JPS61134112A - ラジオ受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ この発明は、例えば車両に装備されるラジオ受信機に関
し、特にその受信操作性を改善したラジオ受信機に関す
る。

［発明の技術的背景とその問題点］ 最近、例えば高速道路等においては通路の混乱状態、交
通事故の発生状態、工事の有無などの交通情報を迅速に
車両の運転者に知らせ、道路の混乱を避けて快適な走行
を行ない、ひいては走行の安全性を確保するために交通
情報が所定の周波数を使用して送信されている。この交
通情報は通常複数の周波数、例えば現在の日本において
は５２２ｋＨｚ１１６１１ｋＨｚ、１６２０ｋＨｚ、１
６２９ｋ　Ｈｚの周波数で送信されている。このような
交通情報は例えば通常のラジオ受信機で受信することが
できるが、上述した各周波数を記憶するのに周波数メモ
リを使用している。そして、従来、この周波数メモリに
記憶された周波数を選択して受信するために１例えば通
常のラジオ放送の周波数をプリセットし受信するための
プリセットボタン等を複数使用し、この複数のプリセッ
トボタンをそれぞれ交通情報の各周波数にプリセットし
、このプリセットボタンを操作することにより所望の周
波数の交通情報を手間をかけることなく即座に受信し得
るようにしている。

このため、各周波数の交通情報に対応して複数のプリセ
ットボタンが必要となるが、このプリセットボタンは交
通情報の受信専用のものではなく、通常のラジオ放送の
受信用のものを兼用して使用するようになっているので
、交通情報および通常のラジオ放送を共に操作性を損な
うことなく容易にかつ即座に受信できるようにすめため
には、プリセットボタンの数を増加する必要がある。し
かし、プリセットボタンを増加させることは、ラジオ受
信機の本体構成の大型化を沼き、特にこのようなラジオ
受信機を取付はスペースの限定される車内に装備するこ
とは難しい。

［発明の目的］ この発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的と
しては、所謂プリセットボタンによって選択し得る受信
周波数の増加をプリセットボタンを増加することなく実
現したラジオ受信機を提供することにある。

［発明の概要］ 上記目的を構成するために、予め設定した受信周波数を
サーチ指令によりサーチして放送受信するラジオ受信機
において、この発明は、操作される毎に操作信号を出力
する選択スイッチ手段と、少なくとも１つの受信周波数
を記憶し、上記操作信号が入力する毎に記憶している受
信周波数を順次に切換設定する周波数設定制御手段とを
有することを要旨とする。

［発明の実施例］ 以下、図面を用いてこの発明の詳細な説明する。

第１図は、この発明を交通情報が受信可能なラジオ受信
機（以下［交通情緻用ラジオ受信機」と呼ぶ）に適用し
た場合の一実施例を示すものである。この実施例に示す
交通情報用ラジオ受信機は、アンテナ１で受信した放送
電波を高周波増幅部３で増幅し、この増幅した高周波信
号を周波数変換部５で局部発振部７からの局部発振信号
と混合して中間周波信号に変換し、この中間周波信号を
中間周波増幅部９で増幅した後、検波部１１で検波し、
この検波した信号を低周波増幅部１３で増幅し、スピー
カ１５から出力するという通常のラジオ放送を受信する
ためのスーパーヘテロゲイン受信機と同じ構成を有して
いる。

局部発振部７には、周波数メモリ部１７が接続され、こ
の周波数メモリ部１７には４つのプリセットスイッチ１
９〜２５が接続されている。この周波数メモリ部１７は
例えば通常のラジオ放送を受信するための周波数情報が
前記各プリセットスイッチ１９〜２５に対応して記憶さ
れている。そして、プリセットスイッチ１９〜２５のい
ずれか１つを操作すると、この操作されたプリセットス
イッチに対応した周波数情報が周波数メモリ部１７から
読み出されて局部発振部７に供給されるようになってい
る。局部発振部７はこの周波数メモリ部１７から供給さ
れた周波数情報に対応する局部発振周波数を周波数変換
部５に供給し、この局部発振周波数に対応するラジオ放
送を選択受信する。

また、局部発振部７には、順送り回路２７が接続され、
この順送り回路２７には交通情報周波数メモリ２９およ
び交通情報専用スイッチ３１が接続されている。交通情
報周波数メモリ２９は、例えばＲＯＭ等で構成され、交
通情報受信用の複数の周波数を記憶している。より具体
的には、交通情報周波数メモリ２９は交通情報を送信し
ている周波数、例えばｊ２２ｋ　Ｈｚ　１１６１１ｋ　
Ｈｚ　１１６２０ｋ　Ｈｚ　、１６２９ｋ　Ｈｚに対応
した４つの局部発振周波数を記憶している。順送り回路
２７は例えばカウンタ、シフトレジスタ等で構成されて
いるものであって、少なくとも前記交通情報周波数メモ
リ２９に記憶された４つの周波数情報のいずれかを読み
出す４つの状態を有し、交通情報専用スイッチ３１が操
作される毎にその状態を順に変更するようになっている
。そして、この変更される順送り回路２７の状態に対応
して交通情報周波数メモリ２９から対応する周波数情報
が出力され、この出力された周波数情報が局部発振部７
に供給されるようになっている。例えば、交通情報専用
スイッチ３１を操作する毎に順送り回路２７の制御のも
とに交通情報周波数メモリ９から局部発掘周波数情報が
交通情報送信周波数５２２ｋ　Ｈｚ　→１６１１ｋ　Ｈ
ｚ　−＋１６２０ｋ　Ｈｚ　４１６２９ｋＨ２→５２２
ｋＨｚ→・・・に対応した順で局部発振部７に供給され
る。

次にこの実施例の作用を説明する。

交通情報専用スイッチ３１を操作すると、順送り回路２
７の状態が変化し、この状態に対応した局部発振周波数
情報が交通情報周波数メモリ２９から局部発振部７に供
給される。局部発振部７はこの供給された局０部発振周
波数情報に相当する周波数、すなわち局部発振周波数で
発振し、この局部発振周波数の信号を周波数変換部５に
供給して受信周波数を決定する。この局部発振周波数情
報が今例えば交通情報送信周波数の５２２ｋＨｚに対応
する周波数であるとすると、この５２２ｋＨ２で送信さ
れている交通情報がアンテナ１で受信され高周波増幅部
３で増幅され周波数変換部５で選択され、中間周波信号
として中間周波増幅９で増幅される。中間周波増幅部９
で増幅された中間周波信号は検波部１１で検波され、低
周波増幅部１３で増幅された後、スピーカ１５から出力
され、５２２ｋＨｚの交通情報を受信することができる
。

また、この状態で交通情報専用スイッチ３１を操作する
と、同様に順送り回路２７の状態が変化して交通情報周
波数メモリ２９から次の周波数情報として１６１１ｋＨ
ｚに対応する局部発振周波数情報が局部発振部７に供給
され、上述した場合と同様にしてこの１６１１ｋＨｚの
交通情報を受信することができる。また、この次に同様
に交通情報専用スイッチ３１を操作すると、１６２０ｋ
Ｈｚの交通情報を受信でき、その次には１６２９ｋ　Ｈ
ｚ　、更にその次には５２２ｋＨｚの交通情報を順に１
つの交通情報専用スイッチ３１の操作により受信するこ
とができるのである。

なお、前記プリセットスイッチ１９〜２５は上述したよ
うに通常のラジオ放送を受信するためのものであるが、
交通情報を受信するために使用してもよい。この時には
周波数メモリ部１７に交通情報の５２２ｋ　Ｈｚ　、１
６１１ｋ　Ｈｚ　、１６２０ｋ　１−１ｚ　、１６２９
ｋ　Ｈｚに対応する局部発振周波数情報を記憶しておく
だけでよい。そして、この周波数情報をプリセットスイ
ッチ１９〜２５で読み出して局部発振部７に供給すれば
、上述した場合と同様に交通情報を受信することができ
るのである。この場合には、一方、参照番号２９で示さ
れるメモリに通常のラジオ放送用の周波数を記憶させて
おくことで、スイッチ３１の操作により所望のラジオ放
送が得られる。

第２図はこの発明の他の実施例を示すものである。この
実施例は、第１図に示す実施例において交通情報周波数
メモリ２９をＲＯＭで構成する代りに、ＲＡＭで構成し
た交通情報周波数メモリ２９′を使用し、この交通情報
周波数メモリ２９′に書込回路３３を接続して交通情報
周波数メモリ２９′の内容、すなわち周波数情報を書込
回路３３から変更できるようにしたものであり、その他
の構成は第１図の構成と同じである。

このように書込回路３３から交通情報周波数メモリ２９
′に記憶される周波数情報を可変できることにより交通
情報の送信周波数が変更になった場合においても容易に
その記憶された周波数情報を変更してすぐに対処できる
ようにしているものである。

なお、上記各実施例において、局部発振部７は一般にＰ
ＬＬ回路で構成され、図示しないマイクロコンピュータ
の制御により周波数メモリ部１７又は交通情報周波数メ
モリ２９から供給される周波数情報に相当した周波数の
発振信号を出力するようになっていることが好ましいが
、必ずしもこれに限定されるものではない。

［発明の効果１ 以上説明したように、この発明によれば、予め設定した
受信周波数をサーチ指令によりサーチして放送受信する
ラジオ受信機において・、前記受信周波数の設定を、所
定の選択スイッチ手段が操作される毎に順次切換設定で
きるようにしたので、所謂プリセットボタンによって選
択し得る受信周波数の増加を所謂プリセットボタンの増
加によらず、そしてこれに伴うラジオ受信機本体の構成
を大型化することなく実現することができ、ひいてはラ
ジオ受信機の受信操作性を改善することができる。そし
て、特に選択スイッチ手段で切換設定できる受信周波数
を複数の交通情報の送信周波数としておくことで、１つ
の選択スイッチ手段ですべての交通情報を順に選択でき
るため、従来のような多くの所謂プリセットボタンを必
要とぜす経済的であり、また操作性もよくなる。

先回面の簡単な説明 第１図はこの発明の一実施例を示す交通情報用ラジオ受
信機のブロック図、第２図はこの発明の他の実施例を示
す交通情報用ラジオ受信機の部分構成図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）予め設定した受信周波数をサーチ指令によりサー
   チして放送受信するラジオ受信機において、操作される
   毎に操作信号を出力する選択スイッチ手段と、少なくと
   も１つの受信周波数を記憶し、上記操作信号が入力する
   毎に記憶している受信周波数を順次に切換設定する周波
   数設定制御手段とを有することを特徴とするラジオ受信
   機。
2. （２）前記周波数設定制御手段は、交通情報の送信周波
   数を記憶することを特徴とする第１項記載のラジオ受信
   機。