JPS6112282Y2 - - Google Patents

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JPS6112282Y2
JPS6112282Y2 JP1980128214U JP12821480U JPS6112282Y2 JP S6112282 Y2 JPS6112282 Y2 JP S6112282Y2 JP 1980128214 U JP1980128214 U JP 1980128214U JP 12821480 U JP12821480 U JP 12821480U JP S6112282 Y2 JPS6112282 Y2 JP S6112282Y2
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shoulder
webbing
lap
guide rail
vehicle
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JP1980128214U
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JPS5750450U (ja
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Publication of JPS6112282Y2 publication Critical patent/JPS6112282Y2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/04Passive restraint systems, i.e. systems both applied and removed automatically, e.g. by movement of the vehicle door
    • B60R22/06Passive restraint systems, i.e. systems both applied and removed automatically, e.g. by movement of the vehicle door having the belt or harness connected to a member slidable in a vehicle-mounted track

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両緊急時のシートベルト装置を乗員
へ自動的に装着させる自動装着シートベルト装置
に関する。
乗員がシートへ着座後乗員へ自動的にシートベ
ルトを装着させる自動装着シートベルト装置とし
ては、乗員の乗車状態を検出してモータ等の駆動
力で乗員拘束用ウエビングを車体に沿つて移動
し、乗員を自動装着状態とする形式が提案されて
おり、乗員の操作力を必要とせず、大きなウエビ
ング移動ストロークを得ることができるので高い
評価を得ている。
しかしこの従来の自動装着シートベルト装置で
は乗員を自動的に3点式のシートベルト装着状態
とするために、シヨルダーウエビング及びラツプ
ウエビングをそれぞれ移動させるモータが一人の
乗員に対して最底2個必要となり、価格上昇、重
量増大及び室内空間の減少を来たすものであつ
た。またモータが単一個である場合にはシヨルダ
ーウエビングまたはラツプウエビングのみを移動
させる構造であつたのでモータによつて移動され
ないウエビングが乗員の快適で円滑なウエビング
装着状態を妨げる原因となつている。
また、シヨルダーウエビングとラツプウエビン
グの駆動量をそれぞれ変化させる装置(実開昭54
−166614号)では、2段の駆動歯車を必要とし、
1本の可撓性テープによるシヨルダーウエビング
及びラツプウエビングの自動装着装置は無かつ
た。そのため、従来、実開昭55−21734号公報記
載のような1本の肩ベルトを2つのスライダーで
支持する方式等を採つていた。
また、1本のラツクドワイヤによつて肩ベルト
リング、及び腰ベルトリングを駆動するもの(実
開昭54−144626号)ではラツクドワイヤをフロン
トピラーからドア下部に導入しているので、ドア
の開閉の際にワイヤに無理な力がかかる欠点があ
る。
そこで、本考案は、移動量の異なるシヨルダー
ウエビング用ガイドプレートとラツプウエビング
用のガイドプレートを車体側に駆動源をもつ1本
の可撓性テープにて駆動できる装置に改良したも
のである。
本考案は上記事実を考慮し、単一のモータでシ
ヨルダーウエビング及びラツプウエビングを共に
駆動して乗員へ自動的にウエビングを装着させる
ことができる自動装着シートベルト装置を提供す
ることが目的である。
本考案に係る自動装着シートベルト装置はセン
ターピラー下部、ドア内等の車体へモータを取り
つけ、このモータによつてスプロケツトホイルを
駆動し、このスプロケツトホイルと中間部が噛合
う可撓性テープの一端からシヨルダーガイドへ、
他端からラツプガイドへそれぞれ駆動力を伝達
し、単一のモータで可撓性テープを介してシヨル
ダーウエビングとラツプウエビングを共に移動し
乗員を自動的に3点式のシートベルト装着状態と
するようになつている。
以下本考案の実施例を図面に従い実施する。
第1、2図には本考案の第1実施例に係るシー
トベルト装置が示されており、アウターウエビン
グ10及びインナーウエビング12により垂員を
自動的に3点式のシートベルト装着状態とするよ
うになつている。
アウターウエビング10の一端は第4図ににも
示される如くシヨルダーアンカー14の開口16
で折り返した後に縫着されている。このシヨルダ
ーアンカー14はボルト18及びナツト20によ
りシヨルダーガイドプレート22へ固着されてい
る。このシヨルダーアンカー14は車両緊急時に
大きなウエビング張力が作用した場合にのみボル
ト18回りに回転可能とすることが好ましい。
このシヨルダーガイドプレート22が車体24
のルーフサイド25に沿つて車両前後方向へ敷設
されたシヨルダーガイドレール26に案内され車
両前後方向へ移動するようになつている。
更にこのシヨルダーガイドプレート22とシヨ
ルダーガイドレール26との関係を詳しく説明す
ると、シヨルダーガイドレール26は第6図にも
示される如くその長手方向直角断面が略コ字状と
されており、内部に略平行のアンカー溝28及び
スライド溝30が設けられている。これらのアン
カー溝28及びスライド溝30はシヨルダーガイ
ドレール26の長手方向全域に亘つて形成されて
おり、アンカー溝28にはシヨルダーガイドプレ
ート22の拡大頭部32が配置されている。この
拡大頭部32は車両衝突時にシヨルダーガイドプ
レート22がシヨルダーガイドレール26から抜
け落ちるのを防止するようになつている。
一方スライド溝30には第7図に示される可撓
性テープ34が収容されてシヨルダーガイドレー
ル26の長方向へ摺動できるようになつている。
この可撓性テープ34は合成樹脂から作成された
比較的厚肉のテープ状であり、スライド溝30内
でその長手方向へ引張力及び圧縮力を伝達可能と
なつていた。
またこのテープ34には長手方向に沿つて複数
個の矩形開口36が適宜間隔のもとに穿設されて
おり、これらの矩形開口36の1個にはシヨルダ
ーガイドプレート22の中間部がプツシユ38を
介して貫通している。従つてこの可撓性テープ3
4がスライド溝30に沿つてシヨルダーガイドレ
ール26の長方向へ移動すればシヨルダーガイド
プレート22もこれに従つてガイドレールの長手
方向へ移動するようになつている。
第3図に示される如くシヨルダーガイドレール
26はその適宜位置に取付ブラケツト40が突出
されて車体のルーフサイドへ固着されるようにな
つており、その車両前端部は車体のフロントピラ
ー42に沿つて下降している。また後端部は中間
部と略直角に屈曲されて車体のセンターピラー4
4に沿つて下降している。ここにシヨルダーガイ
ドプレート22が第3図実線で示される如くガイ
ドレール26の後端に至つた場合には乗員へのウ
エビング自動装着位置であり、前端へ移動した場
合には乗員からのウエビング装着解除位置をなつ
ている。またガイドレール26の前後端部にはそ
れぞれリミツトスイツチ45、46が設けられて
シヨルダーガイドプレート22を検出できるよう
になつている。
なお、シヨルダーガイドレール26の後端部付
近にはアンカーピン47(第5図)が固着されて
おり、車両後方端部へ移動したガイドプレートの
拡大頭部32と係合するようになつている。
第2図に示される如くシヨルダーガイドレール
26の後端部にはトラツク48が連結されてい
る。このトラツク48は内部にテープ34の断面
積よりも若干大きい矩形状の可撓性テープ案内開
口を有してテープ34を摺動状態で案内するよう
になつており、下端部がセンターピラー44の内
部下端に固着されたスプロケツトハウジング52
へ連通している。このスプロケツトハウジング5
2は第8図に示される如く軸54にスプロケツト
ホイル56が固着されており、トラツク48を介
して導入される可撓性テープ34の矩形開口36
が噛合つている。
このスプロケツトホイル56はモータ58によ
り駆動されて可撓性テープ34を長手方向へ移動
させるようになつている。この実施例でモータ5
8は乗員の乗車状態を検出してスプロケツトホイ
ル56を第3図時計方向へ回転させ、乗員の降車
状態を検出して反対方向へ回転させるようになつ
ている。一例としてモータ58はドアと車体との
間に取りつけられたドアスイツチによつて作動す
るように構成できる。
スプロケツトホイル56には更に別のトラツク
60が連結されて車両前方へ向かつている。この
トラツク60はトラツク48と略直角方向に配置
され、スプロケツトハウジング52を介してトラ
ツク48と反対側に配置されることになる。
このトラツク60の適宜位置には第9図に示さ
れる如くブラケツト62が取りつけられて車体へ
係止されている。このトラツク60の中間部は第
2図、第10図に示される如く車体のフロントピ
ラー42内へ開口66を通して導入された後に立
ち上つており、フロントピラー42の開口68を
通してフロントピラー64外へ導き出されて開口
68よりも更に上方へ穿設された、ドア70の開
口72を通してドア70内へ導入されている。
ここに開口68と72との間のトラツク60は
ドア70をフロントピラー64へ回転可能に支持
させるヒンヂ74,76間に配置されて段差部6
0A(高低差H)となつている。この段差部60
Aの長手軸線はドア閉止時に開口68,72間で
適宜撓みを持つように所定曲率が付与されてい
る。従つてドア開閉時のドア70とフロントピラ
ー42との間隔変化はこの曲率部がその曲率を変
化させることにより吸収するようになつている。
またこの段差部60Aの中間部長手軸線をドアヒ
ンジ74,76の回転中心と一致させ、ドアを開
閉した場合に段差部60Aを長手軸線回りにねじ
ることによりドア開閉時の間隔変化を吸収しても
よく、いずれの場合にもドラツク60内の可撓性
テープ34は円滑に移動できるようになつてい
る。ドア70内へ導入されたトラツク60は第2
図に示される如くドアへ固着されたラツプガイド
レール78の車両前方端部へ連結されている。こ
のラツプガイドレール78は第11図に示される
如くトラツク60で案内された可撓性テープ34
が摺動するスライド溝80がその長手方向全域に
亘つて形成されている。一方このガイドレール7
8にはスライド溝80と交わるアンカー溝82が
長手方向全域に亘つて形成されており、ラツプガ
イドプレート84の拡大頭部86を収容してい
る。この拡大頭部86の一部は可撓性テープ34
の矩形開口36へ挿入されて可撓性テープ34と
共にガイドレール78に沿つて移動するようにな
つている。
このラツプガイドプレート84の中間部にはシ
ユー88が取りつけられてラツプガイドレール7
8と摺動するようになつており、先端部はドアト
リム90に取りつけられたガーニツシユ92の開
口94を通して車内側へ突出している。
このラツプガイドプレート84にはリングプレ
ート96がボルト98及びナツト100により回
動可能に取りつけられている。またその長孔10
2にはアウターウエビング10の中間部が貫通さ
れており、アウターウエビング10の他端部はラ
ツプアンカー104を介してドア70の後下部へ
固着されている。
ラツプガイドレール78は第2図にも示される
如くドア70の後下部から前上部まで直線的又は
適宜曲率の曲線的に配置されており、可撓性テー
プ34の長手方向移動によつてラツプガイドプレ
ート84を車両前方へ移動させた場合には第1図
運転席に示される如くリングプレート96とラツ
プアンカー104との間のアウターウエビング1
0をドア70の車内側表面にほゞ密着させ、乗降
する乗員の脚部と干渉しないように配慮してい
る。またこのリングプレート96が車両後方へ至
つてラツプアンカー104付近で停止すれば乗員
が着座後ドアを閉めた場合にアウターウエビング
10による乗員への装着動作を妨げることがない
ようになつている。
このアウターウエビング10は第1図に示され
る如くリングプレート96とシヨルダーアンカー
14との間にスルーリング106が取りつけられ
てアウターウエビングの長手方向へ移動可能とな
つている。このスルーリング106にはインナー
ウエビング12の先端部が係止されており、イン
ナーウエビング12の基部は車両略中央で床部へ
取りつけられた巻取装置108の巻取軸110
(第12図参照)へ巻取られている。
この巻取軸110はフレーム112との間に図
示しない巻取ぜんまいばねが介在されており、イ
ンナーウエビング12を所定付勢力で巻取つてい
る。またこの巻取軸110にはラチエツトホイル
114が固着されており、、フレーム112へ軸
支されたボウル116と対応している。このボウ
ル116は車両緊急時に振子等による図示しない
加速度センサーで作動されてラチエツトホイル1
14と噛合い、巻取軸110のウエビング巻出し
回転を停止させるようになつている。このラチエ
ツトホイル114とボウル116とはイナーシヤ
ロツク機構を構成している。
なおこの巻取装置108にはフレーム112へ
レバー118が軸支されており、このレバー11
8のローラ120へインナーウエビング12の中
間部が巻掛けられている。従つてこのレバー11
8は車両緊急時にインナーウエビング12の張力
が増大するとフレーム112に対して回動し、レ
バー118の中間部に設けられた波形突起122
がフレーム112へ固着されたブロツク124と
の間にインナーウエビング12の中間部を直接挾
持し、車両緊急時にウエビング12の中間部を迅
速にロツクして長手方向移動を阻止するようにな
つている。
このように構成された本実施例の作動を説明す
ると、第1図運転席は乗員が乗車するためにドア
70を開放した状態であり、シヨルダーガイドプ
レート22はガイドレール26の前端部へ、ラツ
プガイドプレート84もラツプガイドレール78
の前端部へ至つている。従つてアウターウエビン
グ10は全体として車両前方へ移動されており、
スルーリング106とラツプアンカー104との
間はリングプレート96により車両前方へ大きく
屈曲されている。これによつて乗員はシート12
6へ容易に着座可能である。
乗員が着座後ドア70を閉止すると図示しない
ドアスイツチ等の作動によつてモータ58がスプ
ロケツトホイル56を第8図時計方向へ回転させ
る。これによつてシヨルダーガイドプレート22
はシヨルダーガイドレール26に沿つて車両後方
へ移動し第3図実線位置へ至るとリミツトスイツ
チ46がシヨルダーガイドプレート22との接触
によりモータ58への車両電源通電を遮断する。
シヨルダーガイドプレート22の移動と同時に
可撓性テープ34はスプロケツトハウジング52
からトラツク60方向へ押し出されるのでドア7
0内ではラツプガイドレール78内を車両後方へ
移動し、この結果ラツプガイドプレート84を同
様に車両後方へ移動させラツプガイドプレート8
4がラツプアンカー104付近へ至る。
このようにシヨルダーガイドプレート22とラ
ツプガイドプレート84の移動によつてインナー
ウエビング12は巻取装置108へ巻取られてス
ルーリング106が巻取装置108へ接近する。
従つてスルーリング106とシヨルダーガイドプ
レート22との間のアウターウエビング10はシ
ヨルダーウエビング、スルーリング106とラツ
プアンカー104との間のウエビングはラツプウ
エビングとなつて着座した乗員は自動的に3点式
シートベルト装着状態となる(第1図助手席参
照)。
車両が通常の走行状態にある場合には巻取装置
108がインナーウエビング12を巻出し可能と
しているので乗員は自由な運転姿勢を取ることが
できるが、車両が衝突等の緊急状態に陥ると巻取
装置108内のイナーシヤロツク機構が作動して
インナーウエビング12の巻出しが急激に停止す
る。従つて乗員はアウターウエビング10による
確実な3点式シートベルト拘束状態となつて安全
が保証される。
このような緊急状態においてシヨルダーアンカ
ー14が連結されたシヨルダーガイドプレート2
2にあつてはその拡大頭部32が確実にシヨルダ
ーガイドレール26内へ収容されており、またこ
の拡大頭部32がガイドレール26のピン47へ
係合しており、また更にシヨルダーガイドレール
26の後端部が垂直状態とされているのでシヨル
ダーウエビングの端部は確実に車体へ支持され不
用意に車両前方へ移動することはない。
なお車両走行状態が終了した後に乗員が降車す
る場合にはドア70を開放すれば前記と逆の作動
によりシヨルダーガイドプレート22及びラツプ
ガイドプレート84は再び第1図運転席図示状態
となつて乗員のウエビング装着状態を自動的に解
除し乗員が容易に降車できる。
またこのようなドア開閉時においても内部に可
撓性テープを案内するトラツク60はその中間部
に第10図に示される如く段差部60Aを有して
いるので、ドア70とフロントピラー42との間
隔変化も段差部60A変形で吸収でき、内部の可
撓性テープ34の移動を阻止することはない。
次に第13図には本考案の方2実施例が示され
ており、可撓性テープ34とラツプガイドプレー
ト84との間に可撓性ワイヤ128が介在された
実施例である。
このワイヤ128は第14図の如く可撓性テー
プ34の端部に設けられた円孔130を通して折
り返された後にリング132でめられている。
このワイヤ128の他端はラツプガイドレール7
8内でラツプガイドプレート84へ同様に取りつ
けられている。またこのラツプガイドプレート8
4はラツプガイドレール78の車両後方端部に設
けられるぜんまいばね付勢装置134で常に車両
後方へ付勢されている。このぜんまいばね付勢装
置134ではばねケース136の軸138へ定張
力ぜんまいばね140の内端が固着されており、
このぜんまいばね140の外端がラツプガイドプ
レート84へ係止されている。このぜんまいばね
140はラツプガイドプレート84がラツプガイ
ドレール78のどこの位置にある場合にもほゞ均
等の付勢力をラツプガイドプレート84へ与える
ことができるようになつている。
なおこの実施例においてはスプロケツトハウジ
ング52へは直線上のトラツク142が固着され
ている。このトラツク142の一部は可撓性ワイ
ヤ128を円滑に移動させるために膨出部144
が形成されている。このトラツク142のスプロ
ケツトハウジング52と反対側の端部(車両前方
端部)には可撓性のワイヤカバー146の一端が
固着されており、このワイヤカバー146は前記
実施例と同様な軌跡を経てラツプガイドレール7
8の車両前端部へ固着されてワイヤ128をラツ
プガイドレール78へ案内している。ワイヤカバ
ー146の中間部には前記実施例と同様な段差部
146Aが設けられており、ドア70の開放時に
ワイヤカバー146及び可撓性ワイヤ128が変
形してドアの開閉時にドアとフロントピラーとの
相対移動を吸収するが可撓性ワイヤ128を円滑
に移動させるようになつている。
このように構成された第2実施例においてはド
ア開放時にモータ58の駆動力で可撓性ワイヤ1
28に軸方向引張力が生じてラツプガイドプレー
ト84を車両前方へ移動させアウターウエビング
を車両前方へ屈曲させることができ、ドア閉止後
はモータの逆転によりぜんまいばね140がその
付勢力でラツプガイドプレート84を積極的にガ
イドレール78の車両後方寄りに移動させてアウ
ターウエビングを乗員へ自動的に装着させる。こ
の実施例ではフロントピラー42とドア70との
間へ、断面円形のワイヤ128及びワイヤカバー
146が配置されているので、長方形断面を有す
る前記実施例のテープ34及び、トラツク42に
比較してドア開閉に伴う長手軸線回りのねじれ時
耐久性及び作動抵抗面で有利である。
第16図ないし第18図は本考案の第3実施例
であり、ラツプウエビングの必要移動量とシヨル
ダーウエビングの必要移動量が相違する場合にそ
の相違移動量を吸収する配慮がなされている。
第19図に示される如く可撓性テープ34の端
部には略円形のワイヤ通過孔を有するブラケツト
148が固着されており、一方ワイヤ128には
先端部に第1ストツパ150が、これとブラケツ
ト148を介したワイヤ128の中間部に第2ス
トツパ152がそれぞれ固着されている。従つて
ワイヤ128はストツパ150、152のいずれ
かがブラケツト148へ接触するまで可撓性テー
プ34と相対移動できるようになつている。
なおその他の実施例は前記第1実施例と同様で
あり、この実施例においては前記第2実施例の如
く可撓性ワイヤ128を付勢するぜんまいばねは
設けられておらず、可撓性ワイヤ128の対圧縮
剛性が高く設計されて長手方向圧縮力をも伝達可
能となつている。
従つてこの実施例においてはドアが開放された
場合にはモータによつて可撓性テープ34がスプ
ロケツトハウジング52から離間する方向に移動
し、ブラケツト148が第2ストツパ152に当
接した後にワイヤ128が長手方向に圧縮力を受
けて移動し、逆にドアが閉止された場合にはブラ
ケツト148が第1ストツパ150へ当接するま
では可撓性ワイヤ128が移動することはなく、
第1ストツパ150へ当接した後に可撓性ワイヤ
128を移動させる。この結果シヨルダーウエビ
ングの移動量に比べてラツプウエビングの移動量
を少なくすることができ、単一のスプロケツトホ
イルで可撓性テープを駆動しシヨルダーウエビン
グとラツプウエビングとを同時に移動させる場合
にも両者のストロークを変更することができる。
以上説明した如く本考案に係る自動装着シート
ベルト装置は車体側に設けたモータで駆動される
スプロケツトホイルに噛合わせた可撓性テープの
両端部からそれぞれシヨルダーウエビング及びラ
ツプウエビングを移動させる駆動力を得るので単
一のモータでシヨルダーウエビング及びラツプウ
エビングを共に移動することができる優れた効果
を有する。さらに、この可撓性テープは車体のフ
ロントピラー内へ開口を通して導入された後に立
ち上がつており、フロントピラーの中央開口を通
してフロントピラー外へ導き出されて開口より更
に上方に穿設されたドアの開口を通してドアのラ
ツプガイドレール内へ導入されているから、この
段差部の長手軸線はドア閉止時に開口間で適宜撓
みを持つように所定曲率が付与されている。従つ
てドア開閉時のドアとフロントピラーとの間隔変
化はこの曲率部がその曲率を変化させることによ
り吸収することができる。またこの段差部の中間
部長手軸線をドアヒンヂの回転中心と一致させ、
ドアを開閉した場合に段差部を長手軸線回りにね
じることによりドア開閉時の間隔変化を吸収する
ことも可能である。いずれにしても、ドラツク内
の可撓性テープは円滑に移動できる。本考案では
シヨルダーウエビングを移動させるシヨルダーガ
イドレールが車体へ設けられているので窓枠を有
しないいわゆるサツシユレスドアを有した車両に
おいても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る自動装着シ
ートベルト装置を示す斜視図、第2図は第1図に
おける要部のみを取り出して示す斜視図、第3図
はシヨルダーガイドレールを示す正面図、第4図
は第3図−線断面図、第5図は第4図−
線断面図、第6図は第3図−線断面図、第7
図は本実施例に用いる可撓性テープを示す斜視
図、第8図はスプロケツトハウジングを示す一部
破断図、第9図は第2図−線断面図、第10
図は可撓性テープ及びトラツクのドアとフロント
ピラーの間の配置を示す斜視図、第11図は第1
図XI−XI線断面図、第12図は巻取装置を示す正
面図、第13図は本考案の第2実施例を示す第2
図に相当する斜視図、第14図は第13図の主要
部分解斜視図、第15図は第13図−線
断面図、第16図は本考案の第3実施例を示す主
要部斜視図、第17図は第16図−線断
面図、第18図は第16図の一部分解斜視図であ
る。 10……アウターウエビング、12……インナ
ーウエビング、14……シヨルダーアンカー、2
2……シヨルダーガイドプレート、24……車
体、26……シヨルダーガイドレール、34……
可撓性テープ、56……スプロケツトホイル、5
8……モータ、70……ドア、78……ラツプガ
イドレール、84……ラツプガイドプレート、1
28……可撓性ワイヤ、140……定張力ぜんま
いばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乗員の乗降時に駆動回転されるスプロケツトホ
    イルと、このスプロケツトホイルへ噛合つて長手
    方向に駆動力を受ける多孔可撓性テープと、車体
    のルーフサイドに沿つて車両前後方向に敷設され
    るシヨルダーガイドレールと、乗員拘束用シヨル
    ダーウエビングの一部が係止され前記シヨルダー
    ガイドレールに沿つて車両前後方向へ移動し乗員
    へシヨルダーウエビングを自動的に装着させるシ
    ヨルダーガイドと、ドアへ取り付けられて車両前
    後方向に敷設されるラツプガイドレールと、乗員
    拘束用ラツプウエビングの一部が係止され前記ラ
    ツプガイドレールに沿つて車両前後方向へ移動し
    乗員へラツプウエビングを自動的に装着させるラ
    ツプガイドとからなる自動装着シートベルト装置
    において、車体に取りつけられた駆動源によつて
    シヨルダーガイドに駆動力を伝達する多孔可撓性
    テープをルーフサイドに、またラツプガイドに前
    記駆動源からの駆動力を伝達する多孔可撓性テー
    プをフロントピラー下部の開口を通してフロント
    ピラー中央部開口から外に導き出し、前記ドア上
    部の開口から前記ラツプガイドレール内に導入し
    たことを特徴とする自動装着シートベルト装置。
JP1980128214U 1980-09-09 1980-09-09 Expired JPS6112282Y2 (ja)

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US5255939A (en) * 1992-10-19 1993-10-26 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Mechanism for operatively connecting seat belt webbing to a track in a vehicle
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