JPS61162881A - テ−プ残量計算装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はビデオテープレコーダにおけるテープ残量計算
装置に関する。

（従来の技術） 従来のビデオテープレコーダ（以下ＶＴＲという）にお
けるテープ残量計算は、ＶＴＲに内蔵されたマイクロコ
ンピュータに、あらかじめテープ厚の値が定数として与
えられており、再生中等のリール回転周期を測定するこ
とにより、これらの値を基にして以下に示す式によりテ
ープ残量時間の計算を行うようになされている。

すなわち。

記録再生テープの走行速度：Ｖ（定数）リールハブ半径
：ｒ　（定数） リール半径；Ｒ リール回転周期二Ｔ リール回転周波数：ｆ テープ厚初期値：ａ　（定数） テープ残量時間：Ｘ とした場合。

ａＶＸ＝πＲ”−πｒ” πＲｔ−πｒ２ ａＶ が成立する。

ここで１円運動の角速度ωと周波数ｆの関係より Ｖ＝ａ＋Ｒ＝　　　（２）、　　　　　ω＝２πｆ　　
　　＝　　　（３）（２）　（３１式より ■ ２　π　ｆ ｆ＝−であるから、これを（４）式に代入すると ２　π （５）式を（１）式に代入すると となる。

（６）式において、ａ、Ｖ、　　γは一定であるから。

Ｔを測定することにより（６）式からテープ残量時間が
計算できる。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、テープ厚にはばらつきがあり、リールハブへ
のテープ巻数が多いと、このテープ厚のばらつき誤差が
累積するため、上記した計算式で計算したテープ残量値
は大きな誤差を含んでいる。

このため、残量表示はこのばらつき誤差を考慮して１０
分単位あるいは５分車位で行っていた。

（問題点を解決するための手段） 本発明のテープ残量計算装置は、あらかじめ設定された
初期テープ厚、リールハブ径、記録再生テープの走行速
度と１回転周期測定手段により測定されたリールの回転
周期とに基いて、テープ残量時間をテープ残量時間計算
手段で計算するビデオテープレコーダにおいて、前記回
転周期測定手段によって測定された基準時刻におけるリ
ール回転周期とこの基準時刻から一定時間経過後のリー
ル回転周期とからテープ厚を補正するテープ厚補正手段
と、テープ厚補正手段によって補正されたテープ厚の値
を、前記初期テープ厚の値と置き換える置き換え手段と
を備えてなるものである。

（作用） 本発明のテープ残量計算装置は、第１図に示すように２
回転周期測定手段ｌによって、基準時刻におけるリール
回転周期とこの基準時刻から一定時間経過後のリール回
転周期を測定し、これらの測定結果に基いて、テープ厚
補正手段３でテープ厚が補正され、この補正値を置き換
え手段４によって初期テープ厚の値と置き換え、この置
き換えられたテープ厚の値に基いてテープ残量時間計算
手段２によりテープ残量時間を計算するものである。

（実施例） 第２図に９本発明のテープ残量計算装置を８ミＩＪ　Ｖ
　Ｔ　Ｒに適用した場合のハードウェア構成を示す。

５はビデオテープ６の供給リール７の近傍に設けられた
フォトインタラプタ、８は増幅器、９は切換スイッチ、
１０はテープ残量計算用のマイクロコンピュータ（以下
単にマイコンという）、１１はＬＣＤ、ＥＬ、ＰＤＰ等
の表示部、１２はり−ルハブである。

フォトインタラプタ５はリールの回転周期を測定するも
ので、リール回転速度に応じたパルス（リール１回転に
つき１６パルス）を増幅器８に出力し、増幅器８で適正
に増幅されてマイコン１０に人力される。

切換スイッチ９は９例えば一端がアースされ他端が抵抗
Ｒによって電源電圧（Ｖ　Ｏゎ）に接続されており、こ
の切換スイッチ９の切換動作によってテープ厚が１０μ
ｍか１３μｍかの判別信号Ｓ。

がマイコン１０に入力される。このテープ厚は。

テープ厚のばらつき誤差が補正されるまでの初期値とし
て用いられる。

マイコン１０には、上記した入力の他に、残量計算が可
能なモードのときにＶＴＲシステム全体のコントロール
部（図示省略）より端子１３を介して計算開始可能信号
Ｓ８が入力されるとともに。

端子１４からポーズ信号Ｓ、が入力されると、残量計算
を中継しその時点の計算結果を保持するようになされて
し゛る。これらの各信号が適当なタイミングでマイコン
１０に人力されてテープ残量時間が計算され、その計算
結果が表示部１１に表示される。

マイコン１０では、入力されたリール回転周期の値を用
いて以下に示す計算式によりテープ厚のばらつき誤差を
補正する。

すなわち、基準時刻のリール回転周期をＴ、この基準時
刻から一定時間を経過後のリール回転周期をＴＬ、リー
ル半径をＲｔ、　　リール回転周波数をｆｔとすると、
テープ厚のばらつき誤差を補正した後のテープ厚ａ０は
。

ａ、　−１／　Ｖ　ｔ　　（７ＣＲ２ｙｒＲｔ”　）　
−（７１ここで、前記（５）式と同様にして （５）弐と（８）式を（７）式に代入すると４　π　ｔ （９）式から、ばらつき誤差を補正したテープ厚ａ０を
求めることができる。（９）式で求められたａｏの値を
前記（６）式のａに代入して計算すると、正しいテープ
残量時間が求められる。

次に、前記したテープ残量計測装置の制御手順を第３図
に示すフローチャートに沿って説明する。

ステップ■で、まず表示部１１の表示をクリアし、ステ
ップ■で初期値としてのテープ厚ａを読み込む。このテ
ープ厚ａの値は１３μｍもしくは１０μｍのいずれか一
方がスイッチ９の切換えによって選択される。ステップ
■で、残量計算が可能な状態かを判断し、可能であれば
ステップ■でポーズ入力が有るかを判断する。ポーズ入
力が有ればステップ■にもどる。ポーズ入力が無ければ
ステップ■に進む。

ステップ■でタイマーによって時間ｔがセットされ、ス
テップ■でリールパルスの入力を開始する。

ステップ■でリール回転周期Ｔｔの測定が終了したかを
判断し、終了していれば、ステップ■で前記（６）式に
基いてテープ残量時間を計算し、ステップ■で表示部１
１にテープ残量時間を表示する。

この場合、ステップ■で計算されたテープ残量時間は、
予め初期値として人力されたテープ厚ａに基いて計算さ
れたもので、テープ厚のばらつきによる誤差を含んでい
る。

次に、ステップ［相］へ進み、タイマーセットされたｔ
時間が経過したかを判断し、を時間経過していなければ
ステップ■に戻り、■−■−〇−■−［相］のサイクル
を繰り返す。を時間が経過していればステップ０で測定
したＴｔを記憶する。

ステップ＠で初期値としてのリール回転周期Ｔが記憶さ
れているかを判断し、記憶されていなければ、ステップ
０で測定されたＴｔを初期値Ｔとして記憶しステップ■
に戻る。ステップ０でＴが記憶されていればステ・ノブ
［相］に進む。ステップ＠で、初期値Ｔと測定されたＴ
５とにより前記（９）式に基いてテープ厚の値ａ０を計
算し、ステップ■でテープ厚の値ａ０を初期値ａと置き
換えてステップ■に戻る。ステップ■に戻ると、再びス
テップ■を経てステップ■で、今度はテープ厚の値ａ０
に基いて前記（６）式によりテープ残量時間が計算され
、ステップ■で補正されたテープ残量時間が表示される
。

なお、ステップ■でリール回転周期Ｔｔの測定が終了し
ていなければ、ステップ［相］で残量計算が可能な状態
かを判断し、可能でない場合には、ステップ■に戻る。

可能な場合にはステップＯでポーズ入力が有るかを判断
し２人力がない場合にはＴｔの測定を継続するためステ
ップ■に戻る。入力がある場合にはステップ■に戻る。

（発明の効果） 本発明によれば、テープ厚のばらつきを補正しながら精
度の高いテープ残量時間を計算することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明のテープ残量計算装置の一
実施例を示し、第１図はクレーム対応図。 第２図はハードウェア構成図、第３図はソフトウェア構
成図である。 １・・・回転周期測定手段 ２・・・テープ残量時間計算手段 ３・・・テープ厚補正手段 ４・・・置き換え手段 ほか１名 嘉１　＠

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）あらかじめ設定された初期テープ厚、リールハブ径
   、記録再生テープの走行速度と、回転周期測定手段によ
   り測定されたリールの回転周期とに基いて、テープ残量
   時間をテープ残量時間計算手段で計算するビデオテープ
   レコーダにおいて、 前記回転周期測定手段によって測定された基準時刻にお
   けるリール回転周期とこの基準時刻から一定時間経過後
   のリール回転周期とからテープ厚を補正するテープ厚補
   正手段と、 テープ厚補正手段によって補正されたテープ厚の値を、
   前記初期テープ厚の値と置き換える置き換え手段とを備
   えてなることを特徴とするテープ残量計算装置。