JPS61164048A

JPS61164048A - 内燃エンジンの吸気流量計測装置

Info

Publication number: JPS61164048A
Application number: JP492685A
Authority: JP
Inventors: Toshio Nomura; 俊夫野村; Akira Kobayashi; 小林　公
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1985-01-17
Filing date: 1985-01-17
Publication date: 1986-07-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、内燃エンジンの吸気流量計測装置に関するも
のであり、特に、■またはフラット（水平方向）配列の
電子式燃料制御型多気筒エンジンの吸気流量計測装置に
関するものである。

（従来の技術）第２図は、従来の■配列の電子式燃料制御型多気筒エン
ジンの要部を示す断面構造図である。

シリンダ１内の燃焼室１２で燃料が燃焼された結果中ず
る排ガスは、排気弁１１および排気管２を介してターボ
チャージャ３（排気タービン）に供給され、これを駆動
した後、矢印Ｅのように排出される。一方、前記ターボ
チャージャ３は、矢印Ｂのように外気を吸入し、給気管
４に空気を押込み送風する。

押込まれた空気は、給気管４を通って共通のチャンバ５
に導入され、そこから各シリンダごとに設けられたイン
テークマニホルド６、およびスロットルバルブ７を通り
、さらに所定のタイミングで開かれる吸入弁１３を介し
てシリンダ１内の燃焼室１２に吸入される。

一方、前記吸入弁１３を介する空気の吸入に同期して、
燃料噴射ノズル８から所定量の燃料が噴射される。

この場合、燃料噴射ノズル８からの燃料噴射量は、吸入
空気量に応じて決定され、また吸入空気量は、スロット
ルバルブ７の開度によって、および／あるいはインテー
クマニホルド６内の圧力によって決定される。

前述のようなＶまたはフラット配列の電子式燃料制御型
多気筒エンジンでは、左右の各バンクごとにスロットル
ボディを設け、リンケージ機構により、各バンクごとの
スロットルバルブ７を共通に制御するのが普通である。

そしてまた、スロットルバルブ７の開度測定、インテー
クマニホルド６内の圧力測定、および吸入空気の温度測
定などは、一方のバンクのみに設けたスロットルバルブ
開度センサ１５、吸気圧センサ１６、吸気温センサ１７
などによって行なわれる。

さらに、その測定結果を、回転数センサ１８の検出信号
と共に演算制御装置１０に導き、そこで公知の手法によ
って燃料噴射量（すなわち、燃料噴射ノズル８の開弁時
間信号）を演算する。そして、前記燃料噴射量に応じて
燃料噴射ノズル８を開閉制御する。

さらに、前記と同じ燃料噴射量を他方のバンクにもその
まま適用することによって、構造の簡略化とコスト低減
をはかつている。

なお、前記演算制御装置１０は、例えばマイクロコンピ
ュータであることができ、これによる燃料噴射量の演算
および燃料噴射ノズル８の開弁割部動作などは、良く知
られているので、ζこでは詳細説明は省略する。

（発明が解決しようとする問題点）上記した従来の技術は、次のような問題点を有していた
。

（１）各バンクのスロットルバルブ開度が、経年変化や
がたの発生などによって不揃いになると、燃料噴射量が
吸入空気ωに適合しなくなり、機械的出力のアンバラン
スや排気ガス不良などの原因となる。

（２特に、車載用内燃エンジンの場合には、車輌が回転
するときに、左右の各バンクにおける吸入空気量や吸気
圧に差異を生ずることがあるが、前記差異に応じた燃料
噴射量の補正ができない。このために、燃料噴射量と吸
入空気量の不整合を発生し易い。

（３１前記（′２Ｊ項の問題は、特に過給機付きの内燃
エンジンにおいて著しい。

本発明は、前述の問題点を解決するためになされたもの
である。

（問題点を解決するための手段および作用）前記の問題
点を解決するために、本発明は、スロットルバルブ開度
センサおよび吸気圧センサの少なくとも一方を、各バン
クに別個独立に配設した点に特徴がある。

（実施例）以下に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例の要部を示す断面構造図であ
る。同図において、第２図と同一の符号は、同一または
同等部分をあられしている。

第２図との対比から明らかなように、この実施例は、ス
ロットルバルブ開度センサ１５、吸気圧センサ１６、お
よび吸気温センサ１７が、それぞれのバンク毎に別個独
立に配設されている点で、従来例と相違する。

作動時には、各バンク毎のスロットルバルブ開度センサ
１５、吸気圧センサ１６、および吸気温センサ１７の検
知信号を、それぞれ演算ｆｆｌ１１［Ｉ装置１０に導き
、これに回転数センサ１８からの検知信号を加えて、各
バンク毎に燃料噴射量（すなわち、燃料噴射ノズル８の
開弁時間信号）を演算する。そして、前記燃料噴射量に
応じて燃料噴射ノズル８を開閉制御する。

本発明は、ターボチャージャ３を有しない通常の内燃エ
ンジンにも適用できることは明らかである。また、本発
明は、一般的に、複数のシリンダを有し、それらのシリ
ンダが車輌の車軸の中心に配置されていないような内燃
エンジンに適用することができる。

以上では、スロットルバルブ開度センサ１５゜吸気圧セ
ンサ１６および吸気温センサ１７のすべてを各バンク毎
に設ける場合について説明したが、当業者には明らかな
ように、本発明は、スロットルバルブ開度センサ１５お
よび吸気圧センサ１６のいずれか一方のみを両方のバン
クに設けるようにしてもよい。

（発明の効果）以上の説明から明らかなように、本発明によれば、つぎ
のような効果が達成される。

（１）燃料噴射ｌ（すなわち、燃料噴射ノズル８の開弁
時間信号）を各バンク毎に演算するので、各バンクのス
ロットルバルブ開度が、経年変化やがたの発生などによ
って不揃いになっても、それぞれに最適な燃料噴射量を
演算し、噴射制御することが可能となる。それ故に、機
械的出力のアンバランスや排気ガス不良などを生ずるこ
とがなくなる。

（２特に、車輌が回転するときに、左右の各バンクにお
ける吸入空気量や吸気圧に差異を生じたとしても、燃料
噴射量は各バンク毎に演算、制御されるので、燃料噴射
量と吸入空気量のバランスを欠くことがない。

（３一方のバンクの各種センサに異常が検出されたとき
は、反対のバンクの同種センサの検知信号を用いて、前
記一方のバンクの燃料噴射量制御を行なうことができる
ので、信頼性を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の要部を示す断面構造図、第
２図は、従来のＶ配列の電子式燃料制御型多気筒エンジ
ンの要部を示す断面構造図である。１・・・シリンダ、２・・・排気管、３・・・ターボチ
ャージャ、４・・・給気管、６・・・インテークマニホ
ルド、７・・・スａットルバルプ、８・・・燃料噴射ノ
ズル、１０・・・演算制御装置、１１・・・排気弁、１
２・・・燃焼室、１３・・・吸入弁、１５・・・スロッ
トルバルブ開度センサ、１６・・・吸気圧センサ、１７
・・・吸気温センサ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数のブロックに分割された複数のシリンダを有
し、それぞれのシリンダごとにスロットルバルブおよび
燃料噴射ノズルが配設された内燃エンジンの吸気流量計
測装置であって、スロットルバルブ開度センサおよび吸
気圧センサの少なくとも一方が、各ブロックに別個独立
に設けられたことを特徴とする内燃エンジンの吸気流量
計測装置。
（２）スロットルバルブは各ブロック毎に、リンケージ
機構によって連動制御されることを特徴とする前記特許
請求の範囲第１項記載の内燃エンジンの吸気流量計測装
置。
（３）内燃エンジンは過給用のターボチャージャを備え
ることを特徴とする前記特許請求の範囲第１項または第
２項記載の内燃エンジンの吸気流量計測装置。
（４）内燃エンジンはＶまたはフラット配列の電子式燃
料制御型多気筒エンジンであることを特徴とする前記特
許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれかに記載の内
燃エンジンの吸気流量計測装置。
（５）内燃エンジンはマルチポイント噴射方式であるこ
とを特徴とする前記特許請求の範囲第１項ないし第４項
のいずれかに記載の内燃エンジンの吸気流量計測装置。