JPS61142130A - プラスチツク容器等の殺菌方法 - Google Patents

プラスチツク容器等の殺菌方法

Info

Publication number
JPS61142130A
JPS61142130A JP25832284A JP25832284A JPS61142130A JP S61142130 A JPS61142130 A JP S61142130A JP 25832284 A JP25832284 A JP 25832284A JP 25832284 A JP25832284 A JP 25832284A JP S61142130 A JPS61142130 A JP S61142130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
aqueous solution
spraying
temperature
flow rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25832284A
Other languages
English (en)
Inventor
郷原 秀一
雄二 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP25832284A priority Critical patent/JPS61142130A/ja
Publication of JPS61142130A publication Critical patent/JPS61142130A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプラスチック容器等の殺菌方法に関するもので
、例えば食品類を内容物とするプラスチック容器等をそ
の充填前に殺菌する方法に関する。
(従来の技術) 従来からプラスチック容器等の殺菌方法としてはH2O
2を使用することが一般的に行われて来た。
この場合H2o2を容器に塗布するだけで殺菌を行うの
ではなく、通常加熱したH2O2水溶液を容器に塗布し
た後、−ホットエアー等で加熱を行い、あるいは紫外線
照射が行われている。H2O2水溶液を容器に塗布した
後、加熱する方法においてはプラスチック容器の多くが
熱可塑性であるため、加熱が行える容器の材質が自から
限定され、また紫外線を用いる方法ではカビに対しての
殺菌効果が不充分であるためUV−照射後に熱風等で加
熱処理が行われ、そのためプラスチック容器の材質もH
2O2水浴液の溶液を塗布した後、加熱する方法と同様
にその材質は限定されてしまう。さらにプラスチック容
器の材質等の種類の範囲を拡げようとするとプラスチッ
クの熱変形があるため加熱条件は低くせざるを得なくな
り従来通りの殺菌効果を得ようとすると処理時間を長く
しなければならない。
(発明の目的) 本発明は上記の従来の方法の欠点を解決すべくなされた
もので、H2O2水溶液の常温スプレー、ホットエアー
処理、紫外線照射工程中、いかにして容器の変形を来さ
ずに殺菌することができるようにすることを目的とする
ものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上述の通りの問題を解決するために、ホットエアーを使
用することは避けられないので、他の工程と組合わせ高
温圧縮エアー処理の条件を問題点とした。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の問題点を解決しようとするもので、プラ
スチック容器とくに食品用の容器の殺菌にあたり、該容
器に対し、常温の濃度35%のH2O2水溶液をスプレ
ーする第1工程、次いで80〜2000Cの圧縮ホット
エアーを流量0.1 t/min a cm2以上の条
件で極めて短時間吹き付ける第2工程、さらに容器に紫
外線を照射する第3工程からなる3工程を順に連続的に
複数回繰返して行うことを要点とするものである。
本発明に使用するH2O2の濃度はプラスチック容器の
殺菌の程度にもよるが安全性等を考慮すると35%以下
で充分であり、またH20□水溶液の温度は第2工程と
第3工程を考えれば常温で充分である。
また常温でH2O2水溶液をスプレーすることにより従
来の場合より装置設計、製作が簡単になる。またH2O
2水溶液は高温になった場合、その濃度が高まり爆発の
危険性もあることから常温での処理が必要である。こ\
でいう常温とは10〜30°Cである。
H2O2水溶液のスプレ一方法については容器内に広く
分散する必要と、第2工程でのホットエアーで加熱し易
い状態が必要でミストの細かいこと、さらに勢よく塗布
するために一流体式のノズルを用いるスプレー法よりも
二流体式のノズルを用いないスプレー法がよい。
第2工程で行うホットエアー処理においてはホットエア
ーはカートリッジ式やコイル式で熱風を得るが、この場
合流量が問題であって、ホットエアーを容器内全体に速
やかに、しかも温度のバラツキを可能の限り少くする状
態で吹き付けることによりプラスチック容器の熱変形の
少ない状態で、すなわち数秒間の吹付けにより殺菌でき
る。そのためホットエアーの流量は0.I 17m1n
−α2以上が必要で、その温度は80〜200°Cの範
囲の0.1〜2.0Kg/1yn2の圧縮エアーが好ま
しい。高温圧縮エアーのノズルの先端を容器内に入れた
状態で吹付けることにより、容器内全体に速かに、しか
も温度のバラツキをできるだけ少い状態が得られ、加熱
の効率がよくなり、殺菌効果も向上する。また流量が0
.I L /min −c1n2以下であると、コイル
式でホットエアーを得る場合に、コイルが熔解し、断線
する可能性もあるから注意を要する。
紫外線照射については所謂、殺菌灯でIQ mWs e
c/cm2以上の線量であれば充分である。
第1工程のH2O2水溶液を容器にスプレーした後第2
工程のホットエアーを吹き付け、次いで紫外線照射する
。この場合容器にH2O2水溶液を容器にスプレー後、
上記の高温圧縮エアーの吹き付けのみでは圧縮エアーが
可成り高温でないと短時間で充分殺菌効果が得られず容
器の材質等が限定されてしまう。H2oz水溶液を容器
にスプレー後、紫外扉の照射のみであるとカビに対して
充分な殺菌効果が得られない。さらにH2O2水溶液を
容器にスプレー後紫外線を照射し、ホットエアーを吹き
付ける場合、上記二連りの順序よりも殺菌効果はあるが
、本発明方法と比較するとその殺菌効果は劣る。
その殺菌効果の違いについてはH2O2水溶液を加熱し
て得られるH20□の殺菌作用は一般に加熱以降に現わ
れるとされており、本発明の場合、ホットエアーの吹付
は後に紫外線照射があるため、その殺菌作用は有効に活
用できる。また紫外線照射以前の処理としてH2O2の
高温圧縮エアーによる加熱があり、これによりH2O2
水溶液は加熱されているために常温時に紫外線による分
解が進むので殺菌効果が向上する。以下実施例により更
に具体的に本発明を説明する。
(実施例) 実施例I Iリエチレン(30μ)/紙C60t/m2) /ポリ
エチレン(15μ)/アルミ箔(7μ)/ポリエチレン
(60μ)の積層物を用いて一方の口が開放された状態
の方形容器を用意した。この容器にBacillus 
5ubtilis 5pOreを107/ 1箱になる
ように植菌し、乾燥後(イ)〜(ハ)の処理方法で殺菌
を実施した。その後、開放部分をヒートシールし、容器
を密封し、その外側をアルコールで消毒後、容器を上下
半分に切断し、上下それぞれの断片の菌数チェックを行
った。その結果を第1表に示した。
(イ)常温(200G)、濃度35%のH2O2水溶液
を容器にスプレーし、その後、流量0.67 L /m
in 、 cm2の120°9の圧縮エアーを5秒間吹
き付けた後、紫外線(線量10mWsec /、yB2
)照射した。
(ロ)常温(20°C)で35%H2O2水溶液を容器
にスプレーし、その後、流量帆1l/m1n−c!n2
の120°Cの圧縮エアーを5秒間吹き付け、次いで紫
外線(10mWsec /cm2の線量)照射した。
(ハ)常温(20°C)で濃度35%H2O2水溶液を
スプレーし、その後、流量0.17 L /min −
(yB2.120°Cの圧縮エアーを5秒間吹き付けた
後線量10mw5ec/cm2の紫外線照射を行った。
第  1  表 実施例2 ポリエチレン(30μ)7紙(60r/m2)/ポリエ
チレン(15μ)/アルミ箔(7μ)/ポリエチレン(
60μ)の積層物を用いて一方が開放された方形の箱を
作製した。この容器にBacil/lus 5ubti
1is 5pore 、  Aspergillus 
niger 5poreをそれぞれ106個/1箱にな
るように植菌し、乾燥後に)〜(へ)の処理方法で殺菌
を実施し、その後、容器内にBacillus 5ub
tiliss 5oporeに対してはニュートリエン
ドΦブロス、またAspergillus niger
日poreに対してはブドウ糖ペプトン培地を100−
入れ、開放部分をヒートシールし、よく攪拌後、ニュー
トリエンド・ブロスを入れた容器ハ35°Cの恒温室、
ブドウ糖ペプトン培地を入れた容器は50Cの恒温室に
2週間の保存を行った。その後、容器カラニュートリエ
ンド・ブロスまたはブドウ糖ペプトン培地を出し、ニゴ
リの有無をチェックした。その結果は第2表に示す通り
である。
に)常温(200C’ )、濃度35%H2O2水溶液
をスプレーした後流量0.1 t/min −cm2、
温度130°Cの圧縮エアーを5.10.20秒間吹き
付ける。
(ホ)常温(200C’ )の濃度35%のH2O2水
溶液をスプレーした後10mWsec /Crn2の線
量の紫外線照射を行い、流量0.I L/min −c
m2の130@Cの圧縮エアーを5 、10 、15 
、20秒間吹き付けた。
(へ)常温(20°C)の35チH2O2水溶液をスプ
レーした後、流量0 、I L/min −cm2で温
度130°Cの圧縮エアーを5 、10 、15 、2
0秒間吹付け、lQmWsec/α2の線量の紫外線を
照射した。
第  2  表 (註)表中○または×はニュートリエンド・ブロス5個
、ブドウ糖ペプトン培地5個のうち一つもニゴリのない
ものは○であり、それ以外は×で示した。
(効 果) 実施例で示されたように高温圧縮エアーの流量を0.I
 L /min −(132以上にすることにより殺菌
効果は向上することがわかる。またH20□水溶液を容
器にスプレーした後、流量0.127m1n−α2の高
温圧縮エアーを吹付け、さらに紫外線照射することで従
来より殺菌効果が向上し、従来よりも低い温度で容器の
殺菌が充分に行われ、プラスチック容器の材質の選択範
囲が例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニリデン等と広くなり、これらの容器に
も本発明の殺菌方法が適用されるので産業上、極めて有
用な殺菌方法ということができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プラスチック容器等の殺菌にあたり該容器に対し常温で
    濃度35%H_2O_2水溶液をスプレーする第1工程
    、次で圧縮ホットエアーを流量0.1l/min・cm
    ^2以上で極めて短時間吹き付ける第2工程、さらに容
    器に紫外線を照射する第3工程からなる3工程を順に連
    続的に複数回繰返して行うことを特徴とするプラスチッ
    ク容器等の殺菌方法。
JP25832284A 1984-12-06 1984-12-06 プラスチツク容器等の殺菌方法 Pending JPS61142130A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25832284A JPS61142130A (ja) 1984-12-06 1984-12-06 プラスチツク容器等の殺菌方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25832284A JPS61142130A (ja) 1984-12-06 1984-12-06 プラスチツク容器等の殺菌方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61142130A true JPS61142130A (ja) 1986-06-30

Family

ID=17318632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25832284A Pending JPS61142130A (ja) 1984-12-06 1984-12-06 プラスチツク容器等の殺菌方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61142130A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003015834A1 (fr) * 2001-08-20 2003-02-27 Menicon Co., Ltd. Procede de desinfection

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003015834A1 (fr) * 2001-08-20 2003-02-27 Menicon Co., Ltd. Procede de desinfection

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106029336B (zh) 低酸性食品无菌包装的方法
KR20010021767A (ko) 살균 플라스틱 용기의 제조방법과 장치
CA1167622A (en) Method for sterilizing packaging material by means of steam
JP2018002285A (ja) スリーブの殺菌方法及び装置
JPS61142130A (ja) プラスチツク容器等の殺菌方法
JPH11334709A (ja) 無菌包装品の製造方法
EP3187324A1 (en) Decontaminating unit for decontaminating parisons made of a thermoplastic material and molding apparatus for molding containers starting from parisons made of a thermoplastic material
JPS63152526A (ja) 包装材料の減菌法
JP2019055896A (ja) ガラス容器の製造方法
JPS624038A (ja) 容器の殺菌方法
BR112020002837A2 (pt) tampa para recipientes de embalagem, incluindo um pó ou líquido integral, adaptada para esterilização
JPH09240629A (ja) 無菌充填装置における紙容器の殺菌方法及び殺菌装置
CA2452116A1 (en) Method and apparatus for producing bottle-type synthetic resin containers
JP2834649B2 (ja) ボトルの殺菌方法
JPS5915028A (ja) 容器の殺菌方法および装置
JPS63307026A (ja) 飲食品の無菌充填方法
JP2003072719A (ja) 無菌充填方法および容器の殺菌方法
JPH0157944B2 (ja)
JPH0152254B2 (ja)
JPS61273326A (ja) 包装材料の殺菌方法
JPS61142129A (ja) 包装材料の殺菌方法
JPS6250101B2 (ja)
JPS63110124A (ja) 容器の滅菌方法
JP2923671B2 (ja) 内容物を充填した容器の製造方法
JPS61131749A (ja) ガス滅菌包装体