JPS61113388A - ビデオテ−プレコ−ダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、搬送色信号を含むカラー映像信号を記録再生
するビデオテープレコーダに関するものである。

従来の技術 近年、ビデオテープレコーダにおいては、テープ消費量
を低減する目的で、当初に設定されたビデオトラックピ
ッチのＶ２ｈるいは発のトラックピッチのモードを含む
ビデオテープレコーダが生産されている。このように、
新たな狭トラツクピッチを有するビデオテープレコーダ
では、記録時のテープ走行速度を切り換えて、当初のビ
デオトラックピッチと狭トラツクピッチを得ている。た
とえば当初のトラックピッチを５８μｍとし、狭トラツ
クピッチを１９．３μｍとするものである。ビデオトラ
ック長を約１００騙とすると、現在の口伝シリンダによ
るヘッド走査軌跡のトラック幅方向の精度は１０μｍ程
度になり、狭ｌ−ランクピッチモードにおいて、個別の
ビデオテープレコーダ間の互換性を保つには、記録ヘッ
ドおよび再生ヘッドのヘッド幅を狭トラツクピンチより
広くすることが必要である。たとえば、ヘッド幅が３０
μｍ程度のヘッドが採用されている。このような場合、
記録時には、記録ずみトラックの一部を順に重ね書きす
ることになり、再生時には、希望トラックを走査すると
同時に、一部隣接トラックも走査再生することになる。

隣接トラックを走査再生した信号はクロストーク妨害と
なる。このようなりロストーク妨害はたとえば、テレビ
ンヨン学会編「ホームＶＴＲ入門」３６〜４１ページに
示されているように、ＦＭ記録された輝度信号について
は、アジマス損失で、隣接トラックからのクロストーク
信号が除去され、搬送色信号については、そのライン相
関性を利用し、再生時に、希望信号に対し隣接トラック
からのクロストーク信号が１Ｈ遅延線を含んで構成され
るくし形フィルタで除去されるように記録再生系が構成
されている。つまり搬送色信号については、クロストー
ク信号のスペクトラムが希望信号のスペクトラムに対し
、１ラインオフセツト関係になるように記録再生糸で信
号処理され、上述したくし形フィルタで、希望信号のみ
が取シ出される。

発明が解決しようとする問題点 しかし、記録すべきカラー映像信号に含まれる輝度信号
に高域成分が多く、たとえば第２図已に示すように、搬
送色信号の帯域にまでその周波数スペクトラムが存在し
くいわゆるクロスカラー成分）、再生時、隣接トラック
からの搬送色信号のクロストーク信号かめる場合（第５
図乙に再生時の希望トラックの搬送色信号の周波数スペ
クトルを示し、第６図すにクロストーク信号の周波数ス
ペクトルを示し、第２図Ｃに希望信号を取りだすくし形
フィルタの周波数特性を示す）、第５図ｑに示すように
、くし形フィ７・レタの出力信号には上述したクロスカ
ラー成分が希望信号と同一の周波数スペクトラムを持っ
て含まれる。このクロスカラー成分は、−ラインオフセ
フ＋−関係でないｆｃメ、モニタテレビジョン受像機（
図示せず）上で大きな視覚上の妨害となる。

本発明は上記問題点を解決し、クロスカラー成分による
視覚上の妨害を除去することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するためカラー映像信号から
周波数分離手段を用いて、搬送色信号を周波数分離した
後、低域変換して記録再生するビデオテープレコーダで
あって、記録時テープ走行速度モードとして記録ずみト
ランクの一部を順に重ね書きするテープ走行速度モード
を含む複数の記録テープ走行速度モードを有し、これを
切り換える第１のスイッチ手段と、上記周波数分離手段
として、第１の周波数分離手段と第２の周波数分離手段
と、これらの周波数分離手段を切り換える第２のスイッ
チ手段とを具備し、第１の周波数分離手段は帯域通過型
フィルタを含み、第２の周波数分離手段はくし形特性を
有するフィルタを含み、前記第１のスイッチ手段でもっ
て前記記録ずみトラックの一部を順に重ね書さするテー
プ走行速度モードを選択した場合には、ｔＴ前記第２の
スイッチ手段でもって、第２の周波数分離手段を選択す
るように構成したものである。

作用 本発明は上記した構成によって、記録時に、いわゆるク
ロスカラー成分を除去して記録するため、再生時に隣接
トラックに記録された搬送色信号がクロストーク信号と
して希望信号に加算されても、再生時のくし形フィルタ
で除去され、希莱官号と同一の周波数スペクトラムのク
ロスカラー成分の妨害を受けない希望信号が得られる。

実施例 以下、本発明の一実施例のビデオテープレコーダについ
て、図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例における記録側回路要部ブロ
ック図である。第１図において、カラー映像信号は入力
端子１に入力され、輝度信号処理回路２および周波数分
離回路４に供給される。輝度信号処理回路２では、良く
知られているように、カラー映像信号から輝度信号を分
離した後、たとえば周波数偏移範囲が３．４ＭＨｚ〜４
．４ＭＨｚであるＦＭ波に変換されて、加算回路３に供
給される。

一方、後述する周波数分離回路４では搬送色信号が分離
され、色信号処理回路８に供給される。色信号処理回路
８は良く知られているように、たとえば色副搬送波周波
数が６２９に■２になるように周波数変換される。々お
搬送色信号は記録側の色信号処理回路８および後述する
再生側の色信号再生回路２３とで処理されることにより
、再生時のクロストーク成分は希望信号の周波数スペク
トラムに対し、歿ラインオフセットの関係を持つ。この
ようにして低域変換された搬送色信号は上記加算回路３
で上述したＦＭ波に周波数多重され、回転トランス９，
１ｏを介して、ビデオヘッド１γ。

１８に記録電流として供給される。ビデオヘッド１７．
１８は口伝ディスク１２上に取り付けられており、回転
軸１１に接続されたモータ（図示せず）により所定速度
で回転される。一方、磁気テープ１３は上記回転ディス
ク１２の周囲を１８０゜以上に渡って巻きつけられてお
り、ピンチローラ１５、キャプスタン２０、キャプスタ
ンモータ１４により、矢印１９の方向に所定の速度で走
行される。なお、キャプスタンモーター４は速度切換ス
イッチ２１を含む記録速度モード指示部１６の速度指示
に従って所定の回転数で回転する。たとえば記録速度モ
ード指示部１６は記録されたビデオトラックピッチが５
８μｍになるような記録速度モード人とビデオトラック
ピッチがその−である１９．３μｍになるような記録速
度モードＢとを速度切換スイッチ２１で選択できるもの
とする。

ここで、上記ビデオヘッド１７．１８のヘッド幅を３ｏ
μｍとすると、記録速度モード人ではビデオトラックと
ビデオトラックの間にガートバンドが生じ、記録速度モ
ードＢでは記録ずみトランクの一部を順に重ね書きする
。再生時、記録モード人で記録されたテープを再生する
場合には、隣接　　　　　　　、１トラツクからのクロ
ストークは生じなくて、記録モードＢで記録されたテー
プを再生する場合には隣接トラックからのクロストーク
が生じる。

上記周波数分離回路４は帯域通過型フィルタ５、くし形
フィルタ６およびスイッチ回路下とで構成される。入力
されたカラー映像信号の周波数スペクトラムを第２図乙
に示し、帯域通過型フィルタ６の周波数特性を第２図す
に示し、くし形フイルり６の周波数特性を第２図Ｃに示
す。くし形フイルり６の構成例を第３図に示す。第３図
においてくし形フィルタ６は１Ｈ（１水平走査期間）遅
延線２２および減算回路２３とで構成されている。

１Ｈ遅延線２２には良く知られているように、ガラス遅
延線やチャージカップルドデバイスにより代表されるア
ナログ半導体メモリやディジタル半導体メモリなどが用
いられる。帯域通過型フィルタ５により分離された搬送
色信号の周波数スペクトラムを第２図ｄに示し、くし形
フィルタ６により分離された搬送色信号の周波数スペク
トラムを第２図ｅに示す。

速度切換スイッチ２１が記録速度モード人を選択した場
合には、それに連動して、スイッチ回路７は帯域通過型
フィルタ５を選択するように動作する。この場合には、
上述したように、第２図ｄに示すような周波数スペクト
ラムを有する搬送色信号が低域変換されて磁気テープ１
３に記録される。一方、速度切換スイッチ２１が記録速
度モードＢを選択した場合には、それに連動して、スイ
ッチ回路７はくし形フィルタ６を選択するよう−に動作
する。この場合、すなわちビデオトラックピッチが１９
．３μｍであるため、記録ずみトラックの一部が順に重
ね書きされる場合には、第２図６に示したような、クロ
スカラー成分の除去された搬送色信号が低域変換されて
磁気テープに記録される。

次に、第４図および第５図を用いて、再生側の説明を行
う。第４図は、従来から良く知られている再生側回路要
部ブロック図であり、第１図と同一の構成要素について
は同一の番号を付した。第６図は搬送色信号の周波数ス
ペクトラムを示す一例であり、従来例によって記録され
た磁気テープ１３を再生した場合と本発明を用いて記録
された磁気テープ１３を再生した場合とを対比して説明
する。

まず、記録時に、記録速度モード人で磁気テープ１３が
記録された磁気テープ１３を再生する場合。再生側のキ
ャブスタンモータ１４の再生速度指示部（図示せず）は
、通常良く知られているように、再生されたコントロー
ル信号（図示せず）とキャブスタンモーフ１４０回転数
との関係から記録速度モードを判別し、キャブスタンモ
ータ１４を制御する。この場合、記録速度モード人と同
一の速度モードを指示する。ビデオヘッド１７゜１８は
磁気テープ１３を走査再生することにより再生信号が得
られる。この再生信号は、回転トランス９，１０を介し
て、輝度信号再生回路２２および色信号再生回路２３に
供給される。輝度信号再生回路２２は、良く知られてい
るようＫ、再生信号から高域成分をろ波した後復調°し
て輝度信号を得、加算回路２６に供給する。色信号再生
回路２３は、良く知られているように、再生信号から低
域成分をろ波した後、色副搬送波周波数が記録時と同一
になるように、周波数変換、ジッタ補正、位相シフトな
どの処理を行い、くし形フィルタ２４に供給する。くし
形フィルタ２４の入力端子における希望トラックの搬送
色信号は、第５図ａに示すような周波数スペクトラムを
有し、隣接トランクの搬送色信号は第５図すに示すよう
に希望トランクから再生された搬送色信号に対し、−；
ｆ）ｌたけ周波数シフトされた周波数スペクトラムを有
する。ビデオヘッド１７，１８のヘッド幅よシトランク
ピンチの方が広いため、第５図すに示すような周波数ス
ペクトラムを持つ信号は再生されず、くし形フィルタ２
４には供給されない。第５図ａに示すような周波数スペ
クトラムを持つ搬送色信号のみがくし形フィルタ２４に
供給され、クロスカラー成分が除去され、第６図Ｃに示
すような妨害のない搬送色信号が得られる。この搬送色
信号は加算回路２５でもって上述した輝度信号に加算さ
れ、出力端子２６に供給される。　　　　　　　　　　
　　、１゜次に、記録時に、記録速度モードＢで記録さ
れた磁気テープ１３を再生する場合。本発明では、第２
図ｅに示すようにクロスカラー成分が除去された搬送色
信号が記録されている。再生側のキャブスタンモータ１
４の再生速度指示部（図示せず）は同様にして、記録速
度モードを検出し、記録速度モードＢと同一の速度モー
ドを指示する。輝度信号再生回路２２および色信号再生
回路２３は、記録速度モード人の場合と同様な動作を行
い、再生された搬送色信号をくし形フィルタ２４に供給
する。くし形フィルタ２４の入力端子における希望トラ
ンクの搬送色信号は、第５図Ｃに示すような周波数スペ
クトラムを有し、隣接トラックの搬送色信号は第５図ｄ
に示すように、希望トラックから再生された搬送色信号
に対し−ｆだけ周波Ｈ 数シフトされた周波数スペクトラムを有する。ビデオヘ
ッド１７．１８のヘッド幅よりトラックピンチの方が狭
いため、第５図ｄに示すような周波数スペクトラムを持
つ信号はクロストーク信号として、希望トラックの搬送
色信号に対し、重畳された形で、くし形フィルタ２４に
供給される。くし形フィルタ２４は、たとえば、第３図
に示すくし形フィルタ６と同一の構成であるので、その
周波数特性は、第２図Ｃに示される特性と同一でるる。

これによシ、上述したクロストーク信号は除去され、ク
ロストーク信号とクロスカラー成分ノ除去された搬送色
信号が得られる。

記録速度モードＢの場合、本発明で示すような処理すな
わち記録側でくし形フィルタ６でクロスカラー成分を除
去する処理を行なう場合（従来例χグロストーク信号は
、第６図すに示すような周波数スペクトラムを持つ。ク
ロストーク信号の内、クロスカラー成分は希望信号の搬
送色信号と同一の周波数スペクトラムを有するため、く
し形フィルタ２４で除去されず、第５図ｑに示すような
信。

号が搬送色信号として、加算回路２５で再生輝度信号に
加算され、出力端子２６を介して、モニタテレビジョン
受象機（図示せず）に供給される。

このクロスカラー成分は、希望信号の搬送色信号の周波
数スペクトラムと同一周波数（−ライン第フセット関係
でない）であるため、視覚上、非常に大きな妨害になる
。

なお、本発明で示した構成において記録速度モ−ドＢで
はくし形フィルタが記録側と再生側の両方で挿入される
ため、色信号の垂直解像度が低下するが、垂直解像度の
低下より、同一周波数スペクトラムを除去する方が視覚
上の改善効果は大なるものがある。

又、クシ形フィルタ６については、第３図に示すような
単純な構成を用いて説明したが、いわゆる適応型くし形
フィルタを用いてもよい。適応型くし形フィルタを用い
た場合には、上述した垂直解像度の低下が緩和される。

適応形くし形フイルりとは、搬送色信号のライン相関が
低下する所で上記くし形フィルタ６のくし形フィルタ動
作を停止又は減衰させるものである。ライン相関の低下
の検出は、輝度信号のライン相関から予測するもの、輝
度信号のレベル変化から予測するもの、搬送色信号のレ
ベル変化から予測するものなど種々の方式が知られてい
る。

なお、上述したように、本発明では記録側にくし形フィ
ルタ６を挿入することにより、色信号の垂直解像度が低
下するため、記録速度モードＡでは、スイッチ回路７を
帯域通過型フィルタ５側に倒し、くし形フィルタ６を挿
入しないとしたが、いヘッドを用いる場合などの場合に
は、くし形フィルタ６を挿入する方が、同一周波数のク
ロスカラー成分を除去する点から望ましい。

また、テレビジョン学会編「ホームＶＴＲ入門」３６〜
４１ページに示されているように、搬送色信号の隣接ト
ラックからのタロストーク除去については、種々の方式
が提案され、実用化されている。それらは、記録、再生
系で処理を行い、いずれも再生側くし形フィルタ２４の
入力信号としては上述したように、隣接トラックからの
クロスト−り信号は希望信号に対し、ｉラインオフセッ
ト関係を持ち上記くし形フィルタ２４で除去される方式
であるため、本発明で述べた実施例はすべて　　　　　
　　ｉ適用できる。　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　′１発明の効果 上述したように、本発明によるビデオテープレコーダで
は、記録時に記録ずみトランクの一部を順に重ね書きし
、再生時には隣接トラックからのクロストーク信号が再
生されるような記録速度モードの場合には、記録搬送色
信号に含まれるクロスカラー成分をくし形フィルタで除
去することにより、再生時の大きなりロスカラー妨害を
避けることができるという効果を有する。しかしその効
果を得ることにより、色信号の垂直解像度が低下するが
、その低下による画質劣化より、上記大きなりロスカラ
ー妨害を避けることの方が再生画像として望ましい。又
、再生時に隣接トラックからのクロストーク信号が再生
されないような記録速度上−ドの場合には、記録搬送色
信号に含まれるクロスカラー成分は除去せずに記録する
。これにより、上述した色信号の垂直解像度の低下は生
じないという効果が得られる。なお、この場合のクロス
カラー成分は再生側に設けられた従来からのくし形フィ
ルタで除去される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるビデオテープレコー
ダの記録側回路の要部ブロック図、第２図は第１図にお
ける各部の周波数スペクトラムを示す図あるいは各部フ
ィルタの周波数特性を示す特性図、第３図はくし形フィ
ルタ６の一構成例を示すブロック図、第４図は本発明の
一実施例におけるビデオテープレコーダの再生側回路要
部ブロック図、第５図は第４図における各部の周波数ス
ペクトラムを示す図である。 ４・・、・・・周波数分離回路、６・・・・・・帯域通
過型フィルタ、６・・・・・・くシ形フィルタ、了・・
・・・スイッチ回路、１６・・・・・・記録速度モード
指示部、２１・・・・・・速度切換スイッチ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 第３図 第　４　Ｎ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カラー映像信号から周波数分離手段を用いて、搬送色信
   号を周波数分離した後、低域変換して記録再生するビデ
   オテープレコーダであって、記録時テープ走行速度モー
   ドとして記録ずみトラックの一部を順に重ね書きするテ
   ープ走行速度モードを含む複数の記録テープ走行速度モ
   ードを有し、これを切り換える第１のスイッチ手段と、
   上記周波数分離手段として、第１の周波数分離手段と第
   ２の周波数分離手段と、これらの周波数分離手段を切り
   換える第２のスイッチ手段とを具備し、前記第１の周波
   数分離手段は帯域通過型フィルタを含み、前記第２の周
   波数分離手段はくし形特性を有するフィルタを含み、前
   記第１のスイッチ手段でもって前記記録ずみトラックの
   一部を順に重ね書きするテープ走行速度モードを選択し
   た場合には、前記第２のスイッチ手段により、前記第２
   の周波数分離手段を選択することを特徴とするビデオテ
   ープレコーダ。