JPS6131082A - 新規微生物 - Google Patents
新規微生物Info
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- JPS6131082A JPS6131082A JP15320784A JP15320784A JPS6131082A JP S6131082 A JPS6131082 A JP S6131082A JP 15320784 A JP15320784 A JP 15320784A JP 15320784 A JP15320784 A JP 15320784A JP S6131082 A JPS6131082 A JP S6131082A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torulopsis
- polyols
- polyol
- galactose
- strain
- Prior art date
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規微生物及びそれを用いた発酵によるポリ
オール類の製造方法に関する。更に詳細には、トルロプ
シス(Torulopsjs)属に属する新規微生物及
びそれを用いて発酵性糖類をポリオール類に変換するこ
とよりなる発酵によるポリオール類の製造方法に関する
。
オール類の製造方法に関する。更に詳細には、トルロプ
シス(Torulopsjs)属に属する新規微生物及
びそれを用いて発酵性糖類をポリオール類に変換するこ
とよりなる発酵によるポリオール類の製造方法に関する
。
発酵によるポリオール類の製造方法、就中トルロプシス
属に属する微生物を使用してグリセロール又はマンニト
ールを製造する方法は公知である。
属に属する微生物を使用してグリセロール又はマンニト
ールを製造する方法は公知である。
例えば特公昭47−8589号公報にはトルロプシス・
マンニドファシェンス(T、 mannitofaci
ens)を使用する方法が述べられており、また同47
−20393号公報にはトルロプシス・アノマーラ(T
、 anos+ala)を使用する方法が述べられてい
る。
マンニドファシェンス(T、 mannitofaci
ens)を使用する方法が述べられており、また同47
−20393号公報にはトルロプシス・アノマーラ(T
、 anos+ala)を使用する方法が述べられてい
る。
更に、G、 H,Hajny他; Applied M
iclobiology。
iclobiology。
8:5(1960)にはトルロプシス・マグツルア(7
,7)を使用する方法が述べられている。しかしながら
、これら公知の方法で用いられる微生物は、生育上低い
基質濃度が必要であったり、あるいはポリオール類への
変換率が必ずしも十分でないことから、未だ工業的に利
用されていない。
,7)を使用する方法が述べられている。しかしながら
、これら公知の方法で用いられる微生物は、生育上低い
基質濃度が必要であったり、あるいはポリオール類への
変換率が必ずしも十分でないことから、未だ工業的に利
用されていない。
本発明者らは、かねてより生体触媒としての微生物の有
用性に注目し、種々の微生物についてそのポリオールへ
の変換能の検索を行なってきたが、偶々、ある種の発酵
食品から分離された微生物が著しく高いポリオール類へ
の変換能を有することを見出し、本発明に到達したもの
である。
用性に注目し、種々の微生物についてそのポリオールへ
の変換能の検索を行なってきたが、偶々、ある種の発酵
食品から分離された微生物が著しく高いポリオール類へ
の変換能を有することを見出し、本発明に到達したもの
である。
本発明は、トルロプシス属に属し、栄養細胞が2〜6×
2〜6μの球形で、多極出芽により増殖し、子のう胞子
、菌糸、偽菌糸が見られず、ガラクトース発酵性ならび
にガラクトース、D−アラビノース、L−アラビノース
費化性があり、YM寒天培地上に2週間培養するとうす
い橙黄色のコロニーとなり、液体培地では皮膜を形成し
、かつ発酵性糖類をグリセロール、マンニトールなどの
ポリオール類に変換する能力を有する新規微生物ならび
に該微生物をグルコースなどの発酵性II類を主炭素源
として含む培地に接種し、好気的に培養して培養液中に
ポリオール類を生成蓄積せしめ、次いで蓄積されたポリ
オール類を採取することを特徴とするポリオール類の製
造方法に関する。
2〜6μの球形で、多極出芽により増殖し、子のう胞子
、菌糸、偽菌糸が見られず、ガラクトース発酵性ならび
にガラクトース、D−アラビノース、L−アラビノース
費化性があり、YM寒天培地上に2週間培養するとうす
い橙黄色のコロニーとなり、液体培地では皮膜を形成し
、かつ発酵性糖類をグリセロール、マンニトールなどの
ポリオール類に変換する能力を有する新規微生物ならび
に該微生物をグルコースなどの発酵性II類を主炭素源
として含む培地に接種し、好気的に培養して培養液中に
ポリオール類を生成蓄積せしめ、次いで蓄積されたポリ
オール類を採取することを特徴とするポリオール類の製
造方法に関する。
本発明に係るトルロプシス属に属する新規微生物として
は、本発明者らが分離したトルロプシスsp.SN−1
8菌株があり、本菌は次のような菌学的性状を存する。
は、本発明者らが分離したトルロプシスsp.SN−1
8菌株があり、本菌は次のような菌学的性状を存する。
■、培地上の生育状況
1)顕微鏡的所見
栄養細胞の大きさく$1) 2〜6×2〜6μ栄養
細胞の形 状(*1) 円形 栄養細胞の増殖法(*1) 多極出芽菌 糸 体
(*2) 形成せず(註)*lYM寒天培地に27
℃、 5日間培養 *2 ポテトグルコース寒天 によるスライド培養 2)寒天斜面(*3) 生 育 良好光 沢
白色(光沢無し)色 素
2週間以上培養すると橙黄色の コロニー (註)*3YM寒天培地 3)液体培養(*4) 表面生育 皮膜形成濁 度
透明法 査
大(註)*4YM液体培地 2、子のう胞子の形成 ポテトグルコース寒天培地 形成せずコーンミール寒
天培地 形成せずYM寒天培地
形成せずニンジンエキス寒天培地 形成せず■8寒
天培地 形成せず3、生理的性質 酸素要求性 好気的 生育温度 20〜39℃最適生育温
度 33℃ 生育pH2,5〜io、。
細胞の形 状(*1) 円形 栄養細胞の増殖法(*1) 多極出芽菌 糸 体
(*2) 形成せず(註)*lYM寒天培地に27
℃、 5日間培養 *2 ポテトグルコース寒天 によるスライド培養 2)寒天斜面(*3) 生 育 良好光 沢
白色(光沢無し)色 素
2週間以上培養すると橙黄色の コロニー (註)*3YM寒天培地 3)液体培養(*4) 表面生育 皮膜形成濁 度
透明法 査
大(註)*4YM液体培地 2、子のう胞子の形成 ポテトグルコース寒天培地 形成せずコーンミール寒
天培地 形成せずYM寒天培地
形成せずニンジンエキス寒天培地 形成せず■8寒
天培地 形成せず3、生理的性質 酸素要求性 好気的 生育温度 20〜39℃最適生育温
度 33℃ 生育pH2,5〜io、。
最適生育p)I 7. O〜9.0
KNOz (*5) 有り(NH4
)zso4 (* 5) 有り脂肪の分解(*6
) 無し 尿素の分解 無し ゼラチンの液化 有り スクロースの 生育可能最高濃度(*7) 約70% 生育最適温度(*7) 約30% 塩化ナトリウムの 生育可能最高濃度($8) 0.5%生生育最適度(
$8) 0.1%カロチノイドの生成
無し 有機酸の生成 有り デンプン様物質の生成 無し ビタミンの要求性(*5) 無し く註) * 5 Wickerhamの合成培地を用
いたJ、 Lodderら の方法により判定 *6 牛脂を使用 *7 液体培地 液体 4.11の発酵性(*5) グルコース + ラクトース − ガラクトース + メリビオース − スクロース + ラフィノース + マルトース − 5.11の資化性(*5) グルコース + D−キシロース − ガラクトース + エリスリトール − 〇−アラビノース + L−7ラビノース + D−ソルボース − L−ソルボース + D−リボース − スクロース + L−ラムノース − マルトース 士 エタノール − セロビオース − グリセロール − トレハロース − アドニトール − ラクトース − ズルシトール − メリビオース + D−マンニトール − ラフィノース + D−ソルビトール − メレジトース − α−メチル−D−グルコシド − イヌリン + サリシン − イノシトール − 可溶性デンプン − DL−乳酸 − コハク酸 − クエン酸 − 上記の如き菌学的性質を有する本菌株の分類学上の位置
をTI(E YEMSTS (J、 Lodder e
t al ;1970年版) 、 YEASTS (
J、^、 Barnett et ali1083年版
)及びAG旧[1[! TOIIIEIITIF’/I
NG八ND CjASSIFYIへG YEASTS
(J、 A、 Barnett et al;19
79年版)を参照して検討した結果、本菌株はトルロプ
シス属に属するが、菌種について厳密に既知株と同定す
べき記載が見られないので新菌種であると判定し、これ
をトルロプシスsp。
KNOz (*5) 有り(NH4
)zso4 (* 5) 有り脂肪の分解(*6
) 無し 尿素の分解 無し ゼラチンの液化 有り スクロースの 生育可能最高濃度(*7) 約70% 生育最適温度(*7) 約30% 塩化ナトリウムの 生育可能最高濃度($8) 0.5%生生育最適度(
$8) 0.1%カロチノイドの生成
無し 有機酸の生成 有り デンプン様物質の生成 無し ビタミンの要求性(*5) 無し く註) * 5 Wickerhamの合成培地を用
いたJ、 Lodderら の方法により判定 *6 牛脂を使用 *7 液体培地 液体 4.11の発酵性(*5) グルコース + ラクトース − ガラクトース + メリビオース − スクロース + ラフィノース + マルトース − 5.11の資化性(*5) グルコース + D−キシロース − ガラクトース + エリスリトール − 〇−アラビノース + L−7ラビノース + D−ソルボース − L−ソルボース + D−リボース − スクロース + L−ラムノース − マルトース 士 エタノール − セロビオース − グリセロール − トレハロース − アドニトール − ラクトース − ズルシトール − メリビオース + D−マンニトール − ラフィノース + D−ソルビトール − メレジトース − α−メチル−D−グルコシド − イヌリン + サリシン − イノシトール − 可溶性デンプン − DL−乳酸 − コハク酸 − クエン酸 − 上記の如き菌学的性質を有する本菌株の分類学上の位置
をTI(E YEMSTS (J、 Lodder e
t al ;1970年版) 、 YEASTS (
J、^、 Barnett et ali1083年版
)及びAG旧[1[! TOIIIEIITIF’/I
NG八ND CjASSIFYIへG YEASTS
(J、 A、 Barnett et al;19
79年版)を参照して検討した結果、本菌株はトルロプ
シス属に属するが、菌種について厳密に既知株と同定す
べき記載が見られないので新菌種であると判定し、これ
をトルロプシスsp。
SN−18菌株と命名した。
即ち、本発明の微生物はある種の発酵食品から常法に従
って純粋分離されたもので、トルロプシス属に属し、栄
養細胞が2〜6×2〜6μ球形で、多極出芽により増殖
し、子のう胞子、菌糸、偽菌糸が見られず、ガラクトー
ス発酵性並びにガラクトース、D−アラビノース、L−
アラビノース資化性があり、YM寒天培地上に2週間培
養するとうすい橙黄色のコロニーとなり、液体培地では
皮膜を形成し、かつ発酵性m類をグリセロール、マンニ
トールなどのポリオール類に変換する能力を有する点で
他の微生物と区別されるものである。
って純粋分離されたもので、トルロプシス属に属し、栄
養細胞が2〜6×2〜6μ球形で、多極出芽により増殖
し、子のう胞子、菌糸、偽菌糸が見られず、ガラクトー
ス発酵性並びにガラクトース、D−アラビノース、L−
アラビノース資化性があり、YM寒天培地上に2週間培
養するとうすい橙黄色のコロニーとなり、液体培地では
皮膜を形成し、かつ発酵性m類をグリセロール、マンニ
トールなどのポリオール類に変換する能力を有する点で
他の微生物と区別されるものである。
本菌株は、工業技術院微生物工業技術研究所に[微生物
受託番号 徽工研菌寄 第7593号」として寄託され
ている。
受託番号 徽工研菌寄 第7593号」として寄託され
ている。
さらに、本発明は上記新規微生物をグルコース。
フルクトースなどの発酵性糖類を主炭素源として含み、
更に(炭素源)、窒素源、無機塩類などを含有してなる
発酵培地に接種し、好気的に培養して培養液中にグリセ
ロール、マンニトールなどのポリオール類を生成蓄積さ
せ、次いで蓄積されたポリオールを培養液から採取する
ことよりなる発酵によるポリオール類の製造法に関する
。
更に(炭素源)、窒素源、無機塩類などを含有してなる
発酵培地に接種し、好気的に培養して培養液中にグリセ
ロール、マンニトールなどのポリオール類を生成蓄積さ
せ、次いで蓄積されたポリオールを培養液から採取する
ことよりなる発酵によるポリオール類の製造法に関する
。
炭素源としては上記のグルコース、フルクトース、マン
ノースなどが用いられる。これらの炭素源は培地中に1
0〜40%(W/W) 、特に好ましくは20〜30%
(W/W)となるように添加使用することが出来る。窒
素源としては酵母により利用可能な窒素化合物、例えば
脱脂大豆粉、酵母エキス5ペプトン、コーンスチープリ
カー、カゼイン分解物などが使用されるが、酵母エキス
。
ノースなどが用いられる。これらの炭素源は培地中に1
0〜40%(W/W) 、特に好ましくは20〜30%
(W/W)となるように添加使用することが出来る。窒
素源としては酵母により利用可能な窒素化合物、例えば
脱脂大豆粉、酵母エキス5ペプトン、コーンスチープリ
カー、カゼイン分解物などが使用されるが、酵母エキス
。
コーンスチープリカーなどが特に好ましい。
無機塩類としては例えばリン酸、マグネシウム。
カルシウム、カリウム、鉄などの塩類が使用される。ま
た、必要に応じて酵母の生育に必要な各種の有機物、無
機物などを培地に添加することができる。
た、必要に応じて酵母の生育に必要な各種の有機物、無
機物などを培地に添加することができる。
本発明の方法における培養は、通常液体培地を用いて好
気的条件下に行なわれるが、工業的には通気攬はん培養
を行なうのが有利である。培養温度は微生物が生育しう
る範囲内、即ち26〜36℃で行なわれるが、特に好ま
しくは30〜35℃の範囲である。培地のpHは6.0
〜9.3、特に8.5〜9.0の範囲が好ましく、また
、培養期間は培養条件などによって一概には言えないが
、通常2〜15日間程度であって、培地の栄養源が最大
限に利用され、かつ培養液中のポリオール生成量が最高
に達した時点で培養を終了すればよい。
気的条件下に行なわれるが、工業的には通気攬はん培養
を行なうのが有利である。培養温度は微生物が生育しう
る範囲内、即ち26〜36℃で行なわれるが、特に好ま
しくは30〜35℃の範囲である。培地のpHは6.0
〜9.3、特に8.5〜9.0の範囲が好ましく、また
、培養期間は培養条件などによって一概には言えないが
、通常2〜15日間程度であって、培地の栄養源が最大
限に利用され、かつ培養液中のポリオール生成量が最高
に達した時点で培養を終了すればよい。
尚、培養液中のポリオール量はガスクロマトグラフィー
、高速液体クロマトグラフィーなどの周知の方法を用い
て速やかに測定することが出来る。
、高速液体クロマトグラフィーなどの周知の方法を用い
て速やかに測定することが出来る。
かくして、培養液中に蓄積されたポリオール類は次いで
常法に従って培養液から分離される。即ち、かかる場合
に当該分野において通常使用されている周知の手段、例
えばろ過、遠心分離、イオン交換又は吸着クロマトグラ
フィー、溶媒抽出。
常法に従って培養液から分離される。即ち、かかる場合
に当該分野において通常使用されている周知の手段、例
えばろ過、遠心分離、イオン交換又は吸着クロマトグラ
フィー、溶媒抽出。
蒸留、結晶化などの操作が必要に応して適宜組み合わせ
て用いられる。−例を挙げれば、培養液からろ過5遠心
分離などによって菌体を除去し、次いでこの液を活性炭
で処理して着色物質などを除き、更にイオン交換樹脂に
より脱イオンした後、液を濃縮してシロップとする。次
に、このシロップからマンニトールを結晶化して分離し
、更にマンニトールを分離した後の母液は、これを更に
減圧(真空)蒸留により精製してグリセロールを得る。
て用いられる。−例を挙げれば、培養液からろ過5遠心
分離などによって菌体を除去し、次いでこの液を活性炭
で処理して着色物質などを除き、更にイオン交換樹脂に
より脱イオンした後、液を濃縮してシロップとする。次
に、このシロップからマンニトールを結晶化して分離し
、更にマンニトールを分離した後の母液は、これを更に
減圧(真空)蒸留により精製してグリセロールを得る。
次に実施例を示し、本発明の態様を更に具体的に説明す
る。
る。
実施例1
グルコース20%(W/W)、酵母エキス(Difco
製)0.5%を含む培地80 m 7!を綿栓した5
00mj+の三角フラスコに入れ、120℃。
製)0.5%を含む培地80 m 7!を綿栓した5
00mj+の三角フラスコに入れ、120℃。
15分間滅菌した。放冷後、2N−NaOHで培地のp
Hを無菌的に9.0に調整した。このフラスコにトルロ
プシスsp.SN−18菌株「徽工研菌寄 第7593
号」を接種し、30℃、i80rpmで8日間振とう培
養を行なった。その結果、培養液中にグルコースは認め
られず、グリセロール6.9g(対糖収率43.1%)
及びD−マンニトール3.4g(対糖収率21.2%)
が生成した。遠心分離によって培養液より菌体を除去し
、活性炭処理を行なった後、イオン交換樹脂充填カラム
(IRA−410:IR−120B=2:l)を通した
。
Hを無菌的に9.0に調整した。このフラスコにトルロ
プシスsp.SN−18菌株「徽工研菌寄 第7593
号」を接種し、30℃、i80rpmで8日間振とう培
養を行なった。その結果、培養液中にグルコースは認め
られず、グリセロール6.9g(対糖収率43.1%)
及びD−マンニトール3.4g(対糖収率21.2%)
が生成した。遠心分離によって培養液より菌体を除去し
、活性炭処理を行なった後、イオン交換樹脂充填カラム
(IRA−410:IR−120B=2:l)を通した
。
この処理液を減圧下に濃縮し、シロップ状とした。これ
に熱エタノールを加えて抽出し、抽出液を適度に濃縮し
たのち5℃に保存して結晶化を行なった。得られた結晶
を同様にエタノールより再結晶し、白色の甘味を有する
結晶2.1gを得た。
に熱エタノールを加えて抽出し、抽出液を適度に濃縮し
たのち5℃に保存して結晶化を行なった。得られた結晶
を同様にエタノールより再結晶し、白色の甘味を有する
結晶2.1gを得た。
この結晶は融点165〜166°Cを示した。また飽和
ホウ妙法による旋光度、TMS誘導体を用いたガスクロ
マトグラフィー、高速液体クロマトグラフィーによる同
定から標品のD−マンニトールに一致することが確認さ
れた。
ホウ妙法による旋光度、TMS誘導体を用いたガスクロ
マトグラフィー、高速液体クロマトグラフィーによる同
定から標品のD−マンニトールに一致することが確認さ
れた。
また、エタノール抽出残査に含まれるグリセロールは上
記クロマトグラフィーの保持時間から同定された。
記クロマトグラフィーの保持時間から同定された。
実施例2
グルコース20%(W/W)、酵母エキス1.0%、K
HIPO40,02%からなる培地50mA!を300
m71の三角フラスコに入れ120℃、15分間滅菌し
た。放冷後、培地のpHを無菌的に9.0に調整した。
HIPO40,02%からなる培地50mA!を300
m71の三角フラスコに入れ120℃、15分間滅菌し
た。放冷後、培地のpHを無菌的に9.0に調整した。
これにトルロプシスsp.SN−18菌株「徽工研菌寄
第7593号」を採種し、30’C,22Orpmで
11日間扱とう培養を行なった。
第7593号」を採種し、30’C,22Orpmで
11日間扱とう培養を行なった。
その結果、培養液中にグリセロール0.6g、D−マン
ニトール4.8gが生成した。
ニトール4.8gが生成した。
実施例3
グルコース20%(W/W)、酵母エキス0.5%、酒
石酸カリウム0.1%からなる培地50 m A!を5
00mAの三角フラスコに入れ滅菌した。放冷後、培地
のpHを無菌的に9.0に調整した。この培地にトルロ
プシスsp.SN−18菌株[微工研菌寄 第7593
号」を接種し、30°C,220rpmで14日間像と
う培養を行なった。
石酸カリウム0.1%からなる培地50 m A!を5
00mAの三角フラスコに入れ滅菌した。放冷後、培地
のpHを無菌的に9.0に調整した。この培地にトルロ
プシスsp.SN−18菌株[微工研菌寄 第7593
号」を接種し、30°C,220rpmで14日間像と
う培養を行なった。
その結果、この培養液中にグリセロール4.5g及びD
−マンニトール2.2gが生成した。
−マンニトール2.2gが生成した。
特許出願人 農林水産省食品総合研究所長手続補正書(
自発) 昭和59年8月23日
自発) 昭和59年8月23日
Claims (4)
- (1)トルロプシス属に属し、栄養細胞が2〜6×2〜
6μの球形で、多極出芽により増殖し、子のう胞子、菌
糸、偽菌糸が見られず、ガラクトース発酵性ならびにガ
ラクトース、D−アラビノース、L−アラビノース資化
性があり、YM寒天培地上に2週間培養するとうすい橙
黄色のコロニーとなり、液体培地では皮膜を形成し、か
つ発酵性糖類をグリセロール、マンニトールなどのポリ
オール類に変換する能力を有する新規微生物。 - (2)トルロプシス属に属する微生物がトルロプシスs
p.SN−18菌株(微工研菌寄第7593号)である
特許請求の範囲第1項記載の微生物。 - (3)発酵性糖類を主炭素源として含む培地に、トルロ
プシス属に属し、栄養細胞が2〜6×2〜6μの球形で
、多極出芽により増殖し、子のう胞子、菌糸、偽菌糸が
見られず、ガラクトース発酵性ならびにガラクトース、
D−アラビノース、L−アラビノース資化性があり、Y
M寒天培地上に2週間培養するとうすい橙黄色のコロニ
ーとなり、液体培地では皮膜を形成し、かつ発酵性糖類
をグリセロール、マンニトールなどのポリオール類に変
換する能力を有する微生物を接種し、好気的に培養して
培養液中にポリオール類を生成蓄積せしめ、これを採取
することを特徴とする発酵によるポリオール類の製造方
法。 - (4)トルロプシス属に属する微生物がトルロプシスs
p.SN−18菌株(微工研菌寄第7593号)である
特許請求の範囲第3項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15320784A JPS6131082A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 新規微生物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15320784A JPS6131082A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 新規微生物 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23781786A Division JPS6296089A (ja) | 1986-10-08 | 1986-10-08 | 新規微生物を用いた発酵によるポリオ−ル類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6131082A true JPS6131082A (ja) | 1986-02-13 |
JPS6221509B2 JPS6221509B2 (ja) | 1987-05-13 |
Family
ID=15557384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15320784A Granted JPS6131082A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 新規微生物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6131082A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4923812A (en) * | 1988-02-03 | 1990-05-08 | Ngk Insulators, Ltd. | Process for producing erythritol |
US4939091A (en) * | 1986-09-09 | 1990-07-03 | Director Of National Food Research Institute, Ministry Of Agriculture, Forestry And Fisheries | Novel auerobasidium sp. microorganisms, method for obtaining the same and method for preparing erythritol with the same |
US5237942A (en) * | 1991-03-01 | 1993-08-24 | Juki Corporation | Overlock sewing machine having upper and lower looper thread takeup lever drive mechanisms |
-
1984
- 1984-07-25 JP JP15320784A patent/JPS6131082A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6221509B2 (ja) | 1987-05-13 |
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