JPH0558458A - 合成樹脂製袋の分離供給方法および同分離供給装置 - Google Patents
合成樹脂製袋の分離供給方法および同分離供給装置Info
- Publication number
- JPH0558458A JPH0558458A JP22086591A JP22086591A JPH0558458A JP H0558458 A JPH0558458 A JP H0558458A JP 22086591 A JP22086591 A JP 22086591A JP 22086591 A JP22086591 A JP 22086591A JP H0558458 A JPH0558458 A JP H0558458A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- synthetic resin
- magazine
- bags
- supply port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- De-Stacking Of Articles (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 積み重ねられた合成樹脂製の袋に傷つけるこ
となく、高能率で、確実に該合成樹脂製の袋を１枚ずつ
分離して次工程に供給し得る分離供給方法、および同分
離供給装置を提供する。 【構成】 多数の合成樹脂製の袋を積み重ねて装入する
直方体函状の袋マガジン７を構成し、その底板７ａを水
平面よりも角θだけ傾斜させ、偏心カム８によって最下
層の合成樹脂製袋６ａを図の左上方に送り、袋供給口７
ｃから排出，供給する。エアブローノズル１１を設け
て、矢印Ｊのごとく上記袋供給口７ｃに圧縮空気を吹き
つける。
となく、高能率で、確実に該合成樹脂製の袋を１枚ずつ
分離して次工程に供給し得る分離供給方法、および同分
離供給装置を提供する。 【構成】 多数の合成樹脂製の袋を積み重ねて装入する
直方体函状の袋マガジン７を構成し、その底板７ａを水
平面よりも角θだけ傾斜させ、偏心カム８によって最下
層の合成樹脂製袋６ａを図の左上方に送り、袋供給口７
ｃから排出，供給する。エアブローノズル１１を設け
て、矢印Ｊのごとく上記袋供給口７ｃに圧縮空気を吹き
つける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動袋詰め設備に対し
て袋入された多数の合成樹脂製の袋を１枚ずつ分離して
袋詰作業部に供給する方法、および同供給装置に関する
ものである。
て袋入された多数の合成樹脂製の袋を１枚ずつ分離して
袋詰作業部に供給する方法、および同供給装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は、自動袋詰設備に用いられている
合成樹脂製袋の分離供給装置の従来例を示す模式的な正
面図である。機能の理解に便なるごとく模式化して描い
てあるので必ずしも実形を写実的に描いたものではな
い。ベース１上にテーブル２が設けられ、このテーブル
２上の図示左端部に袋装入部Ａが設けられている。この
袋装入部に対して作業員が多数の合成樹脂製の袋を積み
重ねて装入する。上記テーブル２の上に袋コンベア３が
設けられるとともに、その上方に上部フレーム４が設置
されている。この上部フレーム４には、吸着ノズル５お
よびその駆動機構よりなる袋分離供給部（通称・給袋ユ
ニット）Ｂが搭載されている。上記袋分離供給部Ｂの吸
着ノズル５は、袋装入部Ａに積み重ねられた多数の袋の
内の最上層の袋を吸着して持ち上げ、袋コンベア３上に
落とす。該袋コンベア３は落とされた袋６を袋開口部Ｃ
に搬送する。搬送された袋６は口を開かれて矢印ａのよ
うに袋詰作業部Ｄに搬入される。
合成樹脂製袋の分離供給装置の従来例を示す模式的な正
面図である。機能の理解に便なるごとく模式化して描い
てあるので必ずしも実形を写実的に描いたものではな
い。ベース１上にテーブル２が設けられ、このテーブル
２上の図示左端部に袋装入部Ａが設けられている。この
袋装入部に対して作業員が多数の合成樹脂製の袋を積み
重ねて装入する。上記テーブル２の上に袋コンベア３が
設けられるとともに、その上方に上部フレーム４が設置
されている。この上部フレーム４には、吸着ノズル５お
よびその駆動機構よりなる袋分離供給部（通称・給袋ユ
ニット）Ｂが搭載されている。上記袋分離供給部Ｂの吸
着ノズル５は、袋装入部Ａに積み重ねられた多数の袋の
内の最上層の袋を吸着して持ち上げ、袋コンベア３上に
落とす。該袋コンベア３は落とされた袋６を袋開口部Ｃ
に搬送する。搬送された袋６は口を開かれて矢印ａのよ
うに袋詰作業部Ｄに搬入される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図３は前記従来例の袋
分離供給部Ｂ付近の拡大図である。この従来例の装置で
は袋装入部Ａに対して作業員が多数の合成樹脂製袋を積
み重ねた状態で、矢印ｂのごとく手作業で装入しなけれ
ばならないが、この作業は余裕空間が少なくて袋の通路
が狭く、作業が容易でない。さらに吸着ノズル５が袋を
１枚ずつ吸着して矢印ｄのごとく持ち上げ、矢印ｆのご
とく水平に持ち運んで矢印ｉのごとく袋コンベア３の上
に置く作動は工程が複雑で能率が上がらない。しかも、
合成樹脂製の袋は若干の粘着性を有している上に、静電
気を帯びて吸着現象を生じ易いので、矢印ｄのごとく１
枚の合成樹脂製の袋を持ち上げたとき、その下方の袋が
一緒に上がってくることが有って分離機能の信頼性が低
い。図４は上記と異なる袋分離供給装置の従来例を示す
模式的な断面図である。直方体函状の袋マガジン７が、
その底板７ａをほぼ水平ならしめて設置されている。こ
の袋マガジン７は無蓋の函状部材である。従って、本発
明における直方体函状とは立体幾何学的に厳密な直方体
を意味するものではない。底板７ａが水平であるから、
側板７ｂは垂直になっている。上記側板７ｂの下端部が
切り欠かれた形に袋供給口７ｃが設けられている。前記
袋マガジン７の底板７ａには開口が設けられていて、偏
心カム８が最下層の合成樹脂製袋６ａに摺触している。
図示の寸法ｅは偏心量である。該偏心カム８が図の反時
計方向に回ると、最下層の合成樹脂製袋６ａは図の左方
に送り出され、１対のロール９に挟まれてコンベア10の
上に排出される。しかし、この従来例における最下層の
袋６ａは上方の多数の袋によって押圧されており、その
上、粘着性や静電気の影響も受けるので、１枚だけが分
離することは容易ではなく、２枚以上が一緒に送られた
りする。多数の袋がくっついて一緒に送られようとする
と袋供給口７ｃが詰まってしまうというトラブルを生じ
る。この図４に示した形式の従来例で袋を１枚ずつ分離
させるためにピン状の部材で分離を補助する技術も公知
であるが、商品を密封包装すべき合成樹脂製の袋をピン
の先端で傷つける虞れが有って好ましくない。
分離供給部Ｂ付近の拡大図である。この従来例の装置で
は袋装入部Ａに対して作業員が多数の合成樹脂製袋を積
み重ねた状態で、矢印ｂのごとく手作業で装入しなけれ
ばならないが、この作業は余裕空間が少なくて袋の通路
が狭く、作業が容易でない。さらに吸着ノズル５が袋を
１枚ずつ吸着して矢印ｄのごとく持ち上げ、矢印ｆのご
とく水平に持ち運んで矢印ｉのごとく袋コンベア３の上
に置く作動は工程が複雑で能率が上がらない。しかも、
合成樹脂製の袋は若干の粘着性を有している上に、静電
気を帯びて吸着現象を生じ易いので、矢印ｄのごとく１
枚の合成樹脂製の袋を持ち上げたとき、その下方の袋が
一緒に上がってくることが有って分離機能の信頼性が低
い。図４は上記と異なる袋分離供給装置の従来例を示す
模式的な断面図である。直方体函状の袋マガジン７が、
その底板７ａをほぼ水平ならしめて設置されている。こ
の袋マガジン７は無蓋の函状部材である。従って、本発
明における直方体函状とは立体幾何学的に厳密な直方体
を意味するものではない。底板７ａが水平であるから、
側板７ｂは垂直になっている。上記側板７ｂの下端部が
切り欠かれた形に袋供給口７ｃが設けられている。前記
袋マガジン７の底板７ａには開口が設けられていて、偏
心カム８が最下層の合成樹脂製袋６ａに摺触している。
図示の寸法ｅは偏心量である。該偏心カム８が図の反時
計方向に回ると、最下層の合成樹脂製袋６ａは図の左方
に送り出され、１対のロール９に挟まれてコンベア10の
上に排出される。しかし、この従来例における最下層の
袋６ａは上方の多数の袋によって押圧されており、その
上、粘着性や静電気の影響も受けるので、１枚だけが分
離することは容易ではなく、２枚以上が一緒に送られた
りする。多数の袋がくっついて一緒に送られようとする
と袋供給口７ｃが詰まってしまうというトラブルを生じ
る。この図４に示した形式の従来例で袋を１枚ずつ分離
させるためにピン状の部材で分離を補助する技術も公知
であるが、商品を密封包装すべき合成樹脂製の袋をピン
の先端で傷つける虞れが有って好ましくない。
【０００４】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
で、積み上げて装入された多数の合成樹脂製袋を１枚ず
つ確実に、高能率で、しかも該合成樹脂製袋を傷つける
虞れ無く分離して次工程で供給し得る方法、および上記
方法の実施に好適な装置を提供することを目的とする。
で、積み上げて装入された多数の合成樹脂製袋を１枚ず
つ確実に、高能率で、しかも該合成樹脂製袋を傷つける
虞れ無く分離して次工程で供給し得る方法、および上記
方法の実施に好適な装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明に係る合成樹脂製袋の分離供給方法は、直方体
函状の袋マガジン内に積み上げられた多数の合成樹脂製
袋の内の最下層の合成樹脂製袋に偏心カムを摺触させ
て、該最下層の合成樹脂製袋を他の合成樹脂製袋から分
離し、前記袋マガジンの底部付近に設けられている供給
口から１枚ずつ排出せしめて供給する方法において、前
記袋マガジンの底面を水平面に対して角θだけ傾斜させ
るとともに、該袋マガジンの４個の側壁中の２個を垂直
面に対して角θだけ傾斜させ、前記多数の合成樹脂製袋
を角θだけ傾斜させて支承し、かつ、前記袋マガジンの
外側から前記の供給口に向けて圧縮空気を吹き付けて、
前記偏心カムに摺触している合成樹脂製袋以外の合成樹
脂製袋を空気流によって浮き上がらせることを特徴とす
る。
め本発明に係る合成樹脂製袋の分離供給方法は、直方体
函状の袋マガジン内に積み上げられた多数の合成樹脂製
袋の内の最下層の合成樹脂製袋に偏心カムを摺触させ
て、該最下層の合成樹脂製袋を他の合成樹脂製袋から分
離し、前記袋マガジンの底部付近に設けられている供給
口から１枚ずつ排出せしめて供給する方法において、前
記袋マガジンの底面を水平面に対して角θだけ傾斜させ
るとともに、該袋マガジンの４個の側壁中の２個を垂直
面に対して角θだけ傾斜させ、前記多数の合成樹脂製袋
を角θだけ傾斜させて支承し、かつ、前記袋マガジンの
外側から前記の供給口に向けて圧縮空気を吹き付けて、
前記偏心カムに摺触している合成樹脂製袋以外の合成樹
脂製袋を空気流によって浮き上がらせることを特徴とす
る。
【０００６】また、上記発明方法を実施するために構成
した本発明に係る分離供給装置は底部付近に袋の供給口
を設けた直方体函状の袋マガジンと、上記袋マガジンに
収納された多数の合成樹脂製袋の内の最下層の合成樹脂
製袋に摺触してこれを上記供給口から排出する偏心カム
とを設けた合成樹脂製袋の供給装置において、前記直方
体函状の袋マガジンの底面を水平面に対して傾斜させる
とともに、該袋マガジンの外側から前記供給口に向けて
圧縮空気を吹きつけるエアブローノズルを設けたことを
特徴とする。
した本発明に係る分離供給装置は底部付近に袋の供給口
を設けた直方体函状の袋マガジンと、上記袋マガジンに
収納された多数の合成樹脂製袋の内の最下層の合成樹脂
製袋に摺触してこれを上記供給口から排出する偏心カム
とを設けた合成樹脂製袋の供給装置において、前記直方
体函状の袋マガジンの底面を水平面に対して傾斜させる
とともに、該袋マガジンの外側から前記供給口に向けて
圧縮空気を吹きつけるエアブローノズルを設けたことを
特徴とする。
【０００７】
【作用】上記の発明装置を用いて上記の発明方法を実施
すると、 ａ．マガジン内の多数の合成樹脂製袋が垂直に積み上げ
られず、角θだけ垂直面から傾斜して積み上げられるの
で、最下層の合成樹脂製袋に係る押圧力が小さく、分離
し易く、 ｂ．袋の供給口に吹きつけられた圧縮空気によって、最
下層以外の合成樹脂製袋が浮き上がって最下層の合成樹
脂製袋から離れるので一層分離し易く、 ｃ．ピン状部材などを用いていないので合成樹脂製袋を
傷つける虞れが無い。
すると、 ａ．マガジン内の多数の合成樹脂製袋が垂直に積み上げ
られず、角θだけ垂直面から傾斜して積み上げられるの
で、最下層の合成樹脂製袋に係る押圧力が小さく、分離
し易く、 ｂ．袋の供給口に吹きつけられた圧縮空気によって、最
下層以外の合成樹脂製袋が浮き上がって最下層の合成樹
脂製袋から離れるので一層分離し易く、 ｃ．ピン状部材などを用いていないので合成樹脂製袋を
傷つける虞れが無い。
【０００８】
【実施例】図１は本発明方法を実施するために構成した
本発明装置の１実施例を示す断面図である。この実施例
の装置は図４に示した従来例の装置に本発明を適用して
改良したものであって、図４におけると同一の図面参照
符号を付したものは前記従来例（第４図）におけると同
様ないし類似の構成部分である。本実施例（図１）の袋
マガジン１は、その底板７ａを水平面に比して角θだけ
傾斜させてある。これに伴って２枚の側板７ｂも垂直面
に対して角θだけ傾斜する。従って、該袋マガジン７内
の多数の合成樹脂製袋（ほぼ平行な鎖線で図示する）は
垂直に積み重ねられず、垂直に比して角θだけ傾いて積
み重ねられている。このため、袋マガジン７内の合成樹
脂製袋の全重量が最下層の合成樹脂製袋６ａを押圧する
ことがなく、偏心カム８による分離，排出が容易にかつ
確実に行なわれる。この作用，効果から容易に理解され
るように、本発明において角θだけ傾斜させる傾斜角θ
とは、微小角ではなく、力学的な斜面分力が実用上の意
義を有するような、少なくとも１０度の傾斜角を意味す
るものである。本実施例は袋マガジン７の外側に、その
袋供給口７ｃの上方に位置せしめてエアブローノズル１
１を設置し、矢印Ｊのごとく袋供給口７ｃに向けて圧縮
空気を吹きつける。吹きつけられた圧縮空気流は、最下
層の合成樹脂製袋６ａと、その直近の合成樹脂製袋６ｂ
との間に流れこんで両者を離間させるとともに、該合成
樹脂製袋６ｂよりも上方の合成樹脂製袋を浮き上がらせ
る。これにより最下層の合成樹脂製袋６ａの偏心カム８
による分離，排出（次工程への供給）は一層容易にな
る。図１において偏心カム８を反時計方向に回転させる
と、最下層の合成樹脂製袋６ａが１枚だけ分離されて図
の左上方に排出され、１対のロール９ａ，９ｂに挟み込
まれて袋マガジン７内から引き出され、コンベア１０の
上に放出されて次工程に供給（矢印ｋ）される。
本発明装置の１実施例を示す断面図である。この実施例
の装置は図４に示した従来例の装置に本発明を適用して
改良したものであって、図４におけると同一の図面参照
符号を付したものは前記従来例（第４図）におけると同
様ないし類似の構成部分である。本実施例（図１）の袋
マガジン１は、その底板７ａを水平面に比して角θだけ
傾斜させてある。これに伴って２枚の側板７ｂも垂直面
に対して角θだけ傾斜する。従って、該袋マガジン７内
の多数の合成樹脂製袋（ほぼ平行な鎖線で図示する）は
垂直に積み重ねられず、垂直に比して角θだけ傾いて積
み重ねられている。このため、袋マガジン７内の合成樹
脂製袋の全重量が最下層の合成樹脂製袋６ａを押圧する
ことがなく、偏心カム８による分離，排出が容易にかつ
確実に行なわれる。この作用，効果から容易に理解され
るように、本発明において角θだけ傾斜させる傾斜角θ
とは、微小角ではなく、力学的な斜面分力が実用上の意
義を有するような、少なくとも１０度の傾斜角を意味す
るものである。本実施例は袋マガジン７の外側に、その
袋供給口７ｃの上方に位置せしめてエアブローノズル１
１を設置し、矢印Ｊのごとく袋供給口７ｃに向けて圧縮
空気を吹きつける。吹きつけられた圧縮空気流は、最下
層の合成樹脂製袋６ａと、その直近の合成樹脂製袋６ｂ
との間に流れこんで両者を離間させるとともに、該合成
樹脂製袋６ｂよりも上方の合成樹脂製袋を浮き上がらせ
る。これにより最下層の合成樹脂製袋６ａの偏心カム８
による分離，排出（次工程への供給）は一層容易にな
る。図１において偏心カム８を反時計方向に回転させる
と、最下層の合成樹脂製袋６ａが１枚だけ分離されて図
の左上方に排出され、１対のロール９ａ，９ｂに挟み込
まれて袋マガジン７内から引き出され、コンベア１０の
上に放出されて次工程に供給（矢印ｋ）される。
【０００９】図１に示した袋マガジン７の供給口７ｃの
高さ寸法Ｈ、および袋マガジン７内の合成樹脂製袋と側
板７ｂとの間隙寸法ｇは、前述の傾斜角θと関連し合っ
て分離作動状態の良否に影響を与えるので、本発明を実
施する場合、取扱対象部材である合成樹脂製袋の形状，
寸法，性状に応じて、上記の値Ｈ，ｇ，θの最適値を実
験的に求めることが望ましい。図１から容易に理解され
るように、本実施例の袋マガジン７内へ多数の合成樹脂
製袋を装入する作業は、図３の従来例における袋装入部
Ａに対して矢印ｂの如く装入する作業に比して、周囲空
間が広くて障害物が無いので著しく容易である。
高さ寸法Ｈ、および袋マガジン７内の合成樹脂製袋と側
板７ｂとの間隙寸法ｇは、前述の傾斜角θと関連し合っ
て分離作動状態の良否に影響を与えるので、本発明を実
施する場合、取扱対象部材である合成樹脂製袋の形状，
寸法，性状に応じて、上記の値Ｈ，ｇ，θの最適値を実
験的に求めることが望ましい。図１から容易に理解され
るように、本実施例の袋マガジン７内へ多数の合成樹脂
製袋を装入する作業は、図３の従来例における袋装入部
Ａに対して矢印ｂの如く装入する作業に比して、周囲空
間が広くて障害物が無いので著しく容易である。
【００１０】
【発明の効果】以上に説明した実施例によって明らかな
らしめたように、本発明の分離供給方法によれば、積み
重ねて装入された多数の合成樹脂製袋を１枚ずつ確実
に、高能率で、しかも該合成樹脂製袋を傷つける虞れな
く分離して次工程に供給することができる。また本発明
の分離供給装置によれば上記発明方法を容易に実施して
該発明方法の効果を充分に発揮させることができる。
らしめたように、本発明の分離供給方法によれば、積み
重ねて装入された多数の合成樹脂製袋を１枚ずつ確実
に、高能率で、しかも該合成樹脂製袋を傷つける虞れな
く分離して次工程に供給することができる。また本発明
の分離供給装置によれば上記発明方法を容易に実施して
該発明方法の効果を充分に発揮させることができる。
【図１】本発明方法を実施するために構成した本発明装
置の１例を示し、切断した状態を模式的に描いた正面図
である。
置の１例を示し、切断した状態を模式的に描いた正面図
である。
【図２】従来例の袋分離供給装置を模式的に描いた正面
図である。
図である。
【図３】上記従来例の要部を拡大して模式的に描いた、
課題の説明図である。
課題の説明図である。
【図４】上記と異なる従来例の袋分離供給装置を切断し
て模式的に描いた正面図である。
て模式的に描いた正面図である。
１…ベース、２…テーブル、３…袋コンベア、４…上部
フレーム、５…吸着ノズル、６…袋、７…袋マガジン、
７ａ…底板、７ｂ…側板、７ｃ…袋供給口、８…偏心カ
ム、９，９ａ，９ｂ…ロール、１０…コンベア、１１…
エアブローノズル。
フレーム、５…吸着ノズル、６…袋、７…袋マガジン、
７ａ…底板、７ｂ…側板、７ｃ…袋供給口、８…偏心カ
ム、９，９ａ，９ｂ…ロール、１０…コンベア、１１…
エアブローノズル。
Claims (2)
- 【請求項１】 直方体函状の袋マガジン内に積み上げら
れた多数の合成樹脂製袋の内の最下層の合成樹脂製袋に
偏心カムを摺触させて、該最下層に合成樹脂製袋を他の
合成樹脂製袋から分離し、、前記袋マガジンの底部付近
に設けられている供給口から１枚ずつ排出せしめて供給
する方法において、 前記袋マガジンの底面を水平面に対して角θだけ傾斜さ
せるとともに、該袋マガジンの４個の側壁中の２個を垂
直面に対して角θだけ傾斜させ、前記多数の合成樹脂製
袋を角θだけ傾斜させて支承し、かつ、 前記袋マガジンの外側から前記の供給口に向けて圧縮空
気を吹き付けて、前記偏心カムに摺触している合成樹脂
製袋以外の合成樹脂製袋を空気流によって浮き上がらせ
ることを特徴とする、合成樹脂製袋の分離供給方法。 - 【請求項２】 底部付近に袋の供給口を設けた直方体函
状の袋マガジンと、上記袋マガジンに収納された多数の
合成樹脂製袋の内の最下層の合成樹脂製袋に摺触してこ
れを上記供給口から排出する偏心カムとを設けた合成樹
脂製袋の供給装置において、 前記直方体函状の袋マガジンの底面を水平面に対して傾
斜させるとともに、該袋マガジンの外側から前記供給口
に向けて圧縮空気を吹きつけるエアブローノズルを設け
たことを特徴とする、合成樹脂製袋の分離供給方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22086591A JPH0558458A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 合成樹脂製袋の分離供給方法および同分離供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22086591A JPH0558458A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 合成樹脂製袋の分離供給方法および同分離供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0558458A true JPH0558458A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16757760
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22086591A Pending JPH0558458A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 合成樹脂製袋の分離供給方法および同分離供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0558458A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007031154A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Kolbus Gmbh & Co Kg | 印刷枚葉紙を丁合いする方法および装置 |
| CN110171602A (zh) * | 2019-05-27 | 2019-08-27 | 张家港江苏科技大学产业技术研究院 | 一种包装袋自动分离装置 |
| CN113753568A (zh) * | 2021-09-29 | 2021-12-07 | 无锡根深地固科技有限公司 | 扁平栽培容器自动拆垛装置 |
| CN116986100A (zh) * | 2023-09-07 | 2023-11-03 | 常州市飞利达医用制品有限公司 | 一种医疗包装袋的自动化生产输送线 |
-
1991
- 1991-09-02 JP JP22086591A patent/JPH0558458A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007031154A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Kolbus Gmbh & Co Kg | 印刷枚葉紙を丁合いする方法および装置 |
| CN110171602A (zh) * | 2019-05-27 | 2019-08-27 | 张家港江苏科技大学产业技术研究院 | 一种包装袋自动分离装置 |
| CN113753568A (zh) * | 2021-09-29 | 2021-12-07 | 无锡根深地固科技有限公司 | 扁平栽培容器自动拆垛装置 |
| CN116986100A (zh) * | 2023-09-07 | 2023-11-03 | 常州市飞利达医用制品有限公司 | 一种医疗包装袋的自动化生产输送线 |
| CN116986100B (zh) * | 2023-09-07 | 2024-01-16 | 常州市飞利达医用制品有限公司 | 一种医疗包装袋的自动化生产输送线 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2006256748A (ja) | ガラス基板用フイルムの貼付方法 | |
| JP2007276988A (ja) | ダンボールケースの積み重ね方法 | |
| JPH0558458A (ja) | 合成樹脂製袋の分離供給方法および同分離供給装置 | |
| JPH06227692A (ja) | 積層板状物分離搬送装置 | |
| JP2007297063A (ja) | 積層平海苔束結束方法及び積層平海苔束結束装置 | |
| JPH10316267A (ja) | シート供給装置 | |
| JPH05116831A (ja) | シート状物積層装置 | |
| JPS63171731A (ja) | 板状材移送方法 | |
| JPH06199319A (ja) | 段ボールケースの開函装置 | |
| JP3525621B2 (ja) | 紙葉類分離装置 | |
| JPH03154400A (ja) | 電子部品用パッケージング容器の供給装置および上記供給装置に用いられる電子部品用パッケージング容器 | |
| JP4402441B2 (ja) | 自動梱包方法、及び自動梱包装置 | |
| CN218948539U (zh) | 一种用于纸质包装盒加工的送纸装置 | |
| JP2008024456A (ja) | シート集積装置 | |
| JPH0596662A (ja) | 製函用段ボールシートの整列供給装置 | |
| CN220843288U (zh) | 一种锂电池外壳包装设备 | |
| JPH09240621A (ja) | カートンの集積装置 | |
| JP5507277B2 (ja) | 中仕切り待機装置及び紙パック段積み搬送設備 | |
| JPH0324513Y2 (ja) | ||
| JPS6219382Y2 (ja) | ||
| JP2524224B2 (ja) | 束供給装置 | |
| JP3499464B2 (ja) | パッケージブランクの供給方法及びその供給装置 | |
| JP2000095367A (ja) | カード取出し装置 | |
| CN117141865A (zh) | 一种锂电池外壳包装设备 | |
| JPS6044435A (ja) | 用紙送り装置 |