JPS6113193Y2 - - Google Patents

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JPS6113193Y2
JPS6113193Y2 JP1983146654U JP14665483U JPS6113193Y2 JP S6113193 Y2 JPS6113193 Y2 JP S6113193Y2 JP 1983146654 U JP1983146654 U JP 1983146654U JP 14665483 U JP14665483 U JP 14665483U JP S6113193 Y2 JPS6113193 Y2 JP S6113193Y2
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JP
Japan
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magnetic ring
trolley
leaf spring
welding
wheel
Prior art date
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JP1983146654U
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English (en)
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JPS6056193U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁石車輪(以下単に磁輪という)を使
用して立板母材(以下単に立板という)面上に自
走する溶接用台車に関し、特に走行時に立板が立
板面から完全に離脱するという事態の発生を防止
し、台車走行の安定性を維持し得ると共に搭載す
べき溶接装置の重量変化にも十分対応し得る様な
溶接用台車に関するものである。
磁輪を利用した溶接用台車(以下単に台車とい
う)は、台車の小型軽量化及び走行姿勢の自由化
等を実現すべく開発されたものであるが、特に立
板面上を自走する台車としては例えば実公昭51−
14030号によつて既に知られており、又従来技術
の1つと位置付付けることができる。
しかしながらこの実公昭51−14030号に係る従
来台車では立板面上に目違いが生じていたり仮付
け箇所がある場合、或はスパツタ、鉄粉等の磁性
ごみ(以下単にごみという)が散在している場合
等に、種々の不都合が生じる。即ち上記目違いや
仮付けのある箇所を磁輪が乗越える場合や、磁輪
吸着面にごみが吸着される場合には、台車が走行
中に上下動を起こし、又走行速度にむらが生じる
時、走行状態が不安定になるという問題がある。
特に自動溶接を行なう場合には、溶接トーチの狙
い位置が溶接線からはずれたり、ビード形状が変
化するので問題は更に大きくなる。極端な場合に
は磁輪が立板面から完全に離脱し、台車即ち溶接
装置の転倒による大事故発生の危険性がある。
こうした問題に対して、上記従来台車ではほと
んどと言つてよいほど考慮は払われていなかつ
た。即ち第1図(側面略図)及び第2図(正面略
図)を参照しつつ説明すれば次の通りである。1
は立板8上に吸着されつつ転動する磁輪、2は補
助車輪であり、立板1はいずれも台車駆動部本体
(以下台車本体という)6の上側に配設され、一
方補助車輪2はいずれも同台車6の下側に配設さ
れている。又4は下板7上を転動する案内車輪、
5は該案内車輪4を軸支して斜向傲いを行なわせ
るためのアームである。又10は台車本体6の、
立板8とは反対方向の一端に固定されたビーム
で、該ビーム10には、案内車輪4とは直交する
方向の回転軸を有する車輪11が下板7から浮き
上がつた状態で取付けられている。尚磁輪1は、
台車本体6に内蔵された駆動用モータにより同じ
く内蔵の減速装置、動力伝達機構を介し軸a−e
及び軸b−fに伝達される駆動力によつて回転
し、台車本体6を矢印イ方向へ進行させる。又補
助車輪2は走行面において磁輪吸着面と同一面内
で接触即ち立板8の表面8aに接触するように台
車本体6に軸支され、磁輪方向a−bに関して作
用する外力に対する支点となるものである。
この様な従来台車において上記ビーム10及び
車輪11は、台車保管時に補助車輪4と共に台車
を自立させるための第3の脚とすることを基本的
として構成されたものではあるが、結果的に磁輪
1が磁輪面8aから完全に離脱したときの台車の
転倒防止の機能を発揮し得る構成になつているこ
とが認められる。しかしこの場合には溶接トーチ
の狙い位置が溶接線から完全にはずれるので、溶
接作業を一時中止して、台車を立板面8a上に正
しく再セツトしなければならない。この様な再セ
ツト作業は作業者がその都度行なわなければなら
ないので、作業能率はいきおい低下せざるを得
ず、このことが従来台車の欠点として残されてい
た。
本考案はこうした事情に着目してなされたもの
であつてその目的は、台車走行途中において磁輪
が立板から離脱しそうになつても自動的に復帰で
きる様な構造とすることによつて、安定した走行
を長時間に亘つて維持できる機な台車を提供する
ところにある。
しかしてこの様な目的を達成し得た本考案台車
は、下板面を押圧付勢しつつ当接し、且つ案内車
輪と同一方向の回転軸を有する補助車輪を台車本
体の立板と離れる方向側端に板ばねを介して取付
けてなる点に要旨を有するものである。
以下実施例を参照しつつ本考案の構成及び作用
効果を説明する。第3図は本考案台車の側面略
図、第4図は同正面略図を夫々示すが、台車の基
本的構造については第1,2図例と同一であるた
め、同一構成のものには同一符号を付して説明を
省略し、以下本考案の特徴とする補助車輪の取付
構造を中心にして説明する。
第3,4図において台車6の長手方向略真中の
下板側端に固定された下向アーム12の下端部に
は、板ばね13を介して案内車輪4と同一方向回
転軸を有する補助車輪14が下板面7aに当接す
る様に取付けられている。尚15は案内車輪14
の車軸支持部材であつて板ばね13に取付けられ
ている。下向アーム12と板ばね13並びに該板
ばね13と車輪支持部材15の取付けはボルト・
ナツト結合によるものであり、板ばね13や補助
車輪14を適当な仕様のものと交換できる構造に
なつている。
この様に構成された台車では補助車輪14が下
板面7aと接する点Pで下板7から板ばね13の
弾性力に相当する反力を受ける。従つて立板面8
aから接触点Pまでの距離R1とすると、補助車
輪2と立板面8aの接触点Qを支点として下板7
側から立板8側へ回転するようなモーメントM1
=R1Fが台車に常時作用することになる。
従つて立板面8a上に目違いや仮付けがあつて
該箇所を磁輪1が乗越える場合や、磁輪吸着面に
ごみが吸着される場合に、従来の台車では走行状
態が著しく不安定になり、極端な場合には磁輪1
が立板面8aから完全に離脱する不都合のあつつ
たことは前述したところである。これに対し本考
案台車では上述した様に立板面8aに対して磁輪
1が所定の力で常に押圧付勢された状態にあるの
で、磁輪1が立板面8aから離脱しそうになつて
も確実に自動復帰することができる。又上記の押
圧付勢力は板ばね13の弾性力に依存しており、
台車の上下動はその弾性力に吸収緩和されるの
で、台車の走行が安定する。又仮に補助車輪4が
ごみ等を乗り越えることがあつても、補助車輪4
単独の上下動を生じるだけで済むので、台車の安
定走行を阻害しない。
尚板ばね13の材質、形状、大きさ等について
の選定が任意であることは前述し通りであるが、
弾性力の設計に当つては下記する点を留意する。
即ち板ばね13の弾性力による補助車輪14の押
付け力があまり強過ぎると台車6が浮上がつてし
まうので、このようなことが起こらない範囲の弾
性力を有する板ばねを設計する必要がある。具体
的には立板面8aと磁輪1の接触点をSとすると
共に上記接触点Qとの距離をR2とし、更に磁輪
1の吸着力をFMとした場合、FR1≦FMR2、即ち
F≦FM・R1/R2という条件を満足できる様に弾
性力を設計しなければならない。
尚上記実施例ではいずれの磁輪1も台車本体6
の上側に配設する方式のものを示したが、溶接用
ケーブル類等による走行抵抗が特に大きく変化す
るような場合には、第5,6図に示す様に磁輪1
と補助車輪2を略対角配置することにより上記走
行抵抗外力に十分打ち勝つだけの吸着力と走行け
ん引力を発揮させ得る台車となる(本考案者等の
先願に係る実願昭58−49481号等)ので、この様
な台車に本考案に係る補助車輪を取付けることも
勿輪可能である。
次に本考案の好ましい実施例について説明す
る。
第7図は本考案の特徴とする補助車輪取付構造
の変形例を示す要部説明図で、第3,4図と同様
に台車本体6の長手方向略真中の下板側端に固定
されたブラケツト12の下端部には、板ばね13
を介して補助車輪14が下板面7aに垂直に当接
するのみならず適当に傾斜して当接するように取
付けられている。即ち板ばね13にボルト16で
固定された取付フレーム17の両側面17a,1
7b(紙面貫通方向、但し図面では向こう側の側
面17bのみが現われている)にかけて軸18が
設けられており、又該支軸18には該支軸18を
支点として旋回する車軸19が遊嵌されると共に
該車軸19の上面には取付フレーム17の上面1
7cを貫通して上下する調整ねじ20の下面が当
接可能に取付けられている。更に車軸19の端部
には補助車輪14が嵌され、ナツト21により軸
止めされている。
この様に構成された補助車輪の取付構造におい
ては、調整ねじ20を下降、上昇させることによ
り補助車輪14を矢印で示す範囲で適当に角度を
変えて傾斜又は垂直にして下板面7aに当接させ
ることができる。従つて例えばはずみ肉母材角度
に多少の誤差がある場合でも前述の板ばね弾性力
の設計条件(F≦FM・R1/R2)を満足するモー
メントM1(=R1F)がそのまま台車本体6に作
用するという保障ができるので好都合である。
本考案台車は以上の様に構成したので、台車走
行途中に磁輪が立板から離脱しそうになつても自
動的に復帰できることとなり、又安定した走行を
長時間に亘つて維持できることとなつた。更に溶
接装置の搭載重量の増加や重心の変動に対して
も、板ばね等の弾性力の変更によつてこれに対応
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来台車の側面略図、第2図は同正面
略図、第3図は本考案台車の側面略図、第4図は
同正面図、第5図は本考案台車の変形例を示す側
面略図、第6図は同正面略図、第7図は本考案に
係る補助車輪の取付構造の変形例を示す要部説明
図である。 1……磁輪、2,14……補助車輪、4……案
内車輪、5……アーム、6……台車本体、7……
下板、8……立板、12……ブラケツト、13…
…板ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 立板に吸着しつつ転動する磁石車輪と、下板に
    当接して転動する案内車輪を有し、溶接装置を搭
    載して自走する溶接用台車において、前記案内車
    輪と同一方向回転軸を有する補助車輪が板ばねを
    介して台車本体の立板と離れる方向側に下板表面
    を押圧付勢する様に配設されてなることを特徴と
    する自走式溶接用台車。
JP14665483U 1983-09-21 1983-09-21 自走式溶接用台車 Granted JPS6056193U (ja)

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JP14665483U JPS6056193U (ja) 1983-09-21 1983-09-21 自走式溶接用台車

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JP14665483U JPS6056193U (ja) 1983-09-21 1983-09-21 自走式溶接用台車

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JPS6056193U JPS6056193U (ja) 1985-04-19
JPS6113193Y2 true JPS6113193Y2 (ja) 1986-04-23

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ID=30326378

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JP14665483U Granted JPS6056193U (ja) 1983-09-21 1983-09-21 自走式溶接用台車

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596090B2 (ja) * 1980-08-06 1984-02-09 日立電子株式会社 移動通信システムの通話切断方式

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596090U (ja) * 1982-07-02 1984-01-14 三井造船株式会社 曲り外板用のマグネツト駆動型隅肉自動溶接装置

Patent Citations (1)

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