JPS61114941A - オフセツト版板を個別化しかつ中間層紙を取り除く装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば感光機械のような今日のオフセット版
板用処理装置において、パイルとして装入された版板を
個別化しかつ通常設けられている中間層紙を取り除く装
置に関する。

従来の技術 今日のグラフイク産業における機械、特にオフセット版
板用の感光装置においては、版板をマガジンから個々に
取り出すことが望まれる。

この場合、未感光のオフセット版板は通常５０〜１００
枚のパックで供給され、この際、個々の版板は表面が傷
つきやすいため薄い紙から成る中間層によって保護され
ている。この場合版板パイルはできるだけ、外包装から
取り出されたままの状態でマガジン内に装入される必要
がある。マガジンから版板は例えば吸着板または掴み部
材によって個々に取り出されて、後続処理装置に供給さ
れる。

この−見きわめて簡単に見える工程は、実際土煙つかの
条件により困難である。

版板の光に反応する乳剤面は掻き傷に対してきわめて傷
つきやすい。従って版板は、いかなる場合にも決して他
の表面例えば搬送装置の部分上をまたは互いに重ねて滑
らせてはならない。

通常版板は、供給状態において紙から成る中間層によっ
て互いに分離されており、この結果、版板は互いに擦り
合わされることはない。このような中間層紙は版板の取
り出し後にその都度パイルから取り除く必要がある。

供給状態において、パイルの版板は互いにきわめて付着
している。最も上方の版板を確実にかつ妨げられずにパ
イルから取り出し可能にするため、版板をまず第一に版
板パイルの個別工種によってバラバラにする必要がある
。

さらに同一のマガジンで種々異なるサイズの版板を処理
しなければならない。

個々の版板は、持ち上げ機構により常に同じ位置で掴ま
れなけれはならない。

発明が解決しようとする問題点 従って本発明の課題は、上記のすべての条件を満たす装
置を提供することにある。

問題点を解決するだめの手段 この課題を解決する本発明の手段は、カセットが両端壁
の無い上向きに開いた箱の形状を有しており、最上位の
版板をパイルから持ち上げる真空−吸着板が設けられて
おり、第１の作業段階で、持ち−ヒげられた第１の版板
の下面と残りの版板パイルとの間に方形の横断面を持つ
通路が開放されるように、吸着板を持ち上げる装置が設
けられており、さらに、種々異なる版板サイズの場合に
も前記通路を側方で制限する部材が設けられており、さ
らに、版板パイルを装置内に装入した場合該版板パイル
の側面が当接する少なくとも２本のストッパぎンが設け
られており、該ストッパピンが中空であって、かつ、当
接する版板パイルの方向に垂直に配置された半径方向の
スリットを有しており、該スリットから前記版板パイル
の端面に向かって前記通路内に吹き込み空気が吹き込み
可能であり、さらに、前記ストッパピン上に前記スリッ
トを部分的に覆う、ばね作用を有するキャップが配置さ
れており、該キャップを操作するストッパが吸着板に設
けられており、さらに、第２段階において吸着板を全方
向でカセットから自由であるように持ち上げる装置が設
けられており、カセット底部内には、版板パイルのスト
ッパピンとは反対側に少なくとも１本の可動のピンが配
置されており、該ピンが版板パイルから離れる方向にカ
セット底部の基準面から下方へ外方旋回可能であり、こ
の外方旋回可能なピンが種々異なる版板サイズに相応し
て複数個、カセット底部内に配置されている点にある。

実施例 次に図示の実施例について本発明を詳説する。

中間層紙を有する未感光のオフセット版板が、外包装を
取り除いた後に版板パイル１として、両端面の開いた箱
形のカセット２内に装入される。開いた端面の一方には
、カセット底部内に少なくとも２本のストッパピン３が
ねじ込まれており、該ストッパピンに版板パイル１が当
て付けられる。ストッパピン３は中空に形成されていて
、かつ版板パイル１に向かって垂直なスリット４を有し
ており、該スリットの下方から符号５で示す個所に供給
された吹き込み空気７５ζ版板パイル１の端面に吹き込
み可能である。上方からキャップ６がガイド７上にかつ
ストッパピン３のスリットの切られた部分の上方に滑動
し、かつ不作用位置においてはばね８により上向きにス
トッパ９に当接している。下方に押圧するとキャラ７″
６はスリット４を部分的に覆う。

カセット２の両側壁間の内法幅は、処理しようとする最
大サイズの版板パイルが丁度嵌合するように設計されて
いる。これより小さなサイズのため、第６図に示されて
いるように、はね作用を有する側壁１０がカセット２の
底部に配置されている。側壁はがイド１１内で案内され
ていて、かっばね１２により上方へ引っ張られている。

版板サイズがより大きな場合には、側壁は版板パイルの
重量によって下方へ押し付けられて、上級部がカセット
底部と同一平面を形成するよ５になっている。ばね作用
を有する側壁間の間隔もまた、各版板サイズに適合され
ている。

カセット２の上方には、真空を接続および遮断１能７吸
着板１３″゛・００場合図１さ］−ＣＬ゛、　　”：１
ないガイド上を移動可能に配置されている。このガイげ
によって、吸着板１３を丁度規定された位置で版板パイ
ル１上に降下させ、かつ垂直方向で規定された間隔を版
板パイル１に対して取ることができる。吸着板１３の上
側にはフォーク状のストッパ１４が配置されており、し
かもこの場合、吸着板１３の降下時にキャップ６の上面
に当接し、かつキャップをはね８に抗して下方へ押圧す
るように、配置されている。この場合、キャップ６の下
縁部はスリット４を程度の差こそあれ覆う。このスリッ
トを覆う程度は、吸着板１３が版板パイル上まで降下し
た際に残される版板パイル１の高さによって、与えられ
る。

カセット２の底部内にはさらに、旋回可能に配置された
ピン１５が設けられており、しかもこの場合垂直な位置
で版板パイル１におけるストッパピン１３とは反対側の
狭幅側に接するように、配置されている。レバー機構１
６によって前記ピン１５は旋回されることができ、この
結果、ピン１５はカセット底部内のスリット１７を通っ
て底部平面下に見えなくなる。

本発明の作用形式は次の通りである： 吸着板１３は第１図に示すように、版板パイル１上にま
で降下され、この場合、ストッパ１４はばね８に抗して
キャップ６を下方へ押圧する。ピン１５は垂直位置に在
る。吸着板１３内に真空が接続されると、該吸着板はパ
イルの最上位の版板を掴む。次（・で吸着板１３は吸着
された最上位の版板と共に数ミリメートル持ち上げられ
（第２図〕、持ち上げられた版板の下面と残りのパイル
との間に偏平な通路１８が開口し、この通路はカセット
２の側壁によって、もしくは比較的小さな版板サイズの
場合にはばね作用を有する各側壁１０によって、側方で
制限されている。キャップ６はストッパ１４によって、
ストッパピン３内のスリット４が丁度通路１８の上縁部
と合致するような位置に達する。

レバー機構１６によってピン１５が外方旋回された後、
ストッパぎン３に空気供給部５から吹き込み空気が供給
される。吹き込み空気はスリット４から流出し、かつこ
の際に開放された通路１８内および版板パイル１の端面
に対して吹き込まれる。この場合、吹き込み空気の消費
はきわめてわずかである。何故ならば、該吹き込み空気
は開放された通路１８の高さでしか自由にスリット４か
ら流出できないからである。残りのスリットは版板パイ
ル１により充分に閉鎖されている。

通路１８の高さおよび吹き込み空気量を適宜に設定した
場合には、次のことが生ずる二通常パイルの個々の版板
の間に位置していてかつ表面保護に役立つ中間層紙１９
は、空気流の方向に側壁により案内されて、持ち上げら
れた版板と版板パイルとの間から滑り出て、この場合図
示されていない通路を経て集積容器内に案内される。空
気流は版板パイルの端面から上位に位置する版板の間に
も突入し、これによって該版板はわずかく互いに切り離
される、つまり「個別化」される。これによって初めて
、吸着板１３により次の版板を連続して妨げられずに持
ち上げることができる。何故ならば、通常パイルを供給
する際個々の版板は互いに著しく付着しているからであ
る。上記の個別工程に際して、最も上位の６〜４枚の版
板が、第２図に示すよ５にわずかに空気流の方向にずら
されることになる。これらの版板は正確な位置（ストッ
パピン３に当接する位置）に戻されなけれはならない。

何故ならば版板の後続処理作業のためには、該版板金常
に同じ位置で吸着板３により掴み、かつ次いで正確に引
き渡す必要があるからである。従って吸着板１３は、中
間層紙１９を吹き出し、パイルの最上位の版板全個別化
し、かつ吹き出し空気を遮断した後に、さらに位置２０
（第２図）に持ち上げられる。レバー機構１６によって
ピン１５は今や再び垂直な位置に旋回される。この場合
、ずらされた最上位の版板はストッパざン３に向かって
正確な出発位置に押し戻される。吸着板１３は、掴んだ
版板を図示されていないガイドにより（はぼ側方へ少後
続処理のため運び去り、ここで真空の遮断により版板を
引き渡し、かつ第２図に示す位置２０に戻る。版板パイ
ル１上に吸着板１３を降下した後に、シーケンス制御装
置による過程が記述のように新たに開始される。

本発明はオフセット版板のみの適用に制限されるもので
はなく、場合によっては紙または類似の材料から成る保
護層を備えた、パイルとして供給される材料例えばフィ
ルム、ホイル、板または類似のものを、場合によっては
中間層を取り除−・て個々にマがシンから取り出し、か
つ後続処理装置に供給しようとする場合に適用すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は吸着板が載着されている本発明による装置の側
面図、第２図は吹き込み通路が開口されている状態を示
す装置の側面図、第６図はばね作用を有する中間壁の配
置形式を示す図、および第４図は装置の正面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、パイル内に位置するオフセツト版板を個別化しかつ
   個々の版板間の中間層紙（１９）を吹き込み空気を用い
   て取り除く、マガジンカセツト形式の装置において、カ
   セツト（２）が両端壁の無い上向きに開いた箱の形状を
   有しており、最上位の版板をパイルから持ち上げる真空
   −吸着板（１３）が設けられており、第１の作業段階で
   、持ち上げられた第１の版板の下面と残りの版板パイル
   （１）との間に方形の横断面を持つ通路（１８）が開放
   されるように、吸着板を持ち上げる装置が設けられてお
   り、さらに、種々異なる版板サイズの場合にも前記通路
   を側方で制限する部材が設けられており、さらに、版板
   パイルを装置内に装入した場合該版板パイルの側面が当
   接する少なくとも２本のストツパピン（３）が設けられ
   ており、該ストツパピンが中空であつて、かつ、当接す
   る版板パイルの方向に垂直に配置された半径方向のスリ
   ツト（４）を有しており、該スリツトから前記版板パイ
   ルの端面に向かつて前記通路内に吹き込み空気が吹き込
   み可能であり、さらに、前記ストツパピン上に前記スリ
   ツトを部分的に覆う、ばね作用を有するキヤツプが配置
   されており、該キヤツプを操作するストツパ（１４）が
   吸着板に設けられており、さらに、第２段階において吸
   着板を全方向でカセツトから自由であるように持ち上げ
   る装置が設けられており、カセツト底部内には、版板パ
   イルのストツパピンとは反対側に少なくとも１本の可動
   のピン（１５）が配置されており、該ピンが版板パイル
   から離れる方向にカセツト底部の基準面から下方へ外方
   旋回可能であり、この外方旋回可能なピンが種々異なる
   版板サイズに相応して複数個、カセツト底部内に配置さ
   れていることを特徴とする、オフセツト版板を個別化し
   かつ中間層紙を取り除く装置。 ２、前記通路を側方で制限する部材が、側方のカセツト
   壁自体によつて形成されていない場合には、カセツト底
   部内に配置されたばね作用を有する中間壁から成つてい
   る、前記特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ３、前記通路を側方で制限するために、カセツトの側壁
   が摺動可能であつて、かつ版板サイズに相応した位置に
   係止可能である、前記特許請求の範囲第１項に記載の装
   置。