JPS61154672A - 合成樹脂成形体の滅菌処理方法 - Google Patents
合成樹脂成形体の滅菌処理方法Info
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- JPS61154672A JPS61154672A JP59279071A JP27907184A JPS61154672A JP S61154672 A JPS61154672 A JP S61154672A JP 59279071 A JP59279071 A JP 59279071A JP 27907184 A JP27907184 A JP 27907184A JP S61154672 A JPS61154672 A JP S61154672A
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)発明の目的 ・
(産業上の利用分野)
この発明は、合成樹脂成形体の滅菌処理方法に関する。
さらに詳しくは、輸液バック、血液バック、医用器具、
食品包装材料等の衛生性を要求される合成樹脂成形体の
滅菌処理方法に関する。
食品包装材料等の衛生性を要求される合成樹脂成形体の
滅菌処理方法に関する。
(従来技術)
従来、食品包装材料、医用材料等における透明で柔軟な
成形体を得る合成樹脂として、軟質ポリ塩化ビニル、エ
チレン−アクリレート共重合体、熱可塑性ポリウレタン
、熱可塑性ポリエステル等の種々のものが提案され実用
化されている。
成形体を得る合成樹脂として、軟質ポリ塩化ビニル、エ
チレン−アクリレート共重合体、熱可塑性ポリウレタン
、熱可塑性ポリエステル等の種々のものが提案され実用
化されている。
しかしながら、かかる合成樹脂は、柔軟性、耐熱性、透
明性、引張強度、毒性等のいずれかの点で問題点を有し
ていた。
明性、引張強度、毒性等のいずれかの点で問題点を有し
ていた。
この点に関し、本発明者らは、上記問題点がいずれも解
消された優れた樹脂組成物として、下記組成: (a)芳香族ビニル化合物の重合体からなる両端ブロッ
クと共役ジエン系重合体からなる中間ブロックとからな
るブロック共重合体の両端ブロックが共重合体中10〜
40重量%でその10%以下が水添されてなりかつ中間
ブロックが90%以上水添されてなるブロック共重合体
:30重量%〜90重量%、 (b)融点150℃以上のアイソタクチックポリプロピ
レン又はそれを主成分とする共重合体;5重量%〜40
重量%、及び (co)アクリレート含量5%以上のエチレンアクリレ
ート共重合体:5〜40重量% からなる樹脂組成物を先に見出したく特開昭59−74
153号公報)。
消された優れた樹脂組成物として、下記組成: (a)芳香族ビニル化合物の重合体からなる両端ブロッ
クと共役ジエン系重合体からなる中間ブロックとからな
るブロック共重合体の両端ブロックが共重合体中10〜
40重量%でその10%以下が水添されてなりかつ中間
ブロックが90%以上水添されてなるブロック共重合体
:30重量%〜90重量%、 (b)融点150℃以上のアイソタクチックポリプロピ
レン又はそれを主成分とする共重合体;5重量%〜40
重量%、及び (co)アクリレート含量5%以上のエチレンアクリレ
ート共重合体:5〜40重量% からなる樹脂組成物を先に見出したく特開昭59−74
153号公報)。
この発明を上記知見をさらに検討、発展させることによ
りなされたものである。
りなされたものである。
(発明が解決しようとする問題点)
上記(a)、中)及び(c”)からなる樹脂組成物を基
材とする成形体は、医用材料や食品包装材料として優れ
たものであるが、ことに高度な滅菌処理を要する医用材
料に用いた際、その滅菌処理時に該成形体が白化してし
まうという問題点があった。例えば、輸液、リンゲル液
、生理食塩水、ブドウ糖液等を貯留する袋状の成形体は
、その要求される衛生性から、蒸気滅菌による滅菌処理
に付され、この場合の滅菌条件は、通常、蒸気滅菌装置
内で110〜125℃の温度下で10〜30分という苛
酷なものである。かような蒸気滅菌後、該成形体は冷却
され滅菌装置から取出されて滅菌成形体が得られるが、
この際取り出された容器は相当白化している。この状態
は空気中で放置後1日程度である程度解消され、数日で
かなり解消されるが、滅菌前の状態迄完全に解消するこ
とは困難であり、しかもその程度の状態でさえも数日間
の放置を要するという問題点があった。
材とする成形体は、医用材料や食品包装材料として優れ
たものであるが、ことに高度な滅菌処理を要する医用材
料に用いた際、その滅菌処理時に該成形体が白化してし
まうという問題点があった。例えば、輸液、リンゲル液
、生理食塩水、ブドウ糖液等を貯留する袋状の成形体は
、その要求される衛生性から、蒸気滅菌による滅菌処理
に付され、この場合の滅菌条件は、通常、蒸気滅菌装置
内で110〜125℃の温度下で10〜30分という苛
酷なものである。かような蒸気滅菌後、該成形体は冷却
され滅菌装置から取出されて滅菌成形体が得られるが、
この際取り出された容器は相当白化している。この状態
は空気中で放置後1日程度である程度解消され、数日で
かなり解消されるが、滅菌前の状態迄完全に解消するこ
とは困難であり、しかもその程度の状態でさえも数日間
の放置を要するという問題点があった。
また、上記(al、(b)及び(co)からなる樹脂組
成物における(c”)成分として、ビニルエステル含量
5%以上のエチレンビニルエステル共重合体を用いた際
にも同様な問題点があった。
成物における(c”)成分として、ビニルエステル含量
5%以上のエチレンビニルエステル共重合体を用いた際
にも同様な問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解消すべくなされたもので
あり、実質的に白化が解消され、言い換えれば滅菌前と
同一の透明性を有する滅菌成分が簡便に得られる滅菌処
理方法を提供しようとするものである。
あり、実質的に白化が解消され、言い換えれば滅菌前と
同一の透明性を有する滅菌成分が簡便に得られる滅菌処
理方法を提供しようとするものである。
(ロ)発明の構成
かくしてこの発明によれば、下記組成:(a)芳香族ビ
ニル化合物の重合体からなる両端ブロックと共役ジエン
系重合体からなる中間ブロックとからなるブロック共重
合体の両端ブロックが共重合体中10〜40重量%でそ
の10%以下が水添されてなりかつ中間ブロックが90
%以上水添されてなるブロック共重合体:30重量%〜
90重量%、 (b)融点150℃以上のアイソタクチックポリプロピ
レン又はそれを主成分とする共重合体25重量%〜40
重量%、及び (c)アクリレート又はビニルエステル含量5%以上の
エチレンアクリレート共重合体又はエチレンビニルエス
テル共重合体:5〜40重量%からなる樹脂組成物の成
形体を蒸気滅菌により滅菌処理するに際し、蒸気滅菌直
後の該成形体を70℃〜90℃の温度挙呼を会キ下で約
15分以上熱処理することにより、蒸気滅菌による白化
が実質的に解消された滅菌成形体を得ることを特徴とす
る合成樹脂成形体の滅菌処理方法が提供される。
ニル化合物の重合体からなる両端ブロックと共役ジエン
系重合体からなる中間ブロックとからなるブロック共重
合体の両端ブロックが共重合体中10〜40重量%でそ
の10%以下が水添されてなりかつ中間ブロックが90
%以上水添されてなるブロック共重合体:30重量%〜
90重量%、 (b)融点150℃以上のアイソタクチックポリプロピ
レン又はそれを主成分とする共重合体25重量%〜40
重量%、及び (c)アクリレート又はビニルエステル含量5%以上の
エチレンアクリレート共重合体又はエチレンビニルエス
テル共重合体:5〜40重量%からなる樹脂組成物の成
形体を蒸気滅菌により滅菌処理するに際し、蒸気滅菌直
後の該成形体を70℃〜90℃の温度挙呼を会キ下で約
15分以上熱処理することにより、蒸気滅菌による白化
が実質的に解消された滅菌成形体を得ることを特徴とす
る合成樹脂成形体の滅菌処理方法が提供される。
この発明において最も特徴とすることは、蒸気滅菌直後
の上記樹脂成形体を一旦70℃〜90°Cの温度下で約
15分以上保持する点である。かような比較的緩和な熱
処理を行なうことにより、実質的に白化が解消された滅
菌成形体を簡便に得ることができる。
の上記樹脂成形体を一旦70℃〜90°Cの温度下で約
15分以上保持する点である。かような比較的緩和な熱
処理を行なうことにより、実質的に白化が解消された滅
菌成形体を簡便に得ることができる。
上記70℃〜90℃下での加熱処理は、通常、一般的な
乾燥機中で行なうのが適しており、この際、滅菌処理さ
れた蒸気滅菌機中の成形体は一旦そこで約70〜90℃
迄冷却された後、取出されて乾燥機中に移され上記温度
下での熱処理に供される。蒸気滅菌機から乾燥機中への
成形体の移動の際、成形体の温度が70℃未満に低下し
ないよう迅速に操作することが必要である。ただし、上
記熱処理は、滅菌を行なった蒸気滅菌機中で温度を上記
範囲を低下させて続けて行なってもよい。
乾燥機中で行なうのが適しており、この際、滅菌処理さ
れた蒸気滅菌機中の成形体は一旦そこで約70〜90℃
迄冷却された後、取出されて乾燥機中に移され上記温度
下での熱処理に供される。蒸気滅菌機から乾燥機中への
成形体の移動の際、成形体の温度が70℃未満に低下し
ないよう迅速に操作することが必要である。ただし、上
記熱処理は、滅菌を行なった蒸気滅菌機中で温度を上記
範囲を低下させて続けて行なってもよい。
上記熱処理温度が70℃未満もしくは90℃を超えた場
合には、滅菌前は同程度の透明性を得ることができず不
適当である。最も通した熱処理温度は75〜85℃であ
る。
合には、滅菌前は同程度の透明性を得ることができず不
適当である。最も通した熱処理温度は75〜85℃であ
る。
一方、上記熱処理時間は少なくとも約15分以上行なう
ことが必要である。前記70℃〜90℃下の熱処理の初
期においては、成形体の白化現象は残存しているが、通
常約10分後から急激に白化は消失し始め、約15分以
上でほぼ蒸気滅菌前と同等の透明度を有する滅菌成形体
が得られ、ことに20以上の処理において、滅菌前と全
く同等の迂明度を有する滅菌成形体を得ることができる
。
ことが必要である。前記70℃〜90℃下の熱処理の初
期においては、成形体の白化現象は残存しているが、通
常約10分後から急激に白化は消失し始め、約15分以
上でほぼ蒸気滅菌前と同等の透明度を有する滅菌成形体
が得られ、ことに20以上の処理において、滅菌前と全
く同等の迂明度を有する滅菌成形体を得ることができる
。
熱処理時間はいくら長時間行なってもよいが、経済的、
実効的に無意味であり、特に好ましいのは20〜30分
である。
実効的に無意味であり、特に好ましいのは20〜30分
である。
上記熱処理の前に行なう蒸気滅菌自体は、当該分野で公
知の蒸気滅菌装置を用いて一般的な条件下で行なわれる
。通常、110°〜125℃の温度下、約10〜30分
行なうのが適しており、輸液バック等の袋状成形体の一
つの好適な条件として約121℃下、20分の蒸気滅菌
処理が挙げられる。なお、かかる輸液パック等の医用袋
状成形体の処理は通常、輸液、リンゲル液、生理食塩水
等の対象液等を貯留した状態で通常行なわれる。
知の蒸気滅菌装置を用いて一般的な条件下で行なわれる
。通常、110°〜125℃の温度下、約10〜30分
行なうのが適しており、輸液バック等の袋状成形体の一
つの好適な条件として約121℃下、20分の蒸気滅菌
処理が挙げられる。なお、かかる輸液パック等の医用袋
状成形体の処理は通常、輸液、リンゲル液、生理食塩水
等の対象液等を貯留した状態で通常行なわれる。
この発明の対象となる前記(al、山)、(c1成分か
らなる樹脂組成物のうち、(a)成分のブロック共重合
体は、ポリブタジェン、ポリイソプレン、ポリクロロプ
レン等の共役ジエン系直鎖状重合体鎖(中間ブロック)
の両端に、ポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、
ポリ−p−メチルスチレン、ポリクロルスチレン等の芳
香族ビニル化合物の重合体鎖(両端ブロック)を有する
直鎖状重合体を水添処理して得られるものである。この
際、中間ブロックの水添割合が95%以上となるように
充分に水添されたものを用いるのが耐熱性、耐候性等の
点で好ましい。かような充分な水添処理を行なっても、
両端ブロック中のアリール基の水添割合は通常、10%
以内に抑えられる。また、中間ブロックの平均分子量は
通常、5000〜125000とされ、両端ブロックの
平均分子量は通常、10000〜300000とされる
。最も適切な共重合体(a)は、両端ブロックがポリス
チレンで中間ブロックがエチレン−ブチレン共重合体構
造(ポリブタジェンの水添物)のもの及び両端ブロック
がポリスチレンで中間ブロックがエチレン−プロピレン
共重合体構造(ポリイソプレンの水添物)のものである
。かかるブロック共重合体(a)は、クレイトンG−1
650、G−1652、G−1657、G−1658(
いずれもシェル化学層)等の名称及び型番で容易に入手
可能である。
らなる樹脂組成物のうち、(a)成分のブロック共重合
体は、ポリブタジェン、ポリイソプレン、ポリクロロプ
レン等の共役ジエン系直鎖状重合体鎖(中間ブロック)
の両端に、ポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、
ポリ−p−メチルスチレン、ポリクロルスチレン等の芳
香族ビニル化合物の重合体鎖(両端ブロック)を有する
直鎖状重合体を水添処理して得られるものである。この
際、中間ブロックの水添割合が95%以上となるように
充分に水添されたものを用いるのが耐熱性、耐候性等の
点で好ましい。かような充分な水添処理を行なっても、
両端ブロック中のアリール基の水添割合は通常、10%
以内に抑えられる。また、中間ブロックの平均分子量は
通常、5000〜125000とされ、両端ブロックの
平均分子量は通常、10000〜300000とされる
。最も適切な共重合体(a)は、両端ブロックがポリス
チレンで中間ブロックがエチレン−ブチレン共重合体構
造(ポリブタジェンの水添物)のもの及び両端ブロック
がポリスチレンで中間ブロックがエチレン−プロピレン
共重合体構造(ポリイソプレンの水添物)のものである
。かかるブロック共重合体(a)は、クレイトンG−1
650、G−1652、G−1657、G−1658(
いずれもシェル化学層)等の名称及び型番で容易に入手
可能である。
一方(b)成分としては成形材料として一般に使用され
ているものが使用でき、その共重合体としては、プロピ
レンと他のα−オレフィン(エチレン、1−ブテン等)
とのブロック又はランダムコポリマーが適している。
ているものが使用でき、その共重合体としては、プロピ
レンと他のα−オレフィン(エチレン、1−ブテン等)
とのブロック又はランダムコポリマーが適している。
また(c1成分も一般に使用されているものが適用でき
、アクリレート含量5%以上のエチレンアクリレート共
重合体のアクリル成分としてはメチルアクリレート、エ
チルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルへ
キシルアクリレート及びこれらに相当するメダクリル酸
アルキルエステル等が適しており最も好ましいのはメチ
ルアクリレート及びエチルアクリレートである。また、
エチレンーヒニルエステル共重合体におけるビニルエス
テルとしてはギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、酪酸ビニル、ステアリン酸ビニル等があるが最も
好ましいのは酢酸ビニルである。
、アクリレート含量5%以上のエチレンアクリレート共
重合体のアクリル成分としてはメチルアクリレート、エ
チルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルへ
キシルアクリレート及びこれらに相当するメダクリル酸
アルキルエステル等が適しており最も好ましいのはメチ
ルアクリレート及びエチルアクリレートである。また、
エチレンーヒニルエステル共重合体におけるビニルエス
テルとしてはギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、酪酸ビニル、ステアリン酸ビニル等があるが最も
好ましいのは酢酸ビニルである。
なお、共重合物中のこれらアクリレート又はビニルエス
テルの最大の含量は特に規制するものではないが、30
%程度までが適当である。なお、低温柔軟性、高温強度
、安定性等の点でエチレン−アクリレート共重合体を用
いるのが好ましい。
テルの最大の含量は特に規制するものではないが、30
%程度までが適当である。なお、低温柔軟性、高温強度
、安定性等の点でエチレン−アクリレート共重合体を用
いるのが好ましい。
上記樹脂組成物からなる本願対象の成形体は、如何なる
形状のものであってもよいが、この発明の方法における
効果が最も発揮される点で、前記各種医用バック等の液
体貯留用の袋状成形体が最も通している。これらの袋状
成形体は、前記樹脂組成物をそのままプロー成形等に付
すことにより簡便に得ることができる。
形状のものであってもよいが、この発明の方法における
効果が最も発揮される点で、前記各種医用バック等の液
体貯留用の袋状成形体が最も通している。これらの袋状
成形体は、前記樹脂組成物をそのままプロー成形等に付
すことにより簡便に得ることができる。
なお、上記樹脂組成物中に、当該分野で公知の各種添加
剤が含まれていてもよいことはもちろんのことである。
剤が含まれていてもよいことはもちろんのことである。
(実施例)
以下、この発明を実施例により詳説するが、これにより
この発明は限定されるものではない。
この発明は限定されるものではない。
実施例−1
下記組成の配合物をブレンダーで混和後押出機で押出し
てペレットを製造した。
てペレットを製造した。
(a)−1クレイトンG−165025重量%(シェル
化学製ブロック共重合体) (al−2クレイトンG−165725重量%(同上
) (b) 融点165 ’Cのポリプロピレン 25
重量%ランダムコポリマー (c) エチレン酢酸ビニル共重合体 25重量%
(酢ビ含量15%) (d) ステアリン酸 上記(a)〜(c)の
混和樹脂100部に対し0.2部 〔なお、クレイトンG−1650は、両端ブロックがポ
リスチレンで、中間ブロックがエチレン−ブチレン共重
合体構造からなり、前者対後者の比率が28/72のも
のであり、クレイトンG −1657は同じく比率が1
4/86のものである〕 このベレットを用いコートハンガータイプのダイで押出
により厚み約0.35mのシートを作製し、このシート
を用いヒートシールにより袋を作製した。
化学製ブロック共重合体) (al−2クレイトンG−165725重量%(同上
) (b) 融点165 ’Cのポリプロピレン 25
重量%ランダムコポリマー (c) エチレン酢酸ビニル共重合体 25重量%
(酢ビ含量15%) (d) ステアリン酸 上記(a)〜(c)の
混和樹脂100部に対し0.2部 〔なお、クレイトンG−1650は、両端ブロックがポ
リスチレンで、中間ブロックがエチレン−ブチレン共重
合体構造からなり、前者対後者の比率が28/72のも
のであり、クレイトンG −1657は同じく比率が1
4/86のものである〕 このベレットを用いコートハンガータイプのダイで押出
により厚み約0.35mのシートを作製し、このシート
を用いヒートシールにより袋を作製した。
この袋に蒸溜水をみたし、蒸気滅菌機中で121℃、3
0分滅菌してから滅菌機の温度を75°Cに低下させた
時点で袋を取出した。袋は著るしく白化していた。この
袋を80℃に調節した乾燥機中に20分収納した後取出
した。白化状態は著るしく改善され、殆んど蒸気滅菌前
のものと同程度であった。
0分滅菌してから滅菌機の温度を75°Cに低下させた
時点で袋を取出した。袋は著るしく白化していた。この
袋を80℃に調節した乾燥機中に20分収納した後取出
した。白化状態は著るしく改善され、殆んど蒸気滅菌前
のものと同程度であった。
これに対し、滅菌機の温度が60℃に低下した時点でと
り出した袋は著るしく白化し、3日間放置すると相当白
化状態は改善されるがそれでも蒸気滅菌前のものと較べ
ると見劣りする。
り出した袋は著るしく白化し、3日間放置すると相当白
化状態は改善されるがそれでも蒸気滅菌前のものと較べ
ると見劣りする。
実施例−2
下記組成の配合物をブレンダーで混和後、押出機で押出
してベレットを製造した。
してベレットを製造した。
(ailクレイト/G−165022重1%(a)−2
クレイトンG−165725重量%山) 融点165℃
のポリプロピレン 26重量%ランダムコポリマー (c) エチレンエチルアクリレート 27重量%
共重合体(アクリレート含量15%) このペレットを用いた実施例−1と同様にして蒸溜水の
入った袋を作製して蒸気滅菌機中121℃、30分滅菌
した。その後の処理を種々変更させて得られた結果は表
−1の通りであった。
クレイトンG−165725重量%山) 融点165℃
のポリプロピレン 26重量%ランダムコポリマー (c) エチレンエチルアクリレート 27重量%
共重合体(アクリレート含量15%) このペレットを用いた実施例−1と同様にして蒸溜水の
入った袋を作製して蒸気滅菌機中121℃、30分滅菌
した。その後の処理を種々変更させて得られた結果は表
−1の通りであった。
(以下余白、次頁に続く)
阻1から阻14までは処理温度の白化に及ぼす影響を示
すもので1lh1.7,8.14は本発明の範囲外にあ
る。
すもので1lh1.7,8.14は本発明の範囲外にあ
る。
患15から1lh25までは処理時間の白化に及ぼす影
響を示すもので魚15.16,21.22は本発明の範
囲外にある。
響を示すもので魚15.16,21.22は本発明の範
囲外にある。
実施例−3
下記組成の配合物をブレンダーで混和後押出機で押出し
てペレットを製造した。
てペレットを製造した。
(a)−1クレイトンG−165220重量%(al−
2クレイトンG−165730重量%(bl 融点1
65℃のポリプロピレン 25重量%ランダムコポリ
マー (c) エチレンエチルアクリレート 25重量%
コポリマー(エチルアクリレート含量25%)このペレ
ットを用い、ブロー成形により容量5001Illの瓶
を製造し、グルコース水溶液を入れた後密封した。これ
を蒸気滅菌機中で116℃X40分滅菌後、80℃に冷
却して取出し、85℃に設定した乾燥機中に18分収納
してから取出した。白化状態は優秀で殆んど蒸気滅菌前
のものと同程度であった。
2クレイトンG−165730重量%(bl 融点1
65℃のポリプロピレン 25重量%ランダムコポリ
マー (c) エチレンエチルアクリレート 25重量%
コポリマー(エチルアクリレート含量25%)このペレ
ットを用い、ブロー成形により容量5001Illの瓶
を製造し、グルコース水溶液を入れた後密封した。これ
を蒸気滅菌機中で116℃X40分滅菌後、80℃に冷
却して取出し、85℃に設定した乾燥機中に18分収納
してから取出した。白化状態は優秀で殆んど蒸気滅菌前
のものと同程度であった。
(ハ)発明の効果
以上述べたごとく、この発明の滅菌処理方法によれば、
実質的に白化が防止された滅菌成形体を簡便に得ること
ができ、医用バック、医用器具等の各種医用材料や食品
包装材料の滅菌処理方法として極めて有用であり、こと
に輸液バックのごとき医用バックの滅菌処理方法として
有用な方法である。
実質的に白化が防止された滅菌成形体を簡便に得ること
ができ、医用バック、医用器具等の各種医用材料や食品
包装材料の滅菌処理方法として極めて有用であり、こと
に輸液バックのごとき医用バックの滅菌処理方法として
有用な方法である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、下記組成: (a)芳香族ビニル化合物の重合体からなる両端ブロッ
クと共役ジエン系重合体からなる中間ブロックとからな
るブロック共重合体の両端ブロックが共重合体中10〜
40重量%でその10%以下が水添されてなりかつ中間
ブロックが90%以上水添されてなるブロック共重合体
:30重量%〜90重量%、 (b)融点150℃以上のアイソタクチックポリプロピ
レン又はそれを主成分とする共重合体:5重量%〜40
重量%、及び (c)アクリレート又はビニルエステル含量5%以上の
エチレンアクリレート共重合体又はエチレンビニルエス
テル共重合体:5〜40重量% からなる樹脂組成物の成形体を蒸気滅菌に より滅菌処理するに際し、蒸気滅菌直後の該成形体を7
0℃〜90℃の温度下で約15分以上熱処理することに
より、蒸気滅菌による白化が実質的に解消された滅菌成
形体を得ることを特徴とする合成樹脂成形体の滅菌処理
方法。 2、蒸気滅菌直後の成形体が、70℃〜90℃の温度下
で約20〜30分熱処理される特許請求の範囲第1項記
載の処理方法。 3、蒸気滅菌が、蒸気滅菌装置内で110℃〜125℃
の温度下、約10〜30分行なわれる特許請求の範囲第
1項記載の処理方法。 4、樹脂組成物の成形体が、袋状成形体である特許請求
の範囲第1項記載の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59279071A JPS61154672A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 合成樹脂成形体の滅菌処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59279071A JPS61154672A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 合成樹脂成形体の滅菌処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61154672A true JPS61154672A (ja) | 1986-07-14 |
JPH0141339B2 JPH0141339B2 (ja) | 1989-09-05 |
Family
ID=17606006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59279071A Granted JPS61154672A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 合成樹脂成形体の滅菌処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61154672A (ja) |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP59279071A patent/JPS61154672A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0141339B2 (ja) | 1989-09-05 |
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