JPH0664759B2 - 非晶質磁気光学層 - Google Patents

非晶質磁気光学層

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JPH0664759B2
JPH0664759B2 JP58233663A JP23366383A JPH0664759B2 JP H0664759 B2 JPH0664759 B2 JP H0664759B2 JP 58233663 A JP58233663 A JP 58233663A JP 23366383 A JP23366383 A JP 23366383A JP H0664759 B2 JPH0664759 B2 JP H0664759B2
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magneto
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film
amorphous
atomic
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元治 田中
篤行 和多田
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Ricoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は光磁気記録媒体に用いられる非晶質磁気光学層
に関する。
〔従来技術〕
従来、光磁気ディスク、磁気バブルメモリーなどに用い
られる膜面と垂直な方向に磁化容易軸を有する強磁性薄
膜としてMnBiに代表される多結晶合金薄膜、Gd−Co、Gd
−Feの非結晶合金薄膜、GIGに代表される化合物単結晶
薄膜が知られている。これらの薄膜は種々の利点を有す
るが、MnBiはキュリー点が高いために薄膜の作製が技術
的に困難であり、また光磁気ディスクに利用した場合書
き込みに大きなエネルギーを必要とするという欠点があ
る。また、Gd−Co、Gd−Feの非晶質合金薄膜は室温にお
ける保磁力が小さく(300〜500 Oe)記録された情報が
不安定であるという欠点を有している。
そこで、上記のような従来の磁性薄膜記録媒体の欠点を
除去する新しい磁性薄膜記録媒体としてTbDyFe非晶質薄
膜を有するもの(特開昭57−169945号公報参照)が提案
されている。しかしながら、このものはキュリー温度が
比較的小さいため小さなレーザパワーで書き込むことが
可能である等の利点を有するにもかかわらず、カー回転
角が0.2deg位と小さく光再生特性の点でいまだ満足のい
くものでない。
〔目 的〕
本発明は上記現状に鑑みてなされたものであって、その
目的はカー回転角θkが大きく且つ保磁力Hcが大きい非
晶質磁気光学層を提供することである。
〔構 成〕
本発明の非晶質磁気光学層は、膜面と垂直な方向に磁化
容易軸を有するTb−Dy−Fe膜に0.5原子%以上1原子%
未満の銅を含むものである。本発明において銅の含有量
を0.5原子%以上1原子%未満と限定するのは、保磁力H
cの大きな値を維持しつつ大きなカー回転角を得るため
であり、0.5原子%未満では充分なカー回転角が得られ
ず本発明の効果が達成されない。
本発明の磁気光学層はガラス、プラスチック、セラミッ
クなどからなる非磁性基板上にスパッタ法、蒸着法、イ
オンプレーティング法などにより、0.5原子%以上1原
子%未満のCuを含むTb−Dy−Fe−Cu膜を形成させること
により作製することができる。膜の作製はスパッタ法に
よって行うのが望ましい。ターゲットは例えばコンポジ
ット法を用い、Feの円板の上にTb、DyおよびCuチップを
のせて構成しそして組成はターゲット表面の面積比でコ
ントロールする。また、本発明の磁気光学層を光磁気記
録媒体に使用する場合はそれを単独で用いてもよいしあ
るいは他の膜と一緒に用いてもよい。例えばSiO、Si
O、Siなどからなる保護膜をTb−Dy−Fe−Cu膜の
上または下にスパッタ法、蒸着法、イオンプレーティン
グ法などにより設けることができる。
〔実施例〕
以下に実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、こ
れに限定されるものではない。
本実施例では以下の作製条件でスライドガラス上に約20
00Åの膜厚のTb−Dy−Fe−Cu膜を作製し、Hcの大きい補
償組成付近のFe0.79(Tb0.5Dy0.50.21の組成において
(Tb0.5Dy0.5)に一部をCuで置換するという形でFe0.79
{(Tb0.5Dy0.51−XCu0.21の中のxを変化させ
ていく場合のカー回転角θkおよび保磁力Hcの変化をみ
た。
<作製条件> 残 留 ガ ス 圧:×10 Torr A r ガ ス 圧:1.5×10 Torr 放 電 電 力 :400W プレスパッタ時間 :60分 メインスパッタ時間:8分 膜の評価はλ=633nmでのカー回転角θkおよび保磁力H
cを求めて行った。なお、θkは基板側からHe−Neレー
ザを照射してカー効果により求めた。
Fe0.79{(Tb0.5Dy0.51−XCu0.21中のCuの添加
量xとθkおよびHcとの関係を求めた図の結果から、Cu
の添加量xを増していくとHcは小さくなるが、一定の範
囲(0.5原子%以上1原子%未満)においてはHcの低下
量が少なく、θkは大きいことがわかる。
実際にθkの比較を行ったところ、 Fe0.79(Tb0.5Dy0.50.21のときθk=0.20deg Fe0.79{(Tb0.5Dy0.50.96Cu0.040.21のときθk=
0.27deg となり、θkがCuを添加することにより約35%大きくな
ることが明らかであった。
〔効 果〕
本発明の非晶質磁気光学層はTb−Dy−Fe膜に0.5原子%
以上1原子%未満の銅を含ませたので、カー回転角θk
が大きく且つ保磁力のHcの大きい光磁気記録媒体を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の磁気光学層の最適条件を決定するにあたっ
ての組成変化に対するカー回転角と保磁力との関係を示
す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】膜面と垂直な方向に磁化容易軸を有するTb
    −Dy−Fe膜に0.5原子%以上1原子%未満の銅を含むこ
    とを特徴とする、非晶質磁気光学層。
JP58233663A 1983-12-13 1983-12-13 非晶質磁気光学層 Expired - Lifetime JPH0664759B2 (ja)

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JPS60128244A (ja) 1985-07-09

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