JPS61110541A - 写真感光材料用包装材料 - Google Patents

写真感光材料用包装材料

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JPS61110541A
JPS61110541A JP59231418A JP23141884A JPS61110541A JP S61110541 A JPS61110541 A JP S61110541A JP 59231418 A JP59231418 A JP 59231418A JP 23141884 A JP23141884 A JP 23141884A JP S61110541 A JPS61110541 A JP S61110541A
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film
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は感光物質用包装材料特に写真感光材ネ1包装[
■に好適な積層体に関する。
(従来の枝術) 積層体は種々のタイプのものが広く実用化されており、
その使途に従って様々の件部が要求されている。写真感
光材ネ;lをはじめ多くの感光物質包装用Ih層体に求
められている性質として破れにくいこと、カールしにく
いこと、耐衝撃強度が大きいこと、柔軟であること、密
封のためヒートシールしやすいこと、引張り強度が大き
く■つ破断点伸びが大きいこと等が挙げられる。クッシ
ョン↑’1.’l’面性、すべり特性といった性質を低
ドさせず、引裂き強度やゲルボテスト強度、落下強度、
絹!i撃強IWにすぐれ、柔軟で破断点伸びが大きくカ
ールしにくい”FIiJ包装可能な安価な積層体を実現
することにより円筒状の感光物質や、感光物質の入った
円筒容器の遮光包装や従来金属の密封容器で移送してい
た写真感光材料の包装を積層体に置換するなど、新たな
用途を開拓する他、目的にあった防湿性、ガスバリヤ−
刊のコントロール、あるいは包装の軽量化、破損防1に
など多くの実用にの利益が考えられる。特開昭57−6
754号公報では当方よりこのような包装材料を開示し
ている。
(発明の目的) 本発明はこのような包装材料を改良し、厚さが小さくて
も物理強度が大きい更に実用的な積層体を提供すること
を目的とする。
(発明の構成概要) 本発明は2層の熱可塑性樹脂層を平行線状又は平行する
帯状の接着層で、空隙を残した状態で積層させることに
より、各種の物理特性を向上させた包装材料である。感
光物質と接触する側の熱可塑性樹脂層はヒートシール可
能なことが必要であり、また全積層体のうち少なくとも
一層は遮光性層となして、感光物質用包装材料とする。
本発明に使用するヒートシール可能な熱可塑性樹脂フィ
ルム層としては各種ポリエチレン、各種ポリプロピレン
、ポリイソブチレン、ポリスチレン、エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−ブテン11:重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体(EEA)等のオレフィン系共重
合体、プロピレンを主成分とする共重合体、あるいはポ
リアミド、ポリアセタール、ポリ塩化ビニル(PVC)
、ポリtl化ビ゛リニデン(PVDC)、ポリカーボネ
ート、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリフ
ェニリレンオキシド等及びこれらの1種又は2種以トの
混合物等の熱可塑性樹脂等が挙げられるが本発明方法が
効果的に適用しうる好ましいヒートシール可能な熱可塑
性樹脂フィルム層はポリオレフィン系樹脂(エチレンと
それ以外のモノマーとの共重合体も含む)を50%以り
含む樹脂である。より具体的には、各種ポリエチレン(
特に低圧法低密度ポリエチレンや高圧法低密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン)、エチレン−プロピレン共
重合体、EVA、EEA等のオレフィン系共重合体、ポ
リイソブチレン、及びこれらの1つ以1〜の混合樹脂を
特徴とする特許塑性樹脂を成形(シングル押出し、又は
2層重1゜の共押出しも含むTダイ成形フィルト又はキ
ャスティング成形フィル11やインフレーション成形フ
ィルム等)シたフィルトである。■フィル1. IJ分
子配向(含む延伸#)してあっても無配向でもよく、金
属薄膜加「や印刷加重等公知の種々の加圧が施されてい
てもよい。
もう1つの熱nf塑性樹脂フィルム層もヒートシール可
能な前記熱可塑性樹脂フィルム層と同じものを用いるこ
とが出来る。2層の熱可塑性フィルム層の厚み差は50
%以下、強度的には同程度であることが奸才しい。これ
らの熱可塑性樹脂フィルム層には金属薄膜加圧(例:金
属)に着膜等)が施されていてもよい。
平行線状、又は平行する帯状の接着層(以下縦筋状接着
層という)は各種の接着剤や熱可塑性溶融樹脂等を用い
ることが出来る。接着剤を用いずにヒートシール法等に
より直接2つの熱可塑性樹脂フィルム層を接着(溶着)
させてもよい。
本発明ではト記3つの必須の層重外に必要に応じて反ヒ
ートシール側の熱可塑性樹脂フィルムの1〜に接着層を
用いたり、用いずに直接他のフレキシブルシート層を積
層してもよい。又感光物質と接触する熱11「・η!+
II樹脂フィルム層に接着層を用いた番1用いずに直接
他のヒートシール層を感光物質と1と触する側に積層し
てもよい。
(b(適な実施の78様) 本発明の包装材料として使用するのに好ましい熱++)
塑性樹脂フィルム層(感光物質と接着するヒートシール
ri 簡な熱可塑性樹脂フィルム層も含む)の厚さは1
0〜200gmであり、女子ましくは30〜150gm
、もっとも好ましいのは40〜100gmである。フィ
ルムは分子配向(含む延伸)してあってもよいし無延伸
フィルムであってもよいが円筒形や角形の感光物質(含
む感光物質入円筒形容器、例えば金属缶やドラム缶、ポ
ール鏑、暗箱、明室装填用マガジン等)を遮光、防湿、
密着、密封包装する時には無延伸の破断点伸びが縦15
0%以に、横200%重子のもの。
旦体的にはLDPEやL−LDPE、EVA、EEA 
(特に低圧法線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)
は遮光性物質を添加した場合の強度がすぐれるへで有利
である)、又はこれらの2つ以]−の混合樹脂又はこれ
らの樹脂に合成ゴム等を添加した樹脂を成形したフィル
ムが好ましい、又l軸分子配向フィルムを分子配向軸が
交差するように積層したフィルムは特に好ましい。本発
明に必須の2つの熱可塑性樹脂フィルム層は、遮光物質
の添加量、フィルム厚さ、フィルムの樹脂組成、分子配
向有無、延伸倍率等同一であっても異なるものであって
もよい。
本発明に必須のもう1つの層、即ち2つの熱可塑性樹脂
フィルム層間に施す縦筋状接着層は押出しラミネートの
場合は間隙が10−100mm。
好ましくは20〜80mm、最も好ましくは30〜60
mm、接着層の巾が0.1〜15mm、好ましくは0.
3〜10mm、最も好ましくは0.5〜5mm、接着層
の厚さが8〜50pLm、好ましぐは9〜20gm、最
も好ましくは10〜15gmである。押出しラミネート
接着層以外の溶液状接着剤のロールコートの場合では、
接着層の厚さは、固形分厚さが8gm以下でも1〜分接
着強度をもたせることが出来る。接着層の間隙、tll
、厚さは、コスト、接着強度、加工速度、積層体の種類
や厚さ等に基いて定められ]−記数値には特に限定され
ない。
接着剤の代表的なものとして各種ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリブテン等のポリオレフィン系熱可塑性樹
脂熱溶融接着剤、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重
合体(EAA)、エチレン−アクリル酸エステル共重合
体等のオレフィン共重合体、アイオノマー樹脂等の熱可
塑性樹脂熱溶融接着剤その他熱溶融型ゴム系接着剤があ
り、溶液状接着剤としてはウェットラミネート川接着剤
があり、エマルジョン、ラテックス状の接着剤である。
エマルジョン型接着剤の代表例としてはポリ酢酸ビニル
、酢酸ビニル−エチレン共重合物、酢酸ビニルとアクリ
ル酸エステル共重合物、酢酸ビニルとマレイン酸エステ
ル共重合物、アクリル共重合物、エチレン−アクリル酸
共重合物等のエマルジョンがある。ラテックス型接着剤
の代表例としては天然ゴム、スチレンブタジェン(SB
R)、アクリロニトリルブタジェン(NBR)、  ク
ロロプレン(CR)等のゴムラテックスがある。又ドラ
イラミネート用接着剤としてはポリウレタン接着剤等が
あり、その他パラフィンワックス、マイクロクリスタリ
ンワックス、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン
−アクリル酸共重合樹脂等をブレンドしたホットメルト
ラミネート接着剤、感圧接着剤、感熱接着剤等公知の接
着剤を用いることがlll来る。エクストルージョン用
ポリオレフィン系接着剤はより置体的にいえば各種ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリインブチレン、EPR
などポリオレフィンからなる重合体及びエチレンとの共
重合体(IEVA、EEA、EAA等)の他低圧法低密
度ポリエチレン(L −LD PE)の如く、エチレン
の他に一部他のモノマーを共重合させたもの、DuFo
nt社のサーリン、ポリケミカルシン(のアトマー等の
フイオノマーm@(イオン性共重合体)壱ポリオレフィ
ンに極性上ツマ−をグラフト重合させたものをも含む。
これらの接着剤は積層させようとする熱OT塑性樹脂フ
ィルム層より5°以ト融へか低いものであることがψま
しい。この程度の温度差があれば熱口[塑性樹脂フィル
ム層に悪影響を与えず熱溶融接着を完全に行わせること
ができる。
熱0[塑性樹脂フィルム層のいずれか一つの層が分子配
向されている場合は、接着層としては感圧接着剤や溶液
型接着剤あるいは熱0′f塑性樹脂であって分子配向フ
ィルムの特性を損なわない温度(分子配向フィルムがH
DPHの場合凡そ250〜350’(りで接着できる様
なもの、例えば高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)
、エチレン酢ビ共重合体(EVA)、エチレン−アクリ
ル酸共重合体(EAA)、エチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体(EEA)、アイオノマー樹脂、低圧法低密
度ポリエチレンである線状低密度ポリエチレン(L−L
DPE)、ポリオレフィンに極性モノで−をグラフト共
重合させた三菱油化の”モディック“等が使用できる。
平行線状又は平行する帯状接着層は一定の間隙で縦筋状
に二層の熱可塑性樹脂フィルム層を積層体としである程
度の一体性を保つが、他の方向には空隙が出来るように
施される。このように部分的に接着されることが必要で
あり、このことにより引裂き強度が増大し、柔軟でやぶ
れ難くなる。
又遮光性を二重に保証できる2層の遮光フィルムの全面
に接着剤層が形成されると、積層体が完全に−・体化し
てこのような効果が失われる。
本発明により、引裂き、衝撃穴7ケ、破損等に対して強
く、かつカールが小さく、柔軟で、安価な包装材料が提
供される。なお、接着剤は、外層の熱可塑性樹脂フィル
ム層に施すよりは感光材料と接触する内層の熱可塑性樹
脂フィルム層に施した方が一般的に感光物質に対する凸
部によるスタチ、νり、摩擦カブリ、圧力カブリ、擦り
傷、凸部形状うつり等の防1Fの点で有利である。
本発明は接着剤層を用いずに加熱ローラー、加熱ヒート
板、加熱歯車等によるヒートシール接着法や超音波溶接
法、高周波溶接法等公知の溶接法によって2つの熱可塑
性樹脂フィルム層を部分的に溶融接着した接着層にして
も、同様の効果が得られる。
平行線状接着層は数学的に厳密な平行である必要はなく
、また線は2層の熱可塑性樹脂フィルムを一体化できる
範囲内である程度とぎれとぎれであっても実用1〜支障
ない。
本発明の包装材料は各種の製品の包装に利用で ゛きる
が、特に写真感光材料の包装用として有用である。この
目的に使うために、全槍層体中の少なくとも1層が遮光
性を有することが必要である。
このためには、2つの熱可塑性樹脂フィルム層、フレキ
シブルシート層、ヒートシール層、接着剤層あるいは他
のいずれか一層重トにO81〜30rrXli!%の遮
光性物質を含有させてもよいし1着色紙、又はアルミ箔
や亜鉛メッキした薄層鋼板等の厚さ5μm以1〜50 
iLm以下の金属箔又は55A〜1200Aの金属蒸着
層をもつ紙(例:アルミ蒸着紙)や金属薄膜加工フィル
ム(例ニアルミ18着フィルム)などの遮光性の他の層
を積層させるか、印刷により遮光性を付加するなどの方
法を用いてもよい。
遮光性物質を含有させる場合には、全積層体の単位面積
(m”)当り0.1〜30gが適量である。延伸フィル
ム中には12 g / m”以上の遮光性物質を添加す
ることは一般にフィッシュアイの発生と物理的強度等を
低下させる意味で好ましくなく、0.1〜7重量%の範
囲が望ましいが、無延伸フィルムや紙などのフレキシブ
ルシートに添加する場合はこの限りではなく配合量で3
0重量%まで、単位面積(m′)当り30gまで配合で
きる。遮光性物質は可視および紫外線を透過しないすべ
ての物質をいうが、代表的なものを例示すれば、各種カ
ーボンブラック、アルミ粉末、着色顔料、着色染料、酸
化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、粘土等の白
色顔料、各種金属粉末、各種金属#a維などがある。品
質、コスト、遮光能力の点で写真感光材料の包装用とし
ては各種のカーボンブラックとアルミ粉末、アルミペー
ストより低揮発物質を除去したものが望ましい。
カーボンブラー、りの中でも特にpH5〜9、平均粒子
径10〜50mpのものが遮光性向トと特性低下の少な
い点で好ましく、最も好ましいものはpH6〜9、平均
粒子径15〜30m#Lのファーネスカーボンブラック
である。
同じ量を添加して、できるだけ遮光性をよくするには、
内側(包装した時製品に接する側、袋の場合はヒートシ
ールする側)に遮光性物質を配合しておくことが望まし
い。
本発明に必須の2層の熱可塑性樹脂フィルム層と縦節状
接着層に関しては以上の通りであるが、本発明の実施に
おいてはこの他に他の層を積層させてもよい。
例えば各種の紙、不織布、セロハン、延伸熱可塑+/1
樹脂フィルム等の耐熱性と柔軟性のあるシートを積層さ
せることにより、ヒートシール性、強度、すべり特性、
帯電性、印刷性、遮光性、美観などの点を向トさせるこ
とが考えられる。
特に、片方の最外層を非熱溶融性の層とするか、もしく
は最内層(ヒートシールする層)より5層C以上融点の
高いものとすれば、低融点側同志をヒートシールするこ
とがさらに容易になり、ヒートシール性にすぐれた袋を
製造するのに有利である。
より具体的には最外層として、厚さ1107z以上の紙
、アルミi着紙、アルミ蒸着熱可塑性樹脂フィルム、セ
ロハン、不織布、布、金属箔、延伸熱可塑性樹脂フィル
ムのいずれかとすればヒートシールが容易にできる。
そのうちでも特に厚さ30gm”190)imの紙を最
外層とすれば遮光性、耐熱性の両方を満足させ得るので
特に分子配向フィルムと積層させると有用性が高い。
同じ効果は逆に最内層(ヒートシールする層)に反対側
の最外層の非熱溶融性の層や分子配向フィルムより5℃
以上低融点のヒートシールしやすい層を形成しても得ら
れる。ヒートシールしやすい層の形成は塗布によっても
はり合せによってもよい。例えば、延伸フィルムとして
最外層にポリエステルやナイロンフィルムを使用した場
合、最内層(ヒートシールする層)を低密度ポリエチレ
ンフィルムとすればヒートシールが容易である。なお、
整光物質と接触する側の熱可塑性樹脂フィルム層やヒー
トシール層に0.1〜1594%の遮光性物質を含有さ
せれば感光材料包装用として特に有用である。一層にの
み遮光性物質を含有させる場合、ヒートシール部からの
漏れをなくすため峠内層へ添加する方が遮光性の点で有
利である。
縦筋状接着層で分子配向軸が交差するように接着される
本発明に必須の2つの熱可塑性樹脂フィルム層が1軸分
子配向熱可塑性樹脂フィルムである場合のヒートシール
が容易にできる層構成の一例を述べると、月例表層(内
側ヒートシール層側)に−軸分子配向フィルムより5℃
以以上融占の(好ましぐは10℃以ト以上)ヒートシー
ルしやすい層でかつ遮光性物質を0.5〜15重量%含
有する層を形成することは有用である。ヒートシール層
としては、例えば厚さはエクストルージョンコートの場
合lO〜80gm、貼り合せ用キャスティングフィルム
壱インフレーションフィルムの場合13〜120μm程
度の各種ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポ
リエステル、エチレンビニルアセテート共重合体(EV
A)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)
等の熱可塑性樹脂フィルム層を用いることができる。特
に好ましくは、高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)
、エチレンビニルアセテートJ1[合体(EVA) 、
アイオノマー、線状低密度ポリエチレン(L−LDPE
)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(E E A
)等よりなる熱ii(塑に1樹脂フィルム層である。
写真感光材料を旧人する場合製品に接する層のすべ11
特性としては、静摩擦係数0.466 (すベリ角25
度)以下が良く、より奸才しくは0.325 (すべり
角度18度)以下か望ま1゜い。このような特に1は、
滑剤を添加すること又は表面をマット化することにより
達成され、成いは1 ヒートシール面(商品に接するフ
ィルム面)をなすフィルムの材質を選択することにより
ト記のすベリ特性をy4足できる。
以1〜の構成により作られた積層フィルムは耐カール性
にすぐれる。さらに柔軟で破断へ伸びが大さり11つ中
袋強度、#瞥穴あけ強度、製品挿入性、ゲルボテスト強
度、落下弾度にもすぐれることから、包装材ネlとして
イj用である。遮光性をもたせた場合は、写真感光材料
の包装用として特に石111である。
本発明の好ましい実施態様は、例えば次の通りである。
即ち、好適な感光材料用包装材料はカーボンブラックを
0.1〜30重皇%含む低圧〃;低密I片ポリエチレン
、又は高圧lノ:低密度ポリエチレン、メは延伸倍率が
2.0〜7.0倍でカーボンブラックを0.5〜7重量
%含み、厚さが151j、m−120μm、密度が0 
、94 g / c m’以にのHD P E−軸延伸
、望ましく1オー軸斜延伸フイルム(縦−・Th1f伸
フイルムをスパイラル状にスリットしたフィルムも含む
)を縦方向のみが連続の一定間隙の縦節状ポリオレフィ
ン系(LDPE、EAA、EEA、L−LDPE、PP
、EVA、アイオノマー等のポリエチレン共重合体も含
む)接着層により前記−軸延伸フィルム(−・軸分子配
向フィルムも含む)と延伸軸(分子配向軸も含む)の交
差角が30度以上で交差(クロス)するように前記−軸
延伸フィルムと厚さの差が15%以内のHDPE−・軸
延伸フィルム、望ましくは−−−&h 64延伸フイル
ム(縦−軸延伸フィルムをスパイラル状にスリットした
フィルムも含む)を前記ポリオレフィン系接着層で貼り
合せ、前記の1つ以ヒの層にカーリング性、νりを全植
層体中に0.1〜30g/m’含んで成る積層体から構
成される。この包装材ネ′lは、写真感光材料用として
特に適し、破断点伸び、価格、物理強度、柔軟性、カー
リング性が顕著に改善されている。
さらに本発明の応用として用いられるヒートシール層の
反対側に積層することが可能なフレキシブルシートにつ
いて詳述する。フレキシブルシートの代表的な例をあげ
ると、名神の1(、合成紙、アルミツA着紙、アルミノ
kMフィルム、アルミ9^・スズt^等の金属箔、不織
布、クロスヤーン、セロハン、!1j、各種の熱可塑性
樹脂フィルム例えば各種ポリエチレン(LDPE、MD
PE、HDPE、L−LDPE等)、各種ポリプロピレ
ン、セルローストリアセテート、ポリエステル、ポリア
ミド(ナイロン66、ナイロン6等)、ポリカーボネー
ト、ポリ環化ビニリデン、ポリtl化ビニル、ポリス千
しン等、又はこれらを−it分とする1(千合体例えば
EVA、EEA等又はこれらの熱i(仰N’l樹IIh
の2種型l−の混合物等からなるフィルムである。コス
ト、入手性、汎用性、製造適性よりb’fま1.いのは
ポリエチレンテレフタレート(PET) 、高密度ポリ
エチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE
)、高ff法低密度ポリエチレンCI、−LDPE)、
ポリプロピレン(P P)からなるフィルムであ()、
4〜に望ましいのは密1[[0、9〜94g/am’以
l−)高密度ポリエチレンよりなる。これらのIA B
f塑性樹脂フィルJ、はl輔ヌは2輔方向に分子配向さ
せることが効果的である。本発明に必須の2つの熱可塑
性樹脂フィルム層としても使用可能な特に好ましい−・
軸分子配向フィルムと低圧法低密度ポリエチレンフィル
ム(L−LDPE)について詳述スル。−軸分子配向フ
ィルムは熱可塑性樹脂例えば、各種ポリエチレン、各種
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカー
ボネート ポリ塩化ビニリデン、ポリ1ハ化ビニル、ポ
リスチレン等アはこれらを主凌分とする共重合体又はこ
れらの熟【イ塑性樹脂の2挿置1〜の混合物等である。
好まI7いのは高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、低圧法低密度ポリエチレン、ポリプロピレンであり
特に望ましいのはL−LDPEと厚さ15〜120gm
、密度0 、94 g / c m’以Hの高密度ポリ
エチレンである。
ここで言う一輔分子配向フィルムきは分子配向方向の分
子配向率がこれと90度方向の分子配向率よ番115倍
り1〜高くなったフィルムも含t?。
例えばインフレーションフィルムでブロー化が2倍でこ
れを縦方向に3倍延伸したフィル1、は縦−輔3倍各!
伸フィルムとする。
また、−軸分子配向フィルムとしては一軸延伸フィルム
Cテンター等による横一軸延伸フィルム、公知のpA7
J、の縦−軸延伸フィルム)が一般的だが、本発明では
物理的な形付けやインフレーションフィルム(管状フィ
ルム)等ではブロー比を大きく1.で分子配向させたり
、長を方向に強力に分子配向させそれを螺旋状に切断し
て広げた斜メ(例えば45°)に分子配向した状態のフ
ィル1、も−軸分子配向フィルムと言う。−軸分子配向
フィルム(−軸延伸フィルムを含む)の公知の製造方ノ
)、の−・例としては特開昭47−34656゜同48
−100464、特公昭40−531947−3862
1.47−39927.53−18072$かある。
分子配向は、縦、横、斜めいずれでもよいが。
接着層の両面に積層する2層の分子配向フィルムの分子
配向軸は30度以上上角度で積層されることがイ1利で
ある。
全方向の抗張力を平均的に保ちたい場合は分子配向軸の
交差角(クロス角)を90度にするのがよい、従って縦
分子配向フィルムと横分子配向フィルムを積層させるか
、斜め45度の分子配向フィルムを2枚分子配向軸が直
交する様に積層させてもよい。
後者の場合、分子配向した管状フィルム又は管状に延伸
押出成形したフィルムを切開せずに管状のままヒートシ
ール方法等で積層させてもよい。
ある方向に対する抗張力を強化したい時には交差角(ク
ロス角)を90度とせず、30度〜90度未満とするこ
とも有益であるが、クロス角度を小さくすると、分子配
向軸と平行方向の引裂き強度或いは直交方向の引張強度
が低下するので一般の包装材料としては30度以上上好
ましくは45度〜90度とするのがよい。
また分子配向率や延伸倍率は成分壱製品の用途に心して
選釈され、4キに制限はないが、延伸の効果が明確にな
るのは2〜15倍の時であり、此光性物質を含有する場
合においてはフィッシュフイ発生等のフィルム品質の点
から2〜7倍の範囲が特にV了ましい。
一軸分子配向フィルムの厚さも目的の要求に応じて選釈
されるが、包装材料として使うには15μm〜120I
Lmが一般的である。
次に低圧法四状低密度ポリエチレン系(L−LDPE)
フィルムについて詳述する。このL−LDPE系フィル
ムはヒートシール層としても使R6L、本発明に必須の
熱可塑性樹脂フィルム層としても使える。ここにT−−
−L D P E系フィルムとlま45重紗%以トが低
圧法線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)であるこ
とを意味し、好シール性、カーボン添加時の強m、柔軟
性、破断11、(伸び、すベリ性等の点で干ぐれている
前記T、 −L D P E系ポリマーのL−LDPE
以外の残部(添加物と称する)は実質ト高圧法低密IW
ポリエチレン(LDPE)とすることが望ましいが、L
−LDPEと混練可能な熱可塑性樹脂ならあらゆる熱可
塑性樹脂が利用出来る。この混合相114としては、各
種ポリエチレン(HDPE、MDPE、LDPE) 、
ポリエチレンとその共重合体(エチレン・エチルアクリ
レート共重合体、エチレンビニールアセテート共重合体
等)、アイオノマー樹1h、ポリスチレン、ポリブチレ
ン、ポリプロピレンの1又は2以1〜を用いることがで
きる。
然し、物理特性向トの点でポリオレフィン系樹脂が望ま
しく LDPE、MDPE、HDPE、PP、EEA、
EVA、アイオノマー、ポリブテン1等の熱可塑性樹脂
を単独又は2つ以上併用するのが望ましい。
ここに低圧法線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)
とはエチレンとα−オレフィン系の共重合体であり、エ
チレンと炭素数3〜13個望ましくは4〜10個のα−
オレフィンとの共重合体であり、線状の直鎖に短分岐を
もった構造のポリエチレン系ポリマーであり、エチレン
含石早80〜99.5モル%、α−オレフィン0.5〜
lOモル%のものが本発明に適当である。この低圧法線
状低密度ポリエチレンL−LnPEは、一般に低圧法で
製造され、密度は一般に低・中密度とされているが本発
明で使用できるのは0.91〜0.95g/cm’の範
囲内にあるものが多く、好ましくは0 、91〜0 、
94g/cm”である。
メルトインデ・、クス(Jvf、I 、 190℃)は
0.2〜40(好ましくは0.4〜15)のものを用い
ることができる。α−オレフィンとしてはブテン−1、
オクチン−1、ヘキセン−1,4メチルペンテン−1な
どがあり、物理強度向りのため&fましくは4メチルペ
ンテン−1、ヘキセン−1を用いる。本発明に用いるこ
とができるL−LDPEの1’L体例を商品名で示せば
ユニボール(000社)、ダウレックス(ダウケミカル
社)11石すニレックス(11本石油化学)、スフレア
−(デュポン力ナタ′石)、マーシー2クス(フィリッ
プス社)、ネオゼックスとウルトゼックス(三井石油化
学)、スタミレックス(DSM社)などが挙げられる。
これらのL−LDPHのうち特に好ましいのはエチレン
含有量90〜99.5モル%、α−オレフィン含有10
.5〜10モ2フ ル%、M、1.0.4〜15、密度0.91〜0 、9
4 g / c m’、α−オレフィンとしてヘキセン
−1、ヌは4メチルペンテン−1を用いたものである。
商品名ではウルトゼックス(三井石油化学)、スタミレ
ックス(DSM社)等である。
この低圧法線状低密度ポリエチレン系(L−LDPE)
フィルム層は直接積層してもよいし、また別途製造した
L−LDPE系フィルム層を接着層を介して積層させて
もよい。前者の直接積層の場合の厚さはlO〜80μm
(より好ましくは20〜50μm)、後者の別途製造後
の積層の場合13〜120gm(より好ましくは35〜
90ILm)が適切である。カーボンブラックを含むL
−LDPE系フィルム遮光層はヒートシール強度がすぐ
れているので従来の高圧法低密度ポリエチレン(LDP
E)フィルム層に比して同じ厚さでより強度の高いシー
ルが可能である。このL −LDPE系フィルム遮光層
の表面に該L−LDPE系フィルム遮光層より融点の低
いヒートシール層を積層させることも有益である。また
、このL−LDPE系フィルム遮光層自体をヒートシー
ル層として用いることもシール性の点で好ましい。
この傾向はカーボンブラック添加により特に顕著となり
、カーボンブラックを添加したL−LDPE系フィルム
遮光層では厚さが従来のLDPE遮光層より少な(とも
強度の高いシールが可能である。
ヒートシール層に遮光性をもたせることが、感光材ネ;
l包装の遮光を確保するトで必要である(特にヒートシ
ール層が厚くなればヒートシール断面から光が進入する
為必須となる)が、L−LDPEではさらに大きな利点
としてカーボンブラックを含有されてもLDPHの様に
強度が低下することなく、1〜15重着%の含有の場合
には、かえって向トする特性がある。従って、完全な遮
光に1を必要とする写真感光材料の包装材料として本発
明は特に有用である。また薄い層で十分な遮光性が得ら
れることはコストの点で有利であるばかりか剛度をおさ
えることも可能となり、自動包装機への適性を向トさせ
る結果をもたらす、遮光性物質は積層体について0.1
〜30g/m”含有させるのが好ましい。カーボンブラ
ックの添加はL−LDPE遮光層に対して1〜15重縫
%の範囲が強度を向トさせるへで特に好ましいが、帯電
防1に性と遮光性を特にあげたい場合には15〜30重
量%の範囲内でも添加できる。カーボンブラックと共に
或いはこれに代えて遮光性物質として公知の有機舎無機
顔ネ1、着色剤等を用いることができる。又L−LDP
E系フィルム遮光層をヒートシール層として用いた場合
、ヒートシール直後のシール強度が高い利点がある。L
−LDPEの場合、シール面の固化カ早い。このためシ
ール部が伸ばさ、れて薄くなって遮光性が劣化したり、
強度が低下したり、或いはピンホールが発生したりする
危険が少ない(ホットタック性が良好)。
本発明のL−LDPE系フィルム遮光暦の他の利へは表
面強度が強く、スリキズの発生がないことである。これ
はカーボンブラック添加時の強度特性とも関連して低密
度ポリエチレンフィルムの場合の黒粉未発生の問題をな
くす効果がある。
さらにL−LDPE系フィルム遮光層の利点の一つはそ
の滑り特性にある。製品を包装材中に挿入する場合、摩
擦係数が小さい方が挿入しやすく、製品にキズがついた
り、逆に包装材を破損したりすることが少ない。特に機
械によって自動包装を行なう際にはこの挿入しやすさが
重要となる。製品が大きく、重量があるものの場合には
一段とこの滑り特性が要求される。L−LDPE層表面
の滑り角は7〜15度のものを用いることができ、LD
PE(18〜25度)に比べてこの点でも優れている。
以上、L−LDPEを本発明の熱nTg!性樹脂フィル
ム層として使用する場合の最適構成についてまとめると
L−LDPE系フィルム層は特に感光物質と接触する側
に使用すると有用であり、カーボンブラックを1〜15
重量%含有させることが望ましい。これに接着層として
巾0.1〜5mm、間隔lO〜80mm、厚さ0.9〜
18μmの平行線状2は帯状接着層を配して、 もう1
つの熱ri7塑性樹脂フィルム層と積層させる。L−L
DPE系フィルム層とこの層との厚み差は同一加工方法
の場合50%以下とするのが好ましい。
以Hの構成により物理強度にすぐれた感光物質用包装材
料が実現できる。
本発明の包装材料は特に写真感光材料の包装用として特
に有用であるが、この目的に使うためには、全積層体中
の少なくとも一層が遮光性を有することが必要である。
このためには低圧法線状低密度ポリエチレン系フィルム
遮光層に遮光物質を含有させるのが好ましいが、さらに
遮光性を完全にする為にフレキシブルシート層、接着剤
層、金属薄膜保護層、ヒートシール層、あるいは他のい
ずれか一層以上に遮光性物質を含有させてもよいし、帯
電防御ヒ性、防湿性向上のために各種熱可塑性樹脂フィ
ルム層に金属薄膜厚さを55A〜1200Aの間で調整
してもうけてもよい。又印刷により遮光性を付加するな
どの方法を用いてもよい。
遮光性物質を含有させる場合には、全積層体の単位面積
(ハ)当り0.1〜30g、好ましくは0.5〜15g
が通事である。分子配向フィルム中に12重量%以Hの
遮光性物質を添加することは一般にフィッシュアイの発
生と物理的強度等を低ドさせる意味で好ましくなく、0
.1〜9重擾%、好ましくは1.5〜7重番%の範囲で
あるが、紙などのフレキシブルシートに添加する場合は
この限りではない。遮光性物質は可視および紫外線を透
過しないすべての物質をいうが、代表的なものを例示す
れば、各種カーボンブラック、アルミ粉末、アルミペー
スト、着色顔料、金属繊維、着色染料、酸化チタン、硫
酸バリウム、炭酸カルシウム、クレー等の白色顔料、各
種金属粉末、各種金属繊維などがある。品質、コスト、
遮光能力の点で写真感光材料の包装用としては各種のカ
ーボンブラックとアルミ粉末、アルミペーストより低揮
発物質を除去したものが望ましい。
上記遮光性物質は、使用樹脂、使用機械、コスト等によ
り使用形態として粉末状着色剤、ペースト状着色剤、n
胃性着色剤、マスターバッチ、染顔料、カラードペレッ
トがある。
本発明に使用する代表的な遮光性物質であるカーボンブ
ラックの原料による分類例をあげるとガスブラック、オ
イルファーネスブラック、アントラセンブラック、アセ
チレンブラック、油煙、粉煙、アニマルブラック、ベジ
タブルブラック等がある。本発明では遮光性、コスト、
物性向上の目的ではファーネスカーボンブラックが望ま
しく、高価であるが帯電防止効果を有する遮光性物質と
してはアセチレンカーボンブラック、ケッチェンカーボ
ンブラックが望ましい。必要により前者と後者を必要特
性に従ってミックスすることも望ましい。遮光性物質を
ポリエチレン系ポリマーに配合する形態はF記のように
種々あるが、マスターバッチ法がコスト、作業場の汚染
防止等の点で望ましい。公知文献の特公昭40−261
96では有機溶媒に溶解した重合体の溶液中にカーボン
ブラックを分散せしめて、重合体−カーボンブラックの
マスターバッチをつくる方法を、特公昭43−1036
2にはカーボンブラックをポリエチレンに分散してマス
ターバッチをつくる方ン人を述べている。
特に次の方法に制限されないが本発明に使用したカーボ
ンブラックをポリエチレン系ポリマーに配合するマスタ
ーパッチ法について説明する。
まずLDPE(高圧法低密度ポリエチレン)に2%以上
、一般にはlO%0%以上濃度にカーボンブラックをI
z合してマスターバッチを作る。最終製品のカーボンブ
ラック量が所定の値になる様にこのマスターハンチを計
量し、L−LDPEと混合する。
この方法には2つの利点を認めることができる。第一に
カーボンブラックをL−LDPEに直接混合するよりも
この方が混合、分散が容易であり、コストタウンになり
珪つフィッシュアイも改良される。
第二にL−LDPE単独系よりもLDPEとL−LDP
Hの混合系の方がフィルムを製造する場合の加工性にす
ぐれている。カーボンブラック混合のコストダウンのた
めマスターバッチ用樹脂としてL−LDPEを使用して
もよい。本発明はマスターバッチ用樹脂としては主成分
のL−LDPEよりM、1.の高いポリオレフィン系樹
脂が均一混合の点で望ましい。なお、他の遮光性物質を
用いた場合もほぼ同様である。
溶融張力、流動特性は、L−LDPHの大きな問題点で
あり、フィルム製造に際しては従来のポリエチレンより
大きなエネルギーを要するばかりか往々にしてインフレ
ーション成形機の改造や新設さえ要求されるといわれて
きた。この点に関し、例えば、特開昭55−11763
8では、スクリューにがかる負相を小さくし、回転によ
る発熱を低下するためのスクリュー構造を変更する方法
が開示されている。
本発明のマスターパッチ法によれば5%以上のLDPE
を含む場合にはこのような改造を要さず、現有のTダイ
やインフレーション成形機をそのまま使用することがで
きる。
加T特性だけからいえばL−LDPEは少ないほど良い
といえるが、LDPHの量がL−LDPEの量より大き
くなっては、本発明のカーポンプラックによる強度向H
の効果が十分に現われることはなく、全ポリエチレン系
ポリマー中に占めるL−LDPEのMは45%以1〜必
要であり、50%以l−が好ましく、特に好ましくは6
0%0%以上る。加工性の向ヒはL−LDPHにLDP
Eを配合するだけでも効果があるが、遮光性物質添加の
好影響もあり、バブル安定性はいっそう白1〜する。
一方、ポリマーブレンド系は物理特性にもすぐれ、特に
引裂強度、ヒートシール強度、ゲルボテスト強度の向]
−が顕著である。なおL−LDPE系フィルム層には、
遮光性物質以外に各種の公知の帯電防11〜剤、スリッ
プ剤等を含むこともできる。
本発明の感光材料用包装材料は感光物質の包装用に好適
である。感光物質とはハロゲン化銀写真感光材料、ジア
ゾ写真感光材料、感光性樹脂、自己現像型写真感光材料
、拡散転写型写真感光材料などの感光材料はもちろん光
により変色したり、硬化劣化したりするすべての物質を
含む。
具体的に例示すれば、チョコレート、マーガリン、味曽
、ワイン、ビール等の食料品、医薬品。
染料、その他の化学物質例えば現像液、染色用媒染液な
どがI−ぼられる。
本発明の感光物質用包装材料は上記の感光物質に適用す
る場合、1重平袋、2重平袋、角底袋、自立袋、1重ガ
ゼツト袋、2重ガゼツト袋、フィルムシート、防湿箱の
内貼り、リーダー紙等公知のあらゆる形態がol能であ
る。
本発明品はフレキシブルシー)1を外側とし遮光層6を
内側として製品(感光材料等)をまきこんだり、各植装
を形成しこの中に感光物質Cを包装するのが遮光を完全
にする意味で良い、製袋の方法は使用する積層フィルム
の性質に応じてヒートシール、インパルスシール、超音
波シール、高周波シールなど、従来公知のプラスチック
フィルムのシール法による。なおまた適宜の接着剤。
粘着剤などを使用して製袋することも可能である。
以下に本発明の好ましい実施態様を図面に従って説明す
る。
第1図〜第3図は本発明の包装材料たる積層体の基本構
成を示す。
第1図は感光物質に接触する側に遮光物質を含む熱可塑
性樹脂製フィルム層2′aを略同−の縦方向に律続の一
定間隙で縦筋状に施した接着層1により空間8が発生す
るように遮光物質を含むもう1つの熱可塑性樹脂製フィ
ルム層2aを積層した積層体である。
第2図は第1図の接着層の巾と間隙と厚さが異なる(空
間8の体積も異なる)点と感光物質側でない熱可塑性樹
脂フィルム層に遮光物質が含まれない点が異なる積層体
の例である。
第3図は第1図の縦方向にil続で横方向に不連続な間
隙をおいてもうけた縦筋状の接着層の代わりに2つのカ
ーボンブラックを含む熱可塑性樹脂フィルム層をヨコ方
向に不連続の回転ヒートシーラー等を用いて接着剤を用
いずに熱可塑性樹脂フィルム層を溶融してもうけた接着
層■により積層した積層体である。
第4図〜第8図は本発明の代表的応用例を示す断面図で
ある。
第4図は第1図の2’aの代わりに2′を2aの代わり
に金属薄膜2bを施した遮光性を有する金属薄膜加工熱
可塑性樹脂フィルム層2″を用いた積層体である。
第5図は第1図の2’aの代わりに2′に接着層4で金
属箔3aを積層して遮光性をもたせた積層体である。
第6図は第1図の2’aの代わりに遮光物質を含まない
熱可塑性樹脂フィルム層2′の感光物と接触する側に遮
光物質を含むヒートシール層5aを直接積層したa屠体
である。
第7図は第1図の2aの代わりにもうけた2に接着層4
によりフレキシブルシート層7を積層した積層体である
第8図は第1図の2’aの代わりに2′に接着層4で別
途成形したヒートシール可能なヒートシール層6aを積
層し、2aの代わりに2に接着層4によりフレキシブル
シート層7を積層した積屠体である。
第9図は従来の包装材料の代表例で厚さ50gmの3−
ffi fj%カーボンブラック人のLD PEフィル
ム2’aを感光物質と接触する側にその外側に厚さ15
pLmのLDPE接着層4で厚さ7pmのアルミ箔3a
を積層しさらに厚さ15#L、m(7) L D P 
E接着層4により35g/m’厚さ45Jimの晒クラ
フト紙7を積層し、ざらに厚さ15g、mのLDPE接
着層4によりポリイソブチレンを添加した厚さ50gm
の3重量%のカーボンブラック人のLDPEフィルム2
aを積層した積層体である。
第1O図は本発明の一部切欠斜面図である。一定間隔交
l 、229文3.見41文5にて縦方向にi!t!続
な細巾の接着層lにより2枚の熱可塑性樹脂フィルム2
aと2′aを積層し、接着層間に空]118が生じてい
る。
第11図と第12図は一重の平袋の代表例を示す。
第13図と第14図は外紙と内紙の2重構成よりなる2
歌袋の代表例を示す6本発明はL記の代表例に限定され
ず袋の形式、層構成は公知のあらゆるものが使用可能で
ある。
第15図は縦方向に連続で横方向に不M続の細巾縦筋状
接着層を設ける為の装置の一例であり、図中任意の間隔
象1+Q2+見3.立4.込5(pI410図参照)に
設けられた細孔りより溶融樹脂が押出される。又、図中
Hは細孔りの断面を示す。
(実施例) 実施例1 第1図の層構成で2’aとしては厚さ70μmのカーボ
ンブラ・ンクを3重量%含む高圧法低密度ポリエチレン
フィルム、lの縦方向に連続で横方向に不連続の間隙が
5cm、厚さが13μm、巾が0.3mmの溶融した高
圧法低密度ポリエチレン樹脂よりなる細巾の縦筋状接着
層1をTダイに特別につけた5cm間隙にもうけた穴か
ら押し出して塗布したものを使用する。2aとしては2
’aと同一組成の厚さ50#1.mの層を使用し、2′
aと積層し空間8によって完全には一体化されない積層
体を作り従来品と特性を比較した結果を第1表に示す。
実施例2 実施例1と同一の層構成で2a及び2’aとして同じ厚
さ50μmのカーボンブラック3歌普%と高圧法低密度
ポリエチレン4.5重績%と低圧法線状低密度ポリエチ
レン(L−LDPE)92.5重績%の4a1脂組成か
らなるL−LD PE系フィルム層を用いた積層体とし
た。
実施例3 実施例1と同一の層構成で2a及び2’aとして同じ厚
さ35gmのカーボンブラック4.5重M%を含む三井
石油化学製のハイゼックス(密度0.96g/cm’)
を斜−軸分子配向したフィルムを用いて積層体とした。
本発明品と比較した従来品は第9図の層構成よりなる積
層体である。
(以下余白) 緒特性を第1表にまとめた。以1;の実施例は本発明の
感光材ネ4用包装材ネ4と1.て々fましい実施態様の
代表例を示したものであるが、本発明は以上に限定され
るものでなく、他の公知の素材との組合せも可能である
表中に包装材ネ;lに使用した原ネ橿 1)L−LDPE ;井石油化学製つルトゼックス2020 LM、1.2
.5、密II O、923g / c m’2)LDP
E 日本ユニカー製 DFD−0111 M、1.2.4、密度0 、923 g / c m’
3)カーボンブラック 三菱化成製ファーネスブラック 平均粒子径21Km 表1の評価は下記による。
■  非常に優れている O  優れている ・  実用限度内 ム  問題あり ×  実用不可 試験方法の概略は表1の右欄に記すが詳細な試験方法は
下記による。
厚さ       J l5−8118 ニ準する。
中袋強度     JIS−P811Bに準する。
衝幣穴あけ強度  JIS−P8134に準する。
ゲルボテスト強度 米軍規格NIL−B131による装置を使用し包装材料
にピンホールが発生し遮光性が確保できなくなるまでの
屈曲回数、数字が大きい程強度大。
評価 ×  2回以下でピンホール発生 ム  3〜7回でピンホール発生 拳  7〜50回でピンホール発生 0 51N100回でピンホール発生 @   101回以1二でピンホール発生遮光性 ASA 100の写真フィルムを各包装材料を使用した
袋に入れ完全密封後、8刀ルツクスの光に1時間さらし
、遮光性を写真フィルムのカブリの程度により検111
、評価する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の代表的な基本構成を示す断面
図である。 第4図〜第8図は本発明の代表的な応用例を示す断面図
である。 第9図は従来の感光材料用包装材料の断面図である。 第1O図は第1図の1層体を1部切欠斜面図にしたもの
である。 第11図は本発明の積層体を使用して平袋を形成したと
きの1部切欠斜視図である。 第12図は本発明の積層体を使用して感光物質を完全密
封包装した状態を示す断面図である。 第13図は白黒又はカラーのロール状感光材料(印画紙
、映画用フィルム、印刷用フィルム、間接xレイフィル
ム、マイクロフィルム等)の包装形i11を示す断面概
念図である 第14図は本発明の積層体を内紙とし、さらに別の外紙
を組合せて使用し、2重構造の袋を形成し袋の中に感光
物質を密封包装した断面図である。 第15図は第1O図に示す縦方向に連続で横方向に不連
続の細巾の縦筋状接着層をもうけるための装置の1例で
ある。 図中の記号は下記のことを示す。 1 、1 a  、、、、縦方向に連続な細巾のタテ筋
状接着層、 +i)、、、、、、、、、、ヒートシートによる熱り塑
性樹脂フィルム層2or2aと2’or 2’aの溶融接着層、 2.2a、、、、熱可塑性樹脂フィルム層、2’、2′
a、、、、感光物質側の熱可塑性樹脂フィルム層、 2b  、、、、、、、、金属薄膜層、2” 、2”a
  、、、、金属薄膜加工熱可塑性樹脂フィルム層(1
体)、 (例 金属蒸着、スパッタリング)、 3a  、、、、、、、、金属箔、 4.4a、、、、従来の全面に施す接着層、5.5a、
、、、直接もうけたヒーI・シール層、6.6a、、、
、別途成形したヒートシールフィルム層、 7.7a、、、、フレキシブルシート層、8  、、、
、、、、、、、空間、 A  、、、、、、、、、、外紙、 B  、、、、、、、、、、内紙、 C、、、、、、、、、、感光物質(例 写真感光材ネ1
等)、D  、、、、、、、、、、密封部分の折り込み
接着部分(接着剤使用の場合)、 E  、、、、、、、、、、密封部分の折り込み接着部
分(テープ使用の場合)、 H,h  、、、、、、1.laをもうけるための細孔
、文11文、、、、、1.laの間隙、 S  、、、、、、、、、、ヒートシール又は接着剤等
による密封部分。 出願人  富士写真フィルム株式会社 代理人  弁理士  加藤  覇道 トーLnk什COへ2 5  1′

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)2層の熱可塑性樹脂フィルム層を接着層により積層
    させた3層を含む積層体であって、(1)感光物質と接
    触する側の層は、ヒートシール可能な熱可塑性樹脂フィ
    ルム層であり、 (2)接着層は縦(又は横)の一方向にのみ走る平行線
    状又は平行する細い帯状であって、2層の熱可塑性樹脂
    層は接着層以外の部分で空隙を保った状態で積層され、 (3)全積層体のいずれか1層ないし2層以上が遮光層
    であることを特徴とする感光物質用包装材料。 2)感光物質と接触する側の前記熱可塑性樹脂フィルム
    層がポリオレフィン系樹脂(エチレンとそれ以外のモノ
    マーとの共重合体も含む)を50重量%含む特許請求の
    範囲第1項に記載の感光物質用包装材料。 3)前記平行線状又は平行する帯状接着層 が、熱可塑性溶融樹脂を用いる押出しラミネート接着層
    であり、接着層と接着層の間隙が10〜100mm、接
    着層の巾が0.1〜15mm、接着層の厚さが8〜50
    μmである特許請求の範囲第1項及び第2項の一に記載
    の感光物質用包装材料。 4)前記積層体中に遮光物質を0.1〜30g/m^2
    含む特許請求の範囲第1項〜第3項の一に記載の感光物
    質用包装材料。 5)前記遮光物質が各種カーボンブラックである特許請
    求の範囲第4項に記載の感光物質用包装材料。 6)感光物質と接触する側の前記熱可塑性樹脂フィルム
    層中に遮光物質を0.5重量%〜15重量%含む特許請
    求の範囲第1項〜第5項の一に記載の感光物質用包装材
    料。 7)前記平行線状又は平行する帯状接着層により積層さ
    れる上下2層の熱可塑性樹脂フィルム層の厚み差が50
    %以下である特許請求の範囲第1項〜第5項の一に記載
    の感光物質用包装材料。 8)感光物質と接触する側の前記熱可塑性樹脂フィルム
    層がカーボンブラックを1〜15重量%含む低圧法線状
    低密度ポリエチレン(L−LDPE)系フィルムであり
    、前記平行線状又は平行する帯状接着層が、巾0.1〜
    5mm、間隔10〜80mm、厚さ0.9〜18μmで
    あり、他の熱可塑性樹脂フィルム層が該L−LDPE系
    フィルム層と厚み差50%以下である特許請求の範囲第
    1項〜第7項の一に記載の感光物質用包装材料。 9)感光物質が写真感光材料である特許請求の範囲第1
    項〜第7項の一に記載の感光物質用包装材料。 10)前記熱可塑性樹脂フィルムは破断点伸びが縦15
    0%以上、横200%以上である特許請求の範囲第1項
    〜第8項の一に記載の感光物質用包装材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0349943A (ja) * 1989-07-18 1991-03-04 Konica Corp 積層体

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JPS55166637U (ja) * 1979-01-25 1980-12-01
JPS576754A (en) * 1980-06-17 1982-01-13 Fuji Photo Film Co Ltd Packing material

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JPH0659705B2 (ja) 1994-08-10

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