JPS6112678A - 改良されたポリイソシアネ−トの製造方法 - Google Patents

改良されたポリイソシアネ−トの製造方法

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JPS6112678A
JPS6112678A JP59131955A JP13195584A JPS6112678A JP S6112678 A JPS6112678 A JP S6112678A JP 59131955 A JP59131955 A JP 59131955A JP 13195584 A JP13195584 A JP 13195584A JP S6112678 A JPS6112678 A JP S6112678A
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JP
Japan
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polyisocyanate
diisocyanate
present
polyisocyanates
diol
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JP59131955A
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Mitsuo Kase
光雄 加瀬
Noboru Ogoshi
小越 昇
Kazue Tsuyusaki
露崎 主計
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改良されたポリイソシアネートの製造方法に関
するものでおる。更に詳しくは、本発明は、耐候性、硬
化性がよく、工業的に有用な各種の性能を有するポリイ
ソシアネートを容易に設計することのできるポリイノシ
アネートの製造方法に関するものである。
従来、アルキレンジイソシアネート、シクロアルキレン
ジインシアネートなど無黄変型のジイソシアネート化合
物から誘導される種々のポリイソシアネートは、芳香族
ジイソシアネート化合物から誘導されるポリインシアネ
ートに比べて耐候性がすぐれているため、ポリウレタン
樹脂の硬化剤として塗料、成型材料など各種の用途に対
して多くの研究がなされ、実用上重要な工業材料になり
ている。
かかるポリイソシアネートにあってインシアヌレート構
造を有するポリイソシアネート(以下、単にイソシアヌ
レート型ポリインシアネートと称する)は化学構造の安
定性が高いため、特に耐候性がすぐれ且2硬化性(乾燥
性)のよいポリウレタン樹脂の硬化剤であることが知ら
れている。 。
しかし、かかるイソシアヌレート型ポリインシアネート
を実用に供する際、工業的な用途、例えば塗料用途にお
いて、自動車、建築、橋梁等の各部への使用にあっては
、ポリイソシアネートおよびそれを原料に用いる工業材
料の耐候性、硬化性(乾燥性)に加えて、付着性、硬度
、耐衝撃性、耐溶剤性、耐汚染性等々、多様な性能を求
められる場合が多い。この様に、実用上、それぞれの用
途による多様な性能を満たすためには、単一のジイソシ
アネート化合物から誘導されるイソシアヌレート型ポリ
インシアネートの使用おるいは単にジイソシアネート化
合物の種類を異にするポリイソシアネートの混合組合せ
使用では、性能上不充分である場合が多く、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
水添キシリレンジイソシアネートあるいはキシリレンジ
イソシアネートなど、ジイソシアネート化合物の中から
適宜それらの種類、配合割合を選定し、共イソシアヌレ
ート化せしめたポリイソシアネートを実用に供する必要
性が多発している。
かかるテーラ−メートとも言うべき用途に適したポリイ
ソシアネートの製造は、その多数品揃え、更にはポリイ
ソシアネートの製造に伴う未反応の回収除去された混合
ジイソシアネート化合物の精製、組成分析、再配合調製
、再使用尋々によるポリイソシアネート製造上の繁雑さ
もあって、従来技術ではポリイソシアネートの製造に伴
う経済的な著しい不利益をまぬがれることができない。
本発明者らは、上述の如き従来技術の欠点を効果的に克
服することのできるポリイソシアネートの製造方法につ
いて鋭意研究の結果、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、一般式 (ただしR,、R,およびR8は炭素数4〜20のアル
キレン基、シクロアルキレン基およびアラルキレン基か
ら選ばれる置換基であL ”は1〜7の整数又は統計的
平均における実数を表わす。) の構造を有するポリイノシアネートを、少なくとも1分
子中に3個以上の炭化水素置換基を有する直鎖状ジオー
ルで変性することを特徴とする改良されたポリインシア
ネートの製造方法を提供するものである。
本発明の方法においては、アルキレンジイソシアネート
など無黄変型ジインシアネートにあって炭素数4〜20
の範囲にあるジイソシアネート化合物、例えばヘキサメ
チレンジイソシアネート、インホロンジイソシアネート
、水添キシリレンジイソシアネートおよびキシリインジ
イソシアネート等から誘導されるイソシアヌレート型ポ
リインシアネートを、具体的な用途に適する所望の配合
割合で、本発明のジオール、例えば2,2−ジメチル−
3−イソプロピル−1,3−プロパンジオール(2,2
,4−)リフチル−1,3−ベンタンジオール)などに
より変性することによシ、ポリインシアネートを製造す
る。具体的な用途によつては、上述の無黄変型のジイソ
シアネート化合物から製造される別種の化学構造を有す
るビューレット型ポリイソシアネート(ビューレット構
造を有する)、アダクト型ポリイソシアネート(ウレタ
ン結合構造を有する)等を、インシアヌレート型ポリイ
ソシアネートケ併用し、本発明のジオールで共変性する
ことによって、ポリイソシアネートを製造することもで
きる。
また、本発明の製造方法の特殊なケースとして、一種類
のイソシアヌレート型ポリイソシアネートを本発明のジ
オールで変性する場合も本発明の方法に含めてよく、そ
の場合には、ジオールの効果として、得られるポリイソ
シアネートはインシアヌレート型ポリイソシアネートが
本来有している硬化性(乾燥性)を保持しつつ、ポリウ
レタン樹脂の主剤であるポリオール、特にアクリルポリ
オールに対する相溶性が高められる。
本発明の製造方法の特徴としては、第一に、耐候性、硬
化性のすぐれた各種の用途に適する多種類のポリイソシ
アネートを、繁雑な製造工程を必要とせず、効果的に製
造することができること、第二に、ビューレット屋、ア
ダク)29等のポリイソシアネートとも共変性し、一層
多様性のめるインシアヌレート構造を含むポリイソシア
ネートが容易に製造できること、第三に、本発明のポリ
イソシアネートは単なるポリインシアネート類の混合物
ではなく、ジオールで変性することによって均一性の高
い製品が得られ、実用上、ポリイソシアネートの硬化性
を保持しつつ、相溶性を高め、良好な性能が得られ易い
こと、第四に、製造工程の多様性が高く、極限すれば実
用の段階においてさ−え、例えば塗料の場合には二液型
ウレタン塗料の硬化剤成分を調製の際においてさえ、イ
ンシアヌレート型ポリインシアネートを含むポリイソシ
アネートとジオールを配合、混合するだけで少量のアミ
ン等のウレタン化触媒の存在fに塗料の硬化剤を製造で
きること、などをあげることができる。
なお、本発明の方法において変性に用い、るジオールは
、少なくとも1分子中に3個以上の炭化水素置換基を有
する直鎖状のジオールであることが必要である。かかる
ジオールは、本発明の変性に用いた際にインシアヌレー
ト型ポリイソシアネートが本来有しているすぐれた硬化
性(乾燥性)を損じることがなく、おるいは、硬化性(
乾燥性)の低下を最少限にとどめて硬化性(乾燥性)の
よいポリインシアネートを与えるが、エチレングリコー
ル、1,3−ブタンジオール、1.12−ドデカンジオ
ールなど通常のジオールは、ポリイソシアネートの硬化
性(乾燥性)を損なわしめ、ポリイソシアネートが実用
上大きな制約′を受けるため、本発明の範囲には含まれ
ないものである。
本発明のイソシアヌレート構造を有するポリイソシアネ
ートは、炭素数4〜20の範囲におるアルキレンジイソ
シアネート、シクロアルキレンジイソシアネートおよび
アラルキレンジイソシアネートからなる群よシ選らばれ
るジイソシアネート化合物をイソシアヌレート化触媒の
存在下に反応せしめて得られるものでおる。
本発明において使用し得るアルキレンジイソシアネート
の例としては、lI4−テトラ人チレンジイソシアネー
ト、1.6−へキサメチレンジイソシアネート、(通常
、ヘキサメチレンジイソシアネートと略称)2,2,4
−又は2,4.4−トリメチルへキサメチレンジイソシ
アネート、λ6−ジイツシアネートメチルカプロエート
(リジンジイソシアネート)等があげられる。
本発明において使用し得るシクロアルキレンジイソシア
ネートの例としては、1,3−又は1゜4−ジイソシア
ネートシクロヘキサン、1.3−又は1,4−ビス(イ
ソシアネートメチル)−シクロヘキサン(水添キシリレ
ンジイソシアネート)、ジシクロヘキシルメタン−4,
4′−ジイソシアネート、インプロピリデン−ビス(4
−シクロヘキシルイソシアネート)、3−イソシアネー
トメチル−3’、’5 、5− トリメチルシクロヘキ
シルイソシアネート(インホロンジイソシアネート)等
があげられる。
本発明において使用し得るアラルキレンジイソシアネー
トの例としては、キシリレ/ジイソシアネート、テトラ
メチルキシリレンジイソシアネート、4,4′−ビス(
インシアネートメチル)−ジフェニルメタン等があげら
れる。
本発明において使用するインシアヌレート化触媒は、電
子密度が低くて陽、イオン性の強い原子、例えば4級の
窒素原子、ナトリウム、カリウム等を含む化合物であっ
て、更に陽イオン性の強い原子を化合物中に複数個含ん
でいてもよい。また、本発明のインシアヌレート化触媒
は、上記の陽イ   ′オン性の原子に加え、水酸基な
どインシアネート基と反応性を有する活性水素を有する
原子団を分子中に含んでいてもよい。
本発明の好ましいインシアヌレート化触媒の化合物とし
ては、下記一般式(1)〜〔■〕の化合物等をその例と
してあげることができる。
(ただし、RI、R1およびR3は炭素数1〜20の炭
化水素おるいは窒素、酸素あるいはイオウ等の複素原子
を含む炭素数1〜20の炭化水素基でh”)、Rh、R
tおよびR3は互いに連結していてもよく、R4は水素
原子、炭素数1〜20の炭化水素基あるいは水酸基を含
む炭素数1〜20の炭化水素基であり、Xは水酸基、炭
素数1〜20の炭化水素基を有するカルボキシレートあ
るいはフェルレートである。) 一般式CI)の構造で示される具体的な化合物の例とし
ては、例えば〔Iα〕〜[rg)の構造を有する化合物
などなあげること゛ができる。
CE。
なお、一般式〔菖〕で表わされる〔■α〕〜〔■f〕の
4級アンモニウム化合物の殆んどのものは、通称コリン
、ないしその誘導体として合成法などが古くから知られ
〔小竹編、大有機化学4゜112(昭和34年、朝食書
店発行)、T 、Box−v、ettら、J、Am、C
hem、Soc、、、58 .22  (1936)〕
、H近テハ1 、 S 、 Becharaらの方法〔
USP 3.892.687 (19? 5 )、鳳9
93.652(1976)、4,040,992 (1
977))あるいはそれらの方法を改良することによっ
て容易に合成することができ、また一部の化合物例えば
コリン〔I a )は、市販品として入手することがで
きる。
(ただし、RI、R1およびRsは炭素数1〜20の炭
化水素あるいは窒素、酸素おるいは“イオウ等の複素原
子を含む炭素数1〜20の炭化水素基であり、RI I
 R*およびR,は同一の窒素置換基同志で互いに連結
していてもよく、Xは炭素数1〜20の炭化水素鎖を有
するジカルボキシレートない・  しシフエル−6トで
ある。) 一般式〔運〕の構造で示される具体的な化合物の例とし
ては、例えば〔lα〕の構造を有する化合物をめげるこ
とができる。
〔璽α〕
なお、一般式〔1〕で表わされる〔■α〕の4級アンモ
ニウム化合物は、前記1.S、Bechaデαらの方法
を改良することによシ合成することが可能である。
M e O−C−R 0〔扇〕 (ただし、Rは炭素数1〜15の炭化水素基あるいは窒
素、酸素、酸素あるいはイオウ等の複素原子を含む炭素
数1〜15の炭化水素基でhF:r、Meはナトリウム
又はカリウムである。) 上記一般式Ell)で示される化合物としては、プロピ
オン酸ナトリウム、カリウム等をその例としてあげるこ
とができる。
NaOR〔■〕 (ただし、Rは炭素数1〜15の炭化水素あるいは窒素
、酸素おるいはイオウ等の複素原子を含む炭素数1〜1
5の炭化水素基めるいは窒素、酸素おるいはイオウ等の
複素原子を含む炭素数1〜15の炭化水素基であり、M
#はナトリウムでおる。) 上記一般式CF/)で示される具体的な化合物としては
、ナトリウムエトキシド、ナトリウム−n−ブトキシド
、ナトリウム−2−n−ブトキシ−エトキシドなどをそ
の例どしてめげることができる。
本発明のイソシアヌレート化触媒は、ジイソシアネート
化合物の合計仕込量に対して通常Q、001〜0.2重
量%の範囲で用いることができ、該触媒は、通常、触媒
を溶解する有機溶媒に希釈して使用することができる。
この目的に適した溶媒としては、ジメチルアセトアミド
、N−メチルピロリドン、ブチルセロソルブアセテート
などがオシ、その他に少量でられはエチルアルコール、
n−ブチルアルコール、2−エチルヘキサノール、プチ
ルセロンルプ、ベンジルアルコール等のアルコール類を
用いてもよく、特に望むなら1.3−プタンジオール、
1.6−ヘキサンジオール等のポリオールを用いてもよ
い。
本発明のイソシアヌレート化反応は、通常、30〜12
0℃の温度範囲で実施することができる。120℃を越
える温度での反応は、触媒の活性が損なわれたシ、ある
いは、得られるポリインシアネートが着色して製品価値
を損ねることになるので好ましくない。本発明のイソシ
アヌレート化反応は、通常ポリインシアヌレート型ポリ
インシアネートの生成が、ジイソシアネート化合物の合
計仕込量に対して20〜65重量%の範囲内に入るよう
に適宜に設定された転化率で反応を終了させるのがよく
、たとえば65重量%を越える転化率になると、生成ポ
リイソシアネートの分子量が高くなシすぎて本発明の目
的に合致しうるような実用上、十分な性能を発揮するこ
とが難しくなるし、さらに極端に転化率を高めると、反
応器中で生成ポリイソシアネートがゲル化するようにな
るので、好ましくない。
上述の如くして反応を終了しまたのちの使用済みのイン
シアヌレート化触媒は、ドデシルベンゼンスルホン酸、
モノクロル酢酸、モノフルオル酢酸もしくは燐酸の如き
各種酸類、または塩化ベンゾイルの如き各種有機酸のハ
ロゲン化物などの失効剤(失活剤)により、容易に触媒
作用を失効され得る。
このようにして触媒失効の済んだ反応混合物はインシア
ヌレート構造を有するポリインシアネートを含むもので
あり、このものは、通常、蒸留ないし抽出などの方法に
よシ、容易に未反応のジイソシアネート化合物を除去せ
しめて、精製し得るものである。
次に、本発明の変性ないし共変性に用い得る1分子中に
3個以上の炭化水素置換基を有するジオールは分子量1
00〜i、oo’oのものが好ましく、その例としては
、1,2.2−)ジメチル−1゜3−プロパンジオール
(2,2−ジメチル−1゜3−ブタンジオール)、2,
2−ジメチル−3−イソプロピル−1,3−プロパンジ
オール(2゜2.4−)ジメチル−1,3−ベンタンジ
オール)。
2.2−ジメチル−3−ベンジル−1,3−プロパンジ
オール(2,2−ジメチル−4−フェニル−1,3−ブ
タンジオール)、1,2.2−)ジメチル−3−フェニ
ル−1,3−プロパンジオール(2,2−ジメチ#−1
−フェニルー1,3〜ブタンジオール)、2.2−ジメ
チル−3−イソブチル−1,3−プロパンジオール(2
,2,4−トリメチル−1,3−ヘキサンジオール)、
42 、313−テトラメチ゛ルー1,4−ブタンジオ
ール、2,2.4−)ジメチル−1,5−ベンタンジオ
ール、2 、2’、’4−’)ジメチル−】16−ヘキ
サンジオール、2,4.4−トリメチル−1゜6−ヘキ
サンジオール等をあげることができる。
本発明の共変性に用い得るビューレット構造を有するポ
リインシアネートは古くから製法が確立されておシ、既
述の各種ジイソシアネート化合物より公知の一般に良く
知られた方法、例えば水をビューレット化剤に用いる方
法によって容易に製造できるものであυ、1,6−へキ
サメチレンジインシアネートより誘導されるビューレッ
ト型ポリイソシアネートは市販品として入手することが
可能である。
また、本発明の7ダクト型ポリイソシアネートも各種の
ポリオールとの付加体として古くから良く知られた方法
によって容易に製造することのできるものでオフ、ポリ
オールにトリメチロールプロパンを用いるアダクト型ポ
リイソシアネートは、ヘキサメチレンジイソシアネート
、1,3−ビス−(イソシアネートメチル)−シクロヘ
キサン、インホロンジインシアネートおよびキシリレン
ジイソシアネートから誘導されるタイプのものが市販品
として入手可能である。
インシアヌレート構造を有するポリイソシアネート同士
あるいはインシアヌレート構造を有するポリイソシアネ
ートとアダクト型等、他の構造を有するポリインシアネ
ートとのジオールによる変性ないし共変性にあたっては
ポ1)、インシアネートは任意の配合割合で使用するこ
とができる。しかし、本発明の特徴である耐候性を最良
に保つためには、アラルキレンジインシアネートから誘
導されるポリイソシアネートの配合量は約2〜20重量
係、更に好捷しくは約3〜35重量%に保つことが好ま
しい。
また、ビユレット型、アダクト型のポリイソシアネート
を共変性に用いるに際しては、それらポリイソシアネー
トの配合量は通常約3〜50重量%、最大限に使用する
際においても70重量%以下に保つことが望ましい。
変性に用いるジオールの配合量は、ポリインシアネート
の合計仕込量に対して約2〜30重量%、更には約2〜
20重量%であることが好ましい。
一般にかかるジオール類は、その使用量を増すほど、均
一性の高い本発明の目的ポリイソシアネートを得ること
ができるが、ジオールの配合量を増し過ぎると目的ポリ
イソシアネートの粘度が高くなり過ぎ、また目的ポリイ
ソシアネートをポリウレタン樹脂の硬化剤として用いる
際に硬化架橋にあづかる有効インシアネート基を低下す
ることになるため、好ましくない。
変性ないし共変性に際しては、単にポリイソシアネート
の2成分、特に望むならそれ以上の成分とジオールをそ
のままの形で反応せしめてもよいが、それらの相溶する
有機溶剤で希釈した形で反応せしめてもよい。
変性における反応温度は、通常、室温から100℃の範
囲で実施することができ、特に望むならウレタン化触媒
として知られる3級アミン、有機錫化合物の触媒量を添
加、併用してもよい。
本発明の方法に従って製造されるポリイソシアネートは
、ポリウレタン樹脂用の硬化剤として工業的に極めて重
要であシ、ポリウレタン樹脂の主剤ポリ、オール、アル
キド樹脂を含むポリエステルポリオール、アクリルポリ
オールなどの各種ポリオール、場合によっては水酸基な
どの如きインシアネート基と反応性を有する物質、例え
ばエポキシ樹脂と組合せて、塗料、接着剤、ニジストマ
ー、シーリング剤、RIM(型内反応型)、ACM(高
性能複合材料)を含む成型材料などの各種工業用材料と
して実用に供することができる。
次に、本発明を実施例により具体的に説明するが、以下
において係とあるのは、特に断りのない限り、すべて重
量%を意味するものである。
実施例1 (1)  インシアヌレート型ポリイソシアネートの合
成 α) へキサメチレンジイソシアネートからの合成 攪拌器、窒素ガス導入管、冷却器および温度計を備えた
反応器に、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(
略号”、BMDI)35001を仕込む。
反応器を油浴にて55℃の温度に保ち、攪拌下にインシ
アヌレート構造媒としてβ−メチルコリン−パラター7
ヤリープチルベンゾエー) (〔1#)の構造を有する
化合物、略号CPB)の20チプテルセロソルブ溶液を
分割添加せしめたところ、合計6.0 gを添加した時
点で反応が開始すると共に発熱が認められ、反応器内の
温度は62℃まで上昇した。
発熱がおさまった後、反応器内の温度を60℃の温度に
保ち、合計6時間反応せしめたところで、触媒の失効剤
としてモノクロル酢酸の6%キジロール溶液を6g添加
して反応を終了した。反応混合物から分子Lxによシ未
反応のHMI)Iを回収除去し、室温で流動性のある液
状物1260JiFを得た。この液状物は分析の結果、
イソシアヌレート構造を有するポリイソシアネートでお
り、ゲルパーミェーションクロマドグ2フイーによる数
平均分子量は6401インシアネート含有率は21.6
チでめった。
以上の方法によシ得られたポリイソシアネートを、酢酸
エチルで75チに希釈混合した。、かくして得られたポ
リイソシアネート溶液(,4)のイノシアネート含有率
は、16.2チでめった。
b)  1.3−ビス(インシアネートメチル)−シク
ロヘキサンからの合成 上述の反応器に、1.3−ビス(イソシアネートメチル
)−シクロヘキサン(通称:水添キシリレンジインシア
ネート、略号HXDI)3500Iを仕込む。反応器を
油浴にて60℃の温度に保ち、攪拌下、zo%cpEブ
チルセロソルブi液の&2gを分割添加したところで反
応が開始し、引き続き、65℃の温度で7時間反応せし
めたところで触媒の失効剤として6%モノクロル酢酸の
キジロール溶液8,2gを添加して反応を終了した。
反応混合物を分子蒸留により精製した結果、室温で固状
のインシアヌレート構造を有するポリイソシアネート1
516N(インシアネート含有率19.6%、分子量6
14)が得られた。この−を更に酢酸エチルで75チに
希釈して、ポリイソシアネート溶液(73)を得た。ポ
リイソシアネート溶液(73)のインシアネート含有率
は、14.7チであった。
(2)  目的ポリイソシアネートの合成攪拌器、窒素
ガス導入管、冷却器および温度計を備えた反応器に、ヘ
キサメチレンジイソシアネートから誘導されたポリイソ
シアネート溶液(、(>(以下、中間生産物−Aとする
)345F!、1゜3−ビス(イソシアネートメチル)
−シクロヘキサンから誘導されたポリインシアネート溶
液CB>(以下、中間生産物−Bとする)、2,2.4
−トリメチル−1,3−ベンタンジオール(略号TM、
FD)301および酢酸エチルIIgを仕込み、70℃
の温度で8時間反応せしめて目的ポリインシアネート5
29gを得た。
かくして得られたポリイソシアネートは、ガードナー粘
度C−1)、不揮発分75.4%、インシアネート含有
率13.0%であシ、数平均分子量の測定結果は765
でおった。
参考例1 実施例1の中間生産物−A34511.中間生産物−B
1481!、1,3−ブタンジオール2711および酢
酸エチル11gを、実施例1と同様に70℃の温度で8
時間反応せしめ、目的ポリイソシアネー)529JFを
得た。
かくして得られたポリインシアネートは、ガードナー粘
度C−D、不揮発分75.1%、イソシアネート含有率
13.2%でメジ、数平均分子量は755でめった。
参考例2 実施例1および参考例1で得られたポリイソシアネート
について、ポリウレタン樹脂塗料の主剤として大日本イ
ンキ化学工業(株)族アクリルポリオール、アクリディ
ック54−630(不揮発分60±1%、粘度F−Z、
酸価6〜8、水酸基価55±3)を用いて、それらの乾
燥性(硬化性)を調べたところ、表−1の結果を得た。
表−1 × ポリイソシアネート中のイソシアヌート基とアクリ
ディック54−630中の水酸基とを当量配合して不揮
発分をシンナーにょシ55%に調製し、20℃の温度で
ブリキ板に50μmに塗布し、銅粉が付着しなくなるま
での時間をもって表示した。
実施例2 (1)  イソシアヌレート型ポリイソシアネートの合
成 実施例1と同様に、インホロンジインシアネート(略号
、IPDI)3500yを20%CpBプチルセロンル
ブ溶液8.69を用いて65℃の温度で反応せしめ、触
媒を失効したのち、反応混合物から分子蒸留によシ未反
応のIPDIを除去して、室温で固状のインシアヌレー
ト型ポリインシアネート150!IJ(インシアネート
含有率17.4チ、分子量732)を得た。この物を酢
酸エチルで75優に希釈混合して、中間生産物−〇とし
た。
中間生産物のイソシアネート含有率は13.1 %であ
る。
(2)  目的ポリイソシアネートの合成実施例1と同
様に、中間生産物−A34511゜中間生産物−Cおよ
びTMpD36g並びに酢酸エチル12Jilを反応せ
しめ、目的ポリインシアネート(ガードナー粘度E−F
、不揮発分75.4チ、イソシアネート含有率12.2
%、分子量802)529Iを得た。
参考例3 実施例1の中間生産物−A34511、中間生産物−〇
148,9,1.3−ブタンジオール2’lliおよび
酢酸エチル111!を、実施例1と同様に反応せしめ、
目的ポリイソシアネー)52919を得た。
かくして得られたポリイソシアネートは、ガードナー粘
度E1不揮発分子5:5%、インシアネート含有率11
.8%、分子量785であった。
参考例4 実施例2および参考例3で得られたポリイソシアネート
について、参考例2と同じ方法によシ乾燥性(硬化性)
の比較を行なった。結果は表−2の通シでめった。
表−2 東 表−1に同じ。
実施例3 実施例1と同様に中間生産物−,4345I!、公知の
方法によジキシリレンジイソシアネートとトリメチロー
ルプロパンよシ誘導されたアダクト型ポリイソシアネー
トの75チ濃度の酢酸エチル溶゛液(イソシアネート含
有率11.5%、分子量780)r4sj、2.2−ジ
メチル−4−フェニル−1゜3−ブタンジオール30I
および酢酸エチル11gt反応せしめ、目的ポリイソシ
アネート(ガニドナー粘度H−1%不揮発分75.3%
、インシアネート含有率11.2、分子量820)52
8gを得た。
参考例5 実施例3のジオールを1,3−ブタンジオール27.9
で置換して実施例3と同様に処理し、目的ポリイソシア
坏−ト(ガードナー粘度G−H,不揮発分75.1%、
イソシアネート含有率10.9、分子量807)528
Jを得た。
参考例6 実施例3および参考例5で得られたポリイソシアネート
について、参考例2と同じ方法によシ乾燥性(硬化性)
の比較を行なった。結果は表−3の通シであった。
×表−1に同じ。
実施例4 実施例1と同様に、中間生産物−A34511゜中間生
産物−B148.S’およびTMpDllgおよび酢酸
エチル79を反応せしめ、目的ポリイソシアネー1−5
.14gを得た。
かくして得られたポリイソシアネートは、ガードナー粘
度73−C,不揮発分755チ、インシアネート含有率
13.8%であり、数平均分子量の測定結果は720で
あった。
参考例7 実施例1と同様に、中間生産物−A345g。
中間生産物−B1411.1,3−ブタンジオール15
.9および酢酸エチル61!を70°Gの温度で8時間
反応せしめ、目的ポリイソシアネート513gを得だ。
かくして得られたポリイソシアネートは、ガードナー粘
度B〜C1不揮発分753%、イソシアネート含有率1
42%であり、数平均分子量の測定結果は708であっ
た。
参考例8 実施例4および参考例7で得られたポリイソシアネート
について、参考例2と同じ方法により、乾燥性(硬化性
)の比較を行った。結果は表−4の通シであった。
表−4 * 表−1に同じ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R_1、R_2およびR_3は炭素数4〜2
    0のアルキレン基、シクロアルキレン基 およびアラルキレン基から選ばれる置換基 であり、nは1〜7の整数又は統計的平均 における実数を表わす。) の構造を有するポリイソシアネートを、一分子中に3個
    以上の炭化水素置換基を有する直鎖状ジオールで変性す
    ることを特徴とする改良されたポリイソシアネートの製
    造方法。
JP59131955A 1984-06-28 1984-06-28 改良されたポリイソシアネ−トの製造方法 Pending JPS6112678A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56120672A (en) * 1980-01-28 1981-09-22 Uniroyal Ltd Isocyanurate product
JPS56159212A (en) * 1980-05-15 1981-12-08 Asahi Chem Ind Co Ltd Production of liquid aliphatic urethane prepolymer bearing isocyanate groups on both terminals
JPS5778460A (en) * 1980-09-09 1982-05-17 Bayer Ag Novel isovcyanate-isocyanurate, manufacture and use as isocyanate component for polyurethane lacquer
JPS58162581A (ja) * 1982-03-19 1983-09-27 Nippon Polyurethan Kogyo Kk ポリウレタン塗料用組成物

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