JPS6114118B2 - - Google Patents
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- JPS6114118B2 JPS6114118B2 JP6346681A JP6346681A JPS6114118B2 JP S6114118 B2 JPS6114118 B2 JP S6114118B2 JP 6346681 A JP6346681 A JP 6346681A JP 6346681 A JP6346681 A JP 6346681A JP S6114118 B2 JPS6114118 B2 JP S6114118B2
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Description
この発明は、りん酸肥料の製造方法に関し、高
炉溶銑の製鋼精錬の際に生成する通常の転炉スラ
グを高炉に装入することにより該スラグ中におけ
るP2O5が還元されてりん濃度がやや高められた
溶銑を原料溶銑とする製鋼精錬に際し、該精錬に
先立つ脱りん処理時に発生するスラグを、りん酸
肥料として利用可能とすることについての開発成
果を提案しようとするものである。 一般に製鋼原料の銑鉄にはりん濃度が、1.7%
程度に高いいわゆるトーマス銑と、0.1%程度で
ある低りん銑、いわゆるヘマタイト銑とに分けら
れる。 前者は、精錬により製鋼する際に発生するスラ
グが、りん酸を高濃度に含有するので、りん酸肥
料いわゆるトーマスりん肥として使用され得るの
に反し、後者の製鋼精錬に際して生成する転炉ス
ラグは、P2O5として2%程度に低濃度のりん酸
を、またこの転炉スラグを高炉に再装入すること
により、りん濃度がやや高められた溶銑を用いる
転炉操業における転炉スラグもほぼ同等程度のり
ん酸を、それぞれ含むにすぎないため、従来、か
ような転炉をそのままりん酸肥料として使用する
ことはできなかつた。すなわちりん酸肥料中の
P2O5含有量は、ほぼ15%以上を必要とし、典型
的な過りん酸石灰では、通常16〜20%にのぼるか
らである。 ところで脱りん処理に使用するスラグは、塩基
度(%CaO/%SiO2)が高いほど脱りん力が強
く、それ故脱りん処理後に(%P2O5)を高くなし
得る可能性はあるけれども、実際上、塩基度の高
いスラグは、粘度が高いため、脱りん反応速度が
遅く、このように相予盾する脱りん力と脱りん反
応速度とのかね合いのもとに適当な塩基度の選択
が従来から行われ、たとえば精錬終了温度が通常
1600℃以上である転炉吹錬の場合には、塩基度3
〜4程度のスラグが用いられた。 一方温度が低いほどスラグの粘度は高くなるこ
とから処理温度が上記転炉の場合よりも低い溶銑
脱りん処理の場合には、塩基度の一層低いスラグ
の使用が余儀さくされるのである。 このように塩基度の低いスラグは、脱りん力が
低く、それ故鋼に必要とされる所定のりん濃度値
までに脱りんを行うためには多量のスラグの使用
が必要となり、その結果、スラグ中の(%
P2O5)は希釈されてより低くなり、結局りん酸肥
料として使用するわけにいかなかつたのである。 発明者らは、この点について検討を加え考察を
めぐらせて、いわゆる底吹き転炉では精錬用の造
滓剤を、溶銑浴中に吹込むことができ、しかも大
量の精錬用ガスを底吹きするのでスラグとメタル
の間の撹拌が激しく起ることも相まつて脱りん精
錬機能が、著しく高いことに着目して研究を進
め、この発明に到達するに至つたものである。 すでにのべたように、生石灰を主成分とするス
ラグで脱りんするとき、スラグ中の(%SiO2)を
ある程度高め(塩基度を低目にして)流動性を良
くすることが従来不可欠と考えられていたのに対
して、この発明は、上記の強力な撹拌のもとにお
ける精錬造滓剤の溶銑浴中吹込みにより、従来法
に比べてはるかに高い塩基度のスラグによつて、
有効な脱りん処理が適切に実現されることの新規
知見に由来する。 ここに上記スラグの塩基度低下を来さぬためけ
い素濃度が0.15%以下程度に低いことが必要なの
はいうまでもない。 さてすでに述べた通常の転炉スラグを高炉に装
入することにより、該スラグ中のP2O5の還元で
りん濃度が0.15〜0.5%に高められた溶銑を用い
て底吹き転炉で脱りんする実験を次のとおりに行
つた。 この実験では、溶銑トン当り、15〜20Kgの生石
灰と同じく3Kgの螢石との混合物を、吹精用酸素
ガスを搬送ガスとして溶銑中に吹込み、このと
き、脱りん処理終了時点における溶銑温度を1450
℃以下、そして脱りん処理後のりん濃度は0.017
〜0.019%になるように吹錬条件を調整した。 この実験でスラグ塩基度は5以上で従来法に比
べてはるかに高いにも拘らず、約3分間程度の短
時間処理にて、溶銑りん濃度を上記の目標値まで
有利に脱りんすることができた。 この実験は、上記したところのうち種々な処理
前溶銑りん濃度〔%P〕iの溶銑について繰返し行
い、処理後のスラグ中、P2O5濃度(%P2O5)に及
ぼす影響に関して整理した結果を第1図に示す。 図から明らかなように、〔%P〕iが0.15%以上
であれば(%P2O5)が15%以上になり、過りん酸
石灰に匹敵したP2O5含有量のりん酸肥料が、溶
銑の有効な脱りん処理によつて副生するわけであ
る。 ここにトーマス銑に比べると約1/10程度にも至
る程はるかに低いりん濃度の溶銑を用いて、トー
マスりん肥ほぼ同様な高(%P2O5)スラグが得ら
れるのであり、これは底吹き酸素とこれを搬送ガ
スとする生石灰との同時的な溶銑浴面下への吹込
みにより、処理温度が1450℃程度以下に低くてし
かも、従来法と比べてはるかに高塩基度スラグに
よる脱りん処理が行えるからである。 以上の実験成績においてこの発明が〔%P〕iに
つき0.15%以上を限定する理由は、すでに明らか
であるが、〔%P〕iが0.5%をこえる溶銑は、燐濃
度が高すぎるため、吹錬終了時点のりん濃度を
0.017〜0.019%に低減することができずして再度
脱りんを施すための工程が別途必要となり、効率
的でないのでこの発明でりん濃度の上限は0.5%
とする。 次に溶銑中にけい素は、酸素との結合力が強
く、りんやMnに先行して酸化され、これにより
生成したシリカ(SiO2)がスラグに吸収されるこ
とから溶銑中のけい素濃度が高すぎると、スラグ
中で(%SiO2)が増加し、すでにのべたように、
スラグの脱りん力を高く保持するのに必要な塩基
度を持続すべく多量の生石灰の使用、ひいては、
スラグの増加を来して、(%P2O5)の低下を来す
原因となる。 このような理由により、溶銑中にけい素濃度が
0.15%を越えると、この発明の目的とするりん酸
肥料が得られないので、けい素濃度は0.15%以下
でなければならない。 さきにも触れたようにスラグの流動性を高めて
反応速度を高めるためには精錬温度は高い方が好
ましいが、その反面でスラグの脱りん力は、スラ
グとメタルの平衡りん分配比にも依存し、この分
配比は、精錬温度が高くなるにつれて低下し、
1450゜をこえると、この発明で所期した脱りん効
果が得られなくなる。 この発明において鉄鉱石およびマンガン鉱石の
うち少くとも一種を、溶銑浴中に加えるのは、上
記精錬温度の調整に寄与させるためであり、また
これにあわせて、スラグを酸化性にして、一層脱
りんを促進するためでもある。 なお螢石または氷晶石は、スラグの粘度を下げ
て脱りん反応の促進を助成するのに有用なので必
要によつて上記鉱石類と併用することが好まし
い。 これらの媒溶剤は、粉粒状のものを、生灰石と
ともに、底吹き酸素ガスとともに溶銑浴中に吹込
んでも良く、また生灰石以外のものは、炉口から
投入してもよい。けだし脱りん反応の主体として
寄与する生石灰については、炉口投入では滓化が
悪く、十分脱りんの役目を果さないからであり底
吹き酸素ガスを搬送ガスとして、これと同時に溶
銑の浴面下に吹込むことが不可欠である。 この発明の適用では、通常のヘマタイト銑のり
ん濃度が0.10〜0.12%程度であるところ一般的な
転炉スラグを、高炉の媒溶剤として再利用するこ
とにより該スラグ中のP2O5の還元で溶銑りん濃
度が有利に0.10%以上に高められた溶銑を処理対
象とする。 この場合には該転炉スラグ中の石灰分も高炉ス
ラグの塩基度を有利に高めかつ同じく酸化鉄分も
鉄源に利用されることからもとくに有利である。 以下この発明の実施例を掲げてこの発明による
効果を具体的に明らかにする。 炉容230トンの底吹き転炉に種々な〔%P〕i、
〔%Si〕iの溶銑(第1表参照)を収容し、脱りん
処理を行つた。処理時間は、2〜4分間の短時間
で〔%P〕を0.02%以下、〔%C〕3.8%程度とな
つた。この発明の方法に従うことにより、この発
明の条件を外れた場合には期待できない高P2O5
濃度のりん酸肥料が得られた。
炉溶銑の製鋼精錬の際に生成する通常の転炉スラ
グを高炉に装入することにより該スラグ中におけ
るP2O5が還元されてりん濃度がやや高められた
溶銑を原料溶銑とする製鋼精錬に際し、該精錬に
先立つ脱りん処理時に発生するスラグを、りん酸
肥料として利用可能とすることについての開発成
果を提案しようとするものである。 一般に製鋼原料の銑鉄にはりん濃度が、1.7%
程度に高いいわゆるトーマス銑と、0.1%程度で
ある低りん銑、いわゆるヘマタイト銑とに分けら
れる。 前者は、精錬により製鋼する際に発生するスラ
グが、りん酸を高濃度に含有するので、りん酸肥
料いわゆるトーマスりん肥として使用され得るの
に反し、後者の製鋼精錬に際して生成する転炉ス
ラグは、P2O5として2%程度に低濃度のりん酸
を、またこの転炉スラグを高炉に再装入すること
により、りん濃度がやや高められた溶銑を用いる
転炉操業における転炉スラグもほぼ同等程度のり
ん酸を、それぞれ含むにすぎないため、従来、か
ような転炉をそのままりん酸肥料として使用する
ことはできなかつた。すなわちりん酸肥料中の
P2O5含有量は、ほぼ15%以上を必要とし、典型
的な過りん酸石灰では、通常16〜20%にのぼるか
らである。 ところで脱りん処理に使用するスラグは、塩基
度(%CaO/%SiO2)が高いほど脱りん力が強
く、それ故脱りん処理後に(%P2O5)を高くなし
得る可能性はあるけれども、実際上、塩基度の高
いスラグは、粘度が高いため、脱りん反応速度が
遅く、このように相予盾する脱りん力と脱りん反
応速度とのかね合いのもとに適当な塩基度の選択
が従来から行われ、たとえば精錬終了温度が通常
1600℃以上である転炉吹錬の場合には、塩基度3
〜4程度のスラグが用いられた。 一方温度が低いほどスラグの粘度は高くなるこ
とから処理温度が上記転炉の場合よりも低い溶銑
脱りん処理の場合には、塩基度の一層低いスラグ
の使用が余儀さくされるのである。 このように塩基度の低いスラグは、脱りん力が
低く、それ故鋼に必要とされる所定のりん濃度値
までに脱りんを行うためには多量のスラグの使用
が必要となり、その結果、スラグ中の(%
P2O5)は希釈されてより低くなり、結局りん酸肥
料として使用するわけにいかなかつたのである。 発明者らは、この点について検討を加え考察を
めぐらせて、いわゆる底吹き転炉では精錬用の造
滓剤を、溶銑浴中に吹込むことができ、しかも大
量の精錬用ガスを底吹きするのでスラグとメタル
の間の撹拌が激しく起ることも相まつて脱りん精
錬機能が、著しく高いことに着目して研究を進
め、この発明に到達するに至つたものである。 すでにのべたように、生石灰を主成分とするス
ラグで脱りんするとき、スラグ中の(%SiO2)を
ある程度高め(塩基度を低目にして)流動性を良
くすることが従来不可欠と考えられていたのに対
して、この発明は、上記の強力な撹拌のもとにお
ける精錬造滓剤の溶銑浴中吹込みにより、従来法
に比べてはるかに高い塩基度のスラグによつて、
有効な脱りん処理が適切に実現されることの新規
知見に由来する。 ここに上記スラグの塩基度低下を来さぬためけ
い素濃度が0.15%以下程度に低いことが必要なの
はいうまでもない。 さてすでに述べた通常の転炉スラグを高炉に装
入することにより、該スラグ中のP2O5の還元で
りん濃度が0.15〜0.5%に高められた溶銑を用い
て底吹き転炉で脱りんする実験を次のとおりに行
つた。 この実験では、溶銑トン当り、15〜20Kgの生石
灰と同じく3Kgの螢石との混合物を、吹精用酸素
ガスを搬送ガスとして溶銑中に吹込み、このと
き、脱りん処理終了時点における溶銑温度を1450
℃以下、そして脱りん処理後のりん濃度は0.017
〜0.019%になるように吹錬条件を調整した。 この実験でスラグ塩基度は5以上で従来法に比
べてはるかに高いにも拘らず、約3分間程度の短
時間処理にて、溶銑りん濃度を上記の目標値まで
有利に脱りんすることができた。 この実験は、上記したところのうち種々な処理
前溶銑りん濃度〔%P〕iの溶銑について繰返し行
い、処理後のスラグ中、P2O5濃度(%P2O5)に及
ぼす影響に関して整理した結果を第1図に示す。 図から明らかなように、〔%P〕iが0.15%以上
であれば(%P2O5)が15%以上になり、過りん酸
石灰に匹敵したP2O5含有量のりん酸肥料が、溶
銑の有効な脱りん処理によつて副生するわけであ
る。 ここにトーマス銑に比べると約1/10程度にも至
る程はるかに低いりん濃度の溶銑を用いて、トー
マスりん肥ほぼ同様な高(%P2O5)スラグが得ら
れるのであり、これは底吹き酸素とこれを搬送ガ
スとする生石灰との同時的な溶銑浴面下への吹込
みにより、処理温度が1450℃程度以下に低くてし
かも、従来法と比べてはるかに高塩基度スラグに
よる脱りん処理が行えるからである。 以上の実験成績においてこの発明が〔%P〕iに
つき0.15%以上を限定する理由は、すでに明らか
であるが、〔%P〕iが0.5%をこえる溶銑は、燐濃
度が高すぎるため、吹錬終了時点のりん濃度を
0.017〜0.019%に低減することができずして再度
脱りんを施すための工程が別途必要となり、効率
的でないのでこの発明でりん濃度の上限は0.5%
とする。 次に溶銑中にけい素は、酸素との結合力が強
く、りんやMnに先行して酸化され、これにより
生成したシリカ(SiO2)がスラグに吸収されるこ
とから溶銑中のけい素濃度が高すぎると、スラグ
中で(%SiO2)が増加し、すでにのべたように、
スラグの脱りん力を高く保持するのに必要な塩基
度を持続すべく多量の生石灰の使用、ひいては、
スラグの増加を来して、(%P2O5)の低下を来す
原因となる。 このような理由により、溶銑中にけい素濃度が
0.15%を越えると、この発明の目的とするりん酸
肥料が得られないので、けい素濃度は0.15%以下
でなければならない。 さきにも触れたようにスラグの流動性を高めて
反応速度を高めるためには精錬温度は高い方が好
ましいが、その反面でスラグの脱りん力は、スラ
グとメタルの平衡りん分配比にも依存し、この分
配比は、精錬温度が高くなるにつれて低下し、
1450゜をこえると、この発明で所期した脱りん効
果が得られなくなる。 この発明において鉄鉱石およびマンガン鉱石の
うち少くとも一種を、溶銑浴中に加えるのは、上
記精錬温度の調整に寄与させるためであり、また
これにあわせて、スラグを酸化性にして、一層脱
りんを促進するためでもある。 なお螢石または氷晶石は、スラグの粘度を下げ
て脱りん反応の促進を助成するのに有用なので必
要によつて上記鉱石類と併用することが好まし
い。 これらの媒溶剤は、粉粒状のものを、生灰石と
ともに、底吹き酸素ガスとともに溶銑浴中に吹込
んでも良く、また生灰石以外のものは、炉口から
投入してもよい。けだし脱りん反応の主体として
寄与する生石灰については、炉口投入では滓化が
悪く、十分脱りんの役目を果さないからであり底
吹き酸素ガスを搬送ガスとして、これと同時に溶
銑の浴面下に吹込むことが不可欠である。 この発明の適用では、通常のヘマタイト銑のり
ん濃度が0.10〜0.12%程度であるところ一般的な
転炉スラグを、高炉の媒溶剤として再利用するこ
とにより該スラグ中のP2O5の還元で溶銑りん濃
度が有利に0.10%以上に高められた溶銑を処理対
象とする。 この場合には該転炉スラグ中の石灰分も高炉ス
ラグの塩基度を有利に高めかつ同じく酸化鉄分も
鉄源に利用されることからもとくに有利である。 以下この発明の実施例を掲げてこの発明による
効果を具体的に明らかにする。 炉容230トンの底吹き転炉に種々な〔%P〕i、
〔%Si〕iの溶銑(第1表参照)を収容し、脱りん
処理を行つた。処理時間は、2〜4分間の短時間
で〔%P〕を0.02%以下、〔%C〕3.8%程度とな
つた。この発明の方法に従うことにより、この発
明の条件を外れた場合には期待できない高P2O5
濃度のりん酸肥料が得られた。
【表】
【表】
なお以上の実施例では、底吹き転炉を用いた
が、たとえば蓋つき取鍋のごときも脱りんフラツ
クスを酸素ガスとともに吹込むことができる機能
をもち、または付加できるならば、上記転炉と同
様にこの発明の実施に使用できる。
が、たとえば蓋つき取鍋のごときも脱りんフラツ
クスを酸素ガスとともに吹込むことができる機能
をもち、または付加できるならば、上記転炉と同
様にこの発明の実施に使用できる。
第1図は、溶銑の初期りん濃度が、脱りん処理
後のスラグ中P2O5含有量に及ぼす影響を示すグ
ラフである。
後のスラグ中P2O5含有量に及ぼす影響を示すグ
ラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 通常の転炉スラグを高炉に装入することによ
り該スラグ中におけるP2O5が還元されて高まつ
たりん濃度が0.15〜0.5%でかつけい素0.15%以下
を含む溶銑を、底吹き転炉または類似機能をもつ
精錬容器に収容し、この溶銑の浴面下に酸素ガス
と、これを搬送ガスとして同時に生石灰を吹込む
一方鉄鉱石およびマンガン鉱石のうち少くとも一
種を必要な螢石または氷晶石とともに溶銑に加え
て、1450℃以下の温度で吹錬することにより溶銑
のりん濃度0.02%以下に至る脱りんを行つて、り
ん酸をP2O5として15%以上の高濃度で含有する
スラグを得る、ことを特徴とするりん酸肥料の製
造方法。 2 鉄鉱石、マンガン鉱石、螢石および氷晶石を
溶銑浴の浴面上に投入する特許請求の範囲第1項
記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6346681A JPS57179090A (en) | 1981-04-28 | 1981-04-28 | Manufacture of phosphatic fertilizer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6346681A JPS57179090A (en) | 1981-04-28 | 1981-04-28 | Manufacture of phosphatic fertilizer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57179090A JPS57179090A (en) | 1982-11-04 |
JPS6114118B2 true JPS6114118B2 (ja) | 1986-04-17 |
Family
ID=13230037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6346681A Granted JPS57179090A (en) | 1981-04-28 | 1981-04-28 | Manufacture of phosphatic fertilizer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57179090A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190022721A (ko) * | 2017-06-28 | 2019-03-06 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | 비료 원료용 제강 슬래그, 비료 원료용 제강 슬래그의 제조 방법, 비료의 제조 방법 및 시비 방법 |
KR20190022720A (ko) * | 2017-06-28 | 2019-03-06 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | 비료 원료용 제강 슬래그, 비료 원료용 제강 슬래그의 제조 방법, 비료의 제조 방법 및 시비 방법 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4091745B2 (ja) * | 2000-01-14 | 2008-05-28 | 新日本製鐵株式会社 | 珪酸質肥料の製造方法 |
JP5141327B2 (ja) * | 2008-03-25 | 2013-02-13 | 新日鐵住金株式会社 | 溶銑予備処理方法 |
-
1981
- 1981-04-28 JP JP6346681A patent/JPS57179090A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190022721A (ko) * | 2017-06-28 | 2019-03-06 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | 비료 원료용 제강 슬래그, 비료 원료용 제강 슬래그의 제조 방법, 비료의 제조 방법 및 시비 방법 |
KR20190022720A (ko) * | 2017-06-28 | 2019-03-06 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | 비료 원료용 제강 슬래그, 비료 원료용 제강 슬래그의 제조 방법, 비료의 제조 방법 및 시비 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57179090A (en) | 1982-11-04 |
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