JPS6114435B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6114435B2 JPS6114435B2 JP12671082A JP12671082A JPS6114435B2 JP S6114435 B2 JPS6114435 B2 JP S6114435B2 JP 12671082 A JP12671082 A JP 12671082A JP 12671082 A JP12671082 A JP 12671082A JP S6114435 B2 JPS6114435 B2 JP S6114435B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- lining
- work
- dismantling
- demolition
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は溶融金属容器(以下、単に「容器」と
いう。)の耐火ライニングの補修工事の施工に先
立つて行う、特にワークライニングの解体方法に
関する。
いう。)の耐火ライニングの補修工事の施工に先
立つて行う、特にワークライニングの解体方法に
関する。
転炉、取鍋、出銑(鋼)樋、混銑車、タンデイ
ツシユ等の容器のパーマライニング(永久張り)
の炉内面に施工されたワークライニング(内張
り)は、収容する溶融金属(溶銑または溶鋼)に
よる各種の損傷を受ける。そのため、比較的短期
間(数日〜数ケ月)の使用でワークライニングの
残存厚が薄くなり、張り替え補修を行わなければ
ならない。この補修工事の施行に際しては損傷を
受けている要補修範囲の残存ワークライニングを
取り壊し除去しなければならない。この残存ワー
クライニングの耐火物は溶融金属の高温その他の
影響によつて、表面および内部とも固く焼結し岩
石状の強固な組織になつている。従つて、残存ワ
ークライニングの解体は容易なことでなく、従来
より実施されている以下の方法では種々の問題点
があつた。
ツシユ等の容器のパーマライニング(永久張り)
の炉内面に施工されたワークライニング(内張
り)は、収容する溶融金属(溶銑または溶鋼)に
よる各種の損傷を受ける。そのため、比較的短期
間(数日〜数ケ月)の使用でワークライニングの
残存厚が薄くなり、張り替え補修を行わなければ
ならない。この補修工事の施行に際しては損傷を
受けている要補修範囲の残存ワークライニングを
取り壊し除去しなければならない。この残存ワー
クライニングの耐火物は溶融金属の高温その他の
影響によつて、表面および内部とも固く焼結し岩
石状の強固な組織になつている。従つて、残存ワ
ークライニングの解体は容易なことでなく、従来
より実施されている以下の方法では種々の問題点
があつた。
(1) 作業者が容器外からバツクホウ、ユニシヤ
ベル(建設機械)等を操作して残存ワークライニ
ングの破砕解体を行う、機械力による解体方法。
ベル(建設機械)等を操作して残存ワークライニ
ングの破砕解体を行う、機械力による解体方法。
(2) 静的破砕剤(例えばセメント膨脹剤)を残
存ライニングにセツトして破砕解体を行う水和反
応による解体方法。
存ライニングにセツトして破砕解体を行う水和反
応による解体方法。
(3) 容器内に水を充満し、一定時間経過後水を
排出して、作業者が水でふやけた残存ライニング
を削岩機で破砕解体する方法。
排出して、作業者が水でふやけた残存ライニング
を削岩機で破砕解体する方法。
等があるが、(1)の機械力による解体方法は遠隔操
作による機械力であるため、慎重な操作をしても
解体作業時、解体施工範囲外の耐火物を損傷して
しまうことが避けられない。(2)の静的破砕剤によ
る解体方法は、温度の変化、添加水量、混練時間
などにより水和反応が数時間〜数日と大巾に変動
して、残存ワークライニングの破砕解体に要する
時間の予測が信頼できず工程管理が不可能であ
る。そして、静的破砕剤は高価である。(3)の解体
方法では莫大な量の水が必要で使用後の水の処理
が問題となり、しかも所要範囲外のライニングも
水に浸されるので部分補修ができないという欠点
がある。このように、従来の解体方法はそれぞれ
に欠点を持つていた。
作による機械力であるため、慎重な操作をしても
解体作業時、解体施工範囲外の耐火物を損傷して
しまうことが避けられない。(2)の静的破砕剤によ
る解体方法は、温度の変化、添加水量、混練時間
などにより水和反応が数時間〜数日と大巾に変動
して、残存ワークライニングの破砕解体に要する
時間の予測が信頼できず工程管理が不可能であ
る。そして、静的破砕剤は高価である。(3)の解体
方法では莫大な量の水が必要で使用後の水の処理
が問題となり、しかも所要範囲外のライニングも
水に浸されるので部分補修ができないという欠点
がある。このように、従来の解体方法はそれぞれ
に欠点を持つていた。
本発明は前記の欠点を解消し、容器の残存耐火
ライニングの所要範囲の解体を適確かつ安全にま
た作業還境を悪化させることなく行う方法を提供
することを目的とする。
ライニングの所要範囲の解体を適確かつ安全にま
た作業還境を悪化させることなく行う方法を提供
することを目的とする。
以下、本発明の解体方法の数例を図面にもとず
いて説明する。
いて説明する。
第2図は容器の耐火ライニング解体を液体窒素
の吹き付けのみで実施する(第1の発明)例の説
明図である。容器1の張り替え補修を要するワー
クライニング2の解体施工範囲Aに液体窒素吹付
パイプ5で液体窒素6(約−196℃)を直接吹付
け、前記解体施工範囲A部のワークライニング2
を急冷させると、図示の如く多数の亀裂7を発生
する。従つて、小型の削岩機等の適宜の手段によ
つて残存ワークライニング2を解体、除去するこ
とができる。尚、この解体作業は熱間、冷間何れ
でも実施することができる。
の吹き付けのみで実施する(第1の発明)例の説
明図である。容器1の張り替え補修を要するワー
クライニング2の解体施工範囲Aに液体窒素吹付
パイプ5で液体窒素6(約−196℃)を直接吹付
け、前記解体施工範囲A部のワークライニング2
を急冷させると、図示の如く多数の亀裂7を発生
する。従つて、小型の削岩機等の適宜の手段によ
つて残存ワークライニング2を解体、除去するこ
とができる。尚、この解体作業は熱間、冷間何れ
でも実施することができる。
水の噴霧散布と液体窒素の吹付けとを併用する
解体施工法(第2の発明)の例を第1図及び第2
図により説明する。ワークライニング2の解体施
工範囲Aに吹付パイプ3で水4を噴霧散布して水
4をしみ込ませる。その後、第2図に示すごと
く、ワークライニング2の解体施工範囲Aに吹付
パイプ5で液体窒素6を吹付けて、しみ込んでい
る水4を氷4(−2℃〜−3℃)に変態させる。
この時の体積膨脹圧(600Kg/cm2)によつてワー
クライニング2の解体施工範囲Aの耐火物に亀裂
7を発生させて破砕する。このように、ワークラ
イニング2の解体施工範囲Aは亀裂7が多数発生
して構造体としての一体性を破壊されているの
で、冷間補修では作業者が小型の削岩機を使用し
て軽度の作業で短時間に解体施工範囲Aの残存ワ
ークライニング2を解体除去する。熱間補修では
取鍋1を横転して構造体としての一体性を破壊し
た残存ワークライニング2の解体施工範囲Aの耐
火物を落下させ除去する。
解体施工法(第2の発明)の例を第1図及び第2
図により説明する。ワークライニング2の解体施
工範囲Aに吹付パイプ3で水4を噴霧散布して水
4をしみ込ませる。その後、第2図に示すごと
く、ワークライニング2の解体施工範囲Aに吹付
パイプ5で液体窒素6を吹付けて、しみ込んでい
る水4を氷4(−2℃〜−3℃)に変態させる。
この時の体積膨脹圧(600Kg/cm2)によつてワー
クライニング2の解体施工範囲Aの耐火物に亀裂
7を発生させて破砕する。このように、ワークラ
イニング2の解体施工範囲Aは亀裂7が多数発生
して構造体としての一体性を破壊されているの
で、冷間補修では作業者が小型の削岩機を使用し
て軽度の作業で短時間に解体施工範囲Aの残存ワ
ークライニング2を解体除去する。熱間補修では
取鍋1を横転して構造体としての一体性を破壊し
た残存ワークライニング2の解体施工範囲Aの耐
火物を落下させ除去する。
また、冷間補修では第3図に示す如く残存ワー
クライニング2の解体施工範囲Aにエアードリル
(図示せず)を使用して、作業者が人力または機
械により適宜のピツチで多数の孔8(30〜50mm
〓)を斜め下向きに穿孔する。この孔8に水4を
吹付パイプ3で噴霧散布して充填するのも良い。
第4図に示すごとく、混銑車9の天井部10、転
炉の迫出し部など水4を噴霧散布しても貯蔵困難
な場所には上記と同様に孔8を穿孔して、耐水性
(ゴム、ビニール、ナイロン、ポリエチレン等)
の袋または筒11に入れた水4を充填して解決す
る。
クライニング2の解体施工範囲Aにエアードリル
(図示せず)を使用して、作業者が人力または機
械により適宜のピツチで多数の孔8(30〜50mm
〓)を斜め下向きに穿孔する。この孔8に水4を
吹付パイプ3で噴霧散布して充填するのも良い。
第4図に示すごとく、混銑車9の天井部10、転
炉の迫出し部など水4を噴霧散布しても貯蔵困難
な場所には上記と同様に孔8を穿孔して、耐水性
(ゴム、ビニール、ナイロン、ポリエチレン等)
の袋または筒11に入れた水4を充填して解決す
る。
このように、本発明の解体方法によれば次のよ
うな顕著な効果がある。
うな顕著な効果がある。
(1) 解体施工範囲外の耐火物を損傷することな
く、ワークライニングの解体ができる。
く、ワークライニングの解体ができる。
(2) 水から氷への変態の際の膨脹圧を利用してい
るので、解体作業時間は予測と大差なく工程管
理が順調に行える。
るので、解体作業時間は予測と大差なく工程管
理が順調に行える。
(3) 同一解体面積での静的破砕剤と液体窒素の必
要量を費用で比較すると液体窒素は静的破砕剤
の約1/250である。
要量を費用で比較すると液体窒素は静的破砕剤
の約1/250である。
第1図および第2図は本発明の解体方法を取鍋
に適用した実施例を示す縦断面正面図、第3図は
他の実施例を示す縦断面正面図、第4図は混銑車
の天井部に本発明の解体方法を適用した他の実施
例を示す縦断面図。 図中、1……取鍋、2……ワークライニング、
3……水吹付パイプ、4……水、5……液体窒素
吹付パイプ、6……液体窒素、7……亀裂、8…
…孔、9……混銑車、10……天井部、11……
耐水性の袋あるいは筒、A……残存ワークライニ
ングの解体施工範囲。
に適用した実施例を示す縦断面正面図、第3図は
他の実施例を示す縦断面正面図、第4図は混銑車
の天井部に本発明の解体方法を適用した他の実施
例を示す縦断面図。 図中、1……取鍋、2……ワークライニング、
3……水吹付パイプ、4……水、5……液体窒素
吹付パイプ、6……液体窒素、7……亀裂、8…
…孔、9……混銑車、10……天井部、11……
耐水性の袋あるいは筒、A……残存ワークライニ
ングの解体施工範囲。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 溶融金属容器耐火ライニングの解体施工範囲
に多数の穿孔部を設けかつ水を噴霧散布した後液
体窒素を吹き付けて水を氷に変態させ該耐火ライ
ニングを破砕し、解体除去することを特徴とする
溶融金属容器の耐火ライニング解体方法。 2 前記解体施工範囲に設けた穿孔部に、耐水性
の袋又は筒に封入した水を充填する特許請求の範
囲1項記載の溶融金属容器の耐火ライニング解体
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12671082A JPS5918377A (ja) | 1982-07-22 | 1982-07-22 | 溶融金属容器の耐火ライニング解体方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12671082A JPS5918377A (ja) | 1982-07-22 | 1982-07-22 | 溶融金属容器の耐火ライニング解体方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5918377A JPS5918377A (ja) | 1984-01-30 |
JPS6114435B2 true JPS6114435B2 (ja) | 1986-04-18 |
Family
ID=14941937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12671082A Granted JPS5918377A (ja) | 1982-07-22 | 1982-07-22 | 溶融金属容器の耐火ライニング解体方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918377A (ja) |
-
1982
- 1982-07-22 JP JP12671082A patent/JPS5918377A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5918377A (ja) | 1984-01-30 |
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