JP2862743B2 - 半自動式変速装置およびその制御方法 - Google Patents

半自動式変速装置およびその制御方法

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JP2862743B2 JP5013100A JP1310093A JP2862743B2 JP 2862743 B2 JP2862743 B2 JP 2862743B2 JP 5013100 A JP5013100 A JP 5013100A JP 1310093 A JP1310093 A JP 1310093A JP 2862743 B2 JP2862743 B2 JP 2862743B2
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利明 西岡
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction

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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、任意の変速段に直接変
速することができ且つ所定条件のときのみニュートラル
状態を経て変速することができる車両用の半自動式変速
装置とその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、現在の半自動式変速装置のシフ
トパターンは、(a) 自動変速装置のように直線的にシフ
トするものと、(b) 手動変速装置のようにH型にシフト
するものとに大別できる。
【0003】前者の自動変速装置のように直線的にシフ
トするものは、シフトレバーが、「P(パーキング)−
R(後進)−N(ニュートラル)−1(第1速)−2
(第2速)−3(第3速)−4(第4速)−5(第5
速)」のように直線的(一般的には前後方向に直線的)
に移動可能な操作パターンに構成され、該シフトレバー
を直線的にシフトする(移動させる)ことによって、前
進の「第1速」,「第2速」,「第3速」,「第4
速」,「第5速」の各モード(モードに代えてレンジと
も呼ばれる)、及び「R(後進)」モード、「N(ニュ
ートラル)」,「P(パーキング)」モード等に変更す
ることができるように構成されている。このタイプのシ
フトパターンのものは、いかなる場合にも、変速途中に
おいて変速装置がニュートラル状態になることはない。
【0004】また、後者の手動変速装置のようにH型に
シフトするものは、シフトレバーが、基本的に所謂H型
(本明細書においてH型の中央にさらに縦方向に変速溝
があるような変形したものも含む)に移動可能な操作パ
ターンに構成され、そのときの変速段から必ず中央の横
軸部分に形成されているニュートラルポジションを経て
所望の変速段に変速可能に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記自
動変速装置のようなシフトパターンの場合には、変速中
にもニュートラル状態になることがないため、現在セッ
トされている変速モードと所望の変速モードが隣接した
位置でないとき、例えば前進「第1速」から「第3速」
のモードに変速するときには、シフトレバーが直線的に
しか移動できないよう構成されていることに起因して、
必ずそれらの間に位置する「第2速」を経て変速しなけ
ればならず、そのため、迅速に変速をおこないたいとき
にも、一瞬のタイムラグが生じ且つ不必要な変速ショッ
クがある。
【0006】一方、上記手動変速装置のようなシフトパ
ターンの場合には、変速時に必ずニュートラルポジショ
ンを経て変速されることに起因して、変速中に必ず動力
が瞬間的に(あるいは一時的に)途切れ空走状態が生じ
る。
【0007】本発明は、上述のような状況もとで、本出
願人の出願にかかる迅速な変速を可能にした変速装置
(特開平3-48059 号) を改良することにより、走行状況
において必要なときのみニュートラル状態を得ることが
でき他のときには動力切れがなく、さらに、ニュートラ
ル経由時は所望の変速段に直接変速することが可能な、
半自動式の変速装置とその制御方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる半自動式
変速装置は、同軸上に配設された入力軸と出力軸に対し
て平行に配設された2つのカウンターシャフト上の一方
に奇数段の変速用歯車を他方に偶数段の変速用歯車をそ
れぞれ配設するとともに、上記入力軸とカウンターシャ
フト間にそれぞれ半クラッチ状態が形成可能なカウンタ
ーシャフト選択用クラッチを介装し、変速操作時に上記
カウンターシャフト選択用クラッチを制御装置によりO
N−OFF制御することにより、足踏式のクラッチを操
作することなく変速できるよう構成された半自動式変速
装置において、シフトレバーを、他の変速段を経ること
なく所望の変速段に直接変速できるようシフトレバーの
操作パターンを構成し、各変速において通過する位置に
ニュートラルポジションを設けるとともに、車両の下り
勾配を検出する検出手段とアクセルの開度を検出するア
クセルワークセンサーを配設することにより、シフトレ
バーが上記ニュートラルポジションにあり、アクセルが
全閉状態にあり、且つ、車両が所定勾配以上の下り坂を
下っていないときのみ、上記制御装置が、上記2つのカ
ウンターシャフト選択クラッチが共にOFFで、且つ変
速装置がニュートラルの状態になるよう制御するよう構
成されていることを特徴とする。
【0009】本発明にかかる半自動式変速装置の制御方
法は、同軸上に配設された入力軸と出力軸に対して平行
に配設された2つのカウンターシャフト上の一方に奇数
段の変速用歯車を他方に偶数段の変速用歯車をそれぞれ
配設するとともに、上記入力軸とカウンターシャフト間
にそれぞれ半クラッチ状態が形成可能なカウンターシャ
フト選択用クラッチを介装し、変速操作時に上記カウン
ターシャフト選択用クラッチを制御装置によりON−O
FF制御することにより、足踏式のクラッチを操作する
ことなく変速できるよう構成するとともに、シフトレバ
ーの操作パターンを他の変速段を経ることなく所望の変
速段に直接変速できるよう構成し、各変速において通過
する位置にニュートラルポジションを設けるとともに、
車両の下り勾配を検出する検出手段と、アクセルの開度
を検出するアクセルワークセンサーを設けた、半自動式
変速装置の制御方法であって、変速操作中、上記シフト
レバーがニュートラルポジションにあるという条件下に
おいて、アクセルが全閉状態にあり、且つ、車両が所定
勾配以上の下り坂を下っていないという二つの条件が満
たされたときのみ、上記制御装置が、上記2つのカウン
ターシャフト選択クラッチが共にOFFで、且つ変速装
置がニュートラルの状態になるよう制御するとともに、
いずれかの変速段にシフトされるのを待ってその変速段
を形成するための上記いずれかのカウンターシャフト選
択クラッチをONにするよう制御し、一方、変速操作中
シフトレバーがニュートラルポジションにあるという条
件下において、上記二つの条件のいずれか一つでも満た
されないときであって、変速が奇数段から偶数段にある
いはその逆の変速がおこなわれているときには、これか
ら変速段を形成するためのカウンターシャフト選択クラ
ッチをONにするとともに、前の変速段を形成していた
カウンターシャフト選択クラッチをOFFに、各々半ク
ラッチ状態を経て直接切り換えられるよう制御すること
を特徴とする。
【0010】
【作用】しかして、本発明にかかる半自動変速装置とそ
の制御方法によれば、迅速な加速が必要な状況では、ア
クセルペダルを操作し続けた状態においてシフトレバー
で順次変速操作をすれば、足踏式クラッチを操作するこ
となく、第1速から最高速(第5速)まで、各変速段の
切換時に非接続状態がない状態で、迅速な加速状態を得
ることができる。
【0011】そして、比較的緩やかな加速でよいとき、
あるいはその速度のままで走行するときには、変速操作
時にアクセルペダルを一時的に解放(全閉に)すれば、
下り坂以外の状態において、シフトレバーがニュートラ
ルポジションを通過する変速時に一時的に動力が伝達さ
れない状態が形成され、任意の変速段に変速のショック
がない状態で変速することができる。また、所定の勾配
以上の下り坂では、シフトレバーがニュートラルポジシ
ョンを通過する変速時にも動力が伝達された状態が形成
され、所望のエンジンブレーキを効かすことができる。
【0012】また、このように、いずれの変速段からも
所望の変速段に直接変速操作することが可能になるが、
この場合においても、奇数段のいずれかの変速段から偶
数段のいずれかの変速段への2つ飛びの変速(例えば、
第1速から第4速への変速)あるいはその逆への変速に
おいて、変速時にアクセルペダルを操作し続けた状態で
は、変速の切換時に非接続状態がない状態で、迅速な加
速状態を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかる車両用の半自
動変速装置について図面を参照しながら説明する。
【0014】図1は本実施例にかかる半自動変速装置の
全体の構成を示す概略図、図2はシフトレバーの操作パ
ターンを示すその部分の平面図、図3は図1に示す制御
装置の制御ステップを示すフローチャートである。
【0015】図において、1は入力軸、2は上記入力軸
1と同軸状に配設されている出力軸、3は上記入力軸1
及び出力軸2と平行に配設されている第1カウンターシ
ャフト、4は同じく上記入力軸1及び出力軸2と平行に
配設されている第2カウンターシャフトである。
【0016】そして、上記第1カウンターシャフト3上
には、奇数段の変速用歯車である第5速、第3速、第1
速用の歯車5,6,7と、後進用の歯車8がそれぞれ軸
受を介して回転自在に配設されている。
【0017】また、上記第2カウンターシャフト4に
は、偶数段の変速用の歯車である第6速、第4速、第2
速用の歯車9,10,11 が軸受を介して回転自在に配設さ
れている。
【0018】そして、上記第1カウンターシャフト3と
第2カウンターシャフト4は、それぞれカウンターシャ
フト選択用クラッチ12,13 によって、上記入力軸1と連
結自在に構成されている。上記カウンターシャフト選択
用クラッチ12,13 は、制御弁Vによる油圧ポンプPから
の圧油の供給・停止によって、上述のように第1カウン
ターシャフト3,第2カウンターシャフト4と入力軸1
とを連結・解除可能に構成されている。
【0019】また、上記油圧ポンプPの制御弁Vは、電
気的に制御装置Cと接続され、制御装置Cの制御信号に
よって該制御弁Vが操作され、上記第1カウンターシャ
フト選択用クラッチ12,第2カウンターシャフト選択用
クラッチ13に圧油を供給し、所望のカウンターシャフト
選択用クラッチ12,13 を作動させるよう構成されてい
る。
【0020】そして、上記制御装置Cは、アクセルの開
度を検出するため、アクセルワークセンサー20と電気的
に接続されるとともに、シフトレバー15 (図2参照)の
ニュートラルポジションを検出するため、シフトレバー
センサー21と電気的に接続され、さらに、車両の前後の
傾斜を検出するため傾斜計22と電気的に接続されてい
る。
【0021】そして、上記シフトレバー15は、図2に図
示するように、従来の手動式変速装置のシフトレバーの
操作パターンと同じく、操作パターンが他の変速段を経
ることなく所望の変速段に直接変速できる所謂H型に形
成され且つこの「H型」の横軸部分aがニュートラルポ
ジションに構成されている。また、本実施例では、上記
シフトレバー15の操作がシフトレバーセンサー21により
電気的に検出され、この検出した電気信号に基づいて、
周知の変速装置のシフト機構 (変速装置内で実際の変速
操作をおこなうフォーク部材等からなるシフト機構をい
う) のアクチュエータ (例えば、油圧シリンダあるいは
電動アクチュエータ) が動作し、その変速段が形成され
るよう (あるいはニュートラルポジションになるよう)
構成されている。なお、図1において、Sはシフト機構
のフォーク部材によって操作される歯車選択手段であ
る。
【0022】そして、上記制御装置Cは、この半自動式
変速装置の変速時に以下のように制御する。以下、この
半自動式変速装置の作用とともに、制御装置の制御内容
(制御方法)について説明する。
【0023】即ち、図2に図示するような操作パターン
によってシフトレバー15を変速操作すると、その際、操
作パターンが所謂H型に且つその横軸部分aがニュート
ラルポジションになっているため、常に、ニュートラル
ポジションを通過する。そして、このとき、図3のフロ
ーチャートに図示するように、その変速操作時にシフト
レバー15がニュートラルポジションにあるか否かシフト
レバーセンサー21でチェック (ステップ1)し、ニュー
トラルポジションにあるときには、そのときアクセルペ
ダルが踏み込まれている状態か否か上記アクセルワーク
センサー20によってチェックする (ステップ2)。そし
て、アクセルワークセンサー20が「ゼロ」つまりアクセ
ルペダルが踏み込まれていないときには、上記傾斜計22
で車両が所定勾配以上の下り坂を下っている状態にある
か否かチェックする(ステップ3)。そして、制御装置
Cが、車両が下っていないと判断したときには、制御ポ
ンプPの両方のカウンターシャフト選択用クラッチ12,1
3 へ圧油を送る制御弁を「閉」にするよう制御する。こ
の結果、上記カウンターシャフト選択用クラッチ12,13
が両方ともOFFになって(ステップ4)、図示しない
エンジンからの動力が出力軸2側(駆動輪側)に一時的
に伝達されない状態が形成される。また、このとき、全
ての歯車選択手段Sがニュートラル状態になる。
【0024】この状態から、シフトレバー15が所望の変
速段に、例えば、そのままの速度で走行するべく、第3
速から第5速に1つ飛んで、変速されると、シフトレバ
ーセンサー21がこのシフト動作を検出して (ステップ
5)、第5速用歯車選択手段Sが油圧アクチュエータに
よりシフトを実行し、その後、制御装置Cにその旨の信
号を送る。制御装置Cはこの信号を受けると、その変速
段、例えば第5速用の歯車5が配設されている上記第1
カウンターシャフト3を入力軸1に接続すべく、油圧ポ
ンプPの制御弁を操作して、カウンターシャフト選択用
クラッチ12に円滑な立ち上がり状態で圧油を送るよう制
御する(ステップ6)。
【0025】従って、上述のように、シフトレバー15が
ニュートラルポジションにあるという条件下で、アクセ
ルペダルが解放され、且つ下り坂でないという2つの条
件を満たすときには、シフト操作中に動力を一時的に伝
達させない状態を経て、変速のショックを緩和させる。
つまり、比較的緩やかな加速でよいとき (あるいはその
ままの速度を維持すればよいとき) には、変速操作時に
アクセルペダルを一時的に解放(全閉に)すれば、所定
勾配以上の下り坂以外の状態では、変速時に一時的に動
力が伝達されない状態が形成され、変速のショックがな
い状態で変速することができる。
【0026】一方、シフトレバーがニュートラルポジシ
ョンにあるという条件下で、上記ステップ2〜ステップ
3において、上記2つの条件が1つでも満たされないと
き、未だ変速されていない状態のときにはいずれかの変
速段に変速されるのを待って、変速がどの変速段に変速
されたか上記シフトレバーセンサー21で検出する (ステ
ップ7)。ここで、制御装置Cは、上記信号等に基づい
て、変速がどの変速段からどの変速段に変速されたか判
断し、変速が奇数段の1つの変速段から奇数段の他の変
速段 (あるいは偶数段の1つの変速段から偶数段の他の
変速段) へ変速されたか否かチェックし (ステップ
8)、そのような変速(例えば、第3速から第5速への
変速)がおこなわれている場合には、運転席近傍に設け
られた図示しない警報ブザーと警報ランプを作動させて
警報を発する(ステップ9)。なお、この場合には、上
記各歯車選択手段Sを操作する油圧アクチュエータには
圧油が供給されず、この結果シフトは実行されず、変速
段はそのままとなる。
【0027】一方、シフトレバー15が、奇数段の1つの
変速段から偶数段の1つの変速段(あるいはその逆)へ
シフトされた場合、例えば第3速から第4速への変速が
おこなわれた場合、第4速を形成する歯車選択手段Sを
操作する油圧アクチュエータには圧油が供給されている
ので、第4速へのシフトが実行され、その後、制御装置
Cは、カウンターシャフト選択用クラッチ12への圧油の
供給を徐々に低減するとともカウンターシャフト選択用
クラッチ13への圧油の供給を徐々に増加させて、第1カ
ウンターシャフト選択用クラッチ12からカウンターシャ
フト選択用クラッチ13に、共に半クラッチ状態を経て、
切り換えるような制御をおこなう (ステップ10)。そし
て、上記第1カウンターシャフト選択用クラッチ12の油
圧が「0(ゼロ)」になると、奇数段用(即ちこの場合
には第3速)を形成する歯車選択手段Sを操作する油圧
アクチュエータへ、その奇数段の歯車をニュートラル状
態にするべく圧油が供給される。
【0028】従って、この場合には、変速操作の途中で
エンジン側から出力軸側への動力の伝達が途切れること
がなく、迅速な加速状態が得られることになる。
【0029】
【発明の効果】本発明にかかる半自動式変速装置とその
制御方法によれば、迅速な加速が必要なときには、アク
セルペダルを踏み込んだ状態で変速すれば、変速中にお
いて動力が途切れることがない状態で変速することがで
き、比較的緩やかな加速でよいとき、あるいはその速度
を維持して走行すればよいときには、変速操作時にアク
セルペダルを一時的に解放(全閉に)すれば、下り坂以
外の状態において、変速のショックがない状態で変速す
ることができる。そして、所定の勾配以上の下り坂で
は、変速時にも動力が伝達された状態が形成され、連続
して円滑に所望のエンジンブレーキを効かすことができ
る。また、このように、いずれの変速段からも所望の変
速段に直接変速操作することが可能になるが、この場合
においても、奇数段のいずれかの変速段から偶数段のい
ずれかの変速段への変速あるいはその逆への変速におい
て、変速時にアクセルペダルを操作し続けた状態では、
変速の切換時にも非接続状態がない状態で、迅速な加速
状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例にかかる半自動変速装置の全体の構
成を示す概略図である。
【図2】 シフトレバーの操作パターンを示すその部分
の平面図である。
【図3】 図1に示す制御装置の制御ステップを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…入力軸 2…出力軸 3…第1カウンターシャフト 4…第2カウンターシャフト 12,13 …カウンターシャフト選択用クラッチ 15…シフトレバー C…制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸上に配設された入力軸と出力軸に対
    して平行に配設された2つのカウンターシャフト上の一
    方に奇数段の変速用歯車を他方に偶数段の変速用歯車を
    それぞれ配設するとともに、上記入力軸とカウンターシ
    ャフト間にそれぞれ半クラッチ状態が形成可能なカウン
    ターシャフト選択用クラッチを介装し、変速操作時に上
    記カウンターシャフト選択用クラッチを制御装置により
    ON−OFF制御することにより、足踏式のクラッチを
    操作することなく変速できるよう構成された半自動式変
    速装置において、 シフトレバーを、他の変速段を経ることなく所望の変速
    段に直接変速できるようシフトレバーの操作パターンを
    構成し、各変速において通過する位置にニュートラルポ
    ジションを設けるとともに、車両の下り勾配を検出する
    検出手段とアクセルの開度を検出するアクセルワークセ
    ンサーを配設することにより、シフトレバーが上記ニュ
    ートラルポジションにあり、アクセルが全閉状態にあ
    り、且つ、車両が所定勾配以上の下り坂を下っていない
    ときのみ、上記制御装置が、上記2つのカウンターシャ
    フト選択クラッチが共にOFFで、且つ変速装置がニュ
    ートラルの状態になるよう制御するよう構成されている
    ことを特徴とする半自動式変速装置。
  2. 【請求項2】 同軸上に配設された入力軸と出力軸に対
    して平行に配設された2つのカウンターシャフト上の一
    方に奇数段の変速用歯車を他方に偶数段の変速用歯車を
    それぞれ配設するとともに、上記入力軸とカウンターシ
    ャフト間にそれぞれ半クラッチ状態が形成可能なカウン
    ターシャフト選択用クラッチを介装し、変速操作時に上
    記カウンターシャフト選択用クラッチを制御装置により
    ON−OFF制御することにより、足踏式のクラッチを
    操作することなく変速できるよう構成するとともに、シ
    フトレバーの操作パターンを他の変速段を経ることなく
    所望の変速段に直接変速できるよう構成し、各変速にお
    いて通過する位置にニュートラルポジションを設けると
    ともに、車両の下り勾配を検出する検出手段と、アクセ
    ルの開度を検出するアクセルワークセンサーを設けた、
    半自動式変速装置の制御方法であって、変速操作中、 上記シフトレバーがニュートラルポジショ
    ンにあるという条件下において、アクセルが全閉状態に
    あり、且つ、車両が所定勾配以上の下り坂を下っていな
    いという二つの条件が満たされたときのみ、上記制御装
    置が、上記2つのカウンターシャフト選択クラッチが共
    にOFFで、且つ変速装置がニュートラルの状態になる
    よう制御するとともに、いずれかの変速段にシフトされ
    るのを待ってその変速段を形成するための上記いずれか
    のカウンターシャフト選択クラッチをONにするよう制
    御し、 一方、変速操作中シフトレバーがニュートラルポジショ
    ンにあるという条件下において、上記二つの条件のいず
    れか一つでも満たされないときであって、変速が奇数段
    から偶数段にあるいはその逆の変速がおこなわれている
    ときには、これから変速段を形成するためのカウンター
    シャフト選択クラッチをONにするとともに、前の変速
    段を形成していたカウンターシャフト選択クラッチをO
    FFに、各々半クラッチ状態を経て直接切り換えられる
    よう制御することを特徴とする半自動式変速装置の制御
    方法。
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