JPS6112911A - 高収縮性アクリロニトリル系合成繊維の製造法 - Google Patents
高収縮性アクリロニトリル系合成繊維の製造法Info
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- JPS6112911A JPS6112911A JP13145784A JP13145784A JPS6112911A JP S6112911 A JPS6112911 A JP S6112911A JP 13145784 A JP13145784 A JP 13145784A JP 13145784 A JP13145784 A JP 13145784A JP S6112911 A JPS6112911 A JP S6112911A
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- stretching
- acrylonitrile
- copolymer
- water
- shrinkage
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- Artificial Filaments (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は30%以上の収縮能力を有する高収縮性アクリ
ロニトリル系合成繊維の製造法に関する。
ロニトリル系合成繊維の製造法に関する。
アクリロニトリル系合成繊維は、風合いが天然毛に類似
しており、人造毛皮に適した素材といわれている。人造
毛皮は、通常、サシ毛とムク毛と生地とから構成されて
いるが、ムク毛に高収縮性アクリロニトリル系合成繊維
がとくに適している。なおムク毛に使用される高収縮性
アクリロニトリル系合成繊維としては、30%以上、好
ましくは35%以上の収縮率を有するものがより適して
いる。
しており、人造毛皮に適した素材といわれている。人造
毛皮は、通常、サシ毛とムク毛と生地とから構成されて
いるが、ムク毛に高収縮性アクリロニトリル系合成繊維
がとくに適している。なおムク毛に使用される高収縮性
アクリロニトリル系合成繊維としては、30%以上、好
ましくは35%以上の収縮率を有するものがより適して
いる。
従来から、高収縮性アクリロニトリル系合成繊維を製造
する方法は数多く提案されているが、30%以上の収縮
率を有する繊維をうる方法としては、湿式紡糸してえた
アクリロニトリル系合成繊維を1.5〜2.5倍に1次
延伸し、圧力下、湿潤水蒸気で処理したのち、熱水中で
2次延伸する方法(特公昭42−1341号公報)、湿
式紡糸した未延伸ファイバーを飽和蒸気で処理したのち
、3.5〜5.0倍に熱水中で延伸する方法(特公昭5
7−27207号公報)などが知られている。
する方法は数多く提案されているが、30%以上の収縮
率を有する繊維をうる方法としては、湿式紡糸してえた
アクリロニトリル系合成繊維を1.5〜2.5倍に1次
延伸し、圧力下、湿潤水蒸気で処理したのち、熱水中で
2次延伸する方法(特公昭42−1341号公報)、湿
式紡糸した未延伸ファイバーを飽和蒸気で処理したのち
、3.5〜5.0倍に熱水中で延伸する方法(特公昭5
7−27207号公報)などが知られている。
しかしながら、これら湿式紡糸により高収縮性アクリロ
ニトリル系合成繊維をつると、えられた繊維は透明感の
少ない失透したWaSとなる。
ニトリル系合成繊維をつると、えられた繊維は透明感の
少ない失透したWaSとなる。
高度に延伸することで見かけ上、外観の失透は減少する
が、最終延伸繊維を蒸気を用いて収縮処理すると、再び
失透するばあいがある。さらに前記の方法は、熱水中で
延伸する方法を採用しているため、低温で長時間乾燥す
る必要があるという欠点を有している。
が、最終延伸繊維を蒸気を用いて収縮処理すると、再び
失透するばあいがある。さらに前記の方法は、熱水中で
延伸する方法を採用しているため、低温で長時間乾燥す
る必要があるという欠点を有している。
(発明のR1り
本発明者らは上記のごとき実情に鑑み、前記欠点を解消
すべく鋭意検討を重ねた結果、以下のように紡糸原液の
組成を限定すると、生産性の高い、失透のない高収縮性
アクリロニトリル系合成繊維を製造しうろことを見出し
、本発明を完成するに至った。
すべく鋭意検討を重ねた結果、以下のように紡糸原液の
組成を限定すると、生産性の高い、失透のない高収縮性
アクリロニトリル系合成繊維を製造しうろことを見出し
、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、アクリロニトリル含量が80〜92
%(重量%、以下同様)含有する共重合体を用いる高収
縮性アクリロニトリル系合成繊維を製造する際に、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミドおよびジメチ
ルスルホキシドの中の1種以上の溶剤、アクリロニトリ
ル系共重合体および調製される紡糸原液である共重合体
溶液中にしめる水の量が1.0〜6.0%になるよう水
を均一に混合せしめた紡糸原液を調製したのち湿式紡糸
し1.3.0倍以下に1次延伸して乾燥したのち、10
0〜140℃の熱風中で1.5〜3.0倍に2次延伸す
ることを特徴とする高収縮性アクリロニトリル系合成繊
維の製造法に関する。
%(重量%、以下同様)含有する共重合体を用いる高収
縮性アクリロニトリル系合成繊維を製造する際に、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミドおよびジメチ
ルスルホキシドの中の1種以上の溶剤、アクリロニトリ
ル系共重合体および調製される紡糸原液である共重合体
溶液中にしめる水の量が1.0〜6.0%になるよう水
を均一に混合せしめた紡糸原液を調製したのち湿式紡糸
し1.3.0倍以下に1次延伸して乾燥したのち、10
0〜140℃の熱風中で1.5〜3.0倍に2次延伸す
ることを特徴とする高収縮性アクリロニトリル系合成繊
維の製造法に関する。
本発明の第1のポイントは限定された組成の共重合体を
使用する点にあり、第2のポイントは共重合体溶液に水
を含有させる点にある。この方式を採用することにより
、従来実施されてきた湿式紡糸による失透の問題が解消
し、さらに熱風中で延伸可能なため、2次延伸後に低温
で乾燥する必要がないという利点を有している。
使用する点にあり、第2のポイントは共重合体溶液に水
を含有させる点にある。この方式を採用することにより
、従来実施されてきた湿式紡糸による失透の問題が解消
し、さらに熱風中で延伸可能なため、2次延伸後に低温
で乾燥する必要がないという利点を有している。
本発明に用いる共重合体は、アクリロニトリル含量が8
0〜92%の共重合体である。アクリロニトリル含量が
92%を超えると、熱風中での2次延伸が困難となり、
30%以上の^収縮Il雑がえられなくなる。また80
%未満ではアクリロニトリル繊維本来の特性、たとえば
耐熱性、分繊性などが低下するので好ましくない。
0〜92%の共重合体である。アクリロニトリル含量が
92%を超えると、熱風中での2次延伸が困難となり、
30%以上の^収縮Il雑がえられなくなる。また80
%未満ではアクリロニトリル繊維本来の特性、たとえば
耐熱性、分繊性などが低下するので好ましくない。
該共重合体中に8〜20%含有されるアクリロニトリル
以外のモノマーとしては、1種または2種以上のエチレ
ン性不飽和モノマーや酸基を有するモノマーがあげられ
る。このようなエチレン性不飽和モノマーの具体例とし
ては、アクリル酸メチル、酢酸ビニル、メタクリル酸メ
チル、アクリルアミド、メタクリルアミド、塩化ビニル
、塩化ビニリデン、臭化ビニルなどがあげられる。繊維
に凝固性、染色性を付与する目的で少量共重合せしめら
れる酸基を有するモノマーの具体例としては、たとえば
アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレンスル
ホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸およびそれらの塩などがあげられるが、もとより
これらに限定されるものではない。
以外のモノマーとしては、1種または2種以上のエチレ
ン性不飽和モノマーや酸基を有するモノマーがあげられ
る。このようなエチレン性不飽和モノマーの具体例とし
ては、アクリル酸メチル、酢酸ビニル、メタクリル酸メ
チル、アクリルアミド、メタクリルアミド、塩化ビニル
、塩化ビニリデン、臭化ビニルなどがあげられる。繊維
に凝固性、染色性を付与する目的で少量共重合せしめら
れる酸基を有するモノマーの具体例としては、たとえば
アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレンスル
ホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸およびそれらの塩などがあげられるが、もとより
これらに限定されるものではない。
前記共重合体をうるには溶液重合、乳化重合、懸濁重合
などのいずれの方法を採用してもよい。
などのいずれの方法を採用してもよい。
紡糸原液を作製するために共重合体を溶解する溶剤とし
ては、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドま
たはジメチルスルホキシドが好ましく、これらを単独で
用いてもよく、2種以上用いてもよい。
ては、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドま
たはジメチルスルホキシドが好ましく、これらを単独で
用いてもよく、2種以上用いてもよい。
本発明に用いる紡糸原液は、前記共重合体を前記溶剤に
溶解した共重合体溶液に対して水を含有させた紡糸原液
中に1.0〜6.0%の水を含有するように調整して作
製される。
溶解した共重合体溶液に対して水を含有させた紡糸原液
中に1.0〜6.0%の水を含有するように調整して作
製される。
調整する方法にはとくに制限はなく、共重合体を溶解す
る溶剤にあらかじめ水を添加してから溶解してもよく、
共重合体溶液に溶剤と水の混合物を添加してもよく、い
ずれの方法でも最終的に水を含有する共重合体溶液中に
水が1.0〜6.0%含有されていればよい。該水の鰻
が1.0%未満では失透を改良する効果が充分ではなく
、6.0%を超えると紡糸原液がゲル化するため好まし
くない。失透を改良する効果を充分にし、かつ紡糸原液
の安定性を維持するためには水を含有する共重合体溶液
中に水を2.0〜5.0%含有させるのがより好ましい
。
る溶剤にあらかじめ水を添加してから溶解してもよく、
共重合体溶液に溶剤と水の混合物を添加してもよく、い
ずれの方法でも最終的に水を含有する共重合体溶液中に
水が1.0〜6.0%含有されていればよい。該水の鰻
が1.0%未満では失透を改良する効果が充分ではなく
、6.0%を超えると紡糸原液がゲル化するため好まし
くない。失透を改良する効果を充分にし、かつ紡糸原液
の安定性を維持するためには水を含有する共重合体溶液
中に水を2.0〜5.0%含有させるのがより好ましい
。
またえられる紡糸原液中には適宜、光沢調整剤、着色剤
、安定剤などを添加してもよい。
、安定剤などを添加してもよい。
高収縮性′Im雑のばあい、2次延伸したのちに染色を
行なうと収縮率が激減するため、2次延伸するまでに染
色する必要がある。このばあい、紡糸原液に着色剤を添
加するか、2次延伸前にトウ状態で染色したのち2次延
伸をする方式を採用すればよい。もちろん両方式を組合
せてもよいことは言うまでもない。
行なうと収縮率が激減するため、2次延伸するまでに染
色する必要がある。このばあい、紡糸原液に着色剤を添
加するか、2次延伸前にトウ状態で染色したのち2次延
伸をする方式を採用すればよい。もちろん両方式を組合
せてもよいことは言うまでもない。
本発明においては前記紡糸原液を湿式で紡糸し、凝固さ
せてえられた繊維を浴中で3.0倍以下に1次延伸する
。3.0倍を超えて1次延伸を行なうと、最終の延伸m
維の収縮率が低下するので好ましくない。1次延伸は凝
固したのも直ちに行なってもよいし、また凝固したのち
水洗をして充分にIl維中の溶剤を減少させてから行な
ってもよい。凝固したのち直ちに延伸するばあいには、
繊維中に多量の溶剤を含んでいるので比較的低温で延伸
できるが、凝固したのち水洗して延伸するばあいには、
80℃以上の熱水または蒸気中で行なうのが好ましい。
せてえられた繊維を浴中で3.0倍以下に1次延伸する
。3.0倍を超えて1次延伸を行なうと、最終の延伸m
維の収縮率が低下するので好ましくない。1次延伸は凝
固したのも直ちに行なってもよいし、また凝固したのち
水洗をして充分にIl維中の溶剤を減少させてから行な
ってもよい。凝固したのち直ちに延伸するばあいには、
繊維中に多量の溶剤を含んでいるので比較的低温で延伸
できるが、凝固したのち水洗して延伸するばあいには、
80℃以上の熱水または蒸気中で行なうのが好ましい。
1次延伸は必ずしも必要ではなく、1次延伸を行なわな
いばあいには凝固したのち直ちに水洗して脱溶剤を充分
に行なうだけでよい。いずれのばあいにも水洗は充分脱
溶剤をさせるのが目的であり、緊張状態または自由収縮
上状態のいずれの状態で行なってもよい。充分脱溶剤を
行なったのち、通常は帯電防止および繊維llIm着を
防止する目的で油剤を付着させ、つぎの乾燥工程に導か
れる。
いばあいには凝固したのち直ちに水洗して脱溶剤を充分
に行なうだけでよい。いずれのばあいにも水洗は充分脱
溶剤をさせるのが目的であり、緊張状態または自由収縮
上状態のいずれの状態で行なってもよい。充分脱溶剤を
行なったのち、通常は帯電防止および繊維llIm着を
防止する目的で油剤を付着させ、つぎの乾燥工程に導か
れる。
乾燥は緊張または弛緩状態で行なわれる。乾燥したのち
、100〜140℃の熱風中で1.5〜3.0倍に2次
延伸される。ここでいう熱風とは湿球温度で90℃以下
の湿気を有する加熱空気のことである。熱m温度が10
0℃未満または140℃を超えると、目的とする30%
以上の高収縮繊維がえられなくなる。
、100〜140℃の熱風中で1.5〜3.0倍に2次
延伸される。ここでいう熱風とは湿球温度で90℃以下
の湿気を有する加熱空気のことである。熱m温度が10
0℃未満または140℃を超えると、目的とする30%
以上の高収縮繊維がえられなくなる。
2次延伸を施したのち、通常は捲縮を付与し、切断して
ステープルがえられる。
ステープルがえられる。
より高い収縮性を有する繊維をうる目的で、乾燥前また
は乾燥後に130℃以下の飽和水蒸気で処理してもよい
。このばあいには捲縮を付与したのち、飽和水蒸気で処
理をすると繊維束の取扱いが容易となるため好ましい。
は乾燥後に130℃以下の飽和水蒸気で処理してもよい
。このばあいには捲縮を付与したのち、飽和水蒸気で処
理をすると繊維束の取扱いが容易となるため好ましい。
以下、本発明の製法を実施例に基づいてさらに詳しく説
明するが、本発明はもとよりかかる実施例によって限定
されるものではない。
明するが、本発明はもとよりかかる実施例によって限定
されるものではない。
実施例1〜7および比較例1〜2
アクリロニトリル84%、アクリル酸メチル15.3%
およびメタリルスルホン酸ナトリウム0.7%からなる
共重合体を4.4%の水を含むジメチルホルムアミド中
に固形分で22%になるように溶解した。この紡糸原液
を孔径0,08m5、孔数2000のノズルを使用し、
50%ジメチルホルムアミド水溶液中へ湿式紡糸した。
およびメタリルスルホン酸ナトリウム0.7%からなる
共重合体を4.4%の水を含むジメチルホルムアミド中
に固形分で22%になるように溶解した。この紡糸原液
を孔径0,08m5、孔数2000のノズルを使用し、
50%ジメチルホルムアミド水溶液中へ湿式紡糸した。
続いて70℃、30%ジメチルホルムアミド水溶液中に
て第1表に示す延伸比で1次延伸を行ない、水洗したの
ち130℃で乾燥した。乾燥した繊維束をつぎに110
℃の飽和水蒸気中で第1表に示す延伸比で2次延伸を行
なった。
て第1表に示す延伸比で1次延伸を行ない、水洗したの
ち130℃で乾燥した。乾燥した繊維束をつぎに110
℃の飽和水蒸気中で第1表に示す延伸比で2次延伸を行
なった。
えられた繊維について100℃での蒸気収縮率の測定お
よび失透の視感判定を下記方法により行なった。
よび失透の視感判定を下記方法により行なった。
それらの結果を第1表に示す。
(収縮率)
蒸気収縮率の測定では初めの長さLO(概略0.01(
1/デニールの荷重下で測定)を測定後、ガーゼに包み
、張力の不存在下、100℃の蒸気中で10分間処理し
たのち風乾する。収縮したサンプルを同じ荷重下(概略
0,01(]/デニールの荷重)で長さLを測定し、次
式により収縮率を算出する。
1/デニールの荷重下で測定)を測定後、ガーゼに包み
、張力の不存在下、100℃の蒸気中で10分間処理し
たのち風乾する。収縮したサンプルを同じ荷重下(概略
0,01(]/デニールの荷重)で長さLを測定し、次
式により収縮率を算出する。
(失 透)
失透は視感判定により以下の基準で評価。
◎:光沢および透明性が非常に優れている。
O:光沢および透明性が優れている。
△:光沢および透明性がかなり失なわれている。
×:光沢および透明性がほとんどない。不良。
第1表の結果から、比較例1.2のばあいには収縮率が
不充分であり、実施例1〜7のばあいには収縮率が30
%以上であり、かつ失透のない優れたものであることが
わかる。
不充分であり、実施例1〜7のばあいには収縮率が30
%以上であり、かつ失透のない優れたものであることが
わかる。
実施例8〜12および比較例3〜4
第2表に示す単量体組成からなる共重合体を固形分が2
2%になるように4.0%の水を含むジメチルホルムア
ミド中に溶解した。えられた紡糸原液を孔径0.08m
m 、孔数2000のノズルを使用し、60%ジメチル
ホルムアミド水溶液中へ湿式紡糸した。続いて70℃の
温水で水洗し、90℃の熱水中で1.8倍に1次延伸し
たのち、130℃で乾燥した。乾燥した繊維束をつぎに
120℃の飽和水蒸気中で2分間処理したのち、115
℃の乾熱風中にて2.0倍に2次延伸を行なった。
2%になるように4.0%の水を含むジメチルホルムア
ミド中に溶解した。えられた紡糸原液を孔径0.08m
m 、孔数2000のノズルを使用し、60%ジメチル
ホルムアミド水溶液中へ湿式紡糸した。続いて70℃の
温水で水洗し、90℃の熱水中で1.8倍に1次延伸し
たのち、130℃で乾燥した。乾燥した繊維束をつぎに
120℃の飽和水蒸気中で2分間処理したのち、115
℃の乾熱風中にて2.0倍に2次延伸を行なった。
えられた繊維について100℃での蒸気収縮率、140
℃での乾熱収縮率および失透を実施例1と同様にして測
定した。それらの結果を第2表に示す。
℃での乾熱収縮率および失透を実施例1と同様にして測
定した。それらの結果を第2表に示す。
第2表の結果から、比較例3のばあいには、2次延伸で
延伸切れを生じ、また繊維の収縮率も不充分であること
がわかる。また比較例4のばあいには、紡糸時の繊維間
の膠着が極めて多く商品価値のないものであることがわ
かる。一方実施例8〜12のばあいには収縮率が30%
以上であり、繊維間のm着がきわめて少なく、失透のな
い優れたものであることがわかる。また第2表の結果か
ら、共重合体を構成するアクリロニトリルの含有量には
適正範囲のあることがわかる。
延伸切れを生じ、また繊維の収縮率も不充分であること
がわかる。また比較例4のばあいには、紡糸時の繊維間
の膠着が極めて多く商品価値のないものであることがわ
かる。一方実施例8〜12のばあいには収縮率が30%
以上であり、繊維間のm着がきわめて少なく、失透のな
い優れたものであることがわかる。また第2表の結果か
ら、共重合体を構成するアクリロニトリルの含有量には
適正範囲のあることがわかる。
実施例13〜17および比較例5〜7
アクリOニトリル87%、アクリル酸メチル12.5%
、スチレンスルホン酸ナトリウム0.5%からなる共重
合体を、含水のジメチルホルムアミド中に固形分で20
%になるように溶解し、以下実施例8と同様にして紡糸
、延伸を行なった。
、スチレンスルホン酸ナトリウム0.5%からなる共重
合体を、含水のジメチルホルムアミド中に固形分で20
%になるように溶解し、以下実施例8と同様にして紡糸
、延伸を行なった。
えられた繊維について100℃での蒸気収縮率および収
縮処理後の失透を実施例1と同様にして測定した。それ
らの結果を第3表に示す。
縮処理後の失透を実施例1と同様にして測定した。それ
らの結果を第3表に示す。
第3表の結果から、比較例5.6のばあいには、収縮率
は充分であるが失透がおこり、比較例7のばあいには、
紡糸原液が不安定でノズル面に詰りが生じ、紡糸できな
いことがわかる。
は充分であるが失透がおこり、比較例7のばあいには、
紡糸原液が不安定でノズル面に詰りが生じ、紡糸できな
いことがわかる。
一方、実施例13〜11のばあいには、失透の少ない高
収縮性繊維がえられることがわかる。
収縮性繊維がえられることがわかる。
実施例18
アクリロニトリル87%、アクリル酸メチル12.5%
およびスチレンスルホン酸ナトリウム0.5%からなる
共重合体を3.5%の水を含むジメチルアセトアミド中
に固形分が22%になるように溶解した。えられた紡糸
原液を孔径0.0811孔数2000のノズルを使用し
、60%ジメチルアセトアミド水溶液中へ湿式紡糸し、
70℃の温水で洗浄したのち、90℃の熱水中で1.6
倍に1次延伸をして捲きとった。捲きとった繊維束を1
25℃の飽和水蒸気で処理し、ついで120℃で乾燥し
たのち、120℃の熱m<湿球温度80℃)で2.5倍
の2次延伸を行なった。
およびスチレンスルホン酸ナトリウム0.5%からなる
共重合体を3.5%の水を含むジメチルアセトアミド中
に固形分が22%になるように溶解した。えられた紡糸
原液を孔径0.0811孔数2000のノズルを使用し
、60%ジメチルアセトアミド水溶液中へ湿式紡糸し、
70℃の温水で洗浄したのち、90℃の熱水中で1.6
倍に1次延伸をして捲きとった。捲きとった繊維束を1
25℃の飽和水蒸気で処理し、ついで120℃で乾燥し
たのち、120℃の熱m<湿球温度80℃)で2.5倍
の2次延伸を行なった。
えられた繊維は光沢に優れたものであり、実施例1と同
様の蒸気乾燥により41.0%の収縮率を示した。
様の蒸気乾燥により41.0%の収縮率を示した。
特許出願人 鐘淵化学工業株式会社手続補正書(自
発) 1事件の表示 昭和59年特許顧第131457号 2発明の名称 高収縮性7クリaニトリル系合成繊維 の製造法 3補正をする者 事件との関係 特 許 出 願 人 体 所 大阪市北区中之島三丁目2番4号5補正の対電 (1)明細書の[発明の詳細な説明]の欄6補正の内容 (1)明細書10頁15行の「飽和水蒸気中」を「乾熱
風中」と補正する。
発) 1事件の表示 昭和59年特許顧第131457号 2発明の名称 高収縮性7クリaニトリル系合成繊維 の製造法 3補正をする者 事件との関係 特 許 出 願 人 体 所 大阪市北区中之島三丁目2番4号5補正の対電 (1)明細書の[発明の詳細な説明]の欄6補正の内容 (1)明細書10頁15行の「飽和水蒸気中」を「乾熱
風中」と補正する。
(2)同18頁1行の「蒸気乾燥」を「蒸気処理」と補
正する。
正する。
以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アクリロニトリル含量が80〜92重量%の共重合
体を用いる高収縮性アクリロニトリル系合成繊維を製造
する際に、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ドおよびジメチルスルホキシドの中の1種以上の溶剤、
アクリロニトリル系共重合体および調製される紡糸原液
である共重合体溶液中にしめる水の量が1.0〜6.0
重量%になるよう水を均一に混合せしめた紡糸原液を調
製したのち湿式紡糸し、3.0倍以下に1次延伸して乾
燥したのち、100〜140℃の熱風中で1.5〜3.
0倍に2次延伸することを特徴とする高収縮性アクリロ
ニトリル系合成繊維の製造法。 2 1次延伸後、130℃以下の飽和水蒸気で処理した
のち乾燥することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の製造法。 3 1次延伸して乾燥したのち、130℃以下の飽和水
蒸気で処理し、熱風中で2次延伸することを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13145784A JPS6112911A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 高収縮性アクリロニトリル系合成繊維の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13145784A JPS6112911A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 高収縮性アクリロニトリル系合成繊維の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6112911A true JPS6112911A (ja) | 1986-01-21 |
Family
ID=15058403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP13145784A Pending JPS6112911A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 高収縮性アクリロニトリル系合成繊維の製造法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPS6112911A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111088540A (zh) * | 2018-10-23 | 2020-05-01 | 中国石油化工股份有限公司 | 高性能聚丙烯腈纤维的制备方法 |
-
1984
- 1984-06-26 JP JP13145784A patent/JPS6112911A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111088540A (zh) * | 2018-10-23 | 2020-05-01 | 中国石油化工股份有限公司 | 高性能聚丙烯腈纤维的制备方法 |
CN111088540B (zh) * | 2018-10-23 | 2021-05-28 | 中国石油化工股份有限公司 | 高性能聚丙烯腈纤维的制备方法 |
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