JPS61115497A - 核酸の製造法 - Google Patents

核酸の製造法

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JPS61115497A
JPS61115497A JP23902384A JP23902384A JPS61115497A JP S61115497 A JPS61115497 A JP S61115497A JP 23902384 A JP23902384 A JP 23902384A JP 23902384 A JP23902384 A JP 23902384A JP S61115497 A JPS61115497 A JP S61115497A
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JP
Japan
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nucleic acid
acinetobacter
culture
producing
medium
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JP23902384A
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Kenzo Koike
謙造 小池
Toru Kobayashi
徹 小林
Kimihiko Okamoto
暉公彦 岡本
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Kao Corp
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Kao Corp
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は核酸の製造法に関し、更に詳しくはアシネトバ
クタ−属に屈するデオキシリボ核酸(DNA )及びリ
ボ核酸(RNA )生産性微生物を培養し、これを採取
する核酸の製造法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕
従床、核酸は微生物、動物、植物の細胞を破壊し、エタ
ノールで沈澱させ、プロテアーゼ若しくは溶剤によって
蛋白質を除去する方法により製造されてきた。
しかしながら、轟該製造法は核酸の損失、細胞破壊残渣
に起因する夾雑物が多いこと、また袖山操作が困難であ
ること等の問題点を有していた。
斯かる従来の核酸製造法における問題点を回避する方法
として発ひ法による核酸の製造法が提案されている(特
公昭55−35106号、特公昭52−28877号)
。この発酵法による核酸の製造法は各単位操作も容易で
あり、核酸の損失も少なく、夾雑物も容易に除去できる
等の利点を有しており、発酵法に利用しうる新規微生物
の探索が望まれてい九。
〔問題点を解決する念めの手段〕
本発明者らは、核酸を生産する微生物を鋭意探索したと
ころ、アシネトバクタ−かに属する新規微生物が斯様な
能力を有することを児い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、アシネトバクタ−属に属する核酸
生産性微生物を培養し、培養物から核酸を採取する核酸
の製造法を提供するものである。
本発明で使用する微生物としては、アシネト・々フタ−
&に屈し核酸生産能を有するもJ゛であればいずれをも
使用でき、例えばアジネトバクター−ニスe −(Ae
inetobacter sp、 )KSM−15(微
工研菌寄第7622号)が挙げられる。
このアシネトバクタ−・ニスf−KSM−15は、本発
明者らが中国産大同炭中より分離したものであって、以
下に示す菌学的性質を有する。
(&)形態 ■ 細胞の形及び大きさ  直径1〜2μの球菌状■ 
細胞の多形成     特に認められない。
■ 運動性       − ■胞子   − ■ ダラム染色性      − ■ 抗酸性        − (b)生育状態 ■ 肉汁寒天平板培養 30℃24時間培養で表面に光沢のあるクリーム色の直
径0.5〜l mmの円形コロニーを作る。
(2)肉汁寒天斜面培養 30°C24時間で培地表面に生育が認められる。
■ 肉汁液体培養 生育する。
■ 肉汁ゼラチン穿刺培養 表面付近に生育するがゼラチンは液化しない、 ■ リドマス・ミルク 変化しない。
(C)生理学的性質 ■ 硝酸塩の還元       − ■ 脱窒反応         − ■ MRテスト        + ■ vpテスト        − ■ インドールの生成     − ■ 硫化水素の生成      − ■ デン粉の加水分解     − ■ クエン酸の利用 Koserの培地       十 Chr 1stsnsenの培地    十■ 無機窒
素源の利用 硝酸塩           十 アンモニウム塩    十 C葡 色素の生成     − 0ウレアーゼ      + (12オキシダーゼ     − (i3)  カタラーゼ       +■ 生育の範
囲 pH4〜9.5(至適5〜8.5) 温度20〜40℃(至適26〜37℃)i5+  酸素
に対する態度 好気性 @o−yテスト 酸化 Qf+  糖類の酸化及びガスの生成 酸化 ガスの生成 (1)L−アラビノース       十     −
(2)D−キシロース         十     
−(3)D−グルコース        +     
−(4)D−マンノース       十     −
(5)D−7ラクトース     −−(6)D−ガラ
クトース     十    −(7)  麦芽糖  
      −−(8)  ショ糖       −− (9)乳糖    十  − αG  トレハロース       −−QIJ   
D−ソルビット      −−α3D−マンニット 
     −− a3  イノジット        −−α滲 グリセ
リン       −− αタ デン粉         −− (d)その他                   
   1■ 溶血性    +(馬鹿液カンテン)■ 
マロン酸の利用 十 ■ セラーの試験培地 凝水付近が黄色、斜面は青色と
なる。
■ 菌体外デオキシリボ核酸の生産  十以上の菌学的
性状から、本KSM −15株はアシネトバクタ−属に
属すると判断される。
また、かかる菌学的性状を有する菌についてマニュアル
・オブ・クリニカル・ミクロバイオロジー第2版(Ma
 nu a l of CLINICALMrCROB
IOLOGY  2nd Edi tion )及びパ
ーシーズj マニ! フル第8版(Be rgy’ s
 Manual ofDeterminative B
acteriology sth Edltlon )
に従って検索すると、近似した微生物としてアシネトバ
クタ−・カルコアセチカス (Ac1netobacter caleoaceNe
us )が認められる。
しかし、アシネトバクタ−・カルコアセチカスとして発
酵研究所(In5titute forFerment
ation 0saka+ IFO)で保存されている
IFO第12552号、IFO第13006号の2菌株
には、核酸の生産能がほとんど認められなカ一つたこと
から、アシネトバクタ−・エスピーKSM−15(微工
研菌寄第7622号)はこれらの菌とは明らかに相違す
る。
そこで、本発明者らはKSM−15株をアシネトバクタ
−属に属する新規微生物と判断し、アシネトバクタ−・
エスピー KSM−15と命名し、前記した如く工業技
術院微生物工業技術研究所に寄託した。
このアシネトバクタ−・エスピー KSM−15は中国
産大同炭から、例えば実施例に記載した如くの方法によ
り分離される。
本発明に係る核酸生産性微生物の培養は、該微生物が良
好に生育し、核酸を順調に生産するために必要な炭素源
、窒素源、無機物、必要な栄養素等を含有する合成培地
又は天然培地中で行なわれる。
すなわち、炭素源としては、グルコース、キシロース、
アラビノース等の炭水化物;n−ドデカン、n−ヘキサ
ン、n−ヘキサデカン等の炭化水素;C1o〜2゜の脂
肪酸、クエン酸、コハク酸等の有機酸:油脂、石炭等が
使用できる。
♀炭源あるいは有機栄養源としては、例えばアンモニア
、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモ
ニウム等の無機窒素源化合物類、グルタミン酸等のアミ
ノ酸類、酵母エキス、肉エキス、コーンステイープリカ
ー等の有機窒素源物質が挙げられる。また無機塩として
はリン酸1カリウム、リン酸2力リウム等各種リン酸塩
、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸第1鉄、炭
酸カルシウム等が使用できる。更K、微量の重金屈叩が
使用されるが、天然物を含む培地では必ずしも添加を必
要としない。栄養要求を必要とする変異株を用いる場合
には、その栄養要求を満たす物質を培地に添加しなけれ
ばならない。
培養は振盪培養あるいけ深部通気撹拌培養等の好気的条
件下において、培地pHを3〜9の範囲好ましくは中性
付近に調整し、温度20〜40℃で実施するのが望まし
いが、この条件以外であっても菌が生育する条件であれ
ば特に制限されない。斯くして培養を行なうと、通常、
培養を開始して0.5〜6日間で培養液中にデオキシリ
ボ核酸及びリボ核酸の蓄積が認められる。
生産されたデオキシリボ核酸及びリボ核酸は、培養終了
後、菌体等の沈澱物を除去した培養液を、公知の核酸精
製法に従って溶媒沈澱、除蛋白操作、塩析法等で処理す
ることにより採取することができる。
〔作用〕
本発明で使用するアシネトバクタ−属に属する微生物は
、後記実施例に示す如く核酸生産能を有する、 〔発明の効果〕 核酸の製造法として近年開発された発酵法は、微生物等
の細胞から抽出分離する従来の製造法に比べ分離単位操
作も容易で核酸損失も少なく、かつ夾雑物も容易に除去
できるという特長を有する。本発明は、アシネトバクタ
−和に属する微生物が核酸生産能を有するという新知見
に基づくもので、上記発酵法の特長を生かした核酸の効
率よい製造を可能ならしめるものである。
また、本発明で得られる核酸は、酸化チタン、ベンゾシ
ンイエロー等の水不溶性物質の分散安定化に優れた〃J
果を有する。
〔実施f11〕 次に実施例及び参考例を挙けて本発明を説明する。
参考例1 (i)  中国産大同炭微粉末70%懸濁液の小ス、Q
−テル1杯分(約0.5f)を1orItlの滅菌水K
M、濁し、充分攪拌した後放置する。かくして得られる
懸濁液の上前の100倍希釈液0、1 ml ’に下記
組成の分離用寒天培地(予め滅菌し、無菌シャーレに分
注し固化させたもの)に塗布し、30℃で2日間培養し
た。
(分離用寒天培地の組成) ペプトン     209 食塩  5f 寒天   152 精肥水      1000m/ (pH6,8) (i)  上記培養により生育してきたコロニーヲ−白
金耳採り、滅菌水で100倍希釈した。次いでこの希釈
液0.1 mlを再び分離用寒天培地と同一!l1IJ
′Rの培地に移し、30℃で3日間培養し、生じた複数
のコロニーが相互間に相異しないことを肉眼的及び顕微
的に確認した。
上記コロニーのうち10個のコロニーを各々分離用寒天
培地と同組成の斜面寒天培地に接種し、30℃で3日間
培養した。10本の斜面培地上の菌株が肉眼的及び顕微
鏡的に同一菌株であることを確認し、さらにこれらlO
菌株の各培地上の性状及び生理学的性質が同一であるこ
とを確認した。上記菌株の各培地上の性状及び生理学的
性質は前述した通りである。
上記試験の結果、各10本の培養菌はすべて自然界より
純粋に分離された単一菌株であることが判る。
(涌)  次いで、上記で純粋培養された斜面培地上の
菌株より一白金耳を滅菌した10%グリセリン水溶液(
2me)の入った凍結保存用バイアルに懸濁し、−80
℃にで凍結保存する。
かくして3ケ月凍結保存後、迅速に解凍し得  1られ
る懸濁液の一白金耳を普通寒天培地に蘇生後前記と同条
件下に各培地上での性状及び生理学的性質を調べた結果
、凍結前とは変化が認められなかった。
実施例1 アシネトバクタ−・エスピーKsM−15eペゾトン2
%、食塩0.5%を含有する液体培地(滅菌前pH7,
0)100mを入れた坂ロフラスコ中で24時間振盪培
養した。次いでこの培養液をペプトン2%、グルコース
0.25%、リン酸2カリウム0.25%、食塩0.5
%を含有する液体培地(ft<菌前、II 7.0 )
100 Wlle入れた坂ロフラスコに1容量%の割合
で加え、30℃で2日間振盪培養した。
1) デオキシリボ核酸の分離°精製 上記培養液を遠心分離して得られた上澄液100 me
に、0.1モル食塩及び1%ドデシル硫酸ナトリウムを
含有する0、 1 M トリス緩衝液(pH9,0)t
−飽和させたフェノールを等量添加し、振う後遠心して
上層部を採取した、次いでこれに等量の95%エタノー
ルヲ添加し、沈澱物として粗デオキシリボ核酸50F7
を得た。
得られた粗デオキシリボ核酸は、プロテアーゼ及びリボ
ヌクレアーゼ処理を行なったのち、再びフェノール抽出
、エタノール沈澱を行なって精製デオキシリど核酸20
ηを得た。
斯くして得られる物質がデオキシリボ核酸であることは
、■リンt−7〜lO%含有する、■260+zmに吸
光極大を有する、■ジフェニルアミンに反応する、■エ
タノールで繊維状の沈澱が表われる、080〜90℃で
濃色化(Tm=86〜87℃)を示す、■デオキシリボ
核酸酵素(デオキシリボヌクレアーゼ)で分解されるこ
とにより確認し友。また、グル口過法により測定した分
子量は4X10@〜5X10’であった。
6i)  リボ核酸の分離・精製 (11において、粗デオキシIJ g核酸の沈澱物音回
収した上澄液に、更に95%エタノールをその2倍量加
え、沈澱物として粗すボ核配20ηを得た。
粗リボ核酸は、プロテアーゼ、デオキシリボヌクレアー
ゼ処理を行ない、(1)におけると同様にしてフェノー
ル抽出、エタノール沈澱操作を行ないM製すボ核酸10
’!19を得た。
斯くして得られた物質がリボ核酸であることは、■リン
を7〜lO%含有する、■260nmK吸光極大を有す
る、■オルシノールに反応する、■リボ核酸分解酵素(
リボヌクレアーゼ)で分解されることにより確認した。
また、グル口過法により測定した分子量は1.5X10
’以下であった。
実流9112 アシネトバクタ−・エスピー KSM −15株を実施
例1と同様に前培養したのち、培養液を石炭(大同炭、
中国産)25%、酵母エキス0.1%を含有する培地1
00 ml (pH6,5)に1容量%の割合で加え、
実施例1と同様に3日間培養した。この培養上澄液11
y!/には、デオキシリボ核酸150p?、リボ核酸5
0μtが含まれていた。
実施例3 アシネトバクタ−・エスピー KSM −15株を実施
例1と同様に前培養したのち、培養itヘキサデカン4
%、ペプトン2%、リンm O,25%、塩化ナトリウ
ム0.5%を含有する培地(pH7,0)に1容量5%
の割合で加え、実施例1と同様に3日間培養した。この
培養上澄液1ゼにはデオキシリボ核酸100 pf、リ
ボ核# 50 pfが含まれていた。
ら上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アシネトバクター属に属する核酸生産性微生物を培
    養し、培養物から核酸を採取することを特徴とする核酸
    の製造法。 2、核酸生産性微生物がアシネトバクター・エスピー(
    Acinetobacter sp.)KSM−15(
    微工研菌寄第7622号)である特許請求の範囲第1項
    記載の核酸の製造法。
JP23902384A 1984-11-13 1984-11-13 核酸の製造法 Pending JPS61115497A (ja)

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