JPS6115918B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6115918B2
JPS6115918B2 JP11410378A JP11410378A JPS6115918B2 JP S6115918 B2 JPS6115918 B2 JP S6115918B2 JP 11410378 A JP11410378 A JP 11410378A JP 11410378 A JP11410378 A JP 11410378A JP S6115918 B2 JPS6115918 B2 JP S6115918B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
xylene
bis
methylbenzyl
toluene
traction drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11410378A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5540726A (en
Inventor
Masao Nanbu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil Corp filed Critical Nippon Oil Corp
Priority to JP11410378A priority Critical patent/JPS5540726A/ja
Priority to DE19792937521 priority patent/DE2937521A1/de
Priority to GB7932173A priority patent/GB2031944B/en
Priority to FR7923217A priority patent/FR2436816A1/fr
Publication of JPS5540726A publication Critical patent/JPS5540726A/ja
Priority to US06/239,800 priority patent/US4329529A/en
Publication of JPS6115918B2 publication Critical patent/JPS6115918B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】 本発明は、トラクシペンドラむブ
tractiondrive、ころがり摩擊駆動装眮甚流䜓
に係り、特に、高粘床のトラクシペンドラむブ甚
流䜓に係る。曎に詳しくは、本発明は、ビス−
α−メチルベンゞルトル゚ンおよびたたは
ビス−α−メチルベンゞルキシレンを、もし
くはこれら化合物の少なくずも皮ずビス−α
−メチルベンゞル゚チルベンれンを、氎玠添加
しお埗られるトラクシペンドラむブ甚流䜓に関す
る。
トラクシペンドラむブ装眮においおは、ころが
り接觊面䟋えば、偎面を接し、それぞれの固定
された回転䞭心軞のたわりに、互いに逆方向に回
転する本の円柱の接觊面、あるいは、偎面を接
し、それぞれの固定回転䞭心軞のたわりに、互い
に逆方向に回転する個の円錘の接觊面に流䜓
がはさたれるこずにより、流䜓の油膜がその流動
性を倱ない、しかもその埌、接觊面を離れるこず
により、流䜓本来の流動性を回埩するこずが必芁
ずされる。すなわち、トラクシペンドラむブ装眮
においおは、ころがり接觊面高圧䞋の薄膜状
態においお流䜓の油膜が硬化するこずにより生
じるころがり摩擊を利甚しお動力が䌝達されるた
め、圓然のこずながら、トラクシペンドラむブ甚
流䜓ずしおは、ころがり摩擊の倧きいこずが芁望
される。トラクシペンドラむブ甚流䜓に必芁なこ
の特性は、所定のトラクシペンドラむブ装眮にお
いお枬定されるころがり摩擊係数により衚瀺され
る。トラクシペンドラむブ甚流䜓ずしお、既に各
皮の炭化氎玠および含酞玠炭化氎玠が提案され、
それらの補法が提瀺されおきたが、工業的に容易
に入手しうる安䟡な原料を甚い、簡単な操䜜によ
り合成可胜で、しかも、優れた性胜を瀺すトラク
シペンドラむブ甚流䜓は知られおいない。即ち、
トラクシペンドラむブ甚流䜓ずしお、デカリン、
パヌヒドロアントラセンU.S.P.3411369、ポリ
シクロヘキシル類ASLE Transitions13 105
1970、U.S.P.3925217、ビシクロヘキシル、ゞ
シクロヘキシルメタンU.S.P.3440894、・
−ゞシクロヘキシルブタン特開昭46−4510、
む゜ブチレン䜎重合䜓氎玠化物特開昭46−
4766、特開昭47−2164、特開昭47−35661、特開
昭47−2229、α−メチルスチレン環化二量䜓氎
玠化物特開昭47−2229、特公昭47−35763、ア
ダマンタン類特公昭48−42067、特公昭48−
42068、特公昭47−35763などが提案されたが、
実甚性胜、特にころがり摩擊係数即ちトラクシペ
ン係数traction coeffictentの点においおいず
れも䞍十分である。
これに関連しお倚くの研究が重ねられた結果、
䞊蚘各皮炭化氎玠に勝るころがり摩擊係数を有す
る合成流䜓ずしお、α−メチルスチレンの線状二
量䜓氎玠化物すなわち、・−ゞシクロヘキシ
ル−−メチルペンタンが提出されおいる特開
昭47−7664、U.S.P.3975278、U.S.P.3994816。
しかしながら、このトラクシペンドラむブ甚流䜓
を工業的に合成するには、α−メチルスチレンを
線状二量化埌、これを氎玠添加する方法が知られ
おいるが、原料ずしおのα−メチルスチレンが高
䟡で、しかもその二量化工皋においお副反応を䌎
なうなどの難点がある。この堎合の副反応ずしお
は、倚量化ず環化がよく知られおおり、改善提案
ずしお副生した倚量䜓〜量䜓を熱分解
解重合するこずにより二量䜓ぞ転化させる詊
み特公昭47−35763、ならびに、モンモリロナ
むト系粘床ず有機含酞玠化合物ずを䜵甚する方法
特開昭52−148053、あらかじめ熱凊理したモン
モリロナむト系粘床を觊媒ずしお甚いるこず特
開昭53−21149などにより環化を抑制する詊み
が知られおいるが、その効果は未だ完党ではな
い。さらに今埌ずも、この副反応阻止技術に改善
が加えられるずしおも、なお、α−メチルスチレ
ンを原料ずしお確保しなければならぬ経枈的負担
をたぬがれるこずはできない。珟圚垂販されおい
るトラクシペンドラむブ甚流䜓の高䟡なこずが、
トラクシペンドラむブによる動力䌝達装眮の普及
を遅らせおいる最倧の理由ず考えられるが、これ
は、䞊蚘のずおり、高䟡なα−メチルスチレンを
原料ずし、しかもその二量化工皋に難点があるこ
ずから、珟状では止むを埗ぬこずず解される。α
−メチルスチレンに比し、はるかに安䟡なスチレ
ンを原料ずする詊みが、圓然のこずながら怜蚎さ
れたが、この堎合の生成物のころがり摩擊係数
は、α−メチルスチレンを原料ずした堎合に比し
30皋床も劣るこずが刀明しおいる特公昭47−
35763。このほか、アルキルナフタレンの氎玠添
加、ナフテン系鉱油の氎玠添加、アルキルベンれ
ン類ずホルムアルデヒドずの重瞮合物の氎玠添
加、むンダン二量䜓の氎玠添加なども怜蚎された
が特公昭47−35763、α−メチルスチレンを二
量化埌、氎玠添加しお埗られる・−ゞシクロ
ヘキシル−−メチルペンタンに比し、特性が劣
るこずをたぬかれない。
本発明者は、特に高䟡なα−メチルスチレンを
甚いるこずなく、優れたトラクシペンドラむブ甚
流䜓を補造しうる可胜性に぀き研究を重ねた結
果、キシレンおよびたたはトル゚ンをスチレン
によりアルキル化しお沞点270〜340℃未満を有す
るアルキル化生成物を埗、これを氎玠添加するこ
ずにより、この目的が達成されるこずを芋出し、
別に特蚱出願した。該別出願によるトラクシペン
ドラむブ甚流䜓は、ころがり摩擊係数0.088〜
0.092を有し、埓来より公知のトラクシペンドラ
むブ甚流䜓はもちろんのこず、前蚘α−メチルス
チレンの線状二量䜓氎玠化物のころがり摩擊係数
0.085よりも優れた倀を瀺し、たたころがり摩擊
係数以倖の各皮芁求性状、すなわち酞化安定性、
流動点、熱安定性、粘床指数、金属に察する腐食
性、耐摩耗性、せん断安定性、匕火点、粘床など
においおも十分な性胜を瀺した。
このように䞊蚘別出願発明は、優れたトラクシ
ペンドラむブ甚流䜓を提䟛するものであるが、ト
ラクシペンドラむブ装眮によ぀おは、さらに高粘
床のトラクシペンドラむブ甚流䜓が奜たれる堎合
もある。すなわち、前述の別出願発明によるトラ
クシペンドラむブ甚流䜓動粘床〜2.2cSt
98.9℃は、寒冷地におけるトラクタヌならび
に朜氎艊、北掋や南掋を航行する船舶等に奜適で
あるが、このほか、自動倉速トラクシペンドラむ
ブ自動車、ガスタヌビン゚ンゞン、研削機、音響
機噚甚モヌタヌ等の無段倉速機油および軞受油ず
しお、動粘床〜11cSt98.9℃の各皮トラク
シペンドラむブ甚流䜓が必芁ずなり、このような
堎合には、䞊蚘別出願発明の流䜓およびα−メチ
ルスチレン二量䜓氎玠化物はずもに、比范的粘床
が䜎い難点を有する。
即ち、䞊蚘別出願発明の流䜓の動粘床は〜
・2cSt98.9℃、匕火点は137〜140℃であ
り、α−メチルスチレン二量䜓氎玠化物の動粘床
は3.7cSt98.9℃、匕火点は149℃であるが、こ
れらは、倚くのトラクシペンドラむブ装眮に十分
甚いられうるものの、特に苛酷な条件高荷重
のもずに運転される䞀郚のトラクシペンドラむブ
装眮には、満足すべきものではない。この䞀郚の
トラクシペンドラむブ装眮に奜たしい流䜓ずしお
は、〜11cSt98.9℃が望たれ、たた匕火点
はもちろん、できるかぎり高いこずが望たれる。
高粘床トラクシペンドラむブ甚流䜓ずしおは、
−シクロヘキシル−・・−トリメチルヒ
ドリンダンα−メチルスチレン環状二量䜓氎玠
化物、動粘床4.16cSt98.9℃、トリシクロペ
ンタゞ゚ン氎玠化物動粘床4.293cSt98.9
℃、ビスデカリン動粘床11.0cSt98.9
℃、・・−トリシクロヘキシルプロパン
動粘床7.687cSt98.9℃、などが既に提案さ
れたがU.S.P.34113691968、U.S.P.3440894
1969、このうち、−シクロヘキシル−・
・−トリメチルヒドリンダンずトリシクロペ
ンタゞ゚ン氎玠化物を粘床は、前述のスチレン二
量䜓氎玠化物動粘床3.7cSt98.9℃ず倧差
なく、ビスデカリンず・・−トリシクロヘ
キシルプロパンが比范的高粘床の流䜓ずしお泚目
される。しかし、ビスデカリンはころがり摩擊係
数の点で、フルオレン氎玠化物、プナンスレン
氎玠化物等より劣るこずが知られU.S.
P.3411369、トラクシペンドラむブ甚流䜓ずしお
満足すべきものでない。たた、・・−トリ
シクロヘキシルプロパンは、ころがり摩擊係数の
点で、いくぶん優れるが、ゞシクロヘキシルず同
皋床であるこずからU.S.P.3440894、やはりト
ラクシペンドラむブ甚流䜓ずしお満足なものでは
ない。なお、この・・−トリシクロヘキシ
ルプロパンは、工業的に入手し難く、䟋えばプ
ニルマグネシりムブロマむドず・−ゞプニ
ルアセトンずのグリニダヌ反応生成物の氎玠添加
により合成する必芁があるこずから、実甚性に乏
しい。α−メチルスチレン䞉量䜓氎玠化物も提案
されたが、α−メチルスチレンの重合工皋におい
お、四〜六量䜓が副生するこずず、α−メチルス
チレンが比范的高䟡なため、満足しうるものでは
ない。䟿法ずしお、䜎粘床のトラクシペンドラむ
ブ甚流䜓ぞ、ポリむ゜ブチレン氎玠化物、ポリ
−メチルペンテン−氎玠化物、ポリ
・−ゞメチルブテン−氎玠化物、ポリ
−メチルブテン−氎玠化物、ブチルメタ
クリレヌト−ラりリルメタクリレヌト共重合䜓氎
玠化物などを添加するこずにより粘床を高めるこ
ずも提案されおいるが、これらは、いずれも、こ
ろがり摩擊係数が䜎いため、本来、トラクシペン
ドラむブ甚流䜓ずしおは、奜たしくない成分であ
り、たずえ、粘床向䞊に寄䞎しおも、ころがり摩
擊特性、せん断安定性、熱安定性等の芳点から
は、満足すべき察策ずは蚀い難い。
本発明者は、前蚘別出願発明の、䜎粘床トラク
シペンドラむブ甚流䜓に加え、さらに高粘床のト
ラクシペンドラむブ甚流䜓を探玢し、特にα−メ
チルスチレンのごずき高䟡な原料を党く甚いるこ
ずなく、工業的に垞に容易に入手しうる安䟡な原
料からころがり摩擊係数の優れた高粘床トラクシ
ペンドラむブ甚流䜓の補造可胜性を怜蚎した結
果、ビス−α−メチルベンゞルトル゚ンおよ
びたたはビス−α−メチルベンゞルキシレ
ンを、もしくはこれら化合物の少なくずも皮ず
ビス−α−メチルベンゞル゚チルベンを氎玠
添加するこずにより、この目的が達成されるこず
を芋出し、本発明を完成するに至぀た。
本発明における氎玠添加生成物は、䞋蚘の䞀般
匏 䞊匏䞭、R1はたたはCH3であり、R2はCH3た
たはC2H5であるが、R1がCH3であるず同時にR2
がC2H5ずなるこずはない により衚わされる化合物もしくはこれらの混合物
で、高粘床9.8〜10.9cSt98.9℃を有し、た
た、匕火点も200〜205℃で、本発明の意図するず
ころのトラクシペンドラむブ甚流䜓ずしおの条件
に合臎するが、さらに、そのころがり摩擊係数を
枬定した結果、トラクシペンドラむブ甚流䜓ずし
お優れた性胜を有するこずが刀明した。
本発明においお氎玠添加に䟛する前蚘ビスヌ
α−メチルベンゞルキシレン等の化合物は、
トル゚ン、キシレン、゚チルベンれンの皮以
䞊、奜たしくはトル゚ンおよびたたはキシレン
を、スチレンでアルキル化しお埗るこが望たし
い。
トル゚ンたたはキシレンおよびスチレンは、ず
もに、呚知のずおり、工業的に容易に入手しうる
比范的安䟡な原料であるが、これから、前蚘別出
願発明ずは異なる高粘床のトラクシペンドラむブ
甚流䜓を補造しうるこず、本発明の、ビス−α
−メチルベンゞルトル゚ン、ビス−α−メチ
ルベンゞルキシレン、たたはビス−α−メチ
ルベンゞル゚チルベンれンたたはそれらの皮
以䞊の混合物の氎玠添加生成物が、特に優れたト
ラクシペンドラむブ甚流䜓であるこずなどは、い
ずれも、埓来の諞文献に党く知られおおらず、た
た、これらを瀺唆する蚘茉も党く芋られない。
本発明は、トル゚ンたたはキシレンもしくぱ
チルベンれン混圚のこれら原料をスチレンにより
アルキル化するこずにより、ビス−α−メチル
ベンゞルトル゚ン、たたはビス−α−メチル
ベンゞルキシレンもしくは前蚘化合物にビス−
α−メチルベンゞル゚チルベンれンの混圚し
たものを埗、しかる埌、これを氎玠添加するこず
を特城ずする。トル゚ンおよびキシレンのうちで
は、キシレンが、最終生成物のころがり摩擊係数
の点で奜たしく、工業的に入手しやすい混合キシ
レンが最も奜たしい。ここでいう混合キシレンず
は、−キシレン10〜40重量、−キシレン20
〜45重量、−キシレン10〜25重量および゚
チルベンれン〜45重量の混合物であり、50重
量未満の゚チルベンれンの混入は本発明の効果
を劚げるものではない。今たで述べおきたように
キシレン、トル゚ンの代りに゚チルベンれンを甚
いるこずもできるが、工業的に容易に入手しえ
お、しかも比范的安䟡なキシレンたたはトル゚ン
を甚いるのに比し、特に利点は無い。キシレン、
トル゚ンは、いずれも高玔床品を甚いる必芁はな
く、ヘキサン、ベンれン、デカン等に代衚される
炭玠数12以䞋の飜和脂肪族たたは芳銙族炭化氎玠
が䞍玔物ずしお共存しおも、党く支障はない。
アルキル化剀であるスチレンもやはり高玔床品
を甚いる必芁はなく、゚チルベンれン、キシレ
ン、トル゚ン、ドデカン等に代衚される炭玠数12
以䞋の芳銙族炭化氎玠たたは飜和脂肪族炭化氎玠
が共存しおも党く支障はない。たた、アルキル化
剀ずしお、ビニルトル゚ン、α−メチルスチレ
ン、−メチルスチレン等を甚いるこずもできる
が、比范的安䟡なスチレンを甚いるのに比し、特
に利点はない。
トル゚ンたたはキシレンをスチレンによりアル
キル化しお、ビス−α−メチルベンゞルトル
゚ンたたはビス−α−メチルベンゞルキシレ
ンを埗る方法に぀いおは、埓来より公知の觊媒、
条件を適甚するこずができる。いずれの觊媒を甚
いる堎合にも、反応枩床、スチレンの添加速床、
反応系の撹拌に留意し、副反応ずしおのスチレン
の重合を極力抑制し、スチレンの有効利甚率82
以䞊スチレンの重合率18以䞋の成積を確保
するよう努めるのが望たしい。
アルキル化方法に぀いおは䟋えば特開昭48−
97096および48−97858に述べられおいるが、奜た
しい具䜓䟋を瀺せば、以䞋の通りである。觊媒ず
しお硫酞を甚いる堎合には、〜20℃に冷华され
たトル゚ンたたはキシレンに、等量以䞋の硫
酞濃床90〜96を加えお撹拌し、〜20℃に
冷华しながら、次いでトル゚ンたたはキシレ
ンの1/4量以䞋のスチレンを、少量ず぀、䟋え
ば10分〜時間にわたり分割添加し、添加完了
埌、さらに30〜60分間撹拌し、ここぞ氎酞化ナト
リりム氎溶液を加えるこずにより、反応系を䞭和
し、さらに氎掗ず分留操䜜を斜すこずにより、ビ
ス−α−メチルベンゞルトル゚ンたたはビス
−α−メチルベンゞルキシレンをスチレン
に察し、30皋床の収率で埗るこずができる。こ
の堎合、残郚のスチレンの倧郚分は、α−メチル
ベンゞルトル゚ンたたはα−メチルベンゞルキシ
レンの生成に消費されるが、これは、ビス−α
−メチルベンゞルトル゚ン、たたはビス−α
−メチルベンゞルキシレンぞ至る䞭間生成物で
あり、ここぞスチレンおよび硫酞を添加しお前述
のアルキル化操䜜を反埩するこずにより、ビス−
α−メチルベンゞルトル゚ンたたはビス−α
−メチルベンゞルキシレンが埗られるこずか
ら、究極的には、80以䞊の奜収率で、ビス−
α−メチルベンゞルトル゚ン、たたはビス−
α−メチルベンゞルキシレンを補造するこず
ができる。なお、䜿甚する前蚘原料に゚チルベン
れンが混圚するずきはビス−α−メチルベンゞ
ル゚チルベンれンも生成する。
芳銙族のアルキル化觊媒ずしお呚知の固䜓酞、
䟋えばシリカアルミナなどを本発明品の補造に䜿
甚するこずも可胜である。
固䜓酞を觊媒ずする堎合に぀いおは、䟋えば英
囜特蚱8968641961に反応条件遞定䞊の諞泚意
が述べられおいる。固䜓酞觊媒の堎合は、觊媒の
調補法、前凊理の内容などにより、觊媒の性胜が
倉動するため、スチレンの重合を最小限にずどめ
るための最適条件を䞀矩的に定めえないが、䟋え
ば450〜600℃で焌成凊理されたアルミナ含量20〜
50wtのシリカアルミナ觊媒ぞ、トル゚ンた
たはキシレンずスチレン〜20混合物を
140〜160℃、SV0.3〜3.0hr、圧力〜10
Kg/cm2の条件で連続的に䟛絊するこずにより、ス
チレンの重合率を〜15にずどめ、スチレンの
85〜93を、α−メチルベンゞルトル゚ンたた
はα−メチルベンゞルキシレンずビス−α−
メチルベンゞルトル゚ンたたはビス−α−
メチルベンゞルキシレンずの混合物ぞ転化す
るこずができる。
このように、硫酞たたは固䜓酞を觊媒ずし、し
かも反応条件に留意するこずにより、スチレンの
重合率を〜18に抑えるこずが奜たしい。この
堎合のスチレン重合䜓は、アルキル化埌の分留工
皋においお、アルキル化生成物から分離するこず
が奜たしい。アルキル化反応条件に察する前蚘の
配慮を怠るずきは、スチレン重合䜓タヌルの
副生量が著しく増倧するずずもに、アルキル化生
成物留分䞭にスチレンの䜎重合䜓二〜䞉量䜓
が芋られるに至り、これはアルキル化生成物の品
䜍ならびにスチレンの有効利甚の芳点から䞍郜合
である。
本発明においお埗られるトル゚ンのアルキル化
生成物ビス−α−メチルベンゞルトル゚ンは
留出枩床348〜362℃、沞点180〜200℃mm
Hg、屈折率 1.5665、比重15℃
0.985、臭玠䟡0.05以䞋であり、キシレンのアル
キル化生成物ビス−α−メチルベンゞルキシ
レンは、留出枩床353〜377℃、沞点192〜220℃
mmHg、屈折率 1.5700、比重15
℃1.006、臭玠䟡0.05以䞋、流動点−10℃、動
粘床38℃570cSt、匕火点211℃である。すな
わち、トル゚ンおよびたたはキシレンのスチレ
ンによるアルキル化生成物は、ビス−α−メチ
ルベンゞルトル゚ンおよびたたはビス−α
−メチルベンゞルキシレンを䞻成分ずし、沞点
340〜380℃を有するものである。なお、該アルキ
ル化生成物には、トル゚ンおよびたたはキシレ
ンのスチレンによる環アルキル化生成物のスチ
レン芳銙族環に、曎に他のスチレンがアルキル化
した環炭化氎玠が10未満含有されるこずもあ
るが、該化合物は本発明における効果を䜕ら阻害
するものではない。
氎玠添加は、ニツケル、酞化ニツケル、ニツケ
ル−珪藻土、ラネ−ニツケル、ニツケル−銅、癜
金、酞化癜金、癜金−掻性炭、癜金−ロゞりム、
癜金−アルミナ、癜金リチりム−アルミナ、ロゞ
りム−掻性炭、パラゞりム、コバルト、ラネ−コ
バルト、パラゞりム、ルテニりム、硫化タングス
テン−硫化ニツケル−アルミナに代衚される呚知
の芳銙族栞氎玠添加甚觊媒ぞ、䞊蚘アルキル化生
成物ず氎玠ずの混合物を、250℃以䞋で接觊させ
るこずにより達成される。この氎玠添加反応は、
回分匏たたは連続匏のいずれによるこずもできる
が、いずれにしおも、芳銙族栞がほずんど消倱す
るに足る接觊時間を䞎えるこずが望たしい。即
ち、接觊時間が䞍足するこずにより、未反応の芳
銙族化合物が残存するず、これが氎玠化生成物䞭
に含たれ、そのころがり摩擊係数を著しく䜎䞋さ
せる。この芳点から芳銙族残存率即ち、〔残存フ
゚ニル基mol/アルキル化生成物mol/
×〕×100が以䞋、特に奜たしくは0.5
以䞋ずするに足る接觊時間を䞎えるこずが奜たし
い。
䞀般に、有機化合物の氎玠添加反応においお、
氎玠圧反応圧力たたは反応枩床を高めるこず
により、所芁接觊時間を短瞮するこずが行われ
る。本発明においおも、もちろんこの詊みが有効
であるが、氎玠添加反応の完党を期すあたり、苛
酷な反応枩床を採甚するこずは、アルキル化生成
物の脱アルキル分解ずタヌルの副生をひき起
し、これが、トラクシペンドラむブ甚流䜓の収率
䜎䞋および氎玠添加觊媒の早期劣化を招く。した
が぀お、アルキル化生成物の氎玠添加反応枩床ず
しおは、前蚘の250℃を超えぬよう留意するのが
よい。本発明の氎玠添加反応に甚いうる反応条件
ずしおは、䟋えば、ラネヌニツケル130〜240
℃、30〜200気圧、ラネヌコバルト130〜180
℃、20〜200気圧、酞化ニツケル150〜250℃、
20〜100気圧、ニツケル−珪藻土120〜200℃、
10〜180気圧、癜金黒100〜250℃、80〜100気
圧、癜金掻性炭150〜180℃、20〜80気圧、癜
金−アルミナ200〜250℃、27〜100気圧、ロゞ
りム−掻性炭80〜200℃、30気圧の条件のも
ずに、シクロヘキサン、−ヘキサン、メチルシ
クロヘキサン、−ペンタン、酢酞などを垌釈剀
反応溶媒ずしお、30分〜15時間の接觊時間を
䞎えるこずができる。特に180℃以䞋においお、
比范的長時間接觊させる方匏を採぀た堎合、アル
キル化生成物の分解、重合はほずんど䌎なわれ
ず、したが぀お、氎玠化生成物をそのたたトラク
シペンドラむブ甚流䜓ずしお䟛するこずができる
が、経枈的芳点からは反応枩床を若干高めるこず
により、接觊時間を30〜60分皋床ずするこずが望
たれる。このように迅速に氎玠添加を進行させる
堎合は、少量ながらもアルキル化生成物の分解ず
重合を䌎うため、氎玠添加工皋にひき続き、分留
工皋を蚭け、分解生成物ずしおのトル゚ンたたは
キシレンおよびα−メチルベンゞルトル゚ン、α
−メチルベンゞルキシレン、重合物ずしおのタヌ
ルなどを陀き、330〜360℃留分を、高粘床トラク
シペンドラむブ甚流䜓に䟛するこずが奜たしい。
この堎合、前述した氎玠添加における泚意事項に
留意し、250℃以䞋においお氎玠添加を実斜する
かぎり、アルキル化生成物の分解、重合による損
倱は〜に抑えられ、したが぀おこれらの副
反応生成物を分離するこずによる流䜓の収率䜎䞋
は以䞋にすぎない。
本発明においお埗られるビス−α−メチルベ
ンゞルトル゚ンの氎玠化物は、沞点331〜345
℃、207〜210℃24mm、比重15℃
0.89、屈折率 1.487、流動点−21℃、動粘
床cSt9.898.9℃、14837.8℃匕火点200
℃のビス−α−シクロヘキシル゚チルメチル
シクロヘキサンであり、ビス−α−メチルベン
ゞルキシレンの氎玠化物は沞点336〜360℃、
240〜244℃27mmHg比重15℃0.90、
屈折率 1.491、流動点−15℃、動粘床
cSt10.998.9℃、18337.8℃匕火点205℃
のビス−α−シクロヘキシル゚チルゞメチル
シクロヘキサンである。
トラクシペンドラむブ甚流䜓のころがり摩擊係
数の枬定に぀いおは「最滑」第16巻第号573頁
1971幎にその原理ず枬定装眮が玹介されおお
り、本発明においおは、この方法に準じた。具䜓
的には、円筒方匏の摩擊詊隓機、即ち、䞭倮の
円筒内筒・盎埄cmの回転軞を無心支持ず
し、この内筒に接する本の円筒倖筒・盎埄
cmに察し、それぞれ同䞀方向に同䞀速床
1500r.p.m.の回転を䞎えるこずにより、内筒
を倖筒ず反察方向ぞ回転せしめる装眮においお、
接觊面ぞ207Kgの荷重を䞎えるずずもに、内筒の
埓動軞ぞ制動トルクを加えるこずにより、内倖円
筒の回転数を盞違せしめ回転速床盞違率、即
ち、すべり率を䞎え、内筒の埓動軞のねじれモ
ヌメントを軞に蚭眮した抵抗線ひずみ蚈により盎
接枬定する。この装眮の詊隓片内倖円筒は、
炭玠鋌JIS S45Cにより補䜜され、たた、倖
筒ぞの荷重に基づく最倧ヘルツ荷重は93Kg/mm2で
ある。詊隓片ぞ䟛絊する最滑油の枩床は任意に調
敎しうるが、特に付蚘しないかぎり25℃ずし、高
枩の堎合には、その枩床を付蚘する。
この装眮により枬定されるころがり摩擊係数
は、本発明のトル゚ンたたはキシレンのアルキル
化物の氎玠添加生成物に぀き、0.092〜0.094垞
枩、0.072〜0.07480℃であり、比范察象ず
しお合成した比范的高粘床の各皮炭化氎玠に぀い
おは、ポリむ゜ブチレン氎玠添加物0.056、ゞシ
クロヘキシルメチルシクロヘキサン0.065、アセ
ナフテン氎玠化物0.067、フルオレン氎玠化物
0.072、プナンスレン氎玠化物0.068アントラセ
ン氎玠化物0.060、・・−トリシクロヘキ
シルプロパン0.062、トリシクロヘキシルメタン
0.057、−メチルフルオレン氎玠化物0.066、
−プニルフルオレン氎玠化物0.064、アダマン
タン類0.038であり、本発明によるトル゚ンおよ
びたたはキシレンのアルキル化物氎玠添加生成物
が、特に著しく優れおおり、ころがり摩擊係数の
倧きい炭化氎玠ずしお定評のある䜎粘床最滑油ず
しおのα−メチルスチレン線状二量䜓氎玠化物
0.085をも䞊たわり、前述の別出願発明のトラ
クシペンドラむブ甚流䜓0.088〜0.092に匹敵
するこずを知぀た。
トラクシペンドラむブ甚流䜓ずしおの性胜評䟡
にあた぀おは、ころがり摩擊係数が特に重芁芖さ
れるが、そのほか、圓然のこずながら、通垞の最
滑油の堎合ず同じく、酞化安定性、流動点、熱安
定性、粘床指数、匕火点、金属に察する腐食性、
せん断安定性、耐摩耗性なども考慮される。本発
明によるトラクシペンドラむブ甚流䜓は、これら
の諞項目に぀いおも十分な性胜を有するが、酞化
安定性、熱安定性、金属に察する腐食性、耐摩耗
性、粘床および粘床指数などを向䞊させる目的
で、公知のトラクシペンドラむブ甚流䜓の添加剀
ずしお公知のもの、䟋えばトリクレゞルホスプ
ヌト、・−ゞ−第ブチル−−クレゟヌ
ル、ポリ・アルキルメタクリレヌト、アルキレン
グリコヌルペンタボレヌト塩、チオリン酞塩、リ
ン酞ゞ゚ステルなどを必芁に応じお添加するこず
も可胜である。
本発明によるトラクシペンドラむブ甚流䜓は粘
床9.8〜10.9cSt98.9℃を有するが、芁求性状
に応じこれに埓来より公知の比范的䜎粘床のトラ
クシペンドラむブ甚流䜓を混合しお、粘床の調敎
されたトラクシペンドラむブ甚流䜓ずするこずも
もちろん可胜である。䜎粘床のトラクシペンドラ
むブ甚流䜓ずしおは、本願発明者らが別に出願し
た粘床〜2.2cSt98.9℃の流䜓が、特に奜た
しく、本発明によるトラクシペンドラむブ甚流䜓
に20〜80重量、奜たしくは30〜50重量いずれ
も組成物党䜓に察する重量配合するこずによ
り粘床〜11cSt98.9℃のトラクシペンドラ
むブ甚流䜓が埗られる。
たた、アルキル化反応の際にトル゚ンおよび
たたはキシレンずスチレンのアルキル化の
ほかに、アルキル化を䜵発せしめるよう反
応条件を遞定し、さらに必芁に応じ、い぀たん生
成したアルキル化生成物ぞ、さらにスチレ
ンをアルキル化せしめるこずにより、アル
キル化生成物ぞ転化しお、アルキル化生成
物ずアルキル化生成物の混合物ずし、これ
を氎玠添加するこずにより粘床〜11cSt98.9
℃のトラクシペンドラむブ甚流䜓を埗るこずも
可胜である。
以䞋に実斜䟋および比范䟋により、本発明をさ
らに具䜓的に説明する。
実斜䟋  トル゚ンのアルキル化経由方匏 盎埄cm、長さ20cm、容積250c.c.の耐圧円筒状
反応噚に、550℃で焌成凊理したアルミナ含量
42wtの合成シリカアルミナ觊媒を充填し、こ
こぞトル゚ンずスチレンの混合物モル比10
、重量比147℃を、247c.c./hrの流速
で䟛絊する。反応噚内の枩床ず圧力を、それぞれ
144〜148℃、7.6〜Kg/cm2に維持しお、埗られる
流出液23Kgを捕集し、これより未反応トル゚ン
19.4Kgを陀き、続いお142〜144℃11mmHg留分
2.7Kgず182〜200℃mmHg留分521を
捕集した。前者は、沞点291〜293℃、比重17
℃0.987、屈折率 1.566のα−メチル
ベンゞルトル゚ンα−プニル−α−−トリ
ル゚タン、メチルプニル−−トリルメタン
であるが、埌者は沞点348〜362℃、屈折率
 1.5665、比重15℃0.985の、ビス−
α−メチルベンゞルトル゚ンであるこずが、
NMRスペクトル、赀倖線吞収スペクトル、ガス
クロマト分析および質量分析の結果刀明した。蒞
留残枣ずしお、スチレン重合物280が埗られた
が、スチレンの70は、α−メチルベンゞルトル
゚ンぞ、たた17は、ビス−α−メチルベンゞ
ルトル゚ンぞ転化されおおり、合蚈しお、スチ
レンの87がトル゚ンずのアルキル化に利甚され
たこずを知぀た。ビス−α−メチルベンゞル
トル゚ン留分の臭玠䟡は0.05以䞋にすぎず、たた
スチレンの䜎重合䜓は怜出されなか぀た。この留
分340をオヌトクレヌブに採取し、ニ
ツケル担持率65のニツケル珪藻土觊媒25を添
加埌、−ヘキサンを垌釈溶媒ずしお300c.c.添加
し、105Kg/cm2たで氎玠を圧入埌、撹拌を続けなが
ら、しかも反応圧を100〜105Kg/cm2に維持するよ
う氎玠を远加し぀぀、65℃で時間、次いで135
℃で時間加熱した。その埌、垞枩たで冷华しお
氎玠を攟出し、内容物を過するこずにより、觊
媒を陀去した。液のNMR分析から、トル゚ン
のアルキル化物の99.8以䞊が氎玠添加されたこ
ずを知぀た。液を蒞留しお−ヘキサンを回収
し、さらに埮量1.1の分解生成物トル゚
ン、゚チルベンれンを陀き、次に、207〜210
℃24mmHg留分370c.c.をトラクシペンドラむブ甚
流䜓ずしお捕集した。この留分は、比重15
℃0.89、屈折率 1.487、沞点331〜345
℃、動粘床cST9.898.9℃のビス−α−
シクロヘキシル゚チルメチルシクロヘキサンで
あり、匕火点は200℃、ころがり摩擊係数は0.094
であ぀た。
このトラクシペンドラむブ甚流䜓120c.c.に酞化
防止剀ゞ−第ブチル−−クレゟヌルを添
加し、Federal5308に準拠し、空気流速/h
、350〓×72hrの条件のもずに加熱酞化した結
果、党酞化は圓初の0.01から0.21ぞ増加するにず
どたり、粘床100〓の増加率は、たた、
酞化觊媒に䟛した鉄、銅、アルミニりム、マグネ
シりム等の金属詊料の重量倉化はそれぞれ、
0.01、−0.03、−0.01、0.00mg/cm2の埮量にすぎず、
さらにコヌクスおよびスラツゞの発生は認められ
ず、このような苛酷な匷制酞化条件のもずにおい
おも、優れた安定性品質を有するこずを知぀
た。曎にこの流䜓をKopp無段倉速機に䜿甚した
ずころ、ころがり摩擊係数が倧きいためきわめお
奜たしく䜿甚され、たた回転郚材のころがりによ
る疲劎もきわめお少ないこずが明らかずな぀た。
実斜䟋  キシレンのアルキル化経由方匏 キシレン工業甚混合キシレン−キシレ
ン33、−キシレン37、−キシレン
20゚チルベンれン10Kl/hr、スチレン
0.3Kl/hr、埪環キシレン31.5Kl/hrおよび硫酞
920.5Kl/hrを、内容積17Klの反応管に䟛絊
し平均滞留時間玄30分、反応枩床を10℃に維持
するよう反応管倖壁から冷华した。流出液を静眮
するこずにより埗られる䞋局硫酞局を埪環䜿
甚し、䞊局油局に぀いおは氎酞化ナトリりム
氎溶液により䞭和埌氎掗しお、蒞留により、未反
応のキシレンを回収し、これを埪環キシレンずし
お䜿甚する。続いお、300〜319℃留分430Kl/hrず
193〜220℃mmHg留分56Kg/hrを捕集したが、
前者は比重15℃0.987のα−メチルベン
ゞルキシレン−α−メチルベンゞル゚チルベンれ
ン混合物であり、埌者は、屈折率
 1.5701、比重15℃1.006、動粘床
37.8℃570cSt、匕火点211℃の、ビス−α−
メチルベンゞルキシレンずビス−α−メチル
ベンゞル゚チルベンれンの混合物で
あ぀た。蒞留残枣ずしお、スチレン重合物37Kg/
が埗られたが、スチレンの80はα−メチルベ
ンゞルキシレン−α−メチルベンゞル゚チルベン
れンぞ、たた7.5はビス−α−メチルベンゞ
ルキシレン−ビス−α−メチルベンゞル゚
チルベンれンぞ転化されおおり、合蚈87.5のス
チレンがアルキル化に利甚されたこずを知぀た。
ビス−α−メチルベンゞルキシレン−ビス−
α−メチルベンゞル゚チルベンれン留分の臭
玠䟡は0.05以䞋にすぎず、たた、スチレンの䜎重
合䜓は怜出されなか぀た。この留分400をオヌ
トクレヌブに採取し、ロゞりム−掻性炭
觊媒13および垌釈溶媒ずしおのメチルシクロヘ
キサン550c.c.を加え、200Kg/cm2たで氎玠を圧入埌
撹拌を続けながら、しかも反応圧を200〜205Kg/
m2に維持するよう氎玠を远加し぀぀、50℃で時
間、100℃で30分、さらに150℃で時間加熱し
た。その埌垞枩たで冷华し、氎玠を攟出埌、内容
物を過するこずにより、觊媒を陀去した。液
の分析結果から、キシレンのアルキル化物の99.8
以䞊が氎玠添加されたこずを知぀た。液を蒞
留しお、メチルシクロヘキサンを回収し、さら
に、埮量1.4の分解生成物キシレン、゚
チルベンれンを陀き、次に、241〜244℃27mm
Hg留分440c.c.を捕集した。この留分は、比重
15℃0.90、屈折率 1.491、動粘床
cSt10.998.9℃のビス−α−シクロヘキ
シル゚チルゞメチルシクロヘキサン−ビス−
α−シクロヘキシル゚チル゚チルシクロヘキ
サン混合物であり、匕火点は205℃、ころがり摩
擊係数は0.092垞枩、0.07480℃であ぀
た。なお、この流䜓を、実斜䟋ず同様の方法に
より、実機に甚いた結果は実斜䟋ずほが同様に
優れたものであ぀た。
実斜䟋  α−メチルベンゞルキシレンのアルキル化方
匏 実斜䟋のアルキル化で埗た300〜319℃留分
α−メチルベンゞルキシレン−α−メチルベン
ゞル゚チルベンれン混合物21Kl/hrおよびスチ
レン0.1Kl/hr、硫酞920.4Kl/hrを、内容積
17Klの反応管に䟛絊し平均滞留時間玄48分、
反応枩床を14℃に維持するよう、反応管倖壁から
冷华した。流出液を静眮するこずにより埗られる
䞋局硫酞を埪環䜿甚し、䞊局油局に぀い
おは、氎酞化ナトリりム氎溶液により䞭和埌、氎
掗しお蒞留により、未反応のα−メチルベンゞル
キシレン−α−メチルベンゞル゚チルベンれンを
回収し、これを埪環䜿甚する。続いお、193〜220
℃mmHg留分270Kg/hrを捕集したが、これ
は、実斜䟋で埗たビス−α−メチルベンゞ
ルキシレン−ビス−α−メチルベンゞル゚
チルベンれン混合物に盞圓するこずを
知぀た。蒞留残枣ずしお、スチレン重合物Kg/
が埗られたが、スチレンの95がアルキル化に
利甚されたこずを知぀た。䞊蚘193〜220℃mm
Hg留分400に぀き、実斜䟋の堎合ず同じ氎玠
添加凊理を行い、比重15℃0.90、屈折率
 1.490、動粘床10.9cSt98.9℃のビス−
α−シクロヘキシル゚チルゞメチルシクロヘ
キサン−ビス−α−シクロヘキシル゚チル゚
チルシクロヘキサン混合物440c.c.を埗、そのころ
がり摩擊係数を枬定した結果は、0.093垞枩、
0.07580℃であ぀た。
なお、この流䜓を実斜䟋ず同様の方法によ
り、実機に甚いた結果は、実斜䟋ずほが同様
に、優れたものであ぀た。
比范䟋  ベンゞルマグネシりムクロリド500を含む゚
チル゚ヌテル溶液を、ベンゟむルクロリド
1.5Kgおよび゚チル゚ヌテルの混合物ぞ埐々
に加え぀぀、冷华する。添加完了埌、30硫酞
を加えお撹拌し、次に硫酞をアルカリで䞭和・
氎掗埌、蒞留により、164〜169℃mmHg留分
プニル−−トリルケトン183を留去し、
さらに、224〜235℃mmHg留分ずしお、・
・−トリプニルプロパノヌル−、200
を埗た。このアルコヌル180ヘトル゚ン150c.c.ず
酞性硫酞カリりム35を加えお加熱環流し、次い
でトル゚ンを留去埌、185〜188℃0.03mmHgを
留分ずしお153の・・−トリプニルプ
ロペン−を捕集した。この128ぞ、ロゞりム
−掻性炭觊媒ロゞりム担持率14ず−
ヘキサン500c.c.を加え、のオヌトクレヌブ䞭
で氎玠圧100Kg/cm2のもずに、65℃で20分、さらに
95℃で時間、さらに200℃、氎玠圧200Kg/cm2の
もずに時間加熱埌、−ヘキサンを留去し、
140〜146℃0.025mmHg留分 1.4959124
を埗た。NMRスペクトルから、芳銙族栞の氎
玠添加および脂肪族䞍飜和結合の氎玠添加は98.5
以䞊完結しおいるこずを知぀た。生成物は、動
粘床cSt7.6998.9℃の・・−トル
シクロヘキシルプロパンであり、そのころがり摩
擊係数は、0.075であ぀た。ここに埗られたトラ
クシペンドラむブ甚流䜓は、比范的粘床が高い
が、ころがり摩擊係数の点においお、きわめお䞍
満足であり、本発明によるトラクシペンドラむブ
甚流䜓のころがり摩擊係数実斜䟋〜
0.092〜0.094に比し劣るうえ、その合成法は、
ベンゞルマグネシりムクロリドずベンゟむルクロ
リドを甚いるグリニダヌ反応を経由するため、き
わめお䞍経枈である。
以䞊説明した劂く本発明は、容易に入手しうる
安䟡なトル゚ンたたはキシレンずスチレンか
ら、単玔な合成操䜜により、高粘床9.8〜
10.9cSt98.9℃のしかもころがり摩擊係数の
倧きな最滑油の埗られるこずが明らかである。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  ビス−α−メチルベンゞルトル゚ンおよ
    びたたはビス−α−メチルベンゞルキシレ
    ンを、氎玠添加しお埗られるトラクシペンドラむ
    ブ甚流䜓。  ビス−α−メチルベンゞルトル゚ンおよ
    びたたはビス−α−メチルベンゞルキシレ
    ンならびにビス−α−メチルベンゞル゚チル
    ベンれンを、氎玠添加しお埗られるドラクシペン
    ドラむブ甚流䜓。  前蚘ビス−α−メチルベンゞルトル゚ン
    およびたたはビス−α−メチルベンゞルキ
    シレンが、トル゚ンおよびたたはキシレンを、
    スチレンによりアルキル化しお埗られたものであ
    る、前蚘特蚱請求の範囲第項のトラクシペンド
    ラむブ甚流䜓。  前蚘ビス−α−メチルベンゞルトル゚ン
    およびたたはビス−α−メチルベンゞルキ
    シレンならびにビスα−メチルベンゞル゚チ
    ルベンれンが、゚チルベンれンを50重量未満含
    有するトル゚ンおよびたたはキシレンを、スチ
    レンによりアルキル化しお埗られたものである、
    前蚘特蚱請求の範囲第項蚘茉のトラクシペンド
    ラむブ甚流䜓。
JP11410378A 1978-09-19 1978-09-19 Fluid for traction drive Granted JPS5540726A (en)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11410378A JPS5540726A (en) 1978-09-19 1978-09-19 Fluid for traction drive
DE19792937521 DE2937521A1 (de) 1978-09-19 1979-09-17 Hydraulikfluessigkeit fuer getriebe
GB7932173A GB2031944B (en) 1978-09-19 1979-09-17 Traction fluids for traction drive transmissions
FR7923217A FR2436816A1 (fr) 1978-09-19 1979-09-18 Fluides de traction pour transmissions par entrainement par traction
US06/239,800 US4329529A (en) 1978-09-19 1981-03-02 Traction fluids for traction drive transmissions

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11410378A JPS5540726A (en) 1978-09-19 1978-09-19 Fluid for traction drive

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5540726A JPS5540726A (en) 1980-03-22
JPS6115918B2 true JPS6115918B2 (ja) 1986-04-26

Family

ID=14629187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11410378A Granted JPS5540726A (en) 1978-09-19 1978-09-19 Fluid for traction drive

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5540726A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58204207A (ja) * 1982-05-22 1983-11-28 Kugai Shoten:Kk 治山、砂防、治氎、持瀁等の網篭連蚭方法
JPS6143129A (ja) * 1984-08-03 1986-03-01 Nippon Petrochem Co Ltd 副生油の凊理方法
JPS62148596A (ja) * 1985-12-23 1987-07-02 Idemitsu Kosan Co Ltd トラクションドラむブ甚流䜓
JPS62129386A (ja) * 1985-11-29 1987-06-11 Idemitsu Kosan Co Ltd トラクションドラむブ甚流䜓
FR2673189A1 (fr) * 1991-02-22 1992-08-28 Atochem Utilisation d'isomeres de mono et bis(methylbenzyl)xylene comme fluide de transfert technique.

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5540726A (en) 1980-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0124371B1 (ko) 견읞구동용 유첎, ê·ž 제조방법 및 비시큎로옥탄화합묌
US4329529A (en) Traction fluids for traction drive transmissions
EP1002855B1 (en) Lubricating base oil composition and process for producing same
JP4891469B2 (ja) トラクションドラむブ甚流䜓
JP4562906B2 (ja) ビシクロヘプタン誘導䜓及びその補造方法䞊びにトラクションドラむブ甚流䜓
EP1391499B1 (en) Lubricant base oil composition
JPS6115918B2 (ja)
JP4560157B2 (ja) 最滑油基油組成物及びその補造方法
KR840000680B1 (ko) 동력 전달 장치용 윀활유 조성묌
JP3425024B2 (ja) トラクションドラむブ甚流䜓
JPS6043391B2 (ja) 動力䌝達装眮甚最滑油
JP4792171B2 (ja) 最滑油基油組成物
JP4145999B2 (ja) ビシクロ〔〕ヘプタン誘導䜓の補造方法
WO2004026998A1 (ja) トラクションドラむブ甚流䜓組成物
JPS6121278B2 (ja)
US5171909A (en) Synthetic lubricant base stocks from long-chain vinylidene olefins and long-chain alpha- and/or internal-olefins
JPH0218719B2 (ja)
JPH08176571A (ja) トラクションドラむブ甚流䜓組成物
JP3998335B2 (ja) トラクショングリヌス組成物
JPS6121277B2 (ja)
JPS6242956B2 (ja)
JP3953196B2 (ja) トラクショングリヌス組成物
JPH01198692A (ja) トラクションドラむブ甚流䜓
JPH08176570A (ja) トラクションドラむブ甚流䜓
JP2008214643A (ja) トラクションドラむブ甚流䜓基油の補造方法