JP2001504536A - オレフィンとビニリデン芳香族モノマーとのインターポリマーで変性したアスファルト - Google Patents

オレフィンとビニリデン芳香族モノマーとのインターポリマーで変性したアスファルト

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Abstract

(57)【要約】 瀝青質を少なくとも1のオレフィンと少なくとも1のビニリデン芳香族モノマーと所望により少なくとも1のジエンからつくったインターポリマーとブレンドする。ジエンを含有するモノマー類からつくったこのインターポリマーは新規物質である。ジエンを含有するモノマー類からつくったこのインターポリマーを瀝青質とブレンドする。このブレンド物は架橋性である。

Description

【発明の詳細な説明】 オレフィンとビニリデン芳香族モノマーとの インターポリマーで変性したアスファルト 発明の背景 本発明はオレフィンとビニリデン芳香族モノマーとのインターポリマーで変性 したアスファルト又は瀝青質(ビチューメン)からなるブレンド組成物であって 舗装、ルーフィング及びこれらの組成物を含有する他の建設材料に適用するに適 する組成物、該組成物の製造方法及び該ブレンド組成物の製造に用いられるイン ターポリマー組成に関する。本発明はまた少なくとも1のオレフィン、少なくと も1のビニリデン芳香族モノマー及び少なくとも1のジエンを重合させて得られ る新規の実質上ランダムなインターポリマーに関する。 舗装その他の建設材料としてのアスファルト等の石油残渣の使用は周知である 。またアスファルト物質の改質用に種々のポリマー物質をブレンドすることも周 知である。たとえばポリオレフィンがこの目的に用いられているが、これらのポ リオレフィンは作業温度でブレンド物の粘度を増加するため特殊な混合及び均質 化方法が必要となる。このことは米国特許第4,240,946号でも指摘され ている。この開示を参考としてここに加える。しかしこれらのポリオレフィンは 舗装、ルーフィング又は他の建設材料として用いるときのような加温にさらされ るときにアスファルトの一体性の保持に寄与するのでその使用は大いに望ましい ことである。瀝青質に加えたときに、瀝青質の適用可能温度を広げ、低温可撓性 と使用可能粘度を維持しながら高温で瀝青質をかたくするような材料を見出すこ とができれば望ましい。またその添加物が瀝青質とのブレンドの間に用いられる 高温に安定であってまたブレンド物の長期保存を可能にすることが望ましい。 種々のアスファルト組成物と相容性があるポリマーであることが望ましく、ま たわずかなせん断力での攪拌でアスファルトに容易に混合されるポリマーである ことが望ましい。 発明の要旨 本発明は(A)瀝青質材料約85〜約99重量%;及び(B)少なくとも1の ビニリデン芳香族モノマーから誘導されるポリマー単位約20〜約80重量%及 び2〜約10の炭素原子をもつ少なくとも1の脂肪族オレフィンから誘導される ポリマー単位約20〜約80重量%を含有する少なくとも1のインターポリマー 約1〜約15重量%からなる組成物に関する。 本発明の別の一態様は(A)瀝青質材料約90〜約99重量%;及び(B)ス チレンから誘導されるポリマー単位約25〜約60重量%及びエチレンから誘導 されるポリマー単位約40〜約75重量%を含有するエチレン/スチレンインタ ーポリマー約1〜約10重量%からなる組成物に関する。 本発明の別の一態様は(A)瀝青質材料約90〜約99重量%;及び(B)少 なくとも1のビニリデン芳香族モノマーから誘導されるポリマー単位約20〜約 80重量%及び2〜約10の炭素原子をもつ少なくとも1の脂肪族オレフィンか ら誘導されるポリマー単位約20〜約80重量%を含有する少なくとも1のイン ターポリマー約1〜約10重量%を水に分散させてなる水性分散液又はエマルジ ョンに関する。 本発明はさらに(1)2〜約10の炭素原子をもつ少なくとも1のオレフィン から誘導されるポリマー単位約30〜約80重量%;(2)少なくとも1のビニ リデン芳香族モノマーから誘導されるポリマー単位約20〜約80重量%;及び (3)4〜約10の炭素原子をもつ少なくとも1のジエンから誘導されるポリマ ー単位約1〜約20重量%からなる実質上ランダムなインターポリマーに関する 。 本発明は構成要件の成分、化合物、置換基又は反応工程のすべて又は一部のみ からなる態様、それらを包含する態様のいずれも含むものである。構成要件の成 分、化合物、置換基又は反応工程は1つを排除することもできまたいずれかの2 以上を排除することもできる。 図面の簡単な説明 適用なし 発明の詳細な説明 「ヒドロカルビル」なる語は脂肪族、脂環族、芳香族、アリール置換脂肪族、 アリール置換脂環族、脂肪族置換芳香族又は脂環族置換芳香族のいずれかの基を 意味する。脂肪族基又は脂環族基は好ましくは飽和されている。同様に、「ヒド ロカルビルオキシ」なる語はヒドロカルビル基とそれが結合する炭素原子の間に 酸素結合手をもつヒドロカルビル基を意味する。 ここで用いる「インターポリマー」なる語はインターポリマーを形成するため に少なくとも2個の異なるモノマーが重合しているポリマーを示す。 ここで用いるα−オレフィンとビニリデン芳香族モノマー又はヒンダード脂肪 族もしくは脂環族ビニリデンモノマーからなる実質上ランダムなインターポリマ ーにおける「実質上ランダム」なる語は該インターポリマーのモノマー分布が、POLYMER SEQUENCE DETERMINATION,Carbo n−13 NMR Method ,Academic Press ニューヨー ク、1977、71〜78頁に記載されている、ベルヌイ統計モデル又は第1も しくは第2オーダーマルコビアン統計モデルで示すことができるものであること を意味する。好ましくは、α−オレフィンとビニリデン芳香族モノマーからなる 実質上ランダムなインターポリマーは、3単位より多いビニリデン芳香族モノマ ーのブロックにおけるビニリデン芳香族モノマーの合計量が15%以下であるも のである。より好ましくは、このインターポリマーは高度のイソタクチシティ又 はシンジオタクチシティによって特徴づけられないものである。これは実質上ラ ンダムなインターポリマーの13C−NMRスペクトルでメソジアドシーケンス 又はラセミ体ジアドシーケンスのいずれかを示す主鎖メチレン及びメチン炭素に 相当するピーク領域が主鎖メチレン及びメチン炭素の合計ピーク領域の75%を 超えないことを意味する。 ここで用いている数値は、いずれかの下限値と上限値の間に2単位以上ある場 合には1単位を含め下限値から上限値までのすべての値を包含するものである。 一例として成分量、又は温度、圧力、時間等の可変プロセス値が、たとえば1〜 90、好ましくは20〜80、より好ましくは30〜70と記載した場合には、 15〜85、22〜68、43〜51、30〜32等の値がここでは明示的に示 されているに等しいことを意図している。1より小さい値では、1単位が適宜0 .0001、0.001、0.01又は0.1であると考えられる。これらはた だの例であり、またここでは下限値と上限値間の数値の可能なすべての組合せが 明 示的に示されているに等しいものとみなされるべきである。 本発明の組成物は最終用途に依存する。ルーフィング用では、本発明の組成物 は(A)瀝青質材料約99〜約75、好ましくは約90〜約75、より好ましく は約85〜約90重量%;(B)少なくとも1のビニリデン芳香族モノマーから 誘導されるポリマー単位と2〜約20の炭素原子をもつ少なくとも1の脂肪族オ レフィンから誘導されるポリマー単位からなる少なくとも1のインターポリマー 約1〜約25、好ましくは約10〜約25、より好ましくは約10〜約15重量 %、からなる。 舗装用では、本発明の組成物は(A)瀝青質材料約90〜約99、より好まし くは約94〜約97重量%;(B)少なくとも1のビニリデン芳香族モノマーか ら誘導されるポリマー単位と2〜約20の炭素原子をもつ少なくとも1の脂肪族 オレフィンから誘導されるポリマー単位からなる少なくとも1のインターポリマ ー約1〜約10、好ましくは約3〜約6重量%、からなる。瀝青質材料 「瀝青質」なる語は一般的に天然又は熱分解オリジン又はそれらの組合せから なる炭化水素の混合物として定義され、しばしばそれらの非金属誘導体を同伴し ており、気体、液体、半固体又は固体状のいずれかであり、また通常二硫化炭素 に可溶性のものである。本発明では液体、半固体又は固体性状をもつ瀝青質が用 いられうる。工業的な観点からは瀝青質は一般的にアスファルト及びタール及び ピッチに制限される。本発明で用いうる種々の瀝青質材料を列記すると次のとお りである: I.アスファルト 1.石油アスファルト A.ストレート還元アスファルト 1.常圧又は減圧還元 2.溶剤脱歴、たとえばプロパンでの B.熱アスファルト、たとえば石油ストックのクラッキング操作からの残渣 C.エアブローンアスファルト 1.ストレートブローン 2.「接触」ブローン 2.天然アスファルト A.5%以下のミネラル含量のもの 1.ギルソナイト、グラファイト及びグランスピッチ等のアスファルタイト 2.バームデス及び他の天然デポジット B.5%をこえるミネラル含量のもの 1.ロックアスファルト 2.トリニダード及び他の天然デポジット II.タール及び誘導体 1.コークーオーブン乾燥したコールタール A.フロート級に還元したコールタール、たとえば舗装用のRT(ロードタ ール)級 B.軟化点級まで還元を行ったコールタールピッチ 2.他の加熱留出物からの残渣、たとえば水性ガス、木、ピート、骨、シェー ル、ロジン及び脂肪酸タールからのもの 当業者に周知のように、種々の瀝青質の重量平均分子量は広範囲、例えば約5 00〜10,000の範囲でかわりうる。また種々のタイプのアスファルトの軟 化点もたとえば約50〜約400°Fというように広範囲でかわりうる。 本発明で用いうる種々のタイプのアスファルトのなかで、石油及び天然系のも のが好ましく、特に石油系のものが好ましい。石油アスファルトのなかでは熱ア スファルトがより好ましい。オレフィンとビニリデン芳香族モノマーのインターポリマー 本発明のブレンド物の製造に適するブレンド用のインターポリマーの非限定的 な例としては1以上のオレフィンを1以上のビニリデン芳香族モノマーと重合し てつくったインターポリマーがある。 好ましいオレフィンの例としては2〜約20、好ましくは2〜約12、より好 ましくは2〜約9の炭素原子をもつものがある。特に好ましいのはエチレン、プ ロピレン、ブテン−1、4−メチル−1−ペンテン、ヘキセン−1及びオクテン −1等のα−オレフィンである。 好ましいビニリデン芳香族モノマーにはたとえば一般式: ここでR1は水素及び1〜約6の炭素原子をもつヒドロカルビル基からなる基の 群から選ばれ、好ましくは水素又はメチルであり;各R2は独立に水素及び1〜 約6の炭素原子をもつヒドロカルビル基からなる基の群から選ばれ、好ましくは 水素又はメチルであり;そしてArはフェニル基又はハロゲン、C1-4アルキル 及びC1-4ハロアルキルからなる群から選ばれる1〜5の置換基で置換したフェ ニル基である、 によって示されるものがある。モノビニリデン芳香族モノマーの例としては、 スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、クロロ スチレン等があり、上記のすべての異性体も包含される。特に好ましいこれらの モノマーとしてはスチレンとその低級アルキル−又はハロゲン−置換誘導体があ る。好ましいビニリデン芳香族モノマーにはスチレン、α−メチルスチレン、ス チレンの低級アルキル−又はフェニル−環置換誘導体、たとえばオルソ−、メタ −、及びパラ−メチルスチレン、環ハロゲン化スチレン、パラ−ビニルトルエン 又はそれらの混合物等がある。特に好ましいモノビニリデン芳香族モノマーはス チレンである。 ある態様では本発明の成分(B)として用いるインターポリマーの製造におい て、オレフィン及びビニリデン芳香族モノマーに加えて1以上のジエンモノマー を用いることが望ましい。好ましいジエンはたとえばエチリデンノルボルネン、 ピペリレン、7−メチル−1,6−オクタジエン、1,4−ヘキサジエン等の脂 肪族ジエン、シクロペンタジエンの二量体、又はそれらの組合せ等がある。より 好ましいジエンモノマーの例はエチリデンノルボルネンである。これらのモノマ ーはまた本発明の実質上ランダムなインターポリマーのジエンモノマー(成分3 )として用いるのにも適している。 本発明で成分(B)として用いるインターポリマーは通常オレフィンモノマー から誘導されるポリマー単位を約30〜約80、好ましくは約40〜約75、よ り好ましくは約50〜約75重量%、ビニリデン芳香族モノマーから誘導される ポリマー単位を約20〜約80、好ましくは約25〜約60、より好ましくは約 25〜約50重量%、ジエンモノマーを約0〜約20、好ましくは約2〜約15 、より好ましくは約5〜約15重量%含有する。 本発明の成分(B)として用いるインターポリマーの製造に1以上のジエンを 用いる場合、該インターポリマーは通常(1)1以上のオレフィン約30〜約7 9、好ましくは約45〜約75、より好ましくは約40〜約70重量%;(2) 1以上のビニリデン芳香族モノマー約20〜約70、好ましくは約25〜約45 、より好ましくは約25〜約40重量%:及び(3)1以上のジエン約1〜約2 0、好ましくは約2〜約15、より好ましくは約5〜約15重量%からつくられ る。 本発明で用いるに特に適するインターポリマーはエチレンから誘導されるポリ マー単位、スチレンから誘導されるポリマー単位及び所望によりエチリデンノル ボルネンから誘導されるポリマー単位を有する実質上ランダムなポリマーである 。これらのインターポリマーは通常(1)エチレンを約30〜約80、好ましく は約40〜約75、より好ましくは約50〜約75重量%;(2)スチレンモノ マーを約20〜約80、好ましくは約25〜約65、より好ましくは約25〜約 50重量%;及び所望により(3)エチリデンノルボルネンを約1〜約20、好 ましくは約2〜約15、より好ましくは約5〜約15重量%含有する。 後記するように、実質上ランダム又は擬似ランダムなインターポリマー、成分 (B)を製造しながら、加温下のビニリデン芳香族モノマーの単独重合により幾 分量のアタクチックビニリデン芳香族ホモポリマーが形成されうる。一般的にい って、重合温度が高いほどホモポリマーの生成量は多い。ビニリデン芳香族ホモ ポリマーの存在は一般的にいって本発明の目的を損なうものではなく許容されう る。ビニリデン芳香族ホモポリマーは、所望により、アセトン又はクロロホルム 等の適当な抽出剤ての抽出によって、成分(B)から分離させうる。本発明の目 的にとってビニリデン芳香族ホモポリマーの成分(B)中の量は成分(B)の重 量に基いて20重量%以下、特に10重量%以下が好ましい。 本発明で用いる実質上ランダムなインターポリマーの製造に用いるに適する触 媒と方法の例は1990年7月3日出願の米国出願第545,403号(EP− A−416,815);1991年5月20日出願の同702,475号(EP −A−514,828);1992年5月1日出願の同876,268号(EP −A−520,732);1994年5月12日出願の同241,523号、さ らには米国特許第5,055,438号、5,057,475号、5,096, 867号、5,064,802号、5,132,380号、5,189,192 号、5,321,106号、5,347,024号、5,350,723号、5 ,374,696号及び5,399,635号に開示されている。これらの特許 及び出願のすべてを参考としてここに挿入する。 重合はチグラー−ナッタ又はカミンスキー−シンタイプの重合に知られた技術 に従って行いうる。即ち前記のモノマーと触媒を−30〜250℃の温度にて典 型的には加圧下に接触させる。重合は窒素、アルゴン、水素、エチレン等のブラ ンケットガスとして機能する不溶性雰囲気下で行いうる。当該分野で知られてい るように水素を分子量の制御に用いうる。触媒はそれ自身で用いてもまた不均一 担持触媒を与えるアルミナ、MgCl2又はシリカ等の適宜の支持体に担持して 用いてもよい。所望により溶媒も用いうる。適当な溶媒の例にはトルエン、エチ ルベンセン及び過剰のビニリデン芳香族又はオレフィンモノマーがある。反応は また溶液又はスラリー条件下に、過フッ化炭化水素又は同様の液体を用いる懸濁 液中、気相中にて、即ち床反応機を用い、又は固相粉末重合にて、行いうる。触 媒及び共触媒の触媒有効量はポリマーを生成する量である。好ましい量は当業者 の日常的な作業で決定しうる。好ましい触媒と共触媒の量は付加重合性モノマー :触媒等量比が1×1010:1〜100:1、好ましくは1×1010:1〜50 0:1、より好ましくは1×1010:1〜1,000:1の比を与えるに足るも のである。共触媒は通常共触媒:触媒の等量比が10,000:1〜0.1:1 、好ましくは1,000:1〜1:1の比を与える量で用いられる。 生成したポリマー生成物は濾過その他の手段で回収される。 また1996年9月4日にFrancis J.Timmers等が出願した 出願中に開示されている少なくとも1のα−オレフィン/ビニル芳香族/ビニル 芳香族/α−オレフィンテトラドをもつ実質上ランダムなインターポリマーも好 ましい。これらのインターポリマーはピークーピークノイズの3倍より大きい強 度の付加的信号を有する。これらの信号は43.75〜44.25ppmと38 .0〜38.5ppmの化学シフト範囲にあらわれる。特に主要なピークが44 .1、43.9及び38.2ppmにみられる。プロトンテストNMR実験では 43.75〜44.25ppmの化学シフト領域の信号がメチン炭素であり、3 8.0〜38.5ppmの領域にある信号がメチレン炭素であることが示される 。 これらのインターポリマーの炭素13NMR化学シフトを求めるために、次の 方法と条件が用いられる。1,1,2,2−テトラクロロエタン−d250容量 %と0.10モルのクロムトリス(アセチルアセトナート)の1,2,4−トリ クロロベンゼン溶液50容量%からなる混合物中に2.5〜10重量%のポリマ ー溶液をつくる。NMRスペクトルを130℃で、逆ゲートデカップリングシー ケンスを用い90°パルス幅と5秒以上のパルス遅延で求める。このスペクトル は30,000ppmで指示したポリマーの遊離メチレン信号に相当する。 これらの新しい信号は前後に少なくとも1のα−オレフィン挿入をもつ2つの 頭−尾ビニル芳香族モノマーを含むシーケンスによるものである。これはたとえ ばエチレン/スチレン/スチレン/エチレンテトラドであって該テトラドのスチ レンモノマー挿入が1,2(頭尾)様式で独占的にあらわれるものである。スチ レン以外のビニル芳香族モノマー及びエチレン以外のα−オレフィンを含むかか るテトラドではエチレン/ビニル芳香族モノマー/ビニル芳香族モノマー/エチ レンテトラドが同様の炭素13NMRピークを生ずるが化学シフトはわずかに異 なる。 これらのインターポリマーは式:ここで各Cpはそれぞれ独立にMにπ−結合した置換シクロペンタジエニル基で あり,EはC又はSiであり;MはIV族金属、好ましくはZr又はHf、最も好 ましくはZrであり;各Rはそれぞれ独立にH、ヒドロカルビル、シラヒドロカ ルビル又はヒドロカルビルシリルであり、約30以下、好ましくは1〜約20、 より好ましくは1〜約10の炭素又はケイ素原子をもち;各R’はそれぞれ独立 にH、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシ、シラヒドロカルビル、ヒドロカ ルビルシリルであり、約30以下、好ましくは1〜約20、より好ましくは約1 〜約10の炭素又はケイ素原子をもち、又は2個のR’基はいっしょになってC1-10 ヒドロカルビル置換1,3−ブタジエンを形成していてもよく;mは1又は 2である、 にて示される触媒の存在下、及び所望により、但し好ましくは、活性化用共触媒 の存在下に、約−30〜約250℃の温度で重合を行うことによってつくられる 。 特に好ましい置換シクロペンタジエニル基の例としては式: ここで各Rはそれぞれの場合独立にH、ヒドロカルビル、シラヒドロカルビル又 はヒドロカルビルシリルであり、約30以下、好ましくは1〜約20、より好ま しくは1〜約10の炭素又はケイ素原子をもち、又は2個のR基はいっしょにな ってこれらの基の2価の誘導体を形成していてもよい、 にて示される基がある。好ましくは、Rはそれぞれの場合独立に(異性体がある 場合は全異性体を含み)水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、 ヘキシル、ベンジル、フェニル又はシリルであるか又は2個のR基は(可能な場 合は)いっしょに結合してインデニル、フルオレニル、テトラヒドロインデニル 、テトラヒドロフルオレニル又はオクタヒドロフルオレニル等の縮合環系又はこ れら縮合環系化合物のヒドロカルビル置換誘導体を形成していてもよい。 特に好ましい触媒の例としてはラセミ−(ジメチルシランジイル(2−メチル −4−フェニルインデニル)ジルコニウムジクロリド、ラセミ−(ジメチルシラ ンジイル(2−メチル−4−フェニルインデニル))ジルコニウム1,4−ジフ ェニル−1,3−ブタジエン、ラセミ−(ジメチルシランジイル(2−メチル− 4−フェニルインデニル))ジルコニウムジ−C1-4アルキル、ラセミ−(ジメ チルシランジイル(2−メチル−4−フェニルインデニル))ジルコニウムジ− C1-4アルコキシド、又はそれらの適宜の組合せ等がある。 本発明に用いるポリマーには望ましい特性を付与するために適宜の添加剤又は 補助剤を添加しうる。好ましい添加剤の例には顔料、UV安定剤、抗酸化剤、発 泡剤、潤滑剤、可塑剤、感光剤及びそれらの混合物がある。 ビニリデン芳香族モノマー含有コポリマーの製造では特に立体障害のないα− オレフィンもコモノマーとして用いうる。理論にとらわれることは望まないが、 これは活性サイトがヒンダードビニル化合物の挿入によって混み合った状態にな って別のヒンダードビニル化合物がシーケンスの次のモノマーとして重合に入り 込むことが困難になることによるものと思われる。ヒンダードビニル化合物以外 の1以上のオレフィンが入った後には活性サイトが再びヒンダードビニルモノマ ーの挿入を可能にする。しかし限られた場合にはビニリデン芳香族モノマー又は 立体障害のあるヒンダードビニルモノマーが逆の順序でポリマー鎖に入りうる。 即ち置換ポリマー主鎖間に2個のメチレン基をもたらしうる。 好ましくはこれらのポリマーは13,000以上、より好ましくは20,00 0以上、最も好ましくは30,000以上のMwをもつ。またこれらのポリマー は125以下、好ましくは0.01〜100、より好ましくは0.1〜10のメ ルトインデックス(I2)(ASTM D−1238方法A、条件E)をもつ。 重合前に、モノマーと溶媒(用いる場合)を真空蒸留及び/又はモノキュラー シーブ、シリカ又はアルミナとの接触によって精製して不純物を除去しうる。ま たトリアルキルアルミニウム化合物、アルカリ金属及び金属合金、特にNa/K 、等の反応性ブランク剤を用いて不純物を除去しうる。 本発明の組成物は舗装、ルーフィング及び他の建設プロジェクトで通常用いら れる装置を用いて適宜の周知の方法でインターポリマーを瀝青質材料と混合する ことによってつくられる。典型的には瀝青質を例えば150〜180℃といった 加温下に維持しつつ、実質上ランダムなインターポリマーの所定量を高剪断ブレ ンダー(たとえば3500〜4000rpmで作動するSilverson)を 用いて瀝青質中に混入する。所定の時間後、高剪断混合に続き加温下に所定の時 間剪断混合(たとえばパドル型ミキサーで30分300rpmにて)する。また は、本発明の組成物は低剪断パドル型ミキサーだけを用いてインターポリマーを 瀝青質材料と150〜240℃にて混合することによってつくることもできる。 重合体材料成分(B)は典型的には粉粒状固体として用いられるが、トルエン等 の溶媒にとかした溶液として用いることもでき、これを次いで溶融アスファルト 中に混合する。所望により、砂、砂利その他の凝集材等これらの分解で通常用い られているフィラー等の添加剤をブレンド物に混入してもよい。 本発明で成分(B)として用いるインターポリマーがジエンモノマーをコモノ マーとしてもつ場合には、硫黄及び/又はこの組成物に架橋用物質、成分(C) を加えることがしばしは望ましくまた通常好ましい。成分(C)としては硫黄及 び/又はたとえばメチルチュアド(tuads)、トリメチルチウラムジスルフ ィド、ジモルホリニルジスルフィド、ジブチルキサントゲンジスルフィド又はそ れらの組合せが例示される。好ましい架橋用物質は硫黄である。 架橋用物質を本発明の組成物に用いる場合、用いる架橋剤(C)の量は、成分 (A)の量に基いて、約1〜20、好ましくは約1〜約15、より好ましくは約 5〜15重量%である。 成分(C)(架橋用物質)を用いる場合、成分(A)と予備混練し、次いで生 成物を成分(B)として混練するか、又は成分(A)と(B)の予備混練物と混 練することができる。いずれの場合の混練も約130〜約200℃、好ましくは 約150〜約190℃、より好ましくは約170〜約180℃の温度で行われる 。 成分(B)がジエンモノマーをコモノマーとする実質上ランダムなインターポ リマーである成分(A),(B)及び(C)の組成物が、ブレンド物の過架橋が 問題とならず安全操作が可能である点で望ましい。ポリマー添加剤がたとえば高 不飽和SBSトリブロックポリマー(スチレン−ブタジエン−スチレン)である ブレンド物では硫黄の過添加は高架橋ゲル状物質をもたらし、それがプロセスや 保存や応用用の装置に付着する。本発明のポリマー成分は不飽和度の範囲(即ち 製造時に制御容易なジエン含量)でのみ架橋するので過剰な硫黄を用いてもさし つかえない。 本発明における各用途への成分(B)としての実質上ランダムなポリマーの適 合性は、かなりの程度、この成分の2つの性質即ちα−オレフィン含量とメルト インデックス、I2のバランスに支配される。通常本発明の組成範囲内のエチレ ン/スチレン/ジエンの実質上のランダムなインターポリマーでは高エチレン含 量の材料がブレンド物における相容性のために相対的に高いメルトインデックス をもつことを要し、他方低いエチレン含量の成分(B)がブレンド物の他の有用 な性質を保持するために相対的に低いメルトインデックスをもつことを要する。 本発明の組成物は舗装、ルーフィング、耐水性コーティングその他の用途に有 用である。 本発明の水性分散液又はエマルジョンはまずインターポリマーと瀝青質材料の ホットミックスブレンド物をつくり、次いでこのブレンド物を水に分散させて水 性分散液又はエマルジョンを形成することによってつくることができる。 本発明の分散液又はエマルジョンをつくる別の方法としてはまず瀝青質材料の 水分散液又はエマルジョンをつくり、次いで前記のようにしてつくったインター ポリマーの水性分散液又はエマルジョンと混合する方法がある。 瀝青質材料の水性分散液又はエマルジョンは周知であり市販品もある。 インターポリマーの水性分散液又はエマルジョンは米国特許第5,574,0 91号にWalther等によって開示されている。この米国特許を参考として ここに加える。 本発明の瀝青質材料とインターポリマーの水性分散液は舗装用途におけるチッ プシール及びスラリーシールとして有用である。 次の例は本発明を例証するためのものであり本発明の範囲をいささかも限定す るものではない。 ブレンド物に用いたインターポリマーの種々の性質は次のテスト方法を用いて 測定した。オレフィン及びビニリデン芳香族含量 実質上ランダムなインターポリマーの組成はOliva等がMacromol ecules 、1995(28)、4665−4667頁にまたRen等がMa cromolecule s、1995(28)、2588−2589頁に開示し ている方法に従った13C NMRスペクトル又はプロトンNMRスペクトルによ って求める。メルトインデックス(I2 ASTM D−1238、方法Aにより測定。相容性 ポリマー瀝青質ブレンド物の一部を2mm×42mmのアルミニウムチューブ に注入し160℃にセットした強制エアオーブンに72時間入れる。次いでチュ ーブをオーブンから取り出して室温まで放冷し次いでドライアイス中に置く。ブ レンド物の温度がドライアイスの温度に達したらアルミニウムチューブをブレン ド物から剥ぎとり、ブレンド物を半分に切断して頂部と底部を得る。ASTMD −3461−85に従って頂部と底部各半分の軟化点を求める。頂部と底部の軟 化点が2.5℃よりも異なる場合にはポリマーは瀝青質と非相容性とみなす。延性 ASTM D−113−86に従って測定。わだち化(rutting)パラメータ わだち化パラメータ(G*/sin d)はアメリカ州高速道路交通者協会( AASHTO)の予備方法TPらに従って求める。粘度 粘度はASTM D−4402−87の方法に従って求める。例1 インターポリマー成分(B)、ES−1〜ES−10の製造 エチレン/スチレンインターポリマーとエチレン/スチレン/エチリデンノル ボルネンの実質上ランダムなインターポリマーを(3級ブチル−アミド)ジメチ ル(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)シランジメチルチタン(+4 )触媒とトリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン共触媒を1対1比で次の一般 的方法に従ってつくった。 2リットルの攪拌反応機に混合アルカン溶媒(エクソンケミカルス社からの市 販品Isopar−E)、スチレン及び所望によりエチリデンノルボルネンの各 所望量を入れる。分子量の制御用に水素を用いる場合には75mLの添加タンク から差圧膨張(デルタで示される圧力差)によって反応機に水素を入れる。反応 機の内容物を所望の温度に加熱し次いで所望圧力にてエチレンで飽和させる。所 望量の触媒と共触媒をIsopar−E又はトルエン中で混合して生成溶液を触 媒添加タンクに移し、反応機に注入する。 重合は必要に応じエチレンを導入して進める。同様に触媒が共触媒(用いる場 合)の追加分を用意し周期的に反応機に加える。操作時間の後に、反応機からポ リマー溶液をとり出してイソロピルアルコールで急冷する。ヒンダードフェノー ル抗酸化剤(チバガイギー社からの市販品IRGANOXTM1010)をポリマ ー溶液に加える。真空オーブンにて約120℃で約20時間処理してポリマー溶 液から揮発分を除く。少量の無定形ポリスチレンホモポリマーを含有する実質上 ランダムなインターポリマーが生成した。 実質上ランダムなインターポリマーES−1〜ES−10の製造条件を表1に 示す。 実質上ランダムなインターポリマーESI1〜ES12を次の方法に従ってつ くった。 ポリマーを400ガロンの攪拌つき半連続バッチ反応機でつくる。シクロヘキ サン(85wt%)とイソペンタン(15wt%)の混合物からなる溶媒約25 0ガロンとスチレンからなる反応混合物を用いる。添加前に、溶媒、スチレン及 びエチレンを精製して水と酸素を除く。またスチレン中の禁止剤も除く。容器に エチレンをパージして不活性分を除く。次いで容器をエチレンでセットポイント に加圧制御する。分子量制御用に水素を加える。容器上のジャケット水温をかえ ることにより容器中の温度をセットポイントに制御する。重合前に、容器を所定 の操作温度に加熱し、触媒成分のチタン:(N−1,1−ジメチルエチル)ジメ チル(1−(1,2,3,4−エタ)−2,3,4,5−テトラメチル−2,4 −シクロペンタジエン−1−イル)シランアミナト))(2−)N)−ジメチル 、CAS135072−62−7及びトリス(ペンタフルオロフェニル)ボロ ン、CAS3001109−15−5、変性メチルアルモキサン タイプ3A、 CAS146905−79−5をモル比基準でそれぞれ1/3/5にフロー制 御し、合体し、容器に加える。重合開始後、容器圧の維持に必要なエチレンを反 応機に供給して重合を進める。ある場合には、エチレン濃度に対するモル比を維 持するために反応機のヘッドスペースに水素を加える。操作終了時点で触媒流を 止め、反応機からエチレンを除き、約1000ppmのIrganox*101 0抗酸化剤をこの溶液に加え、溶液からポリマーを分離する。生成ポリマーは容 器中へのスチームによるストリッピングにより又は脱気押出機を用いて溶液から 分離される。スチームでストリップした場合には残留湿分や未反応スチレンを減 少させるために押出機のような装置を用いてさらに処理する必要がある。 POEは次のようにしてつくったエチレン/オクテンコポリマーである。用いた触媒及び共触媒 チタン:(N−1,1−ジメチルエチル)ジメチル(1−(1,2,3,4, 5−エタ)−2,3,4,5−テトラメチル−2,4−シクロペンタジエン−1 −イル)シランアミナト)(2−)N)−ジメチル:CAS135072−6 2−7 トリス(ペンタフルオロフェニル)ボロン:CAS1109−15−5 MMAO:CAS146905−79−5重合 十分に混合するCSTR(連続攪拌タンク反応機を用いてエチレン/オクテン コポリマーをつくる。各ポリマーを1250ppmのステアリン酸カルシウム、 500ppmのIRGANOXTM1076及び800ppmのPEP Qを用い て安定化する。 (セパレータから循環するエチレンと水素があればそれも含めエチレンと水素 を1つの流れに合体し、希釈混合物、C8−C10飽和炭化水素、たとえばISO PARTM−E(エクソンケミカル社の市販品)、とコモノマーの1−オクテンの 混合物、中に導入する。 金属錯体と共触媒を単一流に合体し、連続的に反応器に注入する。触媒は上記 と同じであり、主共触媒はトリ(ペンタフルオロフェニル)ボラン(ISOPA RTM−E混合炭化水素の3wt%溶液としてボールダーサイエンティフィック社 から市販)であり、第2共触媒は変性メチルアルモキサン(MMAOタイプ3A 、2Wt%のアルミニウム含有ヘプタン溶液としてアクゾノベルケミカル社から 市販)である。 重合反応機に導入する前に金属錯体と共触媒が反応する十分な滞留時間をとる 。 重合後、反応機出口流をセパレータに導き、そこで溶融ポリマーを未反応コモ ノマー、未反応エチレン、未反応水素及び希釈混合物流から分離し、後者を新た なコモノマー、エチレン、水素及び希釈剤と合体するために循環させ、反応機に 導く。溶融ポリマーは次にチョップドストランド化したりペレット化し、水浴中 又はペレタイザー中で冷却した後、固体ペレットを集める。次表に重合条件と生 成ポリマーの性質を示す。 このエチレン/オクテンコポリマーはASTM 792による密度0.860 、ASTM D−1238によるI213及びASTM D−1238によるI1 0 92.25、オクテン含量43wt%(15.9モル%)を有していた。 未ブレンドベイタウンAC−10と称する瀝青質がエクソンから市販されてい る。 表2にこのブレンド物に用いた種々のポリマーの性質を示す。 瀝青質−ポリマーブレンド物の製造 エクソンベイタウン(Baytown)AC−10瀝青質を170〜180℃ に加熱し同温度に維持し、一方3.5%(アスファルト+ポリマーに基く重量% )のポリマー材料を3500〜4000rpmで作動するSilverson LD−4高剪断ブレンダーを用いて上記瀝青質中に混入する。30分間の高剪断 混合の後、300rpmで作動するパドル型ミキサーを用いて170〜180 ℃に30分間低剪断混合する。ポリマーを加硫(硫黄架橋)する場合にはこの点 でポリマー瀝青質混合物に0.5wt%の硫黄を加え、このブレンド物を所定の 時間低剪断下に混合する。 表3にポリマー試料の性質とブレンド物の性質を示す。 表3はエチレン/スチレンの実質上ランダムなインターポリマーのすべてがア スファルト変性剤として適している訳ではないことを示している。アスファルト と相容性のあるエチレン/スチレンの実質上ランダムなインターポリマーはいず れも未変性AC−10アスファルト(試料A、ポリマーなし)に比し改良された 性質を示す。 メルトインデックスが低すぎるポリマーを用いると相容性が犠牲になる(試料 B参照)。理論にとらわれることは望まないが、ポリマー変性剤の分子量がこの 現象を支配しているといえる。メルトインデックスが低下するにつれ、ポリマー の分子量がブレンド物の性能と共に増加する。高すぎる分子量のポリマーは相容 性のないポリマー−アスファルトブレンド物をもたらす。 表3から、エチレン/スチレンの実質上ランダムなインターポリマー中のスチ レン含量がブレンド物の性能とアスファルト中のポリマー変性剤の相容性を制御 する重要な因子であることがわかる。スチレン含量が低いと、対応するメルトイ ンデックスをもっ実質上ランダムなポリマーが、ラッティングパラメータ(S. H.R.P.)、軟化点及び延性によって示されるように(ブレンド物3〜5と ブレンド物5〜8を対比)、改良されたブレンド物性能を示す。しかしスチレン 含量が低すぎると相容性が犠牲になる(ブレンド物3と5〜Cを対比)。架橋した瀝青質−ES試料ブレンド物の製造 エクソンベイタウンAC−10瀝青質を加熱し170℃に維持し、一方指示量 の3.5重量%の実質上ランダムなインターポリマー又は相容性ポリマー材料を Silversonモデルブレンダーを用いて上記瀝青質中に混入する。温度を 160℃に維持して、0.5重量%(アスファルト+ポリマー+硫黄に基く)の 硫黄をこの時点でポリマー−瀝青質ブレンド物に加え、このブレンド物を所定の 時間低剪断下に混合する。 表4にブレンド物混合時間、未架橋及び架橋ブレンド物の性質及び成分(B) として用いたポリマーを示す。 表4はアスファルト−ポリマーブレンド物を架橋する硫黄の効果を示す。架橋 の程度が小さいとブレンド物の軟化点が増加しラッティングパラメータ(S.H .R.P.)も増加する(XLB−1とXLB−2を対比)。架橋時間が長いと ラッティングパラメータが顕著に増加することによって示されるように架橋が増 加する(XL−2とXL−3の対比)。架橋したブレンド物XLB−2とXLB −3は共に、未架橋ブレンド物XLB−1に比し改良されたラッティングパラメ ータ(S.H.R.P.)をもつ。例2 ES−13,14,15,17,18及び19として示したE/Sインターポリ マーの製造 反応機 用いた単一反応機は6ガロン(22.7リットル)の油ジャケット式オートク レーブ連続攪拌タンク反応機(CSTR)である。混合はLightning A−320インペラーつきの磁気カップル攪拌機で行った。プロセス流は底部か ら頂部に流れるようにする。反応機のジャケットに熱交換油を循環させ反応熱を 除くようにする。反応機の出口の後に流れと溶液粘度を測定するミクロモーショ ンフローメータを設ける。反応機の出口の全ラインを50psi(344.7k Pa)のスチームでトレースして絶縁する。触媒成分 aは次の化学構造をもつ: bは(t−ブチルアミド)ジメチル(テトラメチルシクロペンタジエニル) シランチタン(II)1,3−ペンタジエン cは長鎖アンモニウム硼酸塩の混合物(C18〜C22)。方法 エチルベンゼン溶媒を30psig(207kPa)でミニプラントに供給し た。反応機への供給物をミクロモーションマスフローメータで測定した。可変速 ダイアグラムポンプで供給速度を制御した。溶媒ポンプの吐出し部で側流をとり 出し触媒注入ライン用(1 1b/時(0.45kg/時))と反応機攪拌機用 (0.75 1b/時(0.34kg/時))のフラッシュ流とした。これらの 流れを差圧流量計で測定し、ミクロフローニードル弁の手動調節で制御した。禁 止剤のないスチレンモノマーを30psig(207kPa)でミニプラントに 供給した。反応機への供給物をミクロモーション質量流速計で測定した。可変速 度ダイアグラムポンプで供給速度を制御した。スチレン流を残りの溶媒流と混合 した。エチレンを600psig(4137kPa)でミニプラントに供給した 。エチレン流をリサーチ弁制御流の直前にミクロモーション質量流量計で測定し た。ブルックス流量計/制御機をエチレン制御弁の出口でエチレン流に水素を導 入するのに用いた。エチレン/水素混合物を室温で溶媒/スチレン流と合体した 。溶媒/モノマーが反応機に入るとその温度がジャケット上の−5℃のグリコー ルでの熱交換により−5℃に低下した。この流れを反応機の底部に入れが。3成 分触媒系とその溶媒フラッシュも反応機の底部のモノマー流とは異なるポートか ら入れた。触媒成分の製造は不活性雰囲気のグローブボックス中で行った。これ らの希釈した成分を窒素で覆ったシリンダーに入れプロセス領域にある触媒操作 タンクに導いた。これらの操作タンクから触媒をピストンポンプで加圧してその 流れをミクロモーション質量流量計で測定した。これらの流れを単一射出ライン を通して反応機に入れる直前に互い及び触媒フラッシュ溶媒と合体した。 ミクロモーション流量計で溶液密度を測定後反応機生成物ラインに触媒失活剤 (溶媒と混合した水)を添加して重合を中止した。他のポリマー添加剤を触媒失 活剤共に加えることができる。ラインに設けた静止ミキサーを用いて反応機流出 流中に触媒失活剤と添加剤を分散させた。この流れを次いで後反応機加熱機に入 れて溶媒除去フラッシュのためのさらなるエネルギーを付与した。このフラッシ ュは流出液が後反応機加熱機を出ると生じ、圧力が475psig(3275k Pa)から反応機圧力制御弁で絶対圧の〜250mmに低下した。このフラッシ ュしたポリマーを加熱油で覆った脱気装置に入れた。脱気装置中のポリマーから 約85%の揮発分を除去した。揮発分は脱気装置の頂部から放出した。この流れ を凝縮し、グリコールを用いた交換機と真空ポンプを介し、グリコールジャケッ ト溶媒及びスチレン/エチレン分離容器に入れた。溶媒とスチレンを容器の底部 からまたエチレンを頂部から取り出した。エチレン流をミクロモーション質量流 量計で測定し組成を分析した。排出したエチレンの測定と溶媒/スチレン流中の 溶解ガスの計算をエチレン転換率の計算に用いた。脱気装置で分離したポリマー をギアポンプでZSK−30脱気真空押出機に圧入した。乾燥ポリマーが単一ス トランドとして押出機から得られた。このストランドを水浴中に引張ることによ って冷却した。過剰の水を空気を用いてストランドから吹きとばした後このスト ランドをストランドチョッパーを用いてペレットに切断した。 * 標準cm3/分ES−16として示されるE/Sインターポリマーの製造 例1におけるES−11及び12の製造と同様の方法を用いた。 次表にデータを示す。 ポリマーの特性を表5に示す。 アスファルト中のE/Sインターポリマーの相容性 アスファルトは天然産又は原油精製の副産物として得ることができる。原油由 来のアスファルトと天然アスファルトの組成は地質学的基源によって大巾に異な る。その結果アスファルト材料の特性は、天然か合成品かによって互いにかなり 異なる。 アスファルトの化学的な複雑が原因しアスファルトとポリマーその他の変性剤 との相互反応/相容性をその化学組成に基いて予測することは不可能である。同 様の理由からアスファルトとポリマーその他の変性剤との相互反応を従来アスフ ァルトを特徴づけるために用いていた分子特性(アスファルテン分、芳香族分、 飽和分、レジン分)に基いて予測することも不可能である。 広範囲の組成のアスファルトと優れた相容性を示す理想的なインターポリマー をよりよく特定するために、次のアスファルトの各々に4%のインターポリマー (試料ES−13〜ES−19)を加えたブレンド物をつくった。 この相容性テストに用いたアスファルトは次のとおりである。 Citgo AC−10: シテイズサービス社製のべネゼラ産原油からつく ったアスファルト Murphy 120−150: マーフィーオイル社製のN.W.カナダ原 油からつくったアスファルト Fina AC−10: フィナオイルアンドケミカル社製の西テキサスサワ ークルード原油(WTS)からつくったアスファルト DS AC−10: ダイアモンドシャムロック製の西テキサス中間原油(W TI)からつくったアスファルト Marathon AC−10: マラソンオイル社製のアラビア重質原油か らつくったアスファルト Conoco AC−10: コノコオイル社製のワイオミングサワー原油( WY)からつくったアスファルト 表6に示したインターポリマー試料の全部について、低剪断パドル型剪断Si lversonミキサを用い450°Fで2時間かけてアスファルトとのブレン ド物をつくった。SBSポリマーを市販のアスファルトにブレンドするために典 型的には高剪断ミキサを用いた。表6に示すSBS試料を低剪断パドル型攪拌機 を用いてアスファルトとブレンドし325°Fで1時間混合した。ポリマー/ア スファルトブレンド物の相容性を前記に概要を示した方法に従って求めた。表6 に示す値はブレンド物の頂部の軟化点とブレンド物の底部の軟化点の差である。 軟化点差か少ないことが望ましく、特にその差が約10°F以下が好ましい。軟 化点差が大きいということはポリマーがアスファルトから分離しやすいことを示 し望ましくない。相容性テストの結果を表6に示す。 上記データから37〜56%の範囲のスチレンwt%をもつインターポリマー 試料(ES−18,ES−13,ES−17及びES−14)がテストした広範 囲のアスファルトのタイプ全体に亘り優良の相容性をもつことがわかる。わずか 23.4%という相対的に低いスチレンwt%をもつ試料ES−19はアスファ ルト相容性に非常に劣る。同様に68.2%及び72.5%という相対的に高い スチレンwt%をもつ試料ES−15及びES−16もテストした多くのアスフ ァルトに対し比較的劣る相容性を示している。 またアスファルトの変性に広く実用されているがしばしば保存安定性を付与す るためにオイル等の追加の相容化剤を必要とする従来から広く実用されているS BS及びSBRと比較した場合、インターポリマー試料ES−18,ES−13 ,ES−17及びES−14が顕著に優れた相容性をもつこともわかる。表6の データは、多くの場合、追加の相容化剤の使用なしに保存安定性に優れたアスフ ァルト/インターポリマーブレンド物を達成しうることを示している。 インターポリマーが高剪断ミキサの使用なしにアスファルトとブレンドできる という事実は、ブレンド設備のコストを大幅に低減できる点で有利である。戦略的高速道路リサーチプログラム(SHRP)の超舗装(superpave )評価 超舗装評価は次の方法に従って求めた。 1.動的剪断レオメータ − AASHTO法TR−S 2.巻き上げ薄層フィルムオーブンテスト − AASHTO法T−240 3.圧力エージング容器 − AASHTO法PPI 4.ブレンド用ビームレオメータ − AASHTO法TP−1 5.ブルックフィールド溶融粘度 − ASTM D−4402 6.引火点 − AASHTO法T−48 種々のエチレン/スチレンインターポリマー−アスファルト組成物の評価を表 7に示す。高い使用(サービス)温度と低い使用温度℃を第1の値正数と第2の 値負数で示す: たとえば70−22の使用評価は70℃の高温使用評価と−22℃の低温使用 評価を意味する。(温度の測定はSHRP超舗装プロトコールに示されているよ うに、6℃の増加間隔で行った。それ故76の高温評価は70の評価より望まし く、一方−28の低温評価は−22の評価より望ましい。) 一般的にいって、表7のデータはインターポリマー変性アスファルトの超舗装 級評価は、現在実用されているポリマーを代表するSBS又はSBRで変性した ときの対応するアスファルトの超舗装級評価に等しいか又は多くの場合それより 優れていることを示している。また68.2wt%のスチレンをもつ試料ES− 15は他のインターポリマー試料よりも劣る超舗装級評価を示したことがわかる 。 アスファルトをE/Sインターポリマーの混合物のデルタT値 アスファルトバインダーがアスファルト超舗装高温級要求をちょうど満足する 温度とそれが同低温級要求をちょうどパスする点との間の絶対差を測定して求め た。これらの測定はわずか6℃を用いる通常の超舗装プロトコールとは関係なく 行った。高いデルタT値はアスファルトバインダーがより広い使用範囲をもつこ とを意味し好ましい。 種々のポリマー−アスファルトの組合せについてのδT値を表8に示す。ES −15(スチレン68.2wt%)の例外を除き、インターポリマー試料は、現 在実用されているポリマー変性剤のSBS及びSBRで変性した対応するアスフ ァルトに比し、アスファルトバインダーブレンド物中でより高いデルタT値を示 した。 表6,7及び8のデータは、エチレンとスチレン残渣の両者をもつインターポ リマー部分におけるスチレン含量が約37〜約56%(コポリマー中のスチレン %)のエチレン/スチレンインターポリマーとアスファルトの混合物におけるポ リマー濃度が4wt%のエチレン/スチレンインターポリマーが広範囲のアスフ ァルト組成物との使用における適合性をもつことを明瞭に示している。 適合性は広範囲のアスファルト組成物において優れた相容性と保存安定性の組 合せをもちながら、同時に同じアスファルトに現在実用されているポリマーをブ レンドしたときに示す値と同じかそれよりも優れたSHRP超舗装級評価及びデ ルタT値を示すことを意味する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C08L 95/00 23:16) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,YU (72)発明者 ガッツケ,アモールド エル アメリカ合衆国ミシガン州 48640 ミド ランド ハンターズ リッジ 204 (72)発明者 ブレデウエグ,コーウイン ジェイ アメリカ合衆国ミシガン州 48640 ミド ランド リーウェイ ドライブ 5709 (72)発明者 マッケイ,ケビン ダブリュー アメリカ合衆国ミネソタ州 55110 ホワ イト ベア レーク サン テラス 2783 (72)発明者 グロス,ウィリアム エイ アメリカ合衆国ルイジアナ州 70817 バ トン ルージュ ファイブフォークス ド ライブ 5045 (72)発明者 デイール,チャールス エフ アメリカ合衆国テキサス州 77566 レー ク ジャクソン デューベリー ドライブ 119

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(1)2〜10の炭素原子をもつ少なくとも1のオレフィンから誘導される ポリマー単位約30〜約80重量%; (2)1以上のビニリデン芳香族モノマーから誘導されるポリマー単位約2 0〜約80重量%;及び (3)4〜10の炭素原子をもつ1以上のジェンから誘導されるポリマー単 位約1〜約20重量%からなり; 成分(1),(2)及び(3)の合計重量%が100であることを特徴とす る実質上ランダムなインターポリマー。 2.成分(1)がエチレンから誘導されるポリマー単位である請求項1の実質上 ランダムなインターポリマー。 3.成分(2)がスチレンから誘導されるポリマー単位である請求項1の実質上 ランダムなインターポリマー。 4.成分(3)がエチリデンノルボルネンから誘導されるポリマー単位である請 求項1の実質上ランダムなインターポリマー。 5.成分(1)がエチレンから誘導されるポリマー単位であり、成分(2)がス チレンから誘導されるポリマー単位であり、そして成分(3)がエチリデンノ ルボルネンから誘導されるポリマー単位である請求項1の実質上ランダムなイ ンターポリマー。 6.(A)瀝青質材料約80〜約99重量%;及び (B)少なくとも1のビニリデン芳香族モノマーから誘導されるポリマー単 位約20〜約80重量%及び2〜約10の炭素原子をもつ少なくとも1の脂肪 族オレフィンから誘導されるポリマー単位約20〜約80重量%からなる少な くとも1のインターポリマー約1〜約20重量%からなることを特徴とするブ レンド物。 7.(a)成分(A)が約90〜約99重量%の量で存在し; (b)成分(B)が約1〜約10重量%の量で存在し; (c)成分(B)が(1)少なくとも1のビニリデン芳香族モノマーから誘 導されるポリマー単位約20〜約80重量%及び(2)2〜約10の炭素原子 をもつ少なくとも1の脂肪族オレフィンから誘導されるポリマー単位約20〜 約80重量%からなるインターポリマーである請求項6のブレンド物。 8. (a)成分(A)が約99〜約95重量%の量で存在し; (b)成分(B)が約1〜約5重量%の量で存在し; (c)成分(B)が(1)少なくとも1のビニリデン芳香族モノマーから 誘導されるポリマー単位約20〜約80重量%及び(2)2〜約10の炭素原 子をもつ少なくとも1の脂肪族オレフィンから誘導されるポリマー単位約20 〜約80重量%からなるインターポリマーである請求項6のブレンド物。 9.成分(B1)がスチレンであり、そして成分(B2)がエチレンである請求 項6のブレンド物。 10.成分(B1)がスチレンであり、そして成分(B2)がエチレンである請求 項7のブレンド物。 11.成分(B1)がスチレンであり、そして成分(B2)がエチレンである請求 項8のブレンド物。 12.(a)成分(A)が約90〜約99重量%の量で存在し; (b)成分(B)が約1〜約10重量%の量で存在し;そして (c)成分(B)が(1)スチレンから誘導されるポリマー単位約25〜約 60重量%及び(2)エチレンから誘導されるポリマー単位約40〜約75重 量%からなるインターポリマーである請求項6のブレンド物。 13.(a)成分(A)が約99〜約95重量%の量で存在し; (b)成分(B)が約1〜約5重量%の量で存在し;そして (c)成分(B)が(1)スチレンから誘導されるポリマー単位約30〜 約55重量%及び(2)エチレンから誘導されるポリマー単位約45〜約70 重量%からなるインターポリマーであり;そして成分(B)がASTM D− 1238方法A、条件E(190℃/2.16Kg重量)で測定して0.05 〜5.0g/10分のメルトインデックスをもつ請求項6のブレンド物。 14.更に(C)成分(A),(B)及び(C)の合計重量に基づき約0.1〜約 10重量%の量で用いられる硫黄又は硫黄含有架橋用物質を含有し;そして成 分(B)が少なくとも1のオレフィンから誘導されるポリマー単位約79〜約 30重量%;1以上のビニリデン芳香族モノマーから誘導されるポリマー単位 約69〜約20重量%;及び1以上のジエンから誘導されるポリマー単位約1 〜約20重量%からなるインターポリマーである請求項6のブレンド物。 15.成分(B1)がエチレンであり、成分(B2)がスチレンであり、そして成 分(B3)がエチリデンノルボルネンであり;さらに成分(C)が硫黄である 請求項14のブレンド物。 16.成分(B)が成分(C)によって架橋されている請求項14のブレンド物。 17.成分(B)が成分(C)によって架橋されている請求項15のブレンド物。 18.(A)瀝青質材料約90〜約99重量%;及び (B)少なくとも1のビニリデン芳香族モノマーから誘導されるポリマー単位 約20〜約80重量%及び2〜約10の炭素原子をもつ少なくとも1の脂肪族 オレフィンから誘導されるポリマー単位約20〜約80重量%を含有する少な くとも1のインターポリマー約1〜約10重量%;が水と混合されて水性分散 液又はエマルジョンを形成していることを特徴とする水性分散液又はエマルジ ョン。
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