JPS61146967A - セメント含有結合材の接合方法 - Google Patents

セメント含有結合材の接合方法

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JPS61146967A
JPS61146967A JP26885784A JP26885784A JPS61146967A JP S61146967 A JPS61146967 A JP S61146967A JP 26885784 A JP26885784 A JP 26885784A JP 26885784 A JP26885784 A JP 26885784A JP S61146967 A JPS61146967 A JP S61146967A
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cement
epoxy resin
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鶴田 康彦
檜垣 貫司
福田 貢
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Taisei Corp
Kurita Water Industries Ltd
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Taisei Corp
Kurita Water Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はコンクリート構造物の損傷部、ひび割れ部、
打継部等の被接合部に、セメントペースト、モルタル、
コンクリート等のセメント含有結合材を打設して接合す
る方法に関するものである。
〔従来の技術〕
コンクリートはその打設の悪さ、鉄筋の腐食によるコン
クリートのひび割れ、中性化、衝撃、摩耗等による劣化
などで損傷を受ける。損傷の度合は環境、劣化の度合な
どによって異なるが、時には中の鉄筋がむき出しになっ
て、その腐食が著しく促進されることもある。特に沿岸
部に打設したコンクリート構造物は気候、波力、浮遊物
等によって激しい損傷を受ける場合があり、このような
環境では鉄筋の腐食が特に心配される。また海水や淡水
中における損傷も激しく、その構造的問題に波及する場
合があり、このような環境および劣化では鉄筋は急激に
腐食し、溶解してしまうことさえある。
従来のコンクリート構造物の損傷部分の補修方法として
は、損傷部分表面のハッリ除去や清掃を行ったのち、型
枠をセットし、コンクリート等のセメント含有結合材を
打設して被接合部である損傷部分に接合させる方法が行
われていた。
また損傷部分の補修以外に、被接合部にセメント含有結
合材を接合する場合、例えば既設コンクリート構造物ま
たはセグメントの打継を行う場合などにおいても、同様
に型枠をセットし、セメント含有結合材を打設して被接
合部に接合させる方法が行われていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のような従来のセメント含有結合材
の接合方法においては、既に硬化したコンクリートの被
接合部に新たに未硬化のセメント含有結合材を接合する
ため、接合面(打継目)の接合性が悪く、脱型時または
その後の衝撃等によす後打部分全体が剥離するという問
題点があった。
特に沿岸部においては湿気や付着物が多くて、後打部分
の接合性はさらに悪くなり、また水中において補修や打
継を行う場合には、接合性が悪くなることのほかに、水
への希釈による強度劣化等の問題も発生する。水中でも
分離しないコンクリートとして、保水性をもった水溶性
高分子および分散性を向上する高性能減水剤などの混和
剤を含む水中コンクリートが実用化されており、この水
中コンクリートを損傷部や打継部に打設することも考え
られるが、既設コンクリートや鉄筋との接合性は十分に
改善されないという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためのもので
、接合部における接合性および強度発現性の良いセメン
ト含有結合材の接合方法を提案することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、被接合部にセメント含有結合材を接合する方
法において、被接合部にエポキシ系樹脂を流し込み、次
いでセメント含有結合材を打設して前記エポキシ系樹脂
と置換することを特徴とするセメント含有結合材の接合
方法である。
本発明において、セメント含有結合材とは、セメントペ
ースト、モルタル、コンクリートなどのセメントを含む
ペースト状ないし泥状の結合材であり、打設、養生によ
り硬化して結合するものである。セメントとしては一般
のセメントのほかに高分子物質その他の混和剤を含むも
のがある。従ってこのようなセメント含有結合材には、
一般のセメントペースト、モルタル、コンクリートのほ
かに、ポリマーセメントモルタル、ポリマーセメントコ
ンクリート、レジンモルタル、レジンコンクリート、水
中コンクリートなどが含まれる。
これらのセメント含有結合材を接合する被接合部として
は、コンクリート構造物の損傷部、ひび割れ部のほかに
、既設コンクリートまたはセグメント等の打継部など、
新たにセメント含有結合材の接合を要する部分であり、
対象となる材質はコンクリートが一般的であるが、金属
、樹脂等の他の材質であってもよい。また被接合部は沿
岸部または水中に存在する場合に特に効果的であるが、
一般の地上に存在する被接合部に対しても適用可能であ
る。
本発明ではこれらの被接合部にセメント含有結合材を打
設する前に、被接合部にエポキシ系樹脂を流し込む。エ
ポキシ系樹脂は分子中にエポキシ基を持つ樹脂またはそ
の開環重合によって生成した樹脂であり、土木、建築分
野においてコンクリート系の接着材として広く使用され
ているものである。エポキシ系樹脂の特性としては次の
ようなものがある。
■粘性が比較的高い。
通常は数千cPであるが、数百cPのものもある。
■硬化時間が短い。
硬化材の選択によって硬化時間(ゲル化時間)をコント
ロールできるが、その範囲は小さく、1〜2時間程度で
ある。
■硬化中に副生産物を生成せず、収縮が極めて小さい。
■接着性が優れている。
■耐水、耐薬品性が非常によい。
■機械的強度が大きい。
本発明ではこのようなエポキシ系樹脂を硬化剤と混合し
て被接合部に流し込み、その硬化前にセメント含有結合
材を打設して、先に流し込んだエポキシ系樹脂と置換す
る。このとき先に流し込んだエポキシ系樹脂は被接合部
と先に接触するため、被接合部の表面に付着し、セメン
ト含有結合材で置換した後も被接合部と後打セメント含
有結合材の境界面に残留して硬化し、接着剤として機能
する。
被接合部が上向の凹部等の場合、エポキシ系樹脂および
セメント含有結合材は型枠等を使用することなくそのま
ま流し込みまたは打設してもよいが、一般的には損傷部
、ひび割れ部、打継部等の被接合面を覆うように仮型枠
をセットするのが望ましい、被接合部が水中にある場合
も同様である。
被接合部が沿岸部にある場合などは、付着物があったり
、湿潤状態にあったりして、従来と同様にハツリ除去や
清掃を行うことは、接合性を高める上で好ましいことで
ある。型枠としてはエポキシ系樹脂に対する接着性の小
さいものを使用するのが好ましい。
エポキシ系樹脂は被接合部または型枠内に完全に充満さ
せる必要はなく、一部を満す程度に流し込んだのちエポ
キシ系樹脂層の下部にセメント含有結合材を注入すると
、被接合部または型枠の下側から上側へ順次置換打設が
行われ、被接合部はエポキシ系樹脂で覆われることにな
る。
セメント含有結合材の打設後養生を行い硬化させると、
エポキシ系樹脂の方がセメント含有結合材よりも早く硬
化するので、後打セメント含有結合材はエポキシ系樹脂
により被接合部に強固に接着され、接合性は良い。また
エポキシ系樹脂層の下側にセメント含有結合材を注入し
て置換を行うと、セメント含有結合材の表面がエポキシ
系樹脂により被覆された状態で打設および養生が行われ
るため、水中コンクリートでない通常のセメント含有結
合材を使用する場合でも水による分離はなく、水中で打
設を行った場合でも強度発現性は良い。
養生は特別の操作を必要とせず、打設の状態をそのまま
維持すればよい。セメント含有結合材が硬化したのち型
枠を取外すが、セメント含有結合材の硬化前にエポキシ
系樹脂が硬化しているため。
脱型時に後打部分が剥離することはない。
〔実施例〕
以下、本発明を図面の実施例により説明する。
第1図(A)〜(E)は本発明の一実施例の工程を示す
断面図である。この実施例は水中に存在するコンクリー
ト構造物1の損傷部2を補修する場合を示している。
まず第1図(A)の状態から(B)に示すように、被接
合部としての損傷部2を覆うように型枠3をコーキング
材4によりセットする。そして(C)に示すように、型
枠3内に注入パイプ5を挿入して、損傷部2の一部にエ
ポキシ系樹脂6を流し込む。
次いで(D)に示すように、注入パイプ5からセメント
含有結合材7をエポキシ系樹脂6の下側に注入打設して
、エポキシ系樹脂6と置換し、この操作を(E)に示す
ようにセメント含有結合材7が型枠3内にほぼ充満する
まで行う。このとき型枠3内の水8およびエポキシ系樹
脂6は上記の操作により、順次型枠3の開口部から流出
する。セメント含有結合材7を打設後、注入パイプ5を
抜き取り、必要により型枠3を完全に閉じて養生を行い
硬化させる。
第2図(A)〜(C)は他の実施例の工程を示す断面図
である。この実施例は既設コンクリート構造物1の打継
部9に打継を行う場合を示している。まず第2図(A)
に示すように被接合部である打継部9を覆うように型枠
3をセットし、型枠3内に注入パイプ5からエポキシ系
樹脂6を流し込む。このとき背面水10は型枠3を越え
て流出する。次いで(B)に示すように、注入パイプ5
からセメント含有結合材7をエポキシ系樹脂6の下側に
注入打設して、エポキシ系樹脂6と置換する。この操作
を続けていくと、背面水10は型枠3を越えて流出し、
次いで(C)に示すように、エポキシ系樹脂6が型枠3
を越えて流出し、型枠3内はセメント含有結合材7によ
り充満されるので、その時点で打設を終り、養生硬化さ
せ、脱型する。
上記の実施例において硬化したセメント含有結合材7と
コンクリート構造物1とは境界面に残留するエポキシ系
樹脂を介して接合するため、接合性は良く、また打設時
および養生時にセメント含有結合材7が水と接しないの
で、水による分離はなく強度も大きい。
コンクリート構造物のひび割れやセグメント継目その他
の場合の打設方法も上記実施例とほぼ同様にして行うこ
とができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、被接合部にエポキシ系樹脂を流し込ん
だのち、セメント含有結合材を打設して置換するように
したので、次のような効果が得られる。
■接合部における接合性および強度発現性が良い。
■エポキシ系樹脂は少量で効率よく接合および被覆を行
うことができる。
■打設部分の水を特別の操作で排出する必要はなく、そ
のまま打設することができる。
■セメント含有結合材よりもエポキシ系樹脂の硬化が早
く、脱型時の剥離はない。
■セメント含有結合材は水中コンクリートに限らず、任
意のものが使用でき、環境に応じて対応できる。
■接合部はエポキシ系樹脂からなっているため、水密性
がよく、水の浸入がない。
■鉄筋への付着もよくなるため、鉄筋の腐食も少なくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(E)および第2図(A)−(C)はそ
れぞれ別の実施例の工程を示す断面図であり、各図中、
同一符号は同一または相当部分を示す。 1・・・コンクリート構造物、2・・・損傷部、3・・
・型枠、5・・・注入パイプ、6・・・エポキシ系樹脂
、7・・・セメント含有結合材、9・・・打継部。 代理人 弁理士 柳 原   成 第1 (A) (B) (C) 1−−−コノ7リートJ薄−り旬 2−−一丁1傷卯 3−−4荷 7一−−乞メント虐4杯合石” 9−−−FTtに即

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被接合部にセメント含有結合材を接合する方法に
    おいて、被接合部にエポキシ系樹脂を流し込み、次いで
    セメント含有結合材を打設して前記エポキシ系樹脂と置
    換することを特徴とするセメント含有結合材の接合方法
  2. (2)被接合部がコンクリート構造物もしくはセグメン
    トの損傷部、ひび割れ部または打継部である特許請求の
    範囲第1項記載のセメント含有結合材の接合方法。
  3. (3)被接合部が地上または水中に存在するものである
    特許請求の範囲第1項または第2項記載のセメント含有
    結合材の接合方法。
  4. (4)被接合部が型枠によって覆われたものである特許
    請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載のセメ
    ント含有結合材の接合方法。
  5. (5)セメント含有結合材がセメントペースト・モルタ
    ルまたはコンクリートである特許請求の範囲第1項ない
    し第4項のいずれかに記載のセメント含有結合材の接合
    方法。
JP26885784A 1984-12-20 1984-12-20 セメント含有結合材の接合方法 Granted JPS61146967A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5974346B1 (ja) * 2016-01-27 2016-08-23 株式会社サンブリッジ 無機材料の施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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