルケトンその他の有機溶剤に0.5〜2
%の濃度となるように溶解して使用する。 フッ素樹脂は、まず常法により金属ナトリウム溶解液に
浸漬して表面処理を行なう。 続いて、アセトンなどの
有機溶剤中で超音波洗浄し、同時にフッ素樹脂表面に付
着している微小な気泡なども除去する。 次に、フッ素
樹脂を前記0.5〜2%濃度のカップリング剤に室温〜
50℃の温度で30分〜5時間程度浸漬してカップリン
グ剤処理を行なったのち、熱風乾燥機などで完全に乾燥
し、無機質充填材で強化した合成樹脂を接合する。 この接合は、接合する樹脂が熱可塑性であるか熱硬化性
であるかによっても異なるが、射出成形、圧縮成形、ト
ランスファー成形、他の樹脂を押出しながらこれにフッ
素樹脂のシートを圧着する押出しラミネートそのほか、
既知の技術によることができる。 PPSに関しては、
同じ出願人による特公昭59−23702号の圧入成形
を行なう方法が好適である。 [実施例1] サンプルとして複数のPTFEのシート(長さ70mm
×幅20mX厚さ1m>を用意し、これらを金属ナトリ
ウム溶解液(テトラヒドロフラン1gに金属ナトリウム
片23′gおよびナフタレン128gを添加し撹拌して
調製した)に室温で数秒間浸漬し、表面処理を行なった
のら、アセトン中で超音波洗浄した。 これを下記の三
種のカップリング剤の1%トルエン溶液に30’Cで2
.5時間浸漬したのち、ドライヤに入れ50℃で30分
間乾燥した。 乾燥後、上記のシートを金型にインサートし、ガラス繊
維40%を配合したPPSを射出成形して、(長さ70
mmX幅20sX厚ざ2 M)のシートを成形した。
比較のため表面処理だけのPTFEのシートを用いたイ
ンサート成形も行なった。 各サンプルについて剥離試験(JISK6744)を行
なって次表のような結果を得た。 カップリング剤 A剤(チタン系)・・・イソプロピルトリ(N−アミノ
エチル−アミンエチル)チタネ ート B剤(シラン系)・・・γ−アミノープロピルートリエ
トキシシラン C剤(リン系) ・・・2−メタクリロイロキシエチル
アシツドホスフエート 独、無処理A剤B剤C剤 1 4.25 4.75 4.50 4.752 4.
25 4.75 6.25 4.253 3.75 4
.25 5.50 4.504 4.75 4.50
6.00 B、255 3.75 4.75 4.7
5 4.75平均 4.15 4.60 5.40
4.90引張速度:50m/分 (単位:Ky/
cm)表から明らかなように、この発明の方法によりカ
ップリング剤で処理したものは、無処理のものと比べて
いずれも接合強度が著しく向上している。 [実施例2] 実施例1のカップリング剤Aを用いて処理したPTFE
のシートを金型にインサートし、PPSに代えてナイロ
ンMXD6を射出成形して、同様な試験片を得た。 剥
離試験の結果はつぎのとおりであった。 靭、 無処理 A 剤 13.00 3.75 2 4.50 4.00 3 2.50 4.00 4 3.50 3.75[実施例3
] 実施例1のカップリング剤Aを用いて処理したPTFE
のシートを、ナイロンMXD6を押し出してつくった溶
融状態のシートにロールで圧着させた。 剥離強度を測
定して、実施例2とほぼ同様な結果を得た。 発明の詳細 な説明したように、この発明によれば、フッ素樹脂に対
して多くの合成樹脂、とくに無機質充填材で強化したも
のを、十分大きな接合強度で接合することができる。
したがって、従来のように材料面での制限を受けず、所
望の合成樹脂との複合材料または製品を得ることができ
る。 このように、従来フッ素樹脂とは接合が困難とされてい
た合成樹脂も接合することができるので、機械部品や電
子部品の分野でより広い用途が考えられる。
Claims (4)
- (1)フッ素樹脂の表面をナトリウム処理したのち、無
機物および有機物に対する親和性基をそれぞれ有するチ
タン系、シラン系またはリン系のカップリング剤で処理
し、これにフッ素樹脂以外の、ガラス繊維、炭素繊維、
金属酸化物などの無機質充填材で強化した合成樹脂を溶
融状態で接触させて接合することを特徴とするフッ素樹
脂と他の合成樹脂との接合方法。 - (2)他の合成樹脂が、ポリフェニレンサルファイド樹
脂またはポリアミド樹脂である特許請求の範囲第1項の
接合方法。 - (3)チタン系のカップリング剤としてアルキル−トリ
(N−アミノアルキル−アミノアルキル)チタネート、
シラン系のカップリング剤としてアミノアルキル−トリ
アルコキシシラン、リン系のカップリング剤としてメタ
クリロイロキシアルキル−アシッド−フォスフェートを
用いる特許請求の範囲第1項の接合方法。 - (4)上記表面処理をしたフッ素樹脂を金型内に置き、
他の合成樹脂を射出成形して接合を行う特許請求の範囲
第1項の接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60006791A JPS61164816A (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | フッ素樹脂と他の合成樹脂との接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60006791A JPS61164816A (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | フッ素樹脂と他の合成樹脂との接合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61164816A true JPS61164816A (ja) | 1986-07-25 |
JPH0442977B2 JPH0442977B2 (ja) | 1992-07-15 |
Family
ID=11647997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60006791A Granted JPS61164816A (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | フッ素樹脂と他の合成樹脂との接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61164816A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01301250A (ja) * | 1988-05-31 | 1989-12-05 | Brother Ind Ltd | 合成樹脂成形品及びその製造方法 |
JP2007108140A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Bussan Nanotech Research Institute Inc | 液体移送装置 |
WO2015053309A1 (ja) * | 2013-10-11 | 2015-04-16 | 住友電工プリントサーキット株式会社 | フッ素樹脂基材、プリント配線板、及び回路モジュール |
JP2015074217A (ja) * | 2013-10-11 | 2015-04-20 | 住友電工プリントサーキット株式会社 | フッ素樹脂基材、プリント基板、表示パネル、表示装置、タッチパネル、照明装置、及びソーラパネル |
JP2015097257A (ja) * | 2013-10-11 | 2015-05-21 | 住友電工プリントサーキット株式会社 | フッ素樹脂基材、プリント配線板、及び回路モジュール |
US9371411B2 (en) | 2004-02-23 | 2016-06-21 | Leibniz-Institut Fuer Neue Materialien Gemeinnuetzige Gmbh | Abrasion-resistant and alkali-resistant coatings or moulded bodies having a low-energy surface |
EP3056343A4 (en) * | 2013-10-11 | 2017-09-27 | Sumitomo Electric Printed Circuits, Inc. | Fluorine resin base material, printed wiring board, and circuit module |
-
1985
- 1985-01-18 JP JP60006791A patent/JPS61164816A/ja active Granted
Cited By (8)
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---|---|---|---|---|
JPH01301250A (ja) * | 1988-05-31 | 1989-12-05 | Brother Ind Ltd | 合成樹脂成形品及びその製造方法 |
US9371411B2 (en) | 2004-02-23 | 2016-06-21 | Leibniz-Institut Fuer Neue Materialien Gemeinnuetzige Gmbh | Abrasion-resistant and alkali-resistant coatings or moulded bodies having a low-energy surface |
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