JPS6112658Y2 - - Google Patents

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JPS6112658Y2
JPS6112658Y2 JP5590381U JP5590381U JPS6112658Y2 JP S6112658 Y2 JPS6112658 Y2 JP S6112658Y2 JP 5590381 U JP5590381 U JP 5590381U JP 5590381 U JP5590381 U JP 5590381U JP S6112658 Y2 JPS6112658 Y2 JP S6112658Y2
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JP
Japan
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filament coil
coil
resin
filament
core
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JP5590381U
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JPS57168222U (ja
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  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は電子レンジ用高圧トランスに使用され
るフイラメントコイルに係り、特に扁平渦巻状に
成形したフイラメントコイルの改善に関する。
従来の技術 電子レンジ用高圧トランスのフイラメントコイ
ルは作業能率向上の観点などから扁平渦巻形状の
ものが使用されている。すなわち第1図に示すよ
うにシリコン又はテフロン等の耐熱性の高い絶縁
性樹脂を被覆した単線もしくは撚線を扁平かつ渦
巻状に形成し、これを一次コイルに重ねて単一の
コイル化とする方法である。
しかしながら、上記方法によつてもなおフイラ
メントコイル1の成形後、成形くずれが生じるこ
ともあるので、成形後、同図に図示するように、
絶縁テープ2でもつて、いわゆるテーピングを行
う必要があるなど、必ずしも上記作業は充分には
良好ではなく、作業者の熟練度に依存する面が大
でありこれが生産性のネツクのひとつでもあつ
た。
また、この種フイラメントコイルは一次コイル
に重ねて使用するため、合成樹脂製のフイルムで
被覆して耐電圧寿命を延ばすようになつている。
しかし、このような構成では、フイラメントコイ
ルとフイルム間に空気が存在するため、ボイド放
電を誘発しやすいという問題があつた。
かかる問題に対処するため、コイル体を軟質不
飽和ポリエステル樹脂にて成形した絶縁外被覆型
層内に埋入固定した電磁コイルが考案されている
(特開昭52−118520号公報)。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、樹脂成形されたフイラメントコ
イルをコアに組み込む際には当該コアとフイラメ
ントコイルとの間の隙間が問題となる。すなわち
この隙間があまり大きい場合には、完成したトラ
ンスを長年使用する間にフイラメントコイルが移
動し、または落下テスト等において一定の規格に
到達しないという問題がある。またかかる問題を
回避するために、適宜形状の絶縁性スペーサを設
ける等の手段では、やはり性能上の問題や工程上
の問題がある。
さらに、もうひとつの問題として、当該フイラ
メントコイルの始端部と終端部の取扱が大変に煩
わしいということがある。具体的には、本来この
種のフイラメントコイルは扁平であり、しかもそ
の線径が一次コイル等に比較して大きい上、第1
図にて図示する如く、一重巻の状態に成形するも
のであるから、前記始端部や終端部の変形、とく
に向き加減がまちまちである。この捲線の端部の
変形や方向性の不統一はフイラメントコイルをコ
アに組み込む際には大変に困る問題であり、作業
中に互いに絡んだり、全体の形状が崩れたりする
原因となるばかりでなく、仕上げたトランスの性
能にも影響することがある。
本考案はかかる事情にかんがみて創案したもの
であり、上記した問題点を排除するために、電子
レンジ用高圧トランスの樹脂成型フイラメントコ
イルを考案し、それにさらに種々の工夫を盛り込
んだものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本考案は扁平渦巻
状に成形したフイラメントコイルと、前記フイラ
メントコイルを取り囲みかつこれを埋入固定する
樹脂とを具備しており、かつ前記樹脂にはフイラ
メントコイルとコア間の距離を一定に保持する耳
部を相対向した位置に一体に設けるとともに、前
記フイラメントコイルの始端部および終端部には
これらを被覆する隆起部分を一体に設け、かつそ
の全体の形状を扁平にしてある。
作 用 フイラメントコイルは樹脂に取り囲まれて固定
される。
実施例 第2図Aは樹脂成型フイラメントコイル3を一
次コイル4の上に載置した場合の外観図であり、
同図BはA図のAA線断面図、同図Cはこれをコ
アに組み込んだときのトランスの断面図、同図D
はA図の樹脂成型フイラメントコイルをコアに組
み込んだときの上から見た断面図をそれぞれ示し
ている。
すなわち、フイラメントコイルは第1図のよう
に、扁平渦巻状に成形(ただし、絶縁テープ2は
この場合は必要でない)したあと、図示していな
い型に挿入定置してこれにシリコンまたはテフロ
ン等の高耐熱性樹脂を注入することにより、フイ
ラメントコイル線を囲むように樹脂に埋入固定し
て、樹脂成型フイラメントコイル3を作る。実施
例(第2図)でこのコイルの厚さは絶縁耐圧を考
慮して定める必要があるが、例えばフイラメント
コイル線の直径が1.4mmのとき上記厚さは3mmで
ある。
5は捲線の始端部と終端部を包むように一体に
成形した隆起部分である。さらに第2図Aに図示
するように、コアに沿つた辺に樹脂がフイラメン
トコイルの内方に突出するように耳部6を対向し
た位置に一体に成形しておく。
なお、C図において、7はコア、8はパスコ
ア、9は一次コイルをコア7から絶縁するための
絶縁物である。
考案の効果 本考案の樹脂成型フイラメントコイルは扁平渦
巻状に成形したフイラメントコイルと、前記フイ
ラメントコイルを取り囲みかつこれを埋入固定す
る樹脂とを具備しており、かつ前記樹脂にはコア
に沿つた辺に内方に突出する耳部を相対向して一
体に設けるとともに、前記フイラメントコイルの
始端部および終端部にはこれらを被覆する隆起部
分を一体に設け、かつその全体の形状の扁平にし
た電子レンジ用高圧トランスの樹脂成型フイラメ
ントコイルであるから、コアとの隙間が一定に保
持されるとともに、捲線の始端部および終端部の
成形崩れ等がない。
また、フイラメントコイルを樹脂でもつて埋入
固定しているので、コイルの成形崩れを防止で
き、ひいてはその生産性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の扁平渦巻状のフイラメントコイ
ル、第2図は本考案の樹脂成型フイラメントコイ
ルを示す。 1……フイラメントコイル、2……絶縁テー
プ、3……樹脂成型フイラメントコイル、4……
一次コイル、5……隆起部分、6……耳部、7…
…コア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扁平渦巻状に成形したフイラメントコイルと、
    前記フイラメントコイルを取り囲みかつこれを埋
    入固定する樹脂とを具備しており、かつ前記樹脂
    にはコアに沿つた辺に内方に突出する耳部を相対
    向して一体に設けるとともに、前記フイラメント
    コイルの始端部および終端部にはこれらを被覆す
    る隆起部分を一体に設け、かつその全体の形状を
    扁平にしたことを特徴とする電子レンジ用高圧ト
    ランスの樹脂成型フイラメントコイル。
JP5590381U 1981-04-17 1981-04-17 Expired JPS6112658Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5590381U JPS6112658Y2 (ja) 1981-04-17 1981-04-17

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JP5590381U JPS6112658Y2 (ja) 1981-04-17 1981-04-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57168222U JPS57168222U (ja) 1982-10-23
JPS6112658Y2 true JPS6112658Y2 (ja) 1986-04-19

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JP5590381U Expired JPS6112658Y2 (ja) 1981-04-17 1981-04-17

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JPS57168222U (ja) 1982-10-23

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