JP2877583B2 - ソフトウェアサーボ装置 - Google Patents

ソフトウェアサーボ装置

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JP2877583B2 JP3251683A JP25168391A JP2877583B2 JP 2877583 B2 JP2877583 B2 JP 2877583B2 JP 3251683 A JP3251683 A JP 3251683A JP 25168391 A JP25168391 A JP 25168391A JP 2877583 B2 JP2877583 B2 JP 2877583B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はソフトウェアサーボ装
置に関し、特にたとえばヘッド切換パルスとトラッキン
グ状態信号との位相差データに基づいてテープ位置を検
出してテープ送り量を変化させるたとえば8ミリVTR
における間欠スローを制御する、ソフトウェアサーボ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、8ミリVTRの間欠
スロー方式では、10フィールド周期でフレーム送りを
繰り返し、各フィールドを9〜0までカウントダウン
し、フィールドカウンタ(以下、「FCNT」という)
用のRAMに格納する。そして、図9に示すように、ス
テップS1においてFCNT=5であるか否かを判断
し、FCNT=5であればステップS2においてタイマ
をリセットし、ステップS3においてATFエラー信号
の2.5ボルト切り出しレベル(トラッキング状態信
号:以下、「ATFLOCK」という)に達したか否か
を判断し、達していればステップS4においてタイマの
データすなわち位相差データXを読み出す。図8でいえ
ば、FCNT=5のエッジからATFLOCKまでの時
間すなわち位相差データ(X0またはX1)をタイマに
より計測する。次いで、ステップS5においてFCNT
=3になったか否かを判断し、FCNT=3であればス
テップS6においてFCNT=3から一定時間aのディ
レー後、ステップS7においてキャプスタンモータのF
Gカウンタをリセットした後、ステップS8においてキ
ャプスタンモータをオンする。キャプスタンモータのオ
ン時間はキャプスタンモータのFGパルスをFGカウン
タによってカウントして計算し、FGパルスの所望のカ
ウント値Aは数1によって決定される。
【0003】
【数1】A=C−X×N (C,Nは定数) そして、ステップS9においてFGカウンタのカウント
値が、数1で決定されるFGパルスの所望のカウント値
Aとなるまでキャプスタンモータのオン状態が継続さ
れ、FGカウンタのカウント値がカウント値Aとなれば
ステップS10においてキャプスタンモータがオフす
る。図8でいえば、(C−X0×N)や(C−X1×
N)がキャプスタンモータのオン時間に相当する。
【0004】そして、ステップS1に戻り10フィール
ド周期でこれらの動作を繰り返す。このように従来の方
式では、RFスイッチングパルス(ヘッド切換信号:以
下、「RFSW」という)とATFLOCKとの位相差
データXによって、テープ停止時のヘッドと記録トラッ
クとの位相関係を検出し、数1に従って次のテープ送り
量すなわちカウント値Aを決定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の方式で
は、数1に示すように、カウント値Aと位相差データX
とは逆比例の関係にあった。したがって、たとえば12
0分テープのトップとエンドとでは、キャプスタンにか
かる負荷は大きく異なり、また、リールの回転に同期し
てキャプスタンにかかる負荷は変動するが、このような
場合に従来の方式では弊害を生じる。すなわち、従来の
ように数1に示すような比例制御のみでは、テープトッ
プでトラッキング調整をノイズレスに調整すると、テー
プエンドでは、画面の上または下にノイズが表れる。ま
た、リールの回転に同期して、画面にノイズが表れる場
合があるという問題点があった。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、間
欠スロー時においてノイズの発生を抑制できる、ソフト
ウェアサーボ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、ヘッド切換
パルスとトラッキング状態信号との位相差データに基づ
いてテープ位置を検出してテープ送り量を変化させるこ
とによって間欠スローを制御するソフトウェアサーボ装
置において、位相差データをローパスフィルタ処理した
データによってテープ位置を検出するようにしたことを
特徴とする、ソフトウェアサーボ装置である。
【0008】
【作用】RFSWとATFLOCKとの位相差データを
ローパスフィルタ処理することによって、これに周波数
特性を付与する。そして、位相差データの変化周波数が
低い場合には、位相差データの変化周波数が高い場合よ
り、位相差データに対するテープ送り量の変化量を大き
くする。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、位相差データの変化
周波数に応じてテープ送り量を決定できるので、8ミリ
VTRにおける間欠スローにおいて、間欠スロー動作の
安定性を確保し、テープトップ,エンドまたはリール回
転同期のような超低周波変動に対してフィードバック量
を大きくし、ノイズの発生を抑制することができる。ま
た、位相差データといった時間軸方向の制御データをロ
ーパスフィルタ処理するため、ハードウェア構成の制御
回路では実現が困難であるが、この発明のようにソフト
ウェアサーボを使用することによって容易に実現でき
る。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図2を参照して、この実施例のソフトウェア
サーボ装置10は、たとえばカメラ一体型8ミリVTR
に用いられるものであり、この実施例では8ミリVTR
のパイロット信号によるサーボ方式について説明する。
ソフトウェアサーボ装置10は、メカニカルコントロー
ラを分担するマイクロコンピュータ(以下、単に「メカ
コン」という)12およびシステムコントローラを分担
するマイクロコンピュータ(以下、単に「シスコン」と
いう)14を含む。メカコン12はシスコン14からの
指令を受けて動作するものであり、このメカコン12に
はキャプスタンモータ16用のFGカウンタ18および
タイマ20が内蔵される。メカコン12には間欠スロー
を制御するスローコントロール部22が含まれ、スロー
コントロール部22にはたとえばラグフィルタなどから
なるローパスフィルタ24が含まれる。また、メカコン
12にはFCNT用のRAM26が内蔵される。このよ
うなメカコン12からは、キャプスタンモータ16を制
御するためのPWM信号が出力される。ドライバ28は
PWM信号に応じたモータ電圧を出力し、それをキャプ
スタンモータ16に与える。そして、キャプスタンモー
タ16からのFG信号がFGアンプ30で増幅されてF
Gパルスとしてメカコン12に入力される。
【0012】このように構成されるソフトウェアサーボ
装置10の間欠スロー動作について説明する。まず、図
8を参照して従来技術で述べたように、10フィールド
周期でフレーム送りを繰り返し、各フィールドを9〜0
までカウントダウンしてRAM26に格納する。そし
て、従来と同様、ステップS11においてFCNT=5
であるか否かを判断し、FCNT=5であればステップ
S13においてタイマ20をリセットし、ステップS1
5においてATFLOCKに達したか否かを判断し、A
TFLOCKに達していれば、S17においてそのとき
のタイマ18のデータすなわち位相差データXを読み出
す。そして、注目すべきは、ステップS19において、
位相差データXをローパスフィルタ24に通すことによ
ってデータX´に変換することである。ここで、データ
X´は数2によって求められる。
【0013】
【数2】 X´=X´-1+a(X−X´-1)+b(X−X-1) X´ =現在のサンプリング時点のフィルタ出力 X´-1=1回前のサンプリング時点のフィルタ出力 X =現在のサンプリング時点のフィルタ入力 X-1 =1回前のサンプリング時点のフィルタ入力 また、ローパスフィルタ24は、図3に示すような周波
数特性を有し、入力される位相差データXの変化周波数
に応じて、出力するデータX´の変化量を変化させる。
【0014】図3において、f1 =a/{π(2b+
a)t}, f2 =a/{π(2−a)t}, t:サンプリング周期である。 なお、この周波数特性は、メカニズムを含む制御系によ
り決定され、8ミリVTRの場合、1/5スロー動作
で、一般的にf1 =0.1Hz,f2 =0.01Hz程
度である。
【0015】このように、データX´に周波数特性をも
たせ、図4に示すように位相差データXの変化周波数が
高い場合には、図5に示すように位相差データXの変化
量ΔXに対し、カウント値Aの補正量ΔA(=ΔX×
N)を制御する。一方、図6に示すように位相差データ
Xの変化周波数が低い場合には、図7に示すように位相
差データXの変化量ΔXに対し、カウント値Aの補正量
ΔA(=ΔX×N)を、図5に示す高周波の場合より大
きくなるように制御する。
【0016】その後、従来と同様、ステップS21にお
いてFCNT=3であるか否かを判断し、FCNT=3
であればステップS23においてFCNT=3から一定
時間aをディレイして、ステップS25においてFGカ
ウンタ18をリセットした後ステップS27においてキ
ャプスタンモータ16をオンする。そして、ステップS
29においてFGカウンタ18のカウント値が、数1に
よって算出されるカウント値A=(C−X´×N)にな
ったか否かを判断し、カウンタ18のカウント値がカウ
ント値AになればステップS31においてキャプスタン
モータ16をオフする。すなわち、キャプスタンモータ
16によるテープ送り量は、ローパスフィルタ24を通
過して得られたデータX´を数1に代入することによっ
て決定される。
【0017】この実施例のソフトウェアサーボ装置10
によれば、8ミリVTRにおける間欠スローにおいて、
テープの巻き位置やリールの回転位相による負荷変動等
によって、スローのノイズ位置が変動するのを大幅に抑
制できる。また、この実施例では8ミリVTRのパイロ
ット信号によるサーボ方式について説明したが、1/2
インチVTRのCTL方式にも容易に適用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すフロー図である。
【図2】この実施例を示すブロック図である。
【図3】ローパスフィルタの周波数特性を示すグラフで
ある。
【図4】位相差データの変化周波数が高い場合を示す波
形図である。
【図5】図4の場合のカウント値の補正量の制御状態を
示す波形図である。
【図6】位相差データの変化周波数が低い場合を示す波
形図である。
【図7】図6の場合のカウント値の補正量の制御状態を
示す波形図である。
【図8】間欠スロー方式を示す波形図である。
【図9】従来技術を示すフロー図である。
【符号の説明】
10 …ソフトウェアサーボ装置 12 …メカコン 16 …キャプスタンモータ 18 …FGカウンタ 20 …タイマ 24 …ローパスフィルタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッド切換パルスとトラッキング状態信号
    との位相差データに基づいてテープ位置を検出してテー
    プ送り量を変化させることによって間欠スローを制御す
    るソフトウェアサーボ装置において、 前記位相差データをローパスフィルタ処理したデータに
    よって前記テープ位置を検出するようにしたことを特徴
    とする、ソフトウェアサーボ装置。
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