JPS61162754A - 移動体の速度検出方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕　　　　　゛ 本発明は移動体の速度検出方式に関し、特に１回転で一
定のパルス数を発生し、そのパルス間隔時間より車速あ
るいはエンジ゛ンの回転速度等を求める移動体の速度検
出方式に関する。

〔従来技術〕

自動車の車速やエンジンの回転速度の移動体の速度は、
これら移動体の移動や回転に応じて発せられるパルスの
パルス間゛隔時間を計測し、該パルス間隔時間を用いて
速度を算出するが、従来は。

速度検出装置にパルスが入力される毎に計測されるパル
ス間隔時間を用いてそのつと移動速度や回転速度を算出
していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記従来の方法には以下の欠点があった
。　　　　　゛ （１）、異常パルスが発生したり、パルス幅に誤差があ
る場合、誤差がそのまま産出され、求められた車速また
はエンジン回転数の誤差となる。

（２）、処理装置としてコンピュータを用いた場合、パ
ルスが入力される毎に速度を算出する演算処理を実行す
ることは、コンピュータに対する負荷が大きくなる。

本発明は上述の点にかんがみてなされたもので、速度の
検出誤差が少なく、かつ処理装置を構成するコンピュー
タの負荷を少なくする移動体の速度検出方式を提供する
ことにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するため、本発明は車の走行、エンジ
ンの回転等、移動体の移動に応じて発せられるパルスの
間隔時間を順次加算するレジスタと。

該加算回数を格納するカウンタとを設け、レジスタに格
納されたパルス間隔時間の加算値を加算回路で除算し、
その平均値を求め、この平均パルス間隔時間を用いて車
速あるいはエンジンの回転速度等移動物体の速度を求め
るように移動体の速度検出方式を構成した。

〔作用〕

移動体の速度検出方式を上記のように構成することによ
り、車速またはエンジンの回転速度等の移動体の速度を
求めるのにパルス間隔時間の平均値を採用するので、異
常パルスあるいはパルス幅の誤差によるパルス間隔時間
の誤差が平均化され、処理装置による異常速度の算出さ
れる割合が減少され、かつ速度算出する演算処理の回数
が減ったことにより処理装置の負荷が軽減される。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明に係る自動車の速度検出方式のシステム
構成を示すブロック図であり、パルス発生器１は車の走
行またはエンジンの回転に応じてパルスを発生し、車速
検出装置２に送出する。車、速検出装置２は、処理装置
２１、レジスタ２２゜カウンタ２３、タイマＡ２４、タ
イマＢ２５より構成され、パルス発生器１より送出され
パルスの間隔時間より、車速またはエンジン回転速度を
算出し、外部機器に出力し、伝送する。

処理装置２１は、レジスタ２２．カウンタ２３のクリア
および加算処理、タイマＡ２４、タイマＢ２５のセット
・リセット、さらに車速、回転速度を算出する演算処理
および該演算処理で得られた結果を外部に送出する処理
を実行する。

第２図は第１図に示すシステムの動作を説明するための
タイムチャートである。同図において、上から順にパル
ス発生器ｌにより送出されるパルスの発生状況、パルス
間隔時間を計測するタイマＡ２４の起動状況、車速等、
を算出するタイミングを示すタイマＢ２５の起動状況を
示す。

なお、車速検出装置２には、コンピュータを用い、レジ
スタ２２およびカウンタ２３にはメモリの一部が用いら
れ、かつタイマＢ２５の算出タイミングには、メモリの
一部に一定の値をセットし。

コンピュータの基本クロックの割込み毎に１づつ減算し
、メモリの内容が０になった時点を算出タイミングとす
る。また、この算出タイミングは算出結果を外部に伝送
するタイミングに合せて設定されている。

まず、初期状態（エンジンがかかった時）では、タイマ
Ｂ２５に算出タイミングをセットし、最初のパルスが入
力されるまで、速度はＯと判断し。

外部に送出すると共に、レジスタ２２、カウンタ２３は
０にリセットする。最初のパルスがパルス発生器ｌから
発せられると、処理装置２１はタイマＡ２４を起動させ
、パルス間隔時間の計測を開始する。２番目のパルスが
パルス発生器１から発せられると処理装置２１はタイマ
Ａ２４の計測時間を読み取り、該計測時間をレジスタ２
２に加算し、かつ時間の読み取り回数を保持するためカ
ウンタ２３に１を加算すると共にタイマＡ２４をリセッ
トし、次のパルス間隔時間を計測するためにタイマＡ２
４を再起動する。

以後順次パルスＲ牢器１からパルスが発せらむる毎にタ
イマＡ２４より計測されたパルス間隔時間を読み取りレ
ジスタ２２に加算し、カランタイ２３に１を加算すると
共にタイマＡ２４をリセットし、次のパルス間隔時間の
計測のため再起動を行う処理をタイマＢ２５にセットし
た算出ターイ、ミングがくるまでくり返す、タイマＢ２
５のタイミング、すなわち算出タイミングを判断すると
処理装置２１はレジスタ２２に格納されたパルス間隔時
間の加算値をカウンタ２３に格納された加算回数で除算
して平均パルス間隔時間ｔも求め、該算出された平均パ
ルス間隔時間を用いて車速またはエンジン回転速度Ｖ＝
ｆ　　（ｔ）を求め外部に送出すると共にタイマＢ２５
をセットすることにより次の算出タイミングをセットし
、レジスタ２２、カウンタ２３をクリアする。以下同様
の処理が順次くり返される。また、上記平均パルス間隔
時間ｔと加算時間ｔｉ、加算回数Ｎの関係は下式のよう
になる。

ｔ＝Σｔｔ／７ｙ また、車速等が非常に遅く、算出タイミング間に１ケの
パルスも発せられない場合（すなわち加算回数Ｎ＝０）
には、処理装置２１は直前の速度を記憶しておき、直前
の値を外部に送出すると共に、算出タイミング間に１ケ
のパルスも発生しない状況が前もって設定した回数だけ
連続して発生した場合には、速度０と判断し、外部に送
出する。

なお、上記実施例では車速検出装置を例に説明したが、
本発明は車速やエンジン回転速度の検出に限定されるも
のではなく、回転体の回転速度を検出するように、移動
体の移動速度を検出する装置に利用できることは当然で
ある。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、移動体の速度を
求めるのにパルス間隔時間の平均値を採用することによ
り、異常パルスあるいはパルス幅の誤差によるパルス間
隔時間誤差が平均化され、極端な異常速度の算出される
割合が減少され、かつ速度の算出回数が減ったことによ
り処理装置の負担が軽減される等の優れた効果が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動車の速度検出方式の構成を示
すブロック図、第２図はその動作を説明するためのタイ
ムチャートである。 図中、１・・・パルス発生器、２・・・車速検出装置。 ２１・・・処理装置、２２・・・レジスタ、２３・・・
カウンタ、２４・・・タイマＡ、２５・・・タイマＢ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被移動物体が所定距離移動する毎にパルスを発するパル
   ス発生手段からのパルス間隔時間を計測し該時間を処理
   装置で処理して前記被移動物体の速度を検出する速度検
   出装置において、前記パルス間隔時間を順次加算する加
   算手段と、該加算回数を計数する計数手段とを設け、前
   記処理装置で加算手段に格納されたパルス間隔時間の加
   算値を前記計数手段の計数値で除して平均パルス間隔時
   間を求め該平均パルス間隔時間で被移動物体の速度を検
   出することを特徴とする移動体の速度検出方式。