JPS61141440A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPS61141440A
JPS61141440A JP26499784A JP26499784A JPS61141440A JP S61141440 A JPS61141440 A JP S61141440A JP 26499784 A JP26499784 A JP 26499784A JP 26499784 A JP26499784 A JP 26499784A JP S61141440 A JPS61141440 A JP S61141440A
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    • G03C1/04Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with macromolecular additives; with layer-forming substances
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料に関する。
特に、感度が高く、かつ取扱いが容易であるという、写
真感光材料に対する基本的な要請を十分に満たすことが
可能なハロゲン化銀写真感光材料に関する。
〔従来の技術〕
写真感光材料は、感度が高“く、かつ取扱いが容易であ
ることが望まれる。特に、近年の各種写真技術の発達に
伴い、各分野において一層の高感度化が要請されている
。例えば、カメラの高速シャッター化、カラーおよび黒
白フィ熱り両紙の卿闘晒の迅速処理化、印刷業等におけ
るエレクトロニクス化や簡略化、医療分野におけるX線
写真による各種診断能の向上の要求及びX線の被曝放射
載量低減化の要求など、各分野の要求に応じて高感度化
が求められているのである6′!!たI・ロゲン化銀写
真感光材料にあっては、コスト低減や省資源の要請から
、碌るべく銀の使用量を少なくすることが望まれ、この
点でも高感度化が要求されている。
感度が高くなればそれだけ銀の量が少なくてすむので、
省銀が可能となるからである。また一方、写真感光材料
は合成樹脂などを支持体としてフィルム状にして用いら
れることが多く、何らかの原因で折れ曲がったシする場
合があり、このため現像後の画像が黒化したシ、また減
感を生じたりすることがある。このように、現像処理前
に加わった圧力により、その部分に黒化が生じること(
圧力カプリ)や、また減感を生ずること(圧力減感)は
、現像後の画像をいためてしまうので、極力避けなけれ
ばならない。特に最近では、各種の自動化(例えば自動
搬送装置やカメラの自動充填装置など)が進んでいるた
め、現像前に感光材料に機械的圧力が加わる可能性が′
大きく、これが画像を劣化させる原因ともなっている。
また、医療用X線フィルムなどの場合、フィルムサイズ
が大きいため、取扱い中にフィルムが折れるいわゆるつ
め折れが起こシ易く、これによシ圧カカブリや圧力減感
が生ずることがある。医療用写真は診断の基礎となるも
のであシ、かつ微妙な画像の現われ方で判断を行うもの
でもあるから、このような画質の劣化は防止しなければ
ならない。
しかし前記したような要請に従って高感度化を進めると
、この問題は一層大きくなる。感光材料を高感度にすれ
ばする程、圧力カプリや圧力減感° は生じやすくなる
からである。従りて、高感度であって、しかも圧力カブ
リや圧力減感のない写真感光材料が望まれているのが現
状である。しかしながらこの双方の要求を満たすことは
なかなか困難であり、従来より高感度化を図ったシ、あ
るいは圧力耐性を高めるための技術は種々提案されてい
るが、双方を十分に満足させる技術は未だ知られていな
い。
例えば、特開昭57−178235号、特願昭57−1
3953号等には、単分散乳剤と多分散乳剤とを併用す
るなどハロゲン化銀乳剤に特徴をもたせて高感度化を図
った技術が開示されている。
しかしここでは圧力カブリや圧力減感は問題にされてお
らず、この点は必ずしも良好とは言えないわ と思かれる。
また、従来用いられて来九粒径分布の広い粒子は、化学
増感がすべての粒子に適切に施すことができず、各粒子
のもつ本来の感度が十分に引き出に加える技術が知られ
ている。
一方、圧力耐性を高める技術も種々提案されているが、
感度の点で満足すべきものでなか・たシ、;その他問題
があることがある。
更に、一方、従来より、ポリビニルピロリドンを写真感
光材料に加える技術が知られている。例えば、耐接着性
を改良するため、最外層の非感光層にポリビニルピロリ
ドンを添加することが知られている(特開昭59−72
439号)が、これによるとフィルムの透明性が劣化し
てしまう。また、m−ジヒドロキシベンゼン類またはヒ
ドロキシナフタレン類とビニルピロリドン重合物の添加
が知られている(特開昭58−207040号)が、こ
れは湿潤剤添加による耐接着性劣化防止、高温高湿下の
カプリ防止のためで、高感度化や耐圧性の改良は達成さ
れず、また、帯電防止剤としてビニルピロリドンを併用
する従来例もある(特開昭57−109947号)′が
、これも同様である。
〔発明の目的〕
本発明は上記のような背景でなされたもので、その目的
は、高感度であって、かつ圧力カブリや圧力減感の少な
いノ・ロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
〔発明の構成・作用〕
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、そのノ・ロゲン
化銀粒子の粒度分布曲線には少なくとも1つの山と少な
くとも1つの谷が存在し、かつこの写真感光材料には、
ポリビニルピロリドンを含有させたことを特徴とする。
この構成の結果、粒度分布曲線の特徴から、高感度化が
実現できる。即ち、粒度分布に山と谷ととがあるとは、
第1図に略示して例示する如く、粒径(横軸)と粒子数
(たて軸)との関係において、図のA(またはB)の如
き山が少なくとも1つ存在し、図のCの如き谷が少なく
とも1つ存在するということであるから、この粒度分布
に基づいて、高感度化が達成できるのである。例えば、
大ざっばな言い方ではあるが、粒径の小さい人で十分な
感度をとるように構成できる。また、A。
Bそれぞれについて、適正な増感手段を施すことが可能
なので、これによっても感度を高めることができる。ま
た、Cの如き谷が存在するので、A(またはB)で十分
な感度をとりつつ、このCの分だけ銀の量が少なくてす
むので、省銀効果がある。つまり、少ない銀の量で十分
な高感度が得られるということである。なお、図の0は
ゼロ、っまシ谷に該当する粒径の粒子数はゼロであって
もよい。
また本発明の写真感光材料は、ポリビニルピロリドンを
含有させたので、圧力カプリや圧力減感を防止できる。
これは、ポリビニルピロリドンによる作用と思われるが
、上記の如き粒度分布が前提されているので、かかる粒
度分布と相俟って、この圧力耐性の効果が確実ならしめ
られているものと考えられる。
本発明の実施に際しては、高感度を得るためには第1図
に例示した如き谷Cの高さが、最も高い山Aに隣接する
山B(隣接する山が2つある場合低い方の山)の高さの
90−0%であることが好ましい。更に好ましくは、7
0〜5Xの範囲である。
本発明においては、粒度分布曲線に少なくとも1つの山
と少なくとも1つの谷が存在すればよく、このような粒
度分布をもつものであれば、単分散乳剤または多分散乳
剤単独でも、あるいは数種類混合したものでも、いずれ
も使用できる。多分散乳剤を用いる場合、好ましくはそ
の量を全乳剤の50wt%以下にして併用するのがよい
本発明の好ましい実施態様にあっては、単分散乳剤が少
なくとも1糧用いられる。単分散乳剤を用いることによ
シ、好ましい粒度分布を得ることができる。なか本明細
書単分散乳剤とは、平均粒径を1、標準偏差をSとする
と、 フ< 0.20 であるものを言う。多分散乳剤は τ≧0.20 である。また粒径(粒度分布について言う粒径も同じ。
)は、ハロゲン化銀粒子の電子顕微鏡写真において、そ
の投影面積を円に換算し、その直径から求める。また、
遠心沈降液相法゛にょるストークス径測定によっても得
られる。粒度分布の測定も、同様に、電子顕微鏡写真等
から求められる。
ポリビニルピロリドンの量は、これを含有させる層のゼ
2テンioo重量部に対し、1〜5重量部が好ましい。
この範囲であると本発明の効果は十分に発揮され、かつ
高温高湿下におけるカプリの発生や、感度低下の心配が
ない。更に好ましくは、2重量部以上である。
本発明に用いられるポリビニルピロリドンはビニルピロ
リドンを繰シ返し単位として含む重合体であシ、単量体
としてビニルピロリド/のみを含ムポリビニルピロリド
ンであっても、ビニルピロリドンと他の単量体とをそれ
ぞれ繰シ返し単位として含む共重合体であっても良い。
ビニルピロリドンと共に共重合体を構成する単量体とし
ては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、N、N−ジメチルアクリルアミ
ド、N−ヒドロキシエチルアクリルアミド、メチルメタ
クリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、メチルビニルケトン、スチレ
ン、メトキシスチレン、ビニル安息香酸、ビニルピリジ
ン、ビニルインオキサゾリドン、ビニルイミダゾール、
アクリロニトリル、ブタジェン、無水マレイン酸などが
挙げられる。これらの単量体とビニルピロリドンとの共
重合体におけるビニルピロリドンの配合量は約40モル
%以上、更には約70モル%以上であることが好ましい
。とシわけビニルピロリドンのみを繰シ返し単位として
含むポリビニルピロリドンであることが好ましい。
使用するポリビニルピロリドンの分子量は、重量平均分
子量で、so、ooo〜1,000,000、更には2
00.000〜1,000,000であることが好まし
い。
ポリビニルピロリドンの添加時期は、化学熟成後から塗
布直前までが好ましい。また、好ましくは感光性乳剤層
に添加する。これであると非感光性乳剤層に加える場合
に比し、大量のビニルピロリドンは要tさないので、高
温高湿下におけるカプリ増大や、感度低下・透明度低下
の心配はない。
ハ田ゲン化銀の晶癖は正常晶、双晶いずれでもよく、詳
細に述べれば立方体、十四面体、八面体、平板状粒子、
球状粒子、じゃがいも型粒子などいずれでもよく、任意
である。
また、本発明の・・ロゲン化銀写真感光材料は、平均粒
径の異なる2種以上の単分散乳剤から成る乳剤を含有す
る態様も、好ましいものである。
本発明の実施に際しては、ノ・ロゲン化銀として、塩化
銀、臭化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀などのい
ずれも用いることができる。好ましくは沃臭化銀乳剤で
あシ、最も好ましくは、粒子内部に沃化銀が偏在する部
分を有する沃臭化銀である。銀の量は、ゼラチン1fに
対して0.6〜1.62、つまシ銀/ゼラチン比At(
1) / Ge I (f) = 0.6〜1.6が好
ましい。
単分散乳剤を用いるときには、沃化銀が10モル%以上
粒子内部に偏在する部分を有する沃臭化銀乳剤を用いる
ことが好ましい。このような偏在のものを用いることに
よシ、圧力カブリが劣化することなく、効果を十分に達
成することができる。
更に好ましくは、30モル%以上粒子内部に偏在するの
がよい。沃化銀含有量は全体として0.1〜10モル%
が好ましい。
特に好ましくは、内部に10モル%以上の沃化銀が偏在
し、純臭化銀から成るシェルをもち、更に粒子成長時に
高PAPの雰囲気を通過することによシ丸みをおびた粒
子を用いることである。即ち、純臭化銀が外がわをおお
う臭化銀シェル構造の単分散乳剤が含有される態様も、
好ましいものであシ、この場合、臭化銀のシェル厚は、
0.10.lI〜1.00μで、粒径の20%〜65%
であるのが好ましい。更に好ましくは、シェル厚が0.
30μ〜0.85μで゛、粒径の40%〜60%である
のがよい。沃化銀含有量が全体として2モルXで、粒子
内部K10〜30モル%の沃化銀を含む偏在化部分を有
するものにあっては、粒径によシ最も好ましい値は異な
るが、上記シェル厚が0.10μ〜1.00μで、それ
が粒径の40%〜60%であることが好ましいというこ
とである。
高濃度沃化銀が偏在する部分を有する沃臭化銀単分散乳
剤を形成する方法としては、種晶を使うものでも、種晶
を使わないものであってもよい。  ;好ましくは、種
晶を用いる。
種晶を使わない場合は、保護ゼラチンを含む母液中に、
熟成開始前は成長核となるようなノ・ロゲン化銀がない
ので、まず銀イオンおよび少なくとも20モル%以上の
高濃度ヨウ素イオンを含むノ・ライドイオンを供給して
成長核を形成させる。そして、さらに添加供給を続けて
、成長核から粒子を成長させる。最後に、沃化銀を含ま
ないハロゲン化銀でシェル層を形成せしめる。
種晶を使う場合には、種晶のみに少なくともlO小さく
しておいて、種晶を成長させる工程で粒子内部に少なく
とも10モル%の沃化銀を形成させ、こののちシェル層
で被覆してもよい。
この場合、本発明においては、粒子全体では全ハロゲン
化銀に対して沃化銀の割合が0.1〜10モル%の範囲
内が好ましいため、前者の方法では種晶の粒径が後者に
比べて大きくなシ、粒子サイズの分布が広くなる。後者
のように多重構造をもつものの方が本発明の実施におい
ては好ましい。
本発明の実施に際しては、化学増感前の粒子成長中に、
保護コロイドを含む母液のPAg t 10.5以上と
するのが好ましい。特に好ましくは11.5以上の非常
にブロムイオンが過剰な雰囲気を一度でも通過させる。
このようにして(111)面を増加させて粒子を丸める
。このような粒子の(1ii)面は、その全表面積に対
する割合が5チ以上であることが好ましい。
この場合、(111)面の増加率(上記の10.5以上
のpAg雰囲気を通過させる前のものに対する増加率)
は10%以上、エリ好ましくは10〜20チとなること
が好ましい。
単分散乳剤のみから構成される乳剤を用いる場合、高ガ
ンマの感光材料が得られる。
本発明のハロゲン化銀粒子で構成される感光層は、単層
でも2層以上の多層でもよい。但し、好ましくは2層以
下である。
ハロゲン化銀粒子は、支持体(フィルム)の両面に構成
するのでもよく、片面でもよい。両面のとき、粒度分布
は両面同じでも異なってもよく、写真性能も同様に、同
じであっても異なっても↓い。
また、保護膜を形成して、乳剤層を保護するのが好まし
い。更に、中間層またはフィルタ一層などとして、例え
ば着色した非感光層を乳剤層の上または下に設けること
もできる。
本発明の写真感光材料については、各種の増感手段を用
いることができる。例えば、色素増感や化学増感を施す
ことができる。
本発明のハロゲン化銀粒子は、その粒度分布に少なくと
も1つの山を有するので、冬山について各々適正な増感
手段を用いることができる。
例えば、いくつかの平均粒径の異なるノ・ロゲン化銀粒
子含有の乳剤を混合して用いるときには、それらに最も
適した化学増感を施すことができ、これにより一層の高
感度化を達成でムる。化学増感として、還元増感、貴金
属増感、硫黄増感、セレン増感などを採用でき、これは
単独に、あるいは組合わせて行うことができる。
還元増感は、塩化錫や有機還元剤により、低PAg下の
熟成で行うことが望ましく、また粒子内部に行うことが
できる。
貴金属増感は、金塩、プラチナ塩、パラジウム塩等を用
いて行うことができる。
硫黄増感は、ハイポ、チオエーテル等を用いて行うこと
ができる。
セレン増感は、例えばセレナチオ尿素などを用いること
が好ましい。
本発明の実施に際しては、上記のような化学増感の終了
後に、安定剤を加えることができる。例えば、4−ヒド
ロキシ−6−メチル−1,3゜3m、7.テトラザイデ
ン、5−メル7カ、ブドー1−フェニルテトラゾール、
2−メルカプトベンゾチアゾールなどをはじめ、各種の
安定剤が使用できる。
ま九、必要に応じてシアニン色素、メロシアニ/色素等
の光学増感剤を単独または併用して使用することによっ
て、光学的に所望の波長域に増感することができる。
例えば、米国特許第2493784号、同251900
1号、同2977229号、同3480343号、同3
672897号、同3703377号、同268854
5号、同2912329号、同3397060号、同3
511664号、同3522052号、同352764
1号、同3615813号、同3815832号、同3
615635号、同3615841号、同361729
5号、同3617293号、同3628964号、同3
835721号、同3656959号、同369421
7号、同3743510号、同3769301号、同3
793020号等に記載された色素を使用できる。
本発明の実施に際し、ハロゲン化銀写真乳剤を調製する
場合には、ベヒクルの保護コロイドとして、ゼラチン、
ゼラチン誘導体、合成親水性ポリマー等を用いることが
でき、さらに種々の写真用添加剤を含ませることができ
る。
硬膜剤としては、アルドヒト化合物、ケトン化合物、ム
コクロル酸のようなハロゲン置換酸、エチレンイミン化
合物、ビニルスルフォン化合物等を用いることができる
。延展剤としては、サポニン、ポリエチレングリコール
のラウリルまたはオレイルモノエーテル等が用いられる
現像促進剤としては特に制限はないが、チオエーテル化
合物、ペンツイミダゾール化合物(例えば、特開昭49
−24427号公報記載のもの)、4級アンモニウム塩
、ポリエチレングリコール等の化合物を用いることがで
きる。
物性改良剤としては、アルキルアクリレート、アルキル
メタアクリレート、アクリル酸等のホモまたはコポリマ
ーからなるポリマーラテックス等を含有せしめることが
できる。
また、フェノールアルデヒド縮合物にグリシドールおよ
びエチレンオキサイドを付加共重合させて得られる化合
物(例えば、特開昭51−56220号公報記載のもの
)、ラノリン系エチレンオキサイド付加体とアルカリ金
属塩お工び/またはアルカリ土類金属塩(例えば特開昭
53−145022号公報記載のもの)、水溶性無機塩
□・化、物およびマット剤(特願昭54−69242号
)、フェノールアルデヒド縮合物にグリシドールおよび
エチレンオキサイドを付加縮合させた付加縮合物と含フ
、素コハク酸化合物(411F願昭52−104940
号)等の帯電防止剤を添加することができる。
さらには、−調整剤、増粘剤、粒状性向上剤、膜面改良
マット剤などを含有させることがfきる。
本発明をハロゲン化鋼カラー写真感光材料に適用する場
合には、上記の各種添加剤の他に、各種の感光材料用構
成要素を共存させても何らの欠点も生じない。
例えば、これらに属するものとして、酸化された現像主
薬と反応して色素を生成するような化合物、すなわち、
いわゆる耐拡散型カプラーがある。
さらに詳しくは、ジケトメチル系に代表されるイエロー
カプラー、5−ピラゾロン系に代表されるマゼンタカプ
ラーおよびフェノール系、ナフトール系に代−表される
シアンカプラーがあり、さらにこれらのカプラーととも
に、発色反応の際に現像抑制剤を放出する、いわゆるD
IRカプラー、さらにはマスキング濃度を調整する、い
わゆるカラードカプラーが挙げられる。これらのカプラ
ーは、Re5earch Dlsclosurs (R
,D、 ) 9232に例示されている。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、カラーもしくは
白黒印画紙、カラーもしくは白黒ネガフィルム、カラー
もしくは白黒スライP1その他X線用感光材料、印刷用
感光材料など、拡散転写方式の写真感光材料等、いずれ
の写真分野にも適用1きる。
本発明の写真感光材料に対する露光は、光学増感の状態
、使用目的等によって異なるが、タングステン、螢光燈
、水銀燈、アーク燈、キセノン、太陽光、キセノンフラ
ッシュ、陰極線管フライングスーット、レニザー光、電
子線、X線、X線撮影時の螢光スクリーン等の多種の光
源を適宜用いることができる。
露光時間は1/1000〜100秒の通常の露光のほか
、キセノンフラッシュ、陰極線管、レーザー光では1/
10’〜1/10’秒の短時間露光が適用fきる。
本発明の実施に当たって、支持体としては、各種のもの
を任意に採用できる。支持体としては、例えばポリエチ
レンテレフタレート等のポリエステルフィルム、ポリア
ミPフィルム、ポリカーゼネートフィルム、スチレンフ
ィルム、マタ、ノ々ライタ紙、合成高分子を被覆した紙
などを例示できる。そして、前述したように支持体上の
片面あるいは両面に乳剤を塗布する事ができ、両面に塗
布する場合、乳剤の構成が支持体に対して対称もしくは
非対称に塗布する事ができる。
その他、写真技術において用いられる各種の技術を適用
することが1きる。
本発明の写真感光材料は、各種の方法によシ現像処理す
ることができ、その場合も各種現像処理技術を適用する
ことが1きる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。なお、以下の
実施例は本発明を例証するもの1はあるが、当然のこと
ながら本発明はこれに限定されるもの1はない。
実施例1: (乳剤の調製) まず、(111)双晶多分散粒子、及び(100)面が
多い擬球型単分散粒子の調製について述べる。
(↓11)双晶多分散粒子は、次のようにして調製した
。正混合シングルジェット法でアンモニア性硝酸銀溶液
を添加したのち、オストワルド熟成させた。この時、反
応母液の温度、もしくはオストワルド熟成時間を変える
ことによシ、いくつかの粒径の(111)双晶多分散乳
剤を得た。この時いずれの乳剤も全ハロゲン化銀に対す
る沃化銀の割合は全体−1’2モルチの沃臭化銀乳剤!
あった。
次K(100)面が多い擬球型単分散粒子の製法につい
て述べる。60℃、pAg = 8、声=2.0にコン
トロールしつつ、ダブルジエツ)法ffi平均粒径0.
3μmの沃化銀2.0モル慢を含む沃臭化銀乳剤の単分
散立方晶乳剤を得た。この乳剤の電子顕微鏡写真から、
双晶粒子の発生率は、個数で1チ以下fあった。
この粒子を脱塩した後、硝酸銀溶液を加えて60℃、p
Ag = 3、pl−1=6ffi70分間銀熟成を行
った。
この乳剤のうち、成長に使用される全ノ・ロゲン化銀の
2モル慢にあたる量を、種晶として以下のようKして成
長させた。
すなわち、40℃に保たれた保護ゼラチンおよびアンモ
ニアを含む溶液8.51に、この種晶を溶解させ、さら
に氷酢酸によシーを調整した。
この液を母液として、3.2規定のアンモニア性銀イオ
ン水溶液およびハライド水溶液゛を、ダブルジェット法
で、第2図に示されるような流量ノにターンで添加し、
攪拌、混合を行った。
この場合、特願昭58−54949に示すように、この
母液のアンモニア濃度、P’、PAgを変えることによ
シ、内部に、種々の濃度にて沃化銀を局在化させた。
次に、PAgを9.0の一定に保ち、アンモニア性銀イ
オンの添加量に比例して−を9から8へ変化させて、純
臭化銀のシェルを形成した。
この時、電子顕微鏡によシ晶詳を観察すると、完全な(
100)面をもつ立方体fあった。
つづいて、粒子成長終了時の3分間、40℃fPAgを
11.5にして、熟成を行った。この時、粒子は(10
0)面をもつ立方体から角がとれて、全体に丸みをおび
た。得られた試料を、平田明による1ブレテイン オブ
 ザ ソサイアテイ オブ サイエンティフィック フ
ォトグラフィ オブ シャツぐン”煮135.15ペー
ジ(1963)に基づき、日本電子製JPX−10RA
を用いて、X線による回折を行った。これによると(1
11)面を約30qbもつ、(100)面が豊富な粒子
であることがわかった。
ここfは、このような(100)面が豊富な球型に近い
単分散粒子を、(100)面が多い擬球型単分散粒子と
名づける。上記のようにして(100)面が多い擬障型
単分散乳剤を得た。なおいずれの乳剤も全ハロゲン化銀
に対する沃化銀の割合は全体″t’2モルー〇沃臭化銀
乳剤である。
調製され九(111)双晶多分散粒子及び(100)面
が多い擬球型単分散粒子の平均粒径、分散度、及びその
沃化銀の局在AgIモルモル表−1に表わす。    
                  、1得られた各
乳剤に対し、凝集沈殿法によシ過剰水溶性塩類を除去し
た後、チオシアン酸アンモニウムと塩化金酸とハイ−と
を加えて金・硫黄増感を行ない、4−ヒドロキシ−6−
メチル−1,3゜3a、7−チトラザインデンを加えた
。得られた各乳剤を表−1に示す。
次に、表−1で示した乳剤を単独、或いは2種または3
種混合することにより、表−2に示す工うな塗布乳剤を
得た。混合比は表−2に示す通りである。
第3図に、試料0−1 、0−2 、 O−3について
、その粒度分布曲線を示す。図の如く、試料C−1には
谷がなく、本発明外である。試料0−2は、平坦な部分
(2′で示す)はあるが、谷Ktでなっておらず、ぎり
ぎりで本発明外となりている。試料0−3は、山と谷と
が存在し、この点くついて本発明の条件を満たす。0−
4以下の、本発明に該当する各乳剤についても、概なO
−3と同様な形状の粒度分布曲線が得られた。
これら表−2に示す乳剤のゼラチン含有量は、硝酸銀1
g当九り0.451iで、すべて同じである。
更に、延展剤、増粘剤、硬膜剤等の一般的な写真用添加
剤を加えるとともに、ポリビニルピロリドンを、該乳剤
のゼラチン100重量部に対し3賃料部の割合で添加し
、その後下引き処理したポリエチレンテレフタレートフ
ィルムベース上ニ、銀量が6019 / 100 cm
2になるよう常法にて塗布乾燥し、センシトメトリー用
試料を得九。
各試料に対し、3.20M8でウェッジ露光を行い、小
西六写真工業社製QX−1200自動現像機を用い、X
D−90現像処理液で90秒現像処理を行い、各試料の
感度を求めた。感度は、露光に工つて黒化濃度が1.0
だけ増加するのに必要な光量の逆数を求め、O−1を1
00とした相対値で表す。
得られた各試料の2枚ずつを、約12時間、25℃、相
対湿度50qIbの恒温恒温に保ち、この条件下で、曲
率半径2c11&にて、約2800折り曲げた。
各2枚のうちの1枚は、折り曲げてから3分後に、未露
光のまま現像した。このときの折り曲げによって生じた
黒化部分の濃度とカブリ濃度との差を、XD、とじて、
圧力黒化の目安とし念。つまり、この値が小さいほど、
圧力黒化耐性が良い  jことKなる。
各2枚のうちの他の1枚は、折り曲げてから3分後に光
学ウェッジを用いて露光を行い、現像した。この試料の
各ウェッジ黒化濃度を測定し、折り曲げによって生じた
減感部分と、折り曲げを行わなかつ九部分との濃度差を
XD、とじ、各濃度り、でXD2を割り、その平均値Δ
Da/Dsを算出し、この値を圧力減感の目安とした。
つまりこの値が小さいほど、圧力減感耐性が良いことに
なる。
この圧力黒化と圧力減感の結果を、表−2に示す。
なお、表−2には、比較用試料0−1の感度を100と
しl’tときの相対感度で示される感度と、ペース濃度
を除いたカブリ濃度とが併記される。
表−2から理解されるように、比較乳剤0−1について
は、圧力カプリは良いものの、高感度が得られない。こ
れは多分散のものを用いて、第3図に示す如き山も谷も
ない粒度分布曲線となっているからである。O−2につ
いては、前述の通りぎりぎりで本発明外であり、感度が
低く、かつ圧力カプリ及び圧力減感が悪い。これに対し
、本発明の粒度分布曲線をもつ乳剤は、高感度で、圧力
カプリ及び圧力減感が良いことがわかる。更に本発明の
ものでは、内部に沃化銀が局在化するほど圧力カプリが
良くなる 実施例−2 実施例−1のC−3の乳剤を3000.p調製した。こ
のときゼラチンは200g含有されていた。
この乳剤を60に分割して乳剤層塗布液を得た。更にg
el 60 fj f含む非感光性保護膜塗布液f、6
つ調製した。
次に表−3に示すような割合でポリビニルピロリドン(
pvp)1添加した。更に延展剤、増粘剤、硬膜剤等一
般的写真用添加剤を添加して、試料を得九。そして乳剤
層塗布液は、銀量609/vr?、ゼラチン2.391
7 /lt?、保護膜塗布液は同じく2.391/dと
なるように、常法で同時重層塗布して乾燥させた。
この各試料を実施例−1の様にカプリ感度、圧力カプリ
、圧力減感を測定した。
感度は実施例−1の0−1乳剤の感度を100した時の
相対感度で表す。又、各試料について未露光現像してそ
の透明性を目視癲定した。更に、各試料を50℃、80
1RHの高温高湿条件下で三日間放置した後、カブリ、
感度を測定した。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明のハロゲン化銀写真感光材洋は、高
感度でかつ圧力カプリや圧力減感が少ないという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の粒度分布曲線を説明するためのグラフ
である。第2図は本発明の実施例におけるハライド溶液
等の添加パターンを示す図である。 第3図は試料の粒度分布曲線の若干例を示す図である。 特許出願人  小西六写真工業株式会社代理人 弁理士
  高   月      亨第1図 □A径 第2図 時間 第3図 −赴擾Pm

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ハロゲン化銀粒子を有する写真感光材料であって、
    該ハロゲン化銀粒子の粒度分布曲線には少なくとも1つ
    の山と少なくとも1つの谷が存在し、かつこの写真感光
    材料には、ポリビニルピロリドンが含有されていること
    を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01152447A (ja) * 1987-12-09 1989-06-14 Konica Corp ハロゲン化銀写真感光材料
JPH01271742A (ja) * 1988-04-25 1989-10-30 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01152447A (ja) * 1987-12-09 1989-06-14 Konica Corp ハロゲン化銀写真感光材料
JPH01271742A (ja) * 1988-04-25 1989-10-30 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料

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