JPS61159441A - 耐熱性熱可塑性シ−ル材 - Google Patents

耐熱性熱可塑性シ−ル材

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JPS61159441A
JPS61159441A JP27838084A JP27838084A JPS61159441A JP S61159441 A JPS61159441 A JP S61159441A JP 27838084 A JP27838084 A JP 27838084A JP 27838084 A JP27838084 A JP 27838084A JP S61159441 A JPS61159441 A JP S61159441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing material
heat
styrene
compression set
water tanks
Prior art date
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Pending
Application number
JP27838084A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Iwasaki
真一 岩崎
Yozo Ishida
石田 陽造
Shigeru Yamada
繁 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 80℃から100℃のおける圧縮永久歪50%圧縮22
時間)が50%以下で移行物の少なく、塩素劣化の少な
い蓄熱性水槽、耐熱性水槽等の水槽、及びその周辺機械
に用いられる耐熱性熱可塑シール材に関する。
〔従来の技術〕
熱可塑性配合物は素練り工程、配合剤混練り工程が簡素
化できること及び加硫工程が不要である点で加硫タイプ
のゴムに比べ有用である。またスクラップは再利用でき
るので省資源の上でもメリットが大きい。
このような熱可塑性ゴムとして従来よりスチレン系熱可
塑性ゴム(TPS)、オレフィン系熱可塑性ゴム(TP
O)、塩ビ系熱可塑性ゴム、ポリウレタン系熱可塑性ゴ
ム、ポリエステル系熱可塑性ゴム、ポリアミド系熱可塑
性ゴムが挙げられるが、これらの多くは一般の加硫ゴム
に比べ高硬度であり、圧縮永久歪が大きいという欠点が
ある。
これら熱可塑性ゴムの中で圧縮永久歪の比較的小さいも
のとしてスチレン系熱可塑性ゴムがあるが、この場合に
は多量の可塑剤が配合されるため低硬度となり、また用
途によっては貯液中への可塑剤の移行という問題を引き
起こす。
またスチレン系熱可塑性ゴムはこの分子中に二重結合を
有しているために飲料水中の塩素による劣化が著しいも
ので、またスチレンのガラス転移点が80℃〜90℃に
あるためにこの温度を過ぎると極端に圧縮永久歪が大き
くなり、シール効果を大幅に低下させる。また、−50
°C〜0℃においても圧縮永久歪は低下し、低温下での
シール効果は著しく低下してしまう。
〔問題点を解決する手段〕
本発明は上記の様な問題点を解決するシール材を提供し
ようとするものであり、かかる目的を満足させるため本
発明のシール材は80℃から100℃における圧縮永久
歪(50%圧縮22時間)が50%以下で貯液中への移
行物が少なく、塩素による劣化も少なく、蓄熱性水槽、
耐熱性水槽等の水槽、及びその周辺機械に用いられるこ
とを特徴とするものであり、そのシール材料の配合は配
合物中のエチレン、ブチレン、ポリプロピレン等のオレ
フィンと一般式R51R’ n Y−nで表わされるシ
ラン化合物により架橋されていることを特徴としている
ものである。
本発明のシール材は可塑剤の液中への移行が少ないので
食品用・医療用の容器、器具、チューブ及び建築用のガ
スケット、ホース、シーリング剤として有用に供し得る
ものである。
また、本発明の配合物は圧縮永久歪が小さいのでパツキ
ン剤として使用した場合、長時間に亘って水密性、気密
性を保つものである。
また、塩素による劣化が小さいので飲料水用水槽のシー
ル材、飲料水用ポンプ等のパツキン材、パイプ等として
有用に供し得るものである。
また、特に80℃から100℃における圧縮永久歪(5
0%圧縮、22時間)が50%以下であることよりこの
様な温度域でのシール効果が非常に高いために蓄熱性水
槽、耐熱性水槽等の水槽及び高温で用いられるその周辺
機械に特に有用に供し得るものである。
以下に本発明の詳細な説明する。
一般に蓄熱性水槽、耐熱性水槽等の水槽及びその周辺機
械に用いられるシール材の硬度(J I SA)が30
°C〜80℃の範囲にある加硫ゴム、熱可塑性エラスト
マー、軟質樹脂などのゴム状弾性体が使用されるが、中
でも熱可塑性エラストマーが柔軟性に富み、しかもゴム
に比べ充填剤、可塑剤などの抽出が少ないため好適であ
る。この熱可塑性エラストマーとしてウレタン系、スチ
レン系。
オレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリエステル系、ポ
リアミド系などいずれも使用が可能であるが、中でも室
温近傍での圧縮永久歪が小さいスチレン系熱可塑性エラ
ストマーが最も好適である。
しかし、スチレン系エラストマーにおいてもスチレンの
転移点が80℃から90℃にあるためにこの温度より高
い所では圧縮永久歪が大幅に増大してシール効果が低下
する。特に80℃以上で用いられる蓄熱性水槽、耐熱性
水槽等の水槽、及びその周辺機械のシール材としては使
用が非常に難しい。
この様な用途のシール材として用いるには、100℃に
おけるl)圧縮永久歪(JISK  6301)が50
%以上のもの、好ましくは2)圧縮永久歪(50%圧縮
で22時間、100℃で放置し、解放後30分後の圧縮
永久歪)が50%以上でなければならない。
本発明におけるシール材は100℃における2)圧縮永
久歪が50%以下であり、100℃においても非常に良
好はシール効果を発揮するものである。
また、この様なシール材を特に飲料水用の水槽に用いる
場合、シール材からの飲料水中へ可塑剤等の移行があっ
てはならない0通常のスチレン系エラストマーの場合、
その配合はスチレン系ブロック共重合体とオレフィン系
改質剤と充填剤とから成るフンパウンドで加工性向上の
ために可塑剤を用い、可塑剤としては従来パラフィン系
オイル。
ナフテン系オイル、パラフィン系ワックス、ひまし油、
トール油等が用いられてきた。可塑剤の使用量はシール
材として用いる場合、スチレン系工ラストマー中で20
〜50wt%である。
この様な配合のスチレン系エラストマーをシール材とし
て用いる場合、可塑剤が水中に移行してしまい、実用上
水質の汚濁等の問題があった。
本発明においては上記の可塑剤の代替として低分子量オ
レフィン重合体、例えば液状ポリクロロプレン、液状ポ
リイソブチレン−イソプレン共重合体、液状ポリイソブ
チレン、液状ポリブタジェン、低分子量ポリイソブチレ
ン、低分子量アタクチックポリプロピレンなどを用いる
ことにより加工性を低下することなく、この可塑剤の移
行を大幅に低下させたものである。
この低分子量ポリオレフィンの配合量はスチレン系エラ
ストマー中で5〜50wt%、好ましくは10〜40w
t%であり、またこの時に低分子量ポリオレフィン10
0重量部に対し2〜100重量部、好ましくは10〜6
0重量部の可塑剤を配合して′も前述した可塑剤の移行
という問題は十分解決できた。これらの低分子量オレフ
ィンの分子量は3,000−10,000(粘度平均分
子量)、好ましくは10.000〜30,000である
またシール材として用いられるスチレン系エラストマー
はスチレン系ブロック共重合体としてスチレン−ブタジ
ェン−スチレン−フロック共重合体、スチレン−イソプ
レン−スチレン・ブロック共重合体等を用いていたが、
これらは分子中に不飽和二重結合を持っているために飲
料水等の水中の塩素や塩素イオン等により劣化を起こす
ということがあった0本発明において、スチレン系ブロ
ック共重合体としてスチレン−エチレン−ブチレン−ス
チレン共重合体を用いたために、上記の様な劣化を大幅
に向上することができた。スチレンーエチレンーブチレ
ンースチ、シンーブロック共重合体の中でもこの分子量
が10,000〜30゜000で、スチレン含量が10
〜50wt%のものが好ましい。
先に述べた様にスチレン系熱可塑剤性エラストマーは8
0℃を過ぎるとその圧縮永久歪は大幅に低下してしまい
、その温度でシール材としては使用が難しくなるのが一
般的であったが、本発明ではこの欠点を十分に解決した
ものである。
本発明においては、上記の圧縮永久歪を向上するために
、スチレン系熱可塑性エラストマーにおいて配合物中の
エチレン・ブチレン・ポリプロピレン等のオレフィンと
一般式R51R’ n Y−nで表わされるシラン化合
物により架橋されている。
ここでRはエチレン性不飽和ヒドロカルビルまたはヒド
ロカルビルオキシ基、R”は脂肪族飽和ヒドロカルどル
基、Yは加水分解可能な有機基。
nは0.lまたは2を表わす、Yが複数個あるときはそ
れぞれ同一でなくてもよい。
ここで用いられる好ましいシラン化合物は下式%式% ここでAは炭素数1〜8、好ましくは1〜4゜特に好ま
しくは1〜2のヒドロカルビル基である。
エチレン、ブチレン、ポリプロピレン等のオレフィンと
シラン化合物との共重体は両者の共重体が生じる任意の
条件で行なえばよい。
シラン化合物の配合量はスチレン系エラストマー100
重量部に対して、1〜10重量部、好ましくは1〜3重
量部である。
また本発明の目的を損なわない範囲でその他の汎用配合
剤、例えば架橋促進剤、加工助剤、着色剤、粘着付与樹
脂などを配合することができる。
次に実施例により本発明を説明する。
(1)第1図に従来品(A)スチレン系エラストマーシ
ール材と、(B)本発明の耐熱性シール材の圧縮永久歪
の温度依存性を示す。
(2)表1に具体的実施例及び比較例の配合を示す。
(3)表1に示す様な配合物については以下の試験を行
なった。
a、圧縮永久歪 厚さ3層層のシートを1mmに圧縮し、100℃×22
h放置し、解放後3 0分後に永久歪を測定した。
b、可塑剤の移行性 厚さ4■のシートをLmmに圧縮し、 室温にて10日間放置後、解放し、 移行物の有無を測定した。
C0耐塩素性 厚さ1■のシートを5%Nacl中に1か月浸漬し、1
か月後の引張り強度 残率を測定した。
これらの結果を表1の下段に示すが、この結果から分る
ように、本発明によるシール材は循来のそれと比較しそ
の圧縮永久歪が小さくかつ可塑剤の液中への移行もなく
又塩素に対しても耐久性が大であることが分る。
【図面の簡単な説明】
第1図はシール材の50%圧縮時における圧縮永久歪の
温度依存性を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)80℃から100℃における圧縮永久歪(50%
    圧縮22時間)が50%以下で移行物が少なく、塩素劣
    化の少ない蓄熱性水槽、耐熱性水槽等の水槽、及びその
    周辺機械に用いられる耐熱性熱可塑シール材。
  2. (2)スチレン系熱可塑性エラストマーが配合物中のエ
    チレン、ブチレン、ポリプロピレン等のオレフィンと一
    般式RSiR′nY−nで表わされるシラン化合物(式
    中Rはエチレン性不飽和ヒドロカルビル基又はヒドロカ
    ルビル基、R′は脂肪族飽和ヒドロカルビル基、Yは加
    水分解可能な有機基であり、nは0、1又は2を表わす
    )により架橋されている特許請求範囲(1)の耐熱性熱
    可塑シール材。
JP27838084A 1984-12-29 1984-12-29 耐熱性熱可塑性シ−ル材 Pending JPS61159441A (ja)

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