JPS6114381B2 - - Google Patents

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JPS6114381B2
JPS6114381B2 JP10953879A JP10953879A JPS6114381B2 JP S6114381 B2 JPS6114381 B2 JP S6114381B2 JP 10953879 A JP10953879 A JP 10953879A JP 10953879 A JP10953879 A JP 10953879A JP S6114381 B2 JPS6114381 B2 JP S6114381B2
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JP
Japan
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signal
speed
opening
transmission
drive train
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JP10953879A
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JPS5635850A (en
Inventor
Hiroshi Sugimoto
Kaoru Oohashi
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS5635850A publication Critical patent/JPS5635850A/ja
Publication of JPS6114381B2 publication Critical patent/JPS6114381B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車輛用動力伝達装置の制御装置に係
り、特に手動により選択的に完成される複数の前
進用駆動列を有する主変速機、この主変速機に連
結されて低速駆動列と高速駆動列を選択的に完成
させる副変速機とを備えた動力伝達装置に適用さ
れて、当該車輛用機関のスロツトル弁の開度と車
速との間の所定の関係を表わすシフトパターンに
基いて前記副変速機の変速作動を電気的に制御す
る車輛用動力伝達装置の電気的制御装置に関す
る。
一般に、この種の動力伝達装置においては、主
変速機のシフトアツプ時にアクセルペダルの開放
によりスロツトル弁がほぼ全開となる。このた
め、当該車輛の走行速度のあり方によつては、副
変速機が前記シフトパターンに基いて自動的にシ
フトアツプされてしまう場合がしばしば生じる。
しかしながら、このような状態においては、変速
前後の総合的ギヤ比が大きくなり過ぎて車輛の加
速特性が低下する。また、この場合、キツクダウ
ンにより副変速機をシフトダウンさせる方法もあ
るが、主変速機のシフトアツプ時に副変速機のシ
フトアツプ及びシフトダウンが生じると、車輛に
対する加速タイミングの遅れ、変速シヨツクによ
る運転フイーリングの悪化を招くとともに変速回
数の増加によつて変速機の耐久性を低下させる。
本発明はかかる種々の問題に対処しようとする
もので、その目的とするところは、主変速機のシ
フトアツプ時に、副変速機の駆動列を低速側に保
持するようにした車輛用動力伝達装置の電気的制
御方法を提供することにある。
かかる目的の達成にあたり、第1の発明の構成
上の特徴は、第8図に示すごとく、手動により選
択的に完成される複数の前進用駆動列を有する主
変速機1aと、この主変速機1aに連結して選択
的に完成される低速駆動列と高速駆動列を有する
副変速機1bと、この副変速機1bの低速駆動列
を完成させる第1作動状態と副変速機1bの高速
駆動列を完成させる第2作動状態とに切換えられ
る電気的切換手段1cとを備えた車輛用動力伝達
装置1に適用されて、車輛の走行速度を検出して
これを速度信号として発生する速度検出手段2
と、車輛用機関のスロツトル弁の現実の開度を検
出してこれを開度信号として発生する開度検出手
段3と、前記車輛の走行速度とそれに対応する前
記スロツトル弁の最適な開度との関係を表わす所
定のシフトパターンを記憶するシフトパターン記
憶手段4と、前記シフトパターンに基き前記速度
信号の値に応じて前記スロツトル弁の最適な開度
を演算する演算手段5と、前記開度信号の値が前
記演算開度より大きいとき電気的切換手段1cを
その第1作動状態に切換える第1出力信号を発生
し前記開度信号の値が前記演算開度より小さいと
き電気的切換手段1cをその第2作動状態に切換
える第2出力信号を発生する出力手段6とを備え
た電気的制御装置において、主変速機1aに配置
されてこの主変速機1aの前進用駆動列を高速側
に切換えたときこれを検出して変速位置信号を発
生する変速位置検出手段7を設けて、出力手段6
が前記変速位置信号に応答して前記第1出力信号
を発生するようにしたことにある。
しかして、このように第1の発明を構成したこ
とにより、主変速機1aの前進用駆動列が高速側
に切換えられたとき変速位置検出手段7から生じ
る変速位置信号に基き、電気的切換手段1cが出
力手段6との協働によりその第1作動状態にて副
変速機1bを低速駆動列側に保持するので、この
種動力伝達装置のシフトアツプ時に生じがちな上
述のごとき種々の問題を伴うことなく、その変速
前後の総合的ギア比の増大を適正に抑制しつつ車
輛を円滑に加速し得る。
また、上述したごとき目的の達成にあたり、第
2の発明の構成上の特徴は、第9図に示すごと
く、手動により選択的に完成される複数の前進用
駆動列を有する主変速機1aと、この主変速機1
aに連結して選択的に完成される低速駆動列と高
速駆動列を有する副変速機1bと、この副変速機
1bの低速駆動列を完成させる第1作動状態と副
変速機1bの高速駆動列を完成させる第2作動状
態とに切換えられる電気的切換手段1cとを備え
た車輛用動力伝達装置1に適用されて、車輛の走
行速度を検出してこれを速度信号として発生する
速度検出手段2と、車輛用機関のスロツトル弁の
現実の開度を検出してこれを開度信号として発生
する開度検出手段3と、前記車輛の走行速度とそ
れに対応する前記スロツトル弁の最適な開度との
関係を表わす所定のアツプシフトパターン及びダ
ウンシフトパターンを記憶するシフトパターン記
憶手段4と、前記アツプシフトパターン又はダウ
ンシフトパターンに基き前記速度信号の値に応じ
て前記スロツトル弁の最適な開度を演算する演算
手段5と、前記開度信号の値が前記演算開度より
大きいとき電気的切換手段1cをその第1作動状
態に切換える第1出力信号を発生し前記開度信号
の値が前記演算開度より小さいとき電気的切換手
段1cをその第2作動状態に切換える第2出力信
号を発生する出力手段6とを備えた電気的制御装
置において、主変速機1aに配置されてこの主変
速機1aの前進用駆動列を高速側に切換えたとき
これを検出して変速位置信号を発生する変速位置
検出手段7と、前記アツプシフトパターンによつ
て規定される前記スロツトル弁の最適な開度より
も小さく定めた設定開度を記憶する設定開度記憶
手段8とを設けて、出力手段6が、前記変速位置
信号に応答して、前記開度信号の値が前記設定開
度より小さいとき前記第1出力信号を発生し前記
開度信号の値が前記設定開度と前記アツプシフト
パターンにより規定される前記スロツトル弁の最
適な開度との間の値まで増加した後に増加しなく
なつたとき前記第2出力信号を発生するようにし
たことにある。
しかして、このように第2の発明を構成したこ
とにより、主変速機1aの前進用駆動列が高速側
に切換えられたとき変速位置検出手段7から生じ
る変速位置信号に基き、電気的切換手段1cが、
出力手段6との協働により、前記スロツトル弁の
現実の開度が前記設定開度よりも小さいとき、そ
の第1作動状態にて副変速機1bを低速駆動列側
に保持し、かつ前記現実の開度が前記設定開度と
前記アツプシフトパターンにより規定されるスロ
ツトル弁の最適な開度との間の値まで増加した後
に増加しなくなつたとき、第2作動状態となつて
副変速機1bを高速駆動列側に切換えるようにし
たので、この種動力伝達装置のシフトアツプ時に
生じがちな上述のごとき種々の問題を伴うことな
く、その変速前後の総合的ギア比の増大を適正に
抑制しつつ車輛を円滑に加速し得るのは勿論のこ
と、加速完了後速やかに副変速機1bを高速駆動
列側に切換えて車輛の円滑な走行状態を確保でき
る。また、このことが燃料の不必要な消費の抑制
にも役立つ。
以下本発明の一実施例を図面により説明する
と、第1図においては、本発明を後輪駆動車輛用
動力伝達装置に適用した例が示されている。この
動力伝達装置は、クラツチ装置10を介して当該
車輛用機関に連結した主変速機20と、主変速機
20に連結した副変速機30を備えている。主変
速機20は、第1速〜第4速の前進用駆動列G1
〜G4を有し、これら各駆動列はシフトレバー
(図示しない)に連動するシンクロナイザ21,
22の作動により選択的に完成される。この場
合、第1速前進用駆動列G1はシンクロナイザ2
1と第1速ギヤ23との係合により、第2速前進
用駆動列G2はシンクロナイザ21と第2速ギヤ
24との係合によりそれぞれ完成される。また、
第3速前進用駆動列G3はシンクロナイザ22と
第3速ギヤ25との係合により、第4速前進用駆
動列G4はシンクロナイザ22と第4速ギヤ26
との係合によりそれぞれ完成される。
副変速機30は低速駆動列g1と高速駆動列g2
備えており、これら各駆動列はシフトパターン
(第4図参照)に基く変速制御装置Dの作動によ
り選択的に完成される。この場合、低速駆動列g1
はコーンクラツチCLの係合によるサンギヤ31
とリングギヤ32の連結によつて完成され、また
高速駆動列g2はコーンブレーキBRの係合に基く
プラネタリギヤ33の遊星作動によりもたらされ
る。なお、コーンブレーキBRは、サンギヤ31
に軸方向へ摺動可能にスプライン結合したスライ
デイングメンバ34とブレーキリング35により
構成され、一方コーンクラツチCLはスライデイ
ングメンバ34とリングギヤ32により構成され
る。
変速制御装置Dは、第2図に示すごとく、スラ
ストベアリング34aを介してスライデイングメ
ンバ34に連結した油圧ピストン40を備えてお
り、油圧ピストン40はそのシリンダ内に組付け
たバネ部材41により油室42側へ付勢されてい
る。また、この油圧ピストン40の油室42は常
閉型電磁弁50を介して油圧供給源60に接続さ
れている。しかして、油室42内に油圧が発生し
ていないときには、油圧ピストン40がバネ部材
41の反撥力を受けて図示右動端に位置し、コー
ンクラツチCLの係合を維持する。また、油室4
2内に油圧が発生すると、油圧ピストン40及び
スライデイングメンバ34がバネ部材41の反撥
力に抗して左動し、コーンブレーキBRを係合さ
せる。常閉型電磁弁50は電気制御回路70から
の第1出力信号に応答して消磁されて閉状態とな
り、油室42を油圧供給源60から遮断する。こ
の場合、油室42内の油圧は図示しないリリーフ
弁を介して解放されるようになつている。また、
電気制御回路70から第2出力信号が生じると、
電磁弁50が励磁されて開状態となり、油圧供給
源60からの油圧を油室42内に付与する。
電気制御回路70は本発明の要部を構成するも
ので、第3図に示すごとく、車速検出器71aに
接続したカウンタ回路72と、スロツトル開度検
出器71bに接続したA−D変換器73を備えて
いる。車速検出器71aは当該車輛の車輪(又は
動力伝達装置の出力軸)に設けられており、車速
に比例した周波数を有する速度信号を発生する。
カウンタ回路72は車速検出器71aからの速度
信号に応答してクロツク回路74からのクロツク
信号を計数し、速度信号の周期を表わす二進信号
を発生する。スロツトル開度検出器71bは当該
機関のスロツトル弁に設けられており、スロツト
ル弁の現実の開度θを表わす開度信号を発生す
る。A−D変換器73は、後述するデイジタルコ
ンピユータからの入力命令信号により、デイジタ
ルコンピユータからのデバイスセレクト信号に応
答してスロツトル開度検出器71bからの開度信
号を二進信号に変換し、この変換終了と同時に変
換終了信号を発生し、この変換終了信号と共に二
進信号をデイジタルコンピユータに付与する。シ
フト位置検出器71cは主変速機20のシフト機
構部に設けられており、主変速機20の第3速及
び第4速の各変速位置を検出する常開型スイツチ
a,Sbを備えている。しかして、シフト位置検
出器71cはシフトレバーの第3速位置への変速
操作により検出スイツチSaが閉じたときローレ
ベル信号を発生し、またシフトレバーの第4速位
置への変速操作により検出スイツチSbが閉じた
ときローレベル信号を発生する。
入力ポート75a,75b、入力−出力ポート
75c、出力ポート75d、中央処理装置76
(以下CPU76と称する)、デバイス制御ユニツ
ト77(以下DCU77と称する)、及びメモリ7
8は、デイジタルコンピユータ(例えば米国のイ
ンテル社製8085型デイジタルコンピユータ)の主
要素を構成するもので、CPU76はコモンバス
L1を介して入力ポート75a,75b、入力−
出力ポート75c、出力ポート75d及びメモリ
78に接続され、かつコントロールバスL2を介
してDCU77及びメモリ78に接続されてい
る。メモリ78においては、CPU76が第3速
におけるアツプシフトパターン3LH(第4図参
照)及びダウンシフトパターン3HLをそれぞれ表
わす第1と第2の関数からスロツトル弁の最適な
開度を表わす第1と第2の値θU,θDθをそれぞ
れ計算し、かつ第4速におけるアツプシフトパタ
ーン4LH及びダウンシフトパターン4HLをそれぞ
れ表わす第3と第4の関数からスロツトル弁の最
適な開度を表わす第3と第4の値θU,θDをそれ
ぞれ演算するように所定のコンピユータプログラ
ムが記憶されている。また、メモリ78において
は、スロツトル弁の現実の開度が所定の設定開度
(第4図にて一点鎖点IDにより規定される)より
大きいか否かをCPU76によつて判別し得るよ
うに前記コンピユータプログラムが記憶されてい
る。前記第1〜第4の関数及び設定開度は主変速
機20及び副変速機30の各変速特性によりそれ
ぞれ一義的に得られるもので、メモリ78に予め
記憶されている。
CPUはコンピユータプログラムに従いクロツ
ク回路74からのクロツク信号に応答して演算を
実行するようになつており、コモンバスL1及び
入力−出力ポート75cを介してA−D変換器7
3に変換開始信号を付与するとともにA−D変換
器73から変換終了信号を受ける。DCU77は
コントロールバスL2を通してCPU76から命令
信号を受けて第1〜第4のデバイスセレクト信号
を発生するもので、メモリ78内のコンピユータ
プログラムに従い、第1及び第2のデバイスセレ
クト信号をそれぞれ入力ポート75a,75b
に、また第3及び第4のデバイスセレクト信号を
それぞれ入力−出力ポート75c及び出力ポート
75dに付与する。入力ポート75aはカウンタ
回路72からの二進信号をDCU77からの第1
デバイスセレクト信号に応答してコモンバスL1
を通してCPU76及びメモリ78に付与する。
入力ポート75bはA−D変換器73からの二進
信号を第2デバイスセレクト信号に応答して
CPU76及びメモリ78に付与する。入力−出
力ポート75cはシフト位置検出器71cからの
各ローレベル信号を第3デバイスセレクト信号に
応答してCPU76及びメモリ78に付与する。
CPU76は、メモリ78に記憶した第1〜第
4の関数から速度を表わす二進信号に応じて第1
〜第4の値をそれぞれ計算するとともに、メモリ
78に記憶した二進信号により規定されるスロツ
トル弁の現実の開度が第2又は第4の値より大き
いとき第1出力信号を発生し第1又は第3の値よ
り小さいとき第2出力信号を発生する。また、
CPU76は、メモリ78に記憶した第3速又は
第4速を規定するローレベル信号に応答して、二
進信号により規定されるスロツトル弁の開度が設
定開度より小さいとき第1出力信号を発生する。
これら第1と第2の出力信号は第4デバイスセレ
クト信号に応答して出力ポート75d及び増幅器
75を介して電磁弁50に付与される。なお、
CPU76はセツトカウンタを有しており、この
セツトカウンタの出力Nはスロツトル弁の現実の
開度が設定開度より小さいとき零にセツトされ
る。また、スロツトル弁の現実の開度が、アツプ
シフトパターン3LH又は4LHにより規定される値
と設定開度との間の値から減少するとき及びアツ
プシフトパターンを超えて増加するとき、セツト
カウンタの出力Nは「1」にセツトされる。
以上のように構成した本実施例の作動を第6図
及び第7図に示すフローチヤートを参照して説明
する。シフトレバーの操作(第2速位置まで操作
したものとする。)により当該車輛が発進し、こ
れに伴ない変速制御装置Dが作動状態におかれる
と、CPU76が第6図に示すフローチヤートに
従いコンピユータプログラムをステツプ101に
て実行開始してステツプ102に進める。する
と、セツトカウンタの出力Nが零にセツトされ、
第1出力信号がCPU76から出力ポート75d
及び増幅器79を通して電磁弁50に付与され
る。これにより、電磁弁50が消磁状態に維持さ
れ、油圧ピストン40の油室42内に油圧が発生
せず、油圧ピストン40がバネ部材41の反撥力
により図示右動端に保持され、副変速機30がコ
ーンクラツチCLの係合により低速駆動列を完成
させた状態におかれる。
また、当該車輛の走行速度が車速検出器71a
により検出され、速度信号としてカウンタ回路7
2に付与される。すると、このカウンタ回路72
が速度信号に応答してクロツク回路74からのク
ロツク信号を計数し、速度信号の周期を表わす二
進信号を発生する。さらに、スロツトル弁の現実
の開度がスロツトル開度検出器71bにより開度
信号として検出された後A−D変換器73によつ
て二進信号に変換される。しかして、コンピユー
タプログラムがステツプ103に進んだとき、カ
ウンタ回路72及びA−D変換器73からの二進
信号がDCU77からの第1と第2のデバイスセ
レクト信号に応答してそれぞれ入力ポート75
a,75bによりCPU76及びメモリ78に付
与される。このとき、前記各二進信号はメモリ7
8内にて一時的に記憶される。
コンピユータプログラムがステツプ104を介
してステツプ105に進むと、主変速機20が上
述したごとく第2速にあることに基き、CPU7
6が「NO」として判別しコンピユータプログラ
ムをステツプ107(第7図参照)に進める。つ
いで、このステツプにおいても、上述の場合と同
様にしてCPU76が「NO」として判別しコンピ
ユータプログラムをステツプ108,109に進
める。かくして、セツトカウンタの出力Nを零に
セツトしたまま、第1出力信号がCPU76から
電磁弁50に付されてこれを消磁状態におき、副
変速機30が低速駆動列を完成させた状態に維持
され、コンピユータプログラムがステツプ103
(第6図参照)に戻る。
このようにして上記演算が繰返し行なわれてい
る状態において、シフトレバーが第3速位置に操
作されると、これがシフト位置検出器71cによ
り検出され、第3速を表わすローレベル信号とし
て入力−出力ポート75cに付与される。しかし
て、コンピユータプログラムがステツプ103に
達したとき、シフト位置検出器71cからのロー
レベル信号がカンタ回路72及びA−D変換器7
3からの二進信号とともに上記説明と同様にして
CPU76に付与されるとともにメモリ78に記
憶される。然る後、ステツプ104において、メ
モリ78に記憶した二進信号により規定されるス
ロツトル弁の現実の開度がその直前に記憶したス
ロツトル弁の開度より増加しているか否かが
CPU76によつて判断され、この判断結果がメ
モリ78に一時的に記憶された後、プログラムが
ステツプ105に進む。
このようにしてコンピユータプログラムがステ
ツプ105に進むと、主変速機20が第3速にあ
ることに基き、CPU76が「YES」として判別
し、コンピユータプログラムをステツプ106に
進める。すると、CPU76が、メモリ78に記
憶した第1と第2の関数及び速度を表わす二進信
号を使用してスロツトル弁の最適な開度を表わす
値θU,θDをそれぞれ計算し、これら計算結果を
メモリ78に記憶させた後、コンピユータプログ
ラムをステツプ110に進める。ついで、セツト
カウンタの出力Nが上述したごとく零にセツトさ
れたままにあることに基き、CPU76が
「YES」として判別し、コンピユータプログラム
をステツプ111に進める。
このステツプ111において、第5図にて示す
ごとく、スロツトル弁の現実の開度及び車速がa
点に対応する値にそれぞれあるものとすれば、
CPU76がメモリ78から設定開度を読出して
「YES」として判別し、コンピユータプログラム
をステツプ112に進める。然る後、CPU76
が第1出力信号を電磁弁50に付与してこれを消
磁状態に保持し、副変速機30の低速駆動列を完
成させたままにする。以後、このような演算を繰
返している間に、スロツトル弁の現実の開度が設
定開度を超えてb点(第5図参照)に対応する値
に達すると、CPU76がステツプ111にて
「NO」として判別し、コンピユータプログラムを
ステツプ113に進める。このとき、スロツトル
弁の現実の開度が上述したごとくb点に対応する
値にあることから、CPU76がメモリ78から
計算結果θU(第1関数つまりアツプシフトパタ
ーン3LH上の値)を読出して、「NO」として判別
する。
コンピユータプログラムがステツプ114に進
むと、ステツプ104にてなされた判断結果が
CPU76により読出される。しかして、この読
出された判断結果が、第5図にて矢印cにより示
すごとく、スロツトル弁の現実の開度の減少を意
味するものであれば、CPU76が「NO」として
判別し、コンピユータプログラムをステツプ11
5に進める。すると、セツトカウンタの出力Nが
「1」にセツトされ、CPU76が第2出力信号を
出力ポート75a及び増幅器79を通して電磁弁
50に付与する。これにより、電磁弁50が励磁
され、油圧供給源60からの油圧が油圧ピストン
40の油室42内に付与され、油圧ピストン40
がバネ部材41の反撥力に抗して左動し、副変速
機30においては高速駆動列がコーンブレーキの
係合により完成される。
一方、上述したごとくコンピユータプログラム
がステツプ114に進んだとき、ステツプ104
にてなされた判断結果がスロツトル弁の現実の開
度の増加を意味するものであれば、CPU76が
「YES」として判別し、コンピユータプログラム
をステツプ112に進める。すると、CPU76
が第1出力信号を電磁弁50に付与してこれを消
磁状態に維持し、その結果副変速機30が低速駆
動列を完成させた状態に保持される。このような
状態にて、スロツトル弁の現実の開度が第5図に
てd点に対応する値までアツプシフトパターン
3LHを超えて増加すると、コンピユータプログラ
ムがステツプ113に達したとき、CPU76が
メモリ78から計算結果θUを読出し、「YES」
として判別してコンピユータプログラムをステツ
プ117に進める。しかして、セツトカウンタの
出力Nが「1」にセツトされ、CPU76がステ
ツプ112にて第1出力信号を電磁弁50に付与
してこれを消磁状態に維持し、副変速機30を低
速側に保持する。
このようにしてステツプ115又は117を通
る演算が行なわれた後、コンピユータプログラム
がステツプ110に達すると、CPUが、セツト
カウンタの出力Nが「1」にセツトされているこ
とに基き、「NO」として判別し、コンピユータプ
ログラムをステツプ118に進める。このステツ
プ118においては、この段階における副変速機
30の状態、換言すれば、CPU76が第1及び
第2の出力信号のうちいづれを出力しているかが
メモリ78に一時的に記憶される。しかして、コ
ンピユータプログラムがステツプ119に進み、
スロツトル弁の現実の開度が上記計算結果θU
CPU76により比較される。すなわち、スロツ
トル弁の現実の開度が、例えば第5図にて示すご
とく、d点或いはe点に対応する値から矢線f或
いはgに沿つてアツプシフトパターン3LH以下に
減少した場合には、CPU76が計算結果θUを使
用して「YES」として判別し、ステツプ120
にて第2出力信号を電磁弁50に付与する。これ
により、電磁弁50が励磁され、その結果副変速
機30の高速駆動列が完成される。
また、スロツトル弁の現実の開度が、第5図に
示すごとく、矢印hに沿いダウンシフトパターン
3HLを超えて増加した場合には、CPU76がス
テツプ121にて上記計算結果θD(第2関数す
なわちダウンシフトパターン3HL上の値)を読出
し、「NO」として判別してコンピユータプログラ
ムをステツプ123に進める。かくして、CPU
76が第1出力信号を電磁弁50に付与してこれ
を消磁し、副変速機30の低速駆動列を完成させ
る。さらに、スロツトル弁の現実の開度がアツプ
シフトパターン3LHとダウンシフトパターン3HL
との間の領域にある場合には、コンピユータプロ
グラムがステツプ121に進んだとき、CPU7
6が計算結果θDをメモリ78から読出し、
「YES」として判別して、コンピユータプログラ
ムをステツプ124に進める。すると、CPU7
6が、ステツプ118にて記憶された内容を読出
し、これに対応する出力信号を電磁弁50に付与
する。
以上説明したように、主変速機20を第3速に
切換え、副変速機30を本発明装置により制御し
ながら当該車輛を走行させている状態にて、シフ
トレバーを第4速位置に操作すると、これがシフ
ト位置検出器71eにより検出され、第4速を表
わすローレベル信号として入力−出力ポート75
cに付与される。このとき、セツトカウンタの出
力Nは零にセツトされている。しかして、コンピ
ユータプログラムがステツプ103に進んだと
き、シフト位置検出器71cからのローレベル信
号がカウンタ回路72及びA−D変換器73から
の二進信号が上記説明と同様にしてCPU76に
付与されるとともにメモリ78に記憶される。然
る後、コンピユータプログラムがステツプ105
を通りステツプ107進むと、主変速機20が第
4速にあることに基き、CPU76が「YES」と
して判別し、コンピユータプログラムをステツプ
125に進める。すると、CPU76が、メモリ
78に記憶した第3と第4の関数及び速度を表わ
す二進信号を使用して最適なスロツトル開度を表
わす値θU,θDをそれぞれ計算し、これら計算結
果をメモリ78に記憶させた後、コンピユータプ
ログラムをステツプ126に進める。ついで、セ
ツトカウンタの出力Nが零にセツトされているこ
とに基き、CPU76が「YES」として判別し、
コンピユータプログラムをステツプ127に進め
る。
このステツプ127において、第4図に示すご
とく、スロツトル弁の現実の開度及び車速がA点
に対応する値にそれぞれあるものとすれば、
CPU76が設定開度をメモリ78から読出して
「YES」として判別し、コンピユータプログラム
をステツプ128に進める。然る後、CPU76
が第1出力信号を電磁弁50に付与してこれを消
磁し、副変速機30を低速駆動列側に保持する。
以後、このような演算を繰返している間にスロツ
トル弁の現実の開度が設定開度を超えてB点に対
応する値に達すると、CPU76がステツプ12
7にて「NO」として判別し、コンピユータプロ
グラムをステツプ129に進める。このとき、ス
ロツトル弁の現実の開度が上述したごとくB点に
対応する値にあることから、CPU76がメモリ
78からθU(第3関数つまりアツプシフトパタ
ーン4LH上の値)を読出して、「NO」として判別
し、コンピユータプログラムをステツプ130に
進める。
このようにしてコンピユータプログラムがステ
ツプ130に進むと、ステツプ104にてなされ
た判断結果がCPU76により読出される。しか
して、この読出された判断結果が、第4図にて矢
印Cにより示すごとく、スロツトル弁の現実の開
度の減少を意味するものであれば、CPU76が
「NO」として判別し、コンピユータプログラムを
ステツプ131,132に進める。かくして、主
変速機20を第3速に切換えた場合と同様にして
セツトカウンタの出力が「1」にセツトされ、電
磁弁50がCPU76からの第2出力信号に応答
して励磁され、副変速機30の高速駆動列が完成
される。
一方、上述したごとくコンピユータプログラム
がステツプ130に進んだとき、ステツプ104
にてなされた判断結果がスロツトル弁の現実の開
度の増加を意味するものであれば、CPU76が
「YES」として判別し、コンピユータプログラム
をステツプ128に進める。すると、電磁弁50
がCPU76からの第1出力信号に応答して消磁
され、副変速機30の低速駆動列が完成される。
このような状態にて、スロツトル弁の現実の開度
が第4図にてD点に対応する値までアツプシフト
パターン4LHを超えて増加すると、コンピユータ
プログラムがステツプ129に達したとき、
CPU76がメモリ78から計算結果θUを読出し
て「YES」として判別しコンピユータプログラ
ムをステツプ133,128に進める。しかし
て、セツトカウンタの出力が「1」にセツトさ
れ、電磁弁50がCPU76からの第1出力信号
に応答して消磁状態に維持され、副変速機30を
低速側に保持する。
このようにしてステツプ131又は133を通
る演算が行なわれた後、コンピユータプログラム
がステツプ126に進むと、CPU76が、セツ
トカウンタの出力Nが「1」にセツトされている
ことに基き、「NO」として判別し、コンピユータ
プログラムをステツプ134に進める。然る後、
コンピユータプログラムは、第6図におけるステ
ツプ119〜124の場合と同様にしてステツプ
135〜139を通り進められる。
なお、前記実施例においては、主変速機20の
シフトアツプ時に、スロツトル弁の現実の開度が
一点鎖線IDにより規定される設定開度より小さ
い間、副変速機30を低速駆動列側に保持するよ
うにしたけれども、例えば、前記設定開度とは関
係なくシフト位置検出器71cからの出力信号に
応答して副変速機30を低速駆動列側に保持する
ように変更して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した動力伝達装置の概略
図、第2図は本発明による変速制御装置、第3図
は第2図に示した電気制御回路のブロツク図、第
4図及び第5図は第1図に示した副変速機のため
のシフトパターン図、第6図及び第7図は第3図
に示したデイジタルコンピユータの作動を表わす
フローチヤート、並びに第8図及び第9図は各特
許請求の範囲に記載の発明の構成に対する対応図
である。 符号の説明、20……主変速機、30……副変
速機、50……電磁弁、71a……車速検出器、
71b……スロツトル開度検出器、71c……シ
フト位置検出器、72……カウンタ回路、73…
…A−D変換器、76……CPU、77……
DCU、78……メモリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 手動により選択的に完成される複数の前進用
    駆動列を有する主変速機と、この主変速機に連結
    して選択的に完成される低速駆動列と高速駆動列
    を有する副変速機と、この副変速機の低速駆動列
    を完成させる第1作動状態と当該副変速機の高速
    駆動列を完成させる第2作動状態とに切換えられ
    る電気的切換手段とを備えた車輛用動力伝達装置
    に適用されて、車輛の走行速度を検出してこれを
    開度信号として発生する速度検出手段と、車輛用
    機関のスロツトル弁の現実の開度を検出してこれ
    を開度信号として発生する開度検出手段と、前記
    車輛の走行速度とそれに対応する前記スロツトル
    弁の最適な開度との関係を表わす所定のシフトパ
    ターンを記憶するシフトパターン記憶手段と、前
    記シフトパターンに基き前記速度信号の値に応じ
    て前記スロツトル弁の最適な開度を演算する演算
    手段と、前記開度信号の値が前記演算開度より大
    きいとき前記電気的切換手段をその第1作動状態
    に切換える第1出力信号を発生し前記開度信号の
    値が前記演算開度より小さいとき前記電気的切換
    手段をその第2作動状態に切換える第2出力信号
    を発生する出力手段とを備えた電気的制御装置に
    おいて、記前主変速機に配置されてこの主変速機
    の前進用駆動列を高速側に切換えたときこれを検
    出して変速位置信号を発生する変速位置検出手段
    を設けて、前記出力手段が前記変速位置信号に応
    答して前記第1出力信号を発生するようにしたこ
    とを特徴とする車輛用動力伝達装置の電気的制御
    装置。 2 手動により選択的に完成される複数の前進用
    駆動列を有する主変速機と、この主変速機に連結
    して選択的に完成される低速駆動列と高速駆動列
    を有する副変速機と、この副変速機の低速駆動列
    を完成させる第1作動状態と当該副変速機の高速
    駆動列を完成させる第2作動状態とに切換えられ
    る電気的切換手段とを備えた車輛用動力伝達装置
    に適用されて、車輛の走行速度を検出してこれを
    速度信号として発生する速度検出手段と、車輛用
    機関のスロツトル弁の現実の開度を検出してこれ
    を開度信号として発生する開度検出手段と、前記
    車輛の走行速度とそれに対応する前記スロツトル
    弁の最適な開度との関係を表わす所所定のアツプ
    シフトパターン及びダウンシフトパターンを記憶
    するシフトパターン記憶手段と、前記アツプシフ
    トパターン又はダウンシフトパターンに基き前記
    速度信号の値に応じて前記スロツトル弁の最適な
    開度を演算する演算手段段と、前記開度信号の値
    が前記演算開度より大きいとき前記電気的切換手
    段をその第1作動状態に切換える第1出力信号を
    発生し前記開度信号の値が前記演算開度より小さ
    いとき前記電気的切換手段をその第2作動状態に
    切換える第2出力信号を発生する出力手段とを備
    えた電気的制御装置において、前記主変速機に配
    置されてこの主変速機の前進用駆動列を高速側に
    切換えたときこれを検出して変速位置信号を発生
    する変速位置検出手段と、前記アツプシフトパタ
    ーンによつて規定される前記スロツトル弁の最適
    な開度よりも小さく定めた設定開度を記憶する設
    定開度記憶手段とを設けて、前記出力手段が、前
    記変速位置信号に応答して、前記開度信号の値が
    前記設定開度より小さいとき前記第1出力信号を
    発生し前記開度信号の値が前記設定開度と前記ア
    ツプシフトパターンにより規定される前記スロツ
    トル弁の最適な開度との間の値まで増加した後に
    増加しなくなつたとき前記第2出力信号を発生す
    るようにしたことを特徴とする車輛用動力伝達装
    置の電気的制御装置。
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