JPS6216448A - 桂皮酸エステル類の製造法 - Google Patents

桂皮酸エステル類の製造法

Info

Publication number
JPS6216448A
JPS6216448A JP60152389A JP15238985A JPS6216448A JP S6216448 A JPS6216448 A JP S6216448A JP 60152389 A JP60152389 A JP 60152389A JP 15238985 A JP15238985 A JP 15238985A JP S6216448 A JPS6216448 A JP S6216448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
copper
oxygen
carbon monoxide
chlorine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60152389A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0550492B2 (ja
Inventor
Usaji Takagi
高木 夘三治
Isamu Sudo
勇 須藤
Toshio Matsuhisa
松久 敏雄
Retsu Hara
烈 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP60152389A priority Critical patent/JPS6216448A/ja
Priority to US06/780,838 priority patent/US4661620A/en
Priority to CA000492004A priority patent/CA1238337A/en
Priority to ES547459A priority patent/ES8707707A1/es
Priority to DE8585307086T priority patent/DE3569519D1/de
Priority to EP85307086A priority patent/EP0177354B1/en
Priority to DK455685A priority patent/DK166964B1/da
Priority to KR1019850007347A priority patent/KR870000770B1/ko
Publication of JPS6216448A publication Critical patent/JPS6216448A/ja
Publication of JPH0550492B2 publication Critical patent/JPH0550492B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスチレン類、一酸化炭素、アルコールおよび酸
素を反応させて桂皮酸エステル類を製造する方法に関す
る。
桂皮酸エステル類は、それらが有する芳香のため香料ま
たはその原料として広く用いられており、また農薬や感
光性樹脂の原料としても重要な化合物である。
(従来の技術) 従来、桂皮酸はベンズアルデヒドと酢酸の誘導体を主原
料とした反応で小規模に生産されている。
しかしながら、この方法は高価な原料を使用するので工
業的には好ましい方法ではない。より安価な原料を用い
る方法として、スチレン類と一酸化炭素、アルコールお
よび酸素を触媒の存在下に反応させて桂皮酸エステル類
を製造しようとする方法がいくつか提案されている(例
えば、特開昭56−15242、特開昭56−2274
9.特開昭56−22750、特開昭56−71039
.特開昭57−21342、特開昭57−21343.
特開昭57−70836、特開昭60−92242.特
開昭60−92243、特開昭60−94940.特開
昭60−97935など)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これらの方法は未だ触媒の活性が低く、
また反応成績も充分でないので、工業化されるに到って
いない。
本発明の目的は、スチレン類およびアルコールと低い分
圧の一酸化炭素および酸素を反応させて高い触媒活性と
高い反応成績で桂皮酸エステル類を製造する方法を提供
することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、前記目的を達成するため鋭意検討を続け
、先に(1)従来の技術1例えば、特開昭57−708
36号公報や同56−15242号公報の多くの実施例
が示すように、塩化第二銅のみを助触媒の銅および塩素
の供与源化合物として使用する場合には、銅原子の使用
量を好ましい範囲に選ぼうとすれば、塩素原子の使用量
はそれによって制限され、任意に好ましい範囲を選ぶこ
とができず。
このことが工業的に満足すべき触媒系とならない理由の
1つであること、また、(2)主触媒としてパラジウム
金属またはその化合物を用い、一酸化炭素、アルコール
および酸素を反応させて対応する桂皮酸エステル類を製
造するに際しては、助触媒として銅および塩素が重要で
あり、これらの供与源をそれぞれ別個の化合物または少
(とも一部な別個の化合物とし、各使用量を特定の範囲
に選ぶ必要があること、すなわち、主触媒としてパラジ
ウム金属またはその化合物、ならびに助触媒として(1
)銅の有機酸塩、(2)塩素化合物お゛よび(3)マン
ガンまたは亜鉛の化合物を用い反応混合液1リットル当
りの銅原子の量を特定の範囲とし、かつ塩素原子の銅原
子に対するグラム原子比を特定の範囲とすることにより
、主触媒の高い活性が得られ高い反応成績で桂皮酸エス
テル類を製造できることを見出して既に出願した。
その後、この反応について検討を続け、前記の主触媒と
特定された助触媒とその使用範囲における反応では、低
い一酸化炭素および酸素の分圧下でも、主触媒の高い活
性が得られ、高い反応成績で桂皮酸エステル類を製造で
きることを見出し。
本発明を完成した。
すなわち、本発明は、スチレン類、一酸化炭素。
アルコールおよび酸素を反応させて対応する桂皮酸エス
テル類を製造するに際して、主触媒としてパラジウム金
層またはその化合物、ならびに助触媒として(1)銅の
有機酸塩、(2)塩素化合物および(3)マンガンまた
は亜鉛の化合物を用い1反応混合液中の銅原子を0.0
04〜0.4グラム原子/lとし。
かつ塩素原子の銅原子に対するグラム原子比を2未満と
し、さらに、一酸化炭素の分圧を1気圧以下および酸素
の分圧を1気圧以下として反応させることを特徴とする
桂皮酸エステル類の製造法である。
本発明の方法において使用されるスチレン類としては、
具体的には、スチレン、α−メチルスチレン、β−メチ
ルスチレン、α−エチルスチレン。
β−エチルスチレン、0−メチルスチレン、m−メチル
スチレン、p−メチルスチレン、m−エチルスチレン、
p−エチルスチレン、p−ターシャリ−ブチルスチレン
、β−メチル−p−イングロビルスチレン等のスチレン
のアルキル誘導体、するいはp−クロロスチレン、p−
メトキシスチレン、3,4−ジメトキシスチレン等の反
応を阻害しない置換基を芳香環に有するスチレンの誘導
体などが挙げられる。
アルコールとしては、メタノール、エタノール。
プロパツール、ブタノール、ペンタノール、オクタツー
ル、シクロペンタノール、シクロヘキサノール、フェノ
ール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、ポリ
エチレンクリコール、フロピレンゲリコール等のアルコ
ール類であり、それらはハロゲンやアルコキシ基等の反
応を阻害しない置換基を有していてもよい。これらのア
ルコール類の使用量は、スチレン類1モルに対して1〜
100モル部であり1反応原料としてのみならず溶媒と
して使用してもよい。
本発明の方法に使用する一酸化炭素および酸素は爆発範
囲をさけるため、窒素またはアルゴン等の不活性ガスで
希釈して用いることが好ましい。
酸素源としては空気を使用することもできる。
本発明の方法で実施する一酸化炭素の分圧は。
絶対圧で1気圧以下である。好ましくはo、oos〜1
気圧の範囲である。
また、酸素の分圧は1気圧以下であり、好ましくは0.
002〜1気圧の範囲である。
これらの低い分圧で一酸化炭素および酸素を使用するこ
とは、不活性ガスで稀釈しても1反応器内の一酸化炭素
、酸素および不活性ガスの全圧が低くなり、工業的に極
めて好ましい。
これらの一酸化炭素、酸素および不活性ガスは必要量を
反応器に一括して仕込んでもよいし、必要な気体を連続
的もしくは間欠的に追加する方法。
またはそれらの混合気体を連続的もしくは間欠的に流通
させる方法でもよい。これらのうち追加する方法、ある
いは流通させる方法がより好ましい。
反応に際しては、気液の接触をよくするため充分に攪拌
することが好ましい。
本発明の方法による反応では、原料のアルコールを実質
的に溶媒とすることができるが1反応を阻害しないもの
であれば溶媒を使用することもできる。そのような溶媒
としては、ジエチルエーテル、シフロピルエーテル、メ
チルエチルエーテル。
フェニルエチルエーテル、ジフェニルエーテル。
テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール
ジエチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチル
エーテル等のエーテル類、アセトン。
メチルエチルケトン、アセトフェノン等のケトン類、酢
酸メチル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル等のエステ
ル類、ベンゼン、トルエン、p−キシレン、エチルベン
ゼン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族炭
化水素類またはその置換化合物、n−へキサン、n−ペ
ンタン、シクロヘキサン等の脂肪族または脂環族の炭化
水素類。
プロピレンカーボネート、炭酸ジメチル等のカーボネー
ト類、アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類
、ニトロベンゼン、ニトロメタン等のニトロ化合物類、
ジメチルホルムアミド等のアミド化合物類、スルホラン
等のスルホン化合物などが挙げられる。
本発明の生触媒たるパラジウム金属またはその化合物と
しては、パラジウム黒、あるいは活性炭。
アスベストまたはシリカアルミナ等の担体に担持させた
金属パラジウム、ジベンジリデンアセトン錯体あるいは
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムのよ
うな0価のパラジウム錯体なとの0価のパラジウム金属
または化合物、塩化パラジウム、硝酸パラジウムのよう
なパラジウムの無機酸塩、酢酸パラジウムまたは安息香
酸パラジウムなどの有機酸塩、ビス(アセチルアセトナ
ート)パラジウム、シクロオクタジエンジクロロパラジ
ウム、塩化パラジウムベンゾニトリル錯体。
塩化パラジウムピリジン錯体または塩化パラジウムアン
ミン錯体などのパラジウムの錯体などの2価のパラジウ
ムの化合物が挙げられる。
これらのパラジウム金属またはその化合物の使用量はパ
ラジウム金属原子として原料のスチレン類1モルに対し
て0.000001〜0.1グラム原子の範囲であり、
好ましくは0.000005〜0.01グラム原子であ
る。
本発明の方法における助触媒は■銅の有機酸塩。
■塩素化合物および■マンガンまたは亜鉛の化合物であ
る。第1成分である銅の有機酸塩としては。
酢酸銅、プロピオン酸銅、ステアリン酸銅などの銅の脂
肪族カルボン酸塩、安息香酸鋼などの銅の芳香族カルボ
ン酸塩、銅アセチルアセトナートのような銅の有機アニ
オンの塩などが挙げられる。
これらの銅の有機酸塩は単独または2種以上を混合して
使用することもできる。また、これらの銅の有機酸塩は
反応混合液に溶解していることが好ましいが、一部が不
溶のまへであってもさしつかえない。これらの銅の有機
酸塩の使用量は、銅原子として反応混合液1リットル当
り0.004〜0.4グラム原子である。ただし、助触
媒である■の塩素化合物として銅の塩化物を使用する場
合には。
この化合物の銅原子も前記範囲に含めて銅の有機酸塩を
使用する。銅の量がこの範囲より少なくなると反応はほ
とんど起らなくなり、この範囲より多くなると副生物が
増大する。より好ましくは。
反応混合液1リットル当り0.008〜063グラム原
子である。
助触媒の第2成分である塩素化合物としては。
塩素またはその溶液、塩化水素またはその溶液。
ア!ンの塩酸塩などであり、さらにはターシャリ−ブチ
ルクロライド、ホスゲン、五塩化リン、オキシ三塩化リ
ンなどの塩素イオンを発生しやすい含塩素化合物、ある
いはチタン、バナジウム、マンガン、鉄、銅、亜鉛また
はアルミニウムなどの金属のその価数に応じた塩化物ま
たはオキシ塩化物などが挙げられる。これらの塩素化合
物は単独または2種以上を混合して用いてもよい。これ
らの塩素化合物は反応混合液中に存在する銅原子に対し
て含まれる塩素原子の比で、2未満、すなわち、0を越
え2未満の量を使用する。ただし、主触媒として塩化パ
ラジウムを使用する場合には。
通常微量ではあるが、塩化パラジウムからの塩素原子を
も合せた量としての範囲である。塩素原子の銅原子に対
する比がOであると、即ち塩素原子が存在しないと反応
はほとんど起らない。この比が2以上に大きくなると副
生成物が増大し桂皮酸エステル類の選択率および収率が
低下する。好ましくは0.02〜1.99グラム原子比
である。
本発明の方法における助触媒の第3成分であるマンガン
または亜鉛の化合物としては、マンガンまたは亜鉛の塩
酸、硝酸、リン酸または炭酸等の無機酸の塩、酢酸塩、
プロピオン酸塩、あるいはステアリン酸塩などの脂肪族
カルボン酸の塩、あるいは安息香酸塩などの芳香族カル
ボン酸の塩。
あるいはアセチルアセトナートの如き有機アニオンの塩
などが挙げられる。    。
これらの化合物は反応混合液に溶解していることが好ま
しいが、一部が不溶であってもさしつかえない。
これらのマンガンまたは亜鉛の化合物の使用量は。
マンガンまたは亜鉛の金属原子の反応混合液中に存在す
る銅原子に対する比が0.05〜50であり。
より好ましくは0.1〜10である。マンガンまたは亜
鉛の化合物は2種以上を同時に使用することもできる。
マンガンまたは亜鉛の塩化物は助触媒の第2成分である
塩素化合物の一部または全部を兼ねることができる。
本発明の方法の実施は反応型式として回分式もしくは連
続流通式いずれでも構わない。
本発明の方法における反応の全圧は、使用する一酸化炭
素および酸素あるいは不活性ガスの分圧によるが1通常
200気圧以下であり、好ましくは1.0〜100気圧
である。
反応温度は室温〜200℃、好ましくは40〜160℃
である。反応時間は反応条件により変わるが1通常、0
.01〜24時間、好ましくは0.05〜10時間であ
る。反応終了後、蒸留もしくは抽出等の常用の分離方法
により1反応生成液から桂皮酸エステル類を分離するこ
とができる。
(作用および発明の効果) 本発明の方法によれば、助触媒たる銅原子の好ましい量
の範囲および塩素原子と銅原子の比の好ましい範囲を反
応系に与えることができ、その範囲で反応させることに
より、極めて少量のパラジウム主触媒を使用し、かつ低
い一酸化炭素および酸素の分圧下で驚くべきほど高い反
応成績で桂皮酸エステル類を製造することができるよう
になり。
工業的に極めて有利な桂皮酸エステルの製造法となる。
(実施例) 以下、実施例および比較例により本発明の方法を更に詳
しく説明する。
実施例1 ガラス製の円筒容器に、塩化パラジウム28.4ミリグ
ラム(0,160ミリモル)、酢酸第二銅・l水塩7.
61グラム(38,1ミリモル)、酢酸第一マンガン・
4水塩12.3グラム(50,2ミリモル)を秤取し、
これに少量のメタノールを加えたのち、スチレン83.
33グラム(8oOミリモル)を秤りとり、さらに予め
直前に濃度を測っておいた塩化水素ガスをメタノールに
吸収させた液(#度1.5 N )を15.〇−加え塩
化水素の量が22.5ミリモルとなるようにし、更にメ
タノールを加えて全量を4004とじた。反応混合液1
リットル当りの銅原子の量は0.095グラム原子であ
り。
塩素原子の銅原子だ対するグラム原子比は0.60であ
る。このガラス容器を1/のオートクレーブ反応器に挿
入した。反応器にはテフロン製の攪拌翼、ガラスで保護
した温度測定管、テフロン製のガス吹込み管および還流
冷却器が設けられている。
一酸化炭素:酸素:窒素の組成比が8.8:5=4+8
5.8(容量%、ガスクロマトグラフィーにより分析)
である原料混合ガスを予め耐圧容器に調製しておき、こ
の混合ガスを反応器に導びき、全圧を10気圧に保ち出
口で4.2リットル/分(標準状態)となるよう通じな
がらはげしく攪拌をつづけ100℃で3時間反応させた
。反応器内の一酸化炭素および酸素の分圧はそれぞれ0
.88および0.54気圧である。反応時、出口ガスは
水冷の還流冷却器を通して排出し、同伴される低沸物は
反応器に還流させた。反応終了後冷却放圧し、取り出し
た反応液を液体クロマトグラフィーで分析したところス
チレンが54.4ミリモル、桂皮酸メチル力666.4
ミリモル、副生じたフェニルコノ1り酸ジメチルが16
.3ミ!Jモル含まれていた。スチレンの転化率93.
2%、桂皮酸メチルの選択率(消費スチレンに対する収
率)は89.4%、桂皮酸メチルの収率(仕込みスチレ
ンに対する収率)Pd回転率と略称する)は4170で
あった。低い分圧の一酸化炭素および酸素を用いても高
い触媒活性と高い反応成績が得られた。
実施例2 酢酸パラジウム35.92ミリグラム(0,160ミリ
モル)、酢酸第二銅・1水塩5.99グラム(30,0
ミリモル)、塩化第二銅1.34グラム(10,0ミリ
モル)および酢酸第一マンガン・4水塩12.3グラム
(50,2ミリモル)をとり一部のメタノールを加えた
のち、スチレン83.33グラム(800ミリモル)を
加え、さらにメタノールを加えて全量を400−とした
。反応混合液1リットル当り合計の銅原子の量は0.1
0グラム原子であり、塩素原子の銅原子に対する比は0
.50である。実施例1と同様にして反応させた。
一酸化炭素および酸素の分圧は変らずそれぞれ0.88
気圧および0.54気圧である。
スチレンの転化率93.3%、桂皮酸メチルの選択率9
2.4%、桂皮酸メチルの収率86.2%であり。
Pd回転率は4310であった。
実施例3〜6および比較例1〜4 実施例2における酢酸第二銅・1水塩および塩化第二銅
の使用量と反応時間を表1に示すようにかえた以外は全
て実施例2と同様にした。一酸化炭素および酸素の分圧
は、混合ガスの調製時の組成のばらつきにより若干変化
するが、その程度は一酸化炭素で0.80〜0.90気
圧、酸素で0.50〜0.57気圧の範囲である。結果
を実施例2の結果とともに表1に示す。
実施例7 一酸化炭素:酸素:窒素の組成比が8.5:5.3:8
6.2(容量%)である混合ガスを用い1反応全圧を6
気圧とした以外は全て実施例2と同様にした。一酸化炭
素および酸素の分圧はそれぞれ0.51気圧および0.
32気圧である。スチレンの転化率88.6%、桂皮酸
メチルの選択率および収率はそれぞれ90.7%および
80.4%であり、Pd回転率は4020であった。
実施例8 実施例2の酢酸パラジウムのかわりに5%Pd/c(5
重量%のパラジウムを活性炭に担持したもの)を510
ミリグラム用い反応時間を3.5時間とした以外は全て
実施例2と同様にしたところ、桂皮酸メチルが収率72
.3%で得られた。
実施例9〜13および比較例5 表2に示すようにパラジウム化合物を0.13ミリモル
用い助触媒各成分の種類と量を表2に示すようにかえた
以外は全て実施例2と同様にして反応させた。一酸化炭
素および酸素の分圧はそれぞれ0.8〜0.9気圧およ
び0.50〜0.57気圧の範囲内にある。反応混合液
中の銅原子は0.1グラム原子/lであり、塩素原子の
銅原子に対するグラム原子比は0.5である。結果を表
2に示す。
手続主甫正書印発) 昭和61年4月4日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)スチレン類、一酸化炭素、アルコールおよび酸素を
    反応させて対応する桂皮酸エステル類を製造するに際し
    て、主触媒としてパラジウム金属またはその化合物、な
    らびに助触媒として(1)銅の有機酸塩、(2)塩素化
    合物および(3)マンガンまたは亜鉛の化合物を用い、
    反応混合液中の銅原子を0.004〜0.4グラム原子
    /lとし、かつ塩素原子の銅原子に対するグラム原子比
    を2未満とし、さらに、一酸化炭素の分圧を1気圧以下
    および酸素の分圧を1気圧以下として反応させることを
    特徴とする桂皮酸エステル類の製造法。
JP60152389A 1984-10-05 1985-07-12 桂皮酸エステル類の製造法 Granted JPS6216448A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60152389A JPS6216448A (ja) 1985-07-12 1985-07-12 桂皮酸エステル類の製造法
US06/780,838 US4661620A (en) 1984-10-05 1985-09-27 Preparation process of cinnamate esters
CA000492004A CA1238337A (en) 1984-10-05 1985-10-01 Preparation process of cinnamate esters
ES547459A ES8707707A1 (es) 1984-10-05 1985-10-01 Procedimiento para preparar un ester de cinnamato
DE8585307086T DE3569519D1 (en) 1984-10-05 1985-10-03 Preparation process of cinnamate esters
EP85307086A EP0177354B1 (en) 1984-10-05 1985-10-03 Preparation process of cinnamate esters
DK455685A DK166964B1 (da) 1984-10-05 1985-10-04 Fremgangsmaade til fremstilling af cinnamatestere ved omsaetning af carbonmonoxid, oxygen, en styrenforbindelse og en alkohol under anvendelse af en katalysator
KR1019850007347A KR870000770B1 (ko) 1984-10-05 1985-10-05 신나메이트 에스테르의 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60152389A JPS6216448A (ja) 1985-07-12 1985-07-12 桂皮酸エステル類の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6216448A true JPS6216448A (ja) 1987-01-24
JPH0550492B2 JPH0550492B2 (ja) 1993-07-29

Family

ID=15539445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60152389A Granted JPS6216448A (ja) 1984-10-05 1985-07-12 桂皮酸エステル類の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6216448A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014024616A1 (ja) * 2012-08-09 2014-02-13 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 オレフィン誘導体の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014024616A1 (ja) * 2012-08-09 2014-02-13 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 オレフィン誘導体の製造方法
JP2014034554A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Jx Nippon Oil & Energy Corp オレフィン誘導体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0550492B2 (ja) 1993-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR870000770B1 (ko) 신나메이트 에스테르의 제조방법
JPS6216448A (ja) 桂皮酸エステル類の製造法
US4380663A (en) Process for the preparation of practically formic acid-free acetic acid
EP0186349B1 (en) Process for the preparation of cinnamate ester
US5466856A (en) Method of producing carbonic diesters
JPH07138205A (ja) ノルボルネン類のジアルコキシカルボニル化法
JPS6222743A (ja) 桂皮酸エステル類の製造法
Lee et al. Selective conversion of nitrobenzene to phenylcarbamates catalyzed by Pd (II) and heteropolyacids
JPS61246148A (ja) 桂皮酸エステル類の製造法
JP3342942B2 (ja) ノルボルネン類のジアルコキシカルボニル化法
EP3659995B1 (en) Method for producing bis-acyloxylated exomethylene compound
US4827023A (en) Process for the selective formation of dialkyl succinates
JPH0669986B2 (ja) けい皮酸エステル類の製造方法
EP0108332B1 (en) Preparation of acetone dicarboxylic acid diester
JPS62126152A (ja) けい皮酸エステル類の製造方法
JPS6277352A (ja) 桂皮酸エステル類の製造法
JPS6229552A (ja) 桂皮酸エステル類の製造法
JPS62123151A (ja) けい皮酸エステル類の製造方法
JPS6094940A (ja) 桂皮酸エステル類の製造方法
JPH0452254B2 (ja)
JPS62286953A (ja) けい皮酸エステル類の製造方法
JPS62238237A (ja) 桂皮酸エステルの製造法
JPS605581B2 (ja) 酢酸ビニルの製造方法
JPS6023661B2 (ja) 桂皮酸エステル類の製法
JPS6219553A (ja) 桂皮酸エステル類の製造法