JPS6116125A - 自動車用モ−ルデイングの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野］ “本発明は自動車用モールディング、特にウィンドパネ
ルの端末に被装されるモールディングの取付構造に関す
る。

（従来技術〉 最近、自動車の視界を向上するために、車体本体に装着
される開閉体においてウィンドパネルの開口面積を広く
したいといった要請がある。これを、例えばバックドア
の後方視界の拡大という観点から説明してみれば、従来
のバックドアはフレーム構造の下で該フレームにより囲
まれた開口部にウィンドパネルが取付けられていた。し
かし、これではフレームの内側に接着代が設定されるた
１めに視界が狭小化されてしまう。そこでバックドアの
フレームを廃止して、バックドア自体を一枚のウィンド
パネルで形成し、良好な視界が確保できるようにしたも
のがある。しかし、このようにバックドア自体を一枚物
で形成した場合には、剛性を充分確保することができず
、車体開口面積の大きな部位には不向きであった。

そこで、フレーム構造のものと同様の剛性を持たせつつ
、視界の向上を図りたいという敬語から、第１図及び第
２図に示すようなタイプのものが考えられている。これ
は、自動車の車体本体ａに開閉自在に装着される開閉体
すとしてのバックドアＣの構造をフレーム構造として、
フレームｄと略同−幅のウィンドパネル２を装着するに
際し、フレーム側部ｐの開口部１周縁にウィンドパネル
Ｐとの接着代を設定せずに、フレーム側部ｐの上面に接
着代を設定して剛性を低下させることなく視界の向上を
図ったものである。つま９単体本体ａに装着されるバッ
クドアＣは、バックドアインナパネル２とバックドアア
ウタパネル３とより成るンｖ−ムｄ（Ｃｐフレームｄと
略同−幅のウィンドパネル２が上記フレームｄ上面に塗
布された接着剤６により固着されている。ところでこの
ような構成にあってはバックドアＣの左右両端にウィン
ドパネルｔの端末が露出するので、モールディングを取
付は隠蔽するようにしている。

このようなウィンドパネルの端末に被装されるモールデ
ィングの取付構造としては、特に第２図に示すようなも
のがある。これはウィンドパネルを側縁部の＆面に沿っ
て、閉断面構造の左右のフレーム側部ｐの外側端部にク
リップ４をビス５止めし、ウィンドパネル１を接着剤６
によシバツクドアアクタパネル３に接着後、モールディ
ング７をその先端部７ａがウィンドパネル２の表面に弾
接するようクリ、ズ４にビス８で取付りるようにしたも
のである。図中、９は接着剤６が単室内側へ流れ込むの
を防止するダムラバーを示している。

尚参考文献としては、昭和５８年１０月日産自動車株発
行整備袈領誉ニッサンフェアレディＺ　　Ｈ−２４頁、
Ｈ−２７頁が挙けられる。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、上記の構成にあっては、ウィンドパネルＶをバ
ックドアアウタパネル３に接着する際には、ウィンドパ
ネル２とバックドアアウタパネル３との間隙は、クリッ
プ４の基部４ａにより決定されるため、クリップ４の成
形誤差及びバックドアアウタパネルへの取付誤差によっ
てバックドアアウタパネル３に対してウィンドパネル？
が浮き沈みする。そのため、ウィンドパイル？の表面に
弾接したモールディング７の先端部７ａにも浮き沈みが
生じ、モールディング７にうねりが生じたり、モールデ
ィング７の上方が高く下が低いといった傾斜を生じ、外
観が低下するといった問題点があった。また、ウィンド
パネル２の沈みが大きい場合には、ウィンドパネル２と
モールディング７との間に隙間が生じ、外観が低下する
と共に、そこから雨水、はこりなどが侵入してし１い品
質性能が低下するといった問題点もあった。

そこで、本発明は剛性を低下させることなく、視界の向
上を図るようにした構成のものにあって、ウィンドパネ
ルをバックドアのフレームに接着剤を介して数句ける際
に生じる取付誤差がモールディングに１よ、灰ばないよ
うにして、外観や品質性能を低下させることのない自動
車用モールディングの取付構造を提供するものである。

（問題点を解決するための手段〉 上記の問題点を解決するために、本発明は自動車の車体
本体に装着される開閉体のフレームに該フレームの一般
面まで重なるウィンドパネルを固着し、該ウィンドパネ
ルの側縁部をクリップを介して取付けたモールディング
により被装した構成におって、該ウィンドパネルと該モ
ールディングの先端部との間及びクリ、プの基部とウィ
ンドパネルとの間に間隙を設定すると共に、該モールデ
ィングの先端部には弾性部材力・らなるリップを装着し
、該リップがウィンドパネルの表面に弾接するように構
成し、組付誤差によって生じるフレームに対してのウィ
ンドパネルの浮き沈みが、モ・−一一一ルディングには
及ばないようにした。

（実施例） 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。バッ
クドアの取付構造は従来例として記載した第１図に示す
構造と同様であり、自動車の車体本体ａには開閉体とし
てのバックドアＣが開閉自在に装着されており、該バッ
クドアＣのフレームｄに形成される開口部ｆには、該フ
レームｄと略同−幅、つまりフレームの一般面まで重な
るウィンドパネル２が接着剤６により固着されている。

そして、バックドアＣの左右両端部には、上記ウィンド
パネルの端末を被装するモールディングが、第３図に示
すように取付けられている。すなわちｔはバックドアの
ウィンドパネルを示しており、このウィンドハ坏ル２側
縁部の裏面には、バックドアインナパネル２とバックド
アアウタパネル３より成るフレームｄのフレーム側部ｐ
が位置している。このフレーム側部ｐの外側端部には、
縦断面略コ字形状のクリップ１４の基部１４ａがビス１
５およびボス１６を介して固着されている。このクリッ
プ１４は上記基部１４ａと、この基部１４ａと対向する
係止片部１４ｂを備えており、これら基部１４ａと係止
片部１４ｂとの間にはウィンドパネル１１の端部が収納
される空ＦｇＴ１７が形成されている。尚図中、１４０
はクリップ１４に螺刻された雌ねじ部を示している。

また、前記バックドアアウタパネル３上には接着剤６を
介して前記ウィンドパネルｉが貼着されており、このウ
ィンドパネル２には接着剤６のはみだしを防止するダム
ラバー９が予め固着されている。

前述したようにバックドアアウタパネル３に固定された
クリップ１４．には、ステンレス材尋からなるモールデ
ィング２０がビス８止め固定されるが、このモールディ
ング２０の先端部２０ａとウィンドパ４ルＶの表面２′
との間には間隙ノが、また、クリップ１４の基部１４ａ
とウィンドパネル２の裏面〆との間には間隙ノ′が設定
されている。このモールディング２０の先端部２０ａは
内側に折曲されて前記係止片部１４ｂの先端に係止され
ている。

また、上記モールディング２０の先端部２０ａには、合
成ゴム等の弾性部材〃・らなるリップ２１が設けられて
おり、このリップ２１はその先端がウィンドパネルｆの
表面ｔ′に弾接するように延設されている。

それ故、ウィンドパネル２を接着剤６を介してバックド
アアウタパネル３に取付ける際、取付誤差によってウィ
ンドパネル２に浮き沈みが生じてモ、ウィンドパネル１
の表面２′とモールディング２０の先端部２０ａとの間
には間隙ノが設定されているため、ウィンドパネル２の
浮き沈みに対応でき、モールディング２０自体が変形す
ることはない。

また、モールディング２０の先端部２０ａには弾性部材
からなるリップ２１が設けられ、その先端がウィンドパ
ネル２の表面２′に弾接しているため、ウィンドパネル
２に浮き沈みがあってもリップ２１の先端は常にウィン
ドパネルｔの表面２′に押付けられた状態で接触してい
る。従って、ウィンドパネルＶの表面〆とモールディン
グ２０の先端部２０ａとの間隙ノは、リップ２１によっ
て常に閉塞されており、隙間が生じることはない。

第４図には、本発明に係るモールディング取付構造の他
の実施例が示されており、この実施例は、第３図に示す
実施例が有するウィンドパネル装着時の煩雑さを解消す
るものである。第３図に示す実施例と同一の構成部分に
ついては同一の符号を付して説明すると、この実施例に
おいては、クリップ１４とモールディング２０との係止
位置が、クリップ１４の中央部に位置している。そのた
め、このクリップ１４は上方が開放された空所１７を有
しており、同クリップ１４の上端面１４′−側には縦断
商略り字形状の係止突起１４ｄが突設されている。

一方、モールディング２０の先端部２０ａは内側に折曲
され、この折曲片２０メ末端２０ｂ′が略コ字形状に折
曲されて前記係止突起１４ｄに係止されているＯ 尚、図中、１４Ｂはクリップ１４の上端面１４′に必要
に応じて突設されるストッパーを示しており、このスト
、パー１４８はモールディング２０の先端側に外力が作
用した際、前記折曲片２０ｂの末端２０ｂ′の移動を停
止させることにより、同末端２０ｂ′が係止突起１４ｄ
から外れるのを防止するためのものである。

上記実施例にあっては、クリップ１４とモールディング
２０との係止部がクリップ１４の略中夫にあるため、ク
リップ１４に上方が開口した空所１７を形成することが
できる。従って、従来と全く同一の組立正順で組付は作
業が行なえるので組付作業性を低下させることがない。

尚、モールディング２０の先端部２０ａ側は、内側に折
曲片２０ｂが折返されて二重構造となっているため、十
分な剛性を有しており、容易に変形することがない。

（発明の効果ン 以上のように、本発明によればウィンドパネルを取付け
る際、取付誤差によってウィンドパネル゛　に浮き沈み
が生じても、ウィンドパネルの表面とモールディングの
先端部との間には間隙が設定されているため、上記取付
誤差はこの間隙によって対応でき、モールディングが変
形するといったことが々く、外観の低下を防止できる。

また、モールディングの先端部にはリップが設けられ、
その先端がウィンドパネルの表面に弾接しているため、
ウィンドパネルに浮き沈みがあってもこれをリップによ
り吸収することができ、ウィンドパネルの表面に隙間が
生じることがなく、外観の低下や雨水、１１！こりなど
の侵入による品質性能の低下をも防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は自動車の後部を示す斜視図、第２図は従来のモ
ールディングの取付構造を示す第１図の■−■線断面矢
視図、第３図は本発明に係るモールディングの取付構造
の一実施例を示す第１図中■−■線相等の縦断面図、第
４図は本発明の他の実施例を示す縦断面図である。 符号の説明 ａ・・・・・・車体本体　　　　　　　Ｃ・・・・・バ
ックドア（開閉体ンｄ・−・・・・フレーム　　　　　
　　ｆ・・・・・・開口部？・・・・・・ウィンドパネ
ル　　　　１４・・・・・・クリップ２０・・・・・・
モールディング　　　２０ａ・・・・・・先端部２１・
・・・・・リップ　　　　　　　！・・・・・・間隙第
１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動車の車体本体に装着される開閉体のフレームに該フ
   レームの一般面まで重なるウィンドパネルを固着し、該
   ウィンドパネルの側縁部をクリップを介して取付けたモ
   ールディングにより被装した構成にあって、該ウィンド
   パネルと該モールディングの先端部との間及びクリップ
   の基部とウィンドパネルとの間に間隙を設定すると共に
   、該モールディングの先端部には弾性部材からなるリッ
   プを装着し、該リップがウィンドパネルの表面に弾接す
   るようにしたことを特徴とする自動車用モールディング
   の取付構造。