JPS61136532A - 繊維状白色導電性物質 - Google Patents

繊維状白色導電性物質

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JPS61136532A
JPS61136532A JP25688484A JP25688484A JPS61136532A JP S61136532 A JPS61136532 A JP S61136532A JP 25688484 A JP25688484 A JP 25688484A JP 25688484 A JP25688484 A JP 25688484A JP S61136532 A JPS61136532 A JP S61136532A
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JP
Japan
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substance
tin oxide
weight
potassium titanate
filler
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Pending
Application number
JP25688484A
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English (en)
Inventor
Koichi Yamada
興一 山田
Mitsutoshi Murase
村瀬 光俊
Yasuhiro Hamaguchi
濱口 泰弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Aluminum Smelting Co
Original Assignee
Sumitomo Aluminum Smelting Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は導電性を付与するために紙、プラスチックある
いはゴム等に混合する繊維状白色導電性物質に関する。
更に詳細には、体積固有抵抗値が低く、かつ単位重量当
たりの導電性付与効果に著しく優れた酸化錫系繊維状白
色導電性物質に関するものである。
(従来技術) 近年、静電複写紙を始め帯電防止プラスチック、帯電防
止塗料等の白色色調が要求される分野にはカーボンブラ
ック、銀、銅、アルミニウム等の導電性粉末に代わり、
酸化錫系粉末が使用されている。周知の如く、導電性付
与剤は、紙、プラスチック、ゴム等の導電性付与物質に
混入され、該物質に良好な導電性を付与せしめるために
は少な(とも隣接する導電性粉末同志が接触するように
多量の粉体を混入しなければならず、導電性粉末が高価
な場合にはその用途が自ずと限定される。それ数少量の
導電性付与剤でも導電路を形成することのできる針状の
酸化錫、或いは繊維状物質、例えばガラスファイバー、
有機高分子物質等に導電性物質を被覆した導電性付与剤
が教示されている(例えば特開昭56−120519号
公報)。しかしながら針状の酸化錫は粉末に比較して使
用量は減少するものの必ずしも十分に満足される程度の
ものではな(、又繊維状物質に導電性物質を被覆したも
のは導電性物質の総使用量は減少するものの、紙、プラ
スチック、ゴム等の導電性付与物質に混入した時繊維状
物質から導電性物質が剥離してしまうためか、所望の導
電性付与効果が得られないという欠点を有する。
(発明の目的) かかる事情下に鑑み、本発明者らは体積固有抵抗値が低
く、導電性付与物質に対し単位重量当たりの導電性付与
効果が著しく優れた白色導電性物質を得るべく鋭意検討
した語基、特定の繊維状無機物質に特定量比の酸化錫系
物質を被覆する場合には上記目的を満足し得ることを見
出し、本発明を完成するに至った。
(発明の概要) 本発明は、アンチモン成分をSbとして0.1〜20重
量%含有し、残部が酸化錫よりなる物質をチタン酸カリ
ウム繊維100重量部に対し2〜200重量部被覆して
なる繊維状白色導電性物質を提供するにある。
(発明の実施例) 以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明に使用するチタン酸カリウム繊維は、顕微鏡性観
察において繊維長さが1μ〜1龍、好ましくは10〜1
00μ、針状比10〜1000、好ましくは20〜10
0で化学組成に、0・6 T i O2あるいはに2Q
・6 T i O2・%H20で示されるものである。
繊維長が1μ未満の場合には均一な導電層の被覆が形成
され難(、所要の導電性を付与できず、他方1゛−を越
える場合には繊維の切断等が起こるため好ましくない。
又針状比が10未満の場合には当然のことながら、少量
の導電性付与剤で導電路が形成されるという繊維状物質
を用いた場合の効果が達成されず、逆に針状比が100
0を越える場合には紙、プラスチック、ゴム等への混合
時の分散性が悪くなる。
本発明の白色導電性物質は上述の物性を有するチタン酸
カリウム繊維100重量部にアンチモン成分をSbとし
て0.1〜20重量%含有し、残部が主として酸化錫よ
りなる物質を2〜200重量部被覆することにより取得
される。チタン酸カリウム繊維に対する酸化錫系物質の
被檜量が2重量部未満の場合には良好な、導電性を保有
せしめることができず、一方200重量部を越える場合
には被覆量に見合う導電性付与効果がなく、経済的では
ない。
アンチモンは酸化錫の導電性付与効果を高める目的で添
加され、主として酸化物の形で存在する。
酸化錫に対する添加量がSbとして0.1重量%未溝の
場合には上述の効果の発現がな(、他方20重量%を越
える場合には導電性フィラーが青く着色するので好まし
くない。 □ チタン酸カリウム繊維への酸化錫系物質の被覆方法とし
ては、特に制約はな(、例えば60〜90℃の加熱水中
にチタン酸カリウム繊維を分散させた懸濁液に所定量の
塩化錫と塩化アンチモンを熔解したアルコールを添加し
、加水分解せしめることによりチタン酸カリウム繊維表
面にアンチモンを含有した酸化錫物質を析出形成せしめ
、次いで濾別し、洗浄、乾燥、焼成することにより行わ
れる。
本発明においてチタン酸カリウム繊維をベースとして酸
化錫系物質を被覆したものが何故他の金属酸化物繊維に
比しても導電性付与効果に優れるか、その理由は詳らか
ではないが、酸化錫系物質被覆時にチタン酸カリウム繊
維中に含まれるカリウムが酸化錫の初期析出形態である
オキシ塩化錫と反応し、強固な結合力が生じ、フィラー
としての使用時に酸化錫系物質の剥離が殆どなく、加え
てチタン酸カリウム繊維自体も高強度、高弾性を有する
ものであることから、繊維の切損等が少ないことにも起
因するものであると推測される。
以下本発明方法を実施例により更に詳細に説明するが、
本発明はかかる実施例により制限されるものではない。
実施例 1 平均繊維長15μ、針状比50のチタン酸カリウム繊維
(BET比表面積12m/g)353gを水2ONに加
え、温度70℃に加熱保持し、攪律しながらこれにイソ
ブタノール51に塩化錫(SnC64)520 g1塩
化77チEニア (SbCN3)118gを加えた溶液
を3時間かけてゆっくりと添加して前記チタン酸カリウ
ム繊維の表面にアンチモンを含有する酸化錫からなる被
覆層を析出形成せしめ、引続き濾過、洗浄し、更に結晶
性を高めるために空気中400℃の温度で3時間保持、
熱処理を施し、白色繊維状フィラーを製造した。
(このフィラーの成分はアンチモン成分がSbとして8
重量%、酸化錫が41重量%含有されていた。) このフィラーの比抵抗を測定したところ20Ωcmであ
った。又このフィラーをウレタン樹脂に対し30重量%
の割合で混練し、ウレタンシート(厚み30μ)を得た
。このフィルムの体積固有抵抗は200Ωcmであり、
アクリル樹脂に対し30重量%の割合で混練し、ポリエ
ステル製繊維布土に固形分換算で30 g / n(の
割合でオーバーコートしたところ、該処理布の表面抵抗
は3×10Ω/口であった。
実施例 2 平均繊維長13μ、針状比40のチタン酸カリウム繊維
(BET比表面積] 3m/g) 353 gと尿素1
.4kgを水2ONに加え、これを攪拌しながら6 N
 −HC6水溶液51にS n C64,’ 5 H2
゜690g、5bCj2B 118gを加えた溶液を3
時間かけてゆっくりと添加し、攪拌しながら90℃まで
加熱、12時間保持して尿素を熱分解し、Sbを含有す
る酸化錫被覆層を前記チタン酸カリウム繊維上に析出、
形成せしめた。引続き濾過、水洗し一1更に空気中45
0℃の温度で3時間保持、熱処理を施し、白色繊維状フ
ィラーを製造した。
(このフィラーの成分はアンチモン成分がSbとして8
重量%、酸化錫が4ン重量%含有されていた。) このフィラーの比抵抗を測定したところ30Ωcmであ
った。又このフィラーをウレタン樹脂に対し30重量%
の割合で混練し、ウレタンシート(厚み30μ)を得た
。このフィルムの体積固有抵抗は800Ωamであり、
アクリル樹脂に対し30重量%の割合で混練し、固形分
換算で5 g/rdの割合で紙の上に塗布した時の表面
抵抗値は5×107Ω/口であった。
比較例 1 平均繊維長15μ、針状比40のチタニア繊維(BET
比表面積10r+?/g)を用いた以外実施例1と同様
の処理を行い、白色繊維状フィラーを製造した。(この
フィラーの成分はアンチモン成分がSbとして8重量%
、酸化錫が38重量%含をされていた。) このフィラーの比抵抗を測定したところ1000cmで
あった。又このフィラーをウレタン樹脂に対し30重量
%の割合で混練し、ウレタンシート(厚み30μ)を得
た。このフィルムの体積固有抵抗は1×10+Ωcmで
あった。
比較例 2 BET比表面積5m/gのチタニア粉末30gを水0.
8Aに加え、90℃の温度に加熱し、これを攪拌しなが
らイソブタノール0.21に75gの5nC1!  、
17gの5bC13を加えた溶液を3時間かけて加え、
前記チタニア粉末の表面にアンチモンを含有する酸化錫
からなる被覆層を析出、形成せしめ、濾過、水洗後室気
中400℃の温度で3時間加熱保持し、白色粉末状フィ
ラーを得た。
この粉末の比抵抗は5ΩcII+であった。又このフィ
ラーをウレタン樹脂に対し30重量%の割合で混練し、
ウレタンシート(厚み30μ)を得た。
このフィルムの体積固有抵抗は10 Ωcmであり、6
0重量%の割合で混練してもI X 106Ωcmでっ
た。
比較例 3 チタン酸カリウム繊維を使用せず、他は実施例1と同様
にして青色のアンチモンを含有した酸化錫粉末を得た。
このフィラーの比抵抗は1Ωcmと良好な導電性を示し
たが、この粉末をウレタン樹脂に対し30重量%の割合
で混練し、ウレタンシート(厚み30μ)を得た。この
フィルムの体積固有抵抗値は10′7 Ωcmと高い抵
抗値を示した。
比較例 4 51の水にトリオレイン酸ソルビタンエステルのポリエ
チレンオキサイド縮合物であるTween 85(商品
名)を溶解し、この溶液を2等分した。−方の液にシュ
ウ酸アンモニウム23gを溶解し、他方の液にS n 
C12を19g1解し、両液を一度に混合したのち室温
で5時間ゆっくりと攪拌しながら析出させた。析出した
針状のシュウ酸錫を濾別、水洗後エタノールで洗浄後空
気中80℃の温度で6時間乾燥後更に600℃の温度で
1時間加熱分解し、針状の酸化錫を得た。
この針状の酸化錫10gに三塩化アンチモン0.1gを
溶解したエタノール10gを加えて乳鉢で十分に混練し
た後エタノールを加熱除去し、600°Cの温度で1時
間加熱処理を行い、青色のアンチモンを含有する繊維状
酸化錫を得た。
このフィラーの比抵抗は10Ω■であり、形状は平均繊
維径20μ、針状比20であった。このフィラーを30
重量%の割合でアクリル樹脂に混練し、5g / rr
lの割合で紙の上に塗布したところ得られた製品4の表
面抵抗値は2 X 10g Ω/口であった。
(発明の効果) 以上詳述した本発明の繊維状白色酸化錫系導電性物質は
良好な体積固有抵抗値を有し、市販のリン片状酸化錫系
導電性フィラー、アルミナ、チタニア、シリカ等の金属
酸化物粉末に酸化錫系導電性物質を被覆構成してなる導
電性フィラーに比較し、単位重量当たりの導電性付与効
果が著しく優れるばかりでなく、驚くべきことにガラス
繊維、アルミ°す繊維、チタニア繊維、シリカ繊維に本
発明と同様の酸化錫系物質を被覆形成したフィラーに比
較しても上述の効果において優れており、本発明は工業
的に頗る価値の高いものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)アンチモン成分をSbとして0.1〜20重量%含
    有し、残部が酸化錫よりなる物質をチタン酸カリウム繊
    維100重量部に対し2〜200重量部被覆してなる繊
    維状白色導電性物質。 2)チタン酸カリウム繊維が長さ1μ〜1mm、針状比
    10〜1000である特許請求の範囲第1項記載の繊維
    状白色導電性物質。
JP25688484A 1984-12-05 1984-12-05 繊維状白色導電性物質 Pending JPS61136532A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63252947A (ja) * 1987-04-09 1988-10-20 大塚化学株式会社 導電性セメント組成物及び電気抵抗発熱体
JPH028244A (ja) * 1988-06-28 1990-01-11 Otsuka Chem Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物
EP1008618A4 (en) * 1997-08-27 2000-10-25 Otsuka Kagaku Kk PRINT SHEETS
JP2010515238A (ja) * 2006-07-29 2010-05-06 ショッキング テクノロジーズ インコーポレイテッド 導電性または半導電性有機材料を有する電圧で切替可能な誘電体

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