JPS61115317A - 磁気光学記録再生用薄膜材料の製造方法 - Google Patents
磁気光学記録再生用薄膜材料の製造方法Info
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- JPS61115317A JPS61115317A JP23598384A JP23598384A JPS61115317A JP S61115317 A JPS61115317 A JP S61115317A JP 23598384 A JP23598384 A JP 23598384A JP 23598384 A JP23598384 A JP 23598384A JP S61115317 A JPS61115317 A JP S61115317A
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- sputtering
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
本発明は、レーザー光により情報の記録、再生、消去を
行うPt−Mn−Sb系化合物からなる磁気光学記録再
生用薄膜材料の製造方法に関する。
行うPt−Mn−Sb系化合物からなる磁気光学記録再
生用薄膜材料の製造方法に関する。
[従来の技術1
近年、高密度高アクセス速度等種々の要求を満足しうる
メモリとして、光メモリが開発されている。これらの先
メモリを分類すれば、記録ディスク上にビット列を形成
しピッ)Sbにおける光ビームの回折現象を利用して再
生信号を得る方法及び記録媒体の反射率変化を利用して
再生信号を得る方法がある。
メモリとして、光メモリが開発されている。これらの先
メモリを分類すれば、記録ディスク上にビット列を形成
しピッ)Sbにおける光ビームの回折現象を利用して再
生信号を得る方法及び記録媒体の反射率変化を利用して
再生信号を得る方法がある。
これらは、再生専用及び追記書込可能型の光デイスク装
置として実用に供されている。しかし、磁気ディスクの
ように不要情報を消去し再書込可能な光ディスクは未だ
研究開発段階にあり、その実用化が急がれている。
置として実用に供されている。しかし、磁気ディスクの
ように不要情報を消去し再書込可能な光ディスクは未だ
研究開発段階にあり、その実用化が急がれている。
光磁気ディスクに用いられる記録再生用薄膜材料として
は、従来Gd、 Dy、 Tb等の希土類元素とFe%
Co、Ni等の遷移金属からなる非晶質合金薄膜及びM
nCuB1.MnAlGe等のMn1A化合物薄膜が知
られている。
は、従来Gd、 Dy、 Tb等の希土類元素とFe%
Co、Ni等の遷移金属からなる非晶質合金薄膜及びM
nCuB1.MnAlGe等のMn1A化合物薄膜が知
られている。
希土類−遷移金属非晶質合金薄膜は、カー回転角が小さ
く、そのため再生時の信号強度が小さいという欠点を有
している。この欠点を改良するために、多層薄膜構造と
し尤の反射、干渉を利用し見掛けのカー回転角を増大さ
せる試みも行われている。しかし、カー回転角が大きく
なると光反射率が低下してしまうために、信号強度を増
大させる根本的な改良とはなっていない。
く、そのため再生時の信号強度が小さいという欠点を有
している。この欠点を改良するために、多層薄膜構造と
し尤の反射、干渉を利用し見掛けのカー回転角を増大さ
せる試みも行われている。しかし、カー回転角が大きく
なると光反射率が低下してしまうために、信号強度を増
大させる根本的な改良とはなっていない。
また、M n系化合物薄膜についでは、その磁性がMn
原子同志の原子間距離に鋭敏であり、そのため結晶構造
がくずれた場合全く磁性を示さないという特徴を有して
いる。このため通常は熱処理を施し規則的な結晶構造を
付与し、実用に供さなければならない。その−例として
、MnCuB1の場合にはその製造方法がM n5Cu
s B iを交互に積層蒸着した後、熱処理を行い高温
下で反応を生じさせて、MnCuB1化合物の薄膜を得
るというように、製造法が複雑であり、且つ高温環境下
にさらされるために基板材料としてガラス、金属等の耐
熱性材料しか用いることができない等の欠点を有してい
た。
原子同志の原子間距離に鋭敏であり、そのため結晶構造
がくずれた場合全く磁性を示さないという特徴を有して
いる。このため通常は熱処理を施し規則的な結晶構造を
付与し、実用に供さなければならない。その−例として
、MnCuB1の場合にはその製造方法がM n5Cu
s B iを交互に積層蒸着した後、熱処理を行い高温
下で反応を生じさせて、MnCuB1化合物の薄膜を得
るというように、製造法が複雑であり、且つ高温環境下
にさらされるために基板材料としてガラス、金属等の耐
熱性材料しか用いることができない等の欠点を有してい
た。
[発明が解決しようとする問題点]
上記の実状に鑑み、本発明者は先に、スパッタリング法
を用いることにより、P t−Mn−SbM化合物の薄
膜化に成功した結果、磁気光学効果を利用して信号を読
み出す磁気光学記録用ディスクの材料として、Pt、M
n及vSbから成る3元素化合物の薄膜であって磁気カ
ー回転角が大きく再生信号強度の大きな磁気光学記録再
生用薄膜材料並びにE記材料の容易なyt′J7L方法
につき発明し、これに関しては既に出願されている(特
願昭59−67560号)。しかし、このようにスパッ
タリング法で形成されるP L−Mn−SbiA化合物
の薄膜は磁気カー効果については尚改良すべき点があり
、本発明者は更に、製造方法の改良によ’)[”t−M
n−Sb系薄膜の磁気カー効果を向上させるべく研究し
た。
を用いることにより、P t−Mn−SbM化合物の薄
膜化に成功した結果、磁気光学効果を利用して信号を読
み出す磁気光学記録用ディスクの材料として、Pt、M
n及vSbから成る3元素化合物の薄膜であって磁気カ
ー回転角が大きく再生信号強度の大きな磁気光学記録再
生用薄膜材料並びにE記材料の容易なyt′J7L方法
につき発明し、これに関しては既に出願されている(特
願昭59−67560号)。しかし、このようにスパッ
タリング法で形成されるP L−Mn−SbiA化合物
の薄膜は磁気カー効果については尚改良すべき点があり
、本発明者は更に、製造方法の改良によ’)[”t−M
n−Sb系薄膜の磁気カー効果を向上させるべく研究し
た。
[問題点を解決するための手段]
研究の結果、Pt−Mn−Sb系薄膜を高周波スパッタ
リングする際に、基板に負の直流バイアス電圧を印加す
ることにより、Pt−MローSb系薄膜の磁気カー回転
角が向上することを見出すに至った。
リングする際に、基板に負の直流バイアス電圧を印加す
ることにより、Pt−MローSb系薄膜の磁気カー回転
角が向上することを見出すに至った。
即ち、本発明は、基板上にMn、 Pt及びSbを同時
にスパッタリングすることによ?)、該基板上にPt−
Mn−Sb系薄膜を形成する方法において、前記基板に
負の直流バイアス電圧を印加しながら高周波スパッタリ
ングを行うことを特徴とする磁気光学記録再生用P l
Mn−Sb系薄膜材料の製造方法に関する。
にスパッタリングすることによ?)、該基板上にPt−
Mn−Sb系薄膜を形成する方法において、前記基板に
負の直流バイアス電圧を印加しながら高周波スパッタリ
ングを行うことを特徴とする磁気光学記録再生用P l
Mn−Sb系薄膜材料の製造方法に関する。
本発明におけるPt−Mn−Sb系化合物とは、これら
3元素を主成分としてなるものであり、この化合物の結
晶構造及びその特性を損なわない限りにおいて更に他の
元素を含みうるちのであり、例えばptの一部を置き換
えてCrs Fes Cos N’sCu%Ru、Rh
、Pb、Ag、Ir、Au等の遷移元素を含むものであ
っても良いし、またSbの一部を置き換えてAf、 G
a、 In、 ”I’l、 Si、 Ge。
3元素を主成分としてなるものであり、この化合物の結
晶構造及びその特性を損なわない限りにおいて更に他の
元素を含みうるちのであり、例えばptの一部を置き換
えてCrs Fes Cos N’sCu%Ru、Rh
、Pb、Ag、Ir、Au等の遷移元素を含むものであ
っても良いし、またSbの一部を置き換えてAf、 G
a、 In、 ”I’l、 Si、 Ge。
Sn、Pb、P、As、Bi、S、Se、Te等を含む
ものであっても良い。
ものであっても良い。
スパッタリングに際しては、Pt、Mn、Sbの各独立
のターゲットを用意してこれらの3元素がプラズマ中で
混合されるようにしても良いが、プラズマ中で十分な混
合状態が保持され8米るだけ均一な3元素化合物の薄膜
が基板上に形成されるようにするためには3成分の複合
ターゲットを用いるのが望ましい。vi会ターゲットと
しては例えばMnのターデッド上にSbのチップとpt
のチップを適当な配置で複数載せたもの、あるいはPt
とMnの合金のターゲット−ヒにSbのチップを載せた
もの等を用いることができる。これらの場合、ターデッ
ドの大きさ及びチップの大きさと数によって成うナの組
成を調整することができる。
のターゲットを用意してこれらの3元素がプラズマ中で
混合されるようにしても良いが、プラズマ中で十分な混
合状態が保持され8米るだけ均一な3元素化合物の薄膜
が基板上に形成されるようにするためには3成分の複合
ターゲットを用いるのが望ましい。vi会ターゲットと
しては例えばMnのターデッド上にSbのチップとpt
のチップを適当な配置で複数載せたもの、あるいはPt
とMnの合金のターゲット−ヒにSbのチップを載せた
もの等を用いることができる。これらの場合、ターデッ
ドの大きさ及びチップの大きさと数によって成うナの組
成を調整することができる。
薄膜を形成する基板は、金属、プラスチックス、プラス
、セラミックス等を用いることができる。
、セラミックス等を用いることができる。
スパッタリングの’JE UJJ 5Cは、通常アルゴ
ンブスを用いるが、スパッタリング中におけるMn5S
bターゲツト及び作成された膜の酸化を防止するために
、還元性ブスである水素を適当量添加してもかまわない
、アルゴンガス圧力はスパッタリングが生じるグロー放
電領域である 10−3〜10−’T orrが用いら
れる。
ンブスを用いるが、スパッタリング中におけるMn5S
bターゲツト及び作成された膜の酸化を防止するために
、還元性ブスである水素を適当量添加してもかまわない
、アルゴンガス圧力はスパッタリングが生じるグロー放
電領域である 10−3〜10−’T orrが用いら
れる。
本発明において使用されるスパッタリング方法は、基板
に負の直流バイアス電圧を印加しながらの高周波スパッ
タリングである。高周波スパッタリングは、通常数10
〜数KW、13.56MHz。
に負の直流バイアス電圧を印加しながらの高周波スパッ
タリングである。高周波スパッタリングは、通常数10
〜数KW、13.56MHz。
程度の高周波電圧をターゲットと基板との間に印加し、
ターゲットの金属を飛散させて基板上に付着させるもの
で、通常の高周波スパッタ法を用いる。基板には、負の
直流バイアス電圧を印加し、従って、基板とターゲット
との間には、負の直流電圧と高周波電圧とが重畳して印
加されることになる。
ターゲットの金属を飛散させて基板上に付着させるもの
で、通常の高周波スパッタ法を用いる。基板には、負の
直流バイアス電圧を印加し、従って、基板とターゲット
との間には、負の直流電圧と高周波電圧とが重畳して印
加されることになる。
第1図は、本発明方法に用いるスパッタリング装置の原
理図である。図において、1は高周波電源、2は基板に
直流バイアス電圧を印加するための直流可変電圧電源、
3はタープ7ト、4は基板、5は真空槽である。高周波
電圧は、ターデッド3とアース電位である真空槽5との
間に印加され、高周波放電を生じる。また、基板4は、
直流バイアス電圧印加用の電源と結線され、アースつま
り真空槽5に対して+もしくは−の直流バイアス電圧が
印加できるようになっている。
理図である。図において、1は高周波電源、2は基板に
直流バイアス電圧を印加するための直流可変電圧電源、
3はタープ7ト、4は基板、5は真空槽である。高周波
電圧は、ターデッド3とアース電位である真空槽5との
間に印加され、高周波放電を生じる。また、基板4は、
直流バイアス電圧印加用の電源と結線され、アースつま
り真空槽5に対して+もしくは−の直流バイアス電圧が
印加できるようになっている。
基板が負の電位になると、スパッタリング雰囲気をN1
を威している不活性ブスから生じる陽イオン例えばアル
ゴンイオンが基板上に照射される。
を威している不活性ブスから生じる陽イオン例えばアル
ゴンイオンが基板上に照射される。
このイオン照射によって、基板上に形成されるPt−M
n−Sb系薄膜の組成の調整と結晶化が促進?!−れる
。
n−Sb系薄膜の組成の調整と結晶化が促進?!−れる
。
負の直流バイアス電位は僅がでも形成される薄膜の磁気
カー回転角を向上させる効果があるが、電位があまり大
きく負側に偏ると、陽イオン照射の衝撃が激しくなりす
ぎて、形成される薄膜の組成が大きく変動するようにな
る。
カー回転角を向上させる効果があるが、電位があまり大
きく負側に偏ると、陽イオン照射の衝撃が激しくなりす
ぎて、形成される薄膜の組成が大きく変動するようにな
る。
負の直流バイアス電圧を印加した状態でスパッタリング
により基板上に形成されるPt−Mn−Sb系薄膜の組
成は、原子数比で、Pt:Mn:Sb=20〜35:3
0〜45:20〜45となるように、好ましくはPt:
Mn:Sb=22〜35:30−43:25〜42とな
るようにするのが磁気カー回転角の大きい薄膜を得るた
めに望ましい。更に望ましく は、 Pt:Mn:Sb
=25−35:30−40:30〜40であり、更によ
り望ましくはPt:Mn:Sb=28〜34:3t〜:
39:30〜38である。
により基板上に形成されるPt−Mn−Sb系薄膜の組
成は、原子数比で、Pt:Mn:Sb=20〜35:3
0〜45:20〜45となるように、好ましくはPt:
Mn:Sb=22〜35:30−43:25〜42とな
るようにするのが磁気カー回転角の大きい薄膜を得るた
めに望ましい。更に望ましく は、 Pt:Mn:Sb
=25−35:30−40:30〜40であり、更によ
り望ましくはPt:Mn:Sb=28〜34:3t〜:
39:30〜38である。
実験によれば、Sb成分は直流バイアス電圧が負に大き
く偏るほど選択的に再スパツタされて、薄膜中より出て
ゆく傾向が大きいのに対して、Pt成分は再スパツタさ
れにくいので、直流バイアス電圧が負側に大きくなるほ
ど、ptが多く、Sbが少ない組成となる。Mnの組成
は直流バイアス電圧値によってそれほど変動しない。従
って、あまりにPtが多く、Sbが少ない組成とならな
いようにするためには、直流バイアス電圧値は、制限し
て印加する。
く偏るほど選択的に再スパツタされて、薄膜中より出て
ゆく傾向が大きいのに対して、Pt成分は再スパツタさ
れにくいので、直流バイアス電圧が負側に大きくなるほ
ど、ptが多く、Sbが少ない組成となる。Mnの組成
は直流バイアス電圧値によってそれほど変動しない。従
って、あまりにPtが多く、Sbが少ない組成とならな
いようにするためには、直流バイアス電圧値は、制限し
て印加する。
最適な直流バイアス電圧値は、前記したターデッドにお
けるPt、Mn5Sbの割合によって異なる。
けるPt、Mn5Sbの割合によって異なる。
例えばMnのターデッド上にptチップとSbチップを
載せた複合ターゲットの場合、Pt及VSbのチップの
大きさと枚数によって異なる。即ち、前記したようにタ
ーゲットにおけるPt%Mn%Sbの割合によっても薄
膜組成の調整ができるので、再スパツタされやすいSb
のチップを多く、再スパツタされにくいptのチップを
少なくすることによって、印加すべき直流バイアス電圧
値をより負側に大きく採ることができる。
載せた複合ターゲットの場合、Pt及VSbのチップの
大きさと枚数によって異なる。即ち、前記したようにタ
ーゲットにおけるPt%Mn%Sbの割合によっても薄
膜組成の調整ができるので、再スパツタされやすいSb
のチップを多く、再スパツタされにくいptのチップを
少なくすることによって、印加すべき直流バイアス電圧
値をより負側に大きく採ることができる。
勿論、ターゲットによる組成の調整は、組成範囲を変化
させるだけであるから、結晶化にも関係する直流バイア
ス電圧の印加は、磁気カー回転角の大きい薄膜を得るた
めに不可欠である。
させるだけであるから、結晶化にも関係する直流バイア
ス電圧の印加は、磁気カー回転角の大きい薄膜を得るた
めに不可欠である。
また、いかにターデッドによる組成の調整によって負の
電圧値を大きく採れるとしても、あまりに直流バイアス
電圧が負に大きく偏ると、基板上に形成される薄膜の表
面が不均一になるおそれがあるので、ターゲットの成分
割合に拘わらず負の電位は一200V程度までが限界で
ある。
電圧値を大きく採れるとしても、あまりに直流バイアス
電圧が負に大きく偏ると、基板上に形成される薄膜の表
面が不均一になるおそれがあるので、ターゲットの成分
割合に拘わらず負の電位は一200V程度までが限界で
ある。
本発明者は、スパッタリング中に基板を加熱する方法、
又は形成後のfJ#膜を加熱する方法によって、磁気カ
ー回転角を向上させる方法を発明し、これらについては
既に出願している(特願昭59−196911号、特1
1i昭59−197780号)。
又は形成後のfJ#膜を加熱する方法によって、磁気カ
ー回転角を向上させる方法を発明し、これらについては
既に出願している(特願昭59−196911号、特1
1i昭59−197780号)。
本発明方法を実施するに際しては、これらの方法を組み
合わせることも可能である。
合わせることも可能である。
上記の方法により形成される薄膜の厚さは、30人〜数
μであるが、光の反射、干渉を利用し見掛けのカー回転
角を増大させる目的のために5iO1AIN等の誘電体
膜やA1、Au、Cu等の金属反射膜と積層化し、多層
横道とする場合や、また非晶質TbFe、CoCr等の
他の垂直磁化膜とht層化し、本発明のP L−Mn−
Sb系化合物の薄膜に垂直磁気異方性を誘起させて本発
明による膜を先読出層、下地垂直磁化膜を記録保持層と
して用いる場合は50〜300人程度の膜厚が好ましい
。
μであるが、光の反射、干渉を利用し見掛けのカー回転
角を増大させる目的のために5iO1AIN等の誘電体
膜やA1、Au、Cu等の金属反射膜と積層化し、多層
横道とする場合や、また非晶質TbFe、CoCr等の
他の垂直磁化膜とht層化し、本発明のP L−Mn−
Sb系化合物の薄膜に垂直磁気異方性を誘起させて本発
明による膜を先読出層、下地垂直磁化膜を記録保持層と
して用いる場合は50〜300人程度の膜厚が好ましい
。
[作用1
本発明においては、基板に負の直流バイアス電圧を印加
した状態でPt、Mn及びSbの高周波スパッタリング
を行うことにより、Pt−Mn−Sb系薄膜の磁気カー
回転角が向上したものが得られる。
した状態でPt、Mn及びSbの高周波スパッタリング
を行うことにより、Pt−Mn−Sb系薄膜の磁気カー
回転角が向上したものが得られる。
これは、スパッタリング雰囲気を構成する不活性〃スか
ら生じる陽イオンが、負電位の基板上に形成されつつあ
る薄膜の表面に照射され、この衝撃によって、薄膜中の
PtMnSbの結晶成長核の生成、それに伴う膜の結晶
性の向上、更にPtMnSbが最適な組成比を取りやす
くする等の現象が生じでいるものと考えられる。
ら生じる陽イオンが、負電位の基板上に形成されつつあ
る薄膜の表面に照射され、この衝撃によって、薄膜中の
PtMnSbの結晶成長核の生成、それに伴う膜の結晶
性の向上、更にPtMnSbが最適な組成比を取りやす
くする等の現象が生じでいるものと考えられる。
[実験例J1
5インチ径の99.99%の純度のM1ターデッド上に
、l0JII角 厚さ2J!1の99.99%の純度の
Sbチップ46枚と、10zz角 厚さlzzの99.
9%の純度のPtチップ14枚を対称に配置した複合タ
ーゲットを用いてス、バッタリングターrットとした。
、l0JII角 厚さ2J!1の99.99%の純度の
Sbチップ46枚と、10zz角 厚さlzzの99.
9%の純度のPtチップ14枚を対称に配置した複合タ
ーゲットを用いてス、バッタリングターrットとした。
スパッタ装置としては、徳山製作所!ICF−8ESマ
グネトロンスパッタリング装置を用い、基板に直流バイ
アス電圧を印加するため、基板取付用治几に真空槽外部
より直流バイアス電圧を印加できるように改造した。
グネトロンスパッタリング装置を用い、基板に直流バイ
アス電圧を印加するため、基板取付用治几に真空槽外部
より直流バイアス電圧を印加できるように改造した。
ガラス基板に直流バイアス電圧を印加するために銀ペー
ストをプラス基板端に塗布し、電極を設け、この銀ペー
スト電極と基板取付用治具とを機械的に接触させ電気的
な接触をとった。基板はスパッタリング中、固定された
状態にしでおいた。
ストをプラス基板端に塗布し、電極を設け、この銀ペー
スト電極と基板取付用治具とを機械的に接触させ電気的
な接触をとった。基板はスパッタリング中、固定された
状態にしでおいた。
高周波スパッタリング中に、ガラス基板側に負の直流バ
イアス電圧を@1表に示すように0■から−10(i
Vまで10段階の大きさで印加した場合の1()種の試
料を作成した。直流バイアス電圧を印加した際の直流電
流は、約70IIAであった。
イアス電圧を@1表に示すように0■から−10(i
Vまで10段階の大きさで印加した場合の1()種の試
料を作成した。直流バイアス電圧を印加した際の直流電
流は、約70IIAであった。
スパッタリング条件は、投入R1−′電力21)OW、
13、56 M l−1z、アルゴン券囲X6X10−
コT orrであり、ターデッド面上の汚れ、酸化膜等
を除くため20分間シャッターを閉じてプレスパツタを
行い、その後シャッターを開いて、プラス基板上に厚さ
2500人の薄膜を形成した。スバフタ時の基板温度を
サーモラベルにより測定したところいずれの試料の場合
も80℃であった。それぞれの試料について形成された
薄膜の特性については、633zmの波長で磁気カー回
転角(極力−回転角)を測定した結果を各々第1−&に
示した。いずれの膜も面内磁気異方性を有する膜であっ
た。
13、56 M l−1z、アルゴン券囲X6X10−
コT orrであり、ターデッド面上の汚れ、酸化膜等
を除くため20分間シャッターを閉じてプレスパツタを
行い、その後シャッターを開いて、プラス基板上に厚さ
2500人の薄膜を形成した。スバフタ時の基板温度を
サーモラベルにより測定したところいずれの試料の場合
も80℃であった。それぞれの試料について形成された
薄膜の特性については、633zmの波長で磁気カー回
転角(極力−回転角)を測定した結果を各々第1−&に
示した。いずれの膜も面内磁気異方性を有する膜であっ
た。
膜の組成は、蛍光Xmによる定性分析によればいずれの
試料もPt、Mn及びSbを′含んでおり、誘導結合プ
ラズマ発光分析法により測定したPt:Mn:Sbの原
子数比を各直流バイアス電圧値についてttS1表に示
した。また、X線回折によれば、直流バイアス電圧がO
〜−50■の場合の試料はC1b型PtMnSb結晶の
(111)、(110)の反射面に鋭いピークを示した
。
試料もPt、Mn及びSbを′含んでおり、誘導結合プ
ラズマ発光分析法により測定したPt:Mn:Sbの原
子数比を各直流バイアス電圧値についてttS1表に示
した。また、X線回折によれば、直流バイアス電圧がO
〜−50■の場合の試料はC1b型PtMnSb結晶の
(111)、(110)の反射面に鋭いピークを示した
。
第 1 表
試料 直流バイアス 原子数比 磁気カー回転
角No、 電圧(V) Pt:Mn:Sb
θk(°)1 0 19:36:
45 0.192 −10 21:38:
41 0.253 −20 23:39:
38 0.294 −30 24:39:
37 0.475 −40 29:36:
35 (1,526−4533:34:33
0.607 −50 37:45:18
0,078 −60 45:46: 9
0.019 80 61:33: 6
010 −100 65:28: 6
0第1表に示される結果から、直流バイアス電圧が
負になるにつれSbが少なく、F’ tが多い組成とな
る。Mnの原子数比は若干の変動はあるもののPtやS
bと比べるとそれほど変化しない。
角No、 電圧(V) Pt:Mn:Sb
θk(°)1 0 19:36:
45 0.192 −10 21:38:
41 0.253 −20 23:39:
38 0.294 −30 24:39:
37 0.475 −40 29:36:
35 (1,526−4533:34:33
0.607 −50 37:45:18
0,078 −60 45:46: 9
0.019 80 61:33: 6
010 −100 65:28: 6
0第1表に示される結果から、直流バイアス電圧が
負になるにつれSbが少なく、F’ tが多い組成とな
る。Mnの原子数比は若干の変動はあるもののPtやS
bと比べるとそれほど変化しない。
これは、基板へのアルゴンイオンの照射により、Sb原
子が選択的に再スパツタされて薄膜中から出てゆくが、
ptは再スパツタ率が小さく薄膜中に残りやすいので、
このような現象が生じていると考えられる。
子が選択的に再スパツタされて薄膜中から出てゆくが、
ptは再スパツタ率が小さく薄膜中に残りやすいので、
このような現象が生じていると考えられる。
基板が負の電位にバイアスされている場合には、上記の
ように組成の調整が自動的になされ、負にバイアスされ
ていない場合に比べて、負のバイアスによって磁気カー
回転角が向上することが判る。
ように組成の調整が自動的になされ、負にバイアスされ
ていない場合に比べて、負のバイアスによって磁気カー
回転角が向上することが判る。
尚、この実験例のターデッドについては、印加すべき直
流バイアス電圧は一50■よりも小さい値が望ましいと
言える。
流バイアス電圧は一50■よりも小さい値が望ましいと
言える。
[比較例1
5インチ径の99.99%の純度のMnターゲット上に
、10xm角 厚さ2uの99.99%の純度のSbチ
ップと、10III角 厚さ2++vの99.9%の純
度のptチップを、それぞれSbチップ50枚とptチ
ップ18枚、Sbチップ50枚とptチップ15枚の岨
み合わせで対称に配置した2種類の複合ターデッドをス
パッタリングターゲットとして2種類の薄膜を形成した
。
、10xm角 厚さ2uの99.99%の純度のSbチ
ップと、10III角 厚さ2++vの99.9%の純
度のptチップを、それぞれSbチップ50枚とptチ
ップ18枚、Sbチップ50枚とptチップ15枚の岨
み合わせで対称に配置した2種類の複合ターデッドをス
パッタリングターゲットとして2種類の薄膜を形成した
。
基板に直流バイアス電流を印加しない以外は実験例と同
様にして薄膜を形成した。
様にして薄膜を形成した。
形成された薄膜の磁気カー回転角(極力−回転角)は6
33zy波艮で、それぞれ0.26°と0.24° を
示した。
33zy波艮で、それぞれ0.26°と0.24° を
示した。
蛍范X線分析による定性分析によればPt、Mu及びS
bを含んでおり、誘導結合プラズマ発光分析法により測
定された1″’L:Mn:Sbの原子数比はそれぞれ3
1:35:34と26:38:36であった。
bを含んでおり、誘導結合プラズマ発光分析法により測
定された1″’L:Mn:Sbの原子数比はそれぞれ3
1:35:34と26:38:36であった。
[1,とSbのチップ枚数を加減することによって実験
例の試料N004.5.6とほぼ同じの組成を有する薄
膜が得られたが、組1反が同じであっても実験例のN0
04.5.6の薄膜の方が磁気カー回転角が大きいもの
が得られることがt′する。即ち、負の直流バイアス電
圧の印加は単に組成の調整ではなく、結晶性を向トさせ
る効果があることを示している。
例の試料N004.5.6とほぼ同じの組成を有する薄
膜が得られたが、組1反が同じであっても実験例のN0
04.5.6の薄膜の方が磁気カー回転角が大きいもの
が得られることがt′する。即ち、負の直流バイアス電
圧の印加は単に組成の調整ではなく、結晶性を向トさせ
る効果があることを示している。
[発明の効果1
本発明は、Pt−Mn−Sb系r4膜のスバ・ンタリン
グによる製造において、基板に負の直流/バイアス電圧
を印加しながら高周波スパッタリング法を用いて薄膜を
形成することにより、通常のスパッタリングによる場合
に比べて磁気カー回転角が大きいものが得られ、信号再
生時の信号強度の大きい磁気光学記録再生用薄膜材料と
して光磁気ディスク用媒体の用途に有用なものとなる。
グによる製造において、基板に負の直流/バイアス電圧
を印加しながら高周波スパッタリング法を用いて薄膜を
形成することにより、通常のスパッタリングによる場合
に比べて磁気カー回転角が大きいものが得られ、信号再
生時の信号強度の大きい磁気光学記録再生用薄膜材料と
して光磁気ディスク用媒体の用途に有用なものとなる。
第1図は、本発明方法に用いるスパッタリング装置の原
理図である。
理図である。
Claims (5)
- (1)基板上にPt、Mn及びSbを同時にスパッタリ
ングすることにより、該基板上にPt−Mn−Sb系薄
膜を形成する方法において、前記基板に負の直流バイア
ス電圧を印加しながら高周波スパッタリングを行うこと
を特徴とする磁気光学記録再生用薄膜材料の製造方法。 - (2)基板上に形成されるPt−Mn−Sb系薄膜の組
成が、原子数比で、Pt:Mn:Sb=20〜35:3
0〜45:20〜45である特許請求の範囲第1項記載
の磁気光学記録再生用薄膜材料の製造方法。 - (3)基板上に形成されるPt−Mn−Sb系薄膜の組
成が、原子数比で、Pt:Mn:Sb=22〜35:3
0〜43:25〜42である特許請求の範囲第1項記載
の磁気光学記録再生用薄膜材料の製造方法。 - (4)基板上に形成されるPt−Mn−Sb系薄膜の組
成が、原子数比で、Pt:Mn:Sb=25〜35:3
0〜40:30〜40である特許請求の範囲第1項記載
の磁気光学記録再生用薄膜材料の製造方法。 - (5)基板上に形成されるPt−Mn−Sb系薄膜の組
成が、原子数比で、Pt:Mn:Sb=28〜34:3
1〜39:30〜38である特許請求の範囲第1項記載
の磁気光学記録再生用薄膜材料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23598384A JPS61115317A (ja) | 1984-11-10 | 1984-11-10 | 磁気光学記録再生用薄膜材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23598384A JPS61115317A (ja) | 1984-11-10 | 1984-11-10 | 磁気光学記録再生用薄膜材料の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61115317A true JPS61115317A (ja) | 1986-06-02 |
Family
ID=16994074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23598384A Pending JPS61115317A (ja) | 1984-11-10 | 1984-11-10 | 磁気光学記録再生用薄膜材料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61115317A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996008008A1 (fr) * | 1994-09-06 | 1996-03-14 | Migaku Takahashi | Couche magneto-optique mince, support d'enregistrement magneto-optique et son procede de production |
EP1372149A1 (en) * | 2002-06-14 | 2003-12-17 | TDK Corporation | Optical recording medium |
-
1984
- 1984-11-10 JP JP23598384A patent/JPS61115317A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996008008A1 (fr) * | 1994-09-06 | 1996-03-14 | Migaku Takahashi | Couche magneto-optique mince, support d'enregistrement magneto-optique et son procede de production |
US6190763B1 (en) * | 1994-09-06 | 2001-02-20 | Migaku Takahashi | Magnetooptic thin film, magnetoopic record medium |
EP1372149A1 (en) * | 2002-06-14 | 2003-12-17 | TDK Corporation | Optical recording medium |
US7083894B2 (en) | 2002-06-14 | 2006-08-01 | Tdk Corporation | Optical recording medium |
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