JPS61145448A - 固定化酵素膜 - Google Patents

固定化酵素膜

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JPS61145448A
JPS61145448A JP59266291A JP26629184A JPS61145448A JP S61145448 A JPS61145448 A JP S61145448A JP 59266291 A JP59266291 A JP 59266291A JP 26629184 A JP26629184 A JP 26629184A JP S61145448 A JPS61145448 A JP S61145448A
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JP
Japan
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enzyme
membrane
glass fiber
immobilized
immobilized enzyme
Prior art date
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Pending
Application number
JP59266291A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuki Yanagiuchi
柳内 一樹
Yoshiharu Tanaka
良春 田中
Michio Otaguro
太田黒 道雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、酵素電極に用いられる固定化酵素膜に関する
ものである。さらに詳しくは、本発明は、ガラス繊維材
料又は多孔質ガラス膜に酵素を固定化してなる酵素固定
化層と選択透過性膜とによって構成され、応答速度に優
れた固定化酵素膜に関する。
〔従来技術とその問題点〕
近年、酵素を用いて食品や体液中のアルコールやグルコ
ースを選択的に定量する装置が開発されている。これは
、固定化酵素を用いることによって繰り返し使用できる
ためコストが安価になることと、簡便な操作で被測定物
質を選択的に定量できるためである。
酵素を固定化した膜としては、既に多くの固定化酵素膜
が報告されており、例えば、いわゆる非対称膜を用いた
固定化酵素膜(特開昭54−102193号、特開昭5
5−98347号)、2種の多孔性膜でラミネートする
固定化酵素膜(特開昭52−55691号)などが実用
化されている。
非対称膜を用いた固定化酵素膜は、緻密で薄いスキン層
に選択透過の機能を持たせ、そしてスポンジ層にグルタ
ルジアルデヒドにより架橋不溶化を行った酵素を捕捉さ
せたものである。この方法によれば、スキン層を薄くす
ることによって応答性を上げることができるが、機械的
強度が低下する。また、機械的強度を向上させるために
スポンジ層を厚くすると全体の膜厚が厚(なるため拡散
透過性が低下するなど必ずしも満足した特性を示さない
一方、2種の多孔性膜でラミネートする固定化酵素膜は
、酵素を多量に保持でき、高活性を示すが、2種の多孔
性膜を接着してなる酵素層が牛血清アルブミンと酵素と
グルタルジアルデヒドの架橋反応によって緻密な層とな
るために、物質の拡散透過性が低く、満足した特性を示
さない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、従来の固定化酵素膜における前記のよ
うな欠点を解消し、耐機械的強度、物質の拡散透過性、
応答性などに優れた固定化酵素膜を提供することにある
〔発明の要点〕
上記の目的を達成するために、本発明は、酵素電極に用
いられる固定化酵素膜において、繊維材料又は多孔質ガ
ラス膜に酵素を固定化してなる酵素固定化ガラス層を被
測定物質側に配置し、そして電極側には過酸化水素を透
過させるが電極反応阻害物質を透過させない微細な孔を
有する緻密な選択透過膜を配置して固定化酵素膜を一体
的に形成させたものである。
〔発明の詳細な説明〕
本発明の好ましい具体例である固定化酵素膜の平面図を
第1図に、そしてその断面図を第2図に示す。ここで、
1は0−リング、2は固定化酵素ガラス繊維クロス、3
は選択透過膜である。第1図は、被測定物質側より見た
平面図である。
第1図に示したような固定化酵素膜は、以下のように製
作することができる。
まず、表面が清浄にされたガラス繊維を編んだガラスク
ロスがアミノアルキル基を含有するシランカップリング
材によって処理され、アルキルアミノ化される。このよ
うなシラ、ンカップリング材としては、弐NH2RS 
i  (OR’ ) 3  (コこでRは低級アルキレ
ン基であり、R′は水素、低級アルキル基又はフェニル
基である。)のアミノアルキルシランが好ましくは用い
られる。その例としては、アミノメチルトリメトキシシ
ラン、2−アミノエチルトリメトキシシラン、3−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、アミノメチルトリエト
キシシラン、2−アミノエチルトリエトキシシラン、3
−アミノプロピルトリエトキシシラン、2−アミノエチ
ルトリプロポキシシランなどがあげられる。これらのシ
ランカップリング材は、−3i  (OR’ ) *が
ガラス表面と反応し、アミノアルキル基はガラス表面に
側基として存在する。
本発明において用いられるガラス材料は、上記のような
ガラス繊維を編んだガラスクロスだけでなく、ガラス繊
維織物、ガラスマット、ガラス不織布、多孔質ガラス膜
、焼結ガラスピーズ膜などももちるん有利に使用するこ
とができる。これらのガラス材料は、シランカフプリン
グ材と容易に反応するように表面浄化される。
このようにしてアミノアルキル化されたガラス繊維材料
は、次いでジアルデヒド試薬と反応せしめられる。ジア
ルデヒド試薬は、一方のアルデヒド基がアミノアルキル
基と反応し、他方のアルデヒド基が遊離であるように反
応せしめられる。ジアルデヒド試薬としては、マロンジ
アルデヒド、スクシンジアルデヒド、グルタルジアルデ
ヒド、アジピンジアルデヒドなどがあげられるが、グル
タルジアルデヒドが好ましくは用いられる。
次いで、このように処理されたガラス繊維材料に酵素が
固定化される。固定化される酵素は、ガラス上のアルデ
ヒド基と反応するものであればいずれも使用でき、例え
ばアルコールオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、
ウリカーゼなどのようなオキシダーゼ類、そしてカタラ
ーゼ、ウレアーゼなどがあげられる。
酵素が固定化された後、ガラス繊維材料上に残存してい
るアルデヒドを不活性化するために還元剤で処理される
。還元剤としては、好ましくは水素化はう素アル男り 
(例えばナトリウム)が用いられる。
このように酵素の固定化が終了した後、ガラス繊維材料
に選択透過膜と適当な支持体、例えば第1図に示したよ
うな0−リングが貼り付けられ、固定化酵素膜が作製さ
れる0選択透過膜の材料としては、例えばポリカーボネ
ート、ポリエステル、ポリアミド、酢酸セルロースなど
の逆浸透膜や限外濾過膜が適用できる。これらの膜は斯
界で周知であり、市場で容易に入手することができる。
これらは必要に応じて組合せて用いることができる。
また、これらの製膜材料からなる膜を保護膜として、酵
素固定化層の被測定物質側に適用することができる。そ
のような固定化酵素膜の例を第3図に示す。
以上のように製作された固定化酵素膜は、一般に、酵素
の変性を防止するために緩衝液中に保存される。
次に、本発明を実施例によってさらに詳しく説明するが
、これらによって何ら限定されるものではない。
〔発明の実施例〕
大血班−上 ガラス繊維で編んだガラスクロスIgに3%硝酸20m
 lを添加し、90℃で5時間加熱処理した後、蒸溜水
でよ(洗浄し、10容量%3−アミノプロピルトリエト
キシシラン溶液30+w l中に65℃で16時間浸透
する。
前記アミノアルキル化を行ったガラスクロスを蒸溜水で
よく洗浄した後、10重量%グルタルジアルデヒド溶液
30■l中に45℃で3時間浸漬してアルデヒド基を導
入する。その後、ガラスクロスを取り出して蒸溜水でよ
く洗浄し、真空乾燥を行って酵素固定化用担体とする。
一方、酵素液の調整は、グルコースオキシダーゼをp 
H7,0で0.1Mりん酸緩衝液中で100OU・、l
 −1となるように行う。この酵素溶液に上記ガラスク
ロスを浸漬し、4℃で16時間攪拌し、酵素を固定化さ
せた。さらに、その酵素溶液に0.5w/v%水素化は
う素ナトリウム水溶液10+a Itを加えて残存アル
デヒド基を還元して不活性にした。
前記固定化終了の譲、蒸溜水でよく洗浄し、選択透過膜
として6μ麟厚の酢酸セルロースllU及び0−リング
を貼り付けて第1図に示すような固定化酵素膜を作製し
た。これをpH7,0の0゜IMりん酸緩衝液中に5℃
で保存した。
叉星斑−1 ガラス繊維300■を4%硝酸10m7!中で加熱処理
した後、蒸溜水でよく洗浄し、10容量%3・−アミノ
プロピルトリエトキシシラン溶液10m1中に70℃で
5時間浸漬してアミノアルキル化を行い、蒸溜水でよく
洗浄した後、実施例1と同様の方法でアルデヒド基を導
入して酵素固定化用担体とした。
酵素液は、グルコースオキシダーゼをpH7,0の0.
1Mりん酸緩衝液で20 U 7m Itとなるように
調整し、これに前記ガラス繊維を浸漬し、4℃で16時
間攪拌し酵素を固定した。さらに、その酵素溶液に0.
5w/v%水素化はう素ナトリウム水溶液500μlを
添加し、残存アルデヒド基を還元して不活性にした。
前記固定化終了の後、ガラス繊維をよく洗浄し、第3図
に示すように、選択透過膜3として4μm厚の酢酸セル
ロース膜及び保護膜4として7μm厚、孔径0.5μ曙
のポリカーボネート膜を貼り付けて固定化酵素膜を作製
し、pH7,0の0.1Mりん酸緩衝液中に5℃で保存
した。
〔発明の効果〕
本発明によれば、酵素固定化用担体としてガラス繊維材
料又は多孔質ガラス層を用い、これに酵素を固定化する
ことにより酵素固定化層とすることによって、物質の拡
散透過性を向上させかつ被測定物質との接触面積を大き
くすることができる。
また、酵素固定化層にガラス繊維を用いているため機械
的強度に優れ、選択透過膜の膜厚を薄くすることができ
る。これら拡散透過性が良好で且つ選択透過膜の膜厚が
薄いことから応答性に優れた固定化酵素膜を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による固定化酵素膜の平面図であって
、被測定物質側から見たものである。第2図は、その横
断面図であって、被測定物質側が上、電極は下になる。 第3図は、本発明の実施例2による固定化酵素膜の横断
面図であって、電極側は下になる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)酵素電極に用いられる固定化酵素膜において、被測
    定物質に接する膜面にガラス繊維材料又は多孔質ガラス
    膜に酵素を固定化してなる酵素固定化層を有し、電極に
    接する膜面に過酸化水素を透過させるが電極反応阻害物
    質を透過させない選択透過性膜を有することを特徴とす
    る固定化酵素膜。 2)特許請求の範囲第1項記載の固定化酵素膜において
    、酵素固定化層が、ガラス繊維材料又は多孔質ガラス膜
    をアミノアルキル基を含有するシランカップリング材で
    処理し、次いでジアルデヒド試薬で処理した後、酵素を
    固定化させることによって作製されたものであることを
    特徴とする固定化酵素膜。 3)特許請求の範囲第1項記載の固定化酵素膜において
    、選択透過性膜がポリカーボネート、ポリエステル、ポ
    リアミド、酢酸セルロースなどの多孔質膜であることを
    特徴とする固定化酵素膜。
JP59266291A 1984-12-19 1984-12-19 固定化酵素膜 Pending JPS61145448A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03163347A (ja) * 1989-11-22 1991-07-15 Ngk Spark Plug Co Ltd 酵素固定化膜
JPH03164174A (ja) * 1989-08-25 1991-07-16 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 固定化酵素およびそれを用いる測定装置
CN103901088A (zh) * 2014-04-17 2014-07-02 扬州大学 采用静电纺丝法制备纳米纤维膜生物传感器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103901088B (zh) * 2014-04-17 2016-08-31 扬州大学 采用静电纺丝法制备纳米纤维膜生物传感器

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