JPS61142260A - プレキヤスト式箱形車庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、工場で成型した複数のコンクリート製のブロ
ックを現場に搬入して設置し、各ブロックを連結一体化
して成るプレキャスト式箱形車庫に関し、さらに詳しく
はブロックの頂板の形状に関する。

（従米の技術） プレキャスト式箱形車庫（以下、単に車庫という）は、
工場で成型したブロックを現場に搬入、設置し、連結一
体化して成り、道路と宅地地盤とに高低差のある箇所に
おいて宅地の地下に埋設される。

ところが、従来、車庫を構成するブロックの頂板が水平
であったため、次のような問題があった。

頂板の上には盛土がなされ、住宅地あるいは庭として利
用されているが、頂板が水平なため頂板が僅かにたわん
で凹み、頂板の上に水が溜りやすく、車庫の上にある庭
の水はけ不良を拮いたり、溜った水が車庫の接合部分の
隙間から車庫内に漏洩する等の問題があった。また、車
庫内に人が入った場合、天井が水平であると１、ｌｉ庫
内が狭く、圧迫感を感じるきらい力ｆあった。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明の目的は、４Ｌ庫上の排水性を良好なものとする
ことにある。本発明の他の目的は、車庫内において人が
感じる圧迫感を減少させることにある。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明では、各ブロックの
頂板を車庫の幅方向にアーチ状に形成した。

（実施例） 次に、本発明の一実施例を第１図〜第６図に基いて説明
する。

：５２図に示すように車庫１は、最前部のブロック２、
中間部のブロック３および最後部のプロ・２り４の鉄筋
コンクリート製の各ブロックから構成される。そのうち
中間部のブロック３の正面を第１図に示す。

第１図を参照して、ブロック３は底板５、左側板６、右
側板７および頂板８を有する。ここで頂板８は、車庫１
の幅方向にアーチ状に形成してあり、車庫１の上の排水
性を良好としている。頂板８の左・右端には水平面９．
１（）が形成されているが、これは水平面９．１ｏ上に
別体の土留めのための擁壁１１を載せることがあるため
である。

頂板８をアーチ状に形成したため天井８Ａも上方に弓な
りに形成され車庫１内で人が感じる圧迫感を和らげるこ
とができる。また、左・右側板６．７と頂板８との間の
上部ハンチ１２では、頂板８から左・右側板６．７にか
けて緩やかな丸みＲとなっているので、この部分に応力
集中を生じない 頂板８をアーチ状に形成することは各ブロック２．３．
４共通であるが、最前部のブロック２における上部２Ａ
のように土地から露出している部分は、水はけ等を考慮
する必要がないのでその部分の頂板はアーチ状にしなく
てもよい。

左・右側板６．７と底板５との間の下部ハンチ１３は、
断面四角で上面１４がほぼ水平に形成されているので、
該上面１４に自動車の備品等種々の物を置くことができ
る。なお、下部ハンチ１３に設けである鋼棒溝１５は、
後述のように施工時に防水モルタル等で塞がれる。

頂板８の左・右端の水平面９．１０および１−′部ハン
チ１３の上面１４には、上面が開放された断面Ｕ字状の
鋼棒溝１５が計４本設けられている。全ブロック２．３
．４を現場に設置してから、車庫１内に鋼棒１６を入れ
、前記各鋼棒’ｔｊｌ　１５の開放上面から鋼棒１６を
落とす。鋼棒１６の代わりに鋼より線を用いてもよい。

そして、第３図に示すように鋼棒１６の後端］７に当て
板１８を嵌合しナツト１９で締めてから、鋼枠１６の前
端２０に当て板１８を嵌合し鋼棒１６を油圧ジヤツキ等
で引っ張り緊張させ、ナツト１９を締めてブロック２．
３．４に定着させる。こうしてブロック２．３．４が連
結一体化され、車庫１の長さ方向にプレストレスがかけ
られる。

車庫１の前の道路の幅が狭く、且つ道路の対向側に塀等
があっても、鋼棒１６を斜めにすれば車庫１内に鋼棒１
６を入れることが゛できる。

また、鋼棒１６を４を庫内において上面が長く開放され
た鋼棒溝１５がら入れるので、ブロック２．３．４に埋
設したシースに鋼棒を通す方法に比べて作業性が良い。

第３図では下部ハンチ１３の箇所だけ示したが、頂板８
の箇所も同様である。

こうしてブロック２．３．４を連結一体化した後、鋼棒
溝１５をモルタル等で塞ぐ。

マタ、ブｏツク２．３．４を連結一体化した後、次のよ
うに各ブロック２．３．４の接合部分Ｊを防水モルタル
または防水コンクリートによって止水処理を施す。防水
モルタル等によって止水処理することは、ゴムパツキン
等で止水処理することに比べ低コストである利点がある
。

頂板８の接合面に沿って上部が開放した溝２１が形成さ
れており、ブロック２．３．４を接合させるとｔｊＳ４
図に示すように接合部分Ｊに下方部が断面円状に膨らん
だ止水溝２２ができる。

この止水溝２２の開口２３がら（図示しない）防水モル
タルまたは防水コンクリート等を注入する。

また、左・右側板６．７の接合面に沿って断面半円状の
溝２４が形成され、ブロック２．３．４が接合されると
第５図に示すように接合部分Ｊに断面円状のＷ水溝２５
ができ、頂板８の左・右水平面１０の開口２６から防水
モルタル等を注入する。

底板５の場合も頂板８と同様であり、接合面に沿って上
部が開放した溝２７が形成されており、ブロック２．３
．４を接合させると第６図に示すように接合部分Ｊに下
方部が断面円状に膨らんだ止水溝２８ができるので、こ
の止水溝２８の開口２９から防水モルタル等を注入する
。

車庫１の頂板８がアーチ状なので、地中に浸透した水は
、車庫１の頂板８の上面の曲面を伝わって車庫１の左右
に流れ、車庫１上に溜ることがない。

（発明の効果） 本発明によれば、次の効果がある。

■車庫の上の土地の水はけがよくなり、また車庫内への
水漏れの原因となる車庫上の水溜りを生じない。

■＊庫内の天井が上向きに弓なりなので、車庫内空間が
広くなり、また人が感じる圧迫感が和らげられる。

■頂板がアーチ状なので水平状のものに比べ頂板上にあ
る土地、溝築物等の荷重に対して強い構造となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、車庫の中間部のブロックの正面図、第２図は
、車庫の側面図、 第３図は、ブロックに定着した鋼棒を示す部分図、 第４図は、ブロックの頂板の接合部分における止水溝の
部分斜視図、 第５図は、ブロックの側板の接合部分における止水溝の
部分斜視図、 第６図は、ブロックの底板の接合部分における止水溝の
部分斜視図である。 １：プレキャスト式箱形車庫 ２：９．前部のブロック ３：中間部のブロック ４：最後部のブロック ８：頂板 代理人　弁理士　辻　三部（ほか１名）第１図 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数のコンクリート製のブロック（２）、（３）、（４
   ）を連結一体化して成るプレキャスト式箱形車庫（１）
   において、各ブロック（２）、（３）、（４）の頂板（
   ８）を車庫（１）の幅方向にアーチ状に形成し、該頂板
   （８）の上に盛土をして宅地あるいは庭としたことを特
   徴とするプレキャスト式箱形車庫。