JPS61150124A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPS61150124A JPS61150124A JP27710884A JP27710884A JPS61150124A JP S61150124 A JPS61150124 A JP S61150124A JP 27710884 A JP27710884 A JP 27710884A JP 27710884 A JP27710884 A JP 27710884A JP S61150124 A JPS61150124 A JP S61150124A
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- Japan
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- magnetic layer
- soft magnetic
- layer
- magnetic recording
- easy magnetization
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
兼業上の利用分野
本発明は高密度磁気記録に利用できる垂直磁気記録用の
磁気記録媒体に関するものである。
磁気記録媒体に関するものである。
従来の技術
近年、磁気記録の高密度化の進歩は著しく、現在実用に
供されている長手記録に代る新しい記録方式である垂直
磁気記録方式が提案され、活発に開発が進められている
(例えば、テレビジョン学会誌、第37巻、第8号、6
18〜626頁(1983))。
供されている長手記録に代る新しい記録方式である垂直
磁気記録方式が提案され、活発に開発が進められている
(例えば、テレビジョン学会誌、第37巻、第8号、6
18〜626頁(1983))。
この方式には、新しい垂直方向に磁化可能な強磁性薄膜
からなる磁気記碌層をもった磁気記録媒体が必要である
。
からなる磁気記碌層をもった磁気記録媒体が必要である
。
垂直磁気記録の実現は、特公昭57−17282号公報
に開示されたGo−Crスパッタ膜によりなされたが、
これは、第3図に示すように、高分子基板1上に直接C
o−0r膜2をスパッタ蒸着したもので!誤録再生感度
は必ずしも満足のいくものではなかった。
に開示されたGo−Crスパッタ膜によりなされたが、
これは、第3図に示すように、高分子基板1上に直接C
o−0r膜2をスパッタ蒸着したもので!誤録再生感度
は必ずしも満足のいくものではなかった。
その後第4図に示される媒体構成が提案されるに及び、
実用化の可能性がみえてきたため、各方面で勢力的な開
発が進められ゛るようになった。
実用化の可能性がみえてきたため、各方面で勢力的な開
発が進められ゛るようになった。
第4図において、3は高分子基板、4はN1−F・に代
表される軟磁性層、6はCo −Crに代表される垂直
磁化膜である。
表される軟磁性層、6はCo −Crに代表される垂直
磁化膜である。
かかる構成の媒体は特公昭6B−91号公報に開示され
ているように、記録感度が向上していることが特徴的で
ある。
ているように、記録感度が向上していることが特徴的で
ある。
特に軟磁性層の条件が垂直磁化膜の特性に影響を与え、
良好な信号対雑音比(以下S/Nと記す)を得るには、
(1)軟磁性層の困難軸をヘッドの走前方向にそろえる
。(2)軟磁性層の初透磁率を高くすることと均一化す
ること。(3)軟磁性層の抗磁力Haを下げ、飽和磁化
Msを上げることが必要であると考えられている(第8
回日本応用磁気学会、学術講演概要集 111頁(19
84,11)工発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、テープ状媒体と
しては特性を均一に出来ても、ディスク状媒体としては
、前述の(1)の条件を満足するように構成することは
出来ないから、高密度記録再生を行うには不都合がある
。即ち円周方向に磁気ヘッドが運動するディスク状媒体
では、感度むらがはっきシ生じてしまうので、回路処理
条件も複雑化する等実用上火きな問題である。
良好な信号対雑音比(以下S/Nと記す)を得るには、
(1)軟磁性層の困難軸をヘッドの走前方向にそろえる
。(2)軟磁性層の初透磁率を高くすることと均一化す
ること。(3)軟磁性層の抗磁力Haを下げ、飽和磁化
Msを上げることが必要であると考えられている(第8
回日本応用磁気学会、学術講演概要集 111頁(19
84,11)工発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、テープ状媒体と
しては特性を均一に出来ても、ディスク状媒体としては
、前述の(1)の条件を満足するように構成することは
出来ないから、高密度記録再生を行うには不都合がある
。即ち円周方向に磁気ヘッドが運動するディスク状媒体
では、感度むらがはっきシ生じてしまうので、回路処理
条件も複雑化する等実用上火きな問題である。
本発明は上記問題点に鑑み、ディスク状、テープ状の形
態の如何を問わず、S/Hの均一な、且つ良好な垂直磁
気記録用の磁気記録媒体を提供するものである。
態の如何を問わず、S/Hの均一な、且つ良好な垂直磁
気記録用の磁気記録媒体を提供するものである。
問題点を解決するための手段
上記問題点を解決するために本発明の磁気記録媒体は、
高分子基板上に磁化容易軸が互いに直交する2つの軟磁
性層を積層し、その上に垂直磁化磁性層を積層した構成
を備えたものである。
高分子基板上に磁化容易軸が互いに直交する2つの軟磁
性層を積層し、その上に垂直磁化磁性層を積層した構成
を備えたものである。
作 用
本発明は上記した構成によって、軟磁性層が、等方向な
性質を見かけ上官するようになるため、異方性のある場
合よりも感度もあがり、かつ均一化でき、ディスク状で
もテープ状でも良好なS/Nを高密度記録再生に於て達
成できることとなる。
性質を見かけ上官するようになるため、異方性のある場
合よりも感度もあがり、かつ均一化でき、ディスク状で
もテープ状でも良好なS/Nを高密度記録再生に於て達
成できることとなる。
実施例
以下本発明の実施例の磁気記録媒体について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
第1図は本発明の第1の実施例の拡大断面図を示すもの
である。第1図において、6は高分子基板、7は軟磁性
層で、第1軟磁性18と第2軟磁性層9の2層構造から
なり、夫々の磁化容易軸はおよそ直交するよう構成され
ているものである。
である。第1図において、6は高分子基板、7は軟磁性
層で、第1軟磁性18と第2軟磁性層9の2層構造から
なり、夫々の磁化容易軸はおよそ直交するよう構成され
ているものである。
10は垂直磁化磁性層である。
高分子基板6は、ポリエチレンテレフタレート等のポリ
エステル類、ポリプロピレン等のポリオレイン類、セル
ローストリアセテート、ニトロセルロース等のセルロー
ス誘導体、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリイミド
等で、厚みは4−から60μmで、表面粗さは20人か
ら400Aで表面に、塗膜又は粒子を分散させた塗膜を
配したものも用いることができる。
エステル類、ポリプロピレン等のポリオレイン類、セル
ローストリアセテート、ニトロセルロース等のセルロー
ス誘導体、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリイミド
等で、厚みは4−から60μmで、表面粗さは20人か
ら400Aで表面に、塗膜又は粒子を分散させた塗膜を
配したものも用いることができる。
本発明の軟磁性層は、N i −F e 、Mo −N
i −F e 。
i −F e 。
Ni−Mn−Nb−Fe、Ni−Fe−Nb−Ta、A
t−Fe。
t−Fe。
AL−3i −F e 、 Co −AL−B−F s
等の単独又は、複合(2層が異なる材質からなることを
意味する。)から成り、磁化容易軸がほぼお互いに直交
するよう構成されるもので、スパッタリング法、電子ビ
ーム蒸着法等により形成することができる。
等の単独又は、複合(2層が異なる材質からなることを
意味する。)から成り、磁化容易軸がほぼお互いに直交
するよう構成されるもので、スパッタリング法、電子ビ
ーム蒸着法等により形成することができる。
本発明に用いることの出来る垂直磁化磁性層はCo−C
r 、 Co −0、Go 7V 、 Co−W、 C
o −Mo 、 Go −N i −0、Co −N
i −F e −0、等の垂直方向に磁化容。
r 、 Co −0、Go 7V 、 Co−W、 C
o −Mo 、 Go −N i −0、Co −N
i −F e −0、等の垂直方向に磁化容。
易軸を有する厚み0.05μから0.3μmの薄膜で、
電子ビーム蒸着法、スパッタリング法で得ることができ
る。
電子ビーム蒸着法、スパッタリング法で得ることができ
る。
本発明の構成を磁気記録媒体としては磁気ディスクに限
ることなく磁気テープ状の形態として具体化しても後述
するように十分その効果を得ることができるものである
。
ることなく磁気テープ状の形態として具体化しても後述
するように十分その効果を得ることができるものである
。
第1図に示した構成の第1の実施例について、更に詳し
く説明する。
く説明する。
厚み30μmのポリエチレンテレフタレート上に基板の
温度を65℃で磁化容易軸が基板の移動方向にある第1
軟磁性層N1−Fe(Ni79%)膜を0.2μmの厚
さに高周波スパッタリング法(アルゴー圧カフX10−
3 Torr、13.56J1.65KW) で形成
し、その上に、基板温度を107℃にして磁化容易軸が
第1軟磁性層と直交するような、第2軟磁性層N1−F
e(Ni79%)膜を0.23μm形成した。
温度を65℃で磁化容易軸が基板の移動方向にある第1
軟磁性層N1−Fe(Ni79%)膜を0.2μmの厚
さに高周波スパッタリング法(アルゴー圧カフX10−
3 Torr、13.56J1.65KW) で形成
し、その上に、基板温度を107℃にして磁化容易軸が
第1軟磁性層と直交するような、第2軟磁性層N1−F
e(Ni79%)膜を0.23μm形成した。
その上に垂直磁化磁性層としてCo−Cr(Cr21w
t%)膜を同じく高周波スパッタリング法で0.13μ
m形成し、これを3インチの円盤状に打抜いて磁気ディ
スクを、8層幅にスリットして磁気テープを形成した。
t%)膜を同じく高周波スパッタリング法で0.13μ
m形成し、これを3インチの円盤状に打抜いて磁気ディ
スクを、8層幅にスリットして磁気テープを形成した。
この両者を薄膜ヘッドで記録再生して、S/Nを測定し
た。
た。
膜の特性及びS/Nの測定結果を比較例と対比して検討
した。尚、比較例はN1−Fe(Ni79%)膜を0.
46μm高周波ス・くツタリング法で形成した上に前述
の条件でGo−Cr膜を形成しディスクとテープを製造
したものを用いた。尚Ni−Fe膜の磁化容易軸は基板
の移動方向と直角方向に設定したO 比較検討結果を次表にまとめて示した。
した。尚、比較例はN1−Fe(Ni79%)膜を0.
46μm高周波ス・くツタリング法で形成した上に前述
の条件でGo−Cr膜を形成しディスクとテープを製造
したものを用いた。尚Ni−Fe膜の磁化容易軸は基板
の移動方向と直角方向に設定したO 比較検討結果を次表にまとめて示した。
〔注)米I S/Nは、トラック幅200μm。
ピット長0.21μm (方形波)の再生時のもので、
平均値と変動幅を示しだ。
平均値と変動幅を示しだ。
両者を比較すると、本発明の構成のも−のは、S/Nの
平均値が大きい点と、変動幅が小さく、かつ形態の差が
殆んどないという特徴がはっきりする。
平均値が大きい点と、変動幅が小さく、かつ形態の差が
殆んどないという特徴がはっきりする。
これは、軟磁性層が実効的にほぼ等方向に作用すること
からくるものと推察されるもので、従来いわれていた困
難軸方向をヘッドの相対的なトレース方向と一致させる
考え方で実施してもS/Nの平均値は大きくできても変
動も大きくなるのに比較すると、本発明品の実用上の効
果は大きい。
からくるものと推察されるもので、従来いわれていた困
難軸方向をヘッドの相対的なトレース方向と一致させる
考え方で実施してもS/Nの平均値は大きくできても変
動も大きくなるのに比較すると、本発明品の実用上の効
果は大きい。
第2の実施例として、第2図に示したように前述の第1
の実施例の第1軟磁性層8と第2軟磁性層90間に、非
磁性中間層11を配したものについても検討した。
の実施例の第1軟磁性層8と第2軟磁性層90間に、非
磁性中間層11を配したものについても検討した。
非磁性層として高周波スパッタリング法又は電子ビーム
蒸着法により形成した、0.005μmから0.1 μ
mのSiO,Si3N4.Ta、TaN、Ti。
蒸着法により形成した、0.005μmから0.1 μ
mのSiO,Si3N4.Ta、TaN、Ti。
TiO,TiN、At、At203.AtN等ヲ用イテ
、媒体を構成したものについて第1の実施例と同様にS
/Nを比較した。
、媒体を構成したものについて第1の実施例と同様にS
/Nを比較した。
これらの媒体のS/Nは、トラック幅を200μmから
100μm に狭くした時に1〜2 dB 向上が認め
られ、より高密度化に有効であることが確認された。
100μm に狭くした時に1〜2 dB 向上が認め
られ、より高密度化に有効であることが確認された。
なお第1.第2のいずれの実施例でも前述した他の基板
フィルム材料、軟磁性層材料、垂直磁化磁性層材料のい
ずれでもほぼ同様の効果が得られることを確認した。
フィルム材料、軟磁性層材料、垂直磁化磁性層材料のい
ずれでもほぼ同様の効果が得られることを確認した。
発明の効果
以上のように本発明によれば、高分子基板上に、磁化容
易軸が互いに直交する2つの軟磁性層を積層した上に垂
直磁化磁性層を配することで、磁気ディスク、磁気テー
プのいずれの形態でも高密度記録再生時のS/Nの改良
、及び均一性の改良を行うことができるものである。
易軸が互いに直交する2つの軟磁性層を積層した上に垂
直磁化磁性層を配することで、磁気ディスク、磁気テー
プのいずれの形態でも高密度記録再生時のS/Nの改良
、及び均一性の改良を行うことができるものである。
第1図は本発明の第1の実施例の磁気記録媒体の拡大断
面図、第2図は本発明の第2の実施例の磁気記録媒体の
拡大断面図、第3図および第4図は従来の垂直磁気記録
用の磁気記録媒体の拡大断面図である。 6・・・・・・高分子基板、8・・・・・・第1軟磁性
層、9・・・1・・第2軟磁性層、10・・・・・・垂
直磁化磁性層、11・・・・・・非磁性中間層。 6・・・高今子基微 第2図 11、、、非理ノ隨申間層 第3図 第4図
面図、第2図は本発明の第2の実施例の磁気記録媒体の
拡大断面図、第3図および第4図は従来の垂直磁気記録
用の磁気記録媒体の拡大断面図である。 6・・・・・・高分子基板、8・・・・・・第1軟磁性
層、9・・・1・・第2軟磁性層、10・・・・・・垂
直磁化磁性層、11・・・・・・非磁性中間層。 6・・・高今子基微 第2図 11、、、非理ノ隨申間層 第3図 第4図
Claims (1)
- 高分子基板上に軟磁性層と垂直磁化磁性層を積層してな
る媒体にあって、該軟磁性層が、互いに磁化容易軸が直
交する2つの層より成ることを特徴とする磁気記録媒体
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27710884A JPS61150124A (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27710884A JPS61150124A (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61150124A true JPS61150124A (ja) | 1986-07-08 |
Family
ID=17578890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27710884A Pending JPS61150124A (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61150124A (ja) |
-
1984
- 1984-12-24 JP JP27710884A patent/JPS61150124A/ja active Pending
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