JPS6114740Y2 - - Google Patents

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JPS6114740Y2
JPS6114740Y2 JP897582U JP897582U JPS6114740Y2 JP S6114740 Y2 JPS6114740 Y2 JP S6114740Y2 JP 897582 U JP897582 U JP 897582U JP 897582 U JP897582 U JP 897582U JP S6114740 Y2 JPS6114740 Y2 JP S6114740Y2
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hole
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JP897582U
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JPS58111422U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用内装部材の取り付け部分に用い
られる盲蓋に関し、特に、盲蓋の固定を確実にす
るための構造に関する。
一般に、自動車等におけるリクライニングデバ
イスカバーやバツクガーニツシユおよびグリツプ
等の内装部材にあつては、固定フレームにボルト
にて取付けられる場合が多い。しかし、この取付
部分は、ボルト頭部の露出に対する安全性の観点
から、第1図に示すように、内装部材1に凹孔2
を膨出形成し、この凹孔2内に取り付けボルト3
の頭部4を没入させることによつて、乗員の体が
取り付けボルト3の頭部4に直接触れるのを防止
していると共に、見栄えの観点から、凹孔2の開
放端を被い内装部材1の一般面に連続されるトリ
ム面を形成する盲蓋5が用いられている。
ところで、従来、この盲蓋5はトリム面を構成
する蓋体6と、この蓋体6から一体的に突出され
かつ凹孔2よりもわずかに大きく形成された圧入
支持部材7とを備え、この圧入支持部材7が凹孔
2内に圧入され、支持部材7の外周面と凹孔2の
孔壁面との摩擦によつて凹孔2に装着されている
ため、自動車に加わる振動によつて盲蓋5が凹孔
2から脱落する不都合がままある。
このため、考案者は接着剤の使用を試みたけれ
ども、接着剤を塗つたり、はみ出た接着剤を除去
する面倒な作業が増えるうえ、蓋体6と内装部材
1との境目周りに接着剤がうつすらと残り見栄え
が悪いことが指摘された。
本考案は、前述した従来の欠点を解消するため
に、内装部材の凹孔内に位置される支持部材を蓋
体に一体的に突出し、この支持部材に突つ張り片
を凹孔の孔壁に向けて移動可能に設け、この突つ
張り片に作動駒を沿わせ、蓋体を凹孔に装着する
際、取り付けボルトの頭部にて作動駒が蓋体側に
押し込まれ、この作動駒の押し込みに追随して突
つ張り片が凹孔の孔壁面に突つ張られることによ
つて、蓋体が内装部材にしつかりと固定できる車
両用内装部材の盲蓋を提供するものである。
以下、第2図〜第4図について本考案の施され
た盲蓋の詳細を説明する。
第2図はこの盲蓋を分解し一部を切除した斜視
図であつて、この盲蓋は蓋体10と、この蓋体1
0に一体的に突出された円筒状の支持部材11
と、この支持部材11の半径方向に移動可能な状
態で相対向して装着される一対の突つ張り片12
と、この一対の突つ張り片12間に挾まれる作動
駒13とから構成される。
前記蓋体10は、第3図示のように、車両用内
装部材1に膨出形成された凹孔2の放端に装着さ
れかつ車両用内装部材1の一般面に連続されるト
リム面10aが形成され、このトリム面10aの
反対側に前記支持部材11が位置されている。
前記支持部材11の外径は凹孔2の内径よりも
わずかに小さく、支持部材11の開放端面11a
は第4図示のように、蓋体10が車両用内装部材
1に装着されたとき、凹孔2の底面2aから離間
されるようになつている。支持部材11には周方
向に細長い一対の長孔14が支持部材11の半径
方向に相対向した状態で穿たれ、これらの長孔1
4にそれぞれ前記一対の突つ張り片12が装着さ
れる。これらの突つ張り片12は長孔14よりも
わずかに大きい断面形状を有する板状になつてい
る。この突つ張り片12の相対向する後端面には
作動駒13の後述する作動傾斜面13aの断面円
形周面に沿う円弧状の凹欠15がそれぞれ形成さ
れ、突つ張り片12の各先端面16は前記凹孔2
の孔壁面に沿う円弧状に形成されている。
前記作動駒13は支持部材11の内径よりも小
さな底面径からなる円錐台に形成されており、こ
の作動駒13には円錘台の母線に沿つた作動傾斜
面13aが形成される。作動駒13の小径端には
鍔17が一体的に突成され、この鍔17の外径は
支持部材13の内径よりも小さくなつている。
前記突つ張り片12と作動駒13は次のような
手順で支持部材11に組付けられる。先ず、鍔1
7を蓋体11に向けた状態で作動駒13を支持部
材11内に位置させる。次いで、凹欠15を互い
に向かい合せた状態で突つ張り片12をそれぞれ
長孔12にはめ込み、作動傾斜面13aの小径部
位近傍を凹欠15間に挾む。つまり、第3図の実
線で示すように、作動傾斜面13aの中間部位と
鍔17との共働によつて突つ張り片12の後部が
障壁となり、作動駒13が突つ張り片12間に支
持される。このとき、突つ張り片12の先端面1
6間の距離Lは前記凹孔2の内径と略同一か、わ
ずかに小さくなつている。
以上のように構成された前記実施例によれば、
第4図示のように、車両用内装部材1の凹孔2か
ら取付ボルト3を仮想線示の固定フレームに着座
させ、車両用内装部材用内装部材1を固定フレー
ムに固定状態で取り付けた後、第3図の実線示の
状態にある盲蓋を凹孔2に押し込むだけで、盲蓋
の蓋体10が凹孔2の開放端を被い、蓋体10の
トリム表面10aが車両用内装部材1の一般面に
連続した状態で装着される。前記盲蓋を凹孔2に
押し込む際、作動駒13が取付ボルト3の頭部4
に当接した状態においては、蓋体10が凹孔2の
開放端を完全に被つていないので、第4図示のよ
うに、蓋体10が凹孔2の開放端に装着されるま
で押し込まれる。この押し込みによつて、作動駒
13が取付ボルト3との当接状態にあるので、作
動駒13は第3図の矢印X方向の押圧力を受けつ
つ蓋体10や支持部材11に対する相対的な位置
が第3図の仮想線示のように変わる。この作動駒
13の実線示から仮想線示への位置移動によつ
て、一対の突つ張り片12が作動傾面13aから
それぞれ逆向きの押圧力(矢印Y1,Y2方向)を
受け、この押圧力によつて突つ張り片12はそれ
ぞれ実線示から仮想線示に移動され、この突つ張
り片12の先端面16が第4図示のように凹孔2
の孔壁面に圧接される。つまり、突つ張り片12
が凹孔2の凹壁面の局部と、取付ボルト3に当接
された作動駒13との間に突つ張つた状態で介装
されている。したがつて、蓋体10が凹孔2を完
全に被つたとき、突つ張り片12の突つ張り力に
よつて蓋体10は車両用内装部材1にしつかりと
固定した状態で取り付けられる。
前記突つ張り片12と作動駒3との共働による
蓋体10の固定は、第1図に示した従来の圧入部
材7の外周面と凹孔2の孔壁面との面積の広い面
接触に比べ、突つ張り片12の先端面16が凹孔
2の孔壁面を局部的に押圧するので、蓋体10の
凹孔2への押し込み力が従来の押し込み力よりも
小さくて済むばかりでなく、先端面16の大きな
押圧力で蓋体10が固定されるので、振動によつ
て盲蓋5が車両用内装部材1から脱落するのを未
然に防止できる。しかも、本考案によれば作動駒
13が取付ボルト3の頭部4に接触されているの
で、振動による取付ボルト3の緩みも阻止するこ
とができる。なお、本考案においては第5図、第
6図に示すように作動駒13の凹欠15の当接す
る部分A,Bを傾斜面13aとは逆方向の傾斜面
とすることにより、作動駒13の引抜けを防止で
きる。
以上説明したように本考案によれば、作業性の
悪い接着剤を使用しなくとも、従来と同様に盲蓋
を装着用の凹孔に押し込むだけで、作動駒に追随
しつつ突つ張り片が凹孔2の孔壁面に向かつて移
動して突つ張るので、蓋体を内装部材に耐振性を
備えつつしつかりと固定できるうえ、作動駒によ
つて取付ボルトの緩みにも対処することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用内装部材の取付部廻りの
断面図、第2図は本考案の施された盲蓋の一部を
切除しかつ分解した斜視図、第3図は同盲蓋を組
立てた状態における第2図の−線断面図、第
4図は本考案における車両用内装部材の取部廻り
の断面図、第5図、第6図は本考案の他の実施例
を示す側面図である。 1……内装部材、2……凹孔、3……取付ボル
ト、4……頭部、10……蓋体、11……支持部
材、12……突つ張り片、13……作動駒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両の固定フレームに取付ボルトにて取付けら
    れる内装部材の取付用凹孔に装着される盲蓋にお
    いて、前記凹孔の開放端を被う状態で装着される
    蓋体と、この蓋体に一体的に突成されかつ凹孔内
    に配置される支持部材と、前記凹孔の孔壁面に向
    けて出没自在な状態で支持部材にはめ込まれる突
    つ張に片と、前記蓋体の装着によつて取付ボルト
    の頭部に当接しつつ前記突つ張に片を作動させか
    つ前記凹孔の孔壁面との間に突つ張に片を突つ張
    らせる作動駒とを備えることを特徴とする車両用
    内装部材の盲蓋。
JP897582U 1982-01-26 1982-01-26 車両用内装部材の盲蓋 Granted JPS58111422U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP897582U JPS58111422U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 車両用内装部材の盲蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP897582U JPS58111422U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 車両用内装部材の盲蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58111422U JPS58111422U (ja) 1983-07-29
JPS6114740Y2 true JPS6114740Y2 (ja) 1986-05-08

Family

ID=30021646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP897582U Granted JPS58111422U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 車両用内装部材の盲蓋

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JPS58111422U (ja) 1983-07-29

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