JPS61137839A - 桂皮酸エステル類の製造法 - Google Patents

桂皮酸エステル類の製造法

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JPS61137839A
JPS61137839A JP59259253A JP25925384A JPS61137839A JP S61137839 A JPS61137839 A JP S61137839A JP 59259253 A JP59259253 A JP 59259253A JP 25925384 A JP25925384 A JP 25925384A JP S61137839 A JPS61137839 A JP S61137839A
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    • C07C61/22Unsaturated compounds having a carboxyl group bound to a six-membered ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/36Preparation of carboxylic acid esters by reaction with carbon monoxide or formates
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスチレン類、一酸化炭素、アルコールおよび酸
素を反応させて桂皮酸エステルを製造する方法に関する
桂皮酸エステル類は、それらが有する芳香のため香料ま
たはその原料として広く用いられており、また農薬や感
光性樹脂の原料としても重要な化合物である。
(従来の技術) 従来、桂皮酸はベンズアルデヒドと酢酸の誘導体を主原
料とした反応で小規模に生産されている。
しかしながら、この方法は高価な原料を使用するので工
業的には好ましい方法ではない。より安価な原料を用い
る方法として、スチレン類と一酸化炭素、アルコールお
よび酸素を触媒の存在下に反応させて桂皮酸エステル類
を製造しようとする方法がいくつか提案されている(例
えば、特開昭57−70856、特開昭56−1524
2など)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、いずれの方法においても、触媒の活性が
低く高価な金属を多量に使用せざるをえず、経済性に難
点があり、未だ工業的に実施するに到、っていない。
本発明の目的はスチレン類、一酸化炭素、アルコールお
よび酸素を原料とする桂皮酸エステル類のより有利な工
業的製造法を提供すること、具体的には触媒の活性を高
め、高価な金属の使用量を大幅に低減し、かつ満足な反
応成績を得て高いターンオーバー(第1成分の金属1グ
ラム原子に対する1時間当りで生成した桂皮酸エステル
類のモル数モル/(ダラム原子−hr))で桂皮酸エス
テル類を製造する方法を確立することである。
(問題を解決するための手段)一 本発明者らは、前記目的を達成するため鋭意検討しその
結果、第1成分として白金族金属またはその化合物、第
2成分として銅または鉄化合物を主触媒として、スチレ
ン類、一酸化炭素、アルコールおよび酸素を反応させて
対応する桂皮酸エステル類を製造するに際し、反応混合
液中での主触媒第1成分中の金属の濃度を特定の濃度以
下とし、ロー″:窮゛茂÷=、ニオ属!ζ町丁S舅二式
÷、つ尤?岬定の比以上として反応させることによシ高
い反応成績が得られ、高いターンオーバーで桂皮酸エス
テル類を製造できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は(a)白金族金属またはその化合物
、Φ)銅または鉄の化合物を主触媒とし、助触媒の存在
下、スチレン類、一酸化炭素、アルコールおよび酸素を
反応させて対応する桂皮酸エステル類を製造するに際し
、反応混合液中での(a)の金属の濃度を5.5X10
−’グラム原子/リットル以下とし、かつ(a)の金属
に対する(b)の比を50モル/グラム原子以上として
反応させることを特徴とする桂皮酸エステル類の製造法
である。
本発明の方法において使用されるスチレン類としては、
具体的には、スチレン、α−メチルスチレン、β−メチ
ルスチレン、α−エチルスチレン、β−エチルスチレン
、O−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチ
ルスチレン、m−エチルスチレン、p−エチルスチレン
、p−ターシャー7千しス黍//、j−目弓−p−中、
プ:ピルスチレ7等のスチレ/のアルキル誘導体、ある
いHp−クロルスチレン、p−メトキシスチレン、6.
4−ジメトキ7スチレ7等の反応を阻害しない置換基を
芳香環に有するスチレンの誘導体などが挙げられる。
アルコールとしては、メタノール、エタノール、グロバ
ノール、ブタノール、ペンタノール、オクタツール、7
クロペ/タノール、シクロヘキサノール、フェノール、
ぺ/ジルアルコール、エチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール等のアルコール類
でアシ、それらはハロゲンやアルコキシ基等の反応を阻
害しない置換基を有していてもよい。これらのアルコー
ル類の使用量は、スチレン類1モルに対して1〜50モ
ル部であり、反応原料としてのみならず溶媒として使用
してもよい。
一酸化炭素の分圧は、常圧〜50 Kg/crtlGで
あり、これ以上の分圧では対応するフェニルコノ・り酸
ジエステル類の副生成物が増加する。より好ましくは、
常圧〜40Kg/cdGである。
酸素の分圧は常圧〜50Kg/crdでちり、分圧を高
くすると副生成物が増加する。より好ましくは常圧〜3
0 Ky/caaである。酸素源としては純粋な酸素で
も空気でも構わない。
爆発範囲をさけるため、一酸化炭素および酸素の反応混
合気体は窒素あるいはアルゴン等の不活性ガスで稀釈し
て用いる。
これらの一酸化炭素、酸素、および不活性ガスの混合気
体は必要量を反応器に一括して仕込んでもよいし、常時
流通させる方法でも間欠的に流通させる方法でもよい。
本発明の方法による反応では、原料のアルコールを実質
的に溶媒とすることができるが、反応を阻害しないもの
であれば溶媒を使用することもできる。そのような溶媒
としては、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、メ
チルエチルエーテル、フェニルエチルエーテル、ジフェ
ニルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチ
レングリコールジエチルエーテル、テトラエチレングリ
コールジメチルエーテル等のエーテル類、アセトン、メ
チルエチルケトン、アセトフェノン等のケト/類、酢酸
メチル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル等のエステル
類、ベンゼン、トルエン、p−キシレン、エチルベンゼ
ン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼン等の芳香族炭化
水素類またはその置換化合物、n−へキサン、n−ペン
タン、シクロヘキサン等の脂肪族または脂環族の炭化水
素類、プロピレンカーボネート、炭酸ジメチル等のカー
ボネート類、アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニト
リル類、ニトロベンゼン、ニトロメタン等のニトロ化合
物類、ジメチルホルムアミド等のアミド化合物類、スル
ホラン等のスルホン化合物などが挙げられる。
また、本発明の方法では生成する水を除くため、反応系
に脱水剤を存在させることもできる。それらの脱水剤と
しては、モレキーラーシーブ、シリカゲル、オルトギ酸
メチル、無水酢酸等が挙げられる。
本発明の方法において用いられる主触媒は、(a)第1
成分として白金族金属またはその化合物、および(b)
第2成分として銅または鉄の化合物からなるものである
第1成分の白金族金属またはその化合物としては、ルテ
ニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウ
ム、または白金の金属、あるいはこれらの金属の・・ロ
ゲン化物、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩、酢酸などの有機
カルボ/酸の塩、酸化物などが挙げられる。なかでもパ
ラジウム、塩化パラジウムが特に好ましい。またこれら
のジベンジリデンアセトン錯体、ベンゾニトリル錯体、
アセチルアセトナルト錯体、アミン錯体などの錯体化合
物を用いることもできる。
これらの金属またはその化合物は担体に担持させて使用
することもできる。このような担体としては、活性炭、
グラファイト、アルミナ、シリカ、シリカアルミナ、マ
グネシア、ゼオライト、モレキーラ〜シーブまたはイオ
ン交換樹脂などが挙げられる。
これらの金属または化合物の使用量は、スチレン類、ア
ルコール、溶媒などからなる反応混合液中での金属とし
ての濃度が、s、5xio”グラム原子/リットル以下
である。好ましくは5.5X10−’〜5.5X10−
’グラム原子/リットルの範囲である。
第2成分の銅または鉄の化合物としては、銅または鉄の
ハロゲン化物、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩、酢酸等の有
機カルボン酸の塩などが挙げられる。特に好ましいのは
、塩化物である。これらの化合物は同時に2種以上を用
いることもできる。
これらの化合物の使用量は、触媒の第1成分中の金属に
対する比が50モル/グラム原子以上、である。これよ
り低くすると触媒活性は極めて低くなり、場合によって
は反応しなくなる。たとえ第1成分の金属の濃度を高め
ても触媒の活性は上らず反応成績も低くなる。好ましく
は50〜5000モル/グラム原子の範囲である。
本発明の方法に使用する助触媒としては、■アルカリ金
属、アルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩または有機酸
塩、■アルミニウム金属の有機酸塩、■第3級アミン、
あるいは■国際純正および応用化学連合による周期律表
(以下、単に周期律表という夕の4A族、7A族、8A
の鉄族、1B族または2B族の中から選ばれる金属の化
合物を使用する。
これらの助触媒は具体的には、■のアルカリ金属、アル
カリ土類金属の水酸化物、炭酸塩または有機酸塩として
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化バリウムなどの水酸化物、炭酸ナトリウム
、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、炭
酸マグネ7ウムなどの炭酸塩、酢酸ナトリウム、酢酸カ
リウム、酢酸カルシウム、プロピオン酸ナトリウム、ス
テアリン酸カリウム、コハク酸カルシウム、フェニル酢
酸ナトリウム、安息香酸カリウム、フタル酸ナトリウム
などの脂肪族もしくは芳香族の1価または多価カルボン
酸塩が挙げられる。
また■アルミニウム金属の有機酸塩としては、酢酸アル
ミニウム、塩基性酢酸アルミニウム、プロピオン酸アル
ミニウム、ステアリン酸アルミニウム、安息香酸アルミ
ニウム、などが挙げられる。
さらに■の第3級アミンとしては、トリメチルアミン、
トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリイノプロピ
ルアミン、ジエチルメチルアミン、ジメチルプロピルア
ミン、アリルンエチルアξ)、ジメチルベンジルアミン
、ジシクロへキンルエチルアミン、ジメチルシクロヘキ
/ルアミンなどが挙げられる。
また■の周期律表の4A族、7A族、8A鉄族、1B族
または2B族の中から選ばれる金属の化合物としては、
チタン、ジルコニウム、マンガン、テクネチウム、レニ
ウム、鉄、コバルト、ニッケル、銅、銀、金、亜鉛、カ
ドミウム、水銀等の金属の酸化物、水酸化物、ハロゲン
化物、炭酸塩、あるいは酢酸、プロピオン酸、ステアリ
ン酸、コハク酸またはフェニル酢酸等の1価または多価
の脂肪族カルボン酸塩、安息香酸またはフタル酸等の芳
香族カルボン酸塩、アセチルアセトナート錯体またはシ
クロペンタジェニル錯体等の錯体化合物などが挙げられ
る。これらの助触媒は2種以上を同時に使用することも
できるし、場合によっては反応系の中で、これらの化合
物を生成しうる化合物を組合せて使用しても構わない。
これらの助触媒の使用量は、原料のスチレン類1モルに
対して0.00001〜20モルの範囲であシ、好まし
くは0.0001〜2.0モルである。
本発明の方法による反応の全圧は、常圧〜500Ky/
ada、好ましくは常圧〜500 %/cnl Gであ
り、反応温度は室温〜200℃、好ましくは40〜16
0℃である。反応時間は反応条件により変わるが、通常
、0.01〜24時間、好ましくは(1105〜10時
間である。反応終了後、蒸留あるいは抽出等の常用の分
離方法により、反応生成液から桂皮酸エステル類を分離
することができる。
(作用および発明の効果) 本発明の方法によれば、高価な触媒第1成分の金属を、
従来の技術水準からは桁はずれに低減した極めて稀薄な
濃度、すなわち微少な量を使用して、桂皮酸エステル類
を得ることができる。第1成分の金属1グラム原子当り
生成する桂皮酸エステル類のモル数は極めて高い。また
反応速度も充分に速く、第1成分の金属ターンオーバー
(モル・/(ダラム原子・hr ))は驚くべきほど高
い値となる。このように高いターンオーバーは、本発明
の目的であるスチレン類、一酸化炭素、アルコールおよ
び酸素を原料とする桂皮酸エステル類の製造法として工
業的に極めて有利である。
(実施例) 次に実施例および参考例によシ、本発明の方法を更に詳
しく説明する。
実施例1 接収部をガラスで保護した200dオートクレーブに、
スチレン10.41 (1ooミリモル)、塩化パラジ
ウム5.6 m9(0,020ミリモル)、塩化第2銅
672 mq (5,00εリモル)、酢酸亜鉛2水塩
2741(125<17モル)を加え、更にメタノール
を加えて全量f 50 Rgにした。パラジウムの濃度
は40x i o−’グラム原子/リットルであり、塩
化第2銅とパラジウムの比は250モル/グラム原子で
ある。このオートクレーブに一酸化炭素、酸素および窒
素の混合比が10.7 : 5.4 : 133.9容
量チの混合ガスを、全圧50Kf/cfAGを保って4
00rttl/分で常時流通させ、100℃で3時間反
応させた。出口ガスは還流冷却器を通して排出した。反
応終了後オートクレーブを冷却し、放圧後、反応液をと
り出し、濾過し、P液の組成を高速液体クロマトグラフ
ィーで分析した。
スチレン199ミリモル、桂皮酸メチル71.4εリモ
ル、フェニルコハク酸ジメチル4.1ミリモルが含まれ
ていた。スチレンの転化率80.1%であり消費したス
チレンに対する桂皮酸メチルの収率は892チであシ、
同じく副生じたフェニルコハク酸ジメチルの収率は、5
.1%であった。パラジウムの1グラム原子当シに生成
した桂皮酸メチルのモル数は5570であシ、パラジウ
ムのターンオーバーは1190モル/(ダラム原子・h
r )であった。
実施例2゜ 実施例1と同じ反応器を用い全く同様の仕込みで、ガス
成分は流通させることなく、一酸化炭素を25Kg/c
nlG、ついで酸素分圧1ts Kg/cvl aとな
るよう酸素含量6容量チに希釈された酸素と窒素の混合
ガスを192Kf/cdG 圧入した。攪拌しながら昇
温し100〜130℃で17分反応させた。スチレンの
転化率54.6 %であシ、消費したスチレ/に対する
桂皮酸メチルの収率は665%であった。同じくフェニ
ルコハク酸ジメチルの収率は6.3%でありた。
パラジウムの1グラム原子当り1820モルの桂皮酸メ
チルが生成しており、パラジウムのターンオーバーは6
410モル/(ダラム原子@hr)であった。
比較例1 塩化第2銅を27.Orn9(020ミIJモル)にし
た以外は実施例2と全く同様にして反応を行なった。
パラジウムの濃度は4.0X10−’グラム原子/リッ
トルであり、塩化第2銅とパラジウムの比は10.0モ
ル/グラム原子である。スチレ/の転化率は1.5チで
あり、桂皮酸メチルの生成は認められなかった。パラジ
ウムのターンオーバーは0である。
比較例2 塩化パラジウムを243■(0,137ミリモル)にし
、塩化第2銅を188.5■(140ミリモル)にした
以外は実施例2と全く同様にして反応を行なった。パラ
ジウムの濃度は2.74 X 10=グラム原子/リツ
トルであり、塩化第2銅とパラジウムの比は10.2モ
ル/グラム原子である。
スチレンの転化率は52.9%であり、消費したスチレ
ンに対する桂皮酸メチルの収率は195%であった。同
じくフェニルコノ・り酸ジメチルの収率は20.1 %
であり、他の副生成物も多い。使用したパラジウム1グ
ラム原子当り生成した桂皮酸メチルはわずか745モル
であり、パランラムターンオーバーは266モル/(ダ
ラム原子・hr )と低い。
実施例3〜10 実施例2における酢酸亜鉛2水塩の代りに表1に示す助
触媒を使用した以外は全て実施例2と同様に反応させた
。パラジウムの濃度及び塩化第2銅とパラジウムの比は
変らずそれぞれ4.0X10−’グラム原子/リットル
および250モル/グラム原子である。結果は表−1に
示す。
実施例11 実施例2における塩化第2銅のかわりに塩化第2鉄1.
627 (10,0<リモル)、メタノールのかわりに
エタノールを使用し、反応時間を20分とした以外は全
て実施例2と同様にして反応を行なった。パラジウムの
濃度は4.0X10−’グラム原子/リットルであシ、
塩化第2鉄とパラジウムの比は500モル/グラム原子
である。桂皮酸エチルが15.7ミリモル生成しており
、パラジウム1グラム原子当り生成した桂皮酸エチルの
モル数は785でアシ、パラジウムのターンオーバーは
2660モル/(グラム原子・hr )であった。
実施例12 実施例2におけるスチレ/の使用量を521.y(so
、o ミリモル)、塩化パラジウムの使用量を2.0r
n9(o、oii ミIJモル)に変えた以外は、全て
実施例2と同様にして反応を行なった。パラジウムの濃
度は2.2X10”グラム原子/リットルであり、塩化
第2銅とパラジウムの比は455モル/グラム原子であ
る。
スチレンの転化率は703チであり消費したスチレンに
対する桂皮酸メチルの収率は625チであった。
パラジウム1グラム原子当り2000モルの桂皮酸メチ
ルが生成しておシ、パラジウムのターンオーバーは70
50モル/(グラム原子・hr )であった。
実施例13 実施例2における塩化第2銅の使用量を2691(20
,0ミリモル)に変えた以外は全て実施例2と同様にし
て反応を行なった。パラジウムの濃度は4.0X10′
グラム原子/リツトルであり、塩化第2銅とパラジウム
の比は1000モル/グラム原子である。
スチレンの転化率は82.4 %であり、消費したスチ
レンに対する桂皮酸メチルの収率は435チであった。
パラジウム1グラム原子当り1790モルの桂皮酸メチ
ルが生成しており、パラジウムターンオーバーは632
0モル/(グラム原子・hr )であった。
実施例14 実施例1における塩化第2銅の使用量を1.351(1
0,0ミIJモル)に変えた以外は全〈実施例1と同様
に、ガス流通の反応を行なった。
パラジウムの濃度は4.0X10−’ダラム原子ンリソ
トフレ、塩化第2銅のパラジウムに対する比は500モ
ル/グラム原子である。
スチレンの転化率92.4%、消費したスチレンに対す
る桂皮酸メチルの収率は76.0%であった。
パラジウム1グラム原子当、95510モルの桂皮酸メ
チルが生成しており、パラジウムのターンオーバー上1
1フ0 実施例15 実施例1における塩化パラジウムのかわりに5%pd/
c ( 5重量%のパラジウムを活性炭に担持したもの
)a:zzrn9(パラジウム0.02ミリグラム原子
)を使用した以外は全て実施例1と同様にガス流通の反
応を行なった。
パラジウムの濃度は4.0×10−’グラム原子/リッ
トルであり、塩化第2銅と・シラジウムの比は250モ
ル/グラム原子である。
スチレンの転化率57.6%であり、消費したスチレン
に対する桂皮酸メチルの収率は865%であシ、同シ<
フェニルコハク酸ジメチルの収率は6.7チであ°りた
パラジウム1グラム原子当りの桂皮酸メチルの生成モル
数は2490であり、パラジウムターンオーバーハ86
0モル/(グラム原子・hr )であった。
実施例16 スチレンのかわシにp−クロロスチレンを用いた以外は
全て実施例2と同様にしたところ、p−クロロ桂皮酸メ
チルが19.3 ミIJモル生成しており、パラジウム
1グラム原子当り生成したp−クロロ桂皮酸メチルは9
65モルである。パラジウムターンオーバーid 34
1 0モル/(f5ム原子・hr)テあった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)(a)白金族金属またはその化合物、(b)銅また
    は鉄の化合物を主触媒とし、助触媒の存在下、スチレン
    類、一酸化炭素、アルコール、および酸素を反応させて
    対応する桂皮酸エステル類を製造するに際し、反応混合
    液中での(a)の金属の濃度を5.5×10^−^4グ
    ラム原子/リットル以下とし、かつ(a)の金属に対す
    る(b)の比を50モル/グラム原子以上として反応さ
    せることを特徴とする桂皮酸エステル類の製造法。
JP59259253A 1984-12-10 1984-12-10 桂皮酸エステル類の製造法 Granted JPS61137839A (ja)

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JP59259253A JPS61137839A (ja) 1984-12-10 1984-12-10 桂皮酸エステル類の製造法
US06/803,162 US4656306A (en) 1984-12-10 1985-12-02 Preparation process of cinnamate ester
EP85308841A EP0186349B1 (en) 1984-12-10 1985-12-04 Process for the preparation of cinnamate ester
DE8585308841T DE3569521D1 (en) 1984-12-10 1985-12-04 Process for the preparation of cinnamate ester
CA000496821A CA1246603A (en) 1984-12-10 1985-12-04 Preparation process of cinnamate ester
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