JPS61151118A - 人工唾液 - Google Patents
人工唾液Info
- Publication number
- JPS61151118A JPS61151118A JP27077884A JP27077884A JPS61151118A JP S61151118 A JPS61151118 A JP S61151118A JP 27077884 A JP27077884 A JP 27077884A JP 27077884 A JP27077884 A JP 27077884A JP S61151118 A JPS61151118 A JP S61151118A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- artificial saliva
- thickener
- saliva
- alkali metal
- carboxymethyl cellulose
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、人工唾液に係り、さらに詳しくは人工唾液の
重要な要素である増粘剤に関する。
重要な要素である増粘剤に関する。
唾液は口腔および咽頭の機能を正常に保ち、呼吸、咀し
やく、会話および消化を行うために不可欠なものである
。しかし先天性萎縮、Si’ogren症候群、導管閉
塞、放射線照射、唾液腺切除後などによる、これらの口
腔乾燥症の場合には一時的ないしは長期的に唾液分泌障
害をおこし、口渇に苦しみ、多くの障害が発現する。こ
のために人工唾液が臨床の場で使用されている。
やく、会話および消化を行うために不可欠なものである
。しかし先天性萎縮、Si’ogren症候群、導管閉
塞、放射線照射、唾液腺切除後などによる、これらの口
腔乾燥症の場合には一時的ないしは長期的に唾液分泌障
害をおこし、口渇に苦しみ、多くの障害が発現する。こ
のために人工唾液が臨床の場で使用されている。
(従来技術)
これらの人口唾液の処方は各種の無機質と水分の蒸発時
間の遅延を目的とする増粘剤を必須成分としている。増
粘剤としては特公昭55−26121号公報によればカ
ルボキシメチルセルロース・ナトリウム塩(以下CMC
−Na と略称)又はソルビトールが好ましいとあり、
特開昭59−7116によればヒドロキシプロピルセル
ロース(以下RPCと略称)が好ましいとある。唾液と
近似した粘度および比重を示し、しかも乾燥しにくく、
絶えず口腔粘膜を円滑な状態にするために増粘剤が使用
される。
間の遅延を目的とする増粘剤を必須成分としている。増
粘剤としては特公昭55−26121号公報によればカ
ルボキシメチルセルロース・ナトリウム塩(以下CMC
−Na と略称)又はソルビトールが好ましいとあり、
特開昭59−7116によればヒドロキシプロピルセル
ロース(以下RPCと略称)が好ましいとある。唾液と
近似した粘度および比重を示し、しかも乾燥しにくく、
絶えず口腔粘膜を円滑な状態にするために増粘剤が使用
される。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、従来技術の範囲では各種要求を完全に満
たす人工唾液に適した増粘剤はなかった。つまり、人工
唾液の増粘剤に必要な流動性、粘膜性、耐塩性、耐腐敗
性、経時粘度安、寞性、pH安定性、耐熱性、増粘性、
発泡抑制、保水性などにおいて一長一短があり、満足す
べきものではなかった。
たす人工唾液に適した増粘剤はなかった。つまり、人工
唾液の増粘剤に必要な流動性、粘膜性、耐塩性、耐腐敗
性、経時粘度安、寞性、pH安定性、耐熱性、増粘性、
発泡抑制、保水性などにおいて一長一短があり、満足す
べきものではなかった。
本発明は、従来の増粘剤の欠点を改良し、特に流動性、
耐腐敗性、経時粘度安定性、発泡抑制に優れた人工唾液
用増粘剤を提供することを目的とするものである。
耐腐敗性、経時粘度安定性、発泡抑制に優れた人工唾液
用増粘剤を提供することを目的とするものである。
(問題を解決するための手段)
本発明者は鋭意研究の結果、エーテル化度(以下DSと
略す)の高いカルボキシメチルセルロースのア・ルカリ
金属塩が前記目的に合致した増粘剤であることを見い出
し、本発明に到達した。
略す)の高いカルボキシメチルセルロースのア・ルカリ
金属塩が前記目的に合致した増粘剤であることを見い出
し、本発明に到達した。
すなわち、本発明はエーテル化度(DS)が1.50以
上のカルボキシメチルセルロースのアルカリ金属塩を増
粘成分として含有することを特徴とする人工唾液である
。
上のカルボキシメチルセルロースのアルカリ金属塩を増
粘成分として含有することを特徴とする人工唾液である
。
これまで市販されているカルボキシメチルセルロース(
以下CMCと略す)のアルカリ金属塩はDSが0,6〜
1.2程度の比較的低いものであって、本発明に用いる
DSが1.5以上の高置換度CMCは、これまでつくり
にくいこともあって、あまり知られていなかった。近年
になり、特開昭58−45201号、特開昭58−17
6202号公報等に記載されているような効率のよい多
段法による製造方法が開発され、工業的にもつくられる
ようになったものである。
以下CMCと略す)のアルカリ金属塩はDSが0,6〜
1.2程度の比較的低いものであって、本発明に用いる
DSが1.5以上の高置換度CMCは、これまでつくり
にくいこともあって、あまり知られていなかった。近年
になり、特開昭58−45201号、特開昭58−17
6202号公報等に記載されているような効率のよい多
段法による製造方法が開発され、工業的にもつくられる
ようになったものである。
CMCとして市販されているものは、CMCのナトリウ
ム塩(以下CMC−Naと略す)であるが、本発明には
カリウム塩も同様に使用することができる。
ム塩(以下CMC−Naと略す)であるが、本発明には
カリウム塩も同様に使用することができる。
その重合度は、原料セルロースの種類や製造条件を変え
ることにと9、あるいは過酸化水素による低粘化処理な
どにより各種のものか造られているが、本発明にはJi
L台度400以上のものが増粘効果において優れている
ので使用される。
ることにと9、あるいは過酸化水素による低粘化処理な
どにより各種のものか造られているが、本発明にはJi
L台度400以上のものが増粘効果において優れている
ので使用される。
本発明の人工唾液は増粘成分としてDSが1.5以上の
CMCアルカリ金S塩を含有するものであるが、増粘剤
以外に通常人工唾液に配合される各種の有効成分を添加
することはいうまでもない。
CMCアルカリ金S塩を含有するものであるが、増粘剤
以外に通常人工唾液に配合される各種の有効成分を添加
することはいうまでもない。
すなわち、S構成分のほか必要に応じてグアイアズレン
スルホン酸ナトリウム等の口内殺菌剤、クエン酸等の酸
味剤、塩酸キニーネ等の苦味剤、ソルビット、糖類等の
甘味剤、塩化ナトリウム等の辛味剤、安息香酸等の防腐
剤、その他エツセンス、消毒剤等が添加される。
スルホン酸ナトリウム等の口内殺菌剤、クエン酸等の酸
味剤、塩酸キニーネ等の苦味剤、ソルビット、糖類等の
甘味剤、塩化ナトリウム等の辛味剤、安息香酸等の防腐
剤、その他エツセンス、消毒剤等が添加される。
(実施例)
以下本発明の実施例を示し、発明の詳細な説明する。な
お、試験に使用した増粘剤の種類については表1に記載
したものである。
お、試験に使用した増粘剤の種類については表1に記載
したものである。
実施例り
下記組成の人工唾液を、I6!Sし、流動性、耐腐敗性
、経時粘度安定性、発泡抑制について評価した。
、経時粘度安定性、発泡抑制について評価した。
塩化カリウム 0.12%塩化ナトリウム
0.08 塩化1グネシウム 0.01 塩化カルシウム 0.01 乳 楯 5.00リン#1
水素カリウム pH,J14整用(pH7,2に9@
整)増粘剤 1.0 100.0 評価結果を表2に記載した。
0.08 塩化1グネシウム 0.01 塩化カルシウム 0.01 乳 楯 5.00リン#1
水素カリウム pH,J14整用(pH7,2に9@
整)増粘剤 1.0 100.0 評価結果を表2に記載した。
評価法
流動性= B型粘度計で25℃における60rpmの各
々の粘度を測定し、 tan#を求める。
々の粘度を測定し、 tan#を求める。
t’5naの値が0に近い栓流動性が良いことになる。
耐腐敗性: 酵素セルラーゼを試験液に対して50 p
pm添加して攪拌し、室温で4時間放置後の粘度低下率
を調べる(B型粘度計6Orpm、25℃) 経時粘度安定性: 試験液を室温で1ケ月放置した後、
粘度を測定し、粘度低下率を調べる。
pm添加して攪拌し、室温で4時間放置後の粘度低下率
を調べる(B型粘度計6Orpm、25℃) 経時粘度安定性: 試験液を室温で1ケ月放置した後、
粘度を測定し、粘度低下率を調べる。
(B型粘度計6 Orpm、25℃)
発泡性: 試験液をホモミキサーで攪拌(10000r
pm) t、て1分後の状態を観察する。
pm) t、て1分後の状態を観察する。
○ 泡が殆んど観察されなかった。
Δ 少し泡が観察さ“れた。
× 多量の泡が観察された。
表2から明らかなように、I) S 1.5以上のCM
C−Na 又はCM C−Kは人工唾液用増粘剤に
必要な機能が飛躍的に向上していることが判る。
C−Na 又はCM C−Kは人工唾液用増粘剤に
必要な機能が飛躍的に向上していることが判る。
実施例2゜
実施例1で得た増粘剤の試料i16.1.2.4.5.
8の人口昨夜5 Q rugに、ジエチルピロカーボネ
ートの10%アルコール溶液0.32 aiを加え、ス
プレービンに入れ、6気圧の炭酸ガスを充填して人工唾
液スプレーを製造した。このスプレーを使って口腔乾燥
症患者に2〜3 meづつ投与したところ、実施例の人
工唾敵は全て比較例の人工唾液に比し不快感が少く、効
果的であるとの証言を得た。
8の人口昨夜5 Q rugに、ジエチルピロカーボネ
ートの10%アルコール溶液0.32 aiを加え、ス
プレービンに入れ、6気圧の炭酸ガスを充填して人工唾
液スプレーを製造した。このスプレーを使って口腔乾燥
症患者に2〜3 meづつ投与したところ、実施例の人
工唾敵は全て比較例の人工唾液に比し不快感が少く、効
果的であるとの証言を得た。
Claims (1)
- エーテル化度が1.50以上のカルボキシメチルセルロ
ースのアルカリ金属塩を増粘成分として含有することを
特徴とする人工唾液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27077884A JPS61151118A (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 | 人工唾液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27077884A JPS61151118A (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 | 人工唾液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61151118A true JPS61151118A (ja) | 1986-07-09 |
JPH0513129B2 JPH0513129B2 (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=17490862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27077884A Granted JPS61151118A (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 | 人工唾液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61151118A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996034608A1 (en) * | 1995-05-01 | 1996-11-07 | Colgate-Palmolive Company | Oral lubricating composition comprising a beta-glucan |
JP2007269806A (ja) * | 1999-03-24 | 2007-10-18 | Seikagaku Kogyo Co Ltd | 人工唾液 |
JP2007291117A (ja) * | 1999-03-24 | 2007-11-08 | Seikagaku Kogyo Co Ltd | 人工唾液 |
CN104921967A (zh) * | 2015-07-15 | 2015-09-23 | 邱长春 | 一种口腔保健液的制备方法 |
CN107669889A (zh) * | 2017-09-28 | 2018-02-09 | 北京中医药大学 | 治疗干燥综合征的药物组合物及其制备方法和用途 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5526121A (en) * | 1978-08-08 | 1980-02-25 | Hiyuutaraizudo Shinatemuzu Inc | Daily goods storage system |
JPS58176202A (ja) * | 1982-04-12 | 1983-10-15 | Daicel Chem Ind Ltd | 高置換度カルボキシメチルセルロ−ズエ−テルアルカリ塩の製法 |
-
1984
- 1984-12-24 JP JP27077884A patent/JPS61151118A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5526121A (en) * | 1978-08-08 | 1980-02-25 | Hiyuutaraizudo Shinatemuzu Inc | Daily goods storage system |
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US6159459A (en) * | 1995-05-01 | 2000-12-12 | Colgate Palmolive Company | Oral lubricating composition |
JP2007269806A (ja) * | 1999-03-24 | 2007-10-18 | Seikagaku Kogyo Co Ltd | 人工唾液 |
JP2007291117A (ja) * | 1999-03-24 | 2007-11-08 | Seikagaku Kogyo Co Ltd | 人工唾液 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0513129B2 (ja) | 1993-02-19 |
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