JPH057828Y2

JPH057828Y2 -

Info

Publication number: JPH057828Y2
Application number: JP1983069887U
Authority: JP
Priority date: 1983-05-12
Filing date: 1983-05-12
Publication date: 1993-02-26
Also published as: JPS59177267U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は標準パターン発生器を備えて、録画希
望映像信号の記録前に標準パターンを選択的に記
録可能にした映像信号磁気記録装置に関する。

（従来技術）従来の映像信号磁気記録装置において予め設定
された時刻から設定期間、供給された映像信号を
自動的に記録する所謂タイマ予約機能を備えたも
のがある。かかるタイマ予約機能を備えた映像信
号磁気記録再生装置（以下、単にVTRと記す）
においては記録開始時刻T₀より時間t₁前の時刻
T₁を検出し、時刻T₁よりドラムシリンダを回転
駆動し、前記時刻T₁より時間t₂経過時に磁気テー
プをローデイングし、設定された記録開始時刻
T₀よりキヤプスタンモータを駆動して磁気テー
プを走行させるとともに供給された映像信号を
VTRの記録系に供給し、映像信号を記録してい
る。

しかるに、映像信号記録済磁気テープを記録時
と異なるVTRで再生する場合、トラツキング調
整が必要となる。この際一般画像では調整が困難
である。またモニターテレビ受像機により色調が
異なり、一般画像での色調調整が困難であり記録
時の色と合せにくい欠点があつた。

（考案の目的）本考案は上記にかんがみなされたもので、上記
の欠点を解消して、上記のトラツキング調整を容
易にした映像信号磁気記録装置を提供することを
目的とする。

（考案の構成）本考案を第１図にもとづいて説明する。

タイマ予約機能を有するVTR本体１に標準パ
ターン映像信号を出力するパターン発生器２を備
えており、パターン発生器２から出力される標準
パターン映像信号はスイツチ手段３を介して
VTRの記録系４に供給し、外部から供給される
記録映像信号（以下、希望映像信号もしくは単に
映像信号と記す）はスイツチ手段５を介して
VTRの記録系４に供給してある。またVTR本体
１のドラムシリンダモータにはスイツチ手段６を
介して、VTR本体１の磁気テープローデイング
モータにはスイツチ手段７を介して、キヤプスタ
ンモータにはスイツチ手段１９を介してそれぞれ
電圧Ｖが供給してある。

一方、８，９および１０はそれぞれ実時間を計
時する時計手段、タイマ記録開始時刻を設定する
タイマ記録開始時刻設定手段およびタイマ記録時
間を設定する記録期間設定手段である。１１はタ
イマ記録を行なうことを指定するタイマ記録指定
手段であり、１２はパターン発生器２の出力を記
録させることを指定するパターン挿入指定手段で
ある。

１４は時刻検出手段であつて、時計手段８の出
力により実時刻を記憶する記憶手段と、タイマ記
録指定手段１１によりタイマ記録が指定されてい
るときタイマ記録開始時刻設定手段９により設定
された記録開始時刻T₀、記録期間指定手段１０
により設定された記録時間t₄を記憶するそれぞれ
の記憶手段と、記憶開始時刻T₀から時間t₁前を演
算する記録開始前所定時刻演算手段１３による演
算時刻T₁を記憶する記憶手段を備えるとともに、
後述するタイマ手段１４−₁とを備え、実時刻が
時刻T₁に一致したとき、実時刻が時刻T₀に一致
したときおよび時刻T₀から時間t₄経過した時刻
T₄のとき信号切換手段１５にそれぞれ出力を供
給する。タイマ手段１４−₁はタイマ記録指定手
段１１によりタイマ記録が指示されているとき、
時刻T₁から計時を開始し時間t₂経過した時刻T₂
においておよび時刻T₄から計時を開始し時間t₅経
過した時刻T₅において信号切換手段１５に出力
を供給し、タイマ記録指定手段１１によりタイマ
記録が指定されかつパターン挿入指定手段１２に
よつてパターン挿入が指示されているときは上記
時刻T₂、T₄におけるほか時刻T₂から計時を開始
し時間t₃経過した時刻T₃において信号切替手段１
５に出力を供給する。

信号切換手段１５はタイマ記録指定手段１１に
よりタイマ記録が指示されているときは、時刻
T₁における出力によつてスイツチ手段６をオン
状態に、時刻T₂における出力によつてスイツチ
手段７をオン状態に、時刻T₀における出力によ
つてスイツチ手段５および１９をオン状態に、時
刻T₄における出力によつてスイツチ手段５およ
び１９をオフ状態に、時刻T₅における出力によ
つてスイツチ手段６および７をオフ状態に制御す
る。またタイマ記録指定手段１１によりタイマ記
録が指示されかつパターン挿入指示手段１２によ
つてパターン挿入が指示されているときは信号切
換手段１５は時刻T₁における出力によつてスイ
ツチ手段６をオン状態に、時刻T₂における出力
によつてスイツチ手段７をオン状態に、時刻T₃
における出力によつてスイツチ手段３および１９
をオン状態に、時刻T₀における出力によつてス
イツチ手段３をオフ状態におよびスイツチ手段５
をオン状態に、時刻T₄においてスイツチ手段５
および１９をオフ状態に、時刻T₅においてスイ
ツチ手段６および７をオフ状態に制御する。した
がつてパターン挿入が指示されているときはパタ
ーン挿入が指示されていないときに対して時刻
T₃から時刻T₀までの期間においてスイツチ手段
３がオン状態に制御されることになる。ここで時
間t₂，t₃はt₂＋t₃＜t₁に設定してある。

（考案の作用）以上の如く構成した本考案において、タイマ記
録指定手段１１によつてタイマ記録を指定し、タ
イマ記録開始時刻設定手段９によつて時刻T₀を
設定し、記録期間指定手段１０によつて期間t₄を
設定し、パターン挿入指定手段１２によつてパタ
ーン挿入を指定していないときは、時刻T₀より
時間t₁前の時刻T₁（＝T₀−t₁）においてスイツチ
手段６がオン状態に制御され、VTR本体１のド
ラムシリンダモータに電圧Ｖが供給されてドラム
シリンダモータが回転する。時刻T₁から時間t₂経
過した時刻T₂においてスイツチ手段７がオン状
態に制御され、VTR本体１の磁気テープローデ
イングモータに電圧Ｖが供給されて磁気テープが
ローデイングされる。ついで時刻T₀に達したと
きスイツチ手段５および１９がオン状態に制御さ
れ、希望映像信号がVTRの記録系４に供給され、
磁気テープは走行し磁気テープに希望映像信号が
記録される。この場合に希望映像信号が供給され
る前にドラムシリンダが既に回転駆動されて安定
に回転した状態にあり、既に磁気テープがローデ
イングされている状態にあるため映像信号が安定
して記録開始される。また時刻T₀から時間t₄経過
した時刻T₄においてスイツチ手段５および１９
がオフ状態に制御されて映像信号の記録系４への
供給は遮断され、磁気テープの走行は停止され
る。また時刻T₄から時間t₅経過した時刻T₅にお
いてスイツチ手段６および７がオフ状態に制御さ
れてドラムシリンダモータおよび磁気テープロー
デイングモータへの電圧Ｖの供給は遮断されて、
ドラムシリンダの回転は停止し、磁気テープはア
ンローデイングされることになる。

また、上記においてパターン挿入指定手段１２
によつてパターン挿入を指示しているときは、上
記において時刻T₂から時間t₃経過した時刻T₃に
おいて、スイツチ手段３および１９がオン状態に
制御されてパターン発生器２から出力されている
標準パターン映像信号はVTRの記録系４に供給
され、磁気テープは走行を開始して標準パターン
映像信号が磁気テープに記録開始される。ついで
時刻T₀においてスイツチ手段３はオフ状態に、
スイツチ手段５はオン状態に制御される。したが
つて時刻T₃から時刻T₀までの期間磁気テープに
標準パターン映像信号が記録され、引き続いて時
刻T₀から時刻T₄までの期間希望映像信号が記録
されることになる。

したがつて記録のときにパターン挿入指示を行
なつた磁気テープを再生したときは、モニタテレ
ビジヨン映像機に希望画像の直前に所定期間標準
パターンの画像が表示されて、トラツキング調整
が容易となり、記録時の色調に容易に調整するこ
とができる。

以下、本考案を実施例により説明する。

第２図は本考案の機能を実現させたマイクロコ
ンピユータと入出力装置との関連を示す一実施例
のブロツク図である。

２０および３０は周知のマイクロコンピユータ
であり、マイクロコンピユータ２０は主時間管理
用であり、マイクロコンピユータ３０はVTR本
体１の機構制御用である。マイクロコンピユータ
２０および３０はそれぞれ基本的にcpu２１，３
１、入力ポート２２，３２、タイマ２３，３３、
ROM２４，３４、RAM２５，３５、出力ポー
ト２６，３６から構成されている。ROM２４，
３４にはそれぞれcpu２１，３１を制御するプロ
グラムが記憶させてある。cpu２１はROM２４
に記憶させてあるプログラムにしたがつて入力ポ
ート２２を介して必要とするタイマ記録指定スイ
ツチ１１−₁の出力、タイマ記録開始時刻設定手
段９の出力、記録期間設定手段１０の出力を読み
込み、RAM２５内の所定エリアに記憶しRAM
２５内の他の所定エリアの記憶内容と演算したり
比較をする等のデータの授受、比較、演算等の処
理を行ない、必要に応じて処理結果に対応した出
力を出力ポート２６を介してマイクロコンピユー
タ３０へ出力する。マイクロコンピユータ２０に
はROM２４に記録されたプログラムにより分周
比が設定され、この分周比でマイクロコンピユー
タ２０に供給されたクロツクパルスを分周する分
周器とROM２４に記録されたプログラムにプリ
セツト値が設定され前記分周器の出力パルスをダ
ウンカウントし所定周期毎にcpu２１に出力して
割込み信号を発生するダウンカウンタとからなる
タイマ２３を備えており、タイマ２３の出力によ
りRAM２５内の所定エリアに設けた記憶内容を
更新し、実時間、タイマ記録開始時刻、記録期間
等を管理するように構成してある。

マイクロコンピユータ３０もマイクロコンピユ
ータ２０と同様に構成してあり、cpu３１は
ROM３４に記憶させてあるプログラムにしたが
つて入力ポート３２を介してマイクロコンピユー
タ２０から供給された出力データとパターン挿入
指定スイツチ１２−₁の出力を読み込み、必要な
処理を行ない、必要に応じて出力ポート３６を介
してVTR本体１への通電を制御するスイツチ手
段１８、VTR本体１のドラムシリンダモータへ
の通電を制御するスイツチ手段６、VTR本体１
の磁気テープローデイングモータへの通電を制御
するスイツチ手段７、VTR本体１のキヤプスタ
ンモータへの通電を制御するスイツチ手段１９、
VTRの記録系へ映像信号の供給を制御するスイ
ツチ手段５およびVTRの記録系へパターン発生
器２からの標準パターン映像信号の供給を制御す
るスイツチ手段３を所定タイミングで駆動制御す
る。

つぎに本考案の一実施例の作用を第３図（その
１）および第３図（その２）のフローチヤートお
よび第４図のタイミング図によつて説明する。

RAM２５にはタイマ２３の出力パルスの発生
により１秒毎に＋１が加えられて１秒毎に更新さ
れる実時刻を記憶する実時刻記憶エリアと、タイ
マ記録開始時刻設定手段９により設定された記録
開始時刻を記憶する記録開始時刻記憶エリアと、
記録期間設定手段１０により設定された記録時間
を記憶する記録期間記憶エリアと、タイマ２３の
出力パルスの発生により１秒毎に記憶内容が＋１
されてワーキング期間を記憶する第１のワーキン
グ期間記憶エリアと、記録開始前所定時刻演算結
果を記憶する演算結果記憶エリアとが設けてあ
る。RAM３５にはタイマ３３の出力パルスの発
生により１秒毎に記憶内容が＋１されてワーキン
グ期間を記憶する第２のワーキング期間記憶エリ
アが設けてある。

プログラムを動作させると、タイマ記録指定ス
イツチ１１−₁の出力状態を読み込んで検知する
（ステツプａ）。ステツプａにおいてタイマ記録指
定スイツチ１１−₁の出力が高電位のときすなわ
ちタイマ記録が指示されているときは、タイマ記
録開始時刻設定手段９により引き続いて設定され
た記録開始時刻を読み込んで記録開始時刻が記録
開始時刻記憶エリアに記憶され、また引き続いて
記憶期間設定手段により設定された記憶期間を読
み込んで記録期間が記録期間記憶エリアに記憶さ
れる。また実時刻は１秒毎に更新されて実時刻記
憶エリアに記憶されている。記録開始時刻記憶エ
リアに記憶された記録開始時刻から時間t₁たとえ
ば１分を差引く演算を行なつてこの演算結果は演
算結果記憶エリアに記憶される。

実時刻記憶エリアに記憶されている記憶内容す
なわち実時刻は演算結果記憶エリアの記憶内容と
比較され、実時刻と演算結果記憶エリアの記憶内
容との一致を検出する（ステツプｂ）。実時刻が
演算結果記憶エリアの記憶内容すなわち記録開始
１分前に達したとき出力ポート２６を介して電源
オン信号を出力する（ステツプｃ）。ついで実時
刻記憶エリアの記憶内容が記録開始時刻記憶エリ
アの記憶内容に一致したかを検知し（ステツプ
ｄ）、一致を検出したとき出力ポート２６を介し
て映像信号供給開始信号を出力する（ステツプ
ｅ）。ステツプｅに引き続いてタイマ２３からの
１秒毎のパルスを第１のワーキング期間記憶エリ
アで計数のうえ記憶し、第１のワーキング期間記
憶エリアの記憶内容が記録期間記憶エリアの記憶
内容と一致したかを検知し（ステツプｆ）、一致
を検知したとき出力ポート２６を介して映像信号
供給終了信号を出力する（ステツプｇ）。ステツ
プｇに引き続いて第１のワーキング期間記憶エリ
アの記憶内容をリセツトするとともにタイマ２３
からの１秒毎のパルスを第１のワーキング期間記
憶エリアで計数のうえ記憶し、第１のワーキング
期間記憶エリアの記憶内容が時間t₅たとえば30秒
と一致したかを検知し（ステツプｈ）、一致を検
出したとき出力ポート２６を介して電源オフ信号
を出力する（ステツプｉ）。

一方、マイクロコンピユータ３０はマイクロコ
ンピユータ２０から出力される信号を検知して下
記の作用を行なう。すなわちステツプｃにおける
電源オン信号が出力されたか否かを検知し（ステ
ツプｊ）、電源オン信号が検知されると出力ポー
ト３６を介してスイツチ手段１８および６をオン
状態に制御する（ステツプｋ）。ここで出力ポー
ト３６は出力をラツチしている。スイツチ手段１
８がオン状態にされたことによりVTRの記録系
４に電圧Ｖが供給され、スイツチ手段６がオン状
態にされるとドラムシリンダモータに電圧Ｖが供
給されて、VTRの記録系４は動作可能状態にな
りかつドラムシリンダモータは回転駆動される。
またこの時刻は記録開始時刻設定手段９により設
定された記録開始時刻より時間t₁前、本実施例に
おいては１分前である。

ステツプｋに引き続いてパターン挿入指定スイ
ツチ１２−₁の出力状態を入力ポート３２を介し
て読み込んで検出する（ステツプｌ）。ステツプ
ｌにおいてパターン挿入指定スイツチ１２−₁の
出力が高電位のときすなわちパターン挿入が指示
されているときはステツプｌの実行に引き続いて
第２のワーキング期間記憶エリアでタイマ３３か
らの１秒毎のパルスを計数のうえ記憶し、第２の
ワーキング期間記憶エリアの記憶内容が時間t₂た
とえば30秒と一致したかを検知し（ステツプｍ）、
一致を検出したとき出力ポート３６を介してスイ
ツチ手段７をオン状態に制御する（ステツプｎ）。
スイツチ手段７がオン状態にされたことにより磁
気テープローデイングモータに電圧Ｖが供給さ
れ、磁気テープがローデイングされ記録ポーズの
状態になる。ステツプｎの実行に引き続いて第２
のワーキング期間記憶エリアの記憶内容をリセツ
トするとともにタイマ３３からの１秒毎のパルス
を第２のワーキング期間記憶エリアで計数のうえ
記憶し、第２のワーキング期間記憶エリアの記憶
内容が時間t₃たとえば10秒と一致したかを検知し
（ステツプｐ）、一致を検出したとき出力ポート３
６を介してスイツチ手段１９および３をオン状態
に制御する（ステツプｑ）。スイツチ手段１９が
オン状態にされたことによりキヤプスタンモータ
に電圧Ｖが供給され磁気テープは走行し、スイツ
チ手段３がオン状態にされたことによりパターン
発生器２からの標準パターン映像信号がVTRの
記録系４に供給されて磁気テープに記録される。

ステツプｑに引き続いて、マイクロコンピユータ
２０からステツプｅにおける映像信号供給開始信
号が出力されたか否かを検知し（ステツプｒ）、
映像信号供給開始信号が検知されると出力ポート
３６を介してスイツチ手段３をオフ状態に制御す
るとともにスイツチ手段５をオン状態に制御する
（ステツプｓ）。スイツチ手段３がオフ状態にされ
たことによりVTRの記録系４への標準パターン
映像信号の供給は止み、スイツチ手段５がオン状
態にされたことにより入力端子INに供給されて
いる希望映像信号が標準パターン映像信号に代つ
てVTRの記録系４に供給される。したがつて磁
気テープにはタイマ記録開始時刻設定手段９によ
り設定された時刻T₀より前T₁−（t₂＋t₃）の時間
本実施例においては20秒間、標準パターン映像信
号が記録されかつ時刻T₀から希望映像信号が引
き続いて記録されることになる。

ステツプｓの実行に引き続いて、マイクロコン
ピユータ２０からステツプｇにおける映像信号供
給終了信号が出力されたか否かを検知し（ステツ
プaa）、映像信号供給終了信号が検知されると出
力ポート３６を介してスイツチ手段１９および５
をオフ状態に制御する（ステツプab）。スイツチ
手段１９がオフ状態に制御されたことによりキヤ
プスタンモータへの電圧Ｖの供給は遮断され磁気
テープの走行は停止され、スイツチ手段５がオフ
状態に制御されたことにより入力端子INから供
給されていた映像信号の記録系４への供給は遮断
される。したがつて磁気テープには記録期間設定
手段１０によつて設定された期間入力端子INか
ら供給された映像信号が記録された状態になる。

ステツプabに引き続いてマイクロコンピユー
タ２０からステツプｉにおける電源オフ信号が出
力されたか否かを検知し（ステツプac）、電源オ
フ信号が検知されると出力ポートを介してスイツ
チ手段１８，６および７をオフ状態に制御する
（ステツプab）。スイツチ手段１８がオフ状態に
制御されたことによりVTRの記録系４への電圧
Ｖの供給は遮断され、スイツチ手段６および７が
オフ状態に制御されたことによりドラムシリンダ
モータおよび磁気テープローデイングモータへの
電圧Ｖの供給は遮断されて、磁気テープはアンロ
ーデイングされかつドラムシリンダの回転は止む
ことになる。

なお、ステツプｌにおいてパターン挿入指定ス
イツチ１２−₁の出力が低電位のときすなわちパ
ターン挿入が指示されていないときはステツプｍ
およびｎと同様にステツプｔにより30秒の経過を
検知し、30秒経過のときにステツプｕにおいてス
イツチ手段７をオン状態にして録音ポーズ状態に
制御される。ステツプｕに引き続いて映像信号供
給開始信号を検知し（ステツプｖ）、映像信号供
給開始信号が検知されるとスイツチ手段１９およ
び５をオン状態に制御する（ステツプｗ）。した
がつてこの場合はパターン発生器２からの標準パ
ターン映像信号は磁気テープに記録されず、この
間録音ポーズ状態が継続し、タイマ記録開始設定
手段９により設定された時刻から入力端子INに
供給されている映像信号の記録が行なわれること
になる。ステツプｗに引き続いてステツプaaを
実行する。

なお、以上においてVTRの場合を例示したが、
映像信号の記録のみを行なう映像信号磁気記録装
置の場合においても同様である。

（考案の効果）以上説明した如く本考案によれば、パターン発
生器を備えて、タイマ記録を指定しかつパターン
挿入を指定したときタイマ記録開始時刻前所定期
間、パターン発生器からの標準パターン映像信号
が磁気テープに記録されるようにしたため、再生
のときに希望映像信号の画像が現われる前に標準
パターン画像によつてトラツキング調整が行ない
易く、色調を記録時と同じ状態に容易に調整する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の構成を示す機能ブロツク図で
ある。第２図は本考案の機能を実現させたマイク
ロコンピユータと入出力装置との関連を示す一実
施例のブロツク図。第３図（その１）および第３
図（その２）は本考案の一実施例における作用の
説明に供するフローチヤート。第４図は本考案の
一実施例における作用の説明に供するタイミング
図。２……パターン発生器、３，５，６，７および
１９……スイツチ手段、４……VTRの記録系、
９……タイマ記録開始時刻設定手段、１０……記
録期間設定手段、１１……タイマ記録指定手段、
１２……パターン挿入指定手段、１３……記録開
始前所定時刻演算手段、１４……時刻検出手段、
１４−₁……タイマ手段、１５……信号切換手段。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

実時間を計時する計時手段と、タイマ記録を指
示するタイマ記録指定手段と、記録開始時刻を設
定するタイマ記録開始時刻設定手段と、実質上タ
イマ記録終了時刻を設定する記録期間設定手段
と、外部から供給される記録映像信号を記録系へ
供給する第１のスイツチ手段と、パターン映像信
号を出力するパターン発生器と、パターン映像信
号を記録系へ供給する第２のスイツチ手段と、パ
ターン記録を指示するパターン挿入指定手段と、
タイマ記録指定のとき計時手段により計時された
実時刻とタイマ記録開始時刻およびタイマ記録終
了時刻とをそれぞれ比較して一致を検出する動作
時刻検出手段と、タイマ記録およびパターン記録
の指示がなされている場合に少なくともタイマ記
録開始時刻より所定時間前のパターン記録開始時
刻を検出するタイマ手段と、タイマ手段によつて
検出されるパターン記録開始時刻から動作時刻検
出手段によつて検出されるタイマ記録開始時刻ま
での期間第２のスイツチ手段をオン駆動しかつ動
作時刻検出手段によつて検出されるタイマ記録開
始時刻から動作時刻検出手段によつて検出される
タイマ記録終了時刻までの期間第２のスイツチ手
段と切替えて第１のスイツチ手段をオン駆動する
信号切替手段とを備えてなることを特徴とする映
像信号磁気記録装置。