JPS61139374A - たばこの保湿剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）産業上の利用分野 本発明はマルトトリオースまたはマルトトリオースを多
量に含む澱粉の酵素糖化液をたばこに添加してたばこに
保湿性を付与することに関するものである。

たばこは温湿度に対する水分の挙動がかなり激しく、原
料葉たばこの倉庫、製造工場内等の温湿度管理等に十分
の注意を要し、また製品たばこの包装材料の防湿性等に
も適性あるしのを選択している。

また、たばこの香料の分類の中にらＨｕｍｅｃｔａｎｔ
’（保湿剤）の項があるように、古くから水分保持の目
的をもった容素（たばこ香料構成物質の１つ）が使用さ
れている。

本発明は、これらの観点からたばこの保湿性を付与する
ために有効な保湿剤を紹介する乙のである。

（２）従来の技術 従来たばこの保湿剤としてはグリセリン、プロピレング
リコール、ノエチレングリコール、Ｉ３ブチレングリコ
ール等の多価アルコール、ソルビット、キノリブト等の
糖アルコール等か古くより用いられており（仁尾、煙草
工業）、本発明の特徴とするマルトトリオースについて
はその効果か不明であった。

（３）問題点を解決するための手段 本発明に用いられるマルトトリオースは、従来公知の方
法で製造したしのを任意に使用し得る。

例えばプルランのプルラナーゼによる加水分解物、スト
レプトミセスグリセウスによるアミロースの加水分解物
、特公昭５７−６９１５号公報記載のＮ−Ａ４６８酵素
を用いた澱粉等の加水分解物、オリゴ糖を含む糖液を分
画等の手段により得られたらの等か例示される。

上記、工業的に得られる粗マルトトリオースは、通常５
０％ないしそれ以上の他の糖類を含有する。

例えばマルトース、グルコース、フラクトース、マルト
テトラオース等である。

これらの粗マルトトリオースは特に精製することなく、
そのままで使用することができる。

マルトトリオースを多量に（４’８．２％）含む澱粉の
酵素糖化液の吸放湿性について、吸湿率は温度３０℃　
、相対湿度８０％、放湿率温度２０℃、相対湿度５０％
のそれぞれ条件下で重量の増減率を１４日間グリセリン
（試薬特級）およびプロピレングリコール（試薬特級）
と比較試験したところ図−１に示すように、マルトトリ
オース４８２％含有液は（以下ＭＴと呼称）グリセリン
およびプロピレノグリコール（以下ＰＣと呼称）と比較
してきわめて保水性能か優れていることか明らかになっ
た。

ここにおいてＭＴ、グリセリンおよびＰＣをそれぞれ黄
色種（木葉１等、中葉１等、等量配合品）およびバーレ
一種（木葉２等、中ｆ＆２等配合品）に各１５％加香し
たたばこについて上記の条件下で上記と同様な方法で試
験したところ図−２および図−３に示すようにＭＴを添
加したたばこ（刻）はＰＧ、グリセリンを加香したもの
と比較して吸湿率と、放湿率の差が最も少なく、しかし
保湿性が優れていることが判明した。

本発明におけるマルトトリオースまたはマルトトリオー
スを多量に含む澱粉の酵素糖化液の添加方法、時期、方
法等についてはとくに限定はなく、適当な時期に適“当
な手段により添加することができるか、通常のたばこ香
料と同様に溶剤、例えばＰＧ、水等に溶解して噴霧等の
方法によって製造工程中のたばこに添加するのが好まし
い。

【図面の簡単な説明】

図−１はＭＴ、ＰＣ，グリセリンの吸放湿性を示すグラ
フ、図−２は黄色種の葉たばこにＭＴ、ＰＧ、グリセリ
ンを各１５％加香した場合の吸放湿性を示すグラフ、お
よび図−３はバーレ一種の葉たばこにＭＴｌＰＧ、グリ
セリンを３１．５％加香した場合の吸放湿性を示すグラ
フである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、下記の構造式で表わされるマルトトリオー▲数式、
   化学式、表等があります▼ スまたは、マルトトリオースを多量に含む澱粉の酵素糖
   化液をたばこに添加して、たばこに保湿性を付与するこ
   とを特徴とするたばこの保湿剤。