JPS61143241A - バンパステイの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はバンパステイの取付構造に係り、特にサイドメ
ンバの端部にバンパステイを固定するタイプのバンパス
テイの取付構造の改良に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のタイプでは車幅方向に延びるバンパの両
側後面にバンパステイの先端部を固定し、車体両側にお
いて前後方向に延びる車体強度部材としてのサイドメン
バの先端部に］−４バンパステイの後端部を固定してい
る。そして、サイドメンバに固定する手段としては、断
面略コ字状に形成されるサイドメンバの縦側面や水平上
面にバンパステイの後端部をボルト、ナツトにより締着
するものが一般的であった。

この取付手段は、サイドメンバにバンパステイをボルト
締めする際の作業性が良好であることから広く用いられ
ているものであるが、前者の取付手段では、バンパステ
イの上ｆ方向のバラツキが大きくなり易く、バンパの高
さ位置合わせが煩雑になるといった問題があり、また後
者の取付手段では、バンパステイの取付部上方にヘッド
ランプ等の自動車部品が多殻配置されることから、後日
バンパステイを取り外して調整する必要がある場合等に
は上記自動車部品が邪魔してボルトの着脱作業が面倒に
なるといった問題があった。そのため、最近ではバンパ
ステイをサイドメンバ先端部の開口部内に挿入し、サイ
ドメンバの下方からボルト締めしてサイドメンバの水平
下面にバンパステイを固定する手段が採用されるように
なった。

第４図および第５図は、車体前面において車幅方向に延
びるフロントバンパ１をフロントサイドメンバ２に支持
するパンバス戸イ３の取付構造を示したものであって、
この例のバンパステイ３は断面略コ字状に形成され、上
下壁面４ａ、４ｂの前端部がフロントバンパ１の後面リ
ブ５ａ、５ｂに螺子１２固定される。バンパステイ３の
後端部が取付けられるフロントサイドメンバ２は、上記
バンパステイ３と同様、」−下に水平面８ａ、８ｂを有
する断面略コ字状に形成されており、その先端部下方に
はラジェータコアサポート６の下部に配設される閉断面
構造のフロントクロスメンバ７の両端部が延び、フロン
トサイドメンバ２の水平下面８ｂにフロントクロスメン
バ７の上面が溶接される。

従って、このようなフロントクロスメンバ７とフロント
サイドメンバ２との結合部位において、フロントサイド
メンバ２の水平下面８ｂ上にバンパステイ３を取付ける
場合、従来にありては、第５図に示すように、バンパス
テイ３の後端部をフロントサイドメンバ２の先端開口部
内に挿入し、フロントクロスメンバ７の結合部後方まで
延ばして該結合部後方位置でフロントサイドメンバ２の
水平下面８ｂ下方から前後方向に一対のポルト９を挿通
し、バンパステイ３の下壁面４ｂに設けたウェルドナツ
ト１０に螺合させることによってバンパステイ３を固定
していた。尚、第４図中符号１１はフードレッジパネル
であって、フロントメンバ２の外側面を閉塞している（
実開閉４９−４３９３４号公報参照）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来のようにフロントクロスメンバ７の
結合部後方において、フロントサイドメンバ２にバンパ
ステイ３を締着させる取付構造では、フロントサイドメ
ンバ２の最先端部にバンパステイ３を取付ける場合に比
べて、結合部後方に延ばした分バンパステイ３が長くな
　　　　−リ、バンパステイ３の荷重受けが悪くなって
しまう。そのため、従来ではバンパステイ３の取付部分
に補強材を配置して取付部でのバンパステイ支持強度を
大きくしたり、またパンバスティ３自体の剛性を上げて
対処しなければならず、その分部品点数が増加したり、
車体重量が嵩むなどの問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記従来の問題点を解決して車体の軽量化を図
ることのできるバンパステイの取付構造を提供するもの
で、その手段はサイドメンバの端部下面にクロスメンバ
上面を固定すると共に、バンパステイの下壁面を上記サ
イドメンバの端部下面内側に挿入配置し、サイドメンバ
の下面を挟んでクロスメンバの上面に結合させたことを
特徴とするバンパステイの取付構造によってなされる。

〔実施例〕

以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明
する。

第１図および第２図に示す本発明の実施例において、バ
ンパステイ３は従来と同様、断面略コ字状に形成されて
おり、上下壁面４ａ　、　４ｂの先端部を車幅方向に延
びるフロントバンパｌの後面リブ５ａ、５ｂに螺子１２
固定されることによってフロントバンパ１を支持する。

また、このバンパステ゛イ３の下壁面４ｂの後部には車
体側取付用の一対のナラ（１３ａ、１３ｂが前後方向に
溶接されている。

一方、」−記バンパステイ３を車体側に固定するための
フロントサイドメンバ２は、従来と同様、断面略コ字状
に形成されており、その先端部下方にはフロントクロス
メンバ７ｂの両端部が延びている。そしてフロントサイ
ドメンバ２の下側水平下面８ｂの端部には、下方から断
面略ハツト形状のフロントクロスメンバ７ｂ）上面、具
体的には長手方向に延びる前後フランジ部１４ａ、１４
ｂが溶接されている。そして、このフランジ部１４ａ、
１４ｂと上記水平下面８ｂとの重合部にはポルト挿通孔
１５ａ、１５ｂが開設されている。

尚、フロントクロスメンバ７ｂの端部開口縁にも周縁フ
ランジ１６が形成されていて、フードレッジパネル１１
に溶接されている他、フロントクロスメンｚ＜７１１中
央部の」二部開口はクロージングプレート１７によって
閉塞されている。

従って、このような結合構造をもつフロントサイドメン
バ２の先端部にバンパステイ３を取付ける場合、フロン
トサイドメンバ２の閉断面開口内にバンパステイ３の後
部を挿入し、水平下面８ｂｌにバンパステイ３の下壁面
４ｂを重ね、更にナツト１３ａ　、　１３ｂをポルト挿
通孔１５ａ、１５ｂに位置合わせしてからフロントクロ
スメンバ７ｂのフランジ１４ａ、１４ｂ側からポルト１
８ａ、ＩＥｌｂを挿入し、ナツト１３ａ、１３ｂに締め
付けることによって取付けを完了する。

このようなバンパステイの取付構造では、フロントサイ
ドメンバ２の最先端部にバンパステイ３を固定すること
ができるので、バンパステイの形状を従来のものに比べ
て小型化することができる。また、バンパステイ３をフ
ロントサイドメンバ２と共にフロントクロスメンバ７ｂ
にも結合しであるので、その分取付部での支持強度が大
きくなり、従来のように補強材を用いることなく十分な
る荷重強度を確保することができる。

尚、フロントサイドメンバ２に溶接されるフロントクロ
スメンバ７ｂは、」−記実施例のものに限定されるもの
ではなく、第３図に示すようにＬ字チャンネル材１８と
クロージングプレート２０とを接合した形式のフロント
クロスメンバ７Ｃであってもよい。この場合、バンパス
テイ３はその下壁面４ｂがフロントサイドメンバ２の下
面８ｂ内側に載置され、このサイドメンバ下面８ｂを挟
んでフロントクロスメン／＜７０のに面、即ちＬ字チャ
ンネル材１９及びクロージングプレート２０にそれぞれ
曲折成形したフランジ部１９ａ、２０ａにボルトにより
結合される。また、」−場合にも適用できるものである
。

〔効果〕

以」−説明したように、本発明に係るバンパステイの取
付構造によれば、バンパステイを小型化できる上に、取
付部での支持強度が大きくなるので、従来のようにバン
パステイの板厚を増加させたり、取付部に別途補強材を
設定する必要がなく、その分取付部での軽量化を図るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るバンパステイの取付構造の一実施
例を示す斜視図、第２図は第１図中■−■線断面図、第
３図は本発明の他の実施例を示す第２図と同様の断面図
、第４図は従来例におけるバンパステイの取付構造を示
す斜視図、第５図は第４図中ｖ−ｖ線断面図である。 ２・・・フロントサイドメンバ　（サイドメンバ）３…
パンパステイ ４ｂ・・・バンパステイの下壁面 ７ａ、７ｂ、７ｃ・・・フロントクロスメンバ（クロス
メンバ） ８・・・サイドメンバの下面 １４ａ、１４ｂ、１９ａ、２０ａ・・・クロスメンバの
フランジ部（クロスメンバ上面） 特許出願人　　口産自動車株式会社 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. サイドメンバの端部下面にクロスメンバ上面を固定する
   と共に、バンパステイの下壁面を上記サイドメンバの端
   部下面内側に挿入配置し、サイドメンバの下面を挟んで
   クロスメンバの上面に結合させたことを特徴とするバン
   パステイの取付構造。