JPH0810945B2 - くし形フィルタ回路 - Google Patents

くし形フィルタ回路

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JPH0810945B2
JPH0810945B2 JP62187427A JP18742787A JPH0810945B2 JP H0810945 B2 JPH0810945 B2 JP H0810945B2 JP 62187427 A JP62187427 A JP 62187427A JP 18742787 A JP18742787 A JP 18742787A JP H0810945 B2 JPH0810945 B2 JP H0810945B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビデオテープレコーダ等の映像信号記録装
置に文字放送信号を記録する際に使用するくし形フィル
タ回路に関するものである。
(従来の技術) 近年、VTR(ビデオテープレコーダ)等の映像信号記
録再生装置の性能向上は著しい。例えば、周波数帯域で
約5MHzに相当する水平解像度の400本以上を実現したも
のも製品化されている。
一方、近年、TV(テレビジョン)放送信号には、文字
放送信号が重畳されていることが多い。この文字放送信
号は欧米ではテレテキストと呼ばれている。テレテキス
トを含めた文字放送の信号は、例えば、奇数フィールド
においては垂直帰線期間の第14〜16及び第21ラインに重
畳されている(第2図参照)。この文字放送はTV放送
信号の帯域(日本においては4.2MHz)で伝送できるもの
である。そのため、上記映像信号記録再生装置の帯域
は、文字放送信号を記録再生するのに十分である。
第8図は、従来の広帯域の映像信号記録再生装置を示
すものである。この装置においては、入力端Vinに入力
されたコンポジットビデオ信号V(第2図参照)が、
くし形フィルタ回路1により輝度信号Yとカラー信号C
とに分離され、出力端Yout1’Cout1にそれぞれ出力され
る。
第9図は、そのくし形フィルタ回路1の一例の詳細を
示すものである。即ち、入力端Vinに加えられたコンポ
ジットビデオ信号Vは、くし形フィルタ10に加えられ
る。即ち、その信号Vは1H遅延線(1HDL)11を介して第
1の減算器(I)12に加えられると共に、そのまま、第
1の減算器(I)12に加えられる。その減算器(I)1
2、即ち、くし形フィルタ10からの出力は、バンドパス
フィルタ(BPF)13を介して出力端Cout1にカラー信号C
として得られると共に第2の減算器(II)14に加えられ
る。その第2の減算器(II)14には、コンポジットビデ
オ信号Vが遅延要素15によって時間合わせをした後に加
えられている。そして、第2の減算器(II)14から出力
端Yout1に輝度信号Yが得られる。このようにして得ら
れた輝度信号Yは、第8図に示すように、記録系輝度信
号処理回路2に加えられ、そこでFM変調される。また、
カラー信号Cは記録系カラー信号処理回路3に加えら
れ、そこで低域変換される。上記回路2,3からの出力信
号は加算器4で加算され、記録アンプ5を介してヘッド
6に加えられ、磁気テープ7に記録される。
(発明が解決しようとする問題点) このようにして記録した信号からは適正に文字放送情
報を取り出すことができないという問題があった。即
ち、垂直帰線期間のうち、文字放送情報が重畳されてい
る期間においては、ライン毎の相関性がない。そのた
め、上記コンポジットビデオ信号Vをくし形フィルタ回
路1に通すと、隣り合うライン毎における文字放送情報
としての高域成分同士が混合されて信号劣化が起こる。
このように劣化した信号を記録した磁気テープ7を再生
しても、その再生した信号からは文字放送情報を適正に
取り出すことができないという問題点があった。
本発明の目的は、コンポジットビデオ信号を映像信号
記録装置に記録するための信号処理を行うに際し、文字
放送情報の信号劣化を生じさせないくし形フィルタ回路
を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の第1のくし型フィルタ回路は、コンポジット
ビデオ信号を輝度信号Yとカラー信号Cとに分離するYC
分離機能を有するくし型フィルタ回路において、垂直帰
線消去期間の前記コンポジットビデオ信号のうち、カラ
ーバースト信号の重畳された期間の信号についてはYC分
離を行い、少なくとも文字放送情報の重畳された期間
は、カラー信号が実質上前記コンポジット信号から減算
されないようにすることにより輝度信号Yに対してのく
し型フィルタとしての動作を禁止することを特徴とする
ものとして構成される。
本発明の第2のくし型フィルタ回路は、コンポジット
ビデオ信号を輝度信号Yとカラー信号Cとに分離するYC
分離機能を有するくし型フィルタ回路において、垂直帰
線消去期間のコンポジットビデオ信号のうち、少なくと
も文字放送情報の重畳された垂直走査期間の信号につい
ては、輝度信号Yに対してYC分離を行わずにそのまま抽
出し、その後その抽出した信号からカラーバースト信号
を除去することを特徴とするものとして構成される。
(作用) 垂直帰線消去期間のコンポジットビデオ信号のうち、
少なくとも文字放送情報の重畳された期間の信号につい
ては、YC分離が行われず、輝度信号Yとしてそのまま出
力される。よって、その出力された信号中においては、
文字放送情報の信号劣化が生じていない。これにより、
その信号を映像信号記録装置に記録した場合には、その
記録した信号の再生により文字放送情報を適正に得られ
る。
(実施例) 以下、本発明のくし形フィルタ回路の実施例について
説明する。
上記くし形フィルタ回路は、第2図に示すコンポジ
ットビデオ信号V中の垂直帰線消去期間のうち文字放送
情報が重畳されている期間はくし形フィルタとしての動
作を禁止するものとして構成される。
上記実施例は2つのタイプに分けられる。
第1のタイプは、第1図A,B、第3図、第4図及び第
5図に示されるものであり、垂直帰線消去期間における
コンポジットビデオ信号Vのうち少なくとも文字放送情
報が重畳されている各水平走査期間毎において、ある水
平走査期間のうちのカラーバースト信号が重畳されてい
る期間は輝度信号Yとカラー信号Cとに分離すると共
に、その水平走査期間の残りの期間である文字放送情報
が重畳されている期間は、くし形フィルタとしての動作
を禁止して、文字放送情報を輝度信号Yとカラー信号C
とに分離しない信号としての輝度信号Yを得るようにし
て、カラー信号Cとしては信号を出力しないように構成
される。
これに対し、第2のタイプは、第6図及び第7図に示
されるものであり、垂直帰線消去期間におけるコンポジ
ットビデオ信号Vのうち、少なくとも文字放送情報が重
畳されている水平走査期間においては、くし形フィルタ
としての動作を禁止して、文字放送情報とカラーバース
ト信号とを輝度信号Yとカラー信号Cとに分離しない信
号としての輝度信号Yを得、その後にカラーバースト信
号を除去するものとして構成される。
先ず、上述の第1のタイプの実施例を第1図A,Bを参
照しながら詳細に説明する。
第1図Aは、第2図に示すコントロール信号CTL1
形成するための回路である。その信号CTL1によって第1
図Bのスイッチ21を切り換えることにより、上述の第1
のタイプの実施例としての機能を満足する。
即ち、第1図Aにおいて、第2図に示されるコンポ
ジットビデオ信号Vが、入力端子Vinに加えられる。こ
の信号Vは同期信号分離回路19に加えられて、垂直及び
水平同期信号がコンポジットビデオ信号から分離、抽出
される。分離された同期信号は単安定マルチバイブレー
タ(MMI)18に加えられる。そのMMI18は、1つの水平走
査期間を、カラーバース信号の重畳された期間と、文字
放送情報あるいはテレビ映像情報が重畳された期間とに
分離するためのオン,オフ信号を作り出すためのもので
あり、その出力は第2図に示される。即ち、MMI18
は、水平走査信号の立ち下がりで安定状態から準安定状
態へ移り、カラーバースト信号の重畳された期間の経過
後、再び安定状態へ戻るものとして構成されている。こ
のMMI18の出力端子からの出力である第2図に示す
信号はアンドゲート26の一方の入力端子に加えられる。
一方、上記同期信号分離回路19からの出力は、垂直同
期信号分離回路24へ加えられ、垂直同期信号のみが分
離、抽出される。その垂直同期信号は第2の単安定マル
チバイブレータ(MMII)25へ加えられる。このMMII25
は、垂直同期信号の立ち下がりによって安定状態から準
安定状態へ移り、第21番目の水平走査期間に重畳された
文字放送情報の終了後に、安定状態に復帰するものとし
て構成される。そのMMII25のQ出力端子からの出力は、
第2図に示される。その出力は上記アンドゲート26の
他方の入力端子に加えられる。即ち、アンドゲート26に
は、第2図,に示す信号が加えられ、それによりそ
のアンドゲート26からは第2図に示すコントロール信
号CTL1が出力される。
上記コントロール信号CTL1を、第1図Bのくし形フィ
ルタ回路20のコントロール信号入力端子CTLin1に加え
る。このくし形フィルタ回路20は、第9図のくし形フィ
ルタ回路1において、1HDL11と第1の減算器(I)12と
の間に、コントロール信号CTL1のレベルH,Lによって切
り換えられるスイッチ21を設けたものである。
即ち、コントロール信号CTL1がレベルLの場合には、
スイッチ21は固定接点SL側に切り換えられる。これによ
り、くし形フィルタ回路20は、第9図のくし形フィルタ
回路1と同様に、通常のYC分離くし形フィルタとして動
作する。即ち、出力端子Cout2’Yout2にはそれぞれカラ
ー信号C及び輝度信号が出力される。
また、コントロール信号CTL1がHレベルの場合には、
スイッチ21の可動接点は固定接点SH側に切り換えられ
る。この切り換えにより、くし形フィルタとしては動作
しないこととなり、第1の減算器(I)12の−入力端子
には入力信号(コンポジットビデオ信号)Vがそのまま
入力される。これにより、第1の減算器(I)12の出力
は零となり、出力端子Cout2にはカラー信号Cが得られ
ず、さらに第2の減算器(II)14の−入力端子の入力も
零となり、第2の減算器(II)14の後段の出力端子Y
out2から入力信号がそのまま出力として得られる。
即ち、第2図,とを参照することにより以下のこ
とがわかる。第2図のコントロール信号CTL1は垂直同
期期間の開始時刻近傍までレベルLである。従って、そ
のレベルLである期間においては、コンポジットビデオ
信号Vは、くし形フィルタ回路20によって輝度信号Yと
カラー信号Cとに分離され、出力端子Yout2’Cout2から
それぞれ出力される。その後は、コントロール信号CTL1
はHレベルとLレベルを水平走査周期で繰り返す。而し
て、水平走査期間のうち第14〜16、21番目の水平走査期
間に着目すると、コントロール信号CTL1がLレベルの期
間は、カラーバースト信号が重畳されている期間であ
る。従って、そのカラーバースト信号はくし形フィルタ
回路20によってYC分離される。これに対し、コントロー
ル信号CTL1がHレベルの期間は、文字放送情報が重畳さ
れている期間である。従って、その文字放送情報は、YC
分離されることなく、そのまま出力端子Yout2に出力さ
れ、出力端子Cout2には何の出力も得られない。
なお、第1図Bにおいて、第9図と同等の回路要素に
は、第9図と同一の符号を付して説明を省略する。
第3図〜第5図は、第1図Aのくし形フィルタ回路の
それぞれ異なる構成例を示すものである。これらの第3
図〜第5図の構成例において、第9図と同等の回路要素
には、第1図Bと同様に、その第9図と同一の符号を付
して説明を省略する。
第3図のくし形フィルタ回路30は、第9図のくし形フ
ィルタ回路1において、BPF13と第2の減算器(II)14
との間に、コントロール信号CTL1でオン、オフ動作する
スイッチ22を接続したものである。コントロール信号CT
L1がLレベルのときには、スイッチ22は固定端子SL側に
切り換えられてオン動作をし、上記通常のYC分離くし形
フィルタとして動作する。また、コントロール信号CTL1
のレベルがHの場合には、スイッチ22は固定接点SH側に
切り換えられてオフ動作をする。スイッチ22のオフによ
り、出力端子Cout2にはカラー信号Cが得られなくな
り、且つ第2の減算器(II)14の−入力端子の入力が零
となる。第2の減算器(II)14の−入力端子への入力が
零となることから、その減算器(II)14の出力側の出力
端子Yout2からは、入力信号Vがそのまま出力として得
られる。
第4図のくし形フィルタ回路40は、第9図のくし形フ
ィルタ回路1において、BPF13と第2の減算器(II)14
との間に抵抗RとコンデンサCとによるローパスフィル
タを接続したものである。即ち、BPF13とアースとの間
に、抵抗R、コンデンサC及びスイッチ23を接続し、抵
抗RとコンデンサCとの中点を第2の減算器(II)14に
接続している。そのスイッチ23は、コントロール信号CT
L1のH,Lレベルによって切り換えられるものとして構成
されている。コントロール信号CTL1がLレベルの場合に
は、スイッチ23は固定端子SL側、即ち、オフ位置に切り
換えられる。これにより、くし形フィルタ回路40は、通
常のYC分離くし形フィルタとして動作する。コントロー
ル信号CTL1がHレベルのときには、スイッチ23は固定接
点SH側、即ち、オン位置に切り換えられる。これによ
り、BPF13の出力は、抵抗R及びコンデンサCによって
構成されるローパスフィルタによって高域がカットされ
る。よって、出力端子Cout2にカラー信号Cは得られ
ず、且つ第2の減算器(II)14の−入力端子の入力は零
となる。第2の減算器(II)14の−入力端子の入力が零
であることから、入力信号Vはそのまま出力端子Yout2
に出力として得られる。
第5図のくし形フィルタ回路50は、第9図のくし形フ
ィルタ回路1をそのまま用いると共に、コントロール信
号CTL1のH,Lレベルによって切り換わる2つのスイッチ2
1,22を用いている。そして、コントロール信号CTL1がL
レベルの場合には、スイッチ21,22は共に固定接点SL
に切り換わり、くし形フィルタ回路50は全体としてYC分
離くし形フィルタとして動作する。コントロール信号CT
L1がHレベルの場合には、スイッチ21,22が共に固定接
点SH側に切り換わり、出力端子COUT2には出力が得られ
ず、出力端子Yout2には入力信号Vがそのまま出力とし
て得られる。
次に、第6図及び第7図を参照して上記第2のタイプ
の実施例を説明する。
第6図のくし形フィルタ回路60は、上記くし形フィル
タ回路20,30,40,50のうちのいずれかを含む。そのくし
形フィルタ回路20(30,40,50)の出力端子Cout2は、く
し形フィルタ回路60の出力端子Cout3に直結されてい
る。また、くし形フィルタ回路20(30,40,50)の出力端
子Yout2をスイッチ21の固定端子SLに接続し、そのスイ
ッチ21の固定端子SHと上記出力端子Yout2との間に、抵
抗Rと接地したコンデンサCとにより構成したローパス
フィルタを接続している。
上記くし形フィルタ回路20(30,40,50)のコントロー
ル入力端子CTLin2には、第2図に示されるコントロー
ル信号CTL2を入力する。また、上記スイッチ21のコント
ロール入力端子CTLin3には、カラーアンダー方式のVTR
において存在するバーストゲートパルスを入力する。
これにより、くし形フィルタ回路60は以下のように動
作する。即ち、第2図,を参照して説明すると、コ
ントロール信号CTL2がLレベルのときには、第6図のく
し形フィルタ回路20(30,40,50)はくし形フィルタとし
て動作し、コンポジットビデオ信号Vは、輝度信号Yと
カラー信号Cとに分離され、それぞれ出力端子Yout2(Y
out3),Cout2(Cout3)に出力される。コントロール信
号CTL2がHレベルのときは、第6図のくし形フィルタ回
路20(30,40,50)はくし形フィルタとしては動作せず、
出力端子Cout2(Cout3)には何も出力が得られず、出力
端子Yout2には、コンポジットビデオ信号Vのうち、コ
ントロール信号CTL2がHレベルの間の信号がそのまま出
力される。出力端子Yout2に出力される信号中にはカラ
ーバースト信号が含まれている。そのカラーバースト信
号は次段のローパスフィルタによって除去される。即
ち、スイッチ21のコントロール信号入力端子CTLin3には
正のバーストゲートパルスが入力される。これにより、
スイッチ21は、バーストゲートパルスの入力されない時
の切換位置である固定接点SLから固定接点SHに切り換え
られる。このようにして、スイッチ21が固定接点SL側に
あるときには出力端子Yout3に文字放送情報がそのまま
出力され、スイッチ21が固定接点SH側にあるときには、
ローパスフィルタによってカラーバースト信号が除去さ
れ、そのカラーバースト信号の除去された信号が出力端
子Yout3に出力される。
第7図のくし形フィルタ回路70は、第6図のくし形フ
ィルタ回路60のローパスフィルタ及びスイッチ21に代え
て、スイッチ23、反転アンプ71及び加算器4を用いたも
のである。即ち、出力端子Yout2を、直接加算器4に接
続すると共に、バーストゲートパルスで切り換えられる
スイッチ23及び反転アンプ71を介して加算器4に接続
し、その加算器4から出力端子Yout3を取り出してい
る。
上記のくし形フィルタ回路70においては、くし形フィ
ルタ回路20(30,40,50)出力端子Yout2に出力されたYC
分離されていない信号が、バーストゲートパルスの入力
前においてはスイッチ23が固定接点SLに切り換えられて
いることから、そのまま出力端子Yout3に出力され、こ
れにより文字放送情報が得られる。バーストゲートパル
スの入力時には、スイッチ23は固定接点SHに切り換えら
れる。これにより、加算器4において、出力端子Yout2
に得られた信号と、それが反転アンプ71で反転された信
号とが加算され、出力端子Yout3にはカラーバースト信
号は出力されない。
以上説明した各実施例では、文字放送情報をそのまま
取り出そうとする期間においては、カラー信号Cを取り
出すための出力端子Cout2’Cout3に何も出力が得られな
いようにしている。しかしながら、再生時に、輝度信号
Yとカラー信号Cとを別々に端子から出力するようにし
た映像信号再生装置においては、そのようにする必要は
ない。即ち、上記再生装置においては、輝度信号出力端
子からの出力信号のみに基づいて文字放送情報がデコー
ドされる。従って、カラー信号出力端子からの信号とは
無関係である。よって、そのような再生装置を使用する
場合には、くし形フィルタ回路20,30,40,50,60,70の出
力端子Cout2’Cout3からは、第9図のくし形フィルタ回
路1の出力端子Cout1からの出力信号と同様の出力信号
が出力されるようにしてもよい。
(発明の効果) 本発明によれば、文字放送期間において輝度信号に対
してのくし形フィルタとしての動作が禁止され、輝度信
号出力端子には入力映像信号がそのまま出力されるとと
もに、カラー信号出力端子には実質上信号が出力されな
い。これにより、本発明に係るくし形フィルタ回路をVT
RのY/C分離に用いた場合、文字放送信号を劣化されるこ
となく輝度信号処理系へ入力することが出来ると共に、
文字放送信号の一部の成分がカラー信号系を通して伝送
されて再生系で輝度信号系を通ってきた文字放送信号に
重畳されることによる信号劣化を防止することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは本発明の実施例の回路図であり、第1図A
はコントロール信号を生成するための回路の回路図、第
1図Bはそのコントロール信号によって切り換え動作さ
せられるくし形フィルタ回路の回路図、第2図は第1図
Aの各点における信号波形を示すタイミングチャート、
第3図〜第5図は第1図Bの回路のそれぞれ異なる他の
構成例を示す回路図、第6図及び第7図は本発明のそれ
ぞれ異なる他の実施例の回路図、第8図は従来の映像信
号記録再生装置の回路図、第9図はそのくし形フィルタ
回路の詳細を示す回路図である。 4……加算器、11……1H遅延線、12,14……減算器、13
……バンドパスフィルタ、18,25……単安定マルチバイ
ブレータ、20,30,40,50,60,70……くし形フィルタ回
路、21〜23……スイッチ、26……アンドゲート、V……
コンポジットビデオ信号。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンポジットビデオ信号を輝度信号Yとカ
    ラー信号Cとに分離するYC分離機能を有するくし型フィ
    ルタ回路において、垂直帰線消去期間の前記コンポジッ
    トビデオ信号のうち、カラーバースト信号の重畳された
    期間の信号についてはYC分離を行い、少なくとも文字放
    送情報の重畳された期間は、カラー信号が実質上前記コ
    ンポジット信号から減算されないようにすることにより
    輝度信号Yに対してのくし型フィルタとしての動作を禁
    止することを特徴とするくし型フィルタ回路。
  2. 【請求項2】コンポジットビデオ信号を輝度信号Yとカ
    ラー信号Cとに分離するYC分離機能を有するくし型フィ
    ルタ回路において、垂直帰線消去期間のコンポジットビ
    デオ信号のうち、少なくとも文字放送情報の重畳された
    垂直走査期間の信号については、輝度信号Yに対してYC
    分離を行わずにそのまま抽出し、その後その抽出した信
    号からカラーバースト信号を除去することを特徴とする
    くし型フィルタ回路。
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