JPS61162584A - コ−ルタ−ル中の金属成分含有量の低減方法 - Google Patents
コ−ルタ−ル中の金属成分含有量の低減方法Info
- Publication number
- JPS61162584A JPS61162584A JP195185A JP195185A JPS61162584A JP S61162584 A JPS61162584 A JP S61162584A JP 195185 A JP195185 A JP 195185A JP 195185 A JP195185 A JP 195185A JP S61162584 A JPS61162584 A JP S61162584A
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- coal tar
- hydrochloric acid
- layer
- aqueous solution
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- Pending
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- Working-Up Tar And Pitch (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は精錬法による高純度金属製造用炭素電極を製造
するのに用いるコールタール中の金属成分含有量をバイ
ンダーとしての特性を損わずに低減する方法に関するも
のである。
するのに用いるコールタール中の金属成分含有量をバイ
ンダーとしての特性を損わずに低減する方法に関するも
のである。
〈従来の技術とその問題点〉
電極製造のときに用いるバインダーピッチ中の金属含有
量を低減する目的で、原料コールタールを前処理する技
術はこれ迄のところ見当たらない。
量を低減する目的で、原料コールタールを前処理する技
術はこれ迄のところ見当たらない。
コールタールを原料とするコールタールピッチ中には微
量ながらナトリウム、カリウム、亜鉛、アルミニウム、
カルシウム等の金属成分を含んでいる。
量ながらナトリウム、カリウム、亜鉛、アルミニウム、
カルシウム等の金属成分を含んでいる。
コールタールピッチを人造黒鉛電極、又はアルミニウム
精錬用電極を製造する際のバインダーとして使用する場
合、コールタールピッチ中に微量ながら含まれる金属成
分が電極中に残り、この電極を用いて精錬・製造される
製品中に不純物となって入り込み、その製品にとって好
ましくない場合がある。
精錬用電極を製造する際のバインダーとして使用する場
合、コールタールピッチ中に微量ながら含まれる金属成
分が電極中に残り、この電極を用いて精錬・製造される
製品中に不純物となって入り込み、その製品にとって好
ましくない場合がある。
例えば高純度アルミニウムを製造する際に電極中の金属
類が製品アルミニウム中に移行し、アルミニウムの加工
性及び最終製品の特性に悪影響を及ぼすことが知られて
いる。
類が製品アルミニウム中に移行し、アルミニウムの加工
性及び最終製品の特性に悪影響を及ぼすことが知られて
いる。
コールタール中に含まれる金属類の存在形態は明らかで
はないが、コールタールを例えば遠心分離等の方法によ
ってコールタール中のフリーカーボンを含むスラッジを
分離した場合、金属類はほぼ全量スラッジ側に含まれる
。したがって、遠心分離又は他の方法でスラッジを除去
したタールを用いれば金属含有量の極めて少ないコール
タールピッチの製造が可能であるが、この方法ではスラ
ッジを除去する際に同時にフリーカーボンも除去されて
しまい、このようなコールタールはバインダー用のコー
ルタールピッチの原料にするには適さない。
はないが、コールタールを例えば遠心分離等の方法によ
ってコールタール中のフリーカーボンを含むスラッジを
分離した場合、金属類はほぼ全量スラッジ側に含まれる
。したがって、遠心分離又は他の方法でスラッジを除去
したタールを用いれば金属含有量の極めて少ないコール
タールピッチの製造が可能であるが、この方法ではスラ
ッジを除去する際に同時にフリーカーボンも除去されて
しまい、このようなコールタールはバインダー用のコー
ルタールピッチの原料にするには適さない。
〈発明の目的〉
本発明の目的はコールタール中のフリーカーボン含有量
を全く変えずに金属類の含有量のみ低減させた金属含有
量の少ないへインダーピッチ原料用コールタールを提供
しようとするにある。
を全く変えずに金属類の含有量のみ低減させた金属含有
量の少ないへインダーピッチ原料用コールタールを提供
しようとするにある。
〈発明の構成〉
すなわち１本発明は、コールタールを原料としてコール
タールピッチを製造する際に、コールタールを塩酸水溶
液と接触させることを特徴とするコールタール中の金属
成分含有量の低減方法を提供するものである。
タールピッチを製造する際に、コールタールを塩酸水溶
液と接触させることを特徴とするコールタール中の金属
成分含有量の低減方法を提供するものである。
以下１本発明を更に詳細に説明する。
本発明のフローチャートを第１図に示す。
先ず、コールタールに塩酸水溶液を添加し、コールター
ルの粘度が十分に低い温度条件を保った状態で、攪拌等
の混合操作によりコールタールと塩酸水溶液を十分に接
触させる。
ルの粘度が十分に低い温度条件を保った状態で、攪拌等
の混合操作によりコールタールと塩酸水溶液を十分に接
触させる。
使用する塩酸は極めて薄い水溶液でも抽出効果が発揮さ
れ、 ｏ、ｏｉ％以上であれば良く、好ましくは０．０
２〜１％である。
れ、 ｏ、ｏｉ％以上であれば良く、好ましくは０．０
２〜１％である。
また使用する塩酸水溶液の量は、原料コールタール中に
含まれる金属類の含有量と塩酸との化学当量関係で決め
られるものであり、特に制限はないが、塩酸の量が多い
方が抽出効果が良いことは当然である。
含まれる金属類の含有量と塩酸との化学当量関係で決め
られるものであり、特に制限はないが、塩酸の量が多い
方が抽出効果が良いことは当然である。
一方、接触効率の面から言えば、攪拌等の混合操作との
関係において決められるものであり、コールタールと塩
酸水溶液が十分接触させられる条件であれば両者の比率
は特に制限する必要はない。
関係において決められるものであり、コールタールと塩
酸水溶液が十分接触させられる条件であれば両者の比率
は特に制限する必要はない。
塩酸水溶液と接触させた後、タンク内等で静置し、コー
ルタール層と塩酸水溶液層を分離させる。上部の塩酸水
溶液層は抜き取る。
ルタール層と塩酸水溶液層を分離させる。上部の塩酸水
溶液層は抜き取る。
コールタール層は洗浄のため水を添加し、攪拌等の混合
操作を実施した後静置し、分離した上部水層は抜き取る
。
操作を実施した後静置し、分離した上部水層は抜き取る
。
以上の処理によって得られたコールタールは処理前と比
較してフリーカーボン含有量は変らずに金属類の含有量
が著しく減少しており、金属含有量の少ないバインダー
ピンチの原料として好ましいものである。
較してフリーカーボン含有量は変らずに金属類の含有量
が著しく減少しており、金属含有量の少ないバインダー
ピンチの原料として好ましいものである。
く実 施 例〉
次に、本発明を実施例につき具体的に説明する。
コールタール１容量に対して、０．０３％の塩酸水溶液
ｌ容量を添加し、７０〜８０℃で攪拌混合した０次いで
同じ温度で静置し、上部に分離した塩酸水溶液を抜き取
った。
ｌ容量を添加し、７０〜８０℃で攪拌混合した０次いで
同じ温度で静置し、上部に分離した塩酸水溶液を抜き取
った。
残ったコールタールに同容量の水を添加し、同じく７０
〜８０℃で攪拌洗浄＊ｔＳａ分離し、上部の水層を抜き
取り、金属含有量を低減したバインダーピッチ原料用コ
ールタールを得た。
〜８０℃で攪拌洗浄＊ｔＳａ分離し、上部の水層を抜き
取り、金属含有量を低減したバインダーピッチ原料用コ
ールタールを得た。
コールタール中の金属類のうち亜鉛に着目して分析した
結果を表−１に示す０表−１から塩酸水溶液で処理した
後には、金属含有量が低減されたことがわかる。
結果を表−１に示す０表−１から塩酸水溶液で処理した
後には、金属含有量が低減されたことがわかる。
表−１
塩酸水溶液によるコールタールの洗浄結果〈発明の効果
〉 ＬＣ部品等特殊用途向高純度金属に対する品質的要求が
厳しくなっている。
〉 ＬＣ部品等特殊用途向高純度金属に対する品質的要求が
厳しくなっている。
本発明によれば、高純度金属を精練するときに使用する
電極の原料のひとつのバインダーピッチ中の金属不純物
を簡単な方法で低減させることができ、上記の品質的要
求を十分に満たすことができる。
電極の原料のひとつのバインダーピッチ中の金属不純物
を簡単な方法で低減させることができ、上記の品質的要
求を十分に満たすことができる。
第１図は本発明のコールタール中の金属成分含有量の低
減方法のブローチセードである。
減方法のブローチセードである。
Claims (1)
- コールタールを原料としてコールタールピッチを製造す
る際に、コールタールを塩酸水溶液と接触させることを
特徴とするコールタール中の金属成分含有量の低減方法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP195185A JPS61162584A (ja) | 1985-01-09 | 1985-01-09 | コ−ルタ−ル中の金属成分含有量の低減方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP195185A JPS61162584A (ja) | 1985-01-09 | 1985-01-09 | コ−ルタ−ル中の金属成分含有量の低減方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61162584A true JPS61162584A (ja) | 1986-07-23 |
Family
ID=11515911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP195185A Pending JPS61162584A (ja) | 1985-01-09 | 1985-01-09 | コ−ルタ−ル中の金属成分含有量の低減方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61162584A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105623698A (zh) * | 2014-10-30 | 2016-06-01 | 湖南长岭石化科技开发有限公司 | 一种煤焦油预处理的方法 |
| CN111662746A (zh) * | 2019-03-07 | 2020-09-15 | 中国科学院过程工程研究所 | 一种煤焦油同步脱金属、脱盐和脱水的方法 |
-
1985
- 1985-01-09 JP JP195185A patent/JPS61162584A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105623698A (zh) * | 2014-10-30 | 2016-06-01 | 湖南长岭石化科技开发有限公司 | 一种煤焦油预处理的方法 |
| CN111662746A (zh) * | 2019-03-07 | 2020-09-15 | 中国科学院过程工程研究所 | 一种煤焦油同步脱金属、脱盐和脱水的方法 |
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