JPS6114230A - 非結晶性塩素化ポリエチレン含有混合液 - Google Patents

非結晶性塩素化ポリエチレン含有混合液

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JPS6114230A
JPS6114230A JP13321084A JP13321084A JPS6114230A JP S6114230 A JPS6114230 A JP S6114230A JP 13321084 A JP13321084 A JP 13321084A JP 13321084 A JP13321084 A JP 13321084A JP S6114230 A JPS6114230 A JP S6114230A
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polyethylene
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [I]発明の目的 本発明は特殊な塩素化ポリエチレンを含有する混合液に
関する。さらにくわしくは、特殊なエチレンとα−オレ
フィンとの共重合体の塩素含有率が20〜55重量%で
あり、100℃の温度におけるムーニー粘度が10〜6
0ポイントであり、X線広角回折法によりブラック角2
θが8〜15″の間に非結晶に起因するピークを有する
非結晶性塩素化ポリエチレンおよび有機溶媒からなる混
合液であり、該有機溶媒は芳香族系炭化水素類およびケ
トン類からなる非結晶性塩素化ポリエチレン含有混合液
に関するものであり、減粘効果を有する非結晶性塩素化
ポリエチレンを含有する混合液を提供することをb的す
るものである。
[II ]発明の背景 現在、工業的に生産され、多方面にわたって利用されて
いる塩素化ポリエチレンは結晶性のエチレン系重合体を
塩素化することによって得られるものであり、耐候性、
耐焔性、耐薬品性および耐熱老化性がすぐれており、さ
らに充填剤の混和容量もまた極めて良好である。特に、
分子量の比較的大きい塩素化ポリエチレンは未加硫のも
のでも相当大きい機械的強度を有するために広範な応用
分野がある。これらの好ましい性質を活すために以前か
らこの塩素化ポリエチレンを多方面に利用する研究が広
く行なわれてきた。
かりに、低い液化温度を有する有機溶媒(たとえば、ト
ルエン)に可溶性の塩素化ポリエチレンを製造すること
ができるならば、この塩素化ポリエチレンを該有機溶媒
に溶解させ、一般に用いられている接着剤、コーティン
グ剤などと同様にこれら用途として前記の性質を活すと
ともに、それらの用途を拡大することが期待される。
現在、一般の接着剤、コーティングに溶剤として用いら
れている溶媒に対して溶解性がすぐれている塩素化ポリ
エチレンが開発されている(特開昭58−129004
号)、シかしながら、溶媒として良溶剤(たとえば、ト
ルエン)のみを使用して混合液を製造すると、得られる
混合液の粘度が高く、混合液を接着剤、コーティングな
どに用いたさいに作業性が劣る。
[Irl]発明の構成 以上のことから、本発明者らは、粘度が比較的小さい塩
素化ポリエチレンを含有する混合液を得ることについて
種々探索した結果、 (A)密度が0.805〜0.940g/ c m’で
あり、融点が108〜130℃であり、メルト囃インデ
ックスが0.01〜100./ 10分であり、実質的
に炭素数が1−10個の側鎖アルキル基数が主鎖炭素原
子1000個当り3〜35個のエチレンとα−オレフィ
ンとの共重合体を塩素化させることによって得られる塩
素含有率が20〜55重量%で    へ;あり、10
0℃の温度におけるムーニー粘度がスモール・ロータで
10〜60ポイントであり、X線広角回折法によりブラ
ック角2θが8〜15°の間に非結晶に起因するピーク
を有する非結晶性塩素化ポリエチレン ならびに (B)有機溶媒 からなる混合液であり、該有機溶媒は20’Oにおいて
 1001当り少なくとも10gの該塩素化ポリエチレ
ンを溶解させるものであり、190重量部の該有機溶媒
に対する塩素化ポリエチレンの使用割合は10〜100
重量部であり、該有機溶媒の混合割合は芳香族系炭化水
素類85〜85mlに対してケトン類は5〜15mlで
ある非結晶性塩素化ポリエチレン含有混合液が、 粘度が比較的小さいことを見出し、本発明に到達した。
[■コ発明の効果 本発明の非結晶性塩素化ポリエチレン含有混合液は下記
のごとき特性(効果)を発揮する。
(1)  溶液の安定性がすぐれている。
(2)  溶解性がすぐれている。すなわち、低温(室
温)における粘度が小さい。
(3)作業性が容易である。
(4)溶媒を混合させることによって粘度低下が大きく
なる。
さらに、この混合液をコーティング剤として使用するさ
い、得られる塗膜は下記のような特性を発揮する。
(1)機械的強度がすぐれている。
(2)柔軟性が良好である。
(3)#候性(日光、オゾン、風雨に対する抵抗性)が
すぐれている。
(4)#焔性力jすぐれている。
(5)表面の粘着性が改良されている(べとつかないこ
と)。
(6)明るい色調を有している。
(7)#摩耗性および屈曲性が良好である。
以上のごとく、本発明の、非結晶性塩素化ポリエチレン
含有混合液は一般の接着剤およびコーティング剤に溶剤
として用いられている有機溶媒に溶解して前記のごとき
効果(特性)を発揮するのみならず、コーティング剤と
して使用するさいに得られる塗膜も前記のごとき特性を
有しているために多方面にわたって利用することができ
る。これらのことから、代表的な用途を下記に示す。
(1)紙、繊維、鋼材、コンクリート、゛石材、木材、
などのコーティング剤 (2)溶剤タイプの接着剤 (3)各種ペースト材 [V]発明の詳細な説明 (A)非結晶性塩素化ポリエチレン 本発明の塩素化ポリエチレンの原料であるポリエチレン
の密度は0.905〜0.940g/ cゴであり、特
に”0.f310〜0.930g/ c m”が好まし
い。密度が0.905g/ c m’未満のポリエチレ
ンを用いて塩素化ポリエチレンを製造した場合、この塩
素化゛ポリエチレンは、機械的強度が著しく低下するの
みならず、製品においてへ夕付きがあり、良好なものが
得られない。一方、0.940g/ c m″を越えた
ポリエチレンを使った場合、得られる塩素化ポリエチレ
ンは、ムーニー粘度が高く、また流動性が悪いために使
用範囲が限定される。また、原料ポリエチレンの融点は
106〜130℃であり、とりわけ108〜1シ3℃が
望ましい。融点が106℃未満のポリエチレンを塩素化
すると、得られる塩素化ポリエチレンは、製造時におい
て反応効率が悪く、粒子間の粘着(ブロッキング)が激
しい。一方、130℃を越えたポリエチレンを用いた場
合、得られる塩素化ポリエチレンはムーニー粘度が高く
、また流動性が悪いために加工時の作業性がよくない。
さらに、このポリエチレンのに、1.は0.01〜10
0g710分であり、殊に0.1〜20g/10分が好
ましい。
HA、が0.01g/10分未満のポリエチレンを使っ
て塩素化ポリエチレンを製造した場合、該塩素化ポリエ
チレンは、機械的強度は非常にすぐれているが、その反
面ムーニー粘度が高く、また流動性が悪いために加工時
の作業性がよくない。一方、long/ 10分を越え
たポリエチレンを使用した場合、得られる塩素化ポリエ
チレンは、製造時にお      □′□いて反応効率
が悪いのみならず、機械的強度が著しく低下する。その
上、ムーニー粘度が低いために加工時の作業性において
ベタ付きが激しい。
また、原料として使われるポリエチレンの側鎖は実質的
に炭素数が1〜lO個のアルキル基になっており、該側
鎖のアルキル基数は主鎖炭素原子1000個当り 3〜
35個であり、一般には6〜30個である。m鎖のアル
キル基数が主鎖炭素原子1000個当り 3個未満では
、塩素化反応時において反応効率が劣る。一方、側鎖の
アルキル基数35個を越えると、原料ポリエチレンとし
て粉末のものが得られ難く、塩素化ポリエチレンの製造
するさい、塩素化反応が均一にできない。
このポリエチレンは主触媒として遷移金属化合物(たと
えば、四塩化チタン)および助触媒として有機金属化合
物(たとえば、アルキルアルミニウム化合物)から得ら
れるチーグラー触媒または押体に担持された酸化クロム
などを主触媒とするいわゆるフィリップス(Phill
ips)触媒の存在下でエチレンと炭素数が多くとも1
2個のα−オレフィンとを共重合することによって得ら
れる。このα−オレフィンの代表例としては、プロピレ
ン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン′−1および
4−メチルペンテン−1があげられる。
本発明の塩素化ポリエチレンを製造するには、前記のポ
リエチレンをこのポリエチレンを溶解さ・せる不活性有
機溶媒中で溶液状態で塩素化することによって製造する
こともできる。しかしながら、得られる塩素化ポリエチ
レンの一部または全部が使用した有機溶媒に溶解するこ
とから、この塩素化ポリエチレンを回収および精製する
には経済性の上で問題がある。この理由にζって、水性
懸濁状態で塩素化することが好ましい。なお、最終的に
得られる塩素化ポリエチレンの塩素含有率が20〜55
重量%(好ましくは、25〜50重量%、好適には、2
5〜45重量%)になるように塩素化すればよい。この
塩素化ポリエチレンの塩素含有率が20重量%未満では
、得られる塩、素化ポリエチレンを回収および精製する
のに問題がある。その上。
耐溶性が乏しい。一方、55重重量を越えると、生成さ
れる塩素化ポリエチレンは、熱安定性および耐熱性にお
いて著しく低下するために好ましくない。
さらに、本発明の塩素化ポリエチレンのフローφレート
(JIS K−El?80にしたがい、荷重が21.6
kgおよび温度が180℃の条件で測定)は、一般には
0.01〜80g/10分であり、とりわけ0.1〜6
0g/10分が望ましい。
以上のようにして得られる塩素化ポリエチレンのムーニ
ー粘度は100℃の温度においてスモールやロータで1
0〜60ポイントである。また、X線広角回折法によっ
て下記の特長を有する。
第1図に得られたX線広角回折図を示す。X線源として
Cu−にα線(波長 1.54ス)を用いた(透過方法
)。得らえた回折曲線を20にプロットすると、実施例
mlにおいて使用した塩素化ポリエチレンについては、
81図の点線(b)のごとく、ブラック角20が12″
近傍に非結晶に起因する回折ピークを示す。このピーク
値2θは得られる塩素化ポリエチレンの塩素化度によっ
て変動するが、塩素含有率が20〜55重量%の範囲で
は、 2θが8〜156範囲に存在する。
また、第1図の実線(a)に実施例mlにおいて原料と
して使ったポリエチレンの回折図を示す。
ポリエチレンの結晶回折面が20が21″に(110)
面が、 2θが24°に(200)面に、さらに非結晶
に起因する非晶ピークが20が19’近傍にみられる。
ポリエチレンを塩素化することによって明らかなごとく
、非晶に起因する2θが19@から8〜15″(¥流側
1では、12°)に移動している。
さらに、本発明の塩素化ポリエチレンは23℃の温度に
おいて100mlのトルエンに対する溶解度は10〜1
00gである。
本発明の塩素化ポリエチレンの代表的な特性を下記に示
す。
密度は1.10〜1.30g / c rn’である。
また、JISK−6301’にしたがって測定した引張
試験において、アー A)は30〜80であり、体積固
有抵抗(^STMD−254によって測定)は1.OX
 10 〜9.8X10”Ω・cmである。
(B)有機溶媒 また、本発明において用いられる有機溶媒は芳香族系炭
化水素類およびケトン類の混合液である。いずれの有機
溶媒も室温(20℃)においては液体であり、かつ沸点
が150℃以下(好適には、120℃以下)のものが望
ましい。好ましい芳香族系炭化水素類としては、ベンゼ
ン、トルエンおよびキシレンがあげられる。また、望ま
しいケトン類としては、メチルエチルケトンおよびジエ
チルケトンがあげられる。
(G)配合割合 100重量部の該有機溶媒に対する塩素化ポリエチレン
の配合割合は10〜100重量部であり、10〜70重
量部が好ましく、特に10〜50重量部が好適である。
100重量部の有機溶媒に対する塩素化ポリエチレンの
混合割合が10重量部未満では、得られる混合液は粘度
が低過ぎるために実用的でない。
一方、100重量部を越えると、粘度が高過ぎるために
コーティング不可能であり、実用的でない。
また、芳香族系炭化水素類に対するケトン類の混合割合
は、芳香族系炭化水素類85〜85mlに対してケトン
類は5〜15mlであり、とりわけ85〜88mlに対
して5〜131が望ましい。芳香族系炭化水素類とケト
ン類の混合割合が!1515(容量割合)未満では、混
合液の粘度を減少させる効果(減粘効果)がみられない
。一方、混合割合が85715を越えると、減粘効果力
(みら゛れないとともに混合溶液の相分離が発生する。
(D)使用方法 本発明の塩素化ポリエチレンはそのまま使用してもよい
が、一般に用いられている塩素化ポリエチレンに添加さ
れる滑剤、着色剤、帯電防止剤ならびに酸素、光および
熱に対する安定剤のごときム、クロロスルフォン化ポリ
エチレンゴム状物、ブタジェン単独重合ゴムおよび天然
ゴムのごときゴム状物ならびにポリ塩化ビニル、エチレ
ンおよヒ/マたはプロピレンを主成分とするオレフィン
系樹脂、メチルメタアクリレートを主成分とするメチル
メタアクリレート系樹脂、アクリロニトリル−スチレン
共重合樹脂および前記ゴム状物にスチレン、アクリロニ
トリルおよびメチルメタアクリレートのごときビニル化
合物の少なくとも一種をグラフト重合することによって
得られるグラフト重合物のごとき樹脂状物を配合しても
よい。ゴム状物および/または樹脂状物を配合するにあ
たり、本発明の塩素化ポリエチレン100重量部に対し
て多くとも30重量部である。
有機溶媒に溶解して本発明の塩素化ポリエチレンまたは
ゴム状物および/もしくは樹脂状物との配合物を使用す
る場合、一般には5〜50重量%の塩素化ポリエチレン
または配合物に対する有機溶媒の割合は85〜50重量
%であり、10〜40重量%の可溶性物(有機溶媒に溶
解される塩素化ポリエチレンまたは配合物)の割合が望
ましく、とりわけ10〜35重量%が好適である。可溶
性物の割合が5重量%以下では、溶液の粘度が低いため
良好なフィルムや機械的強度にすぐれたものが得られな
い。一方、50重量%以上では、溶液の粘度が高いため
に実質的に使用する場合において、一部が溶解しないた
めに問題がある。
本発明の塩素化ポリエチレンと前記添加剤、ゴム状物、
樹脂状物のうち少なくとも一種を混合(配合)させる場
合、当該技術分野において一般に用いられているヘンシ
ェルミキサー、リボンブレンダーのごとき混合機を用い
てトライブレンドしでもよく、押出機、ロールおよびパ
ンバリーミキ、サーのごとき混合機を使用して溶融混練
してもよい。さらに、本発明の塩素化ポリエチレンを前
記の有機溶媒に溶解して使用する場合、ターボ型、万能
型、反転型、ジェット型、ミクロ型およびロータリー型
のごとき撹拌機ならびにホモ型およびバー型のごときミ
キサーならびに強カマグネットスターラー、ホモジナイ
ザーおよびペイントシェーカーのごとき混合機を使用し
て混合すればよい。一層均一な混合物および溶液を製造
するには、どれらの混合方法のうち、二種以上を適用し
、      へてもよい(たとえば、あらかじめ撹拌
機で混合した後、得られる混合物をペイントシェーカー
を用いて混合する方法)。
−本発明の塩素化ポリエチレンと二種具−Lの配合成分
(有機溶媒も含む)を混合して混合物として使用側る場
合、全配合成分を同時に混合してもよいが、併合成分の
うち−・部をあらかじめ混合した後、得られる混合物に
残りの配合成分を混合してもよい(たとえば、塩素化ポ
リエチし・ンと他のゴム状物とをあらかじめロールで混
合した後、得られる混合物と有機溶媒とを混合する方法
)。
本発明の塩素化ポリエチレンまたは塩素化ポリエチレン
とゴム状物および/もしくは樹脂状物とを有機溶媒に溶
解することによって得られる溶液は一般の接着および塗
布などの分野において使われている所望の形状物の型に
流し込んで成形する方法、ハケなどを用いて塗布する方
法などを適用して所望の形状物に成形してもよい。
本発明の塩素化ポリエチレンは、前記のごとく機械的強
度、耐候性および耐爆性がすぐれたものである。また、
一般の塗布物にみられる耐爆性、機械的強度、耐候性に
ついても本発明の塩素化ポリエチレンを塗布することに
よって得られる塗布物は著しく改良されている。さらに
、現在一般の接着剤、コーティング剤などに使われてい
る有機溶媒に対して可溶性である塩素化ポリエチレンが
得られなかったことから、本発明の塩素化ポリエチレン
は、現在一般に知られている塩素化ポリエチレンが有す
る特性を発揮するとともにコーティング剤(塗布剤)お
よび接着剤として実用価値が極めて大きいものであり、
利用面について将来有望性の高いものである。
[VI]実施例および比較例 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、引張試験はJIS
 K−630mlにしたがい、引張速度が500mm+
/分の条件で測定した(ダンベルはJIS No、3号
ダンベルを使用)。また、溶解性試験は塩素化ポリエチ
レンの混合物10.20および30重量、%の溶液につ
いてブルックフィールド粘度計(東洋精機社製)を使用
して23℃における粘1度を測定した。また、溶解度は
23℃において10重量%の溶液は95gのトルエンと
5gのメチルエチルケトンに対する溶解度を示す。また
、20重量%の溶液は93gのトルエンを7gのメチル
エチルケトンに対する溶解度を示す。
さらに、30重量%の溶液はpOgのトルエンと10g
のメチルエチルケトンに対する溶解度を示す。
実施例 1〜5、比較例 1〜3 エチレンと 2.0重量%のブテン−1とを共重合する
ことによって得られるエチレン−ブテン−1共重合体(
密度0.918g /’ Cm″、M、1.10g71
0分、融点115℃、主鎖炭素原子1000個当りの側
鎖アルキル基数 25個)を水性懸濁状態で塩素化する
ことによって塩素化ポリエチレン[塩素含有率 38.
8重量%、ポリエチレンの残存結晶含有量0重量%、ム
ーニー粘度(MSI+4) 30、以下rC:PE(A
)J と云う jを製造した。
密度が0.951g/ c m”の高密度ポリエチレン
(平均分子量 約25万)を水性懸濁状態で塩素化させ
ることによって塩素化ポリエチレン[塩素含有率40.
2重量%、ポリエチレンの残存結晶含有量0重量%、ム
ーニー粘度(MS1+4)87、以下r CPE(B)
」と云う]を製造した。
以上のようにして製造されたCPE(A)またはCPE
 (B)をあらかじめ表面温度を30℃に設定されたオ
ーブンロールを使っ゛七厚さが2mmのシートを成形し
た。このようにして得られたシートを5X5mm角に切
断した。
このようにして得られた切断された試料を第1表に混合
割合が示されているトルエンとメチルエチルケトン(以
下rMEK Jと云う)との混合液に投入し、ペイント
シェカーを使って第1表にCPEの温度が示されている
GPE(A)またはCPE(B)含有混合液を製造した
[比較例4および5では、GPE(B)を使用、その他
はCPE(A)を使用]。
このようにして得られた各混合液をゴム用モールド(厚
さ2mm)に流し込み、二昼夜放置して使用された溶媒
を完全に飛散させてフィルムを製造い。、5□8□。7
4.い□。□。。  ′測定を行なった。また、溶解性
試験は前記のようにして得られた溶液の粘度の測定を行
なった。それらの結果を第2表に示す。
第     1     表 第    2    表 なお、比較例4および5では、CPE(B)がいずれも
溶媒に不溶のために測定不可能。
以上の実施例および比較例の結果から、本発明によって
得られ゛る塩素化ポリエチレン含有混合液は芳香族系炭
化水素類とケトン類との混合液であること↓こよって減
粘効果がすぐれていることが明白である。したがって、
接着剤、コーティング剤などの応用において作業性およ
び安定性の点から状来有望であることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図はX線広角図である。第1図において、点線(b
)は実施例mlにおいて得られた塩素化ポリエチレン[
CPE(A)]のX線広角回折グラフである。 また、実線(a)は実施例mlにおいて原料として用い
たエチレン−ブテン−1共重合体のX線広角回折グオフ
である。なお、第1図において、縦軸は強度であり、横
軸は2θ(ブラック角)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)密度が0.905〜0.940g/cm^3であ
    り、融点が106〜130℃であり、メルト・インデッ
    クスが0.01〜100g/10分であり、実質的に炭
    素数が1〜10個の側鎖アルキル基数が主鎖炭素原子1
    000個当り3〜35個のエチレンとα−オレフィンと
    の共重合体を塩素化させることによって得られる塩素含
    有率が20〜55重量%であり、100℃の温度におけ
    るムーニー粘度がスモール・ロータで10〜60ポイン
    トであり、X線広角回折法によりブラック角2θが8〜
    15°の間に非結晶に起因するピークを有する非結晶性
    塩素化ポリエチレン ならびに (B)有機溶媒 からなる混合液であり、該有機溶媒は20℃において1
    00ml当り少なくとも10gの該塩素化ポリエチレン
    を溶解させるものであり、100重量部の該有機溶媒に
    対する塩素化ポリエチレンの使用割合は10〜100重
    量部であり、該有機溶媒の混合割合は芳香族系炭化水素
    類95〜85mlに対してケトン類は5〜15mlであ
    る非結晶性塩素化ポリエチレン含有混合液。
JP13321084A 1984-06-29 1984-06-29 非結晶性塩素化ポリエチレン含有混合液 Granted JPS6114230A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009139439A1 (ja) * 2008-05-15 2009-11-19 東ソー株式会社 ポリオレフィン樹脂の製造方法、ポリオレフィン樹脂、その溶液およびフィルム
JP2010132808A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Tosoh Corp ポリオレフィン樹脂の製造方法

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